西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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16/02/07(日)

[]陶冶価値 21:48 陶冶価値 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 陶冶価値 - 西川純のメモ 陶冶価値 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学生も高校生も青春を謳歌しています。しかし、青春は永遠には続きません。結局は社会に出なければなりません。直前になってあたふたするのではなく、自分の進路をできるだけ早くから考えるべきです。そして、そのなりたい自分をイメージし、自分の今できることをすべきです。それは高校1年から、大学1年からです。それ無しで、高校1年、2年、大学1年、2年を過ごすのが普通です。

 ところが社会が変わってきています。社会は即戦力を求めています。即戦力の無い生徒・学生は正規採用されません。これが私の若い頃との違いです。だったら、早い時期に、この時代の変化を子ども達に理解し、自分のキャリアイメージを明確に持ち、それに向かって出来ることを「今」すべきです。

 さて、上記のことをどう思うでしょうか?

 おそらく、大方の教師は反対しないと思います。それを確認した上で、下を読んで下さい。

 私の息子は高校に入ったら運動部に入りたがっています。運動部で色々な経験をして成長したいと思っています。ところが、私はそれに反対です。理由はキャリアに繋がらないからです。

 卒業した後に就職するとき、大学に進学するとき、大学を卒業して就職するとき、企業や大学はその時間をどのように過ごしたかを聞きます。それも一般的な意味ではなく、その企業、その大学のミッションに照らして問われます。さて、運動部の経験が大学のアドミッションポリシーに対して、一対一対応出来るように説明できる生徒、学生がどれだけいるでしょうか?企業の実務に一対一対応出来るように説明できる生徒、学生がどれだけいるでしょうか?

 私は高校時代、大学時代を受験に費やせとは申しません。NPOやボランティア体験、留学体験、キャリアをイメージした読書や経験ならばOKなのです。ただ、運動部等で説明することはかなり困難です。だから、体育系学部出身者の就職が大変になったのです。

 教師同士の会話で成り立つ理屈ではなく、外部に説明できる即戦力が必要なのです。

 さて、後半の部分に関して反発を感じる方は少なくないと思います。

 私は前半と後半の整合性がないとしたら、それは問題だと思うのです。

 そして、そのままでは部活は衰退するか、部活を頑張った人が非正規になる危険性があります。ようは部活の意味を理解している人は、即戦力のレベルでの説明が出来なければならないのです。それも、身内で成り立つ理屈ではなく、です。

 憂慮しているので、あえて書きます。書かない方がいいと思っているのですが。