西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

16/12/31(土)

[]複線化 09:39 複線化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 複線化 - 西川純のメモ 複線化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 非正規雇用の人の年収は170万円で昇級・福利厚生がない。女性に限っていえば年収は140万円。実に厳しい。

 おしかりを覚悟で申します。何故、そうなったか?雇用者にとって、その程度の価値しかないからです。

 ものすごく荒い計算をします。日本の企業の利益率は5%です。つまり315万円を稼ぐ人ならば300万円の給与を出せます。630万円稼ぐ人ならば600万円の給与を出せるのです。600万円の給与を出せば630万円稼ぐ人ならば、企業は何人でも雇います。しかし、年収170万円の人が多いのは180万円しか稼げない人が多いからです。

 何故かといえば、そのようなトレーニングを受けていないからです。

 仕事柄、「深い読み」、「論理的思考力」とおっしゃる方と対峙することは少なくないです。腹の中で、「あなたが子どもを奈落に突き落としている」と思ってしまいます。

 私は日本の学校段階を単線型から複線型にすべきだと思います。つまり、中等教育段階から進学コースと職業コースに分けるのです。子どもたちの可能性を狭めるというご意見もあるでしょう。しかし、「生きるか・死ぬか」の問題だと私は思っているのです。

http://blog.tinect.jp/?p=35125

[]選択 09:39 選択 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 選択 - 西川純のメモ 選択 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 被雇用者はなんらかのものを雇用者に提供し給与をもらいます。

 メンバーシップ型雇用では無限の時間・忠誠心。ジョブ型は技術。だからメンバーシップ型雇用の行き着く先は過労死もあり得ます。しかし、ジョブ型の行き着く先は非正規雇用です。特段の技術が無い人がゆとりある生活をするならば、グローバルの真逆なドメスティックな生活しかない。つまり狭いコミュニティーの中での自己完結。でも、この場合は、ものすごく濃い人間関係の中で生きなければならない。

 だから、それを学校で健全に育てるべきだと思っています。

[]妄想 08:28 妄想 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 妄想 - 西川純のメモ 妄想 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 毎年、年末・年始に妄想をしています。

 が、今年は妄想がわかないのです。何故か、と思いました。

 原因は、「一人も見捨てない」ということに関して最後のピースがはまったからだと思います。ま、そのピースは前から知っていたのですが、それは理論的なものでないという事例を知ったからです。もっと具体的にいえば、重い障害を持ち、肉親を持たない人が、その人なりの人生を全うするには何が必要かという事例を知ったからです。色々な子どもがいるでしょうが、その事例に包含されるように思います。ようは人の繋がりです。

 私の頭の構造は教育の枠組みを超えています。が、私の仕事は教育の枠内にいます。その枠内で枠外のことを動かすにはどうしたらいいか。それが分かりません。

 三十年以上前に初めて教師になったときから追い立てられた「一人も見捨てない」から解放されたように思います。もう、私には見えている、と思えるのです。

 冬の太平洋側の天気はさわやかです。曇天と雪に閉ざされる雪国からトンネルを抜けると、東京生まれの私は「そうそう、本当はこれだよな」と思います。

 上越教育大学は私にとって最高の職場です。だから三十年以上勤めている。根本先生、戸北先生という最高の上司をいただいた。だから我が儘放題できた。が、両先生は鬼籍に入られた。上越教育大学は全国の生きのいい教師が派遣されます。その人たちといっしょに仕事が出来ます。が、新潟県派遣の方は私の研究室に所属することは少ないのは前からで、他県の先生が所属します。ところが他県派遣の数が減っている。そして、日本中にいっしょにやってくれる教師がいる。博士課程で研究者を養成することも十分やった。既に私が養成した人が養成する側になっている。1つのコースと1つの専攻を立ち上げた。思ったことが実現し、思った通りの成果を上げた。ということで上越教育大学についても一段落。

 さて、次に何をすればいいのか?

 北海道の石川さんが50歳でご退職になり、新たな道を切り開くそうです。安定指向性の高い私には絶対出来ないことです。でも、気持ちが分かるような思いがします。同じ環境の中で生活すれば、良き出会いもありますが、裏切られた記憶もある。それが澱のようにたまってくる。一度リセットできたら気持ちがいいように感じます。

 妄想がわかない。

 ゼミ生がワクワクするような妄想を与えてくれるだろうか。

16/12/30(金)

[]糖質ダイエット 20:35 糖質ダイエット - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 糖質ダイエット - 西川純のメモ 糖質ダイエット - 西川純のメモ のブックマークコメント

 糖質ダイエットに関して書きます。

 

 今までのダイエット法との違い。

 酒を飲みながらでも出来る。カロリーによるダイエットだと酒はアウト。でも、これは飲み助には無理。

 糖質ダイエットに対する危険性を読むけど、でも、今までのダイエット法でそれは大丈夫だったの?と聞きたくなる。もっと凄いことをやってたじゃん。

 糖質ダイエットはダイエット法だと思った。でも、今では健康法だと思っている。

 驚きだったのは、脂肪を食べてもそれが体脂肪になるわけでないことを知ったとき。なるほどと思いました。つまり、体脂肪の合成がなされないならば、脂肪を食べても問題ないこと。

 これまでのダイエット法は広がらない理由が分かる。そして、波及効果がない。でも、糖質ダイエットは日本の食文化や食生活を根本的に変える。

 今までのダイエット法は、本やネットで効果があるという記事があったが身近で効果があり、やり続けている人を知らない。糖質ダイエットは身近でやって効果があると言うという人が複数いる。

 

 これって『学び合い』に似ている。

 ものすごい才能や努力が必要な授業実践は凡人には無理。でも、『学び合い』は限られたテクニックだけでそこそこはいける。

 『学び合い』対する危険性を読むけど、でも、今までの授業法でそれは大丈夫だったの?と聞きたくなる。もっと凄いことをやってたじゃん。

 『学び合い』は授業法だと思った。でも、今では生き方だと思っている。

 多くの人に驚きだろうことは、教師が最善の教え手ではないこと。子ども一人一人は多様で、その人に合った指導が必要なこと。つまり、教師より子どもの説明の法がわかりやすいこと。

 これまでの授業法は広がらない理由が分かる。そして、波及効果がない。でも、『学び合い』は日本の教育を根本的に変える。

 

 そして、今、成り立ちしつつあること。

 

 今までの授業法は、本やネットで効果があるという記事があったが身近で効果があり、やり続けている人を知らない。『学び合い』は身近でやって効果があると言うという人が複数いる。

[]浜松の会 06:24 浜松の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 浜松の会 - 西川純のメモ 浜松の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』の会 浜松を1月7日に行います。お誘いします。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/ogym/20161229

16/12/29(木)

[]ローグワン 17:25 ローグワン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ローグワン - 西川純のメモ ローグワン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 スターウォーズのエピソード7があまりにも駄作過ぎて、二度と新作を見まいと心に決めました。が、ローグワンが良いという情報が流れたので、ダメ元で観ました。

 良かった。

 エピソード4~6の伏線として色々と繋がりました。

 ネットを調べるとシリーズ最高との呼び声があります。なるほどとうなずけます。

 しかし、シリーズ最高は絶対にエピソード4です。

 少なくとも私の年代以上の人はそうだと思います。二十台、三十代の人がシリーズ最高と評価しても、それも納得できる部分があります。

 何故かと言えば、それ以前の映画とエピソード4の革新的なギャップが凄い。エピソード4の最初にデストローヤーが現れた映像には圧倒されました。全く異次元です。2001年宇宙の旅と同じぐらい革新的でした。

 サルバドール・ダリは自分自身の贋作を描いていると言われました。その表現で表せば、ルーカスでさえエピソード4の贋作を作り続けたと思います。

 が、スターウォーズファンならば観るべき映画です。

追伸 エピソード8を観るつもりは無いという気持ちは揺らぎません。

[]世間 17:03 世間 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 世間 - 西川純のメモ 世間 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世間は狭い。大都会のど真ん中で『学び合い』実践者と出会った。世間は狭い。と、同時に、それなりに私の世間も広いのだろう。

[]話が早い 06:40 話が早い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 話が早い - 西川純のメモ 話が早い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある方のブログ(http://f-manabiai.hatenablog.com/entry/2016/12/28/235805)に『学び合い』実践者同士は共有しやすいというものが書かれていました。その通りだと思います。

 『学び合い』の理論と方法論は、学校段階、教科に依存しません。だから、小学校の先生と高校の先生、中学の国語の先生と高校の数学の先生が話し合って違和感を感じません。

 だって、主なる話題は子どもであり、教師である自分の行動ですから。教科であったとしても、シンプルなものです。教師であれば大学を出ています。その大学を出た人がちんぷんかんぷんな教科論が、子どもたちの中に入るわけありません。

