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西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

16/11/30(水)

[]長者中学校 06:55 長者中学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長者中学校 - 西川純のメモ 長者中学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は講義をしたら青森の八戸に行きます。長者中学校の同志と飲みます。ワクワクしながら教師をやっている人たちと飲むのは楽しい。学生も行きます。

 明日は子ども相手に30年後、40年後の社会を語り、進路選択を安易に考えるべきではないことを語ります。そして、ゼミ生の飛び込み授業です。

[]必要 06:48 必要 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 必要 - 西川純のメモ 必要 - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』が成立しているクラスで、「勉強で役立つのは「友達」、「教科書」、「先生」のどれ?」と聞けば、ダントツで友達、次は教科書、ぐっと下がって先生となります。

 この結果は教師を落ち込ませます。

 しかし、同じ子どもたちに、「じゃあ、先生はいらない?」と聞くとゲタゲタ笑いながら「いらない」と言います。しかし、キーパーソンの子どもは「絶対にいる」と応えます。何故だと思いますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人はエゴがあります。「自分さえ良ければ」というのが本音です。そのエゴが進行すると、集団が崩れてしまう。それをキーパーソンの子どもは知っています。「一人も見捨てないことは得である」ことを巌のように語る教師が必要なのです。

 そして「一人も見捨てないことは得である」と理解した子どもを一定数育てれば、教師無しでも集団は成立します。

 そうなったら教師はもっと成長しなければならない。多くの教師はそれを教材研究に求めます。まあ、それもあるでしょう。しかし、私は勉強の得意な子どもも思いつかない30年後、40年後、50年後の社会をイメージし、中長期の課題を与える力量が必要です。

 これは大変ですよ。

[]好かれる 05:33 好かれる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 好かれる - 西川純のメモ 好かれる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日の講義では、若い学生さんにとって一番大事なことを語ろうと思う。それは子どもに好かれてはダメだと言うこと。子どもに好かれるのではなく、子ども「たち」に「必要」とされる教師になるべきこと。私の犯した失敗をさせたくない。

16/11/29(火)

[]攻め 06:44 攻め - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 攻め - 西川純のメモ 攻め - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私だったら、大阪市の挑戦を受けて立ちたい。必ず結果は出せるから。ましてや人事と予算、おいしいな。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000034-mai-life

16/11/28(月)

[]教科横断的な資質・能力を育てるアクティブ・ラーニング(中学校) 12:33 教科横断的な資質・能力を育てるアクティブ・ラーニング(中学校) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教科横断的な資質・能力を育てるアクティブ・ラーニング(中学校) - 西川純のメモ 教科横断的な資質・能力を育てるアクティブ・ラーニング(中学校) - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「教科横断的な資質・能力を育てるアクティブ・ラーニング(中学校)」(図書文化)が出版されました。編者の上條先生は非常に懐の広い方でありとあらゆる実践を受容する方です。駆け出しの私を最初に見いだしてくれた方の一人です。

 この本には様々な実践が取り入れられていますが、その中に千葉の井上さんの『学び合い』の実践も掲載されています。お勧めです。

[]神の授業 06:58 神の授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 神の授業 - 西川純のメモ 神の授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師の中で神のように思われている名人の授業をみることが職業柄あります。そのたびに、「何見ているの?」と思います。

 目がキラキラしている(笑える表現ですね)のは教室の後ろから、その先生の授業を見ている教師です。

 私は前の方から子どもの顔を見ています。

 そうすれば、かなりの数の子どもがつまらなそうにしていたり、ぽかんとしているのが分かります。

 何でこれに気づかないのか?

 理由は授業中、子どもの後頭部を見ていて、指名される子どもの言葉しか聞いていないから。

 その理由は、あこがれの教師に興味があるから。

 その理由は、「こういう教師になりたい」という願いはあるが、「子どもを成長させたい」という願いが弱いから。

 でも、授業をしている名人教師は子どもの顔を見ています。

 何故気づかないのか?

 理由は自分にスポットライトを当て、自分が何を語り、どのように表現しているかに集中しているから。つまり、ステージにおける役者みたいなものです。大ホールの役者は一人一人の観客を見ていない。見られるわけない。

 私も二百人ぐらいの学生の前で講義をするとそうなります。憑依したようになり、最後に拍手をもらいます。(大学の講義の時にですよ)しかし、その時の私は教師ではなく役者です。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/daitouiruka/20161127/1480204375

16/11/27(日)

[]文化 20:05 文化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 文化 - 西川純のメモ 文化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に出会って半年ぐらいの現場経験のない学生が、百数十人の子どもの前で授業をして、2時間で子どもの変化を引き起こす。

 こんな無茶なことを「旅費さえ出せば、ゼミ生を派遣します。2時間で子どもを変えてみせます」と私は豪語しています。

 でも、もっと凄いのは、「○○で飛び込み授業があるけど、誰かやる?」と聞くと若い学生たちが手を上げると言うことです。

 3年前からゼミ生の飛び込み授業をはじめました。初めは現場で5年以上『学び合い』を実践して、『学び合い』を深めたいと願って大学院に入ったバリバリの確信犯がはじめました。でも、最初はドキドキでした。頭の中では出来ることは分かっているのですが、とにかく不安がっていました。それが今では西川ゼミに入って半年ぐらいの学卒院生がやるのですから。文化というものだと思います。

 さて3年後にゼミ生集団はどのように変わるのでしょうか?

 本を出し、講演をする、このレベルは想定内です。

 でも、教師の醍醐味は子どもが私を凌駕するときです。

 ワクワク

[]潮目2 17:57 潮目2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 潮目2 - 西川純のメモ 潮目2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 全日本的には潮目を超えたと感じますが、上越はまだです。ちなみに私は上越に三十年勤めていますが、講演会に呼ばれたことはいままでに片手しかないのです。(ちなみに出張を伴わないので対外的に求めるレートを求めません。中には清酒一本のところも含めて片手です)遠方の方はたいていビックリします。

 また、上越教育大学教職大学院も潮目はまだです。今から約二十年前、『学び合い』研究が本格化するまでは現職教員が西川ゼミ院生の主流でした。しかし、『学び合い』研究が進むにつれて、学卒院生が多くなります。現職院生は『学び合い』実践者で、私の所に学びたいから大学院に入ったという確信犯が大部分です。

 私は、私や『学び合い』をよく知らないけれど、「一人も見捨てないことにこだわる」ということに共感して私のゼミに所属する教員が増えたとき、潮目が来たと思っています。まだまだです。ま、私の不徳のなせるものなのでしょう。

[]同じ願い 17:33 同じ願い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 同じ願い - 西川純のメモ 同じ願い - 西川純のメモ のブックマークコメント

願いがある人は、同じ結論になります。

願いのない人は型に走る。そして、それを人に強いる。例えば、県指定の○○方式、○○メソッド・・・・・

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20060518/1147918888

以上は10年前のメモです。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/minif/20161127/1480234557

なお、極端になるとこんな先生も生まれます。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20080928/1222567659

こうなると自己満足と言うより、害毒ですね。

[]吉祥寺の会 14:51 吉祥寺の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 吉祥寺の会 - 西川純のメモ 吉祥寺の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月4日に吉祥寺で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/441123/

[]評価 10:35 評価 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価 - 西川純のメモ 評価 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 少なからざる教育関係者を敵にするようなことを書きます。

 少なからざる都道府県には○○プランとか○○メソッドというような授業方法の縛りがあります。聞いてみると、学力向上のために秋田県の方法を参考にしてつくったというそうです。

 しかし、断言します。それらを秋田県の「先生」に見せて、「これは秋田県の授業方法に基づくものですよね?」と聞けば、笑い出すでしょう。十歩譲って、秋田県の誰かの考える授業方法かもしれませんが、秋田県の先生方の授業方法ではありません。

 そして、不思議なことなのですが、授業方法の縛りは強い一方、それによって成果が上がったという検証が殆どなされていません。十歩譲って、おおざっぱな分析はなされていたとしても、それが授業方法による効果であることを検証していません。まあ無理でしょう。私の知る限り、学術的に効果があることを保証しているものはありません。ま、ナイーブ(素人的なという意味で学術の世界では最高の侮蔑)なものばかりです。

 では、何故、そのようなものが横行するのでしょうか?

