西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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16/05/14(土)

[]典型的な誤解 09:55 典型的な誤解 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 典型的な誤解 - 西川純のメモ 典型的な誤解 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が本で書いている、超シンプルな『学び合い』に対して典型的な誤解がいくつかあります。例えば、クラスがいい状態でなければ出来ない。例えば学級崩壊しているクラスでは出来ない。という誤解です。

 ま、気持ちは分かります。でも、視点を変えて下さい。

 じゃあ、そんなクラスを一斉指導で立て直すことが出来ますか?そりゃ、もの凄く力量のある、オーラのある先生だったら出来る「かも」しれません。でも、圧倒的大多数の教師が出来ますか?それにオーラのある先生だったとしても、なんで、そんな人が学級崩壊を引き起こすのですか?

 『学び合い』に対して、「これこれの場合は出来ないだろう」という指摘の多くに対して、「じゃあ、今のままでどうやるの?」と聞き直せば、黙ってしまいます。

 そもそも学級崩壊している状態において子ども達は誰に対して反発しているのですか?

 教師ですよね。

 その教師が前面に立つ、今までのやり方で解決出来ますか?

 無理ですよね。

 『学び合い』の場合は「一人も見捨てず」という教師に反発している子どもも反対しづらいことを求めています。何故なら、教師に嫌われてもいいと思っている子どもも、クラスのみんなから嫌われるのは嫌ですから。

 学級崩壊しているクラスにおいても、教師がちゃっと語れば従う子どもはいます。その子と始めればいい。教師一人で解決するより、子ども達と一緒に解決した方がいいに決まっています。

 また、今までの指導法と併用した『学び合い』の方が安定するという誤解もあります。これは授業名人の人にある誤解です。でも、今までの指導法を併用しつつ、『学び合い』を成功させるには名人級の技が必要なのです。何故でしょうか?

 校長に置き換えましょう。

 総合的な学習の時間で学校の研究をすすめ、発表会に成果を出す学校を想像して下さい。その学校の校長は総合的な学習の時間の実績がある人です。色々なことを知っています。

 その校長が色々なアドバイスをしつつ、かつ、職員が自分の頭でアイディアを出す状態を考えられますか?私には想像できません。校長が何か言えば、それがいいんだろうと思うし、それに従わなければならないんだろうと職員は思います。校長にその気が無くてもです。やがて職員は依存的になります。まあ、見てくれの良い発表は出来るでしょう。しかし、どこまで行っても校長のカーボンコピーです。そして、カーボンコピーはオリジナルを超えることはありません。

 もう一方の場合を考えましょう。その学校の校長も総合的な学習の時間の実績がある人です。色々なことを知っています。しかし、校長は細かなことは何も言いません。発表会がどれだけの意味を持っているかは最初に語りますが、それ以降は職員に任せます。職員が「校長、どうしたらいいですか?」と聞いても、「先生はどうしたらいいと思いますか?先生の思うとおりにやってみて下さい」とニコニコしています。当然、各クラスの達成度には高低があります。校長は素晴らしい発想があるときに、それをみんなの前で褒めます。そして、学校はチームであることを強調します。

 さて、二つの校長の学校のどちらが職員が成長しますか?

 私は後者だと思います。

 だから、シンプルな『学び合い』を提案しています。シンプルな『学び合い』の方が入門者向きだからです。