 それと、周りの人たちとの折り合いの付け方、苦労の仕方も同じです。

 さらに言えば、それらの解決策は私の本の中に書いてあります。だって、私の本に書いたことは、数十人、数百人、いや数千人の人の悩みを私が聞いて整理したものですから。多くの方が抱く悩み、特に、実践し始めて数年以内の人の悩みであれば99.9%以上はそこに書いてあります。読んだ方であれば、再確認し合います。

 ということで、初対面であったとしても『学び合い』の実践者同士は話が早い。学校段階、教科が違っても。そして苦労話・自慢話で盛り上がります。

16/12/28(水)

[]動画 20:06 動画 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 動画 - 西川純のメモ 動画 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』実践者の動画が一挙にアップしました。いいですよ~ん。高校、中学、小学校。そして高校の人も小学校の人の実践が参考になる。それが『学び合い』の特徴です。お誘いします。

 まずは、無料の登録してください。

 そして、画面左の検索で『学び合い』を入力して検索してください。

https://find-activelearning.com/

16/12/27(火)

[]群馬の会 17:37 群馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 群馬の会 - 西川純のメモ 群馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2月4日に高崎で『学び合い』の会を開かれます。私も講演します。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/take1_No12/20161226

[]本性 11:01 本性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本性 - 西川純のメモ 本性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 苦労は人を優しくする、と言われます。が、本当ではないですね。

 実際に、そのような方がおられます。例えば、お亡くなりになった、私のボスの根本先生、戸北先生はそうでした。でも、真逆に人もいます。前者の人は、「俺は苦労したから、そんな苦労をさせない」と考え、後者の人は「俺も苦労したんだから、おまえも苦労するのは当然だ」と考えます。苦労が重要ではなく、その苦労をどのように解釈するかという、その人の本性が分かれ目のように思います。

 今の教育行政で指導的な位置にいる人は、従来指導型で実績を上げた方です。その方々は『学び合い』に反対派と言えばそうでもありません。その方々の中にも、一定数は推進派になってくれます。ある県の附属学校の教師を務め、出世街道をばく進し、県教育行政の実質的なトップを担い、現在、教育長のある方は、『学び合い』の推進派として汗をかいていただいております。ようは、どのような願いで従来指導型の実績を上げた方かが重要です。もし、『学び合い』の願っていることを願って従来指導型の実績を上げた方であれば、『学び合い』の本体を読み取れば推進派になるのは当然です。

 カリスマ教師も同じです。どのような願いを持って、積極的に情報発信をしているかが重要です。『学び合い』が自分の積み上げたものを崩すものだと思えば、蛇蝎のように嫌います。しかし、『学び合い』の願っていることを願っているならば、応援してくれます。少なくとも非難せず、見極めようとしています。そして、やがて分かってくれます。

 非常に分かりやすい見分け方をお教えしましょう。『学び合い』を非難する人は、「一人も見捨てない」という『学び合い』の本体について言及することは希です。あったとしても荒唐無稽と切り捨て、一人一人が違うことを前提とした「一人も見捨てない」を提案することは皆無です。少なくとも、今まで。つまり、「一人も見捨てない」ということを思わないし、可能とも思わないのです。

 難しいけれど、それを諦めては駄目だ、と思う人は『学び合い』に可能性を見いだします。

[]カリスマ教師 08:25 カリスマ教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - カリスマ教師 - 西川純のメモ カリスマ教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

多くの若い教師がカリスマ教師に憧れ、その本を読み、研修会に参加し、カリスマ教師になろうとする。が、しばらくするとそれは無理だと思うようになる。

それ以降、三つに分かれる。

第一は、無理だと諦め、そこそこの授業を無難に勤める。なかには教科指導は諦め、部活に燃える。

第二は、カリスマ教師をアイドル化する。自分は出来ないが、それと接する時間は一体化し、自分もカリスマ教師になった気になれる。

第三は、別のカリスマ教師を探す。

 

学び合い』はカリスマ教師にならなければ、という呪縛を解きます。

 

学び合い』は、「一人も見捨てず」を願うならば、カリスマ教師などそもそも存在しないと語ります。子ども達全員に好かれ、子ども達全員が分かる教師などありません。教師になろうとするような子ども、そしてそれが大人になった人(つまり教師)の多くに好かれ、その人達が分かりやすいと思うような授業をしている人なのです。

学び合い』は、「一人も見捨てず」を強く願い続けることが、一部の子ども達を動かし、その子ども達が集団を動かすことを知っています。もちろん、最初から「一人も見捨てず」を願えるわけありません。だって、そんな重大なことに正対して、失敗したときの重圧は大きい。だから、さまざまなノウハウを開発し、整理しました。それを経て、『学び合い』は願いであることがわかります。そして、その人なりの授業が生まれます。ま、コアである「一人も見捨てず」は不動ですので、ゴチャゴチャせずに、シンプルである点は同じです。でも、香りが違う。

 

追伸 私を指導教員に選んだ西川研究室のゼミ生に、「私のような教師になりたい?」と聞けば、全員が「ノー」と言うでしょう。私はそれが誇りです。

追伸2 そもそも、カリスマ教師は中堅前半までは限界です。仕事上の嫉妬は恋愛の嫉妬より強いものです。カリスマ教師として活躍し続けるためには、対外的以上に勤務校・地域での貢献しなければならない。それが出来る人は、ごく僅かです。出来なければ、潰されるか、子どもと直に接する教師を辞めるかしかありません。私は高校教師に挫折し、大学に逃げました。現場教師としては二流、三流であることを自覚しています。

[]『学び合い』脳 08:08 『学び合い』脳 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』脳 - 西川純のメモ 『学び合い』脳 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 一度、『学び合い』が腑に落ちると、『学び合い』以外の本を読むと、「それが全員にフィットしているの?」と突っ込みたくなる。難儀なものです。

 多くの先生は、教科書を学べば、子どもはそこそこ幸せになると思っている。例外があることは知っています。でも、自分は無罪だと思ってる。

[]数学 06:53 数学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 数学 - 西川純のメモ 数学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

まずは、以下をお読みください。

http://news.livedoor.com/article/detail/12464340/

学校の算数・数学を数学を学ぶための教科と考えるか、算数・数学を通して人格の完成させるための教科と考えるか。

私も、「.0」を書いたら×とか、縦横高さの順番を間違えたら×ということは首をかしげる。ただ、私は算数・数学を人格を完成させるための教科だと思っているので、数学界の重鎮が言った言わないを根拠とはしません。

学校教育の指導内容を定めているのは学校教育法施行規則に根拠を持つ学習指導要領であり、それを定めているのは教科を背景としている学問も含まれていますが、それ以外もあります。

そして、学習指導要領には『「.0」を×にせよ』とも『「.0」を○にせよ』とも書いてありません。そのようなものに関しては、学校長の理解を得ているならば教師の裁量です。そして、教育全体が上手くいくためには、教師は子どもと保護者の理解を得るべきです。

 フィールズ賞受賞の森さんの指摘の方が正鵠を得ています。森さんは『小数の「9.0」の解答について「出来るだけ簡潔な表現をしろ」という条件付きならば減点はあり得るとしながらも、条件なしでの減点はないと断言。』とあります。つまり、数学云々の上位に、教師がどのような指導をしたかを位置づけています。だから、教師がどのような指導をしているかを明らかにせず、ダメだと断言することは出来ないと思います。

 だから、私も、「.0」を書いたら×ということに首をかしげますが、わざわざ数学界の重鎮を引き出して是非を論ずる必要を認めません。

結局、学校の算数・数学を数学を学ぶための教科と考えるか、算数・数学を通して人格の完成させるための教科と考えるかの違いです。前者の立場の人は、後者の立場があることを理解できないですね。

16/12/26(月)

[]失敗を避ける。 21:34 失敗を避ける。 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 失敗を避ける。 - 西川純のメモ 失敗を避ける。 - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』実践者は胸に手を当てて以下を読んでください。

http://nao-taka.hatenablog.com/entry/2016/12/26/162345

なお、このような経験者の話をまとめた本を新年度までに出します。乞うご期待。

[]神奈川の会 21:03 神奈川の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 神奈川の会 - 西川純のメモ 神奈川の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2月26日、厚木市で『学び合い』神奈川の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/445438/

16/12/25(日)

[]怒濤 14:07 怒濤 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 怒濤 - 西川純のメモ 怒濤 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 新年度に向けて、怒濤でやっています。

 バカみたいにやっているのは三つの理由です。

 第一は、「今までの実践の延長上でいいんです」という安易な妥協(総合的な学習の時間や言語活動の充実であったような)にならないために、Know-HowではなくKnow-Whyに応える本を出します。

