西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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だめで元々で、とりあえずドロップボックス(http://db.tt/bMZAZwx)とjimdo(http://jp.jimdo.com/)の無料アカウントを登録してみてはいかがでしょうか?実に簡単ですから。

本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

16/05/31(火)

[]福島の会 18:05 福島の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福島の会 - 西川純のメモ 福島の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月25日に福島県郡山市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/399213/

[]学力向上テクニック入門 17:19 学力向上テクニック入門 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学力向上テクニック入門 - 西川純のメモ 学力向上テクニック入門 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に取り組む人の中には、成績はそれほど気にせず、人間関係の向上があれば十分という人がいます。小学校の先生は顕著ですが、それ以外の先生にもおられます。しかし、それは違います。成績にこだわらなければなりません。

 第一に、成績の向上がなければ、保護者が満足しません。管理職が満足しません。それでは『学び合い』を実践し続けられません。抜群の結果を出し続ければ、『学び合い』を実践し続けられます。

 第二に、成績と人間関係はコインの裏表で両者を分けること自体がおかしいのです。本当の人間関係を構築するには、一緒に課題を解決することしか無いと思います。その課題とは成績です。人間関係が向上すれば、成績に反映されます。

 『学び合い』で成績を上げるのは容易いことです。ただし、「学力向上テクニック入門」(明治図書)に書いてあることをちゃんと守った場合です。お読みになれば、拍子抜けするほど簡単であることが分かると思います。そうです、拍子抜けするほと簡単です。しかし、その簡単なことをやり続けることにはセオリーと意思の力が必要です。

http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20150096

[]今から出来ること 17:10 今から出来ること - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今から出来ること - 西川純のメモ 今から出来ること - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私のゼミ生の中には教員採用試験に落ちる子もいます。過去の自分を思い出せば、いかばかりかと思います。その際に以下のようなことを語ります。

 大学院の2年に東京都の教員採用試験を受けようといました。6月頃、大学院の同級生に「いつ頃、募集があるんだ?」と聞いて呆れられました。募集は終了しています。何でこんなことが起こったかには理由があります。大学には掲示板があります。しかし、その99%以上は私に無関係です。そして、私に関係ある情報は友人から「おい、西川、掲示板を見たか?」と言われます。そう言われたときだけ掲示板を見ます。その習慣が学部時代に形成されました。教員採用試験は学卒院生にとっては一大事です。中には同じ都道府県を受ける同級生もいます。とういことで、その話題を避けるようになっていたのです。その結果、私は1年間棒に振ることが決まりました。慌てて指導教官の小林先生に相談し研究生として残ることになりました。

 さて、大学院2年生の過ごし方です。暗記中心の教員採用試験の勉強を早めにやっても意味がありません。そして、修士論文に関して計画的に進めたので夏休み中にほぼ終わってしまいました。その結果、もの凄く暇になってしまったのです。その暇な時間を無駄にしたくありませんでした。そこで学術論文を書きました。結果として日本理科教育学会紀要、科学教育研究、大学の紀要、そしてScience Educationに投稿しました。結果として受理されました。この業績は平均的な理科教育の助教授レベルを上回る業績です。

 翌年になり、教員採用試験の勉強を始めました。そして、ギリギリで合格し、高校教員になりました。そして、どん底の環境の中にいる子どもに直面し、毎日、酒を一升以上飲まないと寝られない状態になりました。そして、大学への異動の話しが起こり、異動しました。私が異動できたのは、「暇」だったときに書いた論文がポイントです。

 つまり、私が大学教員として生きているのは、大学院2年の大ポカの結果です。

 以上の話しをした後に、学生に語ります。

 「起こってしまった事は変えられない。しかし、その事の意味を変えることは今から出来る。教員採用試験に落ちたことは残念だった。しかし、あの時、落ちてしまったことは今から考えると良かったと思えるようなこれからの時間の過ごし方がある。無駄にするな」と。

 私の研究室には紆余曲折の結果として大学院に入学する人がいます。そのような人にとっても、過去の時間をどのように意味づけるかは今から出来ることです。

[]千葉の会 05:53 千葉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 千葉の会 - 西川純のメモ 千葉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月4日に千葉で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/399025/

16/05/30(月)

[]激震 21:19 激震 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 激震 - 西川純のメモ 激震 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 専門職業大学が生まれることになりました。これが大学人にどれほど影響あるか、おそらく分かってないのではないかと思います。きっと「ものづくり大学校」みたいな大学が新たにつくられると思っているのだと思います。違うと思います。だって、冷静に考えて下さい。今時、新たな大学をつくりますか?

 つまり、アカデミックな今の大学を専門職業大学に移行することを意味しています。では、どれぐらいの大学が移行するのでしょうか?欧州の大学をモデルに考えれば、スーパグローバル大学に認定されない大学、即ち、圧倒的大多数の大学が専門職業大学に移行することになります。

 ということは、大学人にとってどれほどの意味があるか。今、教員養成系大学の大学院はアカデミックの大学院から教職大学院に移行しています。そのために大激震が起こっています。ところが、それより凄いことが決まったのです。

 そして、次は高校です。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160530/k10010540041000.html

[]結婚記念日 21:19 結婚記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 結婚記念日 - 西川純のメモ 結婚記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は我が家の数多くの記念日の一つの結婚記念日です。と、いうことで今日はステーキでした。

[]緊張 16:50 緊張 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 緊張 - 西川純のメモ 緊張 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日の講演はいつになく緊張しました。うまくしゃべれなかった。笑いを取ろうとする間がうまくいかない。

 何故、緊張するかと言えば、本日は新潟県の高校の先生方向けの講演です。一定の割合の先生には気に触るようなことを言います。そして、本日の聴衆には、息子がお世話になっている先生も含まれているのです。とほほ

[]大学院説明会 16:45 大学院説明会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大学院説明会 - 西川純のメモ 大学院説明会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月11日、12日に上越教育大学大学院説明会があります。

 教職大学院は現職院生と学卒院生の協働によって、若手を動かせる中堅教員、中堅に甘えられる若手を育成しようとしています。そのため、教員採用試験に合格しているのに、名簿搭載期間延長によって入学する学生がいるはずです。一見、遠回りのようですが、合格して数年でやめていく若手教師が多い今は、中堅教師との関係を結ぶ方法を学ぶことは安全策と言えます。

 教職大学院は免許を取り増すための色々なことが出来ます。例えば、中等免許しか無い人が初等免許を取ったり、中等免許の違う科目を取ることも出来ます。また、教職大学院の修了生に対して、一次試験の免除が多数の教育委員会で行われています。

 とりあえず、行きませんか?話しだけでも。

 ご親戚、教え子の方にも教えてあげて下さい。

 

◆仙台 本学大学院入学相談会

 日時 6月11日(土)13:00~16:00

 場所 仙台駅西口徒歩5分 TKP仙台西口ビジネスセンター6階

 

◆東京 本学大学院入学相談会

 日時 6月12日(日)13:00~16:00

 場所 JR田町駅前 キャンパス・イノベーションセンター東京

 

◆詳細 本学HPの大学院入学相談会

    http://www.juen.ac.jp/060admissions/010graduate/010soudankai/2016-0201-1414-6.html

16/05/29(日)

[]ご批判2 08:25 ご批判2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ご批判2 - 西川純のメモ ご批判2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 子ども達が生きる、これから60年、70年、80年の日本の姿はどんな姿でしょう。

 少子高齢化社会のために、年収は下がります。現在414万円ですが、その半額以下になるでしょう。今、企業は起業して10年で3割が倒産し、20年で半数が倒産します。今後、その寿命はどんどん短くなります。倒産を経験することは一般的になるでしょう。終身雇用が崩れます。倒産しなくてもクビになります。

 そんな時代を生きる子どもに教師は何を与えられるでしょう?

 今教えていることで、大学入試、高校入試で結果を出せます(ただし、トップ校は無理でしょうが。)。でも、合格したとしても一流企業に採用されるとは限りません。おそらく、採用されないでしょう。採用されても40歳、50歳でクビになります。そんな時に、深い読み、論理的な思考力なんて役に立ちません(人口の5%以下のエリートは役に立つかもしれませんが)。

 子ども達の幸せを保証するのは人との繋がりです。

 今は収入が無いと結婚できないと考えています。甘い。今後は貧乏だから結婚しなければ生きていけないのです。それも、生活するためには夫婦両方の親との共生が必須です。つまり、中学校・高校は婚活の時期です。これは本気です。さて、今の中学校で男子と女子が普通につきあうことが出来ますか?それも全員が。まあ、無理でしょう。

 就職も大事ですが、再就職も大事です。さて、再就職のポイントは何でしょうか?親でしょうか?親友でしょうか?違います。部活で汗をかき、親友を得たとしても、その親友は再就職の役には立たないのです。役に立つのは知人の多さです。知人の多い人は、再就職の世話をして貰えます。成人になれば知人は増えます。しかし、それは同じ職場の人です。もし、企業が潰れればみんな人の世話をする余裕がありません。だから、知人を得る場は学校なのです。では、現状の学校で知人の数は何人生まれますか?

