西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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17/12/30(土)

[]入試改革 17:43 入試改革 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 入試改革 - 西川純のメモ 入試改革 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 入試改革が大詰めに近づき具体的なイメージが固まりつつあります。私が正確に予想できたと自負しています。理由は正しい情報を与えてくれる人と繋がっていること、そして、入試改革の意味を理解しているからです。「主体的・対話的な深い学び云々」、「学力の三要素云々」といった教育村の建前論で理解せず、少子高齢化社会の中での生き残り策と考えているからです。そして全人口の数パーセント以下のエリート養成のための入試改革と、圧倒的大多数の入試改革を分けて考えています。

 前者の入試改革に関して言えば、新テストはどうでもいいのです。足きり程度の意味しかありません。東京大学の推薦入試、京都大学の特色入試が拡大すれば良いだけです。ようは多様な優れた才能を選抜すれば良いのです。例えば、東京大学の推薦入試の要項の16ページ以降をお読みください(http://www.u-tokyo.ac.jp/content/400065221.pdf)。

 文部科学省版e-ポートフォリオというものがありますが、エリート用の利用とその他の利用がチャンポンになっているように思います。エリート用であるならば、入力したデータをいじくらなくていいと思います。書き方を統一しなければならないという発想自体があやまりです。どのように書くかの段階から評価対象になっているのですから。ましてや点数化して加点するという発想は論外です。分かっていないな~っと感じます。

 私がe-ポートフォリオを創るとしたら、アイビーリーグの入試を参考に本人のエッセーと学校からの推薦状を付けます。ただし、それらはすでに入力した「各教科・科目及び総合的な学習の時間の学習における特徴等」、「行動の特徴、特技等」、「部活動、ボランティア活動、留学・海外経験等」、「取得資格・検定等」、「表彰・顕彰等の記録」、「その他」を引用した形で書かなければならないのです。つまりエビデンスに基づくエッセーと推薦状です。3年間の学習がそれらを裏付けるストーリーがあるかないか、そして、それがチャーミングであるかどうかを判断します。

 後者の入試改革は本質的には入試より学校制度を変えるのが先だと思っています。つまりジョブ型にシフトする。教育方法は企業等と連携したデュアルシステムするのです。そうしない限り、どんな方法で選抜しても、使い物になる人材を育てられないからです。そもそもハッキリとしたジョブをイメージ出来ない大学に、ハッキリとしたアドミッションポリシーを創れるわけがありません。