西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

17/09/30(土)

[]入試改革 21:43 入試改革 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 入試改革 - 西川純のメモ 入試改革 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 入試改革のキーパーソンは入試センターではありません。東大です。旧帝国大学などのSGUのトップ校です。

 どうせ、入試センターはそこそこの改革しかしません。だって、全体に責任があるのですから。それで結構です。

 トップ校は、そのテストで足切りしたらいい。そして、2次試験では、スマホを使い放題の問題を出せばいい。採点する大学教師は、自分も思いつかない凄い解答を出したらA、そこそこならB、陳腐ならCに分類します。Aは合格、Bはセンター入試での点数でソーティング、Cは落とす。

 センター入試は大化の改新の年号を問うレベルで結構です。足切りに使うだけですから。2次試験は、その大学の教師も分からない問題を高校生でも分かる表現にした問題です。SGUのトップ校の教員だったらそれが出来るでしょう。

 大学入試センターが変わることを期待しないで出来る改革です。

追伸 SGUのトップ校以外の大学はどうすべきか?今まで通り、大化の改新の年号を問う試験で十分です。とりあえず、真面目に勉強する習慣があるかないかは分かりますから。

[]本 21:33 本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本 - 西川純のメモ 本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は毎日、多くの方からお悩み相談を受けています。でも、それは全部本に書いてあることです。

 出版社の方からは、その本だけでも完結しなければならない、と指示されます。ま、当たり前ですね。で、全500ページ、5千円の本なんて買う人はいない。2千円以下の値だ設定で本を書くならば、1つの本に書ける内容は限界があります。http://bit.ly/2yepzHe

 そういう限界の中で本を書いています。だから、『学び合い』で悩まないだけの全貌を読み取るには多くの本を読まなければなりません。その数は少なくないですが、一生涯の全ての実践の基礎がそこにあるのですから。

 先の一覧を読んでチェックしてください。ごく一部しか読んでいないことにビックリとすると思いますよ。

[]和歌山の会 10:57 和歌山の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 和歌山の会 - 西川純のメモ 和歌山の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月14日に和歌山で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/s/event/index/488647/

[]臨床教科教育学会 09:44 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ 臨床教科教育学会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2018年1月6日に東京学芸大学で臨床教科教育学会の全国大会が開かれます。私も喋ります。お誘いします。http://bit.ly/2fXmhgT

 ちなみに、「国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議報告書」において新たな学問領域として臨床教科教育学会が名指しされました。立ち上げに関わったものとして嬉しい。http://bit.ly/2xER5gsの18頁にあります。

17/09/29(金)

[]当たり前 21:38 当たり前 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 当たり前 - 西川純のメモ 当たり前 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日の晩酌で家内から話を聞いて自覚しました。私は普通でないこと。

 今日、ゼミ(https://www.youtube.com/watch?v=T1M2vI2hQto&feature=youtu.be 24分~30分頃)でゼミ生から私の幸せは何かを聞かれました。

 家族との時間です。

 我が家は家族で寝ます。

 我が家は朝食は一緒です。(家内は私と息子の弁当を作っていますが)

 我が家は夕食は一緒です。そして、私と家内は晩酌をします。

 それが、ず~っと毎日です。

 これって、一般的でないことを知りました。

 ある意味、ビックリ。

 私は土日を含め、毎日、ずっと仕事をしています。

 でも、辛くないし、疲れない。それは家族の時間があるからだと思います。

[]道徳本 16:58 道徳本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 道徳本 - 西川純のメモ 道徳本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『アクティブ・ラーニングを実現する!『学び合い』道徳授業プラン』(http://www.amazon.co.jp/dp/4182340159)が6刷り決定です。さらに来春の常備本に決まりました。ご愛顧感謝します。

[]法 07:22 法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 法 - 西川純のメモ 法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が高校教師だった三十年前、あるシンポジウムで文部省の教科調査官が学習指導要領の趣旨を説明していました。フロアーの一人が手をあげて、学習指導要領には問題が多いことを述べ、だから、自分は学習指導要領と違って授業をしていると発言しました。私としては、フロアーの人の授業と学習指導要領のどちらが正しいのかという議論が起こるのかなとドキドキして聞いていました。

 教科調査官は、何故、あなたは学校教育法施行規則に基礎づけられた学習指導要領と違うことを教えられるのかと聞きました。その人は、教師だから、応えたのです。教科調査官は、あなたが他人の子どもを教え評価できる教師なのは何故か?と聞きました。その人は質問の意図をくみ取れませんでした。そこで、教科調査官は、それは教育職員免許法という法に基づいて教員免許状を取得したからだと言いました。つまり、法によって教師という身分を得ているのに、その身分を根拠として法を否定するのは自己矛盾だと言いました。チェックメイトです。

 その人に他人の子どもに学習指導要領と違うことを教える権利、また、それに基づいて成績を付ける権利を「国民」は与えていません。

 これは偽医者も同じです。その人が病気を治すのが上手くても医療行為は違法です。「治るんだから、いいじゃん」という論理は、デメリットの方が大きい。世の中に「俺は直すのが上手い」と自称する偽医者があふれたらどうなると思いますか?

 灘中高の橋本武教諭は3年間かけて「銀の匙」という1冊の本を教材に授業をしたと言われます。教科書は使わず(これは教科書の発行に関する臨時措置法の第2条に違反しています)、プリントで授業したと言われます。

 でも、これはフィクションです。

 と灘中高の人は言うと思いますよ。

 だって、それが事実だったら日本のエリート層を占める灘中高の卒業生は、国語を未履修ということです。つまり、卒業証書は虚偽に基づいており、その後の大学卒業も取り消され、中卒になります。

 だから、これはフィクションです。

 

 私はフィクションで言われている授業の善し悪しは分かりません。でも、それが中学校、高等学校の授業ではないことは断言できます。善し悪しではないのです。

17/09/28(木)

[]構造 11:11 構造 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 構造 - 西川純のメモ 構造 - 西川純のメモ のブックマークコメント

  私は数多くの教師と繋がっています。そのため、多くの大学教師が知らないこと、だから、書かないこと、でも、現場の教師だったら知っていることを書きます。多くの教師は書きたくても書かないから私が書きます。憎まれ役を背負います。

 何故、そこそこの進学校の教師が難しい問題をバンバンやって、大量に宿題を課すのでしょうか?

 馬鹿にされないためです。

 という人「も」います。

 大学教師になって高校教育から離れて、高校の問題を見るのはセンター入試の監督の際、入試問題を読むときぐらいでしょう。最初の5年はバンバン解けます。ところが、どんどん解けなくなってしまいます。使ってない頭がさびるのですね。

 いくら専門であっても、偏差値が低いところの高校教師をやっていれば、自分が大学入試で易々と解けた問題が解けなくなります。ましてや昔はなかったパターンの問題の場合、高校生と同じレベルです。

 その教師が進学校に異動すれば、そのような問題を解かねばならない子ども達に教えなければなりません。不安です。その不安を子ども達に悟らせない方法は、物量作戦となります。

 教師として受験問題の分析が出来るようになるとしたら、5年は必要です。その頃になれば、多くの問題の中で、ポイントとなるパターンは何かを分かるようになります。そうすれば問題を精選して与えることが出来ます。ま、その頃になると、次の異動が見えてくる。

 ただし、この作戦は偏差値65程度の学校にしか通用しません。何故なら、偏差値70以上の高校の場合、物量作戦をやっても子どもは乗り越えます。そして、「先生、これはどう解くの?」と超難解な問題を聞くのです。教師は解けません。だって、そんなこと物理学科でも、数学科でも習いません。数学や物理学ではなく受験テクニックなのですから。そこで恥をかきます。

 彼らは自分で受験勉強できます。だから、受験勉強の素人にかき回されたくない。だから、潰すのです。みなさんも中学校3年生、高校3年生の時、「授業なんてやめて自習にして。受験勉強させてよ」と思いませんでした?

 やがて偏差値70以上の高校の教師は、子ども達に任せるという方法をとります。

 例えば、灘校の橋本先生は「銀の匙」を一年間教えたそうです。おそらく、受験技術は子ども達に任せて、それと矛盾しない程度の時間を違う世界に浸らせたのだと思います。

 

 でも、上記の構造は変わらないだろうな~・・・

追伸 『学び合い』だったら、教師は受験技術で子どもと競い合う必要性はないのですが・・・・。「凄いね~」とそこは褒めて、人の道を説けばいい。例えば、野球の監督が選手と実際のプレーで競い合う必要はないです。

[]公立学校 07:04 公立学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 公立学校 - 西川純のメモ 公立学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、大学は淘汰の時代です。でも、高校も同じです。厳しいのは私学ですが、実は、それ以上に問題なのは公立です。

 公立の強みは「学費」です。極論すれば、「それのみ」と言っていいかもしれません。

 そして弱みは「人事の流動」です。これは「そこそこ」を維持するには良い方法ですが、強みを生み出すには弱点となります。

 例えば、受験指導の場合です。公立の教師の場合は、偏差値40ぐらいの高校の教師が偏差値70ぐらいの学校に異動することはありえます。しかし、2つの学校で求められる能力は天と地ほどの差があります。そのような教師に早稲田の理工学部の問題の傾向を生徒に問われても何も言えません。

 また、就職指導の場合、地元企業担当者との長い時間をかけた信頼関係が必要です。しかし、それを築けるほど長く学校に勤務するわけではありません。

 これを乗り越えるためには、ヴィジョンと戦略が必要です。例えば、自校が進学をメインとするか、就職をメンインとするかを決めなければなりません。そして、進学だとしたら、旧帝国大学レベルか、地方国立大学レベルか、早慶レベルか、マーチレベルか等のターゲットを絞らなければなりません。この企業だったら当然やっているターゲット・マーケティングをやっているところが公立学校でやっているところがあるでしょうか?