 第二は、そのための具体的なKnow-Howを提供します。

 第三は、周りとの軋轢を避けて、Know-Howを実践するために必要な、対人関係のKnow-Howを提供します。しまり、喧嘩しない、クレームが来ないようにするにはどうするか?です。

 具体的には、以下のような本が現在進行しつつあります。

 

 教科指導本として、学陽書房の「すぐ実践できる!アクティブ・ラーニング」シリーズの未完の高校英語、高校国語、高校理科が順次刊行され、シリーズがそろいます。

 また、小学校関係として、小学校国語(1年~6年の各学年)、小学校算数(1年~6年の各学年)、小学校社会(5年~6年の各学年)、小学校英語(5年~6年の各学年)が進行中です。

 また、中学校1年の数学本も進行中です。

 

 アクティブ・ラーニングにおける評価はどうすればいいかの本も進行中です。

 

 彗星のごときに現れたカリキュラム・マネジメントに関しても、Know-HowではなくKnow-Whyに応える本を出します。その上で、それを具体的なKnow-Howを紹介する本。それを実現した結果、学力が向上した学校の実践本を出します。

 

 『学び合い』を失敗しないようにするにはどうしたらいいか?それに関する本と、実践者の経験談をまとめた本を用意しました。

 

 ということで25が進行中です。

 

 そして特別支援に関わる本がまとまりつつあります(私が今までで一番涙を流しながら書いた本)。

 

 以上は、数多くの同志とゼミ生と、三つの出版社の最も優秀な編集者のご理解とご協力の下に、上記の荒技を進めています。

 まっててね。

 『学び合い』の実践者の方々の勤務校でカリキュラム・マネジメントを実現するには、かゆいところに手が届くツールがないと周りの人は動かないから。

[]学歴の経済学 11:03 学歴の経済学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学歴の経済学 - 西川純のメモ 学歴の経済学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の横で「学歴の経済学」を息子が読んでいます。

 原稿の時(中学3年の時)に読ませましたが、再読です。目の色が違う。高校にはいって、そういう段階にシフトしたことを感じます。

[]責任 11:01 責任 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 責任 - 西川純のメモ 責任 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 あるゼミ生との会話です。

 私はゼミ運営に関して『学び合い』で運営しています。おそらく信じられないほどゼミ生に任せています。もちろん、うまくいかないこともあります。その場合は、その責任を負うし、ゼミ生に謝れます。

 ゼミ生は「何故、自分の責任と思えるのか?」、そして「教師になったとき、自分は負えるだろうか?」と聞かれました。

 前者に対する回答です。

 我がゼミの学生は「本当にいい奴ら」です。だって、「一人の見捨てない」という多くの人には荒唐無稽にみえることを掲げている変な教師のゼミに入ろうとしているのですから。だから、そのゼミ生集団で問題があるとしたら、私の責任に決まっています。一人一人が善意であり、少なくとも悪意の無い行動が集団としてうまくいっていないならば、それは集団に対して課題を与えている私の責任に決まっています。『学び合い』のセオリーに従って、現状を分析すれば原因は何かが明らかです。

 そのゼミ生に対して、現状の問題点の根本的な原因を分析して説明しました。

 その上で、そのゼミ生の担当する子ども達は西川ゼミレベルでは無いと思います。中には悪意ある子どももいるでしょう。例えばサイコパス。でも、圧倒的大多数の子どもは悪意はなく、善意で行動すべきだと分かっている子どもです。そして、2、3割はかなりの善意を持っている子どもです。そして、その子が動けば、中間層も動きます。つまり、本質的には西川ゼミと同じ動きをするはずです。だから、『学び合い』のセオリーで分析すれば、原因は明らかになり、そして、その原因は教師である自分であることは分かります。

 後者に対する回答です。

 何のために私は責任を負えるか。

 それは自分のためです。

 もし、私が責任を回避したり、曖昧にしたら、ゼミをリードする子どもから見捨てられます。そうしたら、その子たちは動かなくなり、私「一人」で全てのことをしなければなりません。それは無理です。

 私「一人」でなんとかできるようなゼミ運営をすれば、そのレベルの達成度しか達しません。そして、そんな状態に私は誇りを持てません。とくに『学び合い』で運営したゼミのレベルを知っている私は。

 つまり、私は時間的・精神的に余裕を持ちながら、誇り高い人生を得たいと願っているので、責任を回避したり、曖昧にしません。繰り返しますが、自分のためです。

 

 以上を説明した後に、「どっちの人生を歩みたいの?」と「嫌らしい笑顔」でゼミ生に語りました。

 

追伸 責任を負った結果、完全ハッピーエンドになるかは分かりません。しかし、どんな結果であったとしても、責任を回避した結果よりは「まし」であることを疑うことは出来ません。私はスーパーマンではなく、凡夫であることを十分に理解していますから。

16/12/24(土)

[]笑い話 09:56 笑い話 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 笑い話 - 西川純のメモ 笑い話 - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』はバカげている。こんなことを実践している教師がいるなんて信じられない。クレージーだ。

というような記述をネットで見つけると思い出す笑い話があります。

 

ある貴婦人が画廊でピカソの絵を見ています。婦人と店主の会話です。

婦人:こんなバカげた絵が数十億もするなんて信じられない!

店主:奥様、中国語を話せますか?

婦人:もちろん話せないわ!

店主:奥様。世界には十億人以上の人が中国語を話しています。

 

追伸 おそらく店主は得意先を一つ失うでしょう。だから、「まったく奥様の仰るとおりですね」と言うべきですね。政治をしましょう。

*[大事なこと]目指すものと方法

今ゼミ生に教えたこと。

 方向性は同じでも、どれぐらい先をイメージするかで方法論は変わります。例えば、授業改善のレベルだったら、子ども達よりも教師の方が早く改善する人もいます。しかし、それが出来る教師は希で、カリスマと言われます。しかし、何故、それが出来るかを言語化できる人は本当に希です。そりゃそうです。もの凄く、複雑な要因が関わるからです。考えてみて下さい。伴侶が怒ったとき、それを許してもらえる方法を言語化して下さい。無理だと思います。そして妻が三十名いたら・・・・。

 でも、その人が「全ての教師が出来るにはどうしたらいいのか?」と考えないならば、自分の実践を言語化することに邁進するでしょう。「全ての教師ができるにはどうしたらいいか?」を考えれば、直ぐに、それは無理であることは自明ですから。

 そもそも「子どもの一生涯の幸せ」の次元で考えれば、教師の手立てで何とかすることで満足できるわけありません。学校を卒業したあとに教師はいないのですから。もし「子どもの一生涯の幸せ」を願うならば、教師の手立てをどれだけそぎ落とすかに頭を使うでしょう。

 そのゼミ生に話してないこともあります。

 かつて西川ゼミの卒業研究は学会誌にボンボン掲載されました。地方大学の准教授あたりが2、3報の業績も得られない学会誌に、22歳の学生の論文が掲載されるのです。理由は、私が基本的に問題設定をして、方法を決めて、データの解釈をするからです。私は学術論文の業績の上げ方を熟知しています。だから膨大な業績と学会の賞を獲得しました。その私の頭で卒論を進めれば学会誌に掲載されるのは当然です。

 が、今はしません。それは本質的に学生が成長しないからです。もう一つは、私が考えた研究からは、私の考えを超えられないからです。だから、私は出来るだけ教えずに研究をすすめさせています。もちろん、アドバイスはします。でも、出来るだけ、そのアドバイスをそぎ落とします。そのような研究を積み上げたから、既存のパラダイムを突き抜けた『学び合い』が学術的に生まれたのです。

[]サンタクロース 21:59 サンタクロース - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - サンタクロース - 西川純のメモ サンタクロース - 西川純のメモ のブックマークコメント

 高校1年の息子がサンタクロースは今どこを飛んでいるのかな?と聞きました。

 我々夫婦は、今年からサンタクロースはお父さん、お母さんが担当すると言うと、残念がっています。

 彼の頭の中にはフィクションとノンフィクションが入り交じっているのでしょう。

 我が子ながら面白い。

追伸 サンタクロースを信じる大学生はまずいので、ソフトランディングさせたいと思っています。親のエゴとしては、そう思いませんが。

[]批判のレベル 08:28 批判のレベル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 批判のレベル - 西川純のメモ 批判のレベル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、ネットサーフィンして『学び合い』批判を調べました。私は弱い人間ですので、この手の情報に頻繁にさらされると辛くなります。ですので、知らないようにしています。が、定期的に調べます。

 従来通り、批判にはタイプがあります。

 

