西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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15/11/30(月)

[]東京 06:57 東京 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東京 - 西川純のメモ 東京 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 来年の上旬に筑波大学卒業生の高校管理職の前で話す機会を得ました。全身全霊で語りたい。こんなこと言うのはいけないのだろうが、日本中の中で東京の教育が変わることを切実に願っています。もっと言えば、八王子の教育が変わることを願っています。なぜなら、私が救えなかった教え子の子や孫がそこにいる可能性が高いからです。

[]模擬授業 06:11 模擬授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 模擬授業 - 西川純のメモ 模擬授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は模擬授業が大嫌いです。気持ちとしては「馬鹿にするな!」です。大学でも模擬授業コンテストがありますが、まあ、学生なのですから致し方ないと思います。でも、あれが授業力だと学生が誤解するのではないかとハラハラしています。

 誰かの前で授業をする、それは教師の職能ではありません。あれはテレビ芸人のオーディションのようなものです。

 また、教師相手の模擬授業、また、子ども相手の飛び込み授業、あれも教師の職能ではありません。まあ、上記よりは「まし」ですが。何がダメだと言えば、積み上げたものがないからです。

 最初は見た目や面白さで子どもを引きつけることが出来ます。暴走族相手の授業では、これは必要です。なにしろ「聞いたふり」をしてくれませんから。しかし、賢い子だったら数日、どんなに遅くても3ヶ月以内に、子どもたちは見た目ではなく「人」を判断します。これこそが芸人ではなく教師の職能です。

 まあ、芸人の職能もあった方がいい。でも、それは声の出し方、表情の作り方ぐらいだと思います。着ぐるみ、芸等を駆使し続けるにはもの凄くエネルギーが入りますし、生まれつきの才能が必要です。最低限の芸人の職能で最初の1ヶ月を過ごすうちに賢い子どもに「人」として認められることを私は薦めます。

 「人」と言っても、滝に打たれろ、千日回峰行をしろというわけではありません。子ども達に認められる方針をぶらさずに持つことです。『学び合い』の場合は、「子ども達を信じ」、「子どもの生涯の視点で今を考える」という方針をぶらさないことだと思います。

 先日、紹介した本には、最初の3ヶ月、1年、数年に分けて獲得すべき職能を説明しました。新人とは言えない方も、自らの職能を整理するには有効だと思います。

追伸 私の講演や飛び込み授業を見た方だったら、私が芸人の職能に長けていることが分かると思います。あれは暴走族相手に授業をしたときに強制的に獲得せざる得ないものです。たしかに今も便利なので使います。しかし、その限界も十分に分かっています。あんなことを1年間続けたら、一部の熱狂的なファンと蛇蝎のように嫌う人を生みます。そして大多数は飽きてしまいます。芸人と同じです。芸人の芸は旅館の料理と同じです。たまに食べるには美味しいけど、毎日だと飽きてしまい、気持ち悪くなる。毎日食べられる料理は家庭の料理です。

15/11/29(日)

[]授業力 21:44 授業力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業力 - 西川純のメモ 授業力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 FBで若い教師に「若いうちは授業力なんて無くても授業は出来ます。だって、授業力ある新人がいたら気持ち悪い。そもそも授業力は子どもの前でしか獲得できませんから。だから、新人は生き残れるのです。」と書きました。

 柳家喬太郎のインタビューで、プロの落語家に入門した段階で、落研4年より上手くなるということを言っていました。何となく分かります。教師の授業力は教壇に立たねば分かりません。教師の授業力は生のクラスを離れて判断出来るわけありません。それは授業の修羅場を知っている人ならば、自明なことです。だから、研修会で授業力を高められたり、測定できると思っている人がいると、「馬鹿にするな」と思います。

 研修会で得られるのは、教室に立ち向かえるエネルギーです。

[]経営学 19:50 経営学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 経営学 - 西川純のメモ 経営学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アクティブ・ラーニングとは何か?それを探るために色々な文献を引用しつつ書いてある本があります。

 でも、それらの本が私にはしっくりこないのです。

 『学び合い』を研究するとき、もっともしっくりくるのは経営学です。ドラッカーの本やジム・コリンズの本は大好きです。でも、一番好きなのはリッカートです。数量的な分析がつけられているので、理系人間としては一番好きな研究です。

 そこにあるのは『学び合い』そのものです。

 アクティブ・ラーニングとは一言で言えば、成果を出せる経営者がやっていること、です。リッカートの研究によれば成果を上げている大学の研究室は集団参画型なのです。それが『学び合い』そのものです。主任教授がいちいち指示して動く研究室は主任教授の予想できる範囲の成果しか上げられず、そして、主任教授の物理的時間が律速段階になります。ところが集団参画型ならば、一人一人の学生が自らの頭で考えるので、主任教授の物理的時間が律速段階にならず、主任教授の発想を超える成果を上げています。

 アイビーリーグの研究室では、教育学を分からなくても、そうやっています。それがアクティブ・ラーニングだと思っています。そして、そこには倫理的なものがなければなりません。それはドラッカーやコリンズの本に書かれているものと同じです。

 アイビーリーグに生徒を送り続けている高校もアクティブ・ラーニングでやっています。が、一般校はそんなことをしていません。まあ、日本の小中高と50歩100歩だと思います。

 今、日本の大学がアイビーリークレベルのアクティブ・ラーニングをすれば、日本は本当の先進国に脱皮し、少子高齢化社会の中で成長し続けられます。そして、もし、一般の小中高でもアクティブ・ラーニングをやればアメリカを追い抜くことも可能です。私は日本なら出来るような気がします。

追伸  ドラッカーやコリンズは、どちらかといえば在野の人です。リッカートは研究としては古い。でも、現在最先端の経営学の研究を読んでも、面白いけど、使えない。簡単言えば、細かすぎる。それが正しいとしても、そんなこと考えて動けない。だから、3人が好きです。同時に、世にある教師の授業力の本に対して、同じように、正しいとしても、そんなこと考えて動けないと感じます。

 普通の教師が普通の授業で毎日するには、原理原則は3つぐらいが限界だと思っています。

[]新任 18:07 新任 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新任 - 西川純のメモ 新任 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 来年から教壇に立つ方へ。教壇に立って最初の1年は死ぬほど大変です。でも、大丈夫です。死にませんから。でも、1年後にすくすくと成長できる新人になれるか、なれないかは1年目の過ごし方いかんです。教員人生40年は、最初の数年で決まります。

 ゼミ生に語っていることをまとめた本です。

 http://goo.gl/uTckwG

 http://goo.gl/tvn1U0

追伸 今から指導案を準備しても駄目ですよ。そんなの2週間で種が尽きます。というか、全く使えないことに気づくでしょう。まあ、勤務地域の指導案の書き方を勉強した方がいいですが、同じ県でも書き方が違いますし、第一、それを教えてもらえるその地域の先生は身近にいない。そんなことより、声の出し方を練習した方がいいですよ。

 お知り合いの若い人に紹介して下さい。

[]踊る会議を無視して 13:41 踊る会議を無視して - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 踊る会議を無視して - 西川純のメモ 踊る会議を無視して - 西川純のメモ のブックマークコメント

 文科省の奥の院のどこかで、入試制度に関して、らちもない議論を進めている。おそらく自分たちがメインプレーヤーだと思っているのだと思います。でも、メインプレーヤーは経済・産業界です。

 東大出身者も就職に苦労する時代です。

 文科省の奥の院で入試制度をどんなに形骸化しようとしても、形骸化は出来ません。何故なら経済・産業界は形骸化を許しません。日本の大学が求める人材を養成しないならば、外国人を雇うつもりです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151128-00000029-kyt-l26

[]大阪の会 11:14 大阪の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の会 - 西川純のメモ 大阪の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1月30日に大阪で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/357556/

[]小役人 10:32 小役人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 小役人 - 西川純のメモ 小役人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある会合に出席しました。そこでは小中学生のインターネットによる問題を生じさせない方法が語られていました。ある方は、胸を張ってインターネット、スマホを禁止することを語っていました。そして、ある地域では保護者の協力によってそれが徹底されていることを誇っていました。

 私は何も言いませんでしたが、「小役人」と心の中でつぶやきました。もちろん、上記の発想が善意の発想であり、多くの教師の発想であることは分かっています。個人的には誰も悪くない。でも、視野が自分の見える範囲しか考えていない。たしかに上記のようにすれば自分の管理下では問題は起こしません。しかし、見えないところで問題を起こします。そして、卒業後はその方々の責任ではないのでしょう。

 教師の目の前で使わせ、教師の目の前で失敗させる。そして、それが問題であることを集団として理解させ、規範とする。それが必要なのに、と思います。まあ、子どもを信じられないと出来ませんね。でも私には不思議です。確かに子どもを全面的に信じられないし、たしかに信じられない子どももいます。でも、数十人、数百人の子どもを管理できる能力が自分にあると思えるのが、とても、とても、不思議です。

http://goo.gl/R6TikO

15/11/28(土)

[]仲間 19:41 仲間 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仲間 - 西川純のメモ 仲間 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は大学院の中期募集です。多くの方が本学教職大学院を受験してもらいました。来年、一緒に学べる仲間が多いことはいいことです。

[]武者震い 18:36 武者震い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 武者震い - 西川純のメモ 武者震い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨年度後半に一気に『学び合い』本を出した。これは第一弾。

 これによって、『学び合い』にトライする人達が一気に増えても大丈夫な準備が整った。

 今年の8月に「アクティブ・ラーニング入門」(明治図書)、「すぐわかる!できる!アクティブ・ラーニング」(学陽書房)を出した。これによって「な~んちゃってアクティブ・ラーニング」に対する予防線を張れた。これが第2弾。

 そして来月及び1月に第3弾を出す。これによってアクティブ・ラーニングが子どもの生死に関わるレベルのものであることを知る人が増えるだろう。これによって「な~んちゃってアクティブ・ラーニング」を教育技術のレベルではなく、教師の倫理観のレベルで予防線を張れる。そして保護者によって子どもを守れる。これが第3弾。

 来年度になれば、『学び合い』はやらないが、『学び合い』によるアクティブ・ラーニングをやりたい人のための本を出せる。これが第4弾。

 ここまでは見えている。

 さて次は、新たな雇用社会における価値観の転換を図る本を出したい。

 今までは予想通り、いや、予想以上に手応えがある。だから来月になるのが楽しみで楽しみでならない。武者震いが止まらない。私の中では殲滅戦を始める気持ちになっている。

 そして、来年度にやるべきことを妄想している。

 でも、今は、早く来月になることが待ち遠しい。

15/11/27(金)

[]ポリシー 07:03 ポリシー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ポリシー - 西川純のメモ ポリシー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 FBの後藤さんの指摘で、はっとしました。

 『アクティブ・ラーニング入門』(明治図書)は大学関係者が見るべきものですね。アクティブ・ラーニングが学術・教育村発ではなく、経済・産業村発であることを理解しないと。つまり、うちうちの「なあ、なあ」では許されないことを知らねば。あと、「2020年 激変する大学受験!」(学陽書房)を読んで、今回の高大接続とは日本の大学のアイビーリーグ化であることを理解しないと、今後の入試改革の方向性を見誤る。

 今、大学はアドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、ディプロマポリシーの3ポリシーを求められています。そして、その意味を取り違えている大学もあります。つまり、小中学校のグランドデザインのように総花的です。総花的だと、やっていないことはないので突っ込まれません。でも、次に文科省がやるのは、ポリシーに書いてあることをちゃんとやっているかを評価します。

 考えてみて下さい。グランドデザインで書いてあることを、一つ一つ、具体的に何をやっているかを問われ、エビデンスを求められたら困りますよね。本当はポリシーに書くべきは、本当にやれることのみを書くべきなのです。

 3ポリシーはその大学の経営方針であり、経営モデルです。他社と差別化しないといけません。このあたりの感覚を理解するには、今、自分たちがどのような状況にあるかを理解せねば。

15/11/26(木)

[]アクティブ・ラーニング入門 20:08 アクティブ・ラーニング入門 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アクティブ・ラーニング入門 - 西川純のメモ アクティブ・ラーニング入門 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『アクティブ・ラーニング入門』(明治図書)が6刷増刷が決まりました。4ヶ月で驚異的です。自画自賛するもの恐縮しますが、授業方法レベルのアクティブ・ラーニング本とは別次元ですから。そして、この本は対話形式なので、すとんと腑に落ちやすい。http://goo.gl/jKysyj

