西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

15/10/10(土)

[]無礼なメール 22:13 無礼なメール - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 無礼なメール - 西川純のメモ 無礼なメール - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は毎日膨大なお悩みメールを受けて、それらに対して返信をします。その中で無礼で、不誠実なメールを受けます。代表的な例です。

 第一に、自己紹介しない。自らの名前や所属を明らかにしないメールです。私にそれを明らかにしないのは、私に対する信頼がないからです。ま、それよりも常識に欠けるのでしょう。だから、大抵は以下の特徴を伴っています。

 第二に、連続するメールを送る際、前のメールを当然私が覚えていることを前提としています。その方には私は一人かもしれませんが、私にとってはワンノブゼムなのです。私のゼミに所属して2年間苦楽を共にした人、『学び合い』の会で一緒に頑張った人ならば個人と個人の関係があります。しかし、メールだけの関係なのに、個人関係があると思うのが変だと思います。

 第三に、私が誠実に返信しているのに、それに対して「ありがとうございました」の一言がありません。だいぶ期間があってから、その人が必要だったときに、いきなりメールが来ます。「おはようございます」と言われたら、「おはようございます」と応えるのが当たり前だと思います。が、それがありません。

 色々なお悩みメールが来ると、私は誠実な対応をしようと思います。しかし、上記のような人からのお悩みメールが来ると、「基本的な礼儀が分かっていないから問題が起こるのだよな~」と思います。ま、書きませんが。

追伸 「私ではありませんか?」という問い合わせは不必要です。そんなことを心配する人は、上記のようなことはしません。上記のことをする人は、自分のことしか考えません。だから、そのような人は普段からこのメモを読むことはしません。問い合わせはしないでね。

[]WOM 21:53 WOM - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - WOM - 西川純のメモ WOM - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ROM(Read Only Member)という言葉がネットであります。情報発信をせず、情報受信のみの人です。

 一方、私はWON(Write Only Member)です。つまり、情報発信はしますが、情報受信を積極的に発信しません。

 今から三十年前に教師になったとき、自らに課したことがあります。それは、公平であれ、です。教師として目の前にいる子どもたちを知れば知るほど、一人一人が必死に生きていることを感じます。その全てに応えたいと思います。が、そんなのは無理です。しかし、出来るだけそれをしなければならないと思いました。だから、公平であろうと思いました。しかし、教師も人の子です。相性の合う子もいれば、そうで無い子もいます。いや、嫌いな子もいます。そして、物理的に関わる時間の多い子もいれば、少ない子もいます。その中で公平であらねばと思うならば、関わる子に対し全てに濃密な関係を結ぶより、濃密な関係を出来るだけ制限し、疎遠な関係を意識的に補うべきと思いました。私が高校教師であったとき、子どもの名表を教卓に置き、「おい」とか「や~」レベルでも何か一言でも子どもに声をかけることを自らに課しました。そして、その度に名表にチェックをしました。その結果分かったのは、「おい」とか「や~」レベルであっても、全ての子どもにそれをやることはとても大変であることです。そして、なおさら、関わる子に対し全てに濃密な関係を結ぶより、濃密な関係を出来るだけ制限し、疎遠な関係を意識的に補うべきと思いました。

 私はFBで1400人の人と繋がっています。もう一つのブログには毎日、三千ヒットがあります。だから、WON(Write Only Member)にならざるを得ないのです。私は決して公平な人間ではありません。その自覚があるから、自らにルールを課す必要があるのです。

 冷たいと思うかもしれませんが、数千人の方々に公平であることを自らの課していることをご理解下さい。

追伸 上越までおいでいただけるほどの、時間とお金を投資していただければ、それに見合ったことはします。また、メールに対しては、不誠実な対応をしたことは一度もありません。かなり不誠実で、無礼な人に対しても、我慢して対応しています。

[]素直 10:44 素直 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 素直 - 西川純のメモ 素直 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何故、素直な子が伸びるか?理由があります。

物事を学ぶ段階には守破離というものがあります。まずは守の段階が必要です。我流ではなく、先人の見いだした型を素直になぞる段階です。この段階で我流を出せば学ぶことは出来ません。

最初から先人の見いだしたものを乗り越えられる人はいますが、ま、ごく希です。凡夫は先人の見いだしたものに従うべきです。これが素直な人が伸びて、素直じゃない人が伸びない理由です。

 素直なだけで自ら考えない人は守の段階で止まります。ま、それでも素直じゃなく、守の段階にも至らない人よりは遙かに優れています。しかし、その段階を超えるためには自らの頭で考えなければなりません。ただし、守っていたことに反発し、それを破ることが目的では守で獲得した能力も変質し、ダメになります。自分の頭で考えると、型がきつくなる、だから破ります。しかし、自らの型を創り上げてみると、実は守で大事にしていたことの意味が分かる。それが離です。先人が生み出した型も、自らが生み出した型もどちらも意識せず、守で大事にしていた考えに基づき、行動することが出来ます。

 『学び合い』は考え方だと繰り返します。一人も見捨てたくないという願いと、それを実現するための学校観、子ども観です。3つとも書けば1行で収まるものです。しかし、それは古典物理学がF=mαという至極単純な式を3次元に拡張し、微分、積分すれば古典物理学の公式がほとんど導かれると同様に上記の願いと考え方は強力なのです。

 残念ながら、『学び合い』のコアの部分を考え方ではなく、教え方だと考えてしまうと離の段階で本当に『学び合い』ではなくなります。つまり、一人も見捨てたくないという部分が弱くなってしまいます。

 しかし、今の段階でそれを全ての人に求めても無理です。文化は人の間にあるものですから。分かってくれる人を増やさねば。でも、一定数は必ず必要です。広げること、深めること、両方とも必要です。

追伸 色々な人のブログを読んでいると、色々な人がどの段階に至っているか分かります。『学び合い』を方法としてとらえ、不必要に反発する人もいます。しかし、私は何も言いません。分かる人はいつか分かりますから。

[]合わない 10:44 合わない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 合わない - 西川純のメモ 合わない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「『学び合い』に合わない子もいます。だから、『学び合い』は万能ではありません」という方がおられます。その度に、「その方は『学び合い』を教授方法としてとらえているんだろうな」と思います。つまり、「一人も見捨てたくない」という願いで『学び合い』をとらえていないということです。

 『学び合い』に合わない子がいることは、人様から言われなくても知っています。だって、私がそうですから。だから、私は小中学校で友だちがいなかったのです。私の一番嫌いな教師の言葉は「好きなもの同士で集まって」という言葉です。

 でも、そのような子どもは大人になります。では、「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決すること」(『学び合い』の学校観)が出来ないままで、その子は大人社会で生きていけるでしょうか?その問いかけが無く、その日の授業のことしか考えられないから「『学び合い』に合わない子もいます。だから、『学び合い』は万能ではありません」と言うのです。

 だから、何が何でも大人社会に巣立つ前に「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決すること」が出来るようにしなければなりません。それを組織的に学ぶ場は学校です。

 でも、自閉症のようにそのようなことが極端に不得意な子がいます。しかし、私の知る限りにおいて普通学校に通える子どもだったら、その子の扱い方を知っている仲間は創れます。そして、そのような仲間集団の中では、皆、見捨てられません。

 このあたりを理解する人を増やすためには、とりあえず入門段階を超えて、子ども達集団がどれほどのことが出来るかを経験しないと実感がわかないと思います。

 ということで、今日も本のゲラをチェックし、新しい本の原稿を書いています。