 もちろん、地方進学校の場合、偏差値70から偏差値55ぐらいに広がっており、ターゲットが定まらない場合があります。しかし、そもそも成績を輪切りにして入学させたのに、それだけ分散が広がっていたとしたら、企業の表現だったら「品質管理」が悪いのです。それを仕方が無いと思うのでは無く、改善すべきものだと考えるべきです。

 その上で、子ども達の進路指導を通した子ども達が自分のターゲット・マーケティングを行うべきです。その際、偏差値ばかりではなく、家庭の資産状況を含めた様々な家庭環境を勘案して、就職先をイメージさせます。

 例えば、私立文系志望の子どもには数学・理科には基礎的なテストを行い、宿題はあまり与えません。私立理系志望の子どもは国語・社会には基礎的なテストを行い、宿題はあまり与えません。地方国立大学志望の子どもに対しては、センター入試レベルにターゲットを絞ります。

 ところが、残念ながら学校としてターゲットを絞っておりません。また、子どもにターゲットを絞らせ、それにあった指導をしていません。結局、各先生方が個人としての善意の指導をします。が、ハッキリとした理論的根拠があるわけではありません。あとは、「いっぱいやらせればいい」というごくごく素人的なことしかできません。その先生方が、「東京大学にも対応できる課題」をいっぱい与えて、それが全教科だったらどうなるでしょう?慌てて付け加えますが、個々人の先生方は悪くない。戦略が無い状態で、学術的な理論が無い状態で、個人として出来ることはそれぐらいしかありません。

 毎年、雑誌に発表される進学実績を見ると思います。「中学校3年生の違いなんて地域によってそんな差が無いのに、どうして、こんなに違いが出るのだろう」と思います。

 残念ながら戦略のあるなしでは無いと思います。理由はどこでも人事は流動的で、人事の様々な要素から、特定の学校に出来る配慮は限定的だからです。じゃ、差があるのは何か?私は教師が子どもの邪魔をするか、しないかの差だと思います。それが校風です。

 就職に関しても同じでしょう。

 戦略を立てられる公立高校があれば大勝ちできるのにな~っと思います。だって、「学費」というアドバンテージを与えられているのですから。逆に、公立が変わらない現状だったら、私学は分のいい戦いを出来るのにな~っと思います。何故なら、私学は中長期で物事を考えられるし、何よりも生活がかかっている。

 追伸です。義務教育、特に、中学校の先生方へ。高校とはそんなところなのです。心して、進路指導をしてください。安易に偏差値で決めずにね。

 追伸の2です。私はランクを落として、家から徒歩でも通える新設校に入学しました。おかげて、ガリ勉しなくても学年トップレベルは維持できました。おかげてノビノビとして時間を過ごしました。1年の殆どは自然科学部で蝶を追いかけましたし、生徒会の会計の仕事もしました。ただ、新設校で外部模試を受けさせるということがなかったため、高校2年の冬に最初に受けた模試では、英語の偏差値が27でした。1年間の受験勉強でなんとか筑波に滑り見ました。もう少し早く模試を受けたらと思う面はあります。ランクにあった高校に進学したらそうなったと思います。しかし、逆にそうなったらついて行くのに必死になっていただろうし、脱落し、自暴自棄になったかもしれません。ということで、ランクを落としての進学は、私は成功だと思っています。

17/09/27(水)

[]まし 06:51 まし - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - まし - 西川純のメモ まし - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ネットサーフィンをしていたら『私たちのやり方で何でも効果があります。どんな課題でも解決できます。といった類の言説に、真に優れたものはない。こうした場面や課題には絶大な効果を発揮しますが、この場面には適していません、と言われるほうがよほど信用できる。』とありました。全く同感です。

 いくつかの書籍に書いてあることを再度書きます。

多くの人から、『学び合い』のデメリットは何ですか?と聞かれます。困ったことに、それが無いのです。もちろん、『学び合い』はパーフェクトではありません。しかし、相対的には現状よりはあらゆる面で「まし」です。

 理由は簡単です。現状の教師が社会から期待されていることを実現するには一人では不可能です。だから、一人で背負うのではなく、クラスのみんなで背負おうという『学び合い』の方が「まし」なのです。『学び合い』で問題が生じるように見えるよう場合があります。しかし、冷静に考えてください。おそらく、成績が前より悪くなると言うことはないと思います。人間関係が悪くなったように見えたとしても、それはクラスの現状が見えやすくなっただけのことです。悪くはなりません。まがい物ではなく、本当に『学び合い』をやれば、少なくとも「まし」になることは自信を持って断言します。

しかし、何かを売り込むとき、全てに優れていると言うよりも「ここは駄目ですが、ここは優れています」とセールする方がやりやすいのは明白です。ですので、十年弱、一生懸命に考えました。おそらく三つあります。

第1 なんとなく出来ない

 第一は、「なんとなく」授業が出来なくなる点です。例えば国語の先生に、「今日の授業の目的は何ですか?」と聞くと、「深い読み」とおっしゃる方がいます。そこで、「深い読みが出来るようになったのか、否かを何で判断されるのですか?」と聞くと、言葉に詰まります。そして、それを評価するのは難しいと言われます。

 授業には目標があり、その目標を達成するために評価があります。つまり、「目標=授業=評価」なのです。従って、評価が難しい・出来ないということは、目標が曖昧であるか、目標がないということです。ということは授業ではないということなのです。

 そんな状態でも、なんとなく授業らしき事は出来ます。例えば、国語の授業の場合、「丸読み(もしくはパラグラフ読み」、「新出漢字の確認」、「段落分け」、「段落の要約」・・・という一定の作業をやらせれば、何を目的にしているかを考えずに授業らしき者が出来ます。しかし、『学び合い』ではそれは出来ません。

 『学び合い』では、授業の最初に子どもたちに目標を言葉で言わなければなりません。それも子どもたちが何をすべきかハッキリ分かるようにです。

●第二 闇を見る

 第二は、クラスの闇を見なければならない点です。従来の授業では、子どもは静かにイスに座っています。その状態では自分のクラスには問題がないように見えます。ところが、『学び合い』では子どもが自由に動き、話すのです。その結果、自分のクラスにイジメがあったり、寂しい子どもがいたりする場合、それがハッキリ見えてしまうのです。これを一校時じっと見続けるのは教師にとって相当辛い。それが毎時間続くのです。

 しかし、その闇は『学び合い』によって生じたのではありません。もともとあった闇が見えやすくなっただけのことです。その子は『学び合い』を始める前も、始めた後も苦しんでいます。仮に『学び合い』をやめても苦しみが続きます。『学び合い』をやめて楽になるのは子どもではなく、教師なのです。

 

●第3 説明責任

 第三に、自分のやっていることを説明しなくてはならない点です。授業スタイルがガラッと変わります。保護者に対しては今までの説明は効きません。保護者が納得する説明は「結果」なのです。

 例えば、横並びのことをそこそこすれば、ある子どもが不登校になっても「その子が悪い」、「保護者が悪い」と言い抜けられます。しかし、横並びでないならば、起こったことに対してちゃんと説明をしなければならなくなります。

 

●本来の教師の職能

 以上が『学び合い』のデメリットです。しかし、三つとも、本来、教師がやるべきことではないでしょうか?

教師であれば、今の授業は何を達成すべきであることを理解すべきです。また、クラスの闇が見えるからこそ、次の一手が見えるのです。教師が見つけなければ、その闇の中で苦しみ続ける子どもがいます。そして、自ら何を求め、何をしているかを人に説明する覚悟を持つべきだと思います。

 しかし、現状ではそれをしなくても生きていけるならば、それを避けたい気持ちは当然です。そして、それを乗り越える覚悟は大変だと思います。『学び合い』を実践するのに一番難しい(いや、唯一難しい)のは、一歩前に足を踏み出すことです。

 しかし、その一歩を踏み出すことが、いま、これからの教師にとってもっとも必要な職能になるでしょう。これからの教師の職能は、ここで挙げた3つのポイントを押さえた上での、『学び合い』授業ができるようになるということになっていくでしょう。

17/09/26(火)

[]技術科 21:19 技術科 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 技術科 - 西川純のメモ 技術科 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は実践者の武器として本を書いています。が、本にするには商業的にペイしなければなりません。それが難しい教科もあります。

 静岡県派遣の教員(西川ゼミ)が、まずは自分の教科(技術科)でHPを立ち上げました。

 『学び合い』の実践者の方、彼と一緒にやってください。

手伝ってくれる人、大坪さん(j285704k★myjuen.jp ★を@に置き換えてください)に連絡してください。

[]リードしてくれる人大募集 18:36 リードしてくれる人大募集 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - リードしてくれる人大募集 - 西川純のメモ リードしてくれる人大募集 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に取り組む方は大部分は、まずは自分が実践できるようになることを目指しています。しかし、それでは壁にぶち当たります。

 

 「子ども達は学び合って、成績もそこそこ良い、でも、これで本当に良いのだろうか?」

 「前は上手くいっていたのに、何にも変えていないのに、子ども達の様子が違っている・・」

 「『学び合い』の良さを知らせたいのだけど、分かってもらえない」

 「保護者から「?」の電話が来た」

 等々、があります。

 

 では、どうしたらいいでしょうか?

