西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

15/10/31(土)

[]コスト意識 15:54 コスト意識 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - コスト意識 - 西川純のメモ コスト意識 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 桂米朝の落語に中に、「銭使いが細かくて、丁稚使いが荒い。銭は使えば無くなるが、丁稚は使っても無くならないから」というような丁稚の愚痴がよく出ます。

 事務量を減らす方法は簡単です。教育委員会が書類作成を求めるごとに、アウトソーシングした場合の単価に基づき手当を出せばいいのです。その書類がいかに大事かを、お金に換算して議会で議論してもらえばいい。

[]原因 15:43 原因 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 原因 - 西川純のメモ 原因 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 事務職の充実は大事なことだと思います。

 http://www.sankei.com/politics/news/151030/plt1510300031-n1.html

 でも、事務職を充実しても、教員を充実しても、それらがへとへとになるまで事務量が増えてしまうでしょうね。公務員とはそういうものです。

 「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」というパーキンソンの法則があります。役人は部下が増えることを望み、そのために仕事を作るのです。

 ですので、そもそも事務量を減らすという方策の方が本質的だと思います。

[]生きる 15:26 生きる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 生きる - 西川純のメモ 生きる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教育は職業教育では無い。

 大学は学問を追究するところ。

 そういうことを言う方の善意は分かる。しかし、ムカムカする気持ちもある。

 「あなたは、苦しんでいる人にそれを言えるのか?」と。

 きっとそういう人は幸せな人生を送り、幸せな人生を送った人とだけつきあったんだろうな。もしくは、信じられないほど鈍感で無神経なのだろう。

徒然草の 第百十七段に以下があります。

友とするに悪き者、七つあり。一つには、高く、やんごとなき人。二つには、若き人。三つには、病なく、身強き人。四つには、酒を好む人。五つには、たけく、勇める兵。六つには、虚言する人。七つには、欲深き人。

上位3つにあたります。

[]何故急がなければならないのか? 15:13 何故急がなければならないのか? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何故急がなければならないのか? - 西川純のメモ 何故急がなければならないのか? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 しつこく書きます。

 小中高の先生方は教え子の一生を台無しにするか否かを決めていることを分かって欲しい。

まずはエリートに関して。

 今後のトップ大学はアイビーリーグ化するために、アイビーリーグの試験をします。つまり高校3年間の過ごし方を評価します。つまり、高校1年の段階からきらりと光るエビデンスを積み上げなければならない。つまり高校の先生方は、トップ大学に「この生徒はひと味もふた味も違う生徒です」と売り込むには何が必要かを知っていなければならないのです。そして、子どもは高校1年からそれに向かって行動する。つまり、中学校の段階で育っていなければならない。つまり、予備校の教師みたいに入試問題の傾向と対策に長けているだけでは駄目なのです。

 さて、そんなことに対応しなければならない高校はどんなことをするでしょう。大学と同じことをします。つまり、中学1年の段階からきらりと光るエビデンスを積み上げなければならない。つまり中学の先生方は、トップ高校に「この生徒はひと味もふた味も違う生徒です」と売り込むには何が必要かを知っていなければならないのです。そして、子どもは中学1年からそれに向かって行動する。つまり、小学校の段階で育っていなければならない。つまり、予備校の教師みたいに入試問題の傾向と対策に長けているだけでは駄目なのです。

 さて、こんなことを公立の高校・中学校が対応するわけない。対応する私立との差は悲惨な状況になります。そうなってから県教育委員会が指導します。つまり、その間に公立学校に進学する子ども達が悲惨です。エリーとなる機会を奪われるのです。

さて非エリートに関してはどうでしょうか?

