西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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18/03/11(日)

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 2016年7月に「学歴の経済学」(学陽書房)を出版しました。大部分の方々にとっては「ま、理屈はそうだけど、直ぐにはならないよ。少なくとも自分が退職するまでは」と思ったと思います。ノストラダムス本が売れましたが、本当に1999年7月に恐怖の大王が現れて人類が絶滅すると信じた人は殆どいなかったと思います。それと同じです。

 しかし、自身の勤務する地域の高校への調整前の志望者数は中学校関係者だったら知っている方もおられると思います。そこには普通科高校の2番手校の志望者数が激減し、職業科高校が増加している傾向がありませんか?

 高校教師の大方の人は理解したくなくても、中学校教師、中学校の子どもの保護者は我がこととして理解しようとしています。

 今度の、「2030年教師の仕事はこう変わる!」(http://amzn.to/2FvtdMP)では2030年と銘打っていますが、それよりも速くなるかも知れません。いや、ハッキリとした兆候は既に現れているのですから。

 私は未来予測を現状から現実的起こるであろうことに基づいて予想しません。日本社会をマクロに捉え、その中で学校教育の姿を予想します。その予想図は多くの人にはグロテスクに見えるかも知れません。しかし、その予想図に基づいて情報収集すると、あとからあとから布石が既に置かれていることに気づきます。まるで霞ヶ関の奥の院でだれかが布石を置いているように思います。しかし、置いているのは時代なのだと思います。

 今の価値観の教師にとってはグロテスクですが、保護者・子どもにとってはパラダイスです。教師も新たな価値観を獲得すればパラダイスになります。