 身近に相談できる人を生み出すしかないのです。校内でも、校外(例えば事務所管内)でも。どうしたらいいでしょうか?そのためには、自分の実践をよくする知識・技能とは別な知識技能が必要になります。

 私は、その人のための本を用意しています。是非、ざっと全体を読んで下さい。高い視点で『学び合い』を理解下さい。お誘いです。

 『子どもを軸にしたカリキュラム・マネジメント 教科をつなぐ『学び合い』アクティブ・ラーニング』(http://www.amazon.co.jp/dp/4182719255

『今すぐ出来る!全校『学び合い』で実現するカリキュラム・マネジメント』(http://www.amazon.co.jp/dp/418128316X

『汎用的能力をつけるアクティブ・ラーニング入門』(http://www.amazon.co.jp/dp/4182612256

学び合いの手引き アクティブな授業づくり改革編』(http://www.amazon.co.jp/dp/4182577167

学び合いの手引き ルーツ&考え方編』(http://www.amazon.co.jp/dp/4182547179

[]新幹線 07:13 新幹線 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新幹線 - 西川純のメモ 新幹線 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日はゼミ公開日で、金沢からお客様が来ました。

 日帰りです。

 日帰り、と聞いてびっくりしたのですが、考えてみれば可能です。

 7時23分の新幹線に乗れば、8時26分に上越に到着です。

 そうすれば、余裕で地元の『学び合い』実践校の3時間目、4時間目を参観できて、実践者と話すことが出来ます。

 午後に大学に到着して、私やゼミ生と議論。

 18時頃に懇親会を開いて。

 21時15分の上越妙高発の新幹線に乗れば、22時19分で金沢に帰れます。

 な~んだ。

 これだったら、東京、上野、大宮、熊谷、本庄早稲田、高崎、安中榛名、軽井沢、佐久平、上田、長野、飯山、糸魚川、黒部宇奈月温泉、富山、新高岡の近くの人だったら同じですね。

 新幹線は偉大だ、と思いました。

追伸 もちろん、数日泊まりがけの方がいいことは確かですよ。だって、複数の学校の参観が出来ます。また、私と話し合って納得しても、一晩たって疑問に思ったものを翌日に議論出来ますから。

 

17/09/25(月)

[]静岡の会 21:31 静岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 静岡の会 - 西川純のメモ 静岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月25日に静岡で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/488923/

[]優先順位 21:00 優先順位 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 優先順位 - 西川純のメモ 優先順位 - 西川純のメモ のブックマークコメント

人の人生に関わることに関わっていると、100%それに時間をかけます。

ま、分からないのでしょう。

私の退職後、戸北先生のありがたみを感じるのでしょう。

17/09/24(日)

[]建前があるのは 21:13 建前があるのは - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 建前があるのは - 西川純のメモ 建前があるのは - 西川純のメモ のブックマークコメント

 一人も見捨てない、と『学び合い』では拘ります。でも、「そんなバカな」と思うのは当然です。大事なのは、建前で会っても、それを掲げることは教師にとっても、子どもにとっても、得です。だって、それを掲げている人と、そんなの無理と言っている人、どちらが得ですか?

 最近、子どもはどうでもいい、と率直な言葉を言われた教師がいました。私はビックリして言葉がありません。本心では無いと思います。でも、そういう言葉を言う環境にあるのだなと思いました。

 それにしても、その言葉を聞いている私は奈落です。

[]自己責任 19:11 自己責任 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自己責任 - 西川純のメモ 自己責任 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 借金地獄に陥ってしまった学生の記事です。その生い立ちには同情できますが、現状の借金地獄には同情できません。(http://toyokeizai.net/articles/amp/189319?display=b

 私の感じるのは、愚かだな~っという思いです。この人の自己責任というより、世の中の多くの人が信じている誤ったモデルでは分の良いギャンブル、でも、実は分の悪いギャンブルに大金を安易に賭けてしまったのです。みんなが信じていることを信じてしまったのですから自己責任と責めるのは酷です。しかし、いずれにせよギャンブルをしてしまったのですから、責任は取らなければなりません。

 私が中学校の教師だったら進学校を勧めず、ジョブ型高校に進学し地元で就職することを勧めるでしょう。しかし、彼の成績は良いようです。高校進学までが私の仕事であると思っている中学校教師には思いもつかないことでしょうね。でも、子どもの30歳、40歳のことをイメージ出来る人ならば彼の環境ならばそうすべきです。

 仮に進学校を薦めた場合、家から通える国公立に進学するべきことを「中学校の担任」が詳しく説明すべきだったのです。

 彼の不幸はそういう中学校教師に出会わなかった、ということです。

 

 あまり知られていませんが、大学進学率の高い国(東アジアを除外して)は18歳で進学することは多くはありません。自らが働いて、そのお金で学ぶのです。つまり、借金せずに学ぶのです。そして、進学する大学の多くはジョブ型大学です。非ジョブ型大学は経済的に裕福な家庭の人が進学します。彼もジョブ型高校を卒業し、地元の企業に就職し貯金をして、夜間大学に進学するという道もあったのです。

 基本的に、経済的な余裕の無い人は大学に進学すべきでは無い時代です。日本は高度成長期からそれ以前の社会に戻っているのですから。1950年代より前の時代の人がどう行動していたかを参考にすべきだと思います。

[]旧モデル 12:17 旧モデル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 旧モデル - 西川純のメモ 旧モデル - 西川純のメモ のブックマークコメント

旧モデルは限界に来ています。http://best-times.jp/articles/-/6908

17/09/23(土)

[]腰痛 19:27 腰痛 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 腰痛 - 西川純のメモ 腰痛 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、痛風の発作が起こりました。しかし、尿酸値を計っても高くないのです。それが収まったら腰痛です。しかし、腰痛になる原因が思いつきません。そんなことを水落さんに話したら、「ストレスです」と言われました。

 う~ん。

 確かに思い当たる。この1ヶ月、嫌なこと、プレッシャーがかかり続けているから。自分のことだったら何とでもなる。しかし、自分が守りたい人たちのためのことだから大変。

 ということで老人のように腰を曲げて歩いています。

17/09/22(金)

[]群馬の会 06:32 群馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 群馬の会 - 西川純のメモ 群馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 9月28日に高崎で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/take1_No12/20170921

17/09/21(木)

[]政治 21:14 政治 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 政治 - 西川純のメモ 政治 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 愚痴の2

 私が助手、助教授、若手教授のとき、お仕えした戸北先生の影にずっと隠れていました。楽でした。なんで、あれだけ戸北先生は受容できたのか。私には出来ない。

[]教師 19:57 教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師 - 西川純のメモ 教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 国立大学の教員の授業負担は私立に比べて軽いのが普通です。でも、国立大学の教員が閑かといえばそうではありません。いわゆる学生への個人指導の負担が大きい。上越教育大学は大学院を中心とした大学です。学部生の定員が1学年160人に対して、修士の学生の定員は300人です。それを160人の教員が背負うのですから、卒業研究として平均4年一人、3年一人、大学院は修士1年2人、2年2人で6人を背負うことになります。

 さらに本学教職大学院の教員の場合は、地元の学校との調整とか、研修指導があります。実習の指導は教員が担当で、いわゆる特任の先生は地元の学校との調整を高い視野で見ることが担当です。結果として、週のうちの大多数は学生の実習校に出向きます。

 さらに、日本各地で講演をこなし、各種の委員を担っている人です。

 しかし、最も大変なのは学生指導です。

 学部3年が5人、4年が5人、修士1年が6人、修士2年が11人、計27人が西川ゼミに所属しています。その学生は、1つの小学校、1つの中学校、2つの高校で実習や実習支援をしています。

 一方、上記の学生指導に対して給与は全く関係しません。正確に修士の学生が一人以上いれば変わらないのです。つまり、10人の学部学生、26人の修士の学生はボランディアで指導していることになります。

 と、いうことを分かっているのですが、ゼミ生は可愛い。

 でも、ふと思います。担当授業数は多くても、大学院や卒業研究の指導義務が無い大学に異動したら、どれほど楽だろうと思います。業績の多様さと数から言って、かなり多様な授業の担当の課程審査を通る自信があります。そして、授業だったら、笑いあり、涙ありの独演会の授業を何時間でも話す授業ストックもあります。私にとって授業は楽です。

 さて、どちらが良いのかな、とふと思うときがあります。

 今日は、そんなことを思いました。

17/09/20(水)

[]仙南の会 05:46 仙南の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仙南の会 - 西川純のメモ 仙南の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月14日、宮城県大河原で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/488176/

17/09/19(火)

 *[大事なこと]ミドルリーダー

 本日は新潟県総合教育センターでミドルリーダー講座の講師を担当しました。赤坂さんとの掛け合いでの講演です。彼のリードが上手かったので、非常にやりやすかった。

 この講座で私の言いたかったことを短くまとめると、一人で抱え込まないこと。

 ポイントは分かってもらえない人をいじくらない。一方、必ず、分かってくれる人は必ずいます。その人を見いだし、その人とやることです。そうすれば楽になります。愚痴を言えるので気が楽になれます。だから、続けられます。

[]ギャンブルと投資 07:06 ギャンブルと投資 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ギャンブルと投資 - 西川純のメモ ギャンブルと投資 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ギャンブルと投資はどこが違うのでしょう、それはリスクだと思います。100%安全と100%危険のどの位置にあるかで決まります。投資をする人は、自分は有利な投資をしていると思っています。が、それ対する研究もせずお金をかければ多くの場合はギャンブルになります。だって、そんな人を合法的に食い物にするのが安全な投資で、背広を着た一流金融関係でやっていることですから。

 もし、ある人が週刊誌で「A社の株が儲かる」というニュースを読んで借金して株を買ったとします。結果として大損しました。それに対して、「国は株式投資に対して無償の給付を行うべきだ」と言ったら、どう思いますか?「バカ言うな」と思いませんか?

 いや、「国民が株投資に必要な資金を無償で給付します。ただし、儲かった場合は返済してもらいます。」と国が言ったらどう思いますか?「俺の税金が、そんなものに使われるのか?」と憤りませんか?