 それは行政だからです。仕方がありません。

 行政は何かをしなければなりません。そして何かをしたことを文章で示さなければなりません。だから、ナイーブであっても方法をつくります。そして、学校現場を強います。

 学校現場もいろいろと文句を言いますが、結局お上から言われたことをやっていれば責任を負わなくてもいい。だから、学校の全員にそれを強います。

 そして行政は、良い評価を報告しなければなりません。だから、厳密に効果を検証できないのです。それは学校も同じです。

 ということで、どうでもいい方法が生まれ、予定調和的な結果が出る。

 仕方がありません。行政だから。学校だから。

 それ故、高校の教育行政ではそのような授業方法が生まれません。何故なら、大学入試というハッキリとした評価があるからです。だから、行政も責任の負えない授業方法を生み出そうとはせずに、結果を求めることになります。

 『学び合い』実践者に申します。

 戦わないで下さい。授業方法を強いている人だって、役目上、強いているのです。たいていの人は、あなたが思いつくような馬鹿馬鹿しさを理解しています。だから、何を言っても変わりません。でも、繰り返しますが馬鹿馬鹿しさは理解しているのです。その人は、「そんなこと言われても困るよ。うまくやってよ~」と思っています。つまり、従ったふりをしましょう。行政と教師が劇をしましょう。馬鹿馬鹿しいですが、それが組織というものです。

 立法の方にお願いします。結果をただして下さい。ただし、やんわりとね。そして、強いる方法は例示しているという言質を取って下さい。つまり、それ以外もOKであることを明確にして下さい。そうすれば我々は結果を出します。くれぐれも『学び合い』を強いないで下さい。強いて出来るような授業ではありません。心で実践するのが『学び合い』ですから。

 時間がかかりますが、こうやるしか大きな組織を動かすことは出来ません。

[]ホウレンソウ 08:15 ホウレンソウ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ホウレンソウ - 西川純のメモ ホウレンソウ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 報告・連絡・相談、ホウレンソウと呼ばれ、職場では大事なことだとされています。

 が、西川ゼミでは報告・連絡を私にすると「なんで私に言うの?」と呆れた顔で言います。相談もレベルの低い相談をするならば、同様に「なんで私に言うの?」と言います。

 なんでそうしているか?ホウレンソウを受け入れると、ゼミ生が私に依存するからです。そして、自分たちの頭で考えないから。じゃあ、大丈夫か?

 大丈夫です。一つのルールがあるからです。

 決めるときは独り決めせず、ゼミで話し合って決めるというルールです。

 私がどう考えるかはゼミ生は分かっていると信じています。私は一貫した行動、判断をしていますから。そして、それは文章化しています。少なくとも、それを分かっているゼミ生は一定数います。だから、ゼミ生は私の判断を仰ぐ必要はありません。

 ではリスクはないのか?

 ありません。例外も明確に規定しています。

 西川ゼミの看板を掲げて他の組織に「初めて」入るときと、物品の購入の2点だけは私に相談することを求めています。これ以外だったら、たいした問題になりません。まあ、起こっても、私が謝ればいいだけのことです。

 私がホウレンソウを受け付けないことを分かっているので、私に依存せず、自分たちの頭で考えるようになる。三十二人の頭で考えたことに私が勝るとは思えません。

 以上が、ゼミの経営方針です。

追伸 校長がそうすれば楽で成果が上がるのに、と思う校長もいます。

[]あそうか 06:57 あそうか - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - あそうか - 西川純のメモ あそうか - 西川純のメモ のブックマークコメント

 研究者出身の私は教育研究に満たされなかった。数多くの学術論文を書き、多くの学会から賞をいただいたが、教師の心を満たせなかった。「おまえの研究は子どもを救えない」という声が耳元にささやき続けた。だから変(少数者であるという意味)な研究者になってしまった。でも、教育の世界は大きくなかなか動かない。

 そんな私は長らく実践界の巨星をうらやましく思っていました。大村はま、斎藤喜博ではなくとも、私の時代と重なる巨星はいます。そして、今、頑張っている中堅・若手がいます。最近はその人たちと同じレベル数の本を出し、講演会を開きます。そうなってみると実践界の人たちの苦悩も分かります。伝えられる人はいるけど、圧倒的大多数は伝えられない。そして、伝えられる人だと思っていた人が、そこそこ授業が出来るようになると普通の教師になってしまう。さらに言えば、自由な大学人と違って小中高の教師はしがらみも多い。そして、上からの縛りも強い。年齢が上がれば、自由な情報発信が出来にくくなる。大変だな~っと思う。

 結局、学術も実践も、教育という巨大組織を動かすには十分な力を持っていない。

 じゃあ、今の私はどうか。

 そりゃ、仲間がいる。全国各地に。ゼミ生、OGBがいる。その人たちとやればいい。だから、大変だけど楽観的になれる。みんなでやればなんとか出来る。

[]潮目 06:34 潮目 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 潮目 - 西川純のメモ 潮目 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「潮目は5、6年前に変わっている」、「危機感を抱いている一部の人と、そうでない大方の人たちとの距離がどんどん離れて行っている」という堀さんのコメントを考えています。

 今から十数年前にゼミOBに「十年で日本を変えてみせる」と豪語し、OBもニコニコして応えました。変わったというのはおこがましいが、地方大学の一教師として望めるレベルを遙かに超えたことは確かだと思う。『学び合い』が広がった当初は、ネット上での攻撃はひどかった。批判を受けるのは了解できるが、やくざみたいな攻撃をする人が何人もいた。そういえば、最近はそんな人が殆どいない。それも潮目なのかもしれない。

 一方、「危機感を抱いている一部の人と、そうでない大方の人たちとの距離がどんどん離れて行っている」ということも、そうだよな~っと思う。アクティブ・ラーニングの一連の流れから、一斉指導がアウトローになりつつある現在、追い詰められ、意固地になっている人がいる。おそらく明確な批判は行政から来ないだろう、だって、行政にいるのは一斉指導で実績を上げた人だから。しかし、子どもや保護者からの批判は高まるだろう。今後の社会の仕組みを理解するから。勉強するのだったら、一斉指導の授業を受けるより、ネット上にある優良な授業をストップしたり繰り返して聞いた方が遙かに有効だ。ICTが広がれば、子どもたちが主体的にネットを利用することは避けられない。

 明治維新においても時代の変化を理解する人と理解したくない人の差は広がっただろう。で、どうなったか?理解したくない人が理解するようになることによって解決することはなかった。理解したくない人が退場することによって解決した。天の采配か、あと5年で大量退職、大量採用の時代だ。つまり、逃げ切れる人が退場し、逃げ切れない人が登場する。

 来年度当初までに小学校教師個人としての「期待プロダクト」はラインナップをそろえられる。新任教師がかつてのTOSS本のように使ってもらえたらいいな。まずはテクニックから、やがて考え方にいたり、その考え方で言葉通りに自分が子どもたちの将来を決めていることを理解して欲しい。子どもの将来を決めているのは、日本国首相ではなく、我々教師だということを。何故なら、子どもたちの将来を決めるのは、仲間をどれだけ持てるかだから。

 さて、大量採用される若者にどのように伝えたらいいか?そして、その若者が「分かりたくない人」からの圧力にどのようにかわすか。どうしたらいいのだろうか。そのツールは出したし、今年度中に出す。その他に何があるか・・・。あ、ゼミ生に語ったから、きっと彼らが答えを出してくれるだろう。57歳のオッサンより的確で素晴らしい答えを。ふぉふぉふぉ。

 以上、とりとめもない、妄想の流れ。

16/11/26(土)

[]動いた 07:03 動いた - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 動いた - 西川純のメモ 動いた - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、あるオファーをいただいた。尊敬している方からだ。面白い教育実践としてではなく、子どもたちの幸せを確かにする実践として認められたオファー。あのレベル、あの立ち位置の人から、そう思われるとしたら、確かに潮目は超えた。

 おそらくオファー自体を情報発信するのは初めてだろう。それぐらいの意味があると思っています。

16/11/25(金)

[]課題 21:09 課題 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 課題 - 西川純のメモ 課題 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私はゼミ生に無理なことは求めたことはありません。

 それを無理なことと思うか、やってやろうじゃないかと思うか、分かれ道です。

 どちらを選んでも、私の人生は変わりません。

 変わるのはゼミ生。

 それを乗り越えれば、多くの人から見れば信じられないことが出来る。でも、本当はそれほどたいしたことではないのですが。みんな、無理と思うからやらない。というより、大抵は思いもつかない。

16/11/24(木)

[]違い 21:51 違い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 違い - 西川純のメモ 違い - 西川純のメモ のブックマークコメント

私は普通の現場の教師と違うのか?

大学教師だからですか?