[]大阪の会 19:59 大阪の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の会 - 西川純のメモ 大阪の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「2020年 激変する大学受験!」(学陽書房)が手元に届きました。改めて読み直しました。マイルドに書いたつもりですが、きっと保護者はビックリするでしょう。でも、ビックリして欲しい。そうでなければ子どもの未来が心配です。

[]大阪の会 19:49 大阪の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の会 - 西川純のメモ 大阪の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月28日に大阪で『学び合い』の会があります。お誘いします。

http://kokucheese.com/event/index/339875/

[]英語力 07:15 英語力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 英語力 - 西川純のメモ 英語力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 英語に力を入れる学校が生まれるそうだ。多様化はいいことだと思います。ただ、英語に関して素人なので分からないことがあります。

 今後、人工知能とロボットによって駆逐される職業の最前列に通訳があると感じています。スマホレベルでも一部は出来るのですから、今後、どんどん実用化されるでしょう。じゃあ、今の英語教育は意味があるのかな~っと思います。

 例えば、日本人は日本語を喋れます。しかし、仕事を出来る人間と出来ない人間がいます。極端な例は場面緘黙です。家族とは話せるのに学校では話せません。

 グローバル社会で活躍できる人材を育成するとき、日本語能力+翻訳機で足りないところはどこでしょうか?英語教育の人は、そこをちゃんと明らかにする必要があるように思うのです。

 英語を一生懸命に学んで、大人になったら「なにをやっていたんだろう」と思う子どもを産みだして欲しくないです。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20040419/1172819781

15/11/25(水)

[]老いる 22:18 老いる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 老いる - 西川純のメモ 老いる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の父は小学生の頃に父を亡くしました。私の母は小学生の頃に両親を亡くしました。私は27歳で父を亡くしました。その結果、私は「老いる」ということをよく知りません。私の自身の変化によって知ります。今のところは「そうなんだ」のレベルです。不便という気持ちはありません。きっと欲望とバランスがとれているからだと思います。

[]次 21:49 次 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 次 - 西川純のメモ 次 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明治図書が本格的に電子書籍を模索し始めています。その先兵として選ばれたのが、私と赤坂さんです。http://www.meijitosho.co.jp/book/ebook.asp

 今までと違うことを模索しているところが現状維持です。どのあたりベスト解かは誰にも分かりません。やってみて、それが見えてきます。

 ちなみに、電子書籍を希望されない方も、お勧めです。立ち読みするといいですよ。

[]往還 21:11 往還 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 往還 - 西川純のメモ 往還 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学術と実践の往還、これは昔から教育で言われたものです。しかし、それを成功した例を寡聞にして知りません。が、あります。

http://goo.gl/mpxtRN

[]イジメ 06:24 イジメ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - イジメ - 西川純のメモ イジメ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日の学部授業です。

 学生さんに「イジメを無くすことは可能だと思う?」と聞いて手を上げました。全員が無理という方に手を上げました。そこで「教師が無理と思っている教室でイジメは無くなる?」と言いました。全員が真剣に私の方を見てくれました。そして、イジメがいかに生物学的に変であるかを述べて、「その不自然な行動はなぜ起こるのでしょうか?はい、どうぞ」で話し合わせました。

 多くの教師はイジメを無くすことは無理だと本音では思っています。でも、そう思う教師のクラスではイジメは無くならない。だから、イジメは無くなるはずだと思うような理論が必要なのです。

szeidzsiszeidzsi2015/11/30 08:02事実かどうかはわかりませんが、デンマークには陰湿ないじめがほとんどないと言われているみたいです。
https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=27019

jun24kawajun24kawa2015/12/01 07:07ありがとうございました。

15/11/24(火)

[]非カリスマ 20:15 非カリスマ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 非カリスマ - 西川純のメモ 非カリスマ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私たちの時代は多くの人が一つのレースに参加して勝負を争っている時代でした。しかし、その価値観に囚われている限り、圧倒的大多数は負け組になります。

 それは教師も同じのように思います。

 『学び合い』の会にはカリスマ教師はいません。ゴチャゴチャした感じです。最初から最後までフリートークのような会もあります。私が講演する場合もありますが、その後のフリートークでは私はほっておかれて、色々な人たちがアメーバーのように集まって話します。それをボーット見ているのが好きです。『学び合い』のクラスは心地よい。眠たくなるほど、心地よい。飲み会もゴチャゴチャです。

 今は旧価値観の人が多いから、私が講演する必要性はあるかもしれません。そして、暴走族相手の授業で培った一斉指導のテクニックで話す必要もあるかもしれません。でも、今の方向で『学び合い』の認知が広がれば、その必要もなくなるでしょう。

 妄想です。

 老後は無理のない程度の仕事をして、家内と小旅行をするでしょう。

 その頃には私の本は書店に並んでいないでしょう。なぜなら、私の本程度のことは常識になり、分からないことがあれば同僚に聞けばいいことですから。従って私の名前は知っていません。もちろん、私の本を読む人がいるかもしれませんが、その人は私が死んでいると思い込んでいます(私は本で読んだ大村先生が生きていることを知ってビックリしました)。

 その小旅行の旅先で『学び合い』の会があったら、そこに参加します。家内はショッピングをしていると思います。

 『学び合い』の会に私がふらりと参加します。私の顔を知っているのは古手の人ぐらいでしょう。その人が近寄ってきたら、「よ、元気?」と声をかけ、馬鹿話をします。そんなうちにフリートークがはじまります。色々な立場の人が話をします。それをボーッと聞いています。古手の人が「先生、懇親会に参加します?」と聞くと、「うん」と応えます。懇親会の隅っこの方に座ってボーッとみんなが話をしているのをニコニコしてみています。きっと心優しい若い人が近づいてくるかもしれません、そうしたら「早く結婚しなさい」の話をするでしょう。一次会の途中で失礼して旅先の宿に帰り、家内と飲み直します。家内が「どこに行っていたの?」と「別に・・」と言って、終わりです。その日は、自分たちが始めたことが続いていることを感じながら機嫌良く眠ります。

 基本的には、老後は閉じこもり生活ですが、たまに上記のようなこともある。

 そんな老後もいいな、と思います。私は私が何もしないのに物事が上手くいくことが大好きです。早くそうなりたい。

追伸 一次会でもそれなりに飲んでいるので、晩酌との合わせ技でいつもより量が多いかもしれません。そうなるとイビキをするでしょう。そして、翌朝、家内から「あなたどこかで飲んだの?」と聞かれるかもしれません。そうしたら、「ちょっとね」と応えます。

15/11/23(月)

[]意識改革 16:06 意識改革 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 意識改革 - 西川純のメモ 意識改革 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 非正規雇用の年収は168万円だとしても、夫婦共稼ぎならば、336万円です。子育てを両方の両親に手伝ってもらいましょう。しかし、そのためには両方の両親が共に近くに住んでもらわなければなりません。では、伴侶となる人をどこで見つけたらいいでしょうか?義務教育の時代です。でも、小学校高学年になると男女別のグループ化が出来ますね。

 『学び合い』ならば、それを壊すことが出来ることを実践者ならばご存じだと思います。つまり、教科学習で「純」異性交遊が出来ます。そして、無理せず地元のサービス業に就職します。地方のサービス業は慢性的な人手不足です。だから正規採用になる可能性が高い。ただ、どの企業がいい起業であるかを教師は見極める力が必要ですね。そして、大学に進学する人はローカルエリートに成長して欲しい。1000億円の企業を起業しなくても結構です。1億円のニッチな企業を起業してくれる人を1000人生み出せばいいのです。

 発想を変えれば、今後、今よりも豊かな社会は生み出せます。少なくとも、今のモデルで奈落に落ちる人ばかりの社会よりは天国です。ポイントは教師の意識改革です。

 そんなことを12月、1月に出る本に書きました。

[]奨学金 15:25 奨学金 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奨学金 - 西川純のメモ 奨学金 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 正規雇用の平均年収は473万円に対して、非正規雇用の年収は168万円です(平成25年分民間給与実態統計調査 国税庁)。そして、学生支援機構のモデル返済例だと、国公立大学の自宅通学の人の場合、年返済額が15.4万円です。延滞者は2011年度で33万人います。昨日の情報を併せたとき、皆さんは、今後、教え子に大学進学を勧めますか?

 37%の人は親に奨学金の申請を勧められました。22%の人は教師に勧められたのです。(平成25年度奨学金の延滞者に関する属性調査 日本学生支援機構)

 教師は新たなモデルを持つべきです。それを保護者や子どもに伝えなければなりません。

[]日立木小学校 12:49 日立木小学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 日立木小学校 - 西川純のメモ 日立木小学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月8日に福島県相馬市立日立木小学校で『学び合い』授業の公開があります。お誘いします。http://nao-taka.hatenablog.com/entries/2015/11/22

15/11/22(日)

[]チーム 21:51 チーム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - チーム - 西川純のメモ チーム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 男女機会均等法は女性が社会進出して専業主婦以外の選択肢を持てるようにした法律だったかもしれません。しかし、これからの社会、男性も独身で生きるには辛い社会だと思います。昔から「一人前は食えないけど、二人前は食える」と言います。共稼ぎで生きられる時代だと思います。だとしたら、男性にとっても男女機会均等法は我が事のように思います。

 では、独身者はどうやって生きるか。

 私としては結婚して、親世代と共に多くの子どもを育てるモデルを構築したい。でも、独身者も幸せになって欲しい。ならば、他人との共同生活のあり方を模索しなければなりません。私は生物学出身なので、生物の中でモデルを探します。そうなると、近親者との大家族制度が最初に思いつきます。

 でも、そのほかにないのかな?と長らく思っています。

 ネット情報の中でも、それが見いだせない。生物の数十億年の中でそのような形態があったのだろうか?無かったとしたら、我々の世代はそれを見いだせるのだろうか?

一人も見捨てないことを目指しています。だから、そのことをずっと考えています。

 ま、結婚したとしても、子どもが無い家庭もあり。あっても、繋がりが殆ど無い家庭はかなりいます。そして、伴侶が先に死ねば、同じです。ということは、我々の多くが直面する問題です。

[]知って下さい 20:06 知って下さい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 知って下さい - 西川純のメモ 知って下さい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は色々と怖いことを書きます。子ども達は餓死・孤独死になる可能性が高いと書きます。どうかんがえても、極端すぎると思うのは当然です。でも、それは客観的な事実なのです。様々な客観的事実はありますが、一つだけ紹介します。

 総務省の平成24年就業構造基本調査(http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/pdf/kgaiyou.pdf)の88頁と89頁だけでも読んで下さい。リンクをクリックするだけです。お願いですから読んで下さい。「平成24年以前」の高校と大学を卒業した人の実態です。目の前の子どもの未来は、もっと暗い。

 私が言うことが極端でしょうか?それ以外にも様々な根拠があります。

追伸 1月に出す教師向けの本には、これでもか、これでもかと客観的事実を示します。12月に出るキャリア教育本にはそうならないための指導法を書きます。そして、12月に出す親向け本ではマイルドに出します。1月に出す本に書くことは、皆さんの口から親に上手く話して下さい。まずは12月の段階で、免疫をつけて下さい。

[]喧嘩の仕方 17:48 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ 喧嘩の仕方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私には以前より不思議なことがあります。私に対するご批判の書き方が「下手だな」と感じてしまうのです。

 例えば、昨日紹介した

『西川純て共産党なんだよ。「同志!同志!本を買ってください!」だって。』

 ですが、以下のように書いた方が有効だと思うのです。

 「西川純氏のネット上での発言には「同志」という言葉が多用される傾向がある。この「同志」という呼称が誰を対象にしているのか不明であり、教育に関する発言としては違和感がある。」

 とか

 「自らの著作に関して、多くの人に不安をかき立てて広げようとする行為は、ノストラダムス予言本に通じるものを感じる。その行為自体に、西川純氏の発言にたいする信憑性を疑わせるに十分であろう。」

 のような発言の方が効果があると思うのです。

 おそらく、「そ~だよね。バカみたい」、「くそオヤジ」のような2チャンネル的な言葉が自身のタイムラインに溢れて悦に浸るのであれば、『西川純て共産党なんだよ。「同志!同志!本を買ってください!」だって。』はきわめて有効でしょう。ネットユーザーは多いのですから、それでストレスを解消している人は十分にいますから。