 子ども達の顔を思い浮かべて下さい。上記を得られない人は餓死・孤独死します。

 残念ながら、多くの教師はそれをリアルに思い浮かべられない。上記は公的機関の統計や学術研究で明らかにされているのに。そして、自分には無関係と考え、旧来の教育で牧歌的に過ごせれば良しとしています。無責任です。義務教育の学校に行けば、「○○っ子」という表現を見ます。悲しくなります。その子達の将来を考えると。

 悪気はない。それは分かっています。でも何とかしなければならないと思っています。だから、様々なご批判にさらされていても、馬車馬のように何かをしています。私は上記を知ってしまったからです。

[]ご批判 07:06 ご批判 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ご批判 - 西川純のメモ ご批判 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に関してご批判を賜ることは少なくありません。しかし、残念ながら感情的なものが多く、論理が破綻しています。

 「『学び合い』のやつら」と表現される方もおられます。大人だったらもうすこし別な表現を使えば良いのになと思います。

 ある時は、学びの共同体とごっちゃにしていると思われるご批判もありました。批判するならば、本を読むことをお勧めしたい。しかし、読むことが生理的に難しいのでしょう。だったら批判せずに無視すれば良いのに、と思います。

 もっとも笑ったのが、マスクです。『学び合い』の映像を公開していますが、それを見られたある方が、教師がマスクをしていて授業をしていることを批判されていました。冬のインフルエンザの時期の映像なんですが・・・・・。

 問題解決学習(?)の方からもご批判を賜りますが、その方はデューイの本は読んでいないようなのです。困ったものです。

 『学び合い』は宗教だと言われます。その通りです。自然科学という宗教です。仮説検証を実証的なデータで積み上げれば汎用性・普遍性のあるモデルを構築できると信じている宗教です。『学び合い』の根幹となっているものは、思いつきではなく、実証的なデータに基づくものです。批判するならば、実証的なデータに基づく批判をすれば良いのに、と思います。残念ながら研究を仕事としている研究者の中にも上記が出来ない方がおられる。

 きっと怖いのでしょう。制御不能になるのではないかと。

 その予想は正しいと私は思っています。

 

 ご批判は大歓迎です。ただし、実証的なデータと論理と大人の表現で。

16/05/28(土)

[]喧嘩の仕方 16:34 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 定期的に何度もアップしましたが、喧嘩の仕方をアップします。

 目の前に敵がいたとします。普通、それで頭がいっぱいになります。ところが冷静に指を数えれば明確な敵はごく少数なはずです。そして、その数は明確な味方と同数なはずです(その数が少ないならば、ご自身の問題です)。そして、大多数の人は、自分に強いられない限り、どうでもいい人です。

 政治的な戦いは、このどうでもいい人が、相対的に、どちらの側につくかで決まります。

 そのためには大義名分が必要です。古来より戦いにおいて大義名分を立てます。中国でよくあるのは「君側の奸を除く」というものです。

 『学び合い』には「一人も見捨てない」という大義名分があります。さて、『学び合い』を否定する人の大義名分は何があるでしょうか?少なくとも従来の一斉指導で「一人も見捨てない」と標榜出来るだけの厚顔無恥の人は殆どいません。では、「一人も見捨てない」に匹敵する大義名分があるでしょうか?私は無いと思います。この段階でかなりのアドバンテージがあります。

 次に、結果を出し、強くなることです。幸い、セオリー通りやれば成績や人間関係の結果を出すためのノウハウは整理されています。強くなりさえすれば、賢い敵は沈黙を守ります。もの凄く賢い敵は、折り合いを付けた取引をします。結果として、敵としてのこるのは、愚かな敵だけになります。愚かな敵が、感情的な表現で、論を吐けば、愚かな敵が「そうだ、そうだ」と同意するでしょう。でも、その論が愚かであれば愚かであるほど、中間層が離れます。つまり、自滅するのです。

 一人も見捨てない我々は、その敵を見殺しにするのでしょうか?そんなことはしません。ただし、そのあたりの人に何を言っても変わらないし、状況を悪化させます。だから、全体を変えることに力を注ぎましょう。状況が変われば分かるようになるでしょう。それはクラスにアスペルガー傾向のある子どもがいたときに、その子を学びの輪に入らせる過程と全く同じです。

[]勝てない理由 16:34 勝てない理由 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 勝てない理由 - 西川純のメモ 勝てない理由 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は生徒から「何故、理科を勉強するの?」と聞かれました。大学の学部・大学院で教えてもらったこと、学会で言われることを語りました。しかし、それらは単純な事実と論理であっさりと論破されます。今はその理由が分かります。

 教師の言っていること、学会で言っていることは、その単元の学習のため、つまり数週間の中でクローズしています。それよりも長期間になると急に実証的データに裏打ちされない抽象論になってしまいます。だって、その教科のある単元の学習が別な単元の学習にどのような影響を与えるかに関する実証的なデータは非常に少ないです。教科を超えた研究だとほぼ皆無と言っていいでしょう。

 子ども達は、10年、20年のレベルの学ぶ意味を議論するのです。具体的な事実と単純な論理でそれに立ち向かっていくのです。具体的事実を持たない教師が勝てるわけありません。

 私の子どもは率直に「何故、勉強するのか?」と聞きました。多くの子どもとの違いは、率直に聞いたか否かの違いだけで、それを疑問に持っていることは同じです。胸に手を当てて下さい。教員採用試験の問題を解くときに、「なんで、こんな問題を出すの?」と舌打ちしたはずです。

[]三重 18:53 三重 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 三重 - 西川純のメモ 三重 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月に三重の津で『学び合い』によるアクティブ・ラーニングの話しをする機会を得ました。『学び合い』関係で三重で講演するのは初めてです。

 今までに『学び合い』関係で呼ばれていない都道府県は、岩手、茨城、愛媛、徳島、熊本、鹿児島の6県だけになりました。

[]離 15:53 離 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 離 - 西川純のメモ 離 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、ゼミ生と話し合っているときに思いました。

 私はありとあらゆる側面から『学び合い』のテクニックを書きまくっています。しかし、それはカリスマ教師ではないごく普通の教師が安全・確実に『学び合い』を成立させるためのテクニックです。西川ゼミは『学び合い』で運営していますが、私が書いた本のテクニックを私は全く使っていません。

 その姿を紹介します。

 ゼミ生は学部3年5名、学部4年5名、大学院1年11名、大学院2年11名の全32名で構成されています。(大学の平均は学部3年1名、学部1名、大学院1年2名、大学院2年2名の全6名)

 ゼミは全体ゼミと個人ゼミに分かれています。全体ゼミはゼミ生が主体で運営されており、どのように運営しているのか私は知りません。そのゼミに出席して欲しいとゼミ生から求められたときに出席します。年間にごくわずかな回数です。話す内容はゼミでの意志決定の場面で、その決定をしなければならない背景を5~10分程度話します。

 ありとあらゆることをゼミ生に任せています。その際のルールは「出来るだけ多くのゼミ生で話し合って決める」だけです。単純ですが強力です。

 個人ゼミはゼミ生が5~11人の範囲で集まり、私と議論します。各人の個人的テーマに関して私に質問します。ただし、1対1ではなく他のメンバーと一緒にです。その姿はユーチューブで公開されています。集団的な個人ゼミをする理由は、私と1対1だと私に甘えてくるからです。そして私の説明が分からないとき、岡目八目の他のメンバーが補足してくれるからです。

 私は日本全国で講演して、膨大な本を書きます。それが出来るのは、ゼミのバックアップがあるからです。私が書かなければならない書類の99%はゼミが作成します(機密を要する人事関係等はもちろん除外しています)。大学の事務から書類作成を求めるメールが来ると、それをゼミ生に転送します。ゼミ生が作成して私の所に返送します。中にはゼミ生が事務の方に提出します。事務の方は怪訝な顔をしますが、「西川ゼミの学生さんですか?」と聞き、そうだと伝えると受け取ってくれます。

 では、私は何をしているでしょうか?

 明確な課題をつくるでしょうか?否です。課題はゼミ生がつくります。

 評価はするでしょうか?否です。評価は自分自身でします。

 ましてやネームプレートなんか使いません。

 可視化はしません。見取りもしません。(まあ、昼飯を一緒にしますが)

 言葉がけもしません。女子学生がいないときは中学生レベルの下ネタで大笑いしています。

 では、私は何をしているでしょうか?

 数百万円単位のお金を引っ張ってきてゼミ生に使わせます。

 私のネットワークを使って、色々な人と繋げます。

 ゼミ生が困っていると、学内政治で解決します。

 でも、一番大事なことだと私が思っていることは、ゼミ生が絶対に信じられない夢を本気で信じて、繰り返し語ることだと思っています。それが出来るのは『学び合い』のセオリーを理解しているからです。

 入門者にとっては意味不明だと思いますが、『学び合い』の奥義みたいなもんです。守破離の離です。

追伸 経営学者のリッカートによれば、生産性の高い研究室は上記の通りです。

16/05/27(金)

[]主体 18:39 主体 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 主体 - 西川純のメモ 主体 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「就職に強い大学」という言葉は雑誌の特集に多いですね。でも、「就職に強い大学」という理由で大学を選ぶ人は就職出来ないかも。そんな時代なのにな~

16/05/26(木)

[]岐阜聖徳学園大学附属高校 19:49 岐阜聖徳学園大学附属高校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 岐阜聖徳学園大学附属高校 - 西川純のメモ 岐阜聖徳学園大学附属高校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学人は外部予算を獲得しなければなりません。私の師匠から教えてもらったポイントは、「予算がもらえたらやりますというところには予算はつけない。何故なら、予算がもらえたらやりますということろは予算をつけてもたいしてやらない。予算のない中でこういうことをしました。予算が付けば、こんなことが出来ます。というところに予算をつける」と教えてもらいました。確かにそうだと思います。

 一昨日は岐阜聖徳学園大学附属高校で講演をしました。久しぶりに、行って良かったと思いました。講演会の反応は様々です。私の話に頷く人もいれば、あからさまに敵意を向ける人もいます。つまり、健全な集団です。

 それが終わってから少人数の勉強会がありました。その際、既に『学び合い』にトライしている人がかなりいることにビックリしました。飲み会でも話は尽きません。

 私の経験上、その学校に3人の確信犯がいて、その中の一人は40代以上の人である場合は学校は変わります。何故なら3人いれば、やらせて貰えます。やらせて貰えれば結果は出ます。といことで、その基準は超えています。あとは、合同『学び合い』に取り組むか否かです。

16/05/25(水)

[]THE『学び合い16:42 THE『学び合い』 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - THE『学び合い』 - 西川純のメモ THE『学び合い』 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 若い『学び合い』の実践者達が創り上げた本です。THE『学び合い』。お勧めです。

http://www.amazon.co.jp/dp/4183486297

[] 子どもによる子どものためのICT活用入門 14:40  子どもによる子どものためのICT活用入門 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  子どもによる子どものためのICT活用入門 - 西川純のメモ  子どもによる子どものためのICT活用入門 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ラインで問題が起こるから、携帯を禁止するという学校(下手すると市町村)があります。知恵がなさ過ぎるし、無責任です。確かに携帯を禁止すれば問題の先送りに出来るでしょう。でもそれでは、大学に進学、就職で親の管轄下から離れてから、何も知らずに問題を起こすのではないでしょうか?親や教師の管理下で問題を起こさせ、それを集団にで乗り越えるべきです。

http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20150425

http://www.amazon.co.jp/dp/4181688143

16/05/23(月)

[]術中 21:06 術中 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 術中 - 西川純のメモ 術中 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 バリバリの一斉指導をしていたころの小技です。

 広口瓶に火のついたロウソクを入れます。カラス板で蓋をします。その間、黙っています。しばらくしてロウソクは消えます。一拍おいて、「何故、ロウソクの火は消えたの?」と聞きます。