違います。

私は県庁所在地にない小さな大学の一教師です。おそらく、その県の中心校の小学校教師よりアドバンテージはありません。

 

違いは、

毎日、情報発信をしています。ただ、20年間弱、ほぼ毎日です。

日本中からのお悩みメールに毎日返答しています。

毎日、何かを書き、本や雑誌記事としています。

そして、以上を通じて色々な人と繋がっています。家族に迷惑をかけない程度の誠実さを貫いています。

 

私のやっていることは、誰でも出来ることです。

ただ、毎日やり続けることは誰でも出来ることではありません。

 

過去の自分の罪の重さがそうさせています。

 

色々な人に、「西川先生は違うんです」と言われるたびに思います。「俺は普通だけど、続けている点だけが普通じゃない」と。

[]願い 21:13 願い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 願い - 西川純のメモ 願い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から5年ぐらい前、同志から本を出したいと相談されました。その時は自分自身が求められているハードルを率直に語りました。それはかなりきついハードルでしょう。

でも、今は違います。

 その時語ったことをちゃんとやれば必ず情報発信の機会は与えられています。つまり、小さくまとまらず、全国レベルの人と繋がって、情報発信をして、人と繋がっていれば。

きついことを申します。

 そうしてください。それが激動の時代の今後数十年を生き残るすべです。本を出すことが目的ではありません。本の寿命は思っているほど長くはない。しかし、本を出す際に培ったつながりはづっと続きます。そして、それは入り口に過ぎません。我々の目的は、目の前の子どもの週十年先の幸せ、それは我々の数十年先の幸せを保証します。

一定の割合の人は応えてください。

[]戦略 18:33 戦略 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 戦略 - 西川純のメモ 戦略 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今は絶版になった東洋館で出した本はアリーアダプターも読んでくれたが、基本的にイノベーター用の本だった。『学び合い』スタートブックからアーリーアダプターをメインターゲットにした本だ。今年度後半からはアーリーマジョリティをターゲットにする本を出す。即ちホールプロダクト。さて、どれだけ市場の準備は出来上がっているだろう。少なくとも出版社は、準備は出来上がっていると判断してくれた。

 戦略的に『学び合い』の考えを広げようとして十数年。

 自分でいうのも何だが、戦略は当初からセオリーに則ってやった。だから、超保守的な教育の世界で、十数年でここまできた。キャズムを超えるのはいつだろう。来年度は勝負の年だと思う。

 そう思うと武者震いが止まらない。アドレナリンが上昇する。

16/11/23(水)

[]人 21:22 人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人 - 西川純のメモ 人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は休日なので「べっぴんさん」を見ました。いつもは見ていないので全く分かりません。家内から状況を聞きながら見ていると主人公の夫が「人なんか信じるな。状況変わればみんな裏切るもんだ」と言っています。それに対して主人公が悲しそうにしています。ま、非常にわかりやすい構図です。そして、今後の展開もわかりやすい。

 でも、物語の展開如何に関わらず、「人なんか信じるな。状況変わればみんな裏切るもんだ」は正しいに決まっています。私が主人公だったら以下のように言うでしょう。

 

 全くその通りだと思う。人は状況が変われば裏切るもの。ましてや生き死にの場面になればそうなるのは当たり前。でも、状況次第。そんな状況にならなければ、人は裏切らないもの。何故なら、裏切る人は干されるから。だから、あなたが置かれた状況と違う今は、あなたが収容所にいたときと違ったつきあい方をすればいい。その方がいい。そして、収容所のような状況にならないように最善を尽くしましょう。

 人をいつでも信じられないと思うのは、人をいつでも信じると同じぐらい愚かなこと。どっちも甘えている。他の人とつきあうならば、折り合いとつけて、自分に有利になるようにすればいい。みんながそう考え、そう行動すれば、みんなが生きやすくなる。

 

 私には主人公も主人公の夫も甘えているように思います。まるで社会人の経験のない子ども見ているよう。

 と、『学び合い』のセオリー通りに考えます。

[]悪巧み 06:40 悪巧み - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 悪巧み - 西川純のメモ 悪巧み - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は講演の前に千葉県の校長先生と良い悪巧みを1時間半しました。

 校長は『学び合い』学校を潰す権力は持っているのですが、『学び合い』学校を創る権力はありません。何故なら、行動を止める権力はあっても、心を動かす力はない。だから、心ある校長が苦労する。でも、『学び合い』学校を創る方法は、『学び合い』クラスを創る方法と全く同じです。2割のメンバーを動かせばいい。そして反対する2割のメンバーをいじくらない。あとは時間が解決します。

16/11/22(火)

[]吉本興業 21:43 吉本興業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 吉本興業 - 西川純のメモ 吉本興業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 芸人が吉本興業に所属し、生きようとしたら「末期哀れは覚悟の前やで」なのです。才能で生きるのですから当然です。

 でも、大学教員もそうです。

 これからは大学教員は吉本興業の芸人と同じです。才能で勝負です。http://www.asahi.com/articles/DA3S12669863.html?platform=hootsuite 

[]私立学校 16:14 私立学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 私立学校 - 西川純のメモ 私立学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は、学校改革に成果を上げている私立学校の管理職および中心的な教師の方々相手の講演を行いました。心に伝われと思いながら語りました。公立学校の動きは遅いでしょう。私立が変わってぼろ負けしない限り、公立は動かない。まずは私立かもしれません。

16/11/21(月)

[]富山の会 07:22 富山の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 富山の会 - 西川純のメモ 富山の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 主催者の案内をコピペします。お誘いします。

日時:12月23日(金)13時30分~17時

場所:滑川市民交流プラザ 参加費:200円(会場費)

内容:●2学期の『学び合い』を振り返って 

    ~紆余曲折『学び合い』に踏み出したのは~(基本発表者 富山・石川から2人) 

    

・『学び合い』の視点、学級づくり、授業づくりの視点、個と集団の対応、各教科や場面に応じた指導等、各自の視点に基づいて本音をぶつけあえればと思っています。もちろん、本音には、分からないも含まれます。ぜひ、おこしください。もちろん、相談したい、話したいという方も受付ます。美しい会場でのびのびと楽しい時間を過ごしましょう。

16/11/20(日)

[]吉祥寺の会 21:19 吉祥寺の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 吉祥寺の会 - 西川純のメモ 吉祥寺の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月27日に吉祥寺で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/439939/

[] 教科横断的な資質・能力を育てる アクティブ・ラーニング 中学校 06:09  教科横断的な資質・能力を育てる アクティブ・ラーニング 中学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  教科横断的な資質・能力を育てる アクティブ・ラーニング 中学校 - 西川純のメモ  教科横断的な資質・能力を育てる アクティブ・ラーニング 中学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月21日に刊行される「教科横断的な資質・能力を育てる アクティブ・ラーニング 中学校」(図書文化社)に千葉の井上さんの『学び合い』の実践が紹介されています。http://amzn.to/2gtUx5V

 編者は社会福祉大学 上條晴夫教授で、内容としては、上條先生が取り組まれている「ワークショップ型授業」とアクティブ・ラーニングについて論じた部分と、中学校各教科のワークショップ型授業の実践例で構成されています。このうちの、中学校理科の授業実践例として、井上さんの『学び合い』授業「マグネシウムの酸化の化学反応式」「アブラナの花のつくり」の2つの実践の紹介と『学び合い』を紹介しています。(全12ページ)この中で、『学び合い』についても紹介しています。

[]千葉の会 06:09 千葉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 千葉の会 - 西川純のメモ 千葉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月3日に千葉市で『学び合い』千葉の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/439512/

16/11/19(土)

[]化学反応 18:41 化学反応 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 化学反応 - 西川純のメモ 化学反応 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は私が会長をしている臨床教科教育学会の研究会が上越で開かれました。基調講演及びパネリストとして文部科学省の柳沢室長、パネリストとして高田高校の小野島校長、大分大学附属小学校の時松教頭、本学附属小学校の青木教頭が登壇していただきました。

 この種の講演やパネルディスカッションは面白くないというのが相場です。が、全く違います。お一方お一方が熱い思いとエビデンスで語っていただき、化学反応が起こりました。昨日の懇親会及び本日の会に参加した人は「とてもお得」な時間を過ごしたと思います。

 楽しかったし、私の心に火がつきました。久しぶりです。

[]乗り越える 18:37 乗り越える - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 乗り越える - 西川純のメモ 乗り越える - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私のゼミに所属して2年目の最後になると、あることに関して私を乗り越えるゼミ生がいます。オーラを出し始めるのです。

 あるゼミ生がいます。在学中はオーラを出しませんでした。が、巣立って2年でオーラを出しているのを感じました。心地よかった。

16/11/17(木)

[]附属学校 22:35 附属学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 附属学校 - 西川純のメモ 附属学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くの教員養成系大学関係者から嫌われることを書きます。

 多くの教員養成系大学の教育実習は附属学校で行われます。ところが、上越教育大学の学部の実習の圧倒的大多数、そして、教職大学院の全ては附属学校で行われません。地域の普通の学校で行われます。