 しかし、『西川純て共産党なんだよ。「同志!同志!本を買ってください!」だって。』のような発言に反応するのは、もともと私に対して批判的な人が反応すると思います。しかしそれ以上に多いのは、私がどのような人かには興味は無く、言葉に反応し、多くの人と一緒に騒ぐ人が大好きな人でしょう。結局、その発言によって何も起こらない。

 だから、私を攻めるならば、私に対して中立の人をターゲットにした発言をするべきだと思います。であれば、少なくとも出来るだけ上品な表現をする方が上策です。

 しかし、それだけでは駄目です。おそらく、中立の人の多くは、その発言を聞き流します。しかし、一部は興味を持って調べるでしょう。そして、私の過去の発言をチェックするでしょう。そして、私はどのような意味を込めた発言の時に「同志」という言葉を使うかを知るでしょう。また、私がネットで自分の著作を宣伝するやり方を読み、それが下品か否かを判断するでしょう。そして、ご批判をされた人の過去の発言を調べるでしょう。そして、判断します。

 幸い、ご批判の嵐の結果として『学び合い』に興味を持った人がかなりいます。

 私はゼミ生に「反対者にとって手強い敵になりなさい」と教えることがあります。世の中には、「賢い味方」、「愚かな味方」、「賢い敵」、「愚かな敵」がいます。実はありがたい順に並べると、「賢い味方」>「愚かな敵」=「賢い敵」>「愚かな味方」なのです。「愚かな敵」は、その愚かさを中間層に伝えることによって、積極的にその人の敵が正当であることをアピールしてくれます。もし、相手が手強い敵だと判断すれば、「賢い敵」は攻撃をしません。そして、特に「賢い敵」は積極的に互いのメリットを探ります。困るのは「愚かな味方」です。これは「愚かな敵」と同様にその愚かさを中間層にアピールします。

 私が学内政治での勝率は高いのは、自分自身が「手強く」なるように実績を高めているからです。そして、「賢い味方」と連携し、「愚かな味方」を下支えし、「賢い敵」と取引をして、「愚かな敵」を煽ります。

 実は、このメモもその戦略の一環です。

15/11/21(土)

[]正鵠 19:56 正鵠 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 正鵠 - 西川純のメモ 正鵠 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ネット上にご批判を賜る。

 『西川純て共産党なんだよ。「同志!同志!本を買ってください!』だって。」に対しては、「全くその通りだよな~。でも、私は共産党ではないけど・・・」と思います。

 『西川純氏おそるべし。学校が壊れていく。教師が壊れていく。教育の荒廃。』に対しては、「俺って、そんな凄いの??男子学生と下ネタで盛り上がるオッサンなのに・・・」と思います。

 『理科教育も専門の1つだと思われる #西川純先生 による科学への理解度の低さとTOSSへの親和性を指摘しておきたい。西川純先生は『学び合い』の教育運動を展開しており、他人に大きな影響を与えている可能性があるので、教育関係者はもっと注意をするべきだと思う。』に対しては、「まあ、そう見られても仕方がないな~。でも、ちゃんと読んで欲しいよな~。ちゃんと言葉を使い分けているのだけど」と思います。

 しかし、読んでも心がざわつかない。そう感じたとき、「ほ~」と不思議な感じを思いました。

 今までにも何度かご批判の嵐が吹き荒れたときがあります。

 最初の嵐の時は、正直、嫌な気持ちがありました。その表現方法があまりにも下品だったからです。2チャンネル的な言葉を大人が発しているのに気持ちが悪かった。

 次の嵐の時には、面白かった。ご批判の「動機」がよく分かるし、その後の展開が見えるから。だから読みながらゲタゲタ笑い出しました。

 しかし、今は不快感も滑稽感もありません。私の興味があること、主張したいこととジャンル(レベルではありません)が違いすぎているからだと思います。ご批判する方々の主張は基本的に変わらないですが、私自身が変わってしまったから。

 久しぶりにネットサーフィンして、上記を感じました。

[]お願い 07:07 お願い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お願い - 西川純のメモ お願い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 全国の同志各位にお願いします。強くお願いします。保護者に新刊本「2020年激変する大学受験!あなたの子どもは間に合いますか?」を紹介して下さい。チラシ(http://qq2q.biz/pmMy)も用意しました。出来れば、印刷して保護者に配って下さい。

 子ども達の未来は、惨憺たるものです。今の価値観から言えば、大多数の子ども達は「負け組」、「脱落者」の人生を歩まなければなりません。おそらく多くの子ども達は生活保護に幾分か上回る程度の収入を得られないでしょう。生活は安定しません。人生において倒産・失業を複数経験する人が一般的になるでしょう。これは各種統計の示すところです。実は、もう既にはじまっている現実です。

 今のままでは餓死・孤独死で人生を終える教え子が大量生産されます。

 実は、今の時代を生きる我々の殆どは負け組です。

 中卒より高卒、高卒より大卒、高校・大学は偏差値が1ポイントでも高い方がいい。そんな価値観の中で育った我々は、東京大学の医学部、法学部に進学した人以外は負け組です。偏差値65の大学に入学した人も偏差値70の大学に入学した人よりも負け組なのです。いや、東京大学法学部を卒業し、財務省に入省した人さえも、事務次官になれない人は負け組なのです。

 我々の時代においては、ある程度は正しかった上記のモデルは、今は成り立っていません。そして、今後、どんどんそれが露わになります。我々の時代においては名門と呼ばれる大学を卒業した人が、昔だったら鼻も引っかけない企業から落とされ、アルバイト程度の仕事しか無いという時代が既に来ています。中学校の時は成績上位で普通科に進学した人が就職出来ず、職業高校に進学した人が活躍する時代は既に起こっていることです。ただ、その事実を我々の世代が「分からない」ふりを一斉にしているのです。なぜなら、今までのモデルは単純で簡単だった。教師も親もその子の偏差値で将来の進路を薦めることが出来、子どもも諦め・納得することが出来るからです。だから、現実に起こっていることを見ないふりをしている。

 でも、その現実に直視し、認めたならば、実はバラ色の未来が待っているのです。 では、どうするか?

 全ての子どもに仲間を与えるべきです。伴侶を与えるべきです。

 一人の収入では厳しいが、支え合えば豊かになります。

 希少なものを追い求めれば金はいくらあっても足りません。しかし、自分自身のこだわりと趣味だったら、お金はほとんどかからずに豊かになれます。

 一つのレースに全員が参加すれば、一人以外は敗者です。しかし、一人一人が別々なレースを生みだすならば、全員が勝者になれます。他に勝つことに喜びを見いだすのでは無く、自分独自の幸せを目指せばいい。

 識字障害は、多くの人が文字を読めなかったときには障害では無かったのでは無いでしょうか?逆に視力12の人がいるマサイ族においては、我々は視覚障害者です。驚異的なジャンプ力のある彼らの中では、我々は運動障害者です。結局、障害の多くはその社会で求められるものに依存します。であれば、求められるものが多様になれば、障害はそれほど問題にならないかもしれません。

 これからの日本には二つの道がある。

 一つは、現状の価値観の中で、殆どの人が「負け組・脱落者」になり、餓死・孤独死する人が一般化する未来。

 他方は、一人一人がオンリーワンの価値観を持ち、人との支え合いによって豊かな人生を全うする未来。

 当然、後者がいいですよね。

 でも、多くの教師はそれを認めたくない。なぜならば、今の自分を変えなければならないから。「中卒より高卒、高卒より大卒、高校・大学は偏差値が1ポイントでも高い方がいい。」と考える方が楽です。自分が必死になって学んだことが価値あることであると信じ、子どものそれを教えるのが自分の仕事と考える方が楽です。各種統計に表れている悲惨な現実から目を背けることは可能です。なぜなら、自分自身は公務員だから。そして、卒業後の教え子の情報はそれほどありません。特に脱落者になった教え子の情報は、教師に繋がるような子どもさえ無いのですから。やがて悲惨な現実に気づくでしょう。例えば、自分の子どもや孫が悲惨な状況になり、実は、それが広がっていることに気づくとき。しかし、そこまで待っていたならば、その間に育った子どもの未来は悲惨です。

 今、教育を変えるには外圧が必要です。是非、保護者に伝えて下さい。保護者の中には必死になって情報収集している人がいます。その人は本を紹介すれば読みます。そして、その情報はママ友ネットワークの中で拡散します。二人子、三人子の保護者から、あなたの学校とは違う学校にその情報が拡散します。

 是非、保護者に紹介して下さい!子ども達の命がかかっていると私は思っています。

追伸 本書は保護者向けの本です。マイルドにしています(この本のレベルでも十分衝撃的ですが)。教師向けに、さらに一歩踏み込んだ本、そして、それをキャリア教育の中でどのように指導するかという本も、近々に出します。

15/11/19(木)

[]広島 22:11 広島 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 広島 - 西川純のメモ 広島 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月13日(日)に広島で講演します。詳細は以下の通りです。

1(主催)広島県高等学校教育研究会理科部会

2(日時)平成27年12月13日(日)

受付 9:00~ 9:30 

講演 9:30~12:30 

テーマ「これからの理科教育において大切なこと」

講師:上越教育大学 教授 西川純氏

常葉大学 准教授 田代直幸氏

 3(場所)ワークピア広島 一般社団法人広島労働会館 2階会議室

〒732-0825 広島市南区金屋町1-17 Tel(082)261-8131

本会は高校理科の人を対象とした会ですが、主催者のご厚意により、小中の方、また、県外者もOKです。

ご希望の方は山内宗治(やまうちそうじ)さんに,所属と氏名を記入して,メールで申し込んでください。

(メールアドレス)souji.yamauchi@gmail.com

[]晩酌 21:37 晩酌 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 晩酌 - 西川純のメモ 晩酌 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 三根の皆様のご配慮で、すんなりと自宅に帰れました。息子と風呂に入り、晩酌。後は家族と寝るだけです。幸せです。

[]箱物主義 13:47 箱物主義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 箱物主義 - 西川純のメモ 箱物主義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

私が大学院生だった30年前はCAI、CMI、オーサリングソフトの研究が盛んでした。それ以来、全然変わらない。コンピュータを教育に活用しようとすると、まず、機械を導入しようとします。電子黒板しかり、タブレット端末しかり、です。でも、そんなこと不要です。予算0でICT教育が出来ます。

 『学び合い』でスマホを自由に使わせればいい。

 簡単なのにな~

http://goo.gl/7JKRuQ

 インターネットを自由に使わせると、問題が起こると言います。

 じゃあ、学校外で問題が起こっても問題ないのか、卒業してから問題が起こっても問題ないのか、と言いたい。

 子どもためとか言っても、小役人根性なのです。

[]闇 07:59 闇 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 闇 - 西川純のメモ 闇 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が日々抱えている闇の一つを書きます。

 ある学校で『学び合い』に特別支援の子が入っています。その子のそばには友達がついて教えています。特別支援の子は柔和な顔です。ところが特別支援の先生は、その子が「出来ない」ということが露わになりかわいそうだと怒ります。そして、友達が教えているところに割って入ります。

 ありがちな場面です。

 その特別支援の先生の頭の中には、自分が担任する1年間しか頭にありません。その子が三十才、四十才、五十才のことをイメージしていません。その時代にその子を守るのはその先生ではなく仲間なのです。それを分断している自分に気づいていない。

 その特別支援の先生の頭の中には国語や社会が出来ることが偉くて、それが出来ないことは「可哀想だ」と思っています。教師がそう思えば、特別支援の子は自分を可哀想だと思います。そして、周りの子どもはその子を可哀想な子だと思います。自分が持つ可哀想だという思いが、子どもに劣等感と軽蔑を生み出していることに気づいていない。

 様々なデータによって、おそらく、その子が年収200万円以下の生活に陥る危険性がかなり高く、餓死する危険性があることを私は知っています。その原因は心優しい特別支援の先生なのです。しかし、私には何も出来ない。