 中学校の先生方は、とにかく進学させようと必死です。ただ、進学先のイメージは現状の雇用社会と一致しないモデルで進路指導します。結果として、トップ高校の次、次の次の学校に進学させるでしょう。でも、卒業しても就職先が無い。そして非正規雇用に流れる。その子達が悠々と合格できる職業科高校に進学させれば正規雇用になったのに。

 中堅高校の先生方は、とにかく進学させようと必死です。ただ、進学先のイメージは現状の雇用社会と一致しないモデルで進路指導します。結果として、偏差値60以下の大学に進学させるでしょう。でも、卒業しても就職先が無い。そして非正規雇用に流れる。そして奨学金という借金のために自己破産する。その子達が悠々と合格できる職業科高校に進学させれば正規雇用になったのに。そして、数百万円の借金を背負わなくてよかったのに。

 そして、全ての子ども達の未来。

 圧倒的大多数の子どもは非正規雇用になるか、正規雇用になったとしても中高年までに倒産の憂き目になる。さて、そこで再雇用されるか否か、生活保護を受けられるか否かは、仲間を持っているか否かなのです。ところが、その視点で教育を考えられる教師が圧倒的に少ない。

 私は餓死、孤独死の可能性のある子どもの数は、2割から3割と見込んでいます。実は、今の20代もその程度ですから、今の子ども達の半数はそうなるかも知れません。

 ま、大げさなことを行っていると思う人が大部分でしょう。でも、そう思う人は、各種の雇用統計を調べてください。そして、日本のGDP予想も。でも、見ないだろうな~。人ごとだから。きっと、自分の子どもや孫がその状態になったとき気づくのでしょう。そして、自分は無罪で、政府の無策を呪うのでしょうね。

[]岡山の会 08:29 岡山の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 岡山の会 - 西川純のメモ 岡山の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

11月14日に岡山で『学び合い』の会があります。お誘いします。

http://kokucheese.com/event/index/323862/

[]評価 07:09 評価 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価 - 西川純のメモ 評価 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学人の自分の首を絞めることになるけど・・・データ(http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/dl/24-02.pdf)を見ると考えます。

 高校の壁には学部を横軸、偏差値を縦軸にし、各大学名が書かれた表があります。あの縦軸を独立法人日本学生支援機構の奨学金の返済滞納者の率で表したらどうかと思います。

 偏差値とは違う軸で並べることによって、劇的な変化があるのではないでしょうか?他のデータでもいいのですが、奨学金の返済滞納者の率だったら、技術的な面から言えば独立法人日本学生支援機構が直ぐに出せるデータです。大学にとっては核兵器並みの威力があるでしょう。それ故に、出さないと思いますが。

[]ジョブ型 06:46 ジョブ型 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ジョブ型 - 西川純のメモ ジョブ型 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 子どもたちが不幸にならないためには、早くジョブ型教育機関を充実させる必要があります。その意味で高等教育機関の改革は大歓迎です(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo13/gijiroku/1363280.htm)。しかし、一筋縄ではいかないでしょうね。何故なら、ジョブ型教育機関を成功させるか否かは、スタッフの確保にかかっています。極論すれば、それだけと言っていい。理論に長けた人は山ほどいます。実践に長けた人は山ほどいます。しかし、理論と実践に長けた人は本当に少ない。

 多くの大学はスタッフの横滑りで新組織をつくるでしょう。生首は切れませんから。しかし、今まで理論と実践の両方あることを評価することはないのですから、大学人は理論に長けた人で構成されています。そして実践に長けた人を現場から求めたとしても、現場も理論と実践の両方あることを評価していないですから、実務家は実践に長けた人で構成されます。だから、「理論に長けた人」と「実践に長けた人」でスタッフは構成されます。

 そして両方の人が役割分担して、理論に長けた人が理論を教え、実践に長けた人が実践を教え、学生がそれらを融合せよ、という形になります。しかし、これは無茶です。そんな程度で理論と実践が融合できるぐらいだったら、教える側の「理論に長けた人」と「実践に長けた人」が「理論と実践に長けた人」になり両方の業績を上げられるはずです。ところがそれが難しいのですから、学生にそれを求めるのは無茶です。

 だから理論と実践に長けた人を養成しようとするならば、理論と実践の両方に長けた人から、その人の中で融合したものを学生に教えなければならない。

 しかし、いまのところ「理論に長けた人」と「実践に長けた人」でスタッフは構成されるようになっています。ま、現状に合わせたものですが、絵に描いた餅のような教育機関になるでしょう。

 ま、いつも通り、とりあえずつくらせて、ダメなところは潰すという常套手段をするのでしょう。権限に限界がある官庁が出来る唯一の方法ですから。

 しかし、専門学校や大学での改革が議論されていますが、高校の話がないのが残念です。私は早くしっかりした職業高校を生みだし、無意味な大学進学を減少させることが不幸な子どもを生みださない直近の課題だと思っています。ドイツのデュアルシステムを本格的に取り組める高校は出来ないのかな~