 我が子が附属学校でお世話になったので分かります。附属学校は一般の学校の縮図ではありません。例えば、知的な障害がある子どもはいません。家庭的にかなりの重篤の問題を抱える子どもはいません。そこで実習してそれが見えるのだろうか、と思います。

 大学を卒業して働く職場は、99.99%(少なくとも初任校は100%)は附属学校ではありません。なら、どうすればいいか?自明だと思います。

[]これから 10:28 これから - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - これから - 西川純のメモ これから - 西川純のメモ のブックマークコメント

 週刊誌のようだと言われる私の出版攻勢が途絶えたのを気づきましたか?9月に出した、「すぐ実践できる!アクティブ・ラーニング中学国語」から出していません。10月から12月は本が売れないそうです。1月から新年度当初に向けて以下のラインナップをご用意しております。

 実践者がどのような失敗をして、それをどのように乗り越えるたかをまとめた本を出します。『学び合い』実践者は人との関わりの中で失敗する例が少なくありません、折り合いをつけるための本を出します。

 カリキュラム・マネジメント関係では、そもそもカリキュラム・マネジメントとは何かを説明する本と、合同『学び合い』によるカリキュラム・マネジメントを実現するための本と、実際にカリキュラム・マネジメントを実現した学校を紹介する本を出します。

  教科本として、まだ出していない、高校国語、高校英語、高校理科が出版されます。また、アクティブ・ラーニングにおける評価の在り方を書いた本が出ます。そして、まだ出していない小学校における課題本を出します。小学校1年から6年の学年ごとの国語と算数の課題本、高学年の社会科と英語の課題本を出します。

 ということで20以上の本が進行中です。

 しばし、お待ち下さい。

[]学力 09:18 学力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学力 - 西川純のメモ 学力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

ある方の記事です。それによれば『学び合い』に興味を持った若手にベテラン教師が一方的に以下のようにまくし立てているそうです。

「・・・とにかくね、グループ学習がもう歴然と一斉授業より効果を上げているというデータが示されない限りね、おれにはぜーったい認められないね。教え込むのがダメとかいうけど、教え込まなければならないものもあるわけで、きちっと知識を与えて、その運用ができるようきちっと指導してやらなきゃ、ダメなものはダメ・・・・」

 さて、以上のように感情的に言っているのは、ご当人の利害に関係するからです。その若手のために言っているのではありません(ご本人はそう思っていると思いますが)。ようは自分が否定されるのではないか、それが恐ろしいのです。このような相手と議論するのは無駄です。しっかり聞いて無視しましょう。どうせ、どんなデータを出しても納得しません。なにしろ納得したくないのですから。

 でも、成績が上がる根拠を知りたい方もおられるでしょう。

 一番いいのは絶版になりましたが『「勉強しなさい」と言わない授業』という本がいいです。学術論文で言えば、例えば、以下のものが対応します。

西川純、平林邦章、岩崎太樹、水落芳明(2009.11):小学校社会科における”言葉の問題”に関する研究、臨床教科教育学会誌、臨床教科教育学会、9(2)、9-18

市川寛、久保田善彦、西川純(2007.6):小学校算数科における自由な相互作用と学力向上に関する研究、協同と教育、日本協同教育学会、3、10-20

 動画ですと例えば以下をご覧下さい。

http://find-activelearning.com/set/522?from_category_id=

 ただし、繰り返しますが、このようなものを知っても分かりたくない人は分かりません。分かりたくないのですから。

 でも、分かりたいという人には紹介して下さい。

 そして、結果を出して下さい。結果を出さないと、「それみたことかと」攻撃されます。どうしたらいいか?「学力向上テクニック入門」(明治図書)を読んで、その通りやってください。必ず、必ず、成績は上がります。この本はテクニック本のように見せていますが、学力の本質とは何かを分かってもらう本です。教育には目標があり、それを実現するために授業があり、実現したかを分かるために評価があります。これらは一致しなければならない。当たり前ですよね。しかし、バラバラな人が多い。そして、そもそも何故学力を上げなければならないのでしょうか?それが分かっていなければ、上げられません。その当たりを書いています。

 色々な人とつきあわなければなりません。

 驕らず、腐らず、したたかに、やって下さい。

16/11/16(水)

[]テクニック 15:44 テクニック - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - テクニック - 西川純のメモ テクニック - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に興味がある方から子どもが学び合っている映像が送られました。そこには、「3〜5人1組だけど相談はグループ外の人にもOKにしてます。名前カードシステムを使っていないので『学び合い』ではないですがいいスタートは切れました。」とありました。

 私は「カードを使うか使わないかではなく、教師が全員達成を求め、子どもたちがそれを目指しているならば、『学び合い』ですよ。」と返信しました。

 私は様々な本の中で、様々なテクニックを紹介しています。しかし、最終的にはそれらは捨てられるのです。事実、私は西川ゼミの運営において、全くテクニックを使っていません。集団全員が、大事なのは集団を有効性を理解し、それによって自分の目的を達しているならば『学び合い』なのです。

 教師が強い願いを持っていれば、ちゃんと子ども達は動きます。でも、「教育は心」と言っても訳が分からないと思います。だから、最初に取り組むときに有効なテクニックを紹介しているのです。テクニックを素晴らしいことを誇るのではなく、テクニックを捨てても子ども集団が動くことを誇るべきなのです。

[]課題 15:44 課題 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 課題 - 西川純のメモ 課題 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学校レベルで『学び合い』に取り組むとき、「課題が大事なのですよね」と言われることが多いです。たいていは曖昧にうなずきます。違うな~っと思うのですが、やり始めの人に言っても分からないと思いますから。

 「子どもにあった課題」といいます。でも、子どもって誰でしょう?一人一人、全く違います。三十人いたら、三十通りの課題があります。でも、そんなこと無理ですよね?だから、どのような課題がいいのでしょうか?それは学習指導要領に定められていることをやればいいのです。子どもに合わせるのではなく、子ども達が学ぶべきものに合わせなければならないのです。例えば、時間が余る、時間が足りない。それも子どもが合わせるのです。

 では、課題はどうでもいいのでしょうか?

 いえ、課題は大事です。でも、多くの人が思っている課題ではありません。

 例えば、私の研究室には年間にいくつかの課題があります。

 新年度に各ゼミが自分のゼミの紹介を新入院生にします。昨年度から新年度にかけては、ゼミ生はそれをやります。

 9月からは中長期の課題解決型の教育実習を行います。これが3月、いや、次の年度まで続きます。この実習で何を達成するかを計画します。

 そうこうしているうちに「越後『学び合い』の会」の準備をしています。

 次は1月には臨床教科教育学会の発表があります。修士1年、2年、そして学部4年生が発表します。

 終わるとその年度の教育実習のまとめの発表会があり、学部4年、修士2年は自分自身の2年間のまとめの発表会があります。

 このように年間を通して、何らかの発表をするという仕組みになっています。それぞれの課題をゼミ集団で解決します。

 そのような課題を、年間を通じて配置し、一つ一つの課題の意味を理解させて、集団で取り組ませる、これが「課題」です。これさえやっておけば、自然と高レベルの達成がなされます。

16/11/15(火)

[]新潟県立大学 20:18 新潟県立大学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新潟県立大学 - 西川純のメモ 新潟県立大学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は新潟県立大学で講演しました。大学教員相手の講演は初めてだと思います。なんか、ほんわかしている先生が多かったのでやりやすかったです。最前列の二十代後半の先生をいじくって楽しかった。

 そのような大学教員向けの講演に教職課程の学生さんが勉強したいと申し入れたそうです。凄く偉い!