タイプ1 伝聞による批判

 実際に『学び合い』を見たこともなく、本も読んだこともない批判。自分の過去を否定されるのではないかと思い、感情的に批判するものです。当たり前ですが、これが一番多い。あまり極端な例は、パロディとして笑えます。可哀想なのが佐藤学先生です。明らかに学びの共同体とチャンポンになっている批判が多い。そして、『学び合い』の特徴を挙げて、佐藤先生を批判する方がおられます。佐藤先生も迷惑だと思ってらっしゃっていると思います。

 

タイプ2 少数事例の拡大

 自分はどうだった、同僚がどうだった、という少数事例から『学び合い』を批判される方です。理論や方法論が正しくても運用しているのは人なのです。特に理論や方法論に反した『学び合い』(?)の責任は負いきれません。『学び合い』が有効なのは、満額やったときのみです。私の本のさりげない1行の注意も、全て膨大な学術・実践データに基づくものなのですから。初心者は、素直に先人の言われたことをやるべきは、どんな習い事も同じです。

 また、実践者が原因ではなく、実践者以外の方の妨害が原因である場合も少なくありません。人の心は弱いもの。そして、『学び合い』は心でやる実践ですから。

 魔女狩りの蛮行を理由にキリスト教を云々したり、テロを理由にイスラム教を云々するようなものです。原典を読むべきです。が、しませんね。

 

タイプ3 よってたつ前提の違いを理解していない。

 自分がどんな前提に立っているのかを理解していないで議論されている方です。その方のおっしゃっていることはまっとうなものが少なくありません。尊敬すべき教師である方も多い。しかし、『学び合い』のことを語る場合、『学び合い』と自分の違いがを理解して欲しいと思います。

 『学び合い』の前提は、「一人も見捨てない」ことを大前提としています。

 学生からタイプ3の方の意見に関して、どう思うかを聞かれることがあります。私の返答は単純です。「それが全ての子どもが出来ること?全ての教師が出来ること?」です。それで納得してもらえます。

 例えば、虐めに関してです。

 「虐めは無くならない。それが現実的な現状認識。だから、虐めを出来るだけ少なくする、現状の実践の改良をしよう」

 という立場と

 「虐めはなくすことが出来る。虐めをなくすために、実践を根本的に改革しよう」

 の違いなのです。

 後者の立場は倫理的には正しいし、建前論的にも正しい。でも、前者の立場の人から見れば理想論に過ぎるのでしょう。そして、現状の実践を根本的に改革することは無理だと考えます。

 ただ、前者の人も「虐めは無くすことは無理と諦めていいのですか?今のままでは無理なら、根本的に変えましょう。だから、無くすにはどうするべきか議論しましょう」と言われると嫌がる。虐めを容認することを認めることはイヤだし、だからといって、自分には荒唐無稽と思われることを議論することは嫌がる。

 

 その他、『学び合い』を批判する方の代表的な前提をいくつか紹介しましょう。

 

 教科内容に関して、「その教科の背景とする学問を教えることが正しい」というものがあります。私は公教育においては必ずしも正しくないと考えています。公教育で教える内容は法で定められるものです。例えば、以前、ある方々が数学的に正しいか否かで議論しているのに対して、法的にどうかと議論することを提案しました。そのとたんに感情的になられました。仕方がありません。人類史上、もっとも成功した宗教は数学と自然科学だと私は思っていますので。

 でも、学校教育法施行規則を変えれば数学自体を教えなくなることも理論的に可能です。そして施行規則は省令ですので、文部科学大臣が決めることが出来ます。つまり、国会に無関係なのです。

 その教科の詳細は学習指導要領で定められていますが、非常に自由度が高い。

 私は「その教科の背景とする学問を教えることが正しい」と考えること、それから派生する背景とする学問での「深い読み」、「論理的思考力」を大事にしたいという立場を理解します。ただ、絶対的では無いと思っています。そして、それを吟味する基準は背景とする学問ではなく、「一人も見捨てず」であると思っています。それを決めるのは、今後の社会の有り様だと思っています。

 

 また、「教師は教えるのが仕事だ」、「子どもは黙って先生の話しを聞く必要がある」と仰います。しかし、教育基本法、学校教育法、学校教育法施行令、学校教育法施行規則、学習指導要領のどの条文にも、それは書かれていません。「いままでは、そうだった」というだけのことです。それを指摘すると嫌がります。

 

 また、「教師は教えるのが子どもよりうまい」という学術的には明らかな誤りも、「いままで、そうだった」という根拠の本に信じ切っています。

 

 私としては健全な議論をしたいと願っています。ただ、今までの経験で、それが不可能であることも理解しました。研究者ですら、その研究のパラダイムを侵されるとき、感情的になるのはクーンの研究を引用するまでもありません。

 

 これは前提の違いです。ユークリッド幾何も非ユークリッド幾何も、その公理の中で世の中を記述し、予想することが出来ます。見ている世界が違います。

 時間をかけて、中間層の方がどちらを選ぶかで決まります。

 今おかれている日本の社会状況から勝てることは確かです。だって、今の実践の延長上を一番求めているのは教師であり、その現状を不満に思っているのはそれ以外であり、その人数比は1対199で199の人の不満は単調増加ですから。問題はそれにどれだけ時間があるかが分かりません。

追伸 客観的な事実を一つ。最も小規模の地方大学の一人の教師がはじめたことが日本中に広がった理由は一つです。有効だからです。願うことが共感されるからです。

本に書いたとおりやれば、本に書いたとおりになることを経験した人が多いから、広がったのです。

16/12/23(金)

[]芸人 21:27 芸人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 芸人 - 西川純のメモ 芸人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 二十年前は、教師の職能の1つに「芸人」の能力があると思っていました。今は、そう思いません。

 最近のゼミ生との会話。ゼミ運営に関しての四方山話の後のことです。

 

私 私は教師としての能力は高くない。

ゼミ生 驚いて目をむく。

私 話術、教材だったら平均的な教師より遙かに上を行くと思う。

ゼミ生 じゃあ先生の考える教師の職能って何です?

私 子どもを一生涯幸せに出来る能力。

ゼミ生 納得してうなずく。

私 私はそれに関して私より遙かに凄い教師をいっぱい知っている。それらの人に比べたら私は高くないと思っているよ。

 

 不遜ながらお金をもらえる語りは出来ます。でも、それはしょせん芸人の芸です。それも、芸能界で長らく生き抜いている人に比べれば、ぐっと下がる。教師がそれを使えるのは、せいぜい4週間ぐらい。

 と思っているので、2流の芸能人の芸が一流の教師の職能だと思っている人、つまり二十年前の私から見たら、嫌われるよな~っと思います。

 

追伸 一斉指導の能力が無いと『学び合い』は出来ないという方がおられます。心の中で爆笑します。そのようなことをおっしゃる方の考える一斉指導の能力が有効なのは4週間が限界です。そして、その能力を持てる人はごく一部です。でも、一斉指導の能力のある方の中には「人」で引きつける人がいます。その方は『学び合い』も上手い。そして、一斉指導の能力が無くても、『学び合い』は成立します。そして、子どもとのやりとりの中で、子どもを納得させる「人」が育ちます。それが凡夫が成長する道だと思っています。

 

16/12/22(木)

[]中澤さん 09:17 中澤さん - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中澤さん - 西川純のメモ 中澤さん - 西川純のメモ のブックマークコメント

中澤さんの実践がアップしました。

http://find-activelearning.comにアクセスし、とりあえず無料登録してください。画面左の検索に『学び合い』を入力して下さい。『学び合い』の実践がアップされています。

16/12/21(水)

[]課題 22:13 課題 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 課題 - 西川純のメモ 課題 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、ゼミ生に日本を動かす企画を考えろ、という課題を与えています。

 当然、悩みます。で、どういうものが「日本を動かす企画なのか」と聞かれました。

 私の応えは、「私がどう思うかではなく、これが日本を動かすものだと妄想できるようなものであればいい。仮に私がそのレベルなの?と聞いたとき、いや動かせると君らが私に反論できればいい。だから、私がどう思うかはどうでもいい。」と言いました。

 このことに限らず、私はゼミ生の語ることより、語るゼミ生の姿を見ます。その方が正しく判断できます。だって、ゼミ生のことを本気で考え、時間をかけているのはゼミ生だから。私が求めることが自分の得になることさえ納得させればいいのです。

[]入試改革 22:06 入試改革 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 入試改革 - 西川純のメモ 入試改革 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 入試改革ですったもんだをしていますね。悪あがきですが、時間がかかります。

 ふと思います。素人考えですが、「スマートフォン持ち込みをOKにする」とすればいいのではないでしょうか?そうしたとたんに、今の問題の多くは無効になります。そうしたら、否応なく、出題者は頭をひねるでしょう。そして、自由記述に逃げるはずです。

