西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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16/09/11(日)

[]学び合わせるではなく学びあう 06:23 学び合わせるではなく学びあう - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学び合わせるではなく学びあう - 西川純のメモ 学び合わせるではなく学びあう - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1997年の秋、私は大発見をしました。それは教師が邪魔さえしなければ子どもは学び合うということです(このことは「資質・能力を最大限に引き出す! 『学び合い』の手引き ルーツ&考え方編」(明治図書)に詳しく書きました)。

 地元のある先生が見事な学び合うクラスを育てていたのです。私はどんな指導をしたかを調べました。ところが、その先生は何もしていないとおっしゃるのです。いろいろ調べ、考えました。その結果わかったのは、その先生は授業中に立ち歩いたり、相談したりすることを悪いこととは思っていなかったのです。邪魔しなければホモサピエンスは学び合うこと、この当たり前のことに気づきました。現在の『学び合い』の基礎です。

 多くの先生方は、教師が何かをしないと子どもは変わらないと思っています。しかし、『学び合い』は子どもの中、いや、ホモサピエンスの本性を表出させればいいと思っています。だから、最小限の方向付けと、あとは自由を与えればいいと思っています。おそらく、『学び合い』の実践者と非『学び合い』の実践者の思考方法の根本的な違いの一つでしょう。

 ネットサーフィンをしていると、アクティブ・ラーニングをさせようとしている人が多いですね。でも、教師が「させよう、指導しよう、仕組もう」と思えば思うほどアクティブ・ラーニングにはならないのに。

 大事なのは、何故、アクティブ・ラーニングをするかを子どもたちに理解させ、任せることなのです。何故、アクティブ・ラーニングをするのか、それはどうでもいい、という人には永遠にアクティブ・ラーニングは出来ないでしょう。

 ま、1997年の秋までは私もそう思っていました。

追伸 学術論文は以下の通りです。

西川純、萩原恵美(2001.6):継続的観察を基にした理科学習集団形成に関する事例的研究、科学教育研究、24、日本科学教育学会、122-130

 ま、本の方が遙かにわかりやすいです。