 私は面白い授業、分かりやすい授業によって、何とかしようとした。しかし、私の担任した子どもが卒業する卒業式に参加し、それらは全く無駄であり、いや、子どもの人生を狂わしたことを知りました。もし、私が高校教師として最後まで担任していたら、その問題は卒業式では露わにならないでしょう。しかし、卒業後に露わになる。しかし、それを私は知らない。そして、私は自分を「良い先生だ」思います。きっと、その特別支援の先生もそう思うでしょう。もし、自分が卒業させた20年後の子どもの保護者に出会えば、感謝の言葉ではなく恨み節を聞くでしょう。しかし、そんなことを経験する人はいません。その先生の頭の中には「その1年」しかありません。そこから先は、自分の責任ではないのです。偉そうなことはいえません。私も卒業式で現実に直面するまでは自分を「良い先生だ」と思っていましたから。

 私は従来型の授業、『学び合い』の授業の20秒ぐらいの中でそのようなことを見いだしてしまいます。そして、それが何を意味し、どうなるかを予想する知識がある。そして、その子の人生のつらさを共感してしまう。一つの授業の中で最低5、6ぐらいはそんなことを発見します。そして、それに対して何も出来ない自分がいます。

 それが辛い。私が見ていなくても、毎日、多くの人からの相談メールでそれを知ってしまう。それが毎日、数十、数百積み上がる。

 私は自分一人の抱える闇だけ潰れた。そして大学に逃げ込んだ。

 でも、今は潰れません。自分の出来ることの限界を知っているから。やるべきことが分かっているから。私が解決できなくても、それは私の能力不足でも努力不足でもなく、それは無理であることを知っています。同時に、それはみんなでやれば解決できることを知っています。だから、毎日、自分の出来ることをしています。

 このメモも、その一つです。

 何かし続けていないと、日々積み上がる闇につぶされてしまう。だから、馬車馬のように何かをしています。

15/11/18(水)

[]闇 22:13 闇 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 闇 - 西川純のメモ 闇 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、あるゼミ生から「西川先生を突き動かす闇は何ですか?」と聞かれました。

 そのゼミ生は闇を見続けています。犬畜生な親、冷たい社会、出口のない子ども、それらを見続けなければなりません。自分の背負っている闇以上のものがあるとは想像できないのです。

 「鈍感だけど、人が苦しんでるとそれが辛い。その共感能力が異常に高いのが私だと思う」と応えました。だから、高校教師でつぶれたのです。ところが、その私のところに日本中の多くの先生や保護者からお悩みメールが来る。私はその度に、我がこととして苦しみます。それが毎日、数十以上あります。それが私の闇だと言いました。つまり、一人一人の背負う闇は違いが無くても、私の場合は数百、数千を背負っている、と伝えました。

 でも、私には救いがあります。その闇を解決する方向が見えているから。高校教師の時はそれが見えなかったから、自分一人の闇でつぶれてしまった。

 その院生に、「私にはやるべきことが分かっている。だから、多くの人の闇を背負える。でもね、それを共に背負ってくれる人が必要なんだよ」とにこりとして語りました。

[]ホーム 21:44 ホーム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ホーム - 西川純のメモ ホーム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は佐賀県東部教育事務所主催の呑み会です。

 最初に行政レベルで『学び合い』の良さを認めてくれたところです。長いつきあいがあります。偉い人も「さん」づけで呼びます。指導主事などは「頭なでなで」状態です。ホーム状態です。居心地が良い。感謝です。

[]成長 21:44 成長 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 成長 - 西川純のメモ 成長 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今回の九州ツアーの前に、某県の教育センター指導主事が『学び合い』を学びたいと希望しました。で、九州ツアーがあるので、一緒に来たらと誘いました。即、OKです。論より証拠です。子どもの姿で示します。私の講演会を聞きます。何度も。そして、その後に議論します。当然、今までの授業で認められた方です。語れば、どの程度か分かります。その方がカルチャーショックを受け、色々と質問します。その姿は若い教員の姿です。それをみながら、可愛いなと思います。

 九州の某大学の理学部の学部4年の学生さんから、『学び合い』を学びたいとの申し出がありました。では、ついてきたら、と誘ったらOKです。二人の学生さんが私と行動を共にします。

 先の現職の方は現状の自己を壊すところから始まりますが、学生さんは吸収するところから始まるので、質問は少ないです。

 若い学生さんです。おじさんたちの呑み会に参加させるには経済的負担は大きいと思いました。だから、参加させることに悩みました。しかし、私についてくることを決意する学生さんです。鍛え外のある学生と判断しました。

 学部4年の学生さんを、現職教員、行政、教頭、校長、教育事務所長、教育長ばっかりの集団の中に、さあ、どうぞ、です。最初はどぎまぎしていましたが、『学び合い』の分かった人たちの集団です。集団の中に溶け込みます。やがて積極的に乗り込みます。その姿を見ながら頼もしかった。同時に、これをゼミ生に経験させたかったと思いますう。

 これからの教員の中で生き残る若手は40代、50代にかわいがられる人です。逆に中高年で生き残れるのは若手に慕われる人です。

[]心を込めて 06:13 心を込めて - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 心を込めて - 西川純のメモ 心を込めて - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は午前中は移動、午後は日出町の藤原小学校で講演、夜は中津の教師塾で講演しました。心を込めて講演すれば、必ず伝わる人はいると信じています。夜は中津の方々と吞みました。教育長さんを筆頭に様々な方々と楽しい悪巧みに花を咲かせました。

toukonyukitoukonyuki2015/11/18 07:30明日、佐賀でお会いできるのをとっても楽しみにしています❗️広島から、迷子にならずに行けても授業開始ギリギリですが、よろしくお願いします🙇🏻

scorpion1104scorpion11042015/11/18 19:56待ってまーす!

15/11/17(火)

[]心 06:05 心 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 心 - 西川純のメモ 心 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 不遜なことを書きます。

 私が飛び込み授業をすれば、子どもは変わります。いつもは遊んでいる子が頭から湯気を出すほど勉強します。何故でしょうか?それは『学び合い』にはセオリーがあり、方法論が確立されているからです。だから、ゼミ所属して半年ぐらいの現場経験の無い学生でも百何十人の子どもたちを動かせます。

 しかし、もし心を込めて語るならば、その全ての方法論を捨てても子どもたちは勉強します。そして、その心がなければ、何十人の教師の見守る授業においても子どもは寝ますし、手を抜きます(そういう研究授業は少なくないでしょ?)。ましてや、子どもたちが戦略的に考え行動することは絶対にありません。

 私の飛び込み授業では私は殆ど何もやっていないように見えます。しかし、終わるとへとへとになります。なぜならば、授業中、ずっと子どもたちの幸せを願っているからです。(問題が解けることを願っているのではありません)それを願えば、巧まずともそれはボディランゲージになります。それこそが子どもたちの心に伝わります。だから、1校時中ずっと無言で喋り続けたのです。だから子どもたちの集中力を維持できるのです。

 では、1校時願い続けるには何が必要か。それは、『学び合い』テクニックではなく、『学び合い』の考え方であり、願いです。だから、『学び合い』は考え方であって、授業方法ではないのです。

追伸 多くの授業名人が飛び込み授業をします。その後に授業を解説します。私の説明は「心」です。

karakusa01karakusa012015/11/18 00:26今日は久しぶりにお会いできて嬉しかったです。先生のビジョンが確認できました。ありがとうございました。したたかに実践していきます。

jun24kawajun24kawa2015/11/18 07:59大義は我々にあります!

15/11/16(月)

[]可愛いな~ 21:21 可愛いな~ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 可愛いな~ - 西川純のメモ 可愛いな~ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は佐賀の西渓小中学校での飛び込み授業です。

 思いを込めて3分間語り、さあどうぞ、です。

 可愛いな~。思いを込めて語れば、ちゃんと応えてくれる。なんて良い子たちなんだろうと思います。思いを込めて語れば、ちゃんと応えてくれる、私にとってはごく当然なことを信じられない人が多いから、魔法にしか見えないだろうな、と思います。

 もちろん、『学び合い』なのですから、集団の「闇」も見えます。でも、解決可能な闇です。私はきっかけを与えただけ、あとは学校の先生方の長い長い積み上げが続く。期待しています。あれだけの子ども集団を育てている先生方なのですから。あとは意識改革だけです。

[]時間が無い 07:50 時間が無い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 時間が無い - 西川純のメモ 時間が無い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、午前は『学び合い』福岡の会に参加し、午後は『学び合い』大分の会に参加しました。時代の流れを感じます。急がなければなりません。今日本は変わりつつある、いや、既に変わってしまっている。それを知らない教師のために、子どもは奈落に落ちていく。急ぎましょう。

15/11/15(日)

[]幸せ 07:19 幸せ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 幸せ - 西川純のメモ 幸せ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日の呑み会で「西川先生にとっての幸せとは何ですか?」と急に聞かれました。しかし、私は迷うことなく「家族と食事をして、一緒に寝ること」と応えました。

 教授に昇任したとき、理科教育学会賞をいただいたときは嬉しかったです。しかし、その喜びはまあ1ヶ月も持ちません。そんな希なことを幸せとするならば、一生涯の大部分は幸せではない。でも、毎日のことに幸せを感じられたならば、毎日が幸せになることが出来ます。

 これからの日本は成長ではなく、成熟を求めるしかありません。圧倒的大多数の子どもは富も名誉も得られません。しかし、一生涯を共に過ごす人と出会い、その人と一緒に食べて寝ることは多くの人が可能です。もちろん一生涯に共に過ごす人は伴侶とは限りません。でも、安定して人間関係を持つ人は必要です。全ての人が幸せを感じられる社会とそのための教育が成熟だと思っています。

 8月に出した本は黙示録です。いち早く、現状の危機を感じて欲しかったので、分かりやすいもので書きました。12月、1月の本の前半は黙示録です。8月に出した本以上に悲惨な黙示録を書きます。しかし、後半は救いの書です。(もちろん、宗教書ではありません。具体的な統計データと学術データに基づいて書きました)

追伸 実は昨日は家内が私のプロポーズにOKしてくれた日です。ご安心あれ、一昨日に家族で前夜祭をしました。奮発して5000円のシャンパンで祝いました。

15/11/14(土)

[]愛 21:03 愛 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愛 - 西川純のメモ 愛 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教育は愛です。

 でも、教師の職能は、教師でなければ愛さない人を本気で愛せる能力だと思います。

 そこには感情だけではなく、理論が必要です。

[]教師の醍醐味 20:33 教師の醍醐味 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師の醍醐味 - 西川純のメモ 教師の醍醐味 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は福岡の会の前夜祭で吞みました。とても面白かった。

 でも、今日書くのは添付のファイルです。

 教師として最高の喜びは、教え子が自分を乗り越えること。それも、自分次元を遙か上に行くこと。それに勝る喜びはありません。教え子が能力的にも、人間的にも自分を超えたとき、心が洗われます。この子どもたちから先生を呼ばれていたことに誇りを持ちます。

 添付のファイルの子どものスピーチは素晴らしい。

 それを受けた止めた子どもたちの姿も素晴らしい。

 これこそ、日本の今後のエリートの姿です。

 涙が止まりません。でも、しばらくして、思います。

http://spotlight-media.jp/article/214144449490525194#/

 このようなエリートがいらない社会が理想社会なのです。

 みんなが自分の出来る理想を持ち、それを誇りを持って実現しつつける社会。様々な次元の様々な誇りが有機的に絡まり、全員が幸せな社会。そこにはゴチャゴチャがあるだけ。

[]終わりの始まり 12:52 終わりの始まり - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 終わりの始まり - 西川純のメモ 終わりの始まり - 西川純のメモ のブックマークコメント

 中高一貫校で実績のある予備校がフリースクールをやったら売れるだろうな。今の学校は成績上位者を吹きこぼしているから。

 学習指導要領の縛りから離れて、ガンガンに受験勉強が出る。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151113-00000004-asahi-pol

[]手ほどき 08:43 手ほどき - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 手ほどき - 西川純のメモ 手ほどき - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の講義を受けている学生より、模擬授業で『学び合い』をしたいので教えて欲しいとの申し出がありました。聞くと、私の本も読んでいるとのこと。読者様です。

 課題の作り方、その際の学習指導要領の読み方、教室での視線の動かし方等の細々としたことを教えました。その後、私の飛び込み授業での姿を見せました。そして、結局、私が手ほどきした課題の作り方等はどうでもよくて、心を込めて語ることの意味を教えました。そこが奥義です。