 選択肢でスマホ持ち込み可能で成り立つ問題、それも学力の三要素を満たす問題を考えるのは骨が折れますよ。

 ま、妄想です。

 子どもたちの生活する社会、いや、今の時代、スマートフォン持ち込み自由の世界ですよね。五十歳代後半の私がビックリするのですが、40台後半より若い人、一人でいるとずっとスマホをいじっている。そういう時代です。

[]最後のピース 07:21 最後のピース - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 最後のピース - 西川純のメモ 最後のピース - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の教師としての原体験は、学力的に最底辺の高校の講師です。私の教え子は中学校の内申書が純粋無垢のオール1の子どもも多かった。世の中に、こんなに多くのオール1がいるとは思ったことはありません。家庭的に問題のある子、暴走族、暴走族OBが多かった。知的障害、情緒障害、学習障害の子もいました。

 私はその子たちみんなを分からせたかった。でも、それは無理と諦め、みんなを分かった気にさせる授業をした。そして、その技術を洗練させ、それを誇った時期がありました。

 私はその子たちみんなを幸せにしたかった。でも、それは無理と諦め、みんながその時間楽しめる授業をした。そして、芸人のような話術と、出し物の質を高め、それを誇った時期がありました。

 それはまがい物であることは知っていた。しかし、それ以上のことを私は出来なかった。

 そして、一人、一人と、学校からドロップアウトし、まっとうな社会とのつながりをたたれる子どもたちを見捨てていた。

 いい授業とは、と考えるとき、私はその子たちのことを頭に描きます。

 だから数多くの論文を書き、数多くの学会の賞をいただいた研究を捨てて、『学び合い』研究にシフトしました。

 そして二十数年たちます。

 原体験の子どもの一人一人を思い描き、その子たちが分かる授業が何であるか今は分かります。そして、その子たちの一生涯の幸せを具体にイメージできます。でも、それでも救いきれない子どもがいます。

 昨日完成した本の最後にFさんが書いてくれたことが最終的な答えです。

 Fさんは以下のようなメールを私に送りました。

わかりました。

私が得た学びは、最後の一文なのですね。

感無量です。

ありがとうございました。

 その部分を読み、「あ、最後のピースがぴたりはまった」と思いました。実は前から知っていたことであり、語っていたことです。しかし、私が語っていたこと、書いていたこと以上に、深みがあったのです。全ては繋がりがキーなのです。

 救う子どもの範囲を広げ、救う時間の範囲を広げ、つまり、縦と横の範囲を広げました。

 どんな子どもも、一生涯を幸せにすることが出来ることを、今、確信できます。

16/12/20(火)

[]脱稿 21:42 脱稿 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 脱稿 - 西川純のメモ 脱稿 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、1つの本の自分なりの原稿を書き上げました。

 今まで、一番、泣きながら書いた本です。

 でも、「一人も見捨てず」これが出来ると思えた日です。

 どんな子どもであっても、その子どもが死ぬときに幸せに死ねることをリアルにイメージできるようになりました。

 共著者はこの本を書き上げるために、数百万と2年間の人生をかけて本学に学びに来た人です。確信します。その投資に十分見合うものを得たと思います。そして、今後、出会うであろう、様々な子どもたちの未来に対して、何をすべきかをハッキリ確信できるようになったと思います。

 私も、「一人も見捨てず」に関して、最後のピースがはまったように思います。嬉しい。

追伸 残りのピースは、「分かりたくない人をどうしたらいいか」、「子どもたちが何を学ぶべきか」です。答えは分かっています。ただ、それに対しての政治闘争する時間と、自分の老後への最終調整とのトレードオフが問題です。

16/12/19(月)

[]同時発売 06:58 同時発売 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 同時発売 - 西川純のメモ 同時発売 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1月18日に「アクティブ・ラーニングの評価がわかる!(http://www.amazon.co.jp/dp/4313653252)」と「すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 高校理科(http://www.amazon.co.jp/dp/4313653104)」が学陽書房から同時発売です。

 「アクティブ・ラーニングはどうやるの?」が一段落すると、「どう評価するの?」に移行します。ところが、そもそもアクティブ・ラーニングは何かを理解していないと、非アクティブ・ラーニング的な評価をします。馬鹿馬鹿しい。学習者が主体的・協働的になるアクティブ・ラーニングでは、評価も学習者が主体的・協働的にあらねばなりません。なお、アクティブ・ラーニングの評価をすれば、馬鹿げた評価に関わる負担も大幅に軽減です。読めば、発想の転換がなされます。

 「すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング」シリーズの高校理科版です。執筆者の大野さん、菊池さんは『学び合い』コミュニティの中でも理論派です。そのお二人が書いたのですから、その色が出ています。他教科の人が見ても面白いと思いますよ。

 なお、毎度のことながら、アマゾンで注文すると発売当初は混乱して手に取れるのに時間がかかります。お手近な書店に注文するといち早く手に取れますよ。

16/12/18(日)

jun24kawa20161218

[]忘年会 10:49 忘年会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 忘年会 - 西川純のメモ 忘年会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

昨日は忘年会、兼、新ゼミ生の歓迎会です。本学の一つのコースレベルの人数ですので、一つの飲み屋を貸し切りでやりました。そのため、ゼミ生達がフルスロットルで楽しんでいたので、ま~凄かった。

残念ながら時節柄体調不良2名がいました。一方、奥様の出産のために帰省するというおめでたい不参加もありました。

その代わり、地元のOBOGも2名参加です。

あ、ゼミ生同士の結婚報告もありでした。

さて、「こいつら」は日本の社会・教育を変えるどんなことをこれからやらかすでしょうか?予想できない。楽しみです。

追伸 私の首にあるネクタイはビンゴゲームでもらったものです。

[]長者中学校 18:19 長者中学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長者中学校 - 西川純のメモ 長者中学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 長者中学校とは5年以上のお付き合いです。本年度もゼミ生を連れて行きました。私の講演と、ゼミ生の飛び込み授業です。面白いのは、体育の異学年学習です。こうなると何でも出来ることが証明されました。

 西川純の部屋(http://jun24kawa.jimdo.com/)で「『学び合い』を学びたい方へ」→「『学び合い』動画」に進んで下さい。その一番下です。

 自慢です。上越に戻ってから嬉しいメールが来ました。

 

『こんにちは。長者中学校の○○です。先日は楽しいひとときをありがとうございました。

私は3年生の担任ですが、先生の講演後の進路面談で「西川先生のお話を聞いて・・・」と実業系の学校に変更する生徒が出ました。

保護者は普通科を薦めていたのです。

本人はとてもすっきりした様子で自信たっぷりに進路変更しました。

私は何だかものすごくうれしいです。

また、ある男子生徒は私に提出するプリントに「僕は西川先生のことをもっと知りたいので教えて下さい。」と書いてきました。呼んで話を聞くと、もうすでに彼はYouTubeでいくつか先生の動画を見たとのこと。

西川先生のお話を3年間聴いて育った3年生。

私も含めてとても幸せです。』

 

 私もそうでしたが、普通科の方が良いと思う人が多い。保護者も我が子のことを考えて普通科を薦めていました。当然です。しかし、実業系の学校に変更するということは、その子は自分の言葉で保護者に語ったことを意味します。それも保護者を説得できるだけのレベルで語ったのでしょう。どの学校に進むにせよ、自分の進路を自分の言葉で語れるきっかけになったなら私の講演は意味があったと思います。

 が、不安なのは私のYouTube画像の中で、講演会ならいいのですが、学年ゼミのベランメイ口調の動画を見られたとしたら、恥ずかしいな。

[]大阪の会 06:47 大阪の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の会 - 西川純のメモ 大阪の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1月21日に大阪で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/444537/

16/12/17(土)

[]慣れ 08:00 慣れ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 慣れ - 西川純のメモ 慣れ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は同志と吞みました。最近、『学び合い』がうまくいっていないので、状況を聞きました。直ぐに分かりました。子どもたちに対して、否定的な言葉があったからです。もちろん、非難する香りはありません。ただ、前の子どもたちと違うことを感じているということです。

 これは『学び合い』の実践年数が長い人にありがちな状態なので書きます。

 初めて『学び合い』にトライするとき、また、学校が変わり心機一転で『学び合い』をするときは、セオリー通りのことをします。つまり、私の本に書いてある入門者がやるようなことをやります。そして、セオリー通りに子どもたちは変容します。

 ただ、同じ学校の別な学年、クラスを担当するとき、最初のセオリー通りのことを省略してしまうのです。何故かと言えば、昨年の子どもたちの3学期にはそれを必要としないからです。その延長上で、3学期段階のことを1学期の最初にやってしまう。これではうまくいかないのは当然です。だから、最初はセオリー通りの、言葉がけ、評価を「くさい」ぐらいやらなければなりません。