 でも、私には今、そういう状態としか思えないのです。

「高等教育の負担軽減 給付型奨学金を拡充」https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21245350Y7A910C1M11100/

 日本自体が高度成長をしている時代だったら、大企業の株を買えば中長期では安全な投資となり得たかもしれません。でも、今は東芝もソニーも万全でない時代です。

 株に投資するにはどうすべきか、を考える前に、そもそも株に投資するべきなのかを考えるべきです。そして、投資するとしたら株以外のどんなものに投資すべきなのかを考えるべきです。

 大学もそうです。大卒は豊かな生活を必ず保証するわけではありません。だって、豊かな会社が少なくなっているのですから。

 18歳人口が減少する今後、潰れる大学が出てくるでしょう。これを避けるためには、進学率を上げるしかありません。でも、今でさえ半数が4年制大学に進学しています。それ以上の人が最高学府まで学び、働く必要があるでしょうか?

 世界には日本以上の大学進学率の国はあります。また日本より国力が小さいのに、日本に準じた進学率の国もあります。が、根本的な違いがあります。

 第一に、その国の大学は大学と名を売っても専門学校のような超ジョブ型大学なのです。

 第二に、高校卒業して直ぐに大学に進学するのではなく、いったん働いてから入学するというパターンが一般的です。つまり、親のすねをかじって学ぶわけではありません。それ故、第一の違いが生じるのです。

 専門職大学の創設はその方向だと思います。しかし、その制度に乗ろうとする現4年制大学は無いでしょう。格下になると思っているからです。乗るとしたら現在の専門学校でしょう。となると、現4年制大学のパイはいっそう削られる。

 大学人の端くれとして、アカデミズムの大学の未来を憂います。アカデミズムが実務に役に立つと実務の人を説得できる言葉が必要です。そうでないと、自らの大学が潰れたり、学生にギャンブルをさせたりすることになる。

 このシフトが速やかに進むためには保護者と教師が、現状の学歴の価値を知らなければなりません。そのために、「学歴の経済学」(学陽書房)を書きました。

17/09/18(月)

[]部活問題解決法 22:34 部活問題解決法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 部活問題解決法 - 西川純のメモ 部活問題解決法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 部活が忙しくて勤務時間が長くなり、土日がなくなる問題の解消は実は簡単です。「嫌です。脱法です」と教師が言えば良いだけです。それを強いる権限は誰にもありません。でも、みんながやっているので言えない。だから、「嫌です。脱法です」と声を上げ、それを広げればよい。そのために部活の指導を勤務時間内に留めても文句を言われない勤務時間の働きをすれば良い。

 ちなみに私はゼミ生に対して、「君たちの結婚式には出ない」と明言しています。でも、それによってゼミ生との関係が崩れるなんて恐れることはありません。やることをやっていますから。http://bit.ly/2niaq2J

 国や都道府県の行政がなんとかするなんて期待していたら100年かかります。革命はみんなの願いがベースとして、それが理論化されたときになされます。

[]進路相談 21:55 進路相談 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 進路相談 - 西川純のメモ 進路相談 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学は全国でも非常に希な教員養成系の地方大学・学部です。どこが特徴かと言えば、地元出身者の割合が他に比べて圧倒的に少ない大学です。他県出身者が新潟県出身者より多く、北は北海道から南は沖縄まで来ます。

 私の教え子も日本各地にいます。

 その中には、採用人数若干名みたいなところもあります。十年ぐらい非常勤講師を経験し、やっと教員になるという所もあります。学生から相談されると色々なことを話します。

 地元に拘るべきではなく、とりあえず合格できるところを受けなさいと勧めます。何故なら「住めば都」であることは、東京出身で三十年以上新潟に住んでいる私の例で語れます。

 しかし、長男、長女で親の面倒を見なければならないと言われたら、長男だから家を継ぐわけではないことを話します。また、「実際に親の面倒を見なければならないのは、目の前にいる私の年になってからだ」と話します。

 その他、じっくりと話します。こればっかりは「さあ、どうぞ」では出来ませんから。

 でも、このことは私がやる前に、高校の先生がすべきことのように思います。

 教員希望の子どもに対して、地元の大学を選びます。そして、偏差値と経済力で学校を選びます。実に単純です。そして、知恵の無いアドバイスです。もちろん、そんな人ばかりでないことは知っています。私の大学はそういう先生方によって成り立っています。

[]行列 21:39 行列 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 行列 - 西川純のメモ 行列 - 西川純のメモ のブックマークコメント

昼飯時、行列の出来ているラーメン屋とそうでないラーメン屋があったら、どちらで食べますか?前者ですよね。これは賢い選択です。

ただ、これが正しいのは、地元の人が何度も繰り返し食べる場合に当てはまります。食べた結果が次の選択に直接影響する場合です。しかし、生涯に1度ぐらいしか食べないならば、食べた結果が次の選択に直接影響を与えません。「名物にうまいものなし」と昔から言われますね。一度、行列ができあがると、それが続くことになります。

大学受験の偏差値も似たようなものです。高ければ良いだろうと並びます。ところが、いくつも大学を入学し、その大学で大学生活を繰り返す人は殆どありません。

例えば、歯科医の収入はかつてに比べて激減しています。ところが一頃に比べると入りやすくなりましたが、未だに高い偏差値の大学は少なくありません。

偏差値が高い、といえば医学部です。では、医者はそれほど「割の良い」職業なのでしょうか?私の友人の西道が以下のようなことを書いています。

『一つは、医学部に入る理由が「医師になりたいため」である場合より、「成績が良く、教師に勧められたため」である場合が多いため、医師免許取得後のモーティベーションが男性より低いという現実があります。もう一つは、医師になった後、結婚・妊娠・出産の後に復職する割合が低いと言うことです。復職すると毎週夜勤があったりして、これを免除すると独身医師(とくに女医)が反発します。最後は、東大や医科歯科には女性教授が一人もいません。つまり、女性が上を目指すためのロールモデルが存在しないということです。

 女性医師のほとんどが男性医師と結婚するため、家事や育児を平等に分担することが困難であることも一因でしょう。』

残念ながら、偏差値の高い女子生徒の場合、現状では医師はよい選択ではないのかもしれません。高い偏差値ならば選択肢の幅が広げられるのに。

例えば、私の知る限り、男女同権が最も実現している一般的な職業は教師です。これから非正規雇用が一般化し、正規雇用が非正規雇用化するとき、旧モデルの頭の人(つまり大多数の人)にとって最も生きやすいのは公務員だと思っています。

ま、私が正かどうか、は教師の方々が自分の手と足と頭を使って理解して欲しいと願います。教員採用率と偏差値は必ずしも一致していないことは、少し調べれば分かるのに、そうする高校の先生は多くはないですね。

[]主犯 14:31 主犯 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 主犯 - 西川純のメモ 主犯 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ネットで学生支援機構の厳しい取り立てが紹介されていました。天下の大悪人のような扱いでした。が、学生支援機構は国民の財産を粛々として回収しているのです。そして、効率の良い方法をやっているに過ぎません。

 残念ながら、主犯は別にあります。

 それは旧モデルの中で「大学進学は有利」というモデルを持っている大人です。そして、そのモデルのもとに奨学金を借りて進学することを薦めた人です。多くの場合、それは高校の教師と保護者です。保護者は責任をとりますが、高校教師は責任をとりません。だから、保護者は手遅れですが学びます。しかし、高校教師は学ばず、今年も奨学金を借りて進学することを薦めます。悪気はないと思いますが、責任のある人が無知であることは罪です。

 主犯は誰かをうすうすデモ知ってる人は、未必の故意を持つ共犯です。積極的に知らせて下さい。私はそのために、「学歴の経済学」(学陽書房)、「アクティブ・ラーニング時代のキャリア教育入門」(東洋館)、「サバイバル・アクティブ・ラーニング入門」明治図書を書きました。読んで下さい、同僚や保護者に紹介して下さい。

17/09/17(日)

[]奈良の会 16:22 奈良の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奈良の会 - 西川純のメモ 奈良の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月18日に奈良で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/485317/

17/09/16(土)

[]囲碁 20:20 囲碁 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 囲碁 - 西川純のメモ 囲碁 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は長野県飯田市の仲間とのみ、旭が丘中学校で講演しました。楽しかった。

 が、同時に私の頭の中では学内政治という難しい囲碁のゲームをしています。序盤でどこに石を置くことが仲間を守ることに繋がるのか、と。かなりハードなゲームです。

17/09/15(金)

[]医者 06:10 医者 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 医者 - 西川純のメモ 医者 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に対して批判される方は、医療を例に挙げています。その多くは、「医者が患者に「なおしなさい、さあどうぞ」では直るわけない」というような論です。一見、正しい論のように思えます。しかし、違います。

 現状認識が違うのでしょう。まず、どの教科でも、どの学校段階のどの学年でも、大抵は、授業はクラスの成績中位(正確に言えば中の下)に合わせています。でしょ?そりゃ、指導主事訪問や研修会の時のようなときは「華」が必要なので上位層に合わせるかも知れませんが圧倒的な授業は成績中位層に合わせているはずです。

 日本は塾・予備校・通信教材が発達しています。保護者も高学歴化して、教員免許状を持っている人もいます。と、いうことで、授業でやっている程度のことは分かっている子どもは既に2割はいます。そしてかなりの子どもは教科書を読めば理解できるようになっているのです。

 つまり私から見ると今の学校を医療に置き換えると以下の通りです。

 世の中には、開業医も薬局も今の日本並みにあります。しかし、現状では風邪の診察も大学病院で受けなければならず、それ以外で診察してはいけないのです。そして大学病院でOKしたとき、開業医や薬局を利用できるのです。大学病院は全員を診察することは出来ません。そのため、比較的多くの人に有効だと思われる薬を一律に処方します。