16/11/14(月)

[]文化 21:38 文化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 文化 - 西川純のメモ 文化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教育は教師がいないとき何が残るかが勝負です。

 

 何事も矢面に立つのは嫌です。失敗したときのリスクを負うのは嫌です。誰でも。

 だから、『学び合い』の会を開いたり、自分の勤務校を『学び合い』で公開たりするのはとても大変です。ということを知っています。だから、それをやった人が狭義の意味での同志です。

 私のゼミ生でそれをやった人は4人、厳密には2人です。ところが、日本全国には数多くの同志がいます。

 もちろん、それが出来ない人がダメとはもうしません。それが普通です。

 よく、リードする2割、反対する2割、中間が6割で理解しています。リードする2割を「生み出す」にはどうしたらいいか、悩みます。それが分からないなら、研究室を主催する必然性はありません。

 私が何をするか、しないかに関わらず生み出されている2割に様々なツールを与えることが私の使命なのではないか、という思いを捨てられません。

[]記念日 17:13 記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 記念日 - 西川純のメモ 記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は、我が家の数多い記念日の一つである、プロポーズOK記念日です。OKしてくれた家内に感謝です。今日は家族でパーティーです。

 家族の記念日が多いのは得だと思います。

16/11/13(日)

[]裏技 21:34 裏技 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 裏技 - 西川純のメモ 裏技 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は大学教師として30年勤めました。その間に何百人のゼミ生を育てました。その経験から分かるもの、教えて伝えられるものと、教えても伝えられないものがある、ということです。

 教えても伝えられられないものの一つが、仕事は自分からもらうこと、それが自分に得だということ。

「なぜか仕事がうまくいく教師の7つのルール」(学陽書房)に以下の文章を書きました。

『私の大学院での指導教員は小林学先生です。本当に優しくて素晴らしい先生でした。東京都の高校の教師でしたが、若くして指導主事に抜擢され、そして、文部省の教科調査官になり、筑波大学の教授になられた方です。私が東京都から合格通知を受けた後、その小林先生にどうやったら出世出来るかを聞いたことがあります。その時、小林先生が笑いながら話してくれたことです。

 小林先生は私に、「採用されれば、色々な研修団体の会に参加すると思うよ。その会に出席して受け付けをしたとき、何をする?」と聞かれました。ま、名簿に名前を書いて、会場に移動します。しかし、それでは駄目だそうです。小林先生曰く、受付の人に「何か手伝うことはないですか?」と聞くことだそうです。おそらく、最初は断られるでしょう。でも、二三度申し出ると、仕事を用意して待ってくれます。そして、終われば、打ち上げに参加します。そうすると、今まで出会えない人と会うことが出来る。情報が広がり、より高度な仕事が与えられる・・・・。

 大学の教員は二十代の若手の時から、大校長の飲み会に参加することが出来ます。利害関係が殆ど無いので、私の前では大校長同士が何でも話します。それを横でニコニコしながら聞いていると、使える中堅、そして何よりも使える若手がいないことを困っていることが分かります。学校や地域は、文部科学省や県の事業を受けなければなりません。その際には実戦部隊として動いてくれる人がどうしても必要なのです。ところが、「それを受けられる能力のある」と確信を持てる教員が殆どいないのです。地方の教育サークルの実の参加者は十人もいません。しかし、その中で継続して発表したり、裏方をしたりする人はごく限られています。偉い人は、そこで人を見ているのです。』

 

 自分の職場で、「何か仕事ありませんか」とは言っていると思います。そのような教育はしています。しかし、自分の職場以外に一歩進んで言えるかどうか?そして、自分から仕事を生み出すことが得だと分かるかどうか。

 我がゼミ生でも、そうなのですから、多くの先生方がこのことが分からないのは当然です。しかし、ワンノブゼムでは子どもを守れない。それが分からないのでしょう。守れないとき、社会に恨みを行っても仕方がありません。社会を動かすために一歩を踏み出さなかったのですから。

[]吉祥寺の会 19:41 吉祥寺の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 吉祥寺の会 - 西川純のメモ 吉祥寺の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月20日に『学び合い』吉祥寺の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/438613/

[]君の名は。 18:28 君の名は。 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 君の名は。 - 西川純のメモ 君の名は。 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は人が不幸になること、特に、子どもが不幸になることが大嫌いです。だから、悪人がおらず、みんなが幸せになる番組・映画が好きです。

 「君の名は。」を観ました。

 単純な私は、どんどん作り手の術中にハマり、感情移入してしまいました。最後の方はボロボロ涙を流しました。隣に座っている家内も眼が腫れています。色々な経験を走馬燈のように思い出し、当てはめてしまうからです。観て良かった。

 息子に感想を求めたら「絵がリアルで綺麗だった」です。ま、高校1年の彼にはそれが限界なのかもしれません。

[]教育研究 18:20 教育研究 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教育研究 - 西川純のメモ 教育研究 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生から研究の相談を受けた。実にチャーミングな研究だ。しかし、既存の学会に受け入れられる形に整形すると、その研究の良いところの大部分を捨てなければならない。

 教育学研究は今から30年ぐらい前に変化があった。一言で言えば、実証性を求めるようになった。モデルとしては自然科学。それは良かったと思う。それ以前の研究は、理系の私から見れば噴飯物だったから。でも自然科学には価値観が入りづらい。教育は価値観が入る。もし教育を自然科学的に研究すれば価値観を捨てなければならない。

 教育学は社会科学だ。社会科学は人が、社会が変化してなんぼの学問。ところが、人は価値観無しでは動かない。だから、自然科学をモデルにした教育研究は人や社会を動かせない。実際の教師を動かしているのは、自然科学をモデルにした教育研究ではなく、実践者であり実践書だ。

 両方とも関わっている私としては、どのように折り合いをつけた研究を推進すればいいのか、それが悩みます。

 これに関して、別なことも心配です。

 私の元々の出自は理科教育学です。ところが、理科教育学は理科という教科がなくなったとたんに消滅する運命です。理科は学校教育法に規定されていません。学校教育法施行令にも規定されていません。学校教育法施行規則という省令に規定されているだけです。つまり、国会の審議を受けなくても、文部科学省が決めれば理科という教科は日本から無くなるのです。

 日本人の何割が、理科が必要だと考えているでしょうか?その数は多くありません。特に、中学校、高校に上がるに従って低下します。驚くなかれ、教師達もそう思っているのです。もちろん理科教師は必要だと考えていますよ。しかし、その他の教科の教師は一般人並みにしか必要と感じていません。

 ましてや理科教育学が必要だと感じている日本人はどれだけいるでしょうか?

 最近の改革を見ていると、理科がなくなる、いや、その他の教科もなくなるということは荒唐無稽ではなくなったように感じるのです。

 そんなことを、ゼミ生との対話の後で考えました。

16/11/12(土)

[]静岡の会2 21:20 静岡の会2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 静岡の会2 - 西川純のメモ 静岡の会2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 静岡の会のお誘い第2弾です。ご覧ください。http://bit.ly/2g4ZRMo

[]静岡の会 19:53 静岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 静岡の会 - 西川純のメモ 静岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月11日に『学び合い』静岡の会が開かれます。お誘いします。

平成28年12月11日(日)13:30〜15:30

静岡市西部生涯学習センター 1階第1集会室

http://kokucheese.com/event/index/438425/

[]ニッチ 13:29 ニッチ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ニッチ - 西川純のメモ ニッチ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 経営戦略のいろはのいであるランチェスター戦略は強者と弱者の戦い方は別だと説いています。

 これからの日本は全員が弱者、少なくとも圧倒的大多数は弱者です。弱者は、自らを差別化し、一点集中、局地戦で戦うしかありません。

 今度、私立高校の管理職のクローズした会で語ります。そこではニッチのことを語ろうと思います。私は私立高校のこれからのニッチの事例をいくつか語りますが、私が語ると言うことは既にニッチではありません。自らがニッチを生み出すことを語ろうと思います。

 私立は厳しい。しかし、機動性が高い。だから生き残る可能性があります。ところが、公立は一律の戦略を強いられる。だから弱い公立が負け続けることになる。

 東京などの私立との競争がある地域での、中堅以下の公立はそう。

 

16/11/11(金)

jun24kawa20161111

[]韓国版 11:53 韓国版 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 韓国版 - 西川純のメモ 韓国版 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 韓国版の第2弾が出来上がりました。「学歴の経済学」です。この本を第2弾に出版社が選んだのは、韓国が我が国と同じ悩みを持っていることの証拠だと思います。

16/11/10(木)

[]作物 21:38 作物 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 作物 - 西川純のメモ 作物 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 家庭菜園をしていると、手間がかかる野菜がある一方、手間が殆どいらない野菜があります。例えば、オクラやシシトウや春菊などは最初だけが大変ですが、あとは雑草のようにしぶとく成長し、安定して作物を生み出します。生きる力の違いのように思います。

 いままで色々な人や学校と関わりました。同じです。

 本日、長野県の宮田村に参りました。小学校の実践を参観しました。ビックリです。この短期間に、これだけの人が、このレベルに達するのかと思いながら授業を見ました。長々見る必要はありません。最初の5分で、先生方の表情、立ち位置で分かります。子どもを信じています。

 教育長、校長、教頭、研究主任、そして、一人一人の先生方のゆったりした表情。心地よかった。

 信じて良かった。

[] ネットいじめの構造と対処・予防 21:29  ネットいじめの構造と対処・予防 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  ネットいじめの構造と対処・予防 - 西川純のメモ  ネットいじめの構造と対処・予防 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が分担している「ネットいじめの構造と対処・予防」の書評が載りました(http://bit.ly/2eNkACe)。お誘いします。