 でも、うまくいかない肝はそこではありません。心が備わっているならば、セオリー通りにやるよりは時間がかかりますが、やがて変容します。

 うまくいかない肝は、昨年度の子どもと比較して、今年度の子どもの評価が低くなる点です。同志に、「大人の心を見透かす2割の子どもがいる。その子どもの動きが悪いとしたら、それはあなたの心の問題だよ」と言うと、直ぐに納得してくれました。

 何年『学び合い』を実践しても、最初はセオリー通りにやるべきです。その方が安全です。『学び合い』経験が長くなればなるほど、その期間が短くなります。心が備わっているからです。

 なお、西川研究室に対して、私はセオリー通りのことはしません。なぜなら、既に分かっている集団の中に新規参入者が包摂されるような異学年集団を形成しているからです。本当は、小中高もそうすべきだと私は思っています。

 そして最後に、抜群の結果を出すことを求めました。新たなことをする人は説明責任があります。管理職はもとより、子どもや保護者にも分かりやすい説明が出来なければなりません。だから、明治図書の学力向上テクニック入門の通りのことをやって抜群の結果を出すことを求めたのです。

[]都会 07:14 都会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 都会 - 西川純のメモ 都会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、私は都会の真ん中で生きるのは辛いなと実感しました。

 SFの世界に人の心が読める能力がある人の話があります。決まった人の心を読めるならば良いのですが、近くにいる人の心の声がドッと入ってくるので混乱するというものです。私もそんな気持ちです。都会にいけば、様々な人の姿が見えます。それも幸福ではなさそうな人たちの姿が。それを見ていると、その人の気持ちを想像し、それが苦しくなるのです。

 もう一つありました。

 上越で吞む場合は、吞んだ後はタクシーか代行に乗って15分以内に自宅に帰れます。

 昨日は、11時に呑み終わってから、電車に小一時間揺られてホテルに到着です。ビックリしたのは、そんな時間の電車に人がいっぱいいました。都会の人は凄いと思いました。上越だったら、本当に静かで、人々は寝ている時間に吞んで、電車に揺られている。

 東京から離れて三十年。地方の人になりました。

追伸 酒も料理も気配りも最高のお店で大満足でした。

[]出陣 07:14 出陣 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 出陣 - 西川純のメモ 出陣 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日の午前中は横浜の特別支援担当の先生方にお話をする機会を得られました。パワポ無し、口だけでやります。話す内容は、今、一番話したいことです。おそらく、義務教育の先生方が知らないことです。しかし、知らなければ子どもの幸せを保証できない。

 私として興味があるのは、私の話の根幹の部分になったとき、先生方の反応がどうか、ということです。つまり、ビックリした後の反応です。ドキドキです。

16/12/16(金)

[]革命的 05:53 革命的 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 革命的 - 西川純のメモ 革命的 - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』の最も革新的で革命的な点は、たち歩き自由、相談自由、ではありません。全員が分かり、楽しい授業が可能であると信じる点です。さらに言えば、それが子どもの一生涯の幸せに「直接」繋がると信じる点です。

 もちろん、「自分の授業では、全員が分かり、楽しい授業が成り立っている」と考えている従来型の授業をしている教師はいます。でも、テストの点数はどうでしょうか?子どもたち全員が満足のいく点数ですか?そうでないはずです。その時、「あの子はしかたがないよね」と思うのが従来型です。『学び合い』は「あの子もなんとか出来る。何が足りないのだろう」と考えるのが『学び合い』です。

 教員養成系大学の学生に、「いじめは完全になくせるか?」と聞くと、ほぼ全員、無理だと思っています。でも、私はなくせると思います。そして、無理だと思う教師のクラスにはいじめはなくならないことは100%確実です。

toukonyukitoukonyuki2016/12/16 10:18「信じているか」そこですね。そうですね。確かに、何かを実現している人は、それができると信じていますね。自分を振り返ってもそうだ。だから、誰かに提案する時にももっと軽く「出来ますよ^ ^」って言ったらいいのかな。何だか道が見えてきた気がします。

jun24kawajun24kawa2016/12/16 17:00期待しています。

16/12/15(木)

[]イノベーター 11:00 イノベーター - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - イノベーター - 西川純のメモ イノベーター - 西川純のメモ のブックマークコメント

 イノベーターの人でないと意味不明なことを書きます。いまさっき、ゼミ生から聞かれたことに対して応えたことです。

 片桐さんの名言に「『学び合い』をやめる人は、『学び合い』を理解していない人」というものがあります。その通りだと思います。まずはたとえ話です。

 路上でギターを弾きながら歌っている無名な歌手がいました。そこに二人の人が聞いています。一人はその人の歌が今までにない歌だったのでファンになりました。もう一人は、そのような歌を産みだした「その歌手」のファンになりました。

 初期の段階は二人ともその歌手を応援します。ところがです。メジャーになるに従って、路上ではなく大きな会場で歌うようになります。楽器も音響も変わります。照明も使うようになるでしょう。大衆受けするような曲も作るようになるでしょう。

 そうなると二人の行動が違います。前者の人は「路上で歌っていた頃のあいつが変質した」と言うようになります。そして、自分だけの歌手を探すようになります。後者の人は、その歌手を信じて、大衆化した歌のアルバムの中の「ある一つの歌」の中に自分が最初にファンになった歌手が変わらずにいることを見いだし、応援しつつけます。

 商品が売れる課程を分析した購買理論でも、イノベーターが商品が大衆化するに従って買わなくなり、否定的な立場をとることはよくあることであると述べています。

 さて、『学び合い』も同じです。『学び合い』にはコアの部分と、それを実現するための方法の部分に分かれます。今、『学び合い』は拡大することによって、方法の部分に多様性を持たせています。なにしろ初期の段階では変質した『学び合い』が広がらないように、方法は口伝のみにしていたのですから、今は全然違います。何故変えたかと言えば、コアの部分を理解している人が一定以上いるからです。

 さて、『学び合い』を方法としてとらえている人にとって、大衆化した『学び合い』は自分の知っている『学び合い』とは違うと思うのは当然です。

 しかし、『学び合い』のコアの部分を理解している人の場合は、大衆化してもコアは全く不同であることは自明です。そして、「一人も見捨てない社会と教育の実現」という願いの実現は道半ばである現実を知っています。それを願っているから汗をかいています。

 イノベーターになる人は勉強熱心です。色々な方法を学び、多くの人はそれで一定以上の評価を受けた人です。その方法の一つとして『学び合い』を加えた人は前者となります。そして、方法をどんどん変化させるでしょう。そして、コアの部分に反する方向に進みます。

 しかし、目の前の子どもの姿から『学び合い』に入った人は後者になります。その人は、自分自身は自分なりの高度な『学び合い』を実践するかもしれません。しかし、人に勧めるときは、大衆化したものを薦めます。何故なら、その人が実践できるようなものを実践できるような入門者は多くはありません。つまり、「一人も見捨てない」に反するのです。そして、そのような見捨てられた教師の下に多くの子どもがいるのです。

 『学び合い』を考えとしてとらえるか、方法としてとらえるかの差です。

追伸 西川研究室は『学び合い』で運営しています。しかし、本で書いた方法論は「全く」使っていません。でも、それが出来るのは、西川研究室は『学び合い』を学びたいために研究室に入った人の集団であり、異学年の文化の伝承がなされている集団からです。直ちに一般化できないのは私が一番分かっています。だから、本に書こうとは思いません。

[]群玉の会 05:55 群玉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 群玉の会 - 西川純のメモ 群玉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 主催者のメモをコピペします。

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23回『学び合い』ぐんたまの会

日時:平成28年12月17日(土)15時~

場所:本庄市児玉公民館和室

住所:埼玉県本庄市児玉町八幡山368 アスピアこだま内

お茶菓子代として、100円をいただいています。

お茶菓子の持参大歓迎です。お願いします。

16/12/14(水)

[]教え子 22:19 教え子 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教え子 - 西川純のメモ 教え子 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教え子は可愛い。このかわいさは、年齢と関係ない。40代になっても、50代になっても。攻撃されると、戦闘モードになり。苦しむと、抱きしめたくなる。そして、幸せであると、私も幸せである。

 ただし、教え子が多くなると、心が病みそうになる。

 だめだな~。本当に器は小さい人間だ。

[]私欲 07:03 私欲 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 私欲 - 西川純のメモ 私欲 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 なんか私欲が減退しているような気がする。もちろん、私欲はバリバリあります。ただ、「こうすれば、こうなる」ということが分かっていても、「ま、いいか。誰かが代わりにやるだろう。面倒だな。」という気持ちが先に立ってしまう。心を奮い立たせるようなミッションか金、少なくとも一方がないとやる気にならない。