[]教師 06:25 教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師 - 西川純のメモ 教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師を三十年以上やって感じること。

 教師は教え子を変えられない。出来るのはその子の中にあるものが出るのを邪魔しない。

 若い頃は、自分の願った姿に育つようにしました。たしかに育ったように感じたこともありますが、私の管理下から離れるとそれらは消える人がます。逆に、私がたいして何もしなくても私が望んだ姿に育ち、私の管理下から離れてもその方向性成長する人がいます。結局、私が育てたと思うのは誤解で、その人の中にあるものが出るだけだと悟りました。だから、私はあまり縛らず、私の望まない方向に成長してもそれを容認します(もちろん法の範囲内)。その子の人生に責任を負えるのは当人だから。

 その代わりに集団は教師がなんとでも出来ます。それによって当人の持つものが出やすくなります。だから、それが教師の仕事だと思っています。が、これとても教師の管理下からはなれれば消えます。校長が代わると職員室が変わるのと同じ理屈です。

 でも、教え子の将来を確かなものにしたい。これは社会を変えるしかない。だから、私がやるべきこと、私だから出来ることをする。だから気が狂ったように本を書いています。私は教師という安定した職に就こうとしている、就いている教え子が餓死、孤独死しないかを本気で心配しています。だから小中高の先生がそれを心配しない状態を早く変えたいと願っています。小中高の先生方は私の十倍以上心配しなければならない。

 昨日、あるゼミ生から聞かれ、考えたことです。

FlipperKFlipperK2015/10/31 09:01岡山の会のご紹介、ありがとうございます。

15/10/30(金)

[]遠くから見る 21:53 遠くから見る - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 遠くから見る - 西川純のメモ 遠くから見る - 西川純のメモ のブックマークコメント

 チャーチルは10年先、100年先を正確に予測できました。ところが、明日のことを予測することは不得手で、よくポカをしました。私の長らくお仕えしたボスもそんな人です。若い私は魔法使いのように思っていました。しかし、年を取り目前の欲が薄れると分かるようになります。

 問題を間近で観察していると、物事が大きく右に左に揺れます。そのレベルだと個人のレベルで変わるからです。ところが、直近の問題からちょっと離れ、時間軸を2倍ぐらいにすると見えるものが変わります。そこには個人の色合いが消えて、社会が決めることです。

 私の予想は当たっていることに不安になることがあります。しかし、私と逆なことが決まったらどんなことが起こるかを考えると、「ありえない」という結論しか出ません。

 囲碁の初心者は勝負が決まった後でもゴチャゴチャと絡もうとします。上手な人の方は「面倒だ」とは思いますが、淡々と決まり切った手を打つだけのことです。大事なのは決まり切った手を間違えずに打つことです。

 私の気持ちは「面倒だ」に凝縮されています。色々と私の出来ることをやっています。相手は私の百倍、千倍も、万倍も巨大なのに、私は罠の中のネズミをいたぶる気持ちがします。

[]群馬の会 05:51 群馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 群馬の会 - 西川純のメモ 群馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月15日に高崎で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/take1_No12/20151029/1446133357

[]600万ヒット 05:49 600万ヒット - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 600万ヒット - 西川純のメモ 600万ヒット - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、600万ヒットしました。毎日、3000人の方に読まれている勘定です。ご愛顧感謝します。

15/10/29(木)

[]成長 22:09 成長 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 成長 - 西川純のメモ 成長 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 新人の頃は、私でも出来そうなことを積極的にやった。

