西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

17/12/30(土)

[]妄想 20:15 妄想 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 妄想 - 西川純のメモ 妄想 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 毎年、年末年始に妄想します。

 昨年の妄想を探したら、妄想できないと言っている(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20161231/1483140493)。一方、基本的な問題点は何かはその時点で理解している。(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20161231/1483144772)、(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20161231/1483144771)。

 どこが変わったか。

 学校教育の縛りから逃れられたことがポイントです。

 一度、逃れられると、なんと広い世界が見えるか!!!

 あとは、学校教育のリードする2割がそれを理解し、上手く、学校教育の仕組みと融合させる人を生み出せるかだよな。

[]能力更新 19:57 能力更新 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 能力更新 - 西川純のメモ 能力更新 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くの未来予想で一致しているのは、今後の社会の変化は激しいので、就職したときの能力で一生涯勝負するのは無理だということです。一生涯、その時代に必要とされる能力を獲得し続け、自分を社会に売り込み続けることが必要だとしています。その通りだともいます。

 私は上越教育大学に教育工学の専門家として採用されました。当時の私はICチップ(ボードではないですよ)でコンピュータを組み立て、コンピュータと各種の機器をつなぐ機器(インターフェイス)をハンダゴテで組み立てていました。それを動かすためには、機械語やアセンブラを駆使していました。それで教育工学関係の業績を上げていました。それがポイントで上越教育大学に採用されました。ところが、そのような能力は今では不必要です。正確には素人でも私が苦労したところをクリアーできるサービスや機器が用意されています。そして、それ以外は半専門家では手出しを出来ないような世界になっています。

 これは今後も同じでしょう。今、それで勝負している能力は、二つの方向に変化します。第一は、誰でも使えるようなサービスが用意されるようになります。第二は、超専門家でないと手出しを出来ないようになります。

 子ども達も中年になり、老年になります。子ども達の世代は、60歳、70歳でも働かなければならない時代です。そのような年齢で超専門家になることは不可能です。どうしたらいいでしょうか?

 「ワークシフト」を書いたリンダ・グラッドソンは人工知能の秘書によって乗り越えようとしています。それは先の第一の道の具体的な姿です。でも、それだけでは生き残れません。それに、皆さんの教え子をイメージしてください。人工知能の秘書を使いこなせない子どももいませんか?今だってスマートフォンを使いこなせない人もいます。

 どうしたらいいでしょうか?

 『学び合い』の仲間には答えは自明だと思います。

 全ての人がキャリアアップのための能力更新をしなくていいのです。その人の繋がっている人の誰かが能力更新をすればいいのです。その人と繋がっていれば、繋がっている人も能力更新が計られるのです。具体的には、「これこれに悩んでいるけど、どうしたらいいの?」と聞ける人と繋がっていれば良いのです。これが全ての人が実現可能な能力更新の姿です。

 これって、今でもやっていることですよね。結局、どんなに世界が変わってもホモサピエンスはホモサピエンスなのです。年を取ると記憶力が落ちて、新たなものを学習することが困難になるという「ハードウエア」は同じです。そして、人は集団で生き残るという基本OSも同じです。好むと、好まざるとの如何に関わらず、そのハードウエア、基本OSで生き残るしかないのです。

 安心してください。

 つまり、変化の激しい時代では、常に能力更新は必要です。でも、それは、ホモサピエンスが数百万年前からやっていたことでいいのです。というより、それ以外は我々のハードウエア・基本OSが受け付けられないのです。

 ということを理解しましょう。


[]入試改革 17:43 入試改革 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 入試改革 - 西川純のメモ 入試改革 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 入試改革が大詰めに近づき具体的なイメージが固まりつつあります。私が正確に予想できたと自負しています。理由は正しい情報を与えてくれる人と繋がっていること、そして、入試改革の意味を理解しているからです。「主体的・対話的な深い学び云々」、「学力の三要素云々」といった教育村の建前論で理解せず、少子高齢化社会の中での生き残り策と考えているからです。そして全人口の数パーセント以下のエリート養成のための入試改革と、圧倒的大多数の入試改革を分けて考えています。

 前者の入試改革に関して言えば、新テストはどうでもいいのです。足きり程度の意味しかありません。東京大学の推薦入試、京都大学の特色入試が拡大すれば良いだけです。ようは多様な優れた才能を選抜すれば良いのです。例えば、東京大学の推薦入試の要項の16ページ以降をお読みください(http://www.u-tokyo.ac.jp/content/400065221.pdf)。

 文部科学省版e-ポートフォリオというものがありますが、エリート用の利用とその他の利用がチャンポンになっているように思います。エリート用であるならば、入力したデータをいじくらなくていいと思います。書き方を統一しなければならないという発想自体があやまりです。どのように書くかの段階から評価対象になっているのですから。ましてや点数化して加点するという発想は論外です。分かっていないな~っと感じます。

 私がe-ポートフォリオを創るとしたら、アイビーリーグの入試を参考に本人のエッセーと学校からの推薦状を付けます。ただし、それらはすでに入力した「各教科・科目及び総合的な学習の時間の学習における特徴等」、「行動の特徴、特技等」、「部活動、ボランティア活動、留学・海外経験等」、「取得資格・検定等」、「表彰・顕彰等の記録」、「その他」を引用した形で書かなければならないのです。つまりエビデンスに基づくエッセーと推薦状です。3年間の学習がそれらを裏付けるストーリーがあるかないか、そして、それがチャーミングであるかどうかを判断します。

 後者の入試改革は本質的には入試より学校制度を変えるのが先だと思っています。つまりジョブ型にシフトする。教育方法は企業等と連携したデュアルシステムするのです。そうしない限り、どんな方法で選抜しても、使い物になる人材を育てられないからです。そもそもハッキリとしたジョブをイメージ出来ない大学に、ハッキリとしたアドミッションポリシーを創れるわけがありません。

[]破壊的イノベーション 17:43 破壊的イノベーション - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 破壊的イノベーション - 西川純のメモ 破壊的イノベーション - 西川純のメモ のブックマークコメント

 これからの時代のことを考えれば学校教育は劇的に変わらなければならない。例えば、大学・高校はジョブ化しなければならない。いや、中学校もジョブ化しなければならない。社会と連携した教育を実現しなければならない。入試において公平を重視せず、多様で公正な入試を実現しなければならない。しかし、教育は変わらないだろうと思います。

 子ども達の人生が崩れない程度の速度で彼らを救うには破壊的イノベーションしかないと思います。

 具体的には学校村の人たちは従来主張を繰り返すでしょう。そして変わらないでしょう。いいのです。ほっておけば。

 学校教育法の枠の外に様々な教育組織が生まれるのです。企業が求めている人材を育てるのです。大きな企業だったらすでにそのようなその組織で育った子どもの就職実績が高いことがあらわになるのです。例えば、トヨタ工業学園みたいな学校が増えて、高校のふりをしなくなるのです。

 学校村が「教育はこうあるべきだ」と連呼しても、そこに誰も行かなくなるのです。まあ、5%程度の子どもはアカデミック型の大学とそれと繋がっている高校は生き残ると思いますが。

 まあ、多くの人にとってはちんぷんかんぷんだし、出来るわけないと思うでしょうが。でも、それ以外の斬新的な改革では間に合わない。