 子どもが「酸素がなくなったから」と答えたら、別な子に「何が増えたから消えたの?」と聞きます。そうすると「二酸化炭素が増えたから」と答えます。

 子どもが最初の質問に「二酸化炭素が増えたから」と答えたら、別な子に「何がなくなったから消えたの?」と聞きます。そうすると「酸素がなくなったから」と答えます。

 つまり、子どもがどんなことを考えていても、いなくても、強制的に「酸素がなくなったから」という答えと、「二酸化炭素が増えたから」という二つの発言を引き出すのです。

 そこで、「あれ、「酸素がなくなったから」という子もいるし、「二酸化炭素が増えたから」という子もいる。さて、どちらが正しいの?」と問いかけます。子どもはそんなこと考えたことありません。そもそも二者択一だと思ったことも無いと思います。「さて、どっちが正しいの?」と煽れば、子どもが動揺してざわつきます。そこで、「じゃあ、どちらが正しいのかを証明する実践方法はどんな方法が考えられる」と問いかけます。かなり高度な問いです。

 これが一連の流れです。一見、子どもの発言によって授業が進んでいるように見せていますが、彼らの考えが入る余地なく、教師の思ったとおりに子どもは動きます。私の心の中では「ほらほら、私の術中の中にはまった。」とほくそ笑んでいました。

 さて、この一連の流れのテクニックを子どもが知ったとき、どう思うでしょうか?そして、最初の私の質問に対して「酸素がなくなったから、と言うと、別な人に、何が増えたからって聞くんでしょ?」とオチまで明かしたら授業が成立しますか?そうなったら、賢い子どもの術中に教師がはまります。

 さて、『学び合い』も初期段階にはテクニックがあります。例えば、可視化があります。具体的にはクラスの中で間違えた答えで満足している子がいたとします。今までの教師だったら自分が教えます。ところが『学び合い』では「あれ、これって変じゃないかな~」と大きなつぶやきをします。これによって周りの子がその子に近づいてきて教えることのきっかけにするのです。さて、このテクニックのことを本で読んだ子がいたとします。その子が『先生は「あれ、これって変じゃないかな~」って言うんでしょ?』と言ったとします。そしたら満面の笑顔で「正解!では、それを気づける君が出来ることは何かな?」と大きな声で言えば良いのです。

 なんで、これだけの違いが生まれるのでしょうか?それは、今までの授業は子どもは子どもの立ち位置を守ることを期待されているからです。だから、本を読んで教師の立ち位置を理解し、それを先回りされると困るのです。ところが『学び合い』では、子どもは教師の立ち位置に立つことを期待されています。だから、子どもが先回りしても、何ら問題はなく、いや、ありがたいのです。

追伸 名人教師と言われている先生の授業も見ました。そして、その先生は子どもの発想を大事にした授業作りをしていますと言いました。周りの先生は大きく頷きました。しかし、私は子どもの発想が殆どなく、教師の術中に子どもが踊らされているとしか見えませんでした。

[]なんでも 20:03 なんでも - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - なんでも - 西川純のメモ なんでも - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私はゼミ生に対して、ありとあらゆることを喋ります。何故なら、嘘をつきたくないからです。嘘をつけば、必ず、バレることを知っています。バレたときに私への信頼が傷つくことを恐れます。

 書店に並ぶ教師本の中には、これを子どもが読んだらどう思うのだろうか?と思うような本もあります。数人は読むでしょう。そして2割の子は理解します。

 子どもを思ったとおりのシナリオで動かし、してやったりと思う教師が読んでいる本を子どもが読めば、馬鹿にするなと思うのではないかと思います。

 指導案に「予想される子どもの反応」というものがあります。「予想つくわけないじゃん」と『学び合い』では思います。少なくとも個々人レベルは。しかし、予想通りになるように矯正するのが今の授業。でも、矯正している内実を子どもが読んだら、子どもはどう思うのだろう。

 ちなみに、『学び合い』では『学び合い』本を子どもが読むことを奨励しています。皆さんの本を、是非、教室において下さい。

[]『アクティブ・ラーニングを実現する!『学び合い』道徳授業プラン』 19:46 『アクティブ・ラーニングを実現する!『学び合い』道徳授業プラン』 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『アクティブ・ラーニングを実現する!『学び合い』道徳授業プラン』 - 西川純のメモ 『アクティブ・ラーニングを実現する!『学び合い』道徳授業プラン』 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『アクティブ・ラーニングを実現する!『学び合い』道徳授業プラン』が2刷りになりました。感謝です。前にも書きましたが、今までの道徳では「そうすべきだ」と思わせることは可能です。しかし、実際に行動には至りません。行動変容が起こるためには集団との関わりが必須状況です。ですので、『学び合い』以外無理だと不遜にも思います。

[]呪縛 06:29 呪縛 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 呪縛 - 西川純のメモ 呪縛 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の学校時代、一番嫌いな言葉は「好きなもの同士で」という言葉。今の子どもも同じだろう。『学び合い』ではグループは作らない。離合集散、自由。一人で学ぶ権利も子ども達にある。グループを作らないとダメだという呪縛を解きたいな。

[]小技 06:24 小技 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 小技 - 西川純のメモ 小技 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本屋の教師用図書を見ると、小技の本に満ちあふれている。その教師が今までどんな授業をやっていたかを考えなくていい小技。その部分を切り取って直ぐに使える小技。そのような小技に頼る気持ちは分かります。でも、そんな小技は2週間で2割の子どもに見切られてしまう。そして、小技に頼る教師の心を見透かす。

16/05/22(日)

[]高尚な議論 11:03 高尚な議論 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高尚な議論 - 西川純のメモ 高尚な議論 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以前、こんなことを書きました。

 学校教育に影響を与える研究にしたいならば、使える統計分析の手法は出来るだけ簡単にするべきです。

私の最初の学術論文では林の数量化理論の第3類、第4類を使いました。当時の教科学習の論文では頻度分析程度だったのに、名義尺度の分析を雨あられと使いました。そして、雨あられと学術論文の業績を上げました。しかし、それらは学校教育に何らの影響も与えません。当たり前です。「林の数量化理論の第3類によってこれこれの結果が出ました」と学校現場の先生に話しても、それは真言、例えば「ナウボウ・バキャバテイ・バイセイジャ・グロ・バイチョリヤ・ハラバア・ランジャヤ・タターギャタヤ・アラカテイ・サンミャク・サンボダヤ・タニヤタ・オン・バイセイゼイ・バイセイゼイ・バイセイジャ・サンボドギャテイ・ソワカ」を聞いている一般人と同じです。ありがたく承りますが、それによってその人は何も理解せず、従って、その人の頭を使った行動の変容はないからです。

だから、その後の私の研究では、基本的に論理が簡単な直接確率計算かその簡易版であるカイ2乗検定程度に抑えています。そして、分析結果で理解させるのではなく、モデルを理解させることを重点に置きます。簡単に言えば、たとえ話を使うのです。

何故、こんなことを話すか。

最近、ある方から教育課程企画特別部会の論点整理にある「深い学びの過程」、「対話的な学びの過程」、「主体的な学びの過程」、また、「学習プロセス」、「学習の過程」が今後重要な意味を持つのでは無いかと聞かれました。

私は、意味を持たないと申しました。何故なら、それらが何を意味するかを学校現場の教師が理解できるとは思えないからです。いや、それを議論している研究者だって、一致した定義を合意できるとは思えないからです。

「基礎的・基本的」という言葉は50年前からよく使われる言葉です。「基礎力・思考力・実践力」や「21世紀を行き来抜くための能力」や「キーコンピテンシー」だってそうです。言葉が踊っている段階では、会議の参加者はみんなで「そうだよね」、「大事だよね」と言い合っています。ところが、ひとたびそれらを具体化しようとすると百家争鳴になります。結局、言葉が踊る段階から進みません。

文部科学省、そして中央教育審議会はおおざっぱな方向性を示す以上のことは出来ません(逆に具体的に示したら怖い)。その言葉を様々な実践者、研究者が受け取り、様々な形で学校現場に提案するのです。そして、学校現場という市場で吟味されます。

追伸 アクティブ・ラーニングの特異性は、大学入試と連動させたところです。そして、労働派遣法、入国管理法と関わっている点です。ルールが変わっているのに、それが分かっていない人が、旧ルールで何とかしようとしています。悪いですが、滑稽です。

[]講演開始 09:43 講演開始 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 講演開始 - 西川純のメモ 講演開始 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 3月と4月は講演はありません。ま、学校現場は死ぬほど大変ですから。

 5月になると講演が始まります。本年度最初は5月24日に岐阜聖徳学園高校での講演です。例の基準を申しました。ま、ビビッて退却するかと思ったのですが、基準をクリアーしました。本気なのですね。ただ、この会は岐阜聖徳学園の小中高の先生だけにオープンされている会です。

 次は5月30日の「新潟県高等学校進路指導協議会」の講演です。これも新潟県の高校の進路指導の先生方向けの講演です。

 オープンな会としては6月4日の埼玉セミナー(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/kuro106ra/20160521/1463806613)です。

 6月11日の柏市での講演です。これは柏市教育委員会のご厚意により、人数に上限がありますがオープンになっています。(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20160409/1460152502

 お誘いします。

[]勤評闘争 06:14 勤評闘争 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 勤評闘争 - 西川純のメモ 勤評闘争 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くの教師が嫌がることをあえて書きます。

 勤評闘争に代表されるように、教師は自分が評価されることを嫌います。ま、誰でも嫌いますが、民間だったら当然のようにやられている評価なのですが。一方、自分が子どもを評価することは当然であると考えます。教師の評価によって命を絶つ子どもがいるほど教師の評価は絶対的な意味を持ちます。

 教師に対して評価をする理由と、それに対して反対する理由があります。反対する教師が自分が評価する側にたつと見事に教師に対して評価する理由と同じ理由を述べます。

 私は教師に対しても、子どもに対しても評価があるべきだと思います。ただし、二つの条件が成り立つとき、健全性が高まると思います。

 第一に、外部評価を導入し、重視する。校長が教師を評価する、教師が子どもを評価する、いずれもお手盛りになる危険性があります。学習指導要領に準拠した基礎的なテストを実施し、その達成度を評価します。それによって教師も子どもも評価されます。同時に、出席率で評価します。ただし、点数ではなく基準以下の子どもがいるかいないかで評価します。

