西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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17/01/30(月)

[]業務連絡 20:08 業務連絡 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 業務連絡 - 西川純のメモ 業務連絡 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私はゼミ生に「授業が成立しないあれたクラスの担任だけど、職員室は和気藹々としてサポートしてくれるのと、職員室は殺伐として、いつ何時攻撃があるかもしれないけど、クラスは上手くいっているのと、どちらを選ぶ?」という究極の質問をします。

 みなさんはどちらでしょうか?

 私は迷わず前者です。そして、ゼミ生の全員は前者を選びます。

 私が採用された高校は、前者でした。だから、耐えられた。

 

 

 私は「『学び合い』は学力向上も人間関係作りにも有効で、楽である。」と主張します。『学び合い』の実践者だったら「『学び合い』は学力向上も人間関係作りも有効である」ということは認めていただけると思います。パーフェクトでなくとも、「まし」、それも「かなりまし」であることは認めていただけると思います。理屈は簡単です。三十人の多様な子どもの学力を上げ、人間関係作りをたった一人の教師が背負うのと、クラスのみんな(正確にはクラスをリードする2割の子ども)と背負うのと、どちらが有効であるかは自明です。さらに、元気いっぱいな子どもに「座りなさい、黙りなさい、ノートをとりなさい」と求めるのと「たち歩いて相談してもいいよ。でも、一人も見捨ててはダメだよ」と求めるのと、どちらが難しいでしょうか?

 でも「楽」と言われると首をかしげる人もいるでしょう。

 たしかに、今までの授業だったら見なくてもよいクラスの闇を観なければなりません。子どもたちが反発しても、求め続けなければなりません。周りの人に説明しなければ杏里ません。これが「楽」かと言われても・・・と思うかもしれません。

 でも、「楽」でない原因は何でしょうか?

 

 

 もし、あなたの学校に『学び合い』の実践者があなた以外に二人いたらどうでしょうか?あなたが結果を出せなかったり、出せても上手くアピールできなくとも、結果を出してくれる人があなたをかばってくれたらどうでしょうか?あなたが落ち込んだとき、「私も同じことがあったの。その時はね・・・」と言ってくれる人がいたらどうでしょう。私は、早くそこに持って行きたい。『学び合い』には合同『学び合い』という奥の手があります。これは従来型授業をする人には絶対に出来ない奥の手です。

 とあいえ、またですね。

 でも、それに近づいているでしょう。

 今、日本の教育をリードする2割の人(権力ではないですよ)の2割、つまり、4%ぐらいは『学び合い』の実践を取り入れたり、シンパシーを持ってくれていると思っています。別な言い方をすれば、身銭を使って本を読み研究に参加する人の2割の人は『学び合い』の実践を取り入れたり、シンパシーを持ってくれていると思っています。徐々に近づいているのです。

 では、今はどうすればいいか。

 職場の人と上手くやってください。あなたは同僚の先生がどのような教育実践をするかで嫌ったり、好きになったりしますか?おそらく、しない。普通につきあえばいいのです。一度「新任1年目を生き抜く 教師のサバイバル術、教えます」を読むことを勧めます。経験20年の人もです。ようは、挨拶をして、出来ることを手伝えばいいのです。そして、合意できないことは突き詰めないで、問題の先送りをすればいい。夫婦間のつきあい方と同じです。