 あ、これって私欲だ。

 ネットサーフィンしながら、私より若い人の記事を見ると、そう思う。偉いな~

16/12/12(月)

[]幸せ 21:28 幸せ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 幸せ - 西川純のメモ 幸せ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今週の土曜日に横浜市教職員組合の障害児教育連絡協議会で講演する機会を与えていただきました。

 私は講演で何を話すか、それは直前に決めます。

 私の講演料等の要求を受けてくれるだけの熱意があるところです。私なりに最高のことをしたいと思います。簡単で確実なのは、完全に話を組み立てることです。いや簡単というのはあたりません。ちゃんと計算して語ります。確実に、一定以上の語りをします。

 が、今回の回は本当に一期一会です。

 私が語るべきと思うこと、もしかしたら、完成度は低くなっても語るべきこと。

 それを語ります。

 何を語るか「障害児の幸せ」です。

 

 私のミッションは思いが強すぎて泣かないことです。

[]練馬の会 18:39 練馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 練馬の会 - 西川純のメモ 練馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月18日に東京都練馬で『学び合い』の会があります。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/443672/

16/12/11(日)

[]幸せ 15:43 幸せ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 幸せ - 西川純のメモ 幸せ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は救われる気持ちです。

 学卒院生の投稿論文の原稿を読みました。嬉しくって涙が出た。学術論文を読んで涙を流したのは何年ぶりだろう。十年以上はない。

 本日、今書いている本の私の文は書き終わりました。そして、共著者が最後のピースをはめています。これも涙を流した。出口のない子どもの出口が見えたようです。

 私は教師として罪深いことをした。その贖罪をしたいと思っています。しかし、なかなか進まない。子ども達に申し訳ないと思っています。しかし、今日は何かをなしたという気持ちになれます。

 嬉しい。

16/12/10(土)

[]向き合う 22:34 向き合う - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 向き合う - 西川純のメモ 向き合う - 西川純のメモ のブックマークコメント

 一斉指導の授業力を上げる最高の方法は、自分の授業をビデオに撮り、それを見直すことです。

 授業力改善の大きなポイントは、自分が一番知っていることです。そのことを自覚し、改善するだけでものすごく改善します。

 このことが有効であることを知っている人は少なくありません。しかし、やる人は多くない。理由は、ものすごくキツいからです。自分の至らなさに向き合うことはとても辛いことです。

 『学び合い』はシンプルなので、結局は自分の心でやる授業です。もちろん、初心者でも出来るように、さまざまなテクニックは用意しています。しかし、いつか子どもたちと正対し、自分の心で勝負しなければならない時期が来ます。これはキツい。でも、教師ならば乗り越えねばなりません。

 小技で乗り越える、強面で乗り越える。それもあるでしょう。しかし、たった一回の人生を過ごすならば、心で正対する方が、充実しています。辛くても。

[]重なる 20:58 重なる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 重なる - 西川純のメモ 重なる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は、1つの本を仕上げました。そして、1つの本の山を越えました。ホッとしていると、1つの本の3校が来ました。重なるときには、重なるな。

16/12/09(金)

[]ご降誕 19:52 ご降誕 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ご降誕 - 西川純のメモ ご降誕 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は家内の誕生日です。家内が生まれてくれたおかげで、私は今も生きていられていると思っています。そうでなければ、とっくのとうに体と心を壊している。そして、家内が生まれてくれたおかげで、息子は生まれた。ということで、朝一番に、息子と私で家内の両ほほにダブルチューをしました。

16/12/08(木)

[]今 22:18 今 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今 - 西川純のメモ 今 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、書いている本は、子どもたちの未来です。

 先生方に、1年と3年とかではなく、30年、40年、50年先を見据えて欲しいと願っています。そのために「学歴の経済学」という本を書きました。今は特別支援の子どもたちの本です。義務教育の先生方、それも特別支援の担当者すら、子どもたちの厳しい未来を知っていません。それを知って欲しい。その子を守りたいという思いが、子どもの未来を潰している現実。

 実は、共著の人は、私の話を始めて聞いたとき、私に対しての怒りでいっぱいになった方です。とてもまじめに特別支援の子どもを愛した人です。だから、私の言っていることが許せなかった。でも、今では分かってくれています。

 無礼で、お怒りになるかもしれませんが、義務教育の先生方、いや、日本中の圧倒的大多数の先生は、その中には特別支援教育で汗を流している方も、子どもたちの未来を知らない。知っているのは、1年間、3年間での教え方です。

 あ、これで、数千人の人を敵にした。でも、分かってくれる人がいると思って、涙を流しながら書いています。

追伸 親は知っています。だから、馬鹿にされる。いや敵視される。

16/12/07(水)

[]700万ヒット 20:04 700万ヒット - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 700万ヒット - 西川純のメモ 700万ヒット - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、700万ヒットを超えました。ご愛顧感謝します。

[]とうかつの会 05:51 とうかつの会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - とうかつの会 - 西川純のメモ とうかつの会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1月28日に千葉県流山市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://toukatunokai.jimdo.com/

 

16/12/06(火)

[]厳しい 19:53 厳しい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 厳しい - 西川純のメモ 厳しい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ決めの面談期間には色々な学生さんから色々な質問があります。その中で困った質問がありました。「西川研究室は厳しいですか?○○研究室は厳しいと聞いています。○○研究室は厳しくないと聞いています。西川研究室はどのあたりですか?」というものです。そこで、「君の考える厳しさとはどんなもの?」と聞くと、「ゼミの回数とか・・」と言います。ま、曖昧な返答で濁しました。言っても分からないからです。

 私は𠮟りません。ゼミを寝坊して遅刻しても呆れますが、𠮟りません。ゼミ中にカップラーメンを食べたり、寝転びながら私と話します。でも、私は気にしません。

 ゼミ生からは面倒くさいオッサンとみられています。彼らと接する九分九厘の時間は馬鹿話をしています。女子学生のいないときは中学校レベルの下ネタ(つまりドロドロしていない下ネタ)を連発し、ゲタゲタ笑います。賢い中学生レベルのイタズラをして、それが図に当たると大喜びし、スルーされると落ち込みます。どう考えても厳しくない。

 でも、「日本を変えろ」と檄を飛ばします。そして、ゼミ生たちはものすごいことをやり続けます。頭が下がります。その姿を見れば厳しいゼミとも言えます。

 このことは西川ゼミに入らないと分からない。強いて分かるとしたら、クラス全員満点という課題を与えられた『学び合い』クラスでしょう。炎天下でグラウンドを走る高校球児に辛いかと聞けば辛いと言うでしょう。でも、嫌かといえば否定するでしょう。そんな感じです。

 来週はゼミに入る学部2年生の新歓コンパを兼ねての忘年会をします。もしかしたら、「我々は日本の教育をリードする集団だ」というようなことを言うでしょう。新ゼミ生はポカンとしているでしょう。でも、「はいはい、分かっていますよ」というゼミ生の顔を見れば、新興宗教の集団に思うかもしれません。ま、今は分からない。でも、だんだん分かるようになる。ふぉふぉふぉ

[]変化 18:37 変化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 変化 - 西川純のメモ 変化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

私は

最初は、いい授業をしたかった。

次は、子どもに分からせたかった。

次は、子どもを幸せにしたかった。

次は、子どもの一生涯を幸せにしたい、正確には、不幸にしたくない。

今は、日本人の一生涯を幸せにしたい、正確には、不幸にしたくない。

さて、次はどこに行くのだろう。いずれにせよ、ずれが大きすぎるな。

 

 

追伸 今のところは、いい授業のための本を書いています。

[]変な教師 18:37 変な教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 変な教師 - 西川純のメモ 変な教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

今日は学部学生のゼミ決めの面談期間の最終日です。

色々な学生さんと話しました。

新鮮です。

ある学生が「西川先生のやっていることは採用されてから役立つことで、採用されることに役立つことではないですね。」と言いました。

心の中で「う~ん」とうなりました。

きっと学生コミュニティーの中での一つの了解事項なのだと思います。

たしかに、私は採用されるためには、「ド暗記をして」、「必要最低限のテクニックを覚えること」と見切っています。たった数日の評価で、それ以上の選抜は出来ません。

でも、採用されてから生き残れるか否か、成長し続けられるかは別なことが大事だと思っています。ということを思っている大学教師はごく少数だと思います。

[]ヴィジョン 07:12 ヴィジョン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ヴィジョン - 西川純のメモ ヴィジョン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、特別支援関係の本を書いています。最終的にどのようになるか見当もつかないで書いているという私としては希な執筆過程です。一緒に書いているFさんと議論すると、多くのことを学び、新たなヴィジョンが見えてきます。