 『学び合い』では軽症の切り傷は売薬で対応します。風邪レベルは開業医で対応します。そして、開業医では対応できないものは大学病院で対応します。開業医では問診を十分に行い、その人にあった薬を処方します。そして、診察を受けた人が風邪レベルか、大学病院レベルかを対応します。大学病院では開業医とネットワークで繋がっています。そして、問題があったときは開業医にアドバイスします。

 つまり、医者が患者に「なおしなさい、さあどうぞ」では直るわけない」の人との違いは、実は子ども達の中に開業医レベルの医者がいること、売薬は豊富にあることを認識しているか否かなのです。また、全ての患者が大学病院だけに集中すれば、一人一人への対応は出来ず、結局、問診無しで比較的多くの人に有効だと思われる薬を一律に処方しているという現状を認識しているか否かなのです。

 そして、大学病院が開業医に医療を任せず結果として上記のような医療をしていることと、大学病院が開業医に医療の一部を任せることと、どちらが「犯罪的」と認識しているかなのです。

toukonyukitoukonyuki2017/09/18 08:02自分に自然に備わっている自然治癒力を信じているか、病気は医者に治してもらわないといけないと思い込んでいるか…自分である程度はできると思って生きていきたいタイプです。

jun24kawajun24kawa2017/09/18 19:57自然治癒も医療もどちらもありだと私は思います。『学び合い』は子どもの多様性を前提にしています。

17/09/14(木)

[]お悩みに応えて 21:25 お悩みに応えて - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お悩みに応えて - 西川純のメモ お悩みに応えて - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を実践しはじめた方は不安になるのは当然です。その方々は典型的な悩みを持たれます。その殆どは私の本に書いてあります。非常にパターン化しており、数も限られていますから。しかし、本で読んでいたとしても、現実になると頭がいっぱいになってしまい、読んだことを忘れてしまいがちです。

 例えば、『学び合い』の初期の段階では、普段から関わる人同士で学び合います。

 何故、こんなことが起こるのでしょうか?

 意外な事実をお教えします。

 『学び合い』が上手くいっているクラスでも、まだ、初期段階であっても、8割近くは普段から関わる人同士で『学び合い』ます。両者の違いは、上手くいっているクラスでは2割(つまり5、6人程度)が普段から関わっていない人の所に行って学び合います。その2割の子どもがそのような行動をすれば、全員が学び合っているように見えるのです。これは、ビデオカメラで子どもたちの動線を分析しないと気づかないでしょう。

 でも、学校の忘年会を思い出してください。飲み会の前半は、殆どの人は座ったまんまで飲んでいませんか?後半になって座が崩れたら、気のあった人同士で話し込んでいませんか?そうです。それが人の本性です。でも、その中では全体を見回し、酒やつまみがなくなっていないか、一人ぽつんとしていないかを気づき、動く人がいます。その数は少数です。でも、そのような人が0人か、1人か、2人か、1割か、2割かで職場の雰囲気はがらっと変わります。

 そのような人は、そのような子どもは全体を見られます。そして、どうすべきかを知っています。教師に教えられなくてもです。

 では、何故、そのような子どもが少ないのでしょうか?

 そのように全体を見回して、すべきことをする方が「自分にとって得」であることを語っていないからです。何故、語っていないのでしょうか?それは、それが腑に落ちていないからです。何故、腑に落ちていないか?それは、子どもたちが大人になった社会がどのような社会であることを理解し、そのことと今日の授業を結びつけるところが弱いのです。では、どうすればいいか?

 それは何故『学び合い』を実践するかを、アクティブ・ラーニングをするとかしないとか、人間関係を創るとか創らないとか、学力を上げるとか上げないとかのレベルではなく、子ども達の生き死にに関わることを学ばなければなりません。そのような本は用意しています。それを基にして、自分の同級生をイメージして考えて欲しいのです。

 また、『学び合い』の初期段階には集団になじめない子どもがいます。そのような子どもがいると、その子は『学び合い』に合わないのではないか、と思います。当然です。

 しかし、違います。その子は『学び合い』に合わないのではなく、人社会に合わないのです。

 おそらく、人との関係を結ぶことが不得意でも人社会で生き残れるのは、数学や理論物理のノーベル賞級の天才のみです。

 現在の科学はビックサイエンスとなっています。金が必要ですし、チームが必要です。それを獲得できない人は業績を上げることは出来ません。逆に、それを持っているならば、天才でなくてもノーベル賞を獲得できます。

 ゴッホは天才です。しかし、生涯に売れた絵は殆ど無く、極貧の中にいました。その才能を世に知らしめられる人との出会いがなければ、才能は埋もれます。

 だったら、他の人なんて無理に決まっています。

 想像してください。

 『学び合い』に合わない子ども(具体的に知っている子どもをイメージしてください)が偏差値70ぐらいの大学に入ったとします。その子が大学を卒業して教師になったとします。そして、あなたの同僚になったとします。その教師はどんな状態になると思いますか?そんな教師、たまにいるでしょ?

 大学教員だって同じです。人付き合い出来ないならば、協同研究を出来ません。そんな人は業績を上げられないし、予算も獲得できません。人付き合いが出来ないならば、当然、学生指導は出来ません。小中高と違って、学生が教員を選ぶのです。指導学生0の人もいます。大学で昇任するためには、教授から「昇任させよう」と発言する人が必要です。でも、上記のような人に対して声を上げる教授がいますか?

 でも、公立の学校の教師ならいい。民間だったらどうですか?

 さて、その子が合わないのは『学び合い』ですか、人社会ですか?

 その子が人と関われるように教育する義務があるのはどこですか?

 終身雇用を前提としない就職先ではありません。

 学校です。

 今の学校は人社会のひな形ではありません。

 課題に悩む人もいます。当然です。

 でも、良い課題とは何でしょうか?

 深い課題。では、それが深いと判断できる学術的な根拠はありますか?研究者の一人として断言します。それを学会員の多くが共有している学会は1つもありません。結局、根拠「俺」なのです。

 では、良い課題とは何でしょうか?

 それは子ども達の幸せに繋がる課題です。深くなくて良いです。面白くなくて良いのです。2割の子どもが、その是非を分かれば良いのです。

 もちろん、『学び合い』が動き始めれば、何でも出来ます。が、初めは、良い課題ではなく、2割の子どもがハッキリと正誤が分かる課題なのです。

17/09/13(水)

[]攻撃 21:35 攻撃 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 攻撃 - 西川純のメモ 攻撃 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ネットサーフィンをして感じること。

 十年以上前は、気楽に私や『学び合い』を攻撃する人はいました。それも下品に。

 最近は、それが非常に少なくなりました。

 『学び合い』は既存の教育とかなり違います。だから、疑問を持たれるのは当然です。でも、気楽に批判する人は少なくなりました。(皆無ではありませんが)

 なんどもアップしましたが、ロスの悲嘆の段階説(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20150608/1433714262)の取引の段階に進んだと思います。残念ながら、アンテナが低く、情報収集されてない人は第二段階なのです。つまり、無意味な攻撃。

[]川越の会 10:25 川越の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 川越の会 - 西川純のメモ 川越の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月9日の体育の日に、川越で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/487161/

17/09/12(火)

[]匿名性 08:44 匿名性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 匿名性 - 西川純のメモ 匿名性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世の中には匿名性の影に隠れて、言いたい放題の人もいます。ところが、インターネット上の匿名性は脆弱です。例えば、ツイッター、ブログで匿名の情報発信されている方がおられますが、それは警察でなくても特定できます。

 一連の情報発信を繋げていけば、どこに勤務しているか、性別、年齢等が分かります。当人がいくら注意しても、抜けはあります。仮に、当人の抜けはなくとも、そこに絡む人からの情報で明らかになります。隠し通すなんて無理です。そうすれば個人特定は容易いことです。では、どうしたらいいか?

 私は実名で情報発信することを勧めます。そうすれば当然自制が働きます。

 

 ところが、ハッキリと好かれる人と嫌う人が別れる発言を実名で繰り返す人がいます。まあ、私もその一人だと思います。その人の中には炎上させて悦に入る人もいます。が、大事なのは大人の話法なのです。

 どんな主張も2割が賛成、2割が反対、6割が中間層、という構造だと考えるとよいと思います。インターネットで直接見られるのは、賛成、反対の2割の人たちです。でも、その人たちより多いのは6割の中間層です。世の中は、その中間層の人たちが、どちらに相対的に与するかで決まります。

 中間層の人たちは、細かい議論より前に、その人の言葉を見ています。

 

 世の中には、攻撃は強いが、守りがめっぽう弱いという人がいます。その人は、自分の主張をまくしたて、相手の話の論点をづらします。この作戦で攻撃する人達なのです。このような攻撃の場合、一対一の場合は負けません。何故なら、一対一の場合は、本人が負けたと思わなければ、負けではないのです。

 ところが、衆目の中で、これと同じ作戦をするので、相手が衆目の中での議論をし始めるとガラガラと崩れてしまう。つまり、その人を説得するのではなく、衆目の人を説得し始めるのです。そうすると、大人の話法を忘れて2チャンネル的な発言をする。それを喜ぶのは、2割です。6割は冷静にそれをよんでるので、眉をひそめます。

 考えれば『学び合い』のセオリー通りです。つまり、問題となっている子どもを動かそうとしない。無駄だから、周りを動かそうとする。

[]看板のピン 08:31 看板のピン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 看板のピン - 西川純のメモ 看板のピン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 桂米朝の「看板のピン」という落語に以下のような一節があります。