16/11/09(水)

[]ノルウェーの森 22:06 ノルウェーの森 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ノルウェーの森 - 西川純のメモ ノルウェーの森 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子がノルウェーの森の英訳本を読んでいる、私の理解できない行動をしている。ま、そういうことはあるよね。

[]集合知 21:37 []集合知 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - []集合知 - 西川純のメモ []集合知 - 西川純のメモ のブックマークコメント

私は集合知を信じています。

民主主義を信じています。

少なくとも、「私」よりは信じています。

民主主義が悪しき決定を出すかもしれません。

しかし、それを出したのは民衆なのです。

民主主義は誤るかもしれません。

しかし、それを正すのは事実に基づく集合知だと思います。

私は自分のいる組織で自分の意に反する決定がなされることがあります。

しかし、その決定は集合の決定としてはただしいと信じます。

でも、納得しないならば、しつこく主張します。

もし、私の主張が正しければ、いつかは動くと信じています。

もし、動かないならば、まだ、なのでしょう。

でも、動かすべきと思うならば、主張します。

信頼する人の知恵をいただき、うまく、主張します。

大統領選挙のこの日に記します。

[]飛び込み授業デビュー戦 19:54 飛び込み授業デビュー戦 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 飛び込み授業デビュー戦 - 西川純のメモ 飛び込み授業デビュー戦 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ゼミ生が飛び込み授業デビュー戦です。1時間目はセオリー通りの動きです。が、2時間目に異変です。なんと開始20分ぐらいで全てのクラスが課題達成です。非常に素直な子どもたちでした。しかし、臨機応変に対応しました。子どもたちを預けていただいた学校に感謝感激です。

 私の講演は超重い話しの1時間です。が、20人ぐらいの会で、私の斜め前3mぐらいの所の方がいびきをかいて寝ているのにビックリです。お疲れなのでしょう。おそらくこのレベルの会では初です。二十数年前の学部の授業でそのような猛者がいました。ちなみに、その子はその後、私のゼミに所属しました。ハードなクラブの部長を務め睡眠時間が無かったそうです。

[]仙南の会 19:47 仙南の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仙南の会 - 西川純のメモ 仙南の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月23日(金)14:00~18:00に宮城県白石市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/437839/

16/11/08(火)

[]文化 19:38 文化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 文化 - 西川純のメモ 文化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日は『学び合い』を全くしていない中学校への飛び込み授業です。授業者は他大学を卒業し西川ゼミ所属して半年の学生です。

学び合い』のセオリー通りのことをするでしょうから成功することは不安は全くありません。

 私が面白がっているのはゼミ所属して半年の学生が飛び込み授業の授業者になることを積極的に申し出る点です。

 色々なゼミ生が飛び込み授業をして子どもを変わるのを見ているうちに自分もしたくなったのでしょう。文化だと思います。

 課題はこの文化を日本中にどう広げるか。

 日本中の現職の皆さん、現場経験の無いわかり学生がいきなり飛び込んで2時間で子どもを変えるのですよ。あなたに出来ないわけはない。セオリー通りのことをやれば、セオリー通りの結果が出ます。ま、そのセオリー通りにやることが難しいのかも。

[] 對比地さん登壇 08:27  對比地さん登壇 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  對比地さん登壇 - 西川純のメモ  對比地さん登壇 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月19日に私が顧問を務めるアクティブ・ラーニング協会の第5回『アクティブ・ラーニング』フォーラムが東京で開催されます。

学び合い』同志の東京大学教育学部附属中等教育学校 對比地 覚さんが登壇します。

お誘いします。

http://active-learning.or.jp/

[]浜松の会 08:19 浜松の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 浜松の会 - 西川純のメモ 浜松の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月12日に浜松で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/ogym/20161107

16/11/07(月)

[]アイテム 21:41 アイテム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アイテム - 西川純のメモ アイテム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゲームには最高アイテムがあります。それを持てば無敵なツールです。人生においてあるでしょうか?

 あります。人です。

 私の場合は、戸北先生です。ありとあらゆることを相談しました。そして、アドバイスを受けました。私と違って徳のあるかたです。副学長、理事を務めた方で、望むならば学長にも楽々なれる方でした。

 その他に、尊敬できる年長者の中で私をかわいがってくれる人が数人いました。

 その方々のアドバイスを聞いているから、規格外の私が学内・学会でかなり上手い生き方が出来ました。

 そのような人を得られるか、得られないか、分かれ目です。

 ちなみに、そのような人を得られないとしたら、それは我が儘だからです。おのれが公の考え方を持てるならば、得られます。自分の職場で公を持てるならば、自分の職場で得られます。自分の職場外で公をもてるならば、自分の職場外で得られます。両方を持つべきです。

追伸 私の年齢になると、年長者と繋がるよりも、しっかりした若年者とつながれるかが勝負です。

[]東光中学校 10:23 東光中学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東光中学校 - 西川純のメモ 東光中学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 内外教育10月21日号に東光中学校の実践が載っています。『学び合い』で荒れを収め、学力を向上した学校です。嬉しい!

16/11/06(日)

[]一次産業 22:32 一次産業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一次産業 - 西川純のメモ 一次産業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世界には資源の恵まれた国はあります。では、その国の人は豊かでしょうか?そうは思えません。一部の人は非常に豊かですが、それ以外は貧しいように思います。資源があってもそれを国民が活用できるシステムがなければ、他国に利用されます。

 知識も同じように思います。

 ノーベル賞を生み出す基礎科学は1次産業のように思います。それを活用する2次産業、それを普及する3次産業がなければ国は豊かになりません。だから、ノーベル賞受賞者が基礎科学に資金を与えよという主張は、それを活用するシステムが伴ったときに血税をついやす意味があると思います。

 ノーベル賞を取ることはそれ自体は国民を豊かにはしません。(ま、数日ぐらいは浮かれますが)

[]本業 22:32 本業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本業 - 西川純のメモ 本業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ネット上をサーフィンしていると、志の高い若手・中堅が少なくないと思います。でも、それを見るたびに「本業は何か?」と思います。その人の本業外の活躍に比べて、本業の活躍が分からないのです。

 本業外で活躍するには、それに倍する本業の活躍が必要です。それも、あなたに批判的な人も納得する業績が必要です。大人の世界に「頑張っています」は意味を持ちません。100km,200km,300kmはなれた私が本業外の活躍が分かるならば、その私が本業での活躍が分からないとしたら批判的な人は納得しないと思います。

 県や国の指定研究で何をしていますか?学校で応募する「賞」で入賞の経験がありますか?無いならば、あなたは我が儘なのです。若いうちは許されても、中堅にシフトするとき、それは許されなくなります。

 本業は何ですか?

 もし、本業での活躍を発信できないならば、本業外の発信は控えた方がいいですよ。老婆心です。

追伸 教員養成系大学の教員である私が教師向けの本を多数出しているのは、教員養成系大学の教員として不利であっても有利ではありません。私が出し続けられるのは、人の十倍程度の業績があり、多数の学会の賞を受賞し、数多くの学会の役員を務め、学会長であり、大学のコース長であり、その業務をこなしているからです。そうじゃなければ、「あ、研究も出来ないから実践書を書いているんでしょ」と言われ軽蔑の対象になります。

[]読者様から 21:13 読者様から - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 読者様から - 西川純のメモ 読者様から - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、「学歴の経済学」を読まれた読者様よりメールが来ました。お褒めのおこばを賜りうれしかったです。特に、その方が小学校のお母様なのです。

 その方から

『以前から「高専はどうだろう?」と考えておりました。主人曰く自分たちの時代は高専は就職率は抜群だが(今でもそれはあまり変わってないと思うのですが)いい企業に入れても結局大卒に給料面で差が付けられてしまい悔しい思いをする。だから高専から4大に編入するパターンが多いのではないか、と。』

 

 私の返答は以下の通りです。

 

嬉しいメールありがとうございます。

弊社は読者様へのアフターサービスはバッチリです。

まず、「いい企業に入れても結局大卒に給料面で差が付けられてしまい悔しい思いをする。」ですが、その企業に就職出来るような4年制大学に入れるならば、その大学に入った方がいいかもしれません。しかし、高専と同等の4年制大学では、その企業には就職出来ないでしょう。だから、高専の方がいいと思います。それが無理なら、職業科高校です。

これで●●さんへのお応えになったでしょうか?