[]ツール 07:11 ツール - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ツール - 西川純のメモ ツール - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミでは便利なツールになりそう。http://www.forest.impress.co.jp/docs/serial/netserv/20151112_730291.html

[]無いもの 05:56 無いもの - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 無いもの - 西川純のメモ 無いもの - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の家内は仙台生まれです。仙台には「いずい」という言葉があります。「ちょっと気になって気持ちが悪い」というような意味なのですが、これが使い勝手がいいのです。なんで江戸弁に無いのだろう、と思います。

 ニュージーランドには「ハカ」というものがあります。映像を見るたびに、なぜ日本に無いのだろうと思います。男女ともに参加できる感謝と敬意の表現が日本にあったら良いな~と思います。

http://spotlight-media.jp/article/175605793196880153

http://spotlight-media.jp/article/214144449490525194#/

[]終わりの始まり 05:35 終わりの始まり - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 終わりの始まり - 西川純のメモ 終わりの始まり - 西川純のメモ のブックマークコメント

フリースクールを成績上位者の保護者が選択したら・・・・

学級崩壊がおき、それを収拾できず、子どものみの危険を感じた保護者が選択したら・・・

今の教育の終わりの始まりかも

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151113-00000004-asahi-pol

15/11/13(金)

[]偉大 17:58 偉大 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 偉大 - 西川純のメモ 偉大 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我がゼミは偉大だと本日思いました。昨日の飛び込み授業での素晴らしさは織り込み済みです。しかし、本日は自分の予想を超えていました。偉大です。

 これはゼミ生ならば分かり、それ以外では分からないメモです。

 ゼミ生だけに向けてのメモです。

[]飛び込み授業 06:43 飛び込み授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 飛び込み授業 - 西川純のメモ 飛び込み授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先週は富山の小学校、月曜日は青森で、昨日は富山の中学校で、来週は和歌山で・・・

 ゼミ生の飛び込み授業が広がっています。旅費さえ出していただければ、ゼミ生は御校に参ります。そして、一番大変なクラスを2時間で魔法のように変えて見せます。

 こんな大言壮語を言える教育学関係の大学教師は私ぐらいではないでしょうか。フォフォフォ。絶対の自信があります。ゼミ生も自信を持てるのは、確かな理論、洗練された方法論、様々な小技大技。そして、先人の積み上げた成功実績。

 昨日は、小規模中学校です。1時間目の「さあどうぞ」で笑ってしまいました。もの凄くいいのです。良すぎるぐらい。2時間目は12月に出版するキャリア教育本を参考にした実践です。最後の盛り上がりが最高でした。

15/11/12(木)

[]愚痴 08:36 愚痴 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愚痴 - 西川純のメモ 愚痴 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「答えのある問題に答える能力」、「答えの無い問題に答えを生み出す能力」は別なものです。前者の代表が受験能力。これは時間と手間はかかりますが、しっかりした方法に則れば誰でも一定以上の結果を出せます。だから高学歴の保護者の子どもの成績は高いのです。また歌舞伎役者は何代も名人を輩出できます。「型」がハッキリしているからです。ところが同じ芸能でも落語の場合は三代続く名人はいません。

 では、「答えの無い問題に答えを生み出す能力」はどうやって獲得できるでしょうか?「答えのある問題に答える能力」と比べると、圧倒的に天賦の才能に由来すると思います。「答えの無い問題に答えを生み出す能力」を持って生まれた子どもでも、それを開化するか否かは教育によるところが大きい。ただし、答えのない問題ですから、スタンダードな方法はありません。その子どもの興味の赴くまま、徹底的に色々な経験をさせることが必要です。そして、乱読に近い読書が必要でしょう。「答えの無い問題に答えを生み出す」には0からでは無理です。ただ、その領域で知られている発想では、既に答えは出ているものしか出ません。その領域以外の発想が必要です。しかし、その領域以外のどの発想が必要なのかが分かりません。だから乱読が必要なのです。でも、乱読には時間がかかります。そのような乱読をすると「答えのある問題に答える能力」を育てる受験勉強が出来なくなります。

 今の日本をリードしている人達は「答えのある問題に答える能力」が大部分です。そして、「答えのある問題に答える能力」を片手間で乗り越えられる一部の天才が乱読によって「答えの無い問題に答えを生み出す能力」を得た人です。いずれにせよ「答えのある問題に答える能力」が必要条件なのです。その結果として、「答えの無い問題に答えを生み出す能力」の中で大学進学しなければならない領域の人は、その入り口で潰されます。

 ま、今までの日本はそれでよかった。でも、今後は「答えの無い問題に答えを生み出す能力」が重視され、「答えのある問題に答える能力」が相対的に軽視される時代です。特に、日本をリードする人材においてはそれが顕著になります。

 と分かっているのですが、現状は旧時代の入試システムです。

 ということで、息子の「答えの無い問題に答えを生み出す能力」を押さえ込み、「答えのある問題に答える能力」に尻をたたえています。そんなのは彼が大人になってから役に立たないことを日本で最も知っている人の一人である私がそうやっています。彼が生まれるのが5年後だったら、家庭学習において全く別な戦略を立てます。

 願わくば、彼の「答えの無い問題に答えを生み出す能力」が萎縮しないように。

追伸 彼の指向性に合うかどうか分かりませんが、ボナールの友情論、スタンダールの恋愛論、ヴェルレールの詩を中学校高学年の時代に読ませたかった。二十歳を過ぎたとき、それを全く別に読めることを経験させたかった。しかし、もう間に合いません。

15/11/11(水)

[]5分間 19:57 5分間 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 5分間 - 西川純のメモ 5分間 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は学内のコース説明会です。本学の学生さんは1年から2年になるときに所属コースを決めます。本日は学部1年生に各コースの代表が説明します。いつもは赤坂さんにやってもらっていますが、今年は彼が出張です。結局、私がお役を務めることになりました。

 各コースの説明時間は5分です。私は願いを込めて170人の学生さんに語りました。で、十分疲れました。多人数の人に話すためには憑依しなければなりません。いつもの自分の違う自分になるのです。それにエネルギーを使ったのでしょう。

 さて、何人の学生さんの心に届いたでしょうか?

[]豊橋 08:29 豊橋 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 豊橋 - 西川純のメモ 豊橋 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月20日に豊橋で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/toyohashi-start/20151108

15/11/10(火)

[]その気があれば 21:59 その気があれば - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - その気があれば - 西川純のメモ その気があれば - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ちょっと調べて下さい。

 今の高卒、大卒の子ども達の中で正規採用されている割合はどれくらいか?

 今の高卒、大卒の子ども達の中で3年以内に職を辞める子どもはどれくらいか?

 企業が何年間が倒産するまでの平均年数は何年か?そして、子ども達は何年間働くのか?

 これは何十年も前の統計データから現在までのデータを、ネットで直ぐに調べることが出来ます。(その気があれば)

 あなたは生活保護を得ようとしたとき、何が必要か知っていますか?

 これも、ちょっと調べれば分かります。(その気があれば)

 失業したとき、再就職するために何が必要か知っていますか?

 これも、ちょっと調べれば分かります。(その気があれば)

 派遣法、入国管理法がどう変わったのか?何故、最近、急にどたどたと変わっていったのか?

 変わった事実は直ぐに分かります。(その気があれば)

 そして、その意図は直ぐに分かります(上記のことを調べた人ならば)

 正直、今の学校教育に幻滅しています。少なくとも、我が子を任せられない。我が子の場合は生存率9割でも恐ろしい。ところが、今の教育は生存率6割程度です。まあ、7割程度までは甘く見られるでしょう。でも、多くの教師が上記に関して生存率を9割9分に見積もっているのです。だから、そんな学校に我が子は任せられません。

 でも、任せたい。だから、我が事として叫びます。

[]へとへと 19:42 へとへと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - へとへと - 西川純のメモ へとへと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は200人相手の授業です。おそらく学部1年生の大部分に私が語れる最後の時間です。何故なら、学部2年以降は教職デザインコース用の授業しか出来ないからです。

 1時間半、ノンストップで語り尽くしました。おそらく聞いている方もへとへとになったと思います。昨日は青森の中学校の子どもの前で熱く語り、今日も。終わった後はへとへとになりました。

 いつも通り、授業の最後に自然発生的な拍手。でも、教室を出て1時間後に何が残っているかです。2割の40人に伝わっただろうか、せめて、20人には伝わってくれ、と念じました。

 今日はこれから晩酌です。家族といっしょに二日寝ると復帰します。今は、まだ、ふわふわした感じがしています。

[]野上小学校 17:16 野上小学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 野上小学校 - 西川純のメモ 野上小学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 12月3日に和歌山県紀美野町立野上小学校で『学び合い』の自主公開研修会が開かれます。お誘いします。http://ur0.work/p8X5

[]進路指導 07:19 進路指導 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 進路指導 - 西川純のメモ 進路指導 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日の私の講演を聴いた長者中学校の3年生の先生から「どんな進路指導したらいいでしょうか?」と聞かれたので、「ローカルな価値、地元で生活することの素晴らしさを語って下さい。そして、彼らが進路を決定する高校卒業までに、自分の進路を考え続けられる子どもに育てて下さい」と語りました。

 「中卒より高卒、高卒より大卒、偏差値が少しでも高い学校に行くことが幸せを保証する」という私の時代の場合は「ある程度」は正しかったモデルの打破を早めなければなりません。そんな旧時代の教師や保護者に汚染された子どもは奈落に落ちる。

 12月と1月に出す本に詳細は書いてあります。

[]長者中学校 07:03 長者中学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長者中学校 - 西川純のメモ 長者中学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 院生の飛び込み授業の後に校内巡視をしました。普通は1校時中、何度も見て、各クラス・各先生の仕上がり具合を見て、アドバイスをします。が、今回は最初の10分ぐらいで控え室に行き、お茶を飲んでいました。理由は校内を見回る必要性を感じなかったのです。

 しばらくして研究主任が来たので「何で私に校内巡視させたの?自慢したかったの?」と聞くとうなずいていました。授業検討会もホーム感満載です。

 参観に来られた他県の先生方がおっしゃっていました。長者中学校には奇声が全く聞こえないのです。例えば、廊下で遊んでいる時、掃除をしている時、そして下校で校門を出る時、そんな時です。必ず数人の子どもがはしゃぎすぎてかけまわります。そしてはしゃぎすぎて大きな声で笑っています。それが奇声です。それが無いのです。もちろん、子ども達は笑っています。ニコニコしています。じゃれ合っています。ところが、そこで発する声、動きは全体の中に埋没しているのです。

 何故でしょう?