『タマゴの殻、尻にひっつけている分際で、虎のヒゲを触りにくるさかい怪我さらしたんだ。お前ら、まだ他流試合は早いわい。そんなもの世間にはなんぼで上には上があるんじゃ。ちぇ、お前らの銭とったら後生に触るわ。さっ、返したるさかい、そっちで勘定してもっていね。これに懲りなあかんで、カスめが!』

 ばくち打ちの名人に素人が安直に立ち向かって、見事に潰される。その素人の馬鹿馬鹿しさを述べた下りです。ちなみに、この素人はこれに懲りず、またやって、本当の大失敗をするという落ちです。

17/09/11(月)

[]ゼミ開放日 18:28 ゼミ開放日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ開放日 - 西川純のメモ ゼミ開放日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生からのお誘いです。9月25日にゼミを開放します。http://bit.ly/2xr2Cju

 

17/09/10(日)

[]福岡の会 21:15 福岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福岡の会 - 西川純のメモ 福岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 9月23日に福岡で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/486970/

[]奈落 21:12 奈落 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奈落 - 西川純のメモ 奈落 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教材研究がどうのこうの、発問がどうのこうの、と批判され、非難されます。

 が、私の頭にあるのは奈落の底で地獄の苦しみをしている子どもです。多くの教師にとっては、「しかたがない」と切れ捨てられている子どもです。

 教材研究がどうのこうの、発問がどうのこうの、というものを読むたびに「知らないんだよな~」と思います。

 その苦しみの深さを知りません。入り口で立ち止まり、それ以上進めませんでした。でも、何もしない自分は許せない。だから、面白い授業、分かりやすい授業にのめり込んだ。でも、そんなんで解決できない。

 今は分かります。彼らの救いは仲間であること。

 そして、今の彼らを救うのは保護者を変えること。でも、犬畜生のような彼らは地獄をさまよっている。その原因は、その人たちの保護者の世代にある。ならば、その人たちに仲間を与えねば。

 「教材研究がどうのこうの、発問がどうのこうの」の批判を受けるたび、子どもたちの地獄をどのように解消すべきか、考えます。

 私一人では何も出来ない。だから、みんなでやる。

 今、苦しいぐらい、私が見捨てた子どものイメージが私を責め立てます。

17/09/09(土)

[]大阪の会 22:06 大阪の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の会 - 西川純のメモ 大阪の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月28日に大阪で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://itemiyo.com/e351833

[]ボス 21:54 ボス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ボス - 西川純のメモ ボス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 なにげに、小松政夫の辞典的なNHKのドラマを見ました。

 植木等が優れたボスであることが分かり、ボロボロと泣きました。あんなボスだったら、犬馬の労はいとわないと思います。

 思えば、私はボスに恵まれました。

 今日のドラマみたいなことはありませんが、ボスへの信頼を失ったことは一度もありません。

 幸せだと思います。

[]学部生さんへ 14:37 学部生さんへ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学部生さんへ - 西川純のメモ 学部生さんへ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教員採用試験が終わり、今後の身の振り方を考えてられる方もおられると思います。もしくは、身近にそのような方がおられると思います。そこで、上越教育大学教職大学院の宣伝をします。

 学生さんには「合格すること」それが全てのように思えるでしょう。でも、採用されたら、それは入り口に過ぎないことが分かると思います。大事なのは採用されることだけではなく、採用された後、務め続けることなのです。残念ながら採用されてから数年以内にやめる人は少なくありません。

 では、やめずに務め続けるポイントは何でしょうか?

 ずばり、年長者に可愛がられることです。これさえあれば、授業が下手でも、仕事が遅くても大丈夫です。年長者がフォローしてくれますし、慰めてくれます。逆に年長者に可愛がられなければ、授業が上手でも、仕事が早くても厳しいと思います。

 上越教育大学教職大学院は、その能力を高めます。

 どうやってでしょうか?

 年長者とチームになって講義・演習を受け、共同で課題に取り組みます。一般的には、現職者用の講義・演習と学卒院生用の講義・演習が別々にあります。これは文部科学省の指導もあり、日本全国の教職大学院の殆どでそうなっています。しかし、そもそも本教職大学院は協働力を育成することを基本コンセプトとしています(なにしろ制度設計は私がしたのですから)。それ故、例外的に、現職者と学卒生が一緒に学べる講義・演習があります。(うちの院生さんは、それが当たり前なので、それが希なケースであることを教えるとビックリします)。

 実習もそうです。現職者と学卒生が一緒になってチームになります。そして、学校の課題に取り組みます。これが出来るのも、上越教育大学が日本中の中堅教師が院生として入学する大学院だからです。現職院生が殆どの大学院、学卒院生が殆どの大学院は少なくないですが、両方とも多い大学院は全国でも3つのみです。そして、上記の協働的な授業と実習を用意しているのは本学だけです。

 このようなカリキュラムを組めるのは、本教職大学院の最大の特徴に由来します。

 それは、スタッフです。

 多くの大学の場合、研究者と実務家教員によってスタッフが構成されています。ところが上越教育大学教職大学院の場合、その差の意味が無いのです。我々のスタッフは、殆どは教職経験者で、教育書などの実務業績を持つ一方、学術論文の業績があります。例えば、教育関係の博士の学位を持つ人は全国的にも多くはありません。試しに自身の大学のスタッフの業績を調べて下さい。教育で博士の学位を持つ人は殆どいないと思います。本専攻には4人いますが、その全てが現職経験舎です。

 多くの大学では研究者教員が学術を教え、実務家教員が実践を教え、両方学んだ学生がそれらを融合することを求められます。でも、無茶です。それを融合することが学生が出来るぐらいだったら教員がとうに出来ているはずです。しかし、それが出来ているならば、学術の業績と実践の業績を持っているはずです。でも、少ないですよね。分かりやすいのは、大きな本屋に行って、教員が読む本棚に行って下さい。そして、著者を調べて下さい。もともと研究者である人の本は殆ど無いと思います。それぐらい難しい。

 では、どうやったら学生さんが学術と実践を融合した知識・技能を学べるか?

 そりゃ、融合した人から、融合した知識・技能を学ぶしか出来ません。上越教育大学教職大学院ではそれが出来ます。

 また、上記のようなスタッフだからこそ、大学院での研究の質が違います。

 研究者教員と実務家教員がハッキリと分かれている場合、研究は研究者教員が担当し修士論文に準じた研究をするでしょう。一方、実習は実務家教員の担当となります。

 しかし、上越教育大学教職大学院のスタッフは学術と実践の両方の業績を持つスタッフなので、実習が研究の場であります。その研究の成果を実習に還元できるのです。だから、上越教育大学教職大学院でのカリキュラムは実習を中心としています。

 これを成り立たせるためには、研究指導をしている人が、実習校の先生方と話し合って調整する必要があります。このときは現場のことをよく知っている人でなければなりません。大学の教師に我々のカリキュラムを説明しても、なかなか分かってもらえません。理由は「そんなこと出来るわけはない」と思われるからです。でも、そんなことをしています。理由はスタッフの特徴があるからです。

 ちなみに、我々のカリキュラムを説明した映像があります。http://www.juen.ac.jp/kj/video.html

 最近、学生さん手作りの紹介映像があります。手作り感満載です。https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=C_J8pbhakCA

 また、希望される方は体験入学が出来ます。ちなみに、私の所に数日前にそれがありましたし、今月中にもあります。

 もし、教員採用試験が残念な結果だったら、本教職大学院を考えて下さい。

 ゼミ生によく言うことです。過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。あの時、落ちてよかった、と思える未来と自分は創れるのです。最初に述べたように、採用されることも大事ですが、務め続けることも大事です。それ故、教員採用試験に合格しているのですが、名簿期間延長制度を使って本教職大学院に入って来る人は少なくありません。

 私のゼミには一発で合格して採用されたが1年半で辞職した人がいます。一度は民間で働きましたが、教職への夢は捨てられず、上越教育大学教職大学院に入学しました。そして、多様な人と折り合いを付けることを学んでいます。修士1年の時に、採用試験に合格し、名簿登載期間延長の制度を使って在学し続けています。彼は、務め続けることがいかに大事かを身にしみて知っているからです。

 なお、教職大学院は試験も有利に受験できます。また、先に述べた名簿搭載期間延長に関してはこれ(http://www.juen.ac.jp/kj/pdf/20170713.pdf)を読んで下さい。

[]学び直し 14:36 学び直し - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学び直し - 西川純のメモ 学び直し - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から書くことは最終的にはハローワークでちゃんと調べて下さいね。細かい規定が色々あるのですから。ただ、ザックリと紹介します。(ただし、素人が調べた範囲内ということを理解して下さい)

 専門実践教育訓練給付金(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html)というのをご存じですか?最近出来た制度です。厚生労働省が雇用の安定を狙った制度で、指定された教育訓練施設で勉強する学費等の一部を補助する制度です。

 今までにもあったのですが、今までのは最大10万円の補助なのですが、専門実践教育訓練給付金は上限が大幅にアップされたのです。そして、これは大学院の場合は専門職大学院しか指定を受けられず、現在、その指定を受けている教職大学院はごくわずかです。

 ただし、これを受けられるのは雇用保険を2年以上受けた人しか可能性がないのです。公的機関や公立学校は雇用保険に入っていないので駄目です。逆に言えば、民間企業や私立学校の場合は可能性があります。(あくまでも可能性ですよ。受けら得るかどうかはハローワークに問い合わせ下さい)

 じゃあどれぐらいの補助が得られるかと言えば、ざっと計算すると上越教育大学教職大学院で2年間学んだ場合は約54万円の補助が得られる計算になります。さらに、修了後に雇用保険のある職場に就職した場合は27万円が加算されるんです。繰り返しますが、お金に関わることですから、自己責任で調べて下さいね。