でも、もう一歩進めて欲しいのです。

給料の多寡で幸せははかれません。

大事なのは人とのつながりです。

お子さんの幸せを願うならば、人とのつながりこそが幸せに繋がることを伝えて下さい。

私は『学び合い』という実践を全国に広めています。

その教育の根幹は「一人も見捨てず」にこだわることです。

仲間が多様で多数であることが、今後の社会で幸せになるキーです。

あと、「学歴の経済学」を周りの人に勧めて下さい。

私の息子は高校1年です。

色々なことを教えます。しかし、納得しないのです。

息子が納得するには、息子の同級生の多くが変わらなければならないのです。それは●●さんも同じだと思います。

[]騙す 10:38 騙す - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 騙す - 西川純のメモ 騙す - 西川純のメモ のブックマークコメント

少数の人をずっと欺き続けることはできる。

多数の人を少しの間欺くことはできる。

しかし、多数の人をずっと欺き続けることはできない。

 

という言葉があります。

これは政治家の場合だと思います。

教師は違います。

より長い時間、子どもと接します。

だから教師版は以下のようになると思います。

 

少数の子どもを卒業まで欺き続けることはできる。

多数の子どもを数週間欺くことはできる。

しかし、多数の子どもを1ヶ月以上欺き続けることはできない。

 

逆に言えば、

 

少数の子どもは卒業まであなたを分かってくれないかもしれない。

多数の子どもは数週間あなたを分かってくれないかもしれない。

しかし、多数の子どもは1ヶ月以上たてばあなたを分かってくれる。

 

学び合い』の実践経験の長い方だったら、1週間以内に子どもを変えられるのは以上だからです。そして、その方でも心に隙が出来ると数週間で集団の質が下がるのは以上だからです。

 

ちなみに、以上の「子ども」を「教師」に変えれば校長版の格言になります。即ち、以下の通りになります。

 

少数の教師を異動まで欺き続けることはできる。

多数の教師を数週間欺くことはできる。

しかし、多数の教師を1ヶ月以上欺き続けることはできない。

 

逆に言えば、

 

少数の教師は異動まであなたを分かってくれないかもしれない。

多数の教師は数週間はなたを分かってくれないかもしれない。

しかし、多数の教師は1ヶ月以上たてばあなたを分かってくれる。

 

こう書けば多くの教師はしっくりくると思います。

[]半世紀 10:07 半世紀 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 半世紀 - 西川純のメモ 半世紀 - 西川純のメモ のブックマークコメント

『人がどのようなときに学ぶことができるかは明かである。それは自分のリズム、速さ、持続性に合ったときである。赤ん坊が立ち、歩き、遊び、一人で食べられるようになるのと同じように、自由はプログラムに従うときである。(中略)個差の問題を解決する方法はもう一つある。合唱効果である。集団のリズム、速さ、持続性が利用できる。(中略)子どもには、この二つの方法すなわち好きなようにさせることと、集団でさせることの組み合わせが有効である。これに対して、子どもが最も学びにくい方法が、一人で、自分のものではないリズム、速さ、持続を強いられることである。ところが、これが今日の学校がとっている方法である。』

ドラッカーが以上を述べてから半世紀たっているが、学校教育は変わっていない。

今の教師は、自由にさせたら子どもは遊ぶ、と言います。そりゃそうだろう、子どもは学ぶ意味を理解していないから。何故なら、教師が教えてないから。何故なら、教師が知らないから。だから、受験で勉強する意義を語るのです。でも、そんな教師は名前を書けば合格できる高校に入学しようとする中学生に何も語れなくなる。大学に進学しない高校生に何も語れなくなる。

不遜ながら申します。

教科に関する本で、その教科が嫌いな人が読んで、自分の30年後、40年後に意味があると思えるような本があったでしょうか?99.99%以上は、その教科の大好きな人だけが通じる論理で書かれています。もしあれば、他教科の人が手に取るはずです。そこに書かれているのが学ぶ意味です。その学ぶ意味を語れば、ドラッカーの書いていることは成り立ちます。

追伸 『学び合い』がドラッカーのドストライクであると思っています。

16/11/05(土)

[]幸せになる研究室 21:11 幸せになる研究室 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 幸せになる研究室 - 西川純のメモ 幸せになる研究室 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教職大学院にシフトしてから、ゼミ内での結婚が増えました。協働力を育てるカリキュラムの成果です。が、女子比率が下がったためしばらくご無沙汰。

 が、久しぶりにカップル成立、結納が成り立ちました。目出度い。

 このカップルはゼミで一緒になる前に、『学び合い』の会で知り合いました。女性の父は古くからの『学び合い』の同志です。男性と女性の父の出会いは、父が上越研修なのです。

 幸多かれと思います。

[]評価本 10:59 評価本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価本 - 西川純のメモ 評価本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は1月刊行予定のアクティブ・ラーニングの評価に関して本のゲラをチェックしました。

 西川研究室は社会が必要とすることのかなり先を研究しています。『学び合い』の仲間が「これ教えて欲しい」と私に聞いてくると、「あ、そろそろ出してもいい頃かな」と思い、十年以上前に分析した結果を本に書きます。

 評価もそうです。

 ある市の仲間から聞いたのですが、一人一人の子どもごとに40項目の評価をすることを市教育委員会から求められているのです。30人クラスだったら1200を評価するのです。それも、毎時間ごとに。小学校低学年の子どもだって無理だと分かっていることを、市教育委員会が求めるのです。ま、本気でやれとは思っていないのでしょう。つまり、評価は大事だと思っていないということです。行政として「これだけ綿密な評価を求めています」というポーズが必要なのでしょう。

 じゃあ、現場ではどんな評価をしているかといえば、テストの点数と、挙手の回数ぐらいではないでしょうか?

 アクティブ・ラーニングでは主体的であることが求められています。ただし、「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議まとめ」(平成28年8月 中央教育審議会)において「「主体的に学習に取り組む態度」については、学習前の診断的評価のみで判断し たり、挙手の回数やノートの取り方などの形式的な活動で評価したりするものではない。 」と明確に否定されています。

 じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?

 そんなことを気づいている人が、私に評価法を聞いてきたのです。手間がかからず、形式的でない評価はないかをです。あります。評価自体が子どもの能力を高める評価があります。1月刊行予定です。乞うご期待。

追伸 今、西川研究室でやっていることを世に出せるのはいつだろう?仮に十年後だったら、私は退職しています。う~ん。時代が早く追いついて欲しい。

16/11/04(金)

[]吉祥寺の会 19:50 吉祥寺の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 吉祥寺の会 - 西川純のメモ 吉祥寺の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月13日に吉祥寺で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/437006/

[]新大学 10:34 新大学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新大学 - 西川純のメモ 新大学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

大学人および高校の先生方は「個人の能力と可能性を開花させ、全員参加による課題解決社会を実現するための教育の多様化と質保証の在り方について(答申)」(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1371833.htm)を読むことを薦めます。

 

自分の身の振り方、進路選択に今後関わることです。

 

多くの人は知らないと思います。

日本よりも大学進学率の高い国は多いのです。日本の50%はOECDの平均より下です。では、それで成り立っているのは何故でしょうか?

 

第一に、進学率の高い国の「大学」の多くは日本の「大学」ではなく「専門学校」に近いのです。つまり、新たに制度化される大学に近い。上記の制度化はそれに対応しています。これによって大学を卒業しても就職出来ないというものを回避します。

 

第二に、高校卒業後にすぐに大学に進学する人が少ないのです。おそらく、え?っと思う人が多いでしょう。欧米では高校卒業後に働いてお金を貯めて、大学に進学します。奨学金頼みの日本とは違います。上記の制度はそれに対応できるようにしています。

ついでですが、大学卒業後に一斉に就職するというのも日本特有です。

 

日本人には日本の大学が普通でしょう。今、諸外国と同じようになっているのです。特別変なことが起こっているのではありません。1950年から続いたバブルがはじけ、普通の国になろうとしています。

追伸 ちなみに、今、一番可哀想なのは、非ジョブ型学部の博士課程に在籍している「天才」以外の人です。出口がない。

[]普通科高校 09:20 普通科高校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 普通科高校 - 西川純のメモ 普通科高校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が普通科高校の教師だったら進路指導は以下のようにします。

1) スパーグローバル大学のトップ校、つまり旧帝国大学と筑波、広島、早稲田、慶応に合格できる子だったら、進学を勧めます。

2) 上記に準じる成績だったら、ジョブ型大学を薦めます。医学系は難しいので、教員養成系大学及び工学系大学を薦めます。その際、就職率をリサーチします。なお、総合大学ではなく単科大学を薦めます。総合大学の場合、非ジョブ型の学生との交流でジョブ型で学ぶ意思が揺らぐからです。

3) 上記に当てはまらない成績だったら、大学進学は勧めません。地元の企業に就職することを薦めます。もし、就職先が見つからないならば、就職実績の高い専門学校に進学することを薦めます。