 しばらくすると、私でも出来そうなことが増えてきた。それを積極的にやった。

 中堅になると、私だから出来る仕事が生まれてきた。そこを中心に仕事をした。

 そうなると、私でも出来そうなことから手を引くようになった。結果として、「私でも出来そうな」人の仕事が生まれる。

 ベテランになると、「私だけが出来る仕事」だけをやるようにする。

 今、「私だけが出来る仕事」があることを恥じるようになった。

 そして、「私でも出来る地域の仕事」をする老後があるのだと思うようになりました。これは一見退化ですが、成長だと思います。


 と思えるのは、今は亡きボスと。今を支えている教え子たち・仲間のおかげです。

[]敵 21:49 敵 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 敵 - 西川純のメモ 敵 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 パラダイムシフト(今までと違うこと)を言ったり、やったりすると、右も左も敵ばかりに見える。大学院に入り、学術論文を出したとたんに経験した。私が客観的データに基づき某大学の教授の論文の指摘をしたのです。その教授は学会に対して感情的な書状を送りました。読みましたが、感情的なもの以外のものを見いだせません。

 本格的研究者になってからは先輩諸氏からは「フィロソフィーがない」、「無節操だ」と言われ続けました。しかし、しぶとく論文を出し、業績を積み上げ、色々な学会から賞をもらうようになると風向きが変わります。

 『学び合い』をはじめ、論文を書き、本を書きました。しかし、その反論は学会の範囲でした。そして、学会を超えて実践の世界に主張しました。そのとたんに、学会での反論とはレベルの違う嵐に遭いました。学会の非難は例外的なものを除けば、大人の対応です。ところが実践の世界の反論は感情的であり、子供じみています。大人の議論ならば対応も可能ですが、だだっ子の議論につきあう能力はありません。

 それから時間がたちます。

 だだっ子の議論をする人はだだっ子に過ぎません。だだっ子は集団を作れません。だから何の影響力も無い。振り返ってみれば、私には仲間が多い。

 私のゼミ生は私に対して一般的な意味での敬意はありません。私とのゼミでは寝っ転がりながら私と議論している。それがゼミ生は普通です。で、その子とを指摘したら、ある学生は「我々は西川先生が大好きというわけでゼミに入ったわけではない」と私にニコニコしながら言います。そう言えることを誇りに思います。我がゼミ生は私ではなく、我々の目指すべきミッションに価値を感じたからゼミを選んだのです。

 日本中には「だだっ子」に持てない仲間がいます。その方々はミッションを共有している。だから烏合の衆ではありません。目指すべきミッションを実現するために、誰に命令されることなく、自らの意志で行動する人です。そう考えると、私はなんと有利な立場にいるのかを思います。そう考えると、「だだっ子」の騒音に驚いたかつての私に笑います。

 ようは正しいと思うことをみんなとやればいい。

 大義は我にあり。

15/10/28(水)

[]5分間 19:37 5分間 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 5分間 - 西川純のメモ 5分間 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は学部生・院生200人相手の授業です。

 ちょっとでも手を抜くと7、8人が寝始める。そこで、高校教師時代に培った様々なテクニックを駆使して1時間半を乗り切る。そして講義の終了を告げると拍手が起こる。だれかに促されるのではなく自然発生的に発する拍手。「うん、まだ、それほど腕は落ちていないな」と思います。止められません。

 しかし、1時間半の1時間25分は前振りです。私が本当に語りたいのは、最後の5分に語ったことです。

 「何のために自分は教師になり、私は君たちをどのよう成長させたいのか。それを確信を持って語れる教師にならなければ子どもたちから見捨てられる」と心を込めて語りました。

 来週は休み。再来週の11月10日が私の担当の最後です。おそらく本学の学生のうち教職デザインコースに所属しない大多数の学部学生の前で語れるのは最後です。最後の5分間の語りのために、ジェットコースターのようなエンターテーメント授業で爆走します。

 最後の5分間で語ることは「君たちは文字通り、子どもたちの生死を決める職業に就こうとしている」ということです。漢字を覚えさせたり、2桁の足し算を教えたりするのが教師ではないことを伝えたい。

karakusa01karakusa012015/10/28 22:05よもすれば反論されますが、こういう志で教育を考えて欲しいと思います。h

jun24kawajun24kawa2015/10/28 22:12彼らが生きやすい状況をつくらねば。

karakusa01karakusa012015/10/28 22:22教師も子ども達も!ですね。

jun24kawajun24kawa2015/10/29 06:03そして、自分も。

15/10/27(火)