 私のゼミにも、上記の資格を持った人が所属し、その恩沢によくしております。来年入学予定の方にはこの情報を流しています。

 もし、民間で働いて教育の大学院で学びたいと思う人には朗報だと思います。ただし、本学教職大学院は免許を一つは持っていることが入学の基礎要件です。私のゼミでも中高の免許を持っていて、入学後に小学校の免許を取得し、現在、小学校の教員として勤めている子はいます。しかし、その子も中高の免許は持っていたんです。もし、免許の全く持っていない民間企業で働いた人の場合は、本学の免許プログラムがお勧めです。その場合は上限10万円ですが、その様な人を補助する制度があります。ハローワークに相談することをお勧めします。

 取り急ぎ、第一報です。お子さんやご親戚にその様な人がいたら、ハローワークで調べることを勧めて下さい。

 なお、授業料・入学料の免除制度があります(http://www.juen.ac.jp/090campus/050fee/020free.html)。これに関して詳しいことを知りたい場合は、本学学生支援課奨学支援係へ。「西川先生のホームページで見たけど」と言えば、話が早いかもしれません。

[]大学院で学びたい現職の方へ 14:51 大学院で学びたい現職の方へ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大学院で学びたい現職の方へ - 西川純のメモ 大学院で学びたい現職の方へ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学院で学びたい現職の方へ、上越教育大学教職大学院にお誘いします。カリキュラムの特徴等は学卒生さんへのお誘い(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20170909/1504935474)とかさなりますので、そちらをご覧下さい。

 現職の方が教職大学院に入学するとしたら地元の大学院に入学するのが順当です。が、上越教育大学には全国から多くの現職者が入学します。カリキュラムの特徴もありますが、基本的な違いがあります。

 第一に、2年間フルの大学院です。つまり、1年間は大学院で2年目は現場で授業をしながらではなく、2年間、じっくりと学べます。

 第二に、他県の人と学べます。それなりの年齢になれば、それなりの立場になるでしょう。その際、他県にそれなりの立場の人がいて、同じ釜の飯を食った仲間ならば、「おい、おまえのことではどうやっているの?」と聞けます。

 でも、家庭の事情で地元を離れられないという人もいるでしょう。ご安心下さい。本教職大学院のカリキュラムをつくったのは、現場のことを知っている私です。いわゆる座学は、修士1年の4月から7月の4ヶ月に集中させています。それ以降は、修士1年、2年の後期にある実習だけです。その実習は自校でやることが出来ます。大学院に所属しているのですから、担任や分掌はありません。おおよそ週二日ほど学校に行き、授業(研究に直結します)をして、他の先生の手伝いをします。そして残りの日時で、授業の結果を分析するのです。家族孝行は充分に出来ます。子育て期間だったら最高ですね。つまり、有給の産休ができるのです。私のゼミ生の中には、その自由な期間に様々な地域に出かけ、色々な先生の授業を見て議論することに使った人もいます。

 もちろん、上越で2年間、じっくりとということも出来ますよ。

 また、婚活も出来ます。事実、私のゼミ生の中には、入学時は独身で、修士1年の間に婚活をして修士1年末に結婚して、妊娠して修了した人もいます。

 自由時間の中で、色々なことを深められます。

[]多様性 21:29 多様性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 多様性 - 西川純のメモ 多様性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学教職大学院の会議は楽しい。会議中にボケ/突っ込みが満載です。大学教員の会議で爆笑が定期的に起こるところが他にあるだろうか?

 でも、考え方は全く違います。

 私は『学び合い』で考え方です。でも、多くの人は非『学び合い』です。が、それが問題になったことは10年間、一度もありません。何故なら、「その人」を信頼しているからです。そして、学生を守っている教師であることを確信しているからです。

 『学び合い』が是が非か、また、一斉指導が是が非か、そんなことを議論する必要性を感じたことは、一度もありません。会議では、学生さんにとってメリットがある各教員の行動が可能となるには何が必要か、という視点で話し合われます。

 だから、いいんですよね。

[]無意味なこと 21:29 無意味なこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 無意味なこと - 西川純のメモ 無意味なこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世の中には攻撃は得意だけど、守りが弱い人がいます。

 政治の世界にはいますよね。批判する言葉の切れ味は良く、センスを感じる人。だから、時代の寵児になる人。が、その人が一度批判されると、とたんにがらがらと崩れてしまう人。この10年間でもいますよね。

 大人の世界には喧嘩の仕方があります。過去のメモをアップします。私のゼミ生には、これは口伝で伝えています。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20031212/1172911728

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20031218/1172910563

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20101016/1287224012

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20101016/1287224910

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20151122/1448182111

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20160528/1464507298

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20160810/1470829072

17/09/08(金)

[]参観 19:56 参観 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 参観 - 西川純のメモ 参観 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ふと思い出したことがあります。

 『学び合い』に学校として取り組む学校で参観した時です。

 私は先生方がそれを参観している時のクラスを見て回ります。子どもたちは自習をしています。実に色々なことが分かる。闇も光も。中には、公開している授業より良い『学び合い』をしているクラスがあります。時には、公開授業の間の殆どを子どもたちの自習を参観している時があります。なお、一斉指導の場合は、ほぼ100%、自習を見ています。その方が断然面白から。

 私が興味があるのは、教師が何を書き、何を語るかではなく。結果として子どもたちが何を学んでいるか、なのです。

 だから、子どもたちの後頭部しか見えない参観に全く興味を持てません。

17/09/07(木)

[]辛いけど 22:17 辛いけど - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 辛いけど - 西川純のメモ 辛いけど - 西川純のメモ のブックマークコメント

辛いけど、最後まで読んでね。その先に、未来がある。今まで分かっていたけど、避けていたこと。

http://shsh8939.hatenablog.com/entry/2017/09/07/214544

[]ネクタイ記念日 21:39 ネクタイ記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ネクタイ記念日 - 西川純のメモ ネクタイ記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、息子はネクタイをしめられるようになりました。

[]救われた 21:32 救われた - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 救われた - 西川純のメモ 救われた - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は大ポカをしました。

 なんと、講演会の日程を1週間間違えたのです。電話で、問い合わせを受け真っ青。メールを確認したのですが、私の全面的なミスです。落ち込みます。許されないですが、お詫びしました。

 

 本日、メールが来ました。

 問題ないはありません。という内容です。詳細も書かれています。

 

 が、色々あったんだろうなと言うことは分かります。

 が、救われました。

 

 恩義はかえさねば。

[]情報発信 07:14 情報発信 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 情報発信 - 西川純のメモ 情報発信 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 色々な方が情報発信をしていただける。同志がいるので心丈夫です。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170905-00000023-at_s-l22

追伸 『』は使ってもらえないですね。なんか、新聞での表記の約束事のようです。

17/09/06(水)

[]越後『学び合い』の会 19:34 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生主催の会を毎年開いております。その告知文を以下に載せます。是非、おいでください。自慢のゼミ生を紹介します。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

こんにちは。

越後『学び合い』の会 広報係の西澤です。

今回は西川先生のブログの場をお借りして、越後『学び合い』の会とは何かということを簡単に紹介させていただきたいと思います。

1分で読めるように文章ですのでお時間のある方はお付き合いお願いします^^

 

越後『学び合い』の会とは、

「子どもたちを1人も見捨てたくない」

という願いを持った先生たちが集う会です。

その主催を上越教育大学の西川研究室が行っています。

 

私たちは、この会に参加することで得られるものが3つあると思っています。

 

1.同じ志を持つ仲間を得ることができる。

2.『学び合い』の授業を参観し、西川先生とお話をすることができる。

3.悩んでいることを集まった仲間に相談することができる。

 

この3つです。

 

この会には毎年50名近いリピーターの先生が参加してくれています。

つまり、全国で『学び合い』を実践している先生がたくさん集まる会なのです。

その先生方と直接話をするチャンスがたくさんありますので、悩みを何でも相談することができます。

 

さらに、この会は毎年多くの新規参加の先生がいらっしゃいます。

  

「始めたばかりで不安」

「本では読んだけどどうしたらいいのかわからない」

「近くに『学び合い』をしている先生がいない」

 

など様々な不安や悩みを抱えた新規の先生方も来ますので、

 

まだ始めたばかりの先生でも越後『学び合い』の会に参加しながら、新たな仲間を作ることもできると思います。

  

簡単な説明でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

さらに詳しい説明、申し込みはこちらのURLをクリックしていただきご覧ください。

http://kokucheese.com/event/index/480971/

参加費:1000円(1日目のみ参加の方は無料。懇親会費は別途必要

 また、大学生・短大生は参加費500円です。【大学院生は1000円】なお、高校生以下は参加費無料です。)

[]ポカ 14:42 ポカ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ポカ - 西川純のメモ ポカ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 人生における最大級のポカをしてしまいました。

 多くの方にご迷惑をおかけしました。

 穴があったら隠れたい。こんなの初めてです。

17/09/05(火)

[]神奈川の会 22:13 神奈川の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 神奈川の会 - 西川純のメモ 神奈川の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月26日に神奈川県の厚木市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://www.kokuchpro.com/event/7f7f92a875167aa74e3f2bf5ace5d044/

[]増刷 17:37 増刷 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 増刷 - 西川純のメモ 増刷 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 すぐ実践できるアクティブ・ラーニングシリーズの中学国語、中学社会、高校地歴公民がまたまた増刷となりました。ご愛顧感謝します。良い本です。

[]特別支援本 09:16 特別支援本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 特別支援本 - 西川純のメモ 特別支援本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門」(https://www.amazon.co.jp/dp/4182261283)の基礎編が今月発売されます。

https://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20170676

  

 小学校の先生だったら、特別支援学級を薦める場合があると思います。ちゃんと説明できる自信がありますか?多くの教師が語ることは、「算数の繰り上がりが分かるようになるには特別支援学級の方がいい」レベルの語りです。そこに欠けているのは、子どもの一生涯の幸せです。それを根拠を持って語れますか?