 長者中学校の子どもは異常な行動によってアピールする必要性がないからです。そして、周りにいる生徒をなんとなく意識している。だから、その人達に迷惑な行動はしない。電車の中で話す人は、声の高さ、大きさを電車の騒音の中に埋没させています。そんな感じです。そこに田舎のおばちゃん集団が来るととてもうるさい。理由は、周りを意識せず、自分たちしか見えないからです。

 おそらく長者中学校の先生方にとってはごく当然です。ところが、そうでない学校の先生には、その何もないということ自体が驚きなのです。

追伸 上記の視点で自校を見るといいですよ。ちなみに、最悪の学校の場合は、休み時間に廊下で遊ぶ子どもが少ないという特徴があります。理由は教師の見えないところに行っているからです。

[]変化 06:34 変化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 変化 - 西川純のメモ 変化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私のゼミで飛び込み授業を請け負い始めたのは、今から3年前です。最初は長年、『学び合い』を実践している現職院生です。最初は飛び込み授業をやることを申し渡したら絶叫です。そして、「無理です」と言いました。そこで、「無理な理由を述べよ」と言いました。院生が述べる理由を全て論破し、「出来ない理由はないよね」と言って決定です。ところが、その学校への移動中の車の中でも、あれこれ不安そうに私に質問していました。その姿は教育実習生のようです。2年間で私無しで飛び込み授業するようになりました。

 『学び合い』の飛び込み授業には、ちゃんとした学術的な裏付けがあり、ノウハウも確立されています。だから2時間で魔法のように子ども達を変えることが出来ます。しかし、唯一の障害は、その魔法のように見える手品を信じることです。信じさえすれば必ず成功します。

 上記の院生が修士2年の時には飛び込み授業はごく当然のようにやるようになりました。最後は、「午前と午後のダブルヘッダーは勘弁して下さい」の1点のみになります。そんな様子を見ていた昨年の修士1年の現職院生は飛び込み授業をするようになりました。「無理です」の絶叫無しに。だって、やっている人がいるんだから。

 今年は学卒院生がやるようになりました。ゼミ所属して数ヶ月でやるようになりました。そして、当然のことながら成功します。昨日もそうです。立派に語っていました。日頃から『学び合い』で育てられている学校の生徒達です。意気込みは最高です。しかし、異学年はあまりやっていないので最初は戸惑っていました。しかし、学卒院生が声がけしているうちに変化が起こりました。最後の語りも立派なものです。授業検討会でも堂々と語っていました。(なお、一連の映像は近日公開予定です)

 さて来年は学部学生の飛び込み授業でしょう。楽しみです。

追伸 ということで、私と違って、旅費さえ出していただければ、ゼミ生を派遣します。どんなクラスでも2時間で魔法のように変えて見せます。

[]久しぶりの解禁 06:34 久しぶりの解禁 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 久しぶりの解禁 - 西川純のメモ 久しぶりの解禁 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は長者中学校の先生方と飲みました。実に楽しかった。ということで飲み過ぎました。近くまでOBが来ていると言うことなので2次会で合流しました。久しぶりです。だいぶ苦労しましたが、今年の入試で採用試験合格です。

 酔っ払っていたので、高校教師時代のように猫かわいがりをしてしまいました。具体的にはおでこをくっつけてなでなでしたり、ほっぺにチュウをしたりして、合格を褒めました(ご安心して下さい。OGではありませんので)。

追伸 高校教師の時代は「高い、高い」もしましたが、今やると腰を痛めますので、さすがにしませんでした。

15/11/09(月)

[]先生 08:44 先生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 先生 - 西川純のメモ 先生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、八戸に入りました。長者中学校の先生方と呑み会の最初に、今回の授業者であるゼミ生のことを校長先生は「先生」と呼んでいただいた。

 22才の現場経験の無い学生が他県の校長先生から授業者の「先生」と呼ばれる・・・。感無量です。

 本日、彼は最高の授業をしてくれるはずです。だって、長者中学校の生徒という最高の仲間と一緒に作り上げる授業ですから。

15/11/08(日)

[]船頭 06:40 船頭 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 船頭 - 西川純のメモ 船頭 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 激流で船をコントロールするためには、その流れよりも速く船を進ませなければなりません。

 『学び合い』で子ども集団を育てていくと、どんどん成長します。「お~凄いな~」と目を細めます。が、自分の想定を超え、制御不能になるほど成長することを感じたとき、教師は不安になります。しかし、その場合は自分自身にむち打ってでも、成長する子ども集団以上に成長しなければなりません。同じ次元に立って勝負したって勝てっこない。だって個人対集団なのですから。彼らの到達し得ない次元にシフトして、彼らが想像できない視点で物事を見なければならない。

 なかなかしんどいものです。

追伸 昔は頭が良かった。でも、年齢を重ねると共に頭が悪くなる。それを乗り越えるために、多様な人からの知恵を得ることで乗り越えています。ゼミ生集団に比べて私のネットワークは多様で多数です。もう一つあります。それが教師の原体験で見た闇。闇を見ないと発想できないものがあります。しかし、ゼミ生にはあの闇は見せたくない。闇のない学校にしたい。

15/11/07(土)

[]折り合い 19:54 折り合い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 折り合い - 西川純のメモ 折り合い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我々は子ども達に「多様な人と折り合う」ことの重要性を語っています。ところが、無理解な人と折り合うことは嫌がります。ときに折り合えず、ぶつかる人もいるでしょう。

 ご安心あれ。私も無理解な人と折り合うことは大嫌いです。しかし、あまりぶつかりません。何故でしょうか?それは無理解な人と関わらないからです。

 私は上越教育大学に勤めてから25年間、戸北先生というボスの庇護にいました。戸北先生は徳のある方で、周りの人と上手くつきあえます。戸北先生がものを言えば、話が通ります。かなり無理があっても、「戸北先生がおっしゃるならば」ということで通ります。まあ、そのためには、日頃から色々なところで人のために汗をかき続けている方でした。

 戸北先生の専門はフランスの理科教育の比較教育学です。私の場合は認知心理学を用いた教科教育学です。普通の学会での関係だったら犬猿の仲です。が、我々の関係は非常に良好です。私は戸北先生の専門のことを知りません。おそらく戸北先生も私の専門を理解していなかったと思います。でも、互いに、「いいことやっているんだよな~」と思っていました。

 じゃあ、なんで良好な関係があったかと言えば、同じ仕事をコンビでこなすことが多かったのです。戸北先生が問題を抱え、私がアイディアを考え、戸北先生がそれを政治的に通し、私がそれを実行するという関係でした。私はかなり有能な部下だったと自負しています。

 また、私の学内政治における立場は、学生の利害を守ること、それが自分の利害と一致するということでぶれがありません。そして、利害を守る方法は、学生に情報を出来るだけ与え、学生が選択できる権利を持てるようにするとい方向です。その考え方は戸北先生も同じです。

 『学び合い』をやっているか否かで人は自分を判断しません。ようは仕事が出来て、周りの人の戦力になればいいのです。そして、子どものためというレベルで一致すればいい。

 もちろん、職場には一緒に仕事をしたくない人がいるでしょう。子どものためという考え方のレベルで一致しない人がいるでしょう。どうしたらいいでしょうか?それは、そういう人と折り合いをつけられる戸北先生みたいな人と繋がればいいのです。その人の影に隠れていればいいのです。そもそも、今の段階で『学び合い』を推進しようとするような人の中には人と折り合いをつけるのが嫌な人がいます(私のように)。だって、人と折り合いをつけることを第一優先する人だったら、そもそも『学び合い』なんかしません。だから、『学び合い』を実践していない人こそ、繋がるべきなのです。

 実は、子どもも同じです。全ての子どもが全ての子どもと繋がれるなんて不自然です。でも、繋がりを0にすることは折り合いをつけることではありません。どうすればいいか、自分と相性が悪い子とは、その子と繋がれる子と繋がればいいのです。それが無理のない折り合いの付け方です。

[]出版予定 19:00 出版予定 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 出版予定 - 西川純のメモ 出版予定 - 西川純のメモ のブックマークコメント

11月は出版する本はありませんが、12月と1月に出版される本に関して予告します。

12月に出る本は以下の三つです。

学陽書房 激変する大学受験

 私としては初めての保護者向け本です。保守的な学校を動かすには外圧が必要です。是非、出版したら保護者に紹介して下さい。アクティブ・ラーニングが他人事の教師は少なくありません。しかし、保護者にとっては我が事です。もちろん読む保護者は限られています。しかし、味方にすると頼もしく、敵にすると手強い保護者です。

明治図書 学び続ける教師になるためのガイドブック(プロジェクト編)

 上越教育大学教職大学院がどのように学校現場に関わっているかを紹介しています。理想的な学術と実践の往還の姿を紹介します。ゼミ生が執筆します。

東洋館 アクティブ・ラーニング時代のキャリア教育入門

 今後の社会においてはキャリア教育がもの凄く大事になります。キャリア教育によって子ども達の人生が決まると断言していいと思います。今後の雇用社会との関連しながらキャリア教育を説明しています。類書とは全く異次元のことを書いていると思います。

1月に出る本は以下の二つです。

明治図書 サバイバル・アクティブ・ラーニング入門

 既に出しているアクティブ・ラーニングはエリートとエリートを目指す子どものためにアクティブ・ラーニングを解説しています。この本は9割以上のその他の子どものためのアクティブ・ラーニングを解説しています。アクティブ・ラーニングとは子どもの生き死にを決めていることを書いています。かなりショッキングな内容ですが、事実です。実は、ちょっとでも統計データを見ている人ならばごくごく常識的なことばかりです。しかし、教師は知らなすぎます。だから、脳天気に「教材研究が大事だ」レベルの情報が駆け巡っています。厳しい現実を直視し、教え子の命を守って欲しいと願います。このレベルのことを知った上で、な~んちゃってアクティブ・ラーニングをする人は、子どもを殺していると同じです。

明治図書 アクティブ・ラーニング時代の教室ルールづくり入門

 中国史を見れば、最初は生活に苦しむ農民が蜂起します。しかし、それらは組織だっていないので正規軍によって潰されます。しかし、やがて旧体制においてのエリートが農民を指導すると革命は成功します。

中学校を参観すると、「危ういな」と思います。今は、成績下位層が教師に反抗しています。しかし、成績上位層が教師に反抗したら学校は対抗する術はありません。強面で子どもをコントロールできる時代は終わりです。これからは民主主義を理解し、かつ、教師より有効な教育ツールを持っている成績上位層を納得させることが出来る教師にならなければなりません。それを書きました。

 なお、その後も、続々と出版予定です。乞うご期待。

[]定義 12:31 定義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 定義 - 西川純のメモ 定義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は「教師のもっとも正しい定義は、「自分が出来ないことを人にやれと求める職業」だと思っている。もし、教師が自分の出来るレベルのことだけを求めたとしたら、どんど退化してしまうからね。あはははは」とゼミ生に言います。

 ふと気づきました。もう一つの定義がありました。

 「学校で得た知識・技能が額面通りに役立つ唯一の職業」

[]家畜 12:31 家畜 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 家畜 - 西川純のメモ 家畜 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 家畜とは人間のために特定の形質に特殊化されています。そのため自然状態での生存は困難になります。家畜化が進み特殊化が進めば、自然状態では生き残れません。もし、その家畜に価値がなくなったら育てなくなります。殺処分にすることはないでしょう。もしかしたら野山に離すかもしれません。しかし、生き残れないでしょう。家畜には生きる権利はあるかもしれません、しかし生かされる義務を負っている人はいないのです。

 研究者も特殊化が進んでいます。しかし、その研究者の研究が価値を失えば上記と同じです。研究者が研究する権利はありますが、研究者が研究できるようにする義務を社会は負っていないのです。そのことを理解できない大学人は少なくないですね。自らの研究のマーケティングが出来れば、自らの研究の命脈を伸ばすことが出来るのに。残念です。

 大学の昇進に全く関係ないことを十分に理解していましたが、1999年に単著の教師用図書を出版しました。教科教育学という学問は究めて脆弱な学問です。何故ならば、その根拠は「教育職員免許法施行規則」という省令(つまり、国会審議が必要なく文科省がなんとでも決められる規則)の別表から「教科教育法に関する科目」が消えた瞬間に無くなる学問なのです。学内政治に関わり始め、そのことに気づいたときは愕然としました。

 1999年当時の私はあと三十年弱は働かなければなりません。身を守るためには、学術の業績以外に自らを必要とするユーザーが必要であることを感じました。その直感は正しかったと思います。

15/11/06(金)

[]比較 21:12 比較 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 比較 - 西川純のメモ 比較 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は「教材研究は不要」と書くことがあります。しかし、「教材研究は無意味だ」ということを言いたいわけではありません。本当の気持ちは「教材研究はもの凄く大変だ」ということです。大学教師となって1単元分の教材研究を十年、二十年かけてやるのだったら出来るでしょう。しかし、様々な仕事をこなさなければならない教師がやれるレベルの教材研究だったら無意味だと言いたいのです。

 考えてみて下さい。教育実習中の学生が、教材研究のことを云々したらどう思いますか?