 校長の評価も、教師の評価も形成的な評価、つまり、途中経過を教師、子どもに伝える意味を持つに過ぎません。校長は教師、教師は子どもに対して適切な評価をすることによって最終的な外部評価をクリアするための援助者の立場に立ちます。

 第二に、評価者自身が評価されることが大事です。外部評価、その他の情報を評価される側に開示し、どの評価者の評価を受けたいかを評価される側が評価するのです。教師は異動初年度から異動希望を出せるようにするのです。教師も子どもが選ぶのです。

そんな無茶な、と思っているでしょうね。

 しかし、上越教育大学の教職大学院ではこれが成り立っています。

上越教育大学の教職大学院は教育実習を中心としたカリキュラムを組んでいます。院生達は実習先から評価されます。学卒院生は教員採用試験で評価されます。つまり外部評価があり重視されています。

評価の多くはアドバイザーによってなされています。そのアドバイザーは1ヶ月に渡る面談期間で学生が決めています。そして途中で変わる権利があります。

 ま、「大学院と学校は違う」、「そんなことをやったらこれこれの問題が起こる」という指摘はあるでしょう。私はそれに対していちいち説明することが可能ですが、それを全部書いたら切りが無いのでここでやめます。しかし、自分が校長から評価を受けたくないなら、自分が子どもに評価するときの理由を思い出して欲しいと願います。子どもにとって教師は、教師にとっての校長より絶対者なのですから。

追伸 日本の勤労者の圧倒的大多数は上司によって評価を受け、給料に反映されています。当然、教師に対して評価することは多くの人は当然と思っています。ところが、それがなされていないとしたら、その外圧の盾となっているのは、文部科学省や教育委員会だと私は思っています。敵ではなく味方なのです。諸外国の教育現場における評価はもの凄く厳しいですよ。

16/05/21(土)

[]道徳 17:58 道徳 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 道徳 - 西川純のメモ 道徳 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我がゼミで、「○○するべきでしょうか?」というアンケート調査を行い。1ヶ月後に「○○していますか?」というアンケート調査をしました。その結果分かったのは、前者には知識が影響しますが、後者には影響しないということです。

 イジメがよくないことであることを知らない子どもがいるでしょうか?いません。その子ども達にイジメが良くないことを教えることをやっても行動には変化がありません。実は、人がやるかやらないかを決めているのは、周りがやっているかいないかが決め手になるのです。だから、行動変容に結びつける道徳には、集団との関わりをどのように仕組むかが決定的に必要です。

 だから、「アクティブ・ラーニングを実現する! 『学び合い』道徳授業プラン」をつくりました。お勧めします。http://www.amazon.co.jp/dp/4182340159

[]埼玉の会 16:18 埼玉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 埼玉の会 - 西川純のメモ 埼玉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月4日に埼玉本庄市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/389193/

[]愛知の会 16:16 愛知の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愛知の会 - 西川純のメモ 愛知の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月18日に名古屋で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/397081/

[]信用 11:54 信用 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 信用 - 西川純のメモ 信用 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の父は小さな会社を経営していました。その父から教えてもらったことです。銀行がお金を貸すか貸さないかを決めるのは現在の預金残高ではなく、少額でも長く口座を持ち、取引をしている人だそうです。詐欺師を排除するには実にいい方法です。

 『学び合い』をどれだけ本気で取り組んでいるか、それを判別するのは容易いことです。小さくても地元で『学び合い』の会を開き、開き続けている人。ブログで自分の実践を発信しつつけている人。その年数が長ければ長いほど、私は信用します。その実践が私が本と書いていることと一致しているか否かは重要ではありません。そもそも、私自身が本と違った実践を大学でやっています。本で書いているのは、あくまでもカリスマ教師でない普通の教師の入門者が過たず、実践できるためのことを書いているのですから。

 『学び合い』はシンプルです。どのような問題が起こるか、それは一定しています。最初の1ヶ月、最初の3ヶ月、1年目の後半、2年目、3年目にくるであろうものは予測できます。そして、それは本に書いています。本に書いても、それが来ます。それを乗り越えている人ならば、単なる授業方法としてとらえているのではなく、子どもに対する願いのある人であることが分かります。だから信用します。

 教職経験5年以上で、教師用指導書を5分ぐらい斜め読みすれば1時間の授業を組み立てられて、その授業を子どもが聞いてくれるならば、今の授業をやっていた方が楽です。でも、今の授業では2割ぐらいの子どもは地獄の中におり、9割以上の子どもは中年になって地獄になる。あ、やめます。黙示録になってしまいそう。

[]お金 11:35 お金 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お金 - 西川純のメモ お金 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、「お金が全てだ」ということをネットにアップして、その真意を書きました。意外にも反響がありました。そこで、続編を書きたいと思っています。

 私には数十年間お仕えした二人のボスがいます(お二人ともお亡くなりになっておられます)。盆暮れになると、家内は「お世話になっているのだから、送ったら」と聞かれます。その度に「仕事で十分に返しているから不要だよ」と言います。

 私はボスのために数百万以上の仕事をしています。逆にボスからも数百万以上の仕事をしていただきました。それぞれの得意分野で抜群の仕事をしました。私にとって誠意とは、頭を使って、手を使って、足を使って、口を使って、四六時中やるものです。

 ただし、この誠意は頻繁に一緒の仕事をしている人同士の間で成り立つものです。そうでない人にはなり立ちません。

 私の年収と勤務時間から計算すると私の時給は5000円です。移動時間を含めて2時間の仕事を求めるならば1万円です。4時間ならば2万円なのです。それだけの誠意をお金以外でどのように変えしたらいいでしょうか?ほぼ不可能です。なのに、それを求めるということは、返す気が無いということです。

 私の経験上、「お金はないですが気持ちがあります」という言葉にほだされてやった仕事の9割5分以上は、やって意味があったと思えない仕事です。そりゃそうです。やらずぼったくりをしようとする人なのですから。

 ま、お金以外でお礼をすることはとても大変だということです。もちろん、方法は色々あります。しかし、それを提案する人はほぼ皆無です。だから、そのような仕事をせずに、本を書き、日本中のお悩みメールに誠意を持って返答する時間に使っています。

16/05/20(金)

[]長野の会 13:06 長野の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野の会 - 西川純のメモ 長野の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月18日に長野市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/iku-naka/20160518/1463535106

[]急がないと 06:33 急がないと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 急がないと - 西川純のメモ 急がないと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学が専門職大学となり、大学院が専門職大学院になるのだから、博士課程は専門職博士課程にならねばならないだろう。だって、アカデミックの大学教員は急激に必要なくなるのだから。

16/05/19(木)

[]損得 22:07 損得 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 損得 - 西川純のメモ 損得 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は人に何かを提案するとき、それによって相手にメリットが大きいと確信しない限り求めません。西川ゼミが厳しいのはここにあります。絶対、自分にメリットがあると納得させれば、私は命令する必要はありません。それでいい?と聞くだけです。断ってもよいのです。それによってデメリットを生じるのは私ではなく、その人なのですから。

 私はゼミ生、その他の方に命令しません。そもそもその権力は無いのですから。ただ、提案するだけです。それを断る権利は常に留保しています。ただ、それによって私は何のデメリットはありません。私の提案がメリットがあることを理解できる別な人に提案すれば良いだけのことですから。だから、気軽に提案できます。

 ただ、私はデメリットはありませんが、その人と、日本中の子ども達にデメリットがあります。その確信があるから、色々な提案を出来ます。でなければ、出来ません。

[]金 21:57 金 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 金 - 西川純のメモ 金 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は多種多様な方とつきあっています。その中で学んだこと、世の中、金です。

 最後まで読んで下さいね。

 誠意は金に表れます。もちろん、金以外の形で誠意は表せます。ただし、金以外の形で誠意を表そうと本気で思えば、金で解決した方が圧倒的に「楽」です。だから、誠意を表そうとする人はちゃんと考えて「金」で解決します。誠意を表そうとする気が無い人が気楽に「誠意」を言葉に出します。

 世の中、金です。という本当の意味は、金で誠意を表せない人は、金「ですら」誠意を表せない人であるということです。

 私は誠意ある対応を常にしたいと思っています。しかし、不誠実な人とつきあって落ち込むのは「もう」嫌です。

[]インパクト 15:47 インパクト - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - インパクト - 西川純のメモ インパクト - 西川純のメモ のブックマークコメント

 一般社団法人アクティブ・ラーニング協会理事の寺裏さんの記事は圧巻ですよ。

 そのインパクトは

『まず、国内の私立大学は、たったの4%しかない大規模大学(23校)が、全志願者の45%を獲得しており、残りの55%の志願者を小中規模の96%の大学(556校)が奪い合っているという寡占化したマーケット事情であることを紹介した。

 次に、2018年以降の国内18歳人口の減少が大学に与えるインパクトはどの程度かシミュレーションした。今後予測される18歳人口の減少は、2025年には、入学定員規模が少ない大学287校が消滅するほど減少し、2031年には378校、2045年には500校規模が消滅するほど減少する。なんと2100年には、556校以上の大学が消滅し、国内の私立大学は20校以下に激減するほどのインパクトがあることに触れた。18歳人口の減少は、定員が小規模の大学から淘汰の可能性が高いことを示唆した。』

が端的です。つまり、今世紀末には私立大学はほぼ壊滅という分析をしています。

一方で、ミネルバ大学の新たな試みを紹介しています。

その特徴は

1:基礎知識の講義はなく、各自がINTERNET EDUCATIONで事前に学習する

2:大学講義は全てリアルタイムのオンラインでアクティブ・ラーニングを実現

3:世界から集う学生が全寮制で学び合う

4:4年間で世界7都市を巡り学び、各地でインターンシップを行う

5:学費は、トップクラスの大学の1/4(ニーズベースの学費全額免除制度もある)

です。

 古いタイプの教員の反対があるでしょうが、1と2は直ぐに出来ます。それを実現したら、生き残れる可能性が高まります。ま、定年十数年の教授陣が反対して実現できる大学は多くはないと思いますが。

 ということで、ビックリするような厳しい現実と、明るい未来を紹介する記事です。

http://univ-journal.jp/column/20152114/

http://univ-journal.jp/column/20152526/

http://univ-journal.jp/column/20153183/

http://univ-journal.jp/column/20164740/

http://univ-journal.jp/column/20164775/

http://univ-journal.jp/column/20166275/

http://univ-journal.jp/column/20166296/

追伸 こんな記事を書く方が理事だから、私も顧問になれたのだと思います。

追伸2 なお、大学がこれだけ激変すると言うことは、初等・中等も大変な時代に「既に」入っていると言うことです。

[]顧問 11:04 顧問 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 顧問 - 西川純のメモ 顧問 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月から私は一般社団法人アクティブ・ラーニング協会顧問になりました。

 何で顧問になったのか?