 例えば、就労継続支援A型がなんであるか知っていますか?近くにそれがあるか知っていますか?障害者年金を知っていますか?障害者枠で雇用された人の給料はいくらか知っていますか?グループホームのことを知っていますか?

 自分に関係ないと思っていたら、とんでもない。小学校から意識して教育する必要があります。

 中学校の先生方、小学校でそれがなされていないならば(おそらくそうでしょう)、急がないと行けません。3年間でやれることは限られています。

 高校の先生方、皆さんが最後の砦です。普通科の偏差値の高い高校においても、かなりの割合でいます。

 そして全ての先生方へ

 残念ながら、特別支援か否かは、学校にフィットするか否かで決められています。つまり社会にフィットするか否かは決められていないのです。本書を書いて知ったのは、通常学級にいる子どもの未来は特別支援学級にいる子どものより厳しいという現実なのです。 

 

 保護者の方に申します。残念ながら、特別支援学級で一生懸命に教えられていることは、子どもの人生には殆ど関係ありません。あくまでも学校にフィットさせる教育なのです。何故なら、教師は一生涯の幸せをリアルに考えていないからです。学校でお子さんの一生涯の幸せを保証する教育を受けさせたいならば、本書をお読み下さい。読めば、担任の先生に読ませたいと思います。

 試しに、就労継続支援A型がなんであるか知っていますかを担任の先生に聞いて下さい。近くにそれがあるか知っているか聞いて下さい。障害者年金を知っていますか聞いて下さい。障害者枠で雇用された人の給料はいくらか知っているか聞いて下さい。グループホームのことを知っていますか聞いて下さい。おそらく義務教育の教師(特別支援学級の担任も)の中で、それを知っている人は1%もいないと思います。何故なら、自分たちの仕事とは思っていないからです。しかし、それでは手遅れなのです。急いで知ってもらわなければなりません。

[]結果 07:17 結果 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 結果 - 西川純のメモ 結果 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の実践者の方々へ。成績を上げましょう。まずは子ども、保護者、管理職の求める結果を出しましょう。出す方法は、子どもにそれを求めましょう。そして、意味を語りましょう。そして、「一人も見捨てない」という意味を語りましょう。結果は必ず出ます。少なくとも従来型よりは。

 学力向上テクニック入門をお読みください。テストの点数を上げることは簡単です。ポイントは本人が上げたいと思わせることです。そして、教師がそう思わせられない子どもの気持ちを変えられるのは、子どもなのです。

 我々の目的は成績ではありません。一生涯の幸せです。でも、それは多くの人には分かりづらい。だから、分かりやすい結果を出しましょう。そうすれば、何でも出来ます。

17/09/04(月)

[]特別支援本 12:56 特別支援本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 特別支援本 - 西川純のメモ 特別支援本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門」(https://www.amazon.co.jp/dp/4182261283)の基礎編が今月発売されます。これは静かな革命の本です。お読みいただければ、教師は保護者に直ぐに読ませたいと思います。保護者は教師に読ませたいと思います。私が泣きながら書いた本です。

https://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20170676

17/09/03(日)

[]体罰 21:53 体罰 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 体罰 - 西川純のメモ 体罰 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が高校教師だった頃のことです。

 先輩教師から遅刻はさせてはいけない、と教えてもらいました。遅刻は欠席に繋がり、欠席は退学に繋がるためです。

 若い私が、遅刻すると「たたく」という指導をしました。具体的には、細長くて堅い教師が持っている出席簿で、思いっきり叩きます。もちろん、暴走族もいるクラスです。十分に語って、納得してからです。ま、ある程度行くと、向こうから頭を出しますから。

 ある日のことです。前日、飲み過ぎました。気持ち悪くて授業になりません。そんなとき、Bが遅刻してきました。当然のことのように、頭を差し出します。飲み過ぎて気持ち悪い私は「いいよ、いきな」と叩かずに席に戻しました。

 しばらくするとBがへんなのです。威嚇するように私を見るのです。となりにいるTが「純ちゃん、Bが怒っている」と私に言うのです。そこで、私は「B、どうしたんだ?何怒っているの?」と聞くと、「怒っちゃいね~よ」と普段私には見せない不良の姿ですごみます。私は「何でだろう?」と考えました。私なりの理解では、Bは生徒のために純ちゃんは叩いていると理解しているのです。が、叩かなかったことで、私はBを見捨てたと理解したと思われます。そこで、私は「B、おまえ叩かなかったことで、すねているのか?叩いてやるよ」と言うと、Bは「うるせいな~」と凄みます。そこで、「すまないけど叩かせてくれ、おまえのためにそれがひつようだから」と言いました。そして、頭を差し出したBを思いっきり叩きました。その後、可愛い子どもに戻ったBがいました。

 別なときです。私のクラスには下手くそな化粧をしてくる女子がいます。そこで、「おまえらは地が綺麗なんだ。何にもしない地が一番綺麗だ。何を好き好んでキャバレーの姉ちゃんのような化粧しているんだ」と言いました。その瞬間、総身から血の気が引きました。というのは親がキャバレーに勤めており、その事を嫌がっている女子生徒がいることを思い出したからです。私に懐いている、その子がその言葉で傷ついているのではないかと恐れたのです。結局、彼女の目を見ることが恐ろしく、その時間中あらぬ方向を見ながら時間を過ごしました。(幸い、彼女は聞き流してくれました)。

 教師になる前は、体罰とは、叩く、蹴るという行動で決まると思っていました。しかし、教師になって分かりました。体罰か否かは子どもが決めるのです。おのれがどうおもうかではないのです。ま、ここには書けない修羅場を経験しないと分からないだろうな~。基本的に従ってくれる人相手の人は永遠に分からないだろうな~。その人の腹で何があるかなんて。http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/02/terumasa-hino_a_23194990/

 分かっている人ならば、「彼が決めることです」と言うだろう。

 

追伸 もろもろのことを書きましたが、教師はいかなる場合でも体罰は許されません。そして、教師以外でも暴力です。そして暴行罪は親告罪ではありません。被害者の判断によらず罪です。

[]うらやましい 21:21 うらやましい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - うらやましい - 西川純のメモ うらやましい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を実践している方、特に、若い方のSNSを読んでいると羨ましく感じています。私が若い頃に『学び合い』を実践したら、大学に異動しなくてすみました。結局、私は高校教師に挫折し、大学に逃げ込んだダメ教師です。ちょっと、悔しく感じます。ま、巡り合わせなのでしょう。

 慣れましたが、高校から大学に異動してから5年ぐらいは、酒を飲むと泣きました。失敗したと思って。

[]Zoom 17:28 Zoom - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - Zoom - 西川純のメモ Zoom - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以前はインターネットのスカイプを使っていましたが、Zoomを使ったらスカイプにはもう戻らないと思います。それほど快適です。

 昨日、お悩み相談があったのでZoomを使いました。

 もしWEBカメラ内蔵のノートパソコン(開いた画面の上にカメラのレンズがある。これがないノートパソコンはないので、事実上、ノートパソコン)をお持ちならば、私から来た電子メールに書いてあるアドレスをダブルクリックするだけです。携帯電話でも可能ですが、その場合はダブルクリックするほかに、私から来た電子メールに書かれたIDを入力すれば良いのです。

 込み入った相談も、これだったら簡単に解決出来ます。非常に快適です。それにこれだったら講演さえも簡単にできる。これが無料なんて信じられない。

 色々な機能があるけど、最低限の機能だけで私にとっては十二分です。

 ノートパソコンをお持ちな方はテレビ電話で話しましょう。

http://kurachikanako.com/blog/zoom-skype-diffence/

[]とうかつの会 16:49 とうかつの会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - とうかつの会 - 西川純のメモ とうかつの会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月28日に流山市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。

http://kokucheese.com/event/index/485806/

17/09/02(土)

[]イノベーション 21:21 イノベーション - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - イノベーション - 西川純のメモ イノベーション - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世の中には多様な学校は必要です。

 が、教員養成系学部の附属学校がエリート校である積極的な理由を読んだことがありません。教員養成系学部出身の方々にはビックリするかもしれませんが、上越教育大学の学生の殆どは附属ではなく、地元の普通の学校で教育実習を受けます。

 附属の研究会の帰り道の一般校の先生の会話は「附属だから出来るのよね」というものです。このことの是非はともかく、そう思わさせている理由は、子どもの違いです。そして、そう思わさせているならば、イノベーションは起こりません。普通の子どもでイノベーションを起こす授業研究が必要です。

 が、ものすごく難しい。

 だから、理想的な子どもたちで、理想的な授業をする。

http://www.huffingtonpost.jp/kazuo-yamaguchi/school-admission-lottery_a_23194400/?utm_hp_ref=jp-homepage

17/09/01(金)

[]手ほどき 19:49 手ほどき - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 手ほどき - 西川純のメモ 手ほどき - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は地元の高校の3人の先生に『学び合い』の手ほどきをしました。8時55分から17時半まで、1限から6限の授業と授業後のリフレクションをしました。中には同じ時間に二人の先生が授業をしており、私は両方の掛け持ちです。

 が、疲れない。いや、ものすごく楽しかった。

 先生方が『学び合い』の授業を一回するごとに、みるみる変化するのが分かります。あるクラスはこの日に3人の先生の『学び合い』の授業を受けました。みるみると変化します。面白いぐらい、セオリー通り。

 ドラマもありました。思わず、うれし涙を流しました。

 あ~、楽しかった。

 本気で学ぼうとする先生のサポートは痛快です。