 中高年の障害者の未来は厳しいものがあります。知れば知るほど苦しくなる。だから、保護者はそれを知りつつも考えないようにしています。「やれるだけはやっている」と。ましてや義務教育の特別支援の先生は考えないようにしています。「九九を覚えさせて、買い物が出来るようにすること」と問題を矮小化させています。仕方がありません、解決できない問題を直視し続ければ心がやみます。

 でも、ヴィジョンが見えてきました。泣きながら私に訴えかけてきたFさんの心にも一条の光を与えられるヴィジョンです。予算は必要なく、いや、予算を削減しつつ中高年の障害者の未来に光を与えられるヴィジョン。あとは、そのヴィジョンをより多くの人に伝えられるか、です。

 『学び合い』実践者だった、基礎的な情報を与え、ヴィジョンを持ってもらえれば妄想をもってもらえる。ただ、子どもを抱え込むことによって子どもを守っている保護者と教師に共感してもらうにはどう書いたらいいか、悩むところです。

 子どもの幸せに繋がることを自分がしていると実感するとき、自己憐憫から解き放たれます。さて、いつ書き終わるだろう。

16/12/05(月)

[]練馬の会 18:42 練馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 練馬の会 - 西川純のメモ 練馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月11日に東京都練馬で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/442649/

[]福岡の会 06:48 福岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福岡の会 - 西川純のメモ 福岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月23日に福岡市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。

Facebook URL

https://www.facebook.com/events/175467216253768/

コクチーズ URL

http://kokucheese.com/event/index/442551/

16/12/04(日)

[]進歩 19:03 進歩 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 進歩 - 西川純のメモ 進歩 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は、子どもの幸せに確かに繋がることが出来た。頭はパンパンだけでど気持ちがいい。

[]進歩 19:02 進歩 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 進歩 - 西川純のメモ 進歩 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は、子どもの幸せに確かに繋がることが出来た。頭はパンパンだけでど気持ちがいい。

16/12/03(土)

[]今日 20:21 今日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今日 - 西川純のメモ 今日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は、明日、明後日、十年、二十年後に繋がることは出来なかった。

takami_swctakami_swc2016/12/03 21:15久しぶりにレスします。最近の西川先生の投稿を見ているとたくさんのストレス(『学び合い』に対する批判)を受けていらっしゃるのだろうなと感じます。世の中、自分のことしか考えない人がほとんどです。その中にあって『学び合い』は十分に健闘してると思います。必ずしも正義が通らない世の中です。『学び合い』が日本で生まれたことはある意味不幸だったと思います。社会が未成熟すぎます。民主主義はありません。でも少しずつ変えていきたいと思います。まだもう少し頑張ってくださることを願っています。

jun24kawajun24kawa2016/12/03 22:25同志
愚痴は言いますが。負けません。負けたら、自分を責め続けるでしょう。それは耐えられない。負けません。

takami_swctakami_swc2016/12/03 22:34負けたとは決して思っていません。

jun24kawajun24kawa2016/12/04 21:12同志

16/12/02(金)

[]タブー 22:03 タブー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - タブー - 西川純のメモ タブー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 タブーに挑戦と銘打った記事がありました(http://president.jp/articles/-/20705)。でも、タブーに挑戦していません。

 教育の評価は、常にプロセスを評価します。プロセスの評価は、いくらでも誤魔化せます。具体的には「やりました」、「がんばりました」といういいわけが出来ます。そして、評価も多義的です。でも、厳しいのは最終結果です。最終結果とは何でしょうか?学力試験の点数ですか?それもプロセスです。じゃあ何で評価すべきですか?

 たとえば、これ(http://grading.jpn.org/Divy2117029.html)です。このレベルで教育を評価すべきだと私は思います。そうすれば教育村の論理を超えます。

[]本心 21:47 本心 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本心 - 西川純のメモ 本心 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 いつも通り、家族と晩酌しました。大きくなった息子は私の膝でしめのヨーグルトを食べます。ま、私はふかふかの座り心地のいい座椅子状態です。その息子をだっこして息子の背中に息を吹き込みます。

 そうすると大学に行きたくなります。人と関わらず、一日中家にいて、文章を書いている生活、いいな~っと思います。ま、これが本心なのでしょう。と思います。

[]丸投げ 06:03 丸投げ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 丸投げ - 西川純のメモ 丸投げ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 長者中学校の先生方は教科部会で『学び合い』のことを紹介しています。その先生から「これは丸投げではないかと言われるのです」と聞きました。それも複数。きっと同じような悩みをお持ちの方もおられる。「何もしないようで、裏には色々あります」と言って読書ガイド(http://bit.ly/2gNr3MV)を配ってくださいください。ビビると思います。

16/12/01(木)

[]異次元 21:44 異次元 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 異次元 - 西川純のメモ 異次元 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は長者中学校でのお仕事です。

 長者中学校の子どもたちをお借りしてゼミ生の飛び込み授業。100%安心しながら見ています。今日のポイントは2時間目。3学年とも体育です。体育館でバレーの『学び合い』をしている一方で、他の2学年は保健体育です。おそらく、『学び合い』の同志が見ても「????」と思うかもしれません。

 私が嬉しかったこと。

 これで国語、算数・数学、社会、理科、英語の座学の異教科『学び合い』ではなく実技教科の実技すらもいっしょに『学び合い』得ることを証明しました。座学の『学び合い』を終わった学年がバレーボールの練習のサポートに入っている。あははははは。

 そして、それ以上に嬉しかったこと。このような挑戦的な試みを自らやろうとすること。

 この仲間たちを守り、子どもたちを守るために何が出来るのか?考えます。

[]セオリー 07:37 セオリー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - セオリー - 西川純のメモ セオリー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ネット上では様々な意見が飛び交う。当然、ご批判も。

 ネットの超初心者の時は、議論すればわかり合える、少なくともよって立つ前提の違いが分かると思っていました。そして、初期の段階は少なくともそうでした。しかし、『学び合い』が知られるようになるに従って、そうでなくなりました。論点を整理しようとしても、論点があちらにこちらにずらされてしまう。大人げない表現をする。感情的になる。等々。

 あるとき気づきました。この人たちは議論をしたいのではなく、論破したいのだと言うことを。非生産的です。そして関わらないことにしました。私が関わらなくても、意味あるご批判ならば、仲間が伝えてくれます。

 セオリー通りです。集団を賛成2割、中間6割、反対2割にイメージします。反対する2割をいじくらず、賛成する2割を固め、6割に共感される結果を出す。アーリーマジョリティを引きつければ、黒白は決します。

 『学び合い』と学び合いの違いが分からない人が批判する。ま、当然です。

 個人として全ての人と学び合う必要はありません。無理です。

 一人も見捨てないという意味は、個人として全ての人を見捨てないことではありません。無理です。

 集団として学び合い、集団として見捨てないのです。個人としては学び合わなくても、見捨てたとしても、それはありえることで自然です。

 このあたりが分からない。人が学び合い、見捨てないのは道徳の徳によるものではなく、損得の得によるものです。従って、個人的に得にならない人と学び合わず、見捨てるのは自然です。ただし、集団としては『学び合い』、集団としては見捨てないことを堅持することが得なのです。

 昨日、ゼミ生に「賢い御方」、「愚かな御方」、「賢い敵」、「愚かな敵」のありがたい順序を聞かれました。その順番は「賢い御方」、「愚かな敵」、「賢い敵」、「愚かな御方」と応えました。愚かな敵はその愚かさによって中間層を引きつけてくれます。賢い敵は無意味な攻撃、下品な攻撃はせず、取引が出来ます。怖いのは愚かな御方です。

 分かりたくない人に分からせようとするのは非生産的です。クラスにおいて反発する子どもをいじくると同じように非生産的です。そんなことをするぐらいだったら、分かろうとする人に情報を発信しましょう。そして、賢くなりましょう。結果を出しましょう。『学び合い』ならばセオリー通りにやれば結果は出ます。それは「簡単で確実に伸びる学力向上テクニック入門」に書いたとおりです。セオリー通りのことをやってください。我流はダメです。少なくとも結果を出している人は我流もありえますが、結果を出していないならば根幹の部分を理解しておらず、初心者であるのです。セオリー通りのことをしましょう。

 ネット上でご批判の頻度が上昇しつつあります。潮目なのでしょう。賢く対応しましょう。

[]呑み会 07:01 呑み会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 呑み会 - 西川純のメモ 呑み会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミの呑み会の時は私は奉られずにいます。昨日の呑み会もそうでした。とても気楽に飲めました。嬉しい。