 お仕事を一緒にして、お酒を飲んで、「あ~、この人達はいい人なんだろうな~」と感じたからです。教育同人社とも長いお付き合いをしていますが、それと同じ感じなのです。

 それにしても「顧問」、格好いい響きでしょ~。

http://find-activelearning.com/set/192/con/193

[]キャリア教育 06:08 キャリア教育 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - キャリア教育 - 西川純のメモ キャリア教育 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学力向上させる一番の最大の方法は何だと思いますか?

 教材ですか?指導法ですか?

 違います。

 本人が学力を上げたいと思うことです。

 生徒指導上の問題のある子を普通の子にするにはどうしたら良いですか?

 これは本人がクラスや学校、そして大人社会を自分の所属したい集団と思うことです。

 では、どうしたらいいか?

 私はキャリア教育だと思っています。それも今とは全く違うキャリア教育です。その最初は、自分の幸せとは何かを考えることです。例えば、幸せになるにはいくらのお金が必要かを考えさせることだと思います。これは小学校、中学校、高校の全ての学校段階で必要です。

 子ども一人一人が、自分なりの幸せ像を持ち、それを実現するためにどのようなキャリアを組み立てていくか。

 私は今後の教育の柱はキャリア教育だと確信しています。何故なら、アクティブ・ラーニングとは子どもが一生涯幸せに生きられるための教育だと思っています。(ペア学習やグループ学習をやれば良いというレベルではありません)今までとは全く違う、アクティブ・ラーニング時代のキャリア教育を知って下さい。

アクティブ・ラーニングによるキャリア教育入門(東洋館出版社)http://urx.red/tY4r

16/05/18(水)

[]宿題 07:02 宿題 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 宿題 - 西川純のメモ 宿題 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 定期的なアップです。

 「『学び合い』では宿題を出すのですか?」と聞かれることがあります。私は「そんな楽なことをさせません」と応えます。

 宿題は一定量のことをやれば終わりです。これは能力のある子にとっては楽ちんです。

 そもそも家庭学習でやるべき学習の質・量は一人一人違います。それを判断出来るとしたら、それは本人です。その根源的なものは「分かりたい」という気持ちです。『学び合い』でそのところを高めるならば十分です。

 能力の高い子もそうでない子も、全員達成するまで終わらない宿題なのです。こっちの方が断然大変です。

 まあ、宿題を出さないと保護者からクレームが来る場合があります。しかし、これは宿題を出さないためにおこるクレームではないのです。家庭学習をしていないためのクレームです。『学び合い』におけるクラスづくりが不十分だということです。

 下策は、最小限の宿題を出します。ただし、全員達成するまで自分で宿題をつくることを子どもに語ることです。

 中策は、その様なクレームが来たことを全員に語って、どうしたら良いかを子ども達に考えさせるです。

 上策は、宿題云々を忘れ、クラスづくりに専念する。結果として、宿題問題も解決するというものです。

16/05/17(火)

[]福島の会 05:39 福島の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福島の会 - 西川純のメモ 福島の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月25日に福島で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。

http://kokucheese.com/event/index/399213/

16/05/16(月)

[]中学校あるある 21:28 中学校あるある - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中学校あるある - 西川純のメモ 中学校あるある - 西川純のメモ のブックマークコメント

中学校あるある

中学校の進路指導とは、全員が高校に入学すること。

進路の高校の情報はあまり気にならない。

進路の先高校の進路先の大学を調べる人もいるが、その大学の実質の就職率を知ろうとする教師はほぼ皆無。

職業高校にどのような推薦制度があるか、企業の指定校制度があるか、それを知る人はいない。

ジョブ型学部、非ジョブ型学部という言葉が分からない。

つまり、中学校の進路指導とは、全員が高校に入学すること。

従って、キャリア教育と進路指導は関連しない。

 それがいかに罪深いかを具体的なデータに基づき「保護者」が知る本を出そうと思っています。というか、既に、出版へのラインに乗っています。

[]普通科高校あるある 18:43 普通科高校あるある - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 普通科高校あるある - 西川純のメモ 普通科高校あるある - 西川純のメモ のブックマークコメント

普通科高校あるある

 普通科の高校の先生にお伺いします。以下のことはありませんか?

 センター入試の受験率を上げるために、推薦入試で合格が決まっている子にもセンター入試を受けさせませんか?極端な話し、2科目をエントリーさせて、当日、欠席させるなど。

 何が何でも国公立大学の実績を上げたいために、地元の専門学校を希望している子どもに千キロ離れた国公立大学を強く薦める。

 センター入試の点数で進学する学部を決めること(どうせ、生徒の希望はハッキリしていないからという至極もっともな事実により)

 3年間のキャリア教育でやっていることと、進路指導が関連していないこと。

 でも、しかたがない、それが子どものためになっていると思っているのではないでしょうか?

 それがいかに罪深いかを具体的なデータに基づき「保護者」が知る本を出そうと思っています。というか、既に、出版へのラインに乗っています。

16/05/15(日)

[]当たり前 21:52 当たり前 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 当たり前 - 西川純のメモ 当たり前 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月に受験本を出します。ただ、「受験するな」という趣旨の本なので受験本と言えるか疑問です。書き終わって感じることは虚脱感でした。何故かといえば、大部分は公的に公開されている情報に基づいている本なのです。つまり、知っている人にとっては周知の事実としか思えない事実です。が、そこから導かれる結果は、重大です。そのことを教師が知らないことが恐ろしく思います。読めば、私の虚脱感が分かって貰えると思います。

[]数学 21:44 数学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 数学 - 西川純のメモ 数学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子(高校1年)の数学の問題を見て感じるのは、私の時代より難しなったように思います。気のせいかな?

16/05/14(土)

[]手の内 11:03 手の内 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 手の内 - 西川純のメモ 手の内 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 定期的にアップしていることです。超長文です。私は学生と議論するための手の内です。ま、うまく使って下さい。

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議論のルール

西川に従来指導型授業の卓越性を納得させることが、このディスカッションの目的です。従って、納得したか否かの判断は西川が行います。ただし、出席者の3分の2が学生の方の論が正しいと認める場合はその限りではありません。

学習指導要領で定められた最低限の学力と居心地の良い環境を全ての子どもに保証することを第一優先とします。従って、一部の子どもを除外する議論は今回の議論の範囲外です。

子どもを一人も見捨てないと同時に、教師も一人も見捨てません。一部の子どもや教師を切り捨てる議論は今回の議論の範囲外です。例えば、「教師はそうすべきだ、そう出来ない教師は辞めるべきだ」という議論は今回の議論の範囲外です。

学び合い』はパーフェクトと主張しているのでは無く、従来より「まし」であることを主張しています。

以下は対象としていません。

子どもが乳児(乳児は親子のコミュニケーションが中心になるので)

子ども集団が全体で十人以下(『学び合い』が機能するためには一定人数は必要だからです。)

教師がコントロール出来ない個人(管理職や保護者)に起因する問題。(『学び合い』は集団を動かす理論であり、個人には適用出来ません)ただし、職員集団、保護者集団は集団ですので除外しません。

グループ人数は自由とします。また、一人でもOK。また、グルー編成は固定しません。つまり、自由。

同じ議論を別の日に繰り返すことを妨げません。別の班が行うことを妨げません。

授業時間に集まって議論する。議論出来ると思った時に申し出て下さい。その際、他グループは議論をいったん止め、議論を聞いて下さい。

議論の申し出は11時15分までとして下さい。それ以降は次回に申し出て下さい。前のグループの議論が11時15分以降になった場合も同じ扱いとします。

 なお、「従来は出来なかった、これこれは 『学び合い』では出来るか?」はOK

手の内

 『学び合い』に対して様々な疑問を受けます。当然です、今までと見た目がかなり違いますから。みなさんも同様」な質問を受けると思います。以下が私の定型的な応え方です。

 まず、「『学び合い』をすると丸写しをする子が生まれるのではないか?」のような「『学び合い』では●●がおこってしまうのではないか?」という疑問と、「『学び合い』で本当に分かるのか?」のような「『学び合い』では●●はできるのか?」疑問が典型的です。

 まず、前者に対する対応法です。

 「では、今までの授業で●●はおこっていないのですか?自由にさせたとたんにそれがおこるならば、子どもの本質は●●なんではないですか?そのような子どもに指導して変わりましたか?変わらなかったですよね。それはしょうがありません、そのような子どもは歴代の担任が同じように注意して、改善しなかった子どもですよね。あなたとでは無く、教師と相性が無いのですから、どうしようもありません」と話します。

 これに対しては、「私は出来る」、「それは教師がすべきだ」という反応があります。その場合は(1)に進んでください。「なるほど、今までの授業でも改善できないよね」という場合は(2)に進んでください。

(1)「たしかにあなたならば出来るのかもしれません。しかし、あなたの次の担任の時はどうしますか?進学先ではどうしますか?」と言います。

 これに対しては、「私は出来る」、「それは教師がすべきだ」という反応があります。その場合は(1-1)に進んでください。「なるほど、今までの授業でもそのレベルは改善できないよね」という場合は(2)に進んでください。

(1-1)「素晴らしい。あなたは『学び合い』で無くても良いと思います。でも、そうできない教師もいます。『学び合い』はそのような教師のためにあります」と言って議論は終わりです。先のルールに書きましたように、一部の教師を切り捨てる議論は今回の議論の範囲外です。

(2)「『学び合い』は現状の問題点を教師の管理下で露わにして、教師の管理下で解決する根治療法をする教育です。では、どのように解決するか?教師がその子を変えようとしても無理です。でも、教師の言うことを聞く子どももいます。その子たちが中心となって、一人も見捨てない学習集団を育成します。あなたが気になる子どもは教師の言うことを聞かないかもしれませんが、クラスメートの言うことは聞きます。そういう仲間を創れば、進学先でも社会に出ても問題を軽減する可能性があります。教師が先読みして手立てを講じれば、問題が起こらないようにすることも出来るかもしれません。しかし、それは問題を先送りする対処療法です。『学び合い』は根治療法を願っています」と語ります。納得するか否かは別で、このようになればたいていの場合は、話の筋は通っていることは分かって頂けます。