 

 つまり、地域のトップ校は1)と2)。2番手校は2)と3)。それ以降は3)のみ。

 ただし、これは旧価値観にもとづく順序です。小学校、中学校からのキャリア教育がしっかりしているならば、3)が1)になるべきなのです。

 ちなみに、私は息子(地域トップ校在学)に上越教育大学に進学して欲しいと願っています。親としては、一生涯安定した生活を願います。旧価値観と新価値観、旧システムと新システムが移行している時期には公務員がベストです。その中でも教育公務員が相対的にいい。上越教育大学の教育の素晴らしさをよく知っています。教員養成系大学・学部に対しての風当たりは強く、その多くは教科専門に対してです。しかし、本学の教科専門の先生方の中には一流の教員養成系教科専門の先生方の割合は異常に高い。だから、安心して息子を任せられる。ところが、息子は説得には応じません。彼は旧価値観の中にいます。そして、それを変えられるのは息子の仲間集団の価値観が変わるしかありません。その力は私にはないのです。とほほ。でも、高校の先生方にはその力があります。

16/11/03(木)

[]使い方 09:29 使い方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 使い方 - 西川純のメモ 使い方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 毎年の予算の時期の年中行事である財務省の教職員定数の削減要求がことしもありました(http://www.mof.go.jp/zaisei/matome/zaiseia271124/kengi/02/04/kyoushokuin00.html)。非常に明快な論理です。それに対して文部科学省はエビデンスを求められています。教員養成系大学から給料をもらっている身としては文部科学省に頑張って欲しいところです。

 ただ、苦し紛れとしかみえない理屈もあります。例えば、アクティブ・ラーニングを実施するから定員が必要だという理屈は理解不能です。だって、子どもが主体的に学習するのに、何故、教師が今以上に必要なのでしょうか?『学び合い』の実践者だったら馬鹿馬鹿しさが分かると思います。

 仮にアクティブ・ラーニング加配がついたとしても、あまり現場には恩恵はないように思います。少人数加配は少人数以外は使っては駄目と言われていることを思いだして下さい。

 そして少人数加配がありがたいですか?30人クラスを20人クラスにすると教員の負担感が減りますか?噴飯物です。

 文科省の理由付けがいかにも教育村に通じる論理です。このままではいつか財務省に押し切られるでしょうね。

 私だったら、まずは事務職員を増加して教員が処理しなければならない書類の削減します。(本当は書類の数を減らせば良いのですが、そっちの方が難しそうだから)

 土日の部活指導・補習に対応するため、年中無休にシフトすればいい。そうすれば、単純計算で40%の定員増が必要になります。(部活指導に関して、社会体育と連携すればいいのですが、そのような調整を出来る学校は多くはないので)。

追伸 合同『学び合い』を活用すれば、教員の負担感は一気に解決するのにな~

16/11/02(水)

[]川越西 22:08 川越西 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 川越西 - 西川純のメモ 川越西 - 西川純のメモ のブックマークコメント

川越西高校で『学び合い』の授業公開があります。

お誘いします。

11月8日(火)5時間目・6時間目で公開授業を行います。

時程は以下の通りです。

5時間目 13:25〜14:15

6時間目 14:25〜15:15

ご希望の方は、事務室を通って見学ください。

なお、後呂は5時間目に3−1日本史の授業を行います。

同時間で、同僚の数学教諭が1−5で数学の授業を行います。

どちらも『学び合い』です。

[]捨てる/捨てない 09:16 捨てる/捨てない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 捨てる/捨てない - 西川純のメモ 捨てる/捨てない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に出会った中堅・ベテランは「今まで自分は何をしていたんだろう・・」と思う人は少なくないです。だって、何にもしていない(様に見えるだけですが)のに自分の授業だったら寝てしまう子が学習を継続するのです。子ども達のつぶやきを聞いていると発想が高度で多様なのです。

 『学び合い』にトライしはじめると、今までやっていたことを「しない」ということに抵抗感があります。その抵抗感がもどかしい。何故なら、子ども達を信頼しきっていない自分が分かるからです。

 が、今まで積み上げてきたもの、と多くの教師が思っていることは、それほどの大事なものではないのです。

 例えば教材研究を積み上げた方に伺いたい。あなたが積み上げたものだから理解が深まる子どもはクラスのうちの何人ですか?さらに言えば、それは1週間後にどれだけ残るでしょうか?週何時間かの授業程度で伝えられるものなのですよ。それを教科の価値だと申したならば、それはその教科に失礼千万だと思います。それは各種の指導法も同じです。

 実はそんなことではなく、積み上げているものがあるのです。それは子ども達に対する愛や信頼です。もちろん、若い教師にも愛や信頼があります。しかし、中堅・ベテランは教師人生の中で実体験として得た愛や信頼があります。

 私は「一斉指導のうまい教師は『学び合い』もうまい。何故なら、おだてかた、脅し方がうまいから」と言います。でも、これは分かりやすい表現であって、真意は別なところにあります。子どもは教師のおだてに乗るのは何故でしょうか?子どもは教師の脅しに反応するのは何故でしょうか?それは言葉やテクニックではありません。人を見ているのです。この人の言うことに従うことは正しいことだし、得であると理解する人のおだてや脅しに従うのです。

 思い出して下さい。皆さんの好きだった教師を。その教師の教材研究が素晴らしかったから好きでしたか?発問が絶妙だったから好きでしたか?違うと思います。その教師の愛や信頼を感じたからだと思います。この部分が根幹だと思っています。ここは捨てなくてもいいのです。いや捨ててはいけません。ようは、それ以外の「どうでもいいこと」を封印すればいいのです。

 封印するだけで捨てる必要はありません。教材研究を積み上げた方だったら、クラス集団が成長したら使えばいい。ただし、今まで「教える」部分に使っていたのを、評価に使えばいいのです。

 鑑定士は真贋を素人に説明するとき「高台が云々かんぬん」、「サインが云々かんぬん」と説明します。嘘ではないですが、本当ではありません。鑑定士は、それらを確かめる以前に、真贋を判断します。その後に、高台やサインを確認しているだけのことです。このような鑑定士はどのように育てるか。色々な作品を見せて、「これはいい」、「これはだめ」と判断させるのです。そして、それの正誤を伝えるのです。授業における教師の立ち位置も同じです。子ども達の様々な発想を「くだらない」、「素晴らしい」と評価すればいい。子ども達が「何故ですか?」と聞いても、「知らん、自分で考えろ」と言えばいい。その代わりに、素晴らしいものを彼らに与えるのです。このようなことが出来るためには教材研究が必要です。だから、『学び合い』の実践者は「『学び合い』では教材研究は必要ないが、教材研究したくなる」と言います。

 ということで、捨てなくていいのです。一部を、一時期、封印すればいいのです。その中で発想を変えるのです。変わるべきは子どもではなく、自分。

toukonyukitoukonyuki2016/11/02 18:15「おだて方、脅し方」の話、ものすごく、そうだなと思います。そして、だからこそ、私が不本意ながら出る部活で説得力を持たないのは当然だなと思います。その競技にも心から好きとは思えていないし、経験も知識もほとんどない私の言葉に反応が薄いのは当たり前。
でも、世の中には専門外でも生徒にいいパフォーマンスをさせる先生がいますよね。その方たちのモチベーションや考え方が知りたいです。

jun24kawajun24kawa2016/11/04 09:55子どもを思う気持ちは本物ですよね。
それだけでいいのです。

16/11/01(火)

[]焼酎 20:09 焼酎 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 焼酎 - 西川純のメモ 焼酎 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ダイエットのため糖質を制限しています。そのため焼酎を飲むようになりました。

 で、教えてください。おいしい焼酎を紹介してください。私はにおいが強いタイプの焼酎が大好きです。いろいろなものを試してみたいです。

補足です。

私は焼酎のにおいが好きなので、プラスアルファーのにおいは嫌いなのです。

焼酎の原体験は、大学一年の九州旅行です。

友人とジープに乗って南九州をテントで一周しました。

酒は、町の何でも屋で売っている乙種の焼酎です。

追伸 ということで、日本酒は今は飲みません。

[]閑 19:45 閑 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 閑 - 西川純のメモ 閑 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、本の原稿は書いていないし、推敲もしていない。ハードな交渉ごともないし、その準備もしていない。だから閑なのです。もちろん、毎日、色々な仕事をやっています。が、それらは楽しみながらしている仕事です。本日は、色々な人と話し楽しかったし、それが今後に繋がることを夢想します。しかし、憑依したように集中する時間がない。頭が鈍ってしまう。