西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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17/02/20(月)

[]カリキュラム・マネジメント 17:02 カリキュラム・マネジメント - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - カリキュラム・マネジメント - 西川純のメモ カリキュラム・マネジメント - 西川純のメモ のブックマークコメント

 カリキュラム・マネジメントを理解し、実践するにはknow-howと同時にknow-whyが必要です。それを方向付けるために3冊のカリキュラム・マネジメント本を世に出します。第一は、「今すぐ出来る!全校『学び合い』で実現するカリキュラム・マネジメント」です(http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-128316-2)。これは複数の教員が無理なく出来るカリキュラム・マネジメントの方法として合同『学び合い』のノウハウを書いた本です。そして、今回出るのが第2弾の「子どもを軸にしたカリキュラム・マネジメント 教科をつなぐ『学び合い』アクティブ・ラーニング」(http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20170106)です。

 今回の本では、一人一人の授業実践が他の教師の授業実践と結びつくこと、そして、それがカリキュラム・マネジメントに繋がることを、小中高の様々の教科の授業実践を通して伝える本です。多くの教師の生の声を掲載しました。

 私の本ですから、know-howと同時にknow-whyもちゃんと書いてあります。先の本と併せて読んでいただければ、何故、カリキュラム・マネジメントが次期指導要領のキーとなったのかが分かります。

 なお、発売当初はいつもながら混み合います。お近くの書店に電話で予約すると確実だと思います。

[]質保証 08:36 質保証 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 質保証 - 西川純のメモ 質保証 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教員養成に関して、「質保証」という言葉があります。そうすると有識者が集まって「思いつき」の項目を述べます。思いつきというきつい言葉を使いますが、つまり、それが教員の資質であるという実証的なデータ無しに述べられるからです。そして、有識者の合意は自分の行った項目が入っていることによって成り立ちます。つまり、出席者全員の「思いつき」の合算になります。

 それが行政の段階に移行すると、それを厳格に守られているかをチェックする仕組みを考えます。それが行政の役割ですから。でも、思いつきの羅列なのですから、当然、その合算は思いつきを超えることは出来ません。

 なんで思いつきが通のでしょうか?理由は責任を問われないからです。その羅列を満たした人が良い教師であるかどうか、もっと具体的に言えば、「採用後、数年でやめる人でない」、「学級崩壊を起こす人でない」等の評価がありません。そして責任を取る人がいないからです。

 では、どうするか?

アルビン・トフラーによれば、旧時代の特徴は、「規格化」「専門化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」です。それに対して、新時代の特徴は、上記とは真逆の「個性化」、「総合化」、「非同時化」、「分散化」、「適正規模化」、「地方分権化」です。

 私の考える教員の資質は項目の羅列ではありません。

 私の考える教師に職能は以下の三つです。網羅的、箇条書き的な普通の教師の職能とはかなり違い、静的ではなく、動的に職能をとらえています。(詳しくは「新任1年目を生き抜く教師のサバイバル術、教えます」)

1)子どもや親のせいにしない。確かに、それが原因なのかもしれないが、それを言ってはおしまい。

2)尊敬すべき、先輩、後輩を捜し、その人といっぱい雑談をする。見いだす方法は、子ども「たち」、地域、保護者に聞けばいい。そして、地域、保護者とのつながり方も先輩・後輩から学べばいい。

3)まねられるところはまねる。まねられないところは、まねる必要はない。今の自分のままで、出来る授業はある。

 で、評価は?

 子どもや保護者が教師を選択できるようにすればいいのです。そして、選択者数に合わせて給与を与えればいい。ただし、単純な人数に乗ずるのようなものではありません。段階的なものです。キツいですが、淘汰されます。このような厳しい条件の中で、管理職が「一人も見捨てず」と管理するのです。

追伸 上記が厳しいので、無責任な思いつきの質保証が、より多くの教育村の人にとってはありがたい、だからそうなる。ただし、これは教育村の利害であって、子どもの利害ではない。そこが問題。

[]理想の社会と教育5 07:03 理想の社会と教育5 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理想の社会と教育5 - 西川純のメモ 理想の社会と教育5 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 理想の社会と教育5

 小学校の入学の様子です。体育館に新1年生が入場します。2年から6年生はバラバラにそこに立っています。校長先生が「6年後に自分の進路を明確に持って卒業してください。以上です。」と語り、式は終わりです。2年生から6年生が1年生を誘ってバラバラの部屋に行きます。

 基本的に全て異学年『学び合い』で進みます。

 定期試験があり、各人が受験し、評価を返されます。

 教師は学習指導要領に基づき試験を作成し、評価することをしています。そして、集団を見取って維持・向上させます。

 授業時間は大学院の授業をイメージしてください。最低限の講義があり、あとは研究室で自らの追及を行います。教師は大まかな追求課題を掲げ、子どもたちが自由に担任を選択します。従って、クラスは5人サイズの所もありますし、50人サイズの所もあります。1年、2年は授業のみですが、3年で担任を選びます。そして、高学年に行くほど自らの追求課題の時間が多くなるのです。

 ただし、時間割や場所は基本的に自由です。1年生が算数の勉強している横で、3年生が追求課題をしている場合もあります。別々の担任の子ども同士が机を並べて勉強していることもありです。例外は担任の個人指導です。

 とにかく、大学、特に大学院をイメージしてください。

 このような中で自らの進路を決めていくのです。

 なお、中学校、高等学校も上記の通りです。