 「『学び合い』で本当に分かるのか?」のような「『学び合い』では●●はできるのか?」という疑問に対する対応法です。

 「では今までの授業で●●はできていましたか?クラスの中には東大に行きそうな子どもがいる一方、知的な障害が疑われる子どもがいます。子どもたちは毎日毎日の授業のたびに、様々な疑問を持ちます。文科省の統計によれば子どもの3割は塾・予備校・通信教材・家庭教師で学んでいます。そして、多くの教師は成績中の下に合わせた授業をします。ということは3割近くの子どもにとっては、退屈な授業となっています。その子にはより高度な学習を与えるべきですね。でも毎時間、発展教材を用意したら、教師がパンクしてしまいますね。」と聞きます。

 これに対しては、「私は出来る」、「それは教師がすべきだ」という反応があります。その場合は(3)に進んでください。「なるほど、今までの授業でも改善できないよね」という場合は(4)に進んでください。

(3)「たしかにあなたならば出来るのかもしれません。しかし、あなたの次の担任の時はどうしますか?進学先ではどうしますか?」と言います。

 これに対しては、「私は出来る」、「それは教師がすべきだ」という反応があります。その場合は(3-1)に進んでください。「なるほど、今までの授業でもそのレベルは改善できないよね」という場合は(4)に進んでください。

(3-1)「素晴らしい。あなたは『学び合い』で無くても良いと思います。でも、そうできない教師もいます。『学び合い』はそのような教師のためにあります」と言って引き下がります。先のルールに書きましたように、一部の教師を切り捨てる議論は今回の議論の範囲外です。

(4)「子どもたちは一人一人、違った学びを必要としています。それらに一人の教師が対応することは不可能です。理屈は簡単です。一校時をクラスの人数で除してください。1分少々ですね。さらに授業の大部分が1種類の説明で押し通したとしたら、個別支援が出来るにはごく僅かの時間です。それをクラスの人数で除してください。十数秒ですよね。これは無理だ。どんなに教師の指導が優れていたとしても十数秒では無理ですよね。例えばです。アフリカの飢餓地域に千人分の高級栄養食材を送るのと、そのお金で十万人分のくず米を送るのでは救われる子どもはどちらが多いでしょうか?取り出した1、2人に放課後1時間の指導をするのより、毎日、子ども同士が教え合う方が良いのでは無いでしょうか?第一、本人が勉強する気が無ければ全ての教材や指導法は無効です。逆に、本人が勉強する気になればどんな教材でも有効です。では、いままで勉強する気を持たなかった子に持たせるにはどうしたらいいでしょうか?おそらく、様々な教師が指導して無理だった子だと思います。だったら、同級生の「一緒に勉強しようよ」の方が可能性があるのでは無いでしょうか?さらに今まで「もう分かっているよ・・・」と思っている学習済みの子どもは教えることによって学びます。教えることが勉強になることは教師が一番分かっていることだと思います。そして、周りの子どもから「ありがとう」と言われます。勉強は出来るが、対人関係が不得意な子どもが周りとつきあい始めるきっかけになるのではないでしょうか?少なくとも現状よりは「まし」だと思います。もちろん、先生が育てたいと思っている教科の本質の部分は直ぐには教えられないかもしれません。でも、それを授業で扱うためには、クラス全員の底上げをしてからだと思います。そうでなければ、クラスの一部だけが分かって、最後に数人から素晴らしい発言があってめでたしめでたし、という授業になりかねません。もし、クラス全員が一定レベルの学力が保証されたならば、素晴らしい授業が出来ると思います」と語ります。納得するか否かは別で、このようになればたいていの場合は、話の筋は通っていることは分かって頂けます。

 以上が私の手の内です。


[]美味しい 10:16 美味しい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 美味しい - 西川純のメモ 美味しい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が飛び込み授業をするときは、一番大変なクラスでやることをお願いします。出来れば、学級崩壊しているクラスが最高です。

 理由は簡単です。学級崩壊しているクラスの方がいいクラスになるのは容易くて、私は良い魔法使いのように感謝されるからです。つまり、美味しいのです。

 学級崩壊しているクラスは従来型の授業は受け付けません。まあ、参観者が居並ぶ中ではしばらくは聞いたふりをしますが、5分ぐらいから崩壊し始めます。

 学級崩壊するクラスには、かなり頭の良くてソーシャルスキルの高い子は3人はいます。そして、その子達はクラスのオピニオンリーダーです。『学び合い』でまっとうなことを求めれば、その子達は従います。その子達が従えば、周りが従います。もちろん、最後まで遊び回る子どもはいるかも知れませんが、クラス集団がそれを押さえます。

 ということで2時間で魔法のようにクラスを変えることが出来ます。

 その変容を「『学び合い』はクラスが出来上がっている状態でなければならない」という人に見せてあげたい。ちなみに、これは学卒の学生でも出来ます。『学び合い』はシンプルですから、現場経験の無い学生でも出来ます。

 そのことを私に依頼することも可能ですが、かなり高額になります(http://jun24kawa.jimdo.com/%E8%A5%BF%E5%B7%9D%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%B3%AA%E5%95%8F-%E4%BB%95%E4%BA%8B%E4%BE%9D%E9%A0%BC/%E8%AC%9B%E6%BC%94%E3%81%AE%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3/)。しかし、ゼミ生ならば旅費を手当てしていただければ派遣します。魔法を見たい方、どうぞ。

[]新歓 10:02 新歓 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新歓 - 西川純のメモ 新歓 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は西川ゼミの新歓コンパがあります。本学には160のゼミがありますが、西川ゼミが全院生・学生の25分の1が所属しています。こんな変なゼミによくぞ入ってくれた。その一点で愛するに値します。

[]典型的な誤解 09:55 典型的な誤解 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 典型的な誤解 - 西川純のメモ 典型的な誤解 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が本で書いている、超シンプルな『学び合い』に対して典型的な誤解がいくつかあります。例えば、クラスがいい状態でなければ出来ない。例えば学級崩壊しているクラスでは出来ない。という誤解です。

 ま、気持ちは分かります。でも、視点を変えて下さい。

 じゃあ、そんなクラスを一斉指導で立て直すことが出来ますか?そりゃ、もの凄く力量のある、オーラのある先生だったら出来る「かも」しれません。でも、圧倒的大多数の教師が出来ますか?それにオーラのある先生だったとしても、なんで、そんな人が学級崩壊を引き起こすのですか?

 『学び合い』に対して、「これこれの場合は出来ないだろう」という指摘の多くに対して、「じゃあ、今のままでどうやるの?」と聞き直せば、黙ってしまいます。

 そもそも学級崩壊している状態において子ども達は誰に対して反発しているのですか?

 教師ですよね。

 その教師が前面に立つ、今までのやり方で解決出来ますか?

 無理ですよね。

 『学び合い』の場合は「一人も見捨てず」という教師に反発している子どもも反対しづらいことを求めています。何故なら、教師に嫌われてもいいと思っている子どもも、クラスのみんなから嫌われるのは嫌ですから。

 学級崩壊しているクラスにおいても、教師がちゃっと語れば従う子どもはいます。その子と始めればいい。教師一人で解決するより、子ども達と一緒に解決した方がいいに決まっています。

 また、今までの指導法と併用した『学び合い』の方が安定するという誤解もあります。これは授業名人の人にある誤解です。でも、今までの指導法を併用しつつ、『学び合い』を成功させるには名人級の技が必要なのです。何故でしょうか?

 校長に置き換えましょう。

 総合的な学習の時間で学校の研究をすすめ、発表会に成果を出す学校を想像して下さい。その学校の校長は総合的な学習の時間の実績がある人です。色々なことを知っています。

 その校長が色々なアドバイスをしつつ、かつ、職員が自分の頭でアイディアを出す状態を考えられますか?私には想像できません。校長が何か言えば、それがいいんだろうと思うし、それに従わなければならないんだろうと職員は思います。校長にその気が無くてもです。やがて職員は依存的になります。まあ、見てくれの良い発表は出来るでしょう。しかし、どこまで行っても校長のカーボンコピーです。そして、カーボンコピーはオリジナルを超えることはありません。

 もう一方の場合を考えましょう。その学校の校長も総合的な学習の時間の実績がある人です。色々なことを知っています。しかし、校長は細かなことは何も言いません。発表会がどれだけの意味を持っているかは最初に語りますが、それ以降は職員に任せます。職員が「校長、どうしたらいいですか?」と聞いても、「先生はどうしたらいいと思いますか?先生の思うとおりにやってみて下さい」とニコニコしています。当然、各クラスの達成度には高低があります。校長は素晴らしい発想があるときに、それをみんなの前で褒めます。そして、学校はチームであることを強調します。

 さて、二つの校長の学校のどちらが職員が成長しますか?

 私は後者だと思います。

 だから、シンプルな『学び合い』を提案しています。シンプルな『学び合い』の方が入門者向きだからです。

[]コア 06:51 コア - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - コア - 西川純のメモ コア - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は「一人も見捨てず」を中心とした考え方です。ただ、徳目として「一人も見捨てず」ではなく「一人も見捨てず」は自分自身にとって得だと教えます。自分の利害に一致しないものは続きませんから。

 アクティブ・ラーニングは方法は自由です。しかし、どう考えても『学び合い』以外に実現できないと思います。理由は以下の通りです。

 アクティブ・ラーニングは主体的な学びです。

 ところが主体的になれない子どもはいます。『学び合い』では一人も見捨てずなので、他の子どもがその子が主体的になるようにサポートします。一方、一人も見捨てず、を中心にしていなければ、そんなことは起こりません。そのため、教師が主体的になるようにサポートします。しかし、教師は一人です。同時に一人しかサポートできません。そのため、従来型の一方向の指示を与えるしかありません。世にあるアクティブ・ラーニングの実践が、その大部分の時間を従来型の一方向の授業になっているのはそのためです。しかし、そんなのはアクティブ・ラーニングではありません。

 アクティブ・ラーニングは協働的な学びです。

 ところが協働的になれない子どもはいます。『学び合い』では一人も見捨てずなので、他の子どもがその子が協働的になるようにサポートします。一方、一人も見捨てず、を中心にしていなければ、そんなことは起こりません。そのため、教師が協働的になるようにサポートします。しかし、教師は一人です。同時に一人しかサポートできません。そのため、従来型の一方向の指示を与えるしかありません。世にあるアクティブ・ラーニングの実践が、その大部分の時間を従来型の一方向の授業になっているのはそのためです。しかし、そんなのはアクティブ・ラーニングではありません。