 私は「『学び合い』の方が簡単だ」と書くことがあります。しかし、「『学び合い』が簡単だ」とは書いていないと思います。書いていたとしても、その真意は「方が簡単だ」という意味です。

 従来型の授業はもの凄く難しいのです。だって、義務教育だったら東京大学に進学するかもしれない子どもがいる一方、知的な障害が強く疑われる子どもが分かる説明をしなければなりません。世の中に万人に受け入れられ、長く生き残る芸人が殆どいないのに、ネタを覚えたぐらいでクラス全員の子どもが引きつけられる授業が出来分けがありません。従来型の授業をするのだったら「簡単」です。しかし、全員に学びを成立させるとしたならば難しい。簡単に言えば不可能です。

 一方、『学び合い』も難しい。まず、自分の意識改革が必要です。そして、周りの無理解に対して説明しなければならない。これは簡単ではありません。しかし、不可能ではありません。『学び合い』では教師の願いを、ちゃんと説明しなければなりません。これは簡単ではありません。しかし、不可能ではありません。

 従来型の授業は不可能で、『学び合い』は困難なのです。だから、「『学び合い』の方が簡単だ」と主張しています。

 大きな職場だったら一定数は「なんで、あんな教師になったの?」という人がいます。だって、一職種としては教師が最も人数が多い。嫌な言い方ですが、ピンからキリまでいます。その教師の下に子どもがいます。家庭に戻れば家族がいます。その教師が戦力外になれば同僚は大変です。だから、何が何でも授業らしき形に持って行かねばなりません。

 さて、世の中でその教師が従来型の授業で、授業らしき形に持って行ける自信のある方はおられますか?『学び合い』は「一人も見捨てない」という覚悟があれば出来ます。そして、最低限のテクニックは1冊程度に凝縮できます。

 ちなみに、小中高の全ての教科の全単元の指導テクニックを「『学び合い』ステップアップ」(学陽書房)や「『学び合い』を成功させる教師の言葉がけ」(東洋館)レベルに凝縮することが出来ますか?いや、かつてそんな本がありましたか?無いですよね。

さて、どちらが簡単かは自明ですね。

繰り返しますが、もし子どもが静かにしてくれるならば、授業らしきものを成り立たせるのだったら従来型の授業の方が圧倒的に楽です。でも、これからの授業、賢い子が反乱します。だって、教師の授業より圧倒的に分かりやすい授業がネットで公開されているのです。裏でクラスメートを扇動し学級崩壊させたほうが勉強になります。そんな時代になるのです。ま、そうならない限り、私の言っていることは夢物語にしか思えないでしょうが。

追伸 当たり前のことですが、従来型授業で結果を出せる人は『学び合い』でも結果を出せるます。逆に言えば、『学び合い』で結果を出せる人は、従来型授業でも結果を出せます。何故ならば、教育で結果を出せる人は、学修者がやる気を出せるようにする人です。学取捨が学習する気になるか否かは、その人の細かいテクニックではなく、教育観の問題です。従来型はそれを間接的に対峙します。ところが『学び合い』はそこで勝負しているので直接的に対峙します。だから、辛い。でも、成長が早い。

[]国語教育 19:36 国語教育 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 国語教育 - 西川純のメモ 国語教育 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教育科学国語教育の12月号に『学び合い』の特集があります。お誘いします。

[]解決策 10:06 解決策 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 解決策 - 西川純のメモ 解決策 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』はものすごくシンプルな理論です。だから、それに基づく授業で起こるであろうことの一般性は高い。だから、起こるべき失敗は起こり尽くしています。そして、それに対してもがいて解決した人がいます。私はその人達から得た知識を整理し、本にしています。偉いな~っと思います。

 私は整理し、理論と繋げることをやっていますが、現実の問題に直面しもがいている人を心から尊敬します。『学び合い』が目指していることを理解できるから踏ん張れる。単に、「勉強が分かる」、「楽になる」、「みんなが仲良くなる」程度であれば、直ぐにへたってしまう。

[]陶冶価値 10:06 陶冶価値 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 陶冶価値 - 西川純のメモ 陶冶価値 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日の高校教育に関する私のメモに対して、「小学校で、音楽専科をしているものです。このような想像を広げるとき、音楽や図工、美術などの教科がどうなるのか、正直全く想像がつきません。職能につながる音楽科…。うーん。やっぱり必要なくなるのですかね。」というコメントをいただきました。とても大事なことだと思ったので、ここに書きます。

 まず、結論から言えば、今ある教科が大人になってから役に立つかと言えば、どの教科も役に立ちません。少なくとも万人が学ばなければならないという教科は何もありません。これは現在大人である保護者を対象としたアンケートの結果です。実は、同様な調査を教師にやりましたが結果は同じです。つまり、大人も教師も、学校で学ぶことは必須ではないことを知っています。

 私はそれはそれに関連する職業に就く場合も同じように思います。他は分かりませんが、少なくとも高校生物や物理や数学は大学で学ぶ生物学や物理学や数学とは似て非なるものです。あれを学ぶと大学での学習に役に立つのかと言われれば、「まあ、役に立つかな?」程度です。大学での学びに繋げようとするならば、大学で学ぶ生物学、物理学、数学を高校から学ぶべきだと思います。

 音楽の先生は役立つかを心配されていますが、ご安心あれ、全教科とも役に立ちません。

 では、いわゆる5教科と音楽との違いはどこにあるかといえば、入試に出されるか否かではないでしょうか?しかし、私が高校教育の妄想を書いた社会においては、5教科の入試知識を必要とする子どもはごく1部になります。だって、大学に進学することのメリットがないことが一般的になった社会のことを書いているのですから。

 そのような社会においては、その教科を学ぶ意義を教師は子どもに語らなければならないのです。音楽は以前からやっていましたが、5教科においても「入試に出るぞ」という理屈以外の説明を出来なければならないのです。

 音楽には音楽だからこそ学べることがあります。そのポイントは、誰に対して、何を達成したいかなのです。

 私の知っている最高の音楽の課題は卒業式での歌の課題です。それは「卒業生・保護者全員を泣かせるような歌を歌おう」です。とてもチャーミングでしょ。多くの音楽の先生が、このレベルの課題を考えられたら音楽は安泰です。

追伸 詳細は「子どもが夢中になる課題づくり入門」(明治図書)をご覧下さい。と宣伝する。

[]知的好奇心 07:19 知的好奇心 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 知的好奇心 - 西川純のメモ 知的好奇心 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は子ども達が餓死・孤独死することを本気で恐れています。今後の社会では今より遙かに多くなるでしょう。そのため学ぶことの意味よりもそれを強調します。しかし、学ぶことの意味自体を否定しているわけではありません。

 理系なので、直ぐに見積もりをしてしまいます。いわゆる第0近似、フェルミ推定をします。

 何らかのことに興味を持ち、特定のことを聞くと蘊蓄を語れる人は多いと思います。その中には、ワイドショウから情報を仕入れた芸能人情報に通じているというものも含まれます。これだったら人間の殆どのように思います。

 ただ、各人が持っている興味・関心は多種多様です。学校が扱っているものに興味を持つ割合は低いと思います。

 さて、第一の判断ですが、学校で扱っているものに興味を持つことと芸能人情報に尊卑があるか?です。私は尊卑があるとは思えません。人の興味は様々であっていいと思います。物理の教師が物理の楽しみを教えたいと思うのは自然ですが、それはヘビメタ好きの人が私にヘビメタの素晴らしさを教えたいと思うのと同じです。

 日本人同士がコミュニケーションを成立させるためには一定の知識・技能が必要です。例えば日本語は必要でしょう。しかし、日本語は使えるべきだと思いますが、日本語に知的な興味関心を持つ必要は無いと思います。

 つまり、人は知的な興味関心を持つべきだし、特段に何もしなくても何らかのものに興味関心を持つと思うのです。

 仮に十歩譲って、自分の教科で教えているものに興味関心を持たせることは大事だとします。それはやろうと思えば実現可能です。人が何に興味関心を持つかに最も影響するのは自分の属する集団が何に興味関心を持つかです。だから、集団をコントロールすれば、自分の教科に興味関心を持たせることは可能です。

 しかし、それがいいことかどうか悩みます。かつて私は大学で初等理科教育法という全学必修の科目を担当しました。そこでは学生さんが発表する科目です。私はありとあらゆる手を使って学生さんがそちらに向かうように集団を動かしました。結果として、大多数の学生さんが他の授業を休んでもその準備をするようになってしまったのです。若かった私はそれを誇っていました。しかし、やはり不健全です。

 いろいろ書きましたが、私の結論です。

 教師自身が知的な興味関心を持ち続けることは大事です。そうすれば、巧まずとも、それにフィットする少数の子はそれを受け取り、自らの意志でそれを深めるでしょう。

15/11/05(木)

[]高校 19:54 高校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高校 - 西川純のメモ 高校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ある高校の先生から今後の高校はどうなるかを聞かれたので、私なりの想像を巡らしました。

 いわゆるアカデミズムを目指す大学はごく一部になるでしょう。残りの半数はジョブ型に移行し、半数は潰れるでしょう。一部は高等専門学校もしくは専門学校に実質的な移行があるかもしれません。いずれにせよ大学は縮小します。

 ジョブ型大学も専門学校も企業も即戦力を求めるようになるでしょう。終身雇用終焉の当然の帰結です。そうなれば、大多数の普通科高校が不要になってしまいます。今後は欧州のように職業科高校が増えるでしょう。

 じゃあ、どんな職業科高校が望ましいか?

 日本で唯一の学科を設け、日本全国から生徒を集めるという戦略の学校はあります。しかし、それはごくわずかでしょう。高校生の頃から親元を離れることを望む子どもも保護者はそうはいないと思うからで。

 通学圏内に複数の職業科高校が乱立するようになります。さて、各学校の差別化はどのようにしたらいいでしょうか?偏差値ではありません。何故なら、高校生が望んでいる就職に繋がらなくなるからです。私は地元企業との連携だと思います。話が前後しますが、職業科高校が増えても、職業科の教師が増えるとは思いません。感情的なおしかりを覚悟で言うと、高校物理が大学の物理と似て非なるもののように、職業科で学ぶものと企業の仕事は似て非なるものです。だから、職業科の授業を充実させても必ずしも即戦力にならないと思います。では、どうするか、ドイツのデュアルシステムに移行すべきです。

 例えば、週のうち2日間は地元の企業で実習をします。そして3日間は学校での勉強をするのです。もし、地元企業で役に立たないことを学校でやっているならば、企業の協力を得られません。だから、学校での教育は地元企業を意識した教育をします。それは職業教育ばかりではなく、国語・社会・理科・数学・英語もです。

 法的縛りがあるのは教師用指導書ではなく学習指導要領なのです。あの文章を読めば、自由度が高いことが分かるはずです。いくらでも地元企業も納得する国語・社会・理科・数学・英語は可能です。実習での姿が認められれば、そのまま就職です。

 つまり職業高校の差別化は、どれだけ優良な企業と連携できているかで決まるのです。そのような関係を結ぶためには、その企業が求める教育を行うと共に、その職業科の教師が地元企業と連携して商品開発をする役割を担うべきなのです。

 という妄想をしています。とその高校の先生に話しました。

追伸 書き終わって感じるのは、「俺の元々の専門は理科教育学なのに、いつの間にこんなこと考えるようになってしまったんだろう~」ということです。

15/11/04(水)

[]ピンチ 19:44 ピンチ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ピンチ - 西川純のメモ ピンチ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 あと少しで大量退職時代が来ます。それをピンチと考えることも出来ます(http://senseicampus.com/news/857)。しかし、チャンスととらえることも出来ます。どうせ起こることだったら、後者に考えましょう。

 若い人がベテランの価値観に縛られなくなります。

[]組織 19:44 組織 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 組織 - 西川純のメモ 組織 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 組織においては合意形成が必要です。ただ、全員の合意形成を求めたら、出される結論は現状維持以外ありえません。

 民主国家のリーダーは合意を大事にすると言います。言わねばなりません。

 でも、賢いリーダーは多くの人の意見を聞いて無視します。

 愚かなリーダーは多くの人の意見を聞いてそれに従います。

 後者のリーダーの管下においては、みんな同時に沈みます。だから、死ぬ直前まで気づきません。ま、気づいている人は、さっさと自分の身を守る算段をします。

 中ぐらいのリーダーは沈みそうになっていることが一定のメンバーが分かる頃に、さっさと自分の身を守る算段をしている人にすがります。そしてさっさと自分の身を守る算段をしている人は、救ってあげる代わりに多くのものを要求します。

 私は、常にそれによって有利に人生を過ごしています。

 だから、ニヤニヤしています。暴落する株、暴騰する株が見えるのですから。

追伸 どこかで議論されている方々は、自分がキーパーソンだと思っている。しかし、そこで何が決まろうと、何が決まらなくても大勢は変わらないのに。

 おそらく某会議に出席するお偉方はつるし上げを受けるだろうな。そうなって初めて、理解するのかな?

15/11/03(火)

[]評価 21:35 評価 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価 - 西川純のメモ 評価 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 地方大学は地方のエリートを養成しなければなりません。しかし、それ様の講義をどれだけやっているでしょうか?

