西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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15/10/20(火)

[]学校 21:56 学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学校 - 西川純のメモ 学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』のセオリー通りにゼミ生集団が凄くなっています。セオリーを理解している私ですが、凄いな~っと思います。ゼミ生で学校を創ったら、もの凄い学校になります。

 さて、2ヶ月後に何を生み出しているか。楽しみです。

[]達成すべきこと 21:53 達成すべきこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 達成すべきこと - 西川純のメモ 達成すべきこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アクティブ・ラーニングを推進しようとすると、「全部の授業をアクティブ・ラーニングにしろとは決まっていない」ということを言う人はいます。それに関して書きます。

 私の本で何度も書きましたが、アクティブ・ラーニングの明確な定義は、「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れ た教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査 学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク 等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。」です。

 さて、これを読めば、方法はなんでもありであることは明確です。

 でも、最も大事なのは達成すべき能力なのです。それは「認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力」なのです。実は、この能力は総合的な学習の時間、言語活動の重視、で求めていた能力と基本的に同じです。簡単に言えば、「あなたが同僚として欲しい人」なのです。

 さて、あなたの同僚の中に首をかしげる人がいますよね。その人が同僚として望ましい人になるにはどれぐらいのトレーニングが必要ですか?1校時では無理ですね。10校時では大丈夫ですか?100校時ですか?

 おそらく、あなたの応えは継続的な数年、十数年ではないでしょうか?

 でしょ?

 つまり、「認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力」を育てるには時間がかかるのです。「全部の授業をアクティブ・ラーニングにしろとは決まっていない」という人は「アクティブ・ラーニングをやればいいんでしょ」でストップしています。でも、「認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力」を達成しようとは思っていません。

 ジグソー法という方法があります。アクティブ・ラーニングの方法の一つです。私はそれで学術論文を書いたことがあります。だから知っています。知っているから断言できます。ありゃ、使える単元はごくわずかです。ジグソー法が出来る単元は、並列した作業に分解できる単元のみです。そんなのはごくわずかです。さらに言えば、その様な準備をするのには手間がかかります。だから、年間に数回しか出来ません。だから、「アクティブ・ラーニングをやればいいんでしょ」ならOKです。でも、「認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力」を達成は出来ません。

先に述べたように、この能力は総合的な学習の時間、言語活動の重視、で求めていた能力と基本的に同じです。でも、「じゃあ、どうすればいいの?」というものに応えられるモデルがなかった。でも、『学び合い』なら出来ます。そして、私の本が売れることによって、それが可能であることを知る人が増えました。

「認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力」を達成するには年間を通して、そして十数年を通して一貫したものでなければなりません。色々なゴチャゴチャでは子どもは混乱します。学校段階、教科、それを横断できる理論があり、実践が必要です。

 不遜ながら申します。『学び合い』はそれを可能にしています。