 アクティブ・ラーニングは「認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成」しなければなりません。しかし、残念ながらこれを意識しているアクティブ・ラーニングを『学び合い』以外に知りません。教科学習のアクティブ・ラーニングは認知で、教科外学習のアクティブ・ラーニングでは倫理的、社会的能力を育成すれば事足りると思っています。いや、一方だけでいいと思っている。何故ならば、実現不可能だからです。

 ところが、『学び合い』は「一人も見捨てず」を、徳目として「一人も見捨てず」ではなく「一人も見捨てず」は自分自身にとって得だと教えます。だから、自然と「認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成」されます。

 以上、証明終わりです。

[]高知の会 06:01 高知の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高知の会 - 西川純のメモ 高知の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月10日、11日に高知で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/daitouiruka/20160416

16/05/13(金)

[]教科本 21:29 教科本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教科本 - 西川純のメモ 教科本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は教科に依存しない教育の考え方です。とはいうものの、教科に依存するところはあります。具体的な事例が欲しいところです。お任せあれ。教科本が続々出されています。

 第一弾として4月19日に

 すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 中学社会

 すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 高校地歴公民

 第二弾として5月20日に

 すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 中学数学

 すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 中学理科

 第三弾として6月8日に

 すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 高校数学

 が出ます。

 このような教科本は私には出来ません。ですので全国の仲間の力で出来ました。

 ということで、私の本とは色合いが違います。ごく普通の感じの本です。是非、読んで下さい。いつもながら、発売直後はとどきません。お近くの書店で注文下さい。そうすればその書店においてくれると思います。よろしくお願いします。

 すでに出ている社会、地歴公民ですが、私の書きぶりと違って面白い。

 なお、他の教科も順次発刊予定です。

[]慚愧 19:51 慚愧 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 慚愧 - 西川純のメモ 慚愧 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 自分の教師としての力量のなさを恥じる一日だった。

 明日から捲土重来。

16/05/12(木)

[]考え方 19:55 考え方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 考え方 - 西川純のメモ 考え方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くの人に読んで欲しい。

 『学び合い』は考え方です。考え方が腑に落ちているとテクニックが下手でも、子どもたちが補ってくれます。考え方が腑に落ちていなければテクニックが上手くてもダメです。子ども達が補ってくれないから。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/akifune3/20160512/1463049880

[]長野月間 19:48 長野月間 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野月間 - 西川純のメモ 長野月間 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月は長野月間です。7月6日に豊科北小学校で飛び込み授業と講演です。8日の夜に前泊して飲み、9日は飯田で講演です。12日は宮田村で講演です。宮田村は村として『学び合い』に取り組みます。

[]中之口中学校 19:48 中之口中学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中之口中学校 - 西川純のメモ 中之口中学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月4日に新潟市の中之口中学校に行きます。

 生徒への講演、ゼミ生の2時間の飛び込み授業、先生相手の講演、質問コーナーというフルコースです。

[]大学院説明会 10:55 大学院説明会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大学院説明会 - 西川純のメモ 大学院説明会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月15日に大学院説明会が上越教育大学であります。

 教職大学院の担当は、私、です。

 お誘いします。

http://www.juen.ac.jp/060admissions/010graduate/010soudankai/2016-0201-1414-6.html

16/05/11(水)

jun24kawa20160511

[]中信の会 05:50 中信の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中信の会 - 西川純のメモ 中信の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月21日に長野県塩尻市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/396181/f:id:jun24kawa:20160511143804j:image

[]ナス 14:37 ナス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ナス - 西川純のメモ ナス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が学生を愛しています。そして私の不治の病はお節介です。

 あるゼミ生がたばこを吸っていました。私のしつこいお節介によってたばこから逃れました。一昨日、ご飯を食べているとき、なすを残していることが判明しました。義務教育の教師として成長するためにナスを買ってきて食べさしました。ほんの一かけらのナスをカレーにまぶして食べるのも大騒ぎです。

 本人の許可によりアップします。

 苦しみながらも食べました。偉い!

[]教師 21:24 教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師 - 西川純のメモ 教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は学部時代、教師になるつもりはなかった。何故なら、生物の知識・技能は生物学者より劣るから。

しかし、人として尊敬できる教師の出会いによって高校教師になった。高校教師になって教科の集まりがあったとき話題に出る言葉が、学部の授業より二十年ぐらい遅れていることに愕然とした。失礼ながら理学部ではなく教育学部の理科コース出身者が多い小学校、中学校の教科の集まりがあったときの話題に出る言葉が、理学部の授業より五十年ぐらい遅れていて、博物学であることに愕然とした。

 理科の教師の職能とは何だろうと思った。

 教材の知識と思った。大学院でアメリカや欧州のカリキュラム改革で生みだされる教材を山ほど学んだ。たしかに理科人には魅力的だ。しかし一般の子どもがそれを理解するモノではなかった。その教科の大好きな人のマスターベーションに思えた。

 教師は役者だという方がいる。教師はお笑い芸人だという方はいる。私もその能力を高めた。今でも、その腕はあると自負しています。

しかし演じる人の腹を2週間で見破る子どもはいます。そして、その子がクラスのオピニオンリーダーです。また、同じ理由で、2週間後に教師としてせせら笑われるか、お笑い芸人並みの敬意を受けるか。ま、大抵はお笑い芸人としては三流以下だよな。

それから学術研究の先に分かったこと。

「人」です。私が教師を選ぶことを決めた「人」です。

 ただし、管理職として尊敬できる人になることが教師の職能です。

 教科の知識が深い校長を尊敬できますか?

 教材の知識が深い校長を尊敬できますか?

 話術やお笑いの優れた校長を尊敬できますか?

 違うと思います。

 自分たちの先を示せる揺るぎなき信念、愛。だと思います。

 不思議なのは、この考えが異端であること。

 大学研究者、役者、お笑い芸人の二流が教師の一流ではない。

 私のゼミを選ぶ人は、その香りを感じたのだと思います。

[]負けないぞ~ 21:37 負けないぞ~ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 負けないぞ~ - 西川純のメモ 負けないぞ~ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は我がゼミの細かいことは知りません。しならないことに努力します。

 が、実は知る努力をしています。

 で、新ゼミ生にゼミ生が何を語っているかを知りました。

 チャーミングです。

 私が言えない高レベルです。これが言えるか・・・と思います。

 彼らがそれを人に語る。つまり、それに恥じない自分になろうとしているならば、私はかれらが到達し得ない次元に進みます。あははははは。面白い!

16/05/10(火)

[]命 06:46 命 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 命 - 西川純のメモ 命 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 命は大事です。それを自ら断つ人もいます。

 断つぐらいだったら、逃げればいい。

 それも、誰かにダッコされながら逃げればいい。

 全ての人がダッコされる人を持って欲しい。

[]負け犬 06:46 負け犬 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 負け犬 - 西川純のメモ 負け犬 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 小中高の教員だったもので教員養成系学部の教員に退職前になったものは負け犬だと思う。それはプロ野球の一軍選手とコーチのようなものだ。偉そうなことは言えない。自分が一軍にいられなくなったからコーチになったのだから。

 でも、より多くの人が一軍に居続けられる何かをしよう。せめて。

[]教師 06:46 教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師 - 西川純のメモ 教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学に異動してから、我々は教師なのだろうか?と思うことがあります。

 事務の人の方が学生の情報を持っていて、対応出来るのをまざまざと見ると。

 その一方で、自分の身さえ守れず沈みゆく教員を見ていると。

16/05/09(月)

[]定義・根拠 07:07 定義・根拠 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 定義・根拠 - 西川純のメモ 定義・根拠 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アクティブ・ラーニングに関連して色々な言葉が乱れ飛んでいます。この前、ある講演会で「問題学習とは何でしょうか?手近な紙に書いて下さい。周りの人と見せあいっこしてください」と言いました。その後、分かったようで分からない言葉で、結局、問題を解決する学習以上のものは無いですねと言ったら会場がどっと笑いました。結局、その程度のものなのです。協働学習も同じです。また、アクティブ・ラーニングの定義であげられた、発見学習、体験学習、調査学習、グループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークもそうです。以上に関しては、各人が様々に使っていますが、過去の文献を読めば「そもそも」の意味が分かるのですが、それを調べて語る人を残念ながら見たことがありません。仮にいたとしましょう。でも、それが有効であるという学術の手続きに従った実証的データを出せるものがありません。もともと長らく教育学はそういうことを下品だと思っていたのです。

 おしかりを覚悟で申します。『学び合い』が唯一の例外です。

 でも、私の不勉強のなせるものかもしれません。小中高の全教科のあらゆる場面に適用可能な教授・学習法で、その定義が明確で、学術の手続きに従った実証的なデータに裏打ちされているものがありましたら教えて下さい。勉強したいと思います。

 もともと理学部出身の私としては、それが気になって、気になって仕方がないのです。不思議なことに、理学部出身者も、曖昧な言葉を使っているのも不思議です。教えて下さい。

16/05/08(日)

[]志 21:40 志 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 志 - 西川純のメモ 志 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今週末には西川ゼミの新歓があります。そこで何を語るべきかを考えました。

 自分の能力を最大限にするには、より多くの人からの援助が必要。その様な援助が得られるためには、自分がより多くの人に援助が必要。でも、自分が凡夫。凡夫でも出来る、少しのことが必要。それが分かって欲しい。

http://goo.gl/s9PntK

[]集団無責任体制 18:01 集団無責任体制 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 集団無責任体制 - 西川純のメモ 集団無責任体制 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、小中高大が学校は人材養成機関ではないと主張し続け、企業は即戦力を求めている。そのギャップから非正規雇用が生まれている。

 ジョブ型学部でも似たようなことが起こっているように思います。ところが学校現場の教育力が低下している。

 一度就職したけど挫折し、私のゼミに所属する人はいます。その人達は自分の力量のなさを責めている。聞いていてやるせない。若手が失敗するのは当たり前です。教師が失敗しないようにするまで学ばなければならないのだったら、40歳、50歳になっても卒業できない。中堅が失敗しないのは、失敗を失敗と見せないしたたかさがあるだけのこと。

 上越教育大学の教職大学院では、最低限一つのことは全員に教えたいと思います。それは自分より年齢の離れた中堅、ベテランに頼れる能力、可愛がられる能力です。それさえあれば踏ん張れる。

