西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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17/08/07(月)

[]学校観 08:24 学校観 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学校観 - 西川純のメモ 学校観 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教育は洗脳です。

 と書くと、どきりとするかもしれませんが、事実、そうです。ある社会のルール、規範を子どもたちにすり込むためにあります。社会に依存しないルールは本能の中にすり込まれています。社会に依存するから後天的に学ぶのです。

 教育で伝えられるものが社会的であるとき教育と言われ、反社会的であるとき洗脳と呼ばれます。ある社会で教育と思われているが、他の社会はそれを洗脳と呼ぶことはよくあることです。

 『学び合い』では「一人も見捨てない」ということを子どもたちに求めます。これは『学び合い』を理解していないと、連帯責任になってしまうことがあります。また、等質であることを求め、多様性を認めない集団になることがあります。

 「一人も見捨てない」は正確に言えば、「一人も見捨てないことを諦めないことは得」なのです。それは学校観にあります。学校観は「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決することを学ぶのが学校教育である」としています。注目すべきは「おりあい」であり「自らの課題」なのです。

 連帯責任の場合は何らかのペナルティを科します。が、『学び合い』では「それでいいの?」と問いかけますが、ペナルティを科しません。なぜなら、全員達成をしない、もっと正確に言えば全員達成を諦めていること自体がペナルティなのだと分かっているからです。

 『学び合い』では多様な一人一人が自らの判断で行動します。そして、最も有効な戦略は周りに折り合いをつけて協働することです。事実、社会で成功している人の多くはその戦略を使っています。

 学校においては教師の管理下に置いて『学び合い』を学びます。では、学校卒業後は

どうなのでしょうか?そこには教師はいません。

 でも、大丈夫です。なぜなら、『学び合い』で育った子どもの中の2割は「多様な人と折り合いをつけることが得だ」と分かっているからです。そして、自らの課題解決に有効なツールである学校教育で培ったネットワークがあります。その子たちが集団をリードしてくれます。

 『学び合い』の手引きのルーツ&考え方編に書いたように、現在、先進国の多くは民主国家なのは道徳的だからではありません。民主国家が専制国家に軍事的にも経済的にも勝ったからです。徳ではなく得なのです。いや、本来は徳と得は一致しているはずです。ある集団の中で得が洗練され、整理されたのが徳ですから。

 いずれにせよ、『学び合い』がテクニックではなく、考え方であることを理解する必要があります。ま、これも2割の人が分かっていれば良いのです。