西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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18/03/13(火)

[]4人グループ 18:40 4人グループ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 4人グループ - 西川純のメモ 4人グループ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 有名な心理実験があります(https://blog.tinect.jp/?p=49885)。このブログでは狭い空間を共有すると「イジメ」が発生すると書かれています。しかし、一般的なスタンフォードの監獄実験の解釈は空間的距離ではなく、役割を与えられるとそれにそった行動をするというものです。最初は役だった看守と囚人が役を演じるうちに本気になるのです。

 では、学校での役割とは何でしょう?我々は、それに関して様々な研究をしています。例えば理科の実験でのイジメの発生を分析したものがあります*。このイジメは教師が子どもに与えた役の問題なのです。課題を解決することを求められた班はイジメを生じます。

 ではイジメを解決する方法は何でしょうか?

 第一に、人生において一番大事なことは何かを教えるべきなのです。毎日の授業の課題は相対化されます。

 第二に、グループを固定しないことです。固定的な人間関係を子ども達を追い詰めます。

 子ども達のグループは4人グループがベストだと断言する人がいます。でも、それは何故かを示す学術的根拠を見たことがありません。我々は4人グループを教師がつくると、様々な問題が生じること、その生起過程、原因を明らかにする多くの実証的な学術研究をしました。

 現在の『学び合い』のテクニックは、そのような実証的なデータに基づいているのです。

 「だって、そうだろ」、「根拠、俺」というのがはびこって困ります。子どもが不幸になります。

*辺土名智子、西川純(2004.11):中学生の教科学習への参加構造と学びの関連性、臨床教科教育学会誌、臨床教科教育学会、2(1)、29-37