 教員養成系大学は授業の出来る教師を養成しなければなりません。しかし、それ様の講義をどれだけやっているでしょうか?

 やっていますが、小中高の「言語活動の重視」と同レベルです。論理は同じです。基礎的・基本的なものが大事、だから、まず基礎的・基本的なものを押さえる。応用はその後。しかし、基礎的・基本的なものばかりになり、応用は申し訳程度。

 結局は応用を教えられないから、何故なら自分が教えてもらっていないから。だから、基礎的・基本的が大事と連呼する。応用から入り、それによって必要な基礎・基本が分かり、応用と基礎・基本を相互に連関させながら学ぶ、そんなことは可能です。就職してからの学びは全てそれです。その方がホモサピエンスの自然な学び方です。学校教育でも、少なくとも大学の研究室ではその様に学びます。何故なら、大学の研究室は知を生産しなければなりません。だから就職後の自然な学びにならざるを得ない。学びのための学びになってしまう。

 この現状を変えるにはどうしたらいいか?

 大学の教員評価システムを変えることです。例えば、地方大学の場合は地元の企業、公共団体における委員が教授昇任の必須要件にしたら劇的に変わるでしょう。ゼミ生が地元企業にどれだけ就職するかで研究費を大幅に変えることもあります。

 同様に教員養成系大学の場合は、教員向けの図書を発行し、それが2刷り以上になることを教科専門においても教授昇任の必須要件にしたら劇的に変わるでしょう。ゼミ生が教員にどれだけ就職するかで研究費を大幅に変えることもありえます。

 当然、「そんなところに勤められるか」と出る人はいるでしょう。でも、上記にフィットする人が地方大学、教員養成系大学に残ります。ま、上記のようなことを大学自身が自主的にやるとは思えません。お上が上記で評価しない限り変わらないでしょう。

 従って、地方エリートや実践的教員の養成が組織的に行われず、意識的な教員の全員に頼ってしまいます。

追伸 私は上越教育大学の最年少記録で教授に昇任しました。その際、評価対象となったのは学術論文や学会賞のみです。教員向けの図書や雑誌論文、講演は「全く」評価の対象となっていません。履歴書にそれは書かれますが、「頑張っているね」と言われる程度で、昇任を決めるのは学術研究のみです。だから、学術研究だけをする教員養成系大学の教員がいるのは当然です。それが評価システムにフィットした生き方ですから。

[]業績 21:35 業績 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 業績 - 西川純のメモ 業績 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 論文を書けない研究者(?)が大学にいます。話すと、学識の深さを感じる人もいます。でも、業績がない。何故か?

 この年になると分かります。その人はインプットするのが好きなのです。映画ファンの圧倒的大多数は映画を楽しみますが、映画を作ろうと思って見る人はません。学問は理解するのは大変ですが、ある程度分かると面白くなります。私の数学・物理はそんな感じでした。きら星のごとき天才が明らかにしたことを追体験すると、自分が天才になったように思えます。その天才をフォローするだけでも人生は短すぎる。だから、それを鑑賞するだけで楽しいし、そして、人生を埋めるだけの時間はある。

 昔の大学はのんきでした。知を生産せず、知をフォローするだけでもいきられたのだと思います。でも、旧帝国大学の人でもそんな生き方を許す余裕はない。

 文系廃止でいきり立っている方の主張は知の生産者の香りはしないのです。知の生産者だったら、文科省が何を言ってもせせら笑えます。だって、自分の知の生産を必要としている人が多方面にいることを知っているから。だから文科省が何を言っても自分は大丈夫と思っているから冷静に分析できる。そして、自分の方向性は攻撃の対象では無いと思っているから。攻撃の対象は誰かかがわかり、その攻撃は致し方ないと思っているから。

15/11/02(月)

[]誰が悪いの? 21:15 誰が悪いの? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誰が悪いの? - 西川純のメモ 誰が悪いの? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子には各種統計データを示しながら、私が講演で話すような今後の社会のことを教えています。息子が生きる社会は勝ち組と負け組が極端に違います。いわゆる、中の上という意識を持てる人が少ない不健全な社会です。

 説明した後に息子は「誰が悪いの?」と聞きました。

 結局、今の若い人が苦しんでいる理由は、日本が少子高齢化社会になったからです。そして、先進国の勝負の仕方を学ばずに、発展途上国のトップを走っているのが先進国だと誤解している国だったからです(今の韓国、中国が同じです)。

 息子から「誰が悪いの?」と聞かれてまず思いつくのは自分です。我が家は息子一人です。少子化の原因です。が、私の生活にそうなるであろう状況は、私の上の世代が作り上げました。でも、その人の世代の人に聞けば、上の世代に原因を求めるでしょう。その人の世代に・・・・。終わりがありません。

 ようは全員が「犯人」なのです。私の世代より若い40台、30台の人は我々以上を「犯人」と言うことは出来ます。しかし、自身は20台、10台の人たちに対しては「共犯」なのです。

 どうしたらいいのか?100歳、90歳の人を含めて、もちろん56歳の私も含めて、そして40台、30代の人を含めて、そして二十代の人を含めて、そしてそして、今10台の人も含めて、みんなが何かをすべきなのです。

 何をすべきか?

 私の考えていることです。

 高学歴、高偏差値が幸せを約束するという誤ったモデルを壊すこと。

 地元の生活の喜びを知るべきです。

 地元で「腕」で勝負すべきです。

 その「腕」の商品価値を生みだす、地元エリートを生みだすべきです。

 伴侶は中学校、高校で見付けるべきです。

 子育ては夫の家族、妻の家族のチームプレーにすべきです。

 こんな幸せモデルを小学校、中学校、高校で学ぶべきなのです。

 私の勝負所はあと5年でしょう。あとは隠居生活をしたい。

 でも、上記のことが分かる人を増やしたい。

 それが息子の問いに対する私の応えになると思います。

追伸 今動かない人は子どもを不幸にする「共犯」だと思います。まあ、分からないと思います。何故なら、その人たちの視野は、その日の授業で終わっていて、30年後、40年後、即ち、自分が老後もしくは鬼籍に入る頃は考えていませんから。私は目を閉じるとき、私が目にしえない家族・社会の幸せを妄想したい。それが人の幸せな死に方のように思います。

15/11/01(日)

[]謎 21:29 謎 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 謎 - 西川純のメモ 謎 - 西川純のメモ のブックマークコメント

ビルゲイツ ハーバード大学中退

エリザベス・ホルムズ スタンフォード大学中退

マーク・ザッカーバーグ ハーバード大学中退

 なんで名だたる大学を中退する勇気があるのかな。まあ、在学しながらやる手もあるのに、と思っていました。

 息子の将来を考えているうちに分かりました。

 アメリカはエリートの大学を卒業しても「大丈夫」という社会ではないからです。そして、日本も今からそうなる。

 ということは、今後は超天才が起業してくれるかも。

 でも懸念があります。エリート公務員の制度があると、超優秀な人材が公務員に就職します。終身雇用が崩れる未来は、それが極端になるかも。そして、旧共産主義国家のような官僚国家になるかも。

 どっちに転ぶのだろう。

[]現実 10:07 現実 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 現実 - 西川純のメモ 現実 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、文部科学省の奥の院で、学習指導要領や大学入試改革に関して政治闘争が行われ、戯言が入り乱れています。

 かってにやってろ、これは「そんなのは無理」、「現場が混乱する」、「現実から遊離している」という戯言を言っている方々への私の気持ちです。(下品ですが)日本社会の現実から遊離しているのはそう言っている人達です。

 多少は心乱されますが、直ぐに収まります。何故ならば、そこで何を決めても、何を決めなくても、日本社会の現状は変わりません。そのことを分かっている大学もやるべきものは決まっています。そのことを分かっている私立校もやるべきものは決まっています。

 しかし、可哀想なのは現状を理解していない教師の指導下にいる子ども達です。その子のために、戯言入り乱れる政治闘争で頑張っている方々にエールを送ります。

http://zuuonline.com/archives/82730

[]妄想 09:53 妄想 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 妄想 - 西川純のメモ 妄想 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 色々な断片が私の頭の中でジグソーのピースのように繋がります。ま、妄想のようなものです。

 小中高の先生方は知らないこと。そして、教員養成系大学の教員であっても、殆どの人が意識したこともないことを書きます。

 教員免許を取られた方だったら、一定の単位を取らなければ教員免許を取れないことは知っていますよね。どの単位を何単位取らねばならないかは「教育職員免許法施行規則」に定めがあります。ものすごい細かく決まっています。しかし、この規則は「ザル」なのです。

 なにしろ例えば「物理学」を何単位とらねばならないかは決まっていますが、「物理学」で何を教えなければならないかは決まっていないのです。文科省がチェックするのは単位のタイトルなのです。そして、その基準も感覚的で「物理」が含まれていてあまりにも変でないかぎりOKです。「基礎物理」、「物理基礎」はOKでしょう。「もののことわり」では駄目かも知れません。「物理の基礎だよ~ん」は駄目かもしれません。なお、実践的物理学だと教科科目ではなく教職科目と紛らわしいと指導されるでしょう。

 しかし、何を教えるかは決まっていません。特に、教科科目はフリーパスです。教える人の資格もチェックされないのです。馬鹿馬鹿しいですよね。だから、教科専門の人が学内事情で教科教育学を担当することになったのですが、教科専門の科目と同じ授業をしたという猛者もいます。

 こんな状態がいいとは文科省は思ってはいません。しかし、官僚は法の中でしか動けません。だから、色々と考えます。

 例えば、最近「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について」(教員養成部会 答申素案)が発表されました。この種の公文書を読む場合、美辞麗句はすっ飛ばして、言い切っているところだけを拾い読みすると本質が見えてきます。つまり文章の9割以上は1割を見えにくくするためあると言っていいでしょう。少なくとも実際の行政担当者はそうだと思います。そうするとニヤニヤするような言葉がいくつも見つかります。

 その中に『「教科に関する科目」と「教科の指導法」について、学校種ごとの教職課程の特性を踏まえつつも、大学によって、例え、両者を統合する科目や教科の内容及び構成に関する科目など意欲的な取組を実施可能とするよう、「教科に関する科目」と「教職に関する科目」等の科目区分を撤廃することとする。』という文章があります。先に述べたようなことを知っている私は、「あ~。教科科目に対して縛りを入れるのだろうな」と妄想してしまうのです。

 また、文科省が教員採用試験の共通問題作成をするというニュースが出ました。「国家にとって都合のよい教員を採用しようとしている」という反応があります。しかし、私には「国家にとって都合のよい教員」か否かを判別する試験問題を思いつきません。ま、笑い話的な問題(例えば、自民党の憲法改正案をそらんじていないと解けない問題に出す)はあり得ますが、そんな露骨な問題は出さないでしょう。官僚が絶対に止めます。

 じゃあ何のためにそんなことするのでしょうか?

 表の理由は、都道府県教育委員会の出題負担を減らすためにというものです。しかし、かつて、都道府県別にやっていたことを共通化して負担を減らそうというようなことを文科省がやったことを知りません。もし、そんなことをやるのだったら、まずは同じような調査を国、都道府県、市でばらばらとやることを統合することを先にやった方が現場負担は軽減します。

 さて、話を戻します。じゃあ、何を狙っているか?

 医学部のカリキュラムは医師免許試験によって実質的にコントロールされています。何はともかく、医学部を卒業しても医師免許がとれなければどうしようもないですから。同じように教員免許の国家試験を導入すれば、教員養成の内容に踏み込むことが出来ます。ところが、そうすると開放教員養成の原則に反してしまいます。だから、採用試験の共通問題でコントロールするのだと思っています。

じゃあ、それをどう思うか。

 大学の科目は教員の良識に任されています。概ね、それで良いと思います。しかし、最低限の公的な縛りは必要だと思います。少なくとも科目名だけしか縛っていないのでは質は保証出来ません。本来は大学の自治で解決すべきなのですが、村社会で何も言えないのが現状です。外圧はある程度は必要です。

 ま、うがった妄想に過ぎません。

takami_swctakami_swc2015/11/03 20:20官僚制独裁国家になるのだと思います。現在でもそうだと思います。心配しすぎならいいのですが。

jun24kawajun24kawa2015/11/03 21:47我々が何もしなければ、そうでしょう。
大丈夫、今の圧力団体は経済・産業界ですから。