追伸 ここに派遣される中堅教師に最低限学んで欲しいこと。それは若手をおだてて、自分にとっては簡単なことをやってあげれば感謝され、自分には大変なことを喜んでやってもらえるということです。これがあるかないか、大きな違いです。

16/05/07(土)

[]今後のこと 21:25 今後のこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今後のこと - 西川純のメモ 今後のこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、教員養成系学部に在籍する教育系教員の中で40歳より若い人の将来をボーッと考えました。

 私には二つの面があります。二百近い学術論文を書き、多くの学会から賞をいただき、学会誌編集委員長や学会長を務めている研究者という面です。

 もう一つは、五十以上の教員向けの本を書き、日本中で講演している面です。おそらく、これを読む人は後者しか知らないと思います。

 研究者のコミュニティの中では「西川さんは変わったことをやっている。研究者としては終わっている」と言われているかもしれません。それは分かっています。しかし、私は何かを明らかにすること以上に、何かを変えたいと思っているから。でも、いずれにせよ研究者としては朱鷺なみに珍しい存在だと思います。

 今、国立の教員養成系学部は教職大学院に全面移行で大荒れです。でも、結局、学部担当専任に移行する人が半数近くなるのが最終的なものでしょう。でも、そんなのは序章に過ぎません。次は有期雇用に移行するのでしょう。そして、次は多くの人が「クビ」になる。そんなことが今進行中です。大学の半数以上が、今の職業科高校に移行するのですから。

 そんな中で生き残るのは私のような「変」な研究者です。でも、まだ教育関係は「変」になれば生き残れる。教科専門は生き残れる余地がない。

 多くの大学人には意味不明なことだと思います。今、何が起こっているか、知らない。

 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo13/

[]後夜祭 15:09 後夜祭 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 後夜祭 - 西川純のメモ 後夜祭 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日の息子の誕生日の後夜祭は焼き肉に決定しました。

[]何のため 06:42 何のため - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何のため - 西川純のメモ 何のため - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ツイッターに『学び合い』などのファシリテーションを使った授業が上手い人は一斉指導も上手い、だから一斉指導の指導力を伸ばしたらいいのではないか、と。

 その通りだと思うところがある。『学び合い』の上手い人は一斉指導も上手い。だって、子どものおだて方、脅し方のツボどころを知っているのだから。私も一斉指導だったら何も考えずに何時間でも授業が出来る。

 が、それでは子どもの未来が暗い。一斉指導では仲間は生まれない。

 それに教師の未来も暗い。今後、ICTの広がりで教師の職能と言われていた所は奪われます。その中で生き残るためには、何が必要か?それを考えねばなりません。簡単な理屈です。一方向的授業ならば放送に置き換えられます。そんな授業だったら名人授業を流せば良い。定型的な問題に対する評価だったら人工知能に置き換えられます。教師の研修会で話題になっているのは、ほぼ、そればかり。

 そして、民主主主義によって権利をよく知っている保護者が求めてくる。非常に礼儀正しく、そして理路整然に。

[]その先 06:03 その先 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - その先 - 西川純のメモ その先 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ツイッターを見ていると面白い意見がある。曰く、アクティブ・ラーニングや『学び合い』(その人は二重カッコを使っていなかった)が進めば、必要な教師の数は少なくなり、使えない教師の居場所を無くすことができる。これが文部科学省の意図ではないかと書いている。

 まず、教師の数を減らすことを財務省は狙っているかもしれないけど、文部科学省が狙っているとは考えられない。だって、教育の規模縮小は自分たちの規模縮小と同じだから。

 仮に、『学び合い』が広がれば、今の授業に必要な教員の数は少なくなります。まあ、2分の1、3分の1でも十分に大丈夫です。しかし私は規模縮小には進ませたくないし、使えない教師の居場所を無くそうなんてしたくない。

 私は人の能力はその人の能力というより周りの人との関係によって決まるものだと思っています。だから、良き関係を生みだせばみんな活躍できる。合同『学び合い』は定常的に楽に教師同士の『学び合い』が出来る。そこで膨大な雑談をして、その上で職能を高め、自己開示できればみんな活躍できる。

 『学び合い』が広がれば、今の授業に必要な教員の数は少なくなります。でも、それは今の授業に必要な教員の数なのです。今は教員がやっていないこと、それを早急にやり始めなければなりません。じゃあ、それは何か?

 第一に、個別指導です。『学び合い』の授業では教師がゴチャゴチャやらなくても動きます。例えば、中学校で週3時間の教科があったとします。5人ぐらいを教室の後ろに集め、そこでゴチャゴチャを話すのです。それを2週間ぐらいでローテーションします。

 ちなみに私のゼミではそれをやっています。集団的個人ゼミです。話題としては個別の興味・関心のあることを私と話すのですが、その場をみんなと共有するのです。何故、一対一にしないか。第一に、一対一にすれば、ローテーションの頻度が少なくなります。手間がかかるからです。第二に、一対一にすれば、子どもは教師に甘えます。そして手を抜きます。集団でやればそれが無くなる。第三に、その子の悩みを集団が共有することが出来ます。私の説明でその子が分からなくても、私の説明が分かる子が後で説明します。

 今の授業の労力が小さくなることによって出来る第二のこと。それはキャリア教育の充実です。これを実現するには地元の優良企業はどこであるかを教師が知り、その経営者と繋がりを持たなければなりません。これは職員集団が協働で行い、時間をかけて構築します。各教員、週に1日は外回りをすべきです。今後の子ども達の幸せはローカルにあります。そのローカルを教師が知らなければなりません。

 第三は、エリートとして羽ばたこうとする子どもに指導できるような能力の育成です。今後の子どもはしっかりしたキャリアイメージを持っているかをエビデンスで保証できる子がエリートとなれます。その様な子のために、NPOに繋がりを持ったり、懸賞論文の指導、英語検定の指導できたり出来る教師にならなければなりません。これは小学校教師も同じです。

 『学び合い』ではあるべき教師の姿を校長に置き換えれば分かると説明します。考えてください。

 外回りが多い校長で予算を獲得し、他の組織との繋がりをつくってくれて、自分の人事を任せられる校長。

 外回りは殆ど無く、予算、繋がり、人事の影響力は少ないです。その代わり、校内の花畑の世話をして、挨拶運動では職員の中で一番最初に校門前に立ち、一人一人の卒業証書を手書きの毛筆でつくる校長。

 両方出来たら凄いですが、どちらか一方と言われたら、どちらを選びますか?私は前者です。

16/05/06(金)

[]本祭 18:34 本祭 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本祭 - 西川純のメモ 本祭 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我が家には山ほど記念日があります。昨日は息子の誕生日前夜祭でお寿司を食べました。今日は本祭で息子のリクエストでピザとフライドチキンとケーキです。さて、明日は何かな?

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20140529/1401343981

16/05/05(木)

[]脱稿 14:09 脱稿 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 脱稿 - 西川純のメモ 脱稿 - 西川純のメモ のブックマークコメント

5月3日に書き始めた単著の本の原稿、午後2時に脱稿しました。

我ながらマシーンの状態、いや、憑依した状態になります。

あとは長い推敲に入ります。

16/05/04(水)

[]本日 21:19 本日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本日 - 西川純のメモ 本日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は62頁書きました。

 晩酌したので、後は明日。

16/05/03(火)

[]始動 21:31 始動 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 始動 - 西川純のメモ 始動 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本の原稿は、一度書き始めると指が止まらない。これが不思議。

16/05/02(月)

[]長野市の会 21:50 長野市の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野市の会 - 西川純のメモ 長野市の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月14日、長野市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/395740/

[]ガイドライン 21:44 ガイドライン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ガイドライン - 西川純のメモ ガイドライン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ありがたいことに、講演依頼が続いています。そして、嬉しいのはガイドライン(http://goo.gl/Ja6yLW)の認知度が高まったことです。講演依頼の際に、「ガイドラインを読みました」という方が増えています。おかげで嫌な思いをしなくていい。小心な私は断るのが嫌なのです。「ちょっと話を聞こう」という気持ちでは呼べないガイドラインです。そのおかげで、「ちょっと話を聞こう」レベルは行かなくてすみます。

 がって年間70日以上出張し不整脈なってしまいました。それは繰り返しません。

[]学校でしなやかに生きるということ 17:20 学校でしなやかに生きるということ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学校でしなやかに生きるということ - 西川純のメモ 学校でしなやかに生きるということ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最初に、私はブログ等で『学び合い』の本以外の紹介をしません。私は自分に対して単純なルールを課しています。それは「公平であること」、「ずっと続けられること」です。幸い、私と繋がる人は多い。もし、その人達の本を紹介していたら、私のブログ等は書評本になってしまうから。だから、紹介は『学び合い』本だけにしています。その代わり、いいなと思う本はゼミ生に紹介することはしています。

 が例外的に石川晋さんの「学校でしなやかに生きるということ」という本を紹介します。これを例外とした理由は2つです。

 第一に、この本がフェミックスという出版社から出している本で、本屋ではお目にかかれないと思うからです。注文は「http://femixwe.cart.fc2.com/ca1/102/p-r1-s/」です。

 第二は、変な本だからです。私が知っている人の本は、いい本です。ただ、今回の本はなんか変なのです。力が入らない。でも、読み進むと過去の自分の失敗を思い出し苦しくなる、つまり心に伝わるのです。

16/05/01(日)

[]方法 22:16 方法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 方法 - 西川純のメモ 方法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 色々な指導法には、様々なお約束があります。

 さて、そのお約束は誰にとって有効なのでしょう?

 子ども、と言いがちです。しかし、子どもという子どもは一人もいません。

 つまり、多くの子どもを無視して、自分の想定している子どもに押し込めているのです。

 『学び合い』にもお約束があります。

 「一人も見捨てるな」です。それだけです。

 当然、合わない子がいます。

 ソーシャルスキルの低い子、過去の負の記憶の強い子の中には強いストレスを感じます。

 じゃあ、やめますか?

 もちろん、大多数の子どもにとってはメリットがあります。しかし、だからといって、合わない子ども見捨てたならば、『学び合い』ではありません。

 でも、私は会わない子どもにも「一人も見捨てない」を求めたい。

 何故なら、学校教育の中では、いくらでもごまかすことは出来ます。しかし、社会に出たらごまかせません。そして、その子の未来は餓死・孤独死なる危険性はかなり高いのです。だから、ごまかすのではなく、大人にします。