[]偶然 21:34 偶然 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 偶然 - 西川純のメモ 偶然 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は夕方、インフルエンザの予防接種のために家族で近くの病院に行きました。我々以外に一人の背広の方がおられました。何か本を読まれて、本に線を引いている。よくは見えませんが、見覚えのある黄色のカバー。意識してみると「すぐわかる! できる! アクティブ・ラーニング」でした。思わず声をかけると地元の先生でした。読者様としばし話しました。

 ビックリしました。

[]じゃあ 07:01 じゃあ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - じゃあ - 西川純のメモ じゃあ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』が広がるに従って、ご批判の頻度も種類も多様になります。その中に「どうも『学び合い』とか『教え合い』とか、好きになれん。「子どもに自ら考えさせる」言っておきながら、結局友達に教えてもらってるやないかぁあい!」というご指摘を見付けました。

 ご指摘は正鵠を得ています。ただ、二つのことが抜けている。

 第一は、「では、今の授業で自ら考えさせているだろうか?」です。子ども一人一人の考え方は多様です。そのプロセスは行きつ戻りつします。考えをまとめるに必要な時間はまちまちです。さて、どの子の時間に合わせるのでしょうか?一人の教師がコントロールするのは「絶対」に無理です。結局、従来の授業で出来るのは、教師の考え方に子どもを当てはめつつ、あたかも自ら考えたと思わせることです。簡単に言えば、詐欺の手法です。それは自ら考えることとは違います。もし、その様なことをするためには、一人一人のこどもが自分で考えたいと思わなければなりません。そのためにはそれを文化とする集団の中で自由にさせることです。

 第二に、子どもにとって一番大切なことは自ら考えることではありません。人に頼る能力です。数学で自ら考えることが必要となる人はいます。しかし、日本人の中でそれは少数派でしょう。日本人の全員が必要な能力は、数学で自ら考える能力のある人と繋がる能力なのです。

 このあたりの意識改革は難しいと思います。

[]『学び合い』浜松の会 06:49 『学び合い』浜松の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』浜松の会 - 西川純のメモ 『学び合い』浜松の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月3日に浜松市の三方原協働センターで浜松の会が開かれます。お誘いします。

http://kokucheese.com/event/index/348340/

ogymogym2015/10/27 22:23紹介ありがとうございます。浜松「初めの一歩」です。

15/10/26(月)

[]二律背反 22:06 二律背反 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 二律背反 - 西川純のメモ 二律背反 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教職大学院も法科大学院も辛いことがあります。それは文科省からは「有能な専門家の養成」と「専門家に合格する」という二つのことを求められています。本来、両者は一致しているべきです。ところが、両者を決めているところが別なのですから。当然一致しません。問題は帳尻あわせを、大学がしなければならない。だから、「有能な専門家の養成」のカリキュラムを保ちつつ、「専門家に合格する」ためのプラスアルファをする。

 この矛盾を解消するためには、国が「有能な専門家の養成」に一致する試験で採用するか、「有能な専門家の養成」のカリキュラムの縛りを緩めるかです。

 私の在職中は採用者数は多い。だから、両者の矛盾は先鋭化しません。しかし、今から十年後には変えないと法科大学院と同じことが教職大学院でも起こります。

 ま、どう考えても直ぐに矛盾爆発の専門職も認可されていますが、十年間はそのままでしょうね。我々末端の教員は毎年のことで一喜一憂しますが、官庁は数十年単位でものを考えていますから。

[]11月 19:41 11月 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 11月 - 西川純のメモ 11月 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月は色々とあります。

 11月2日は富山県氷見市立比美乃江小学校へゼミ生が参り、飛び込み『学び合い』授業をします。時間は4、5時間目です。魔法のように子どもが変わるのを見ていただきたいと思います。また、小規模校の学校の方だったら、固定化した人間関係が合同『学び合い』で流動化することが分かると思います。子ども下校後に研修会を開きます。

 氷見市ですので富山県のみならず石川県の方も直ぐに参加できます。

 11月9日は青森県八戸市の長者中学校でゼミ生の飛び込み授業を公開します。売りは、まだ教壇に立ってもおらず、西川ゼミに所属して半年の学卒院生が飛び込み上行をする点です。私も講演します。

 11月12日は富山県南砺市平中学校へゼミ生が参り飛び込み授業をします。『学び合い』が簡単にできることを参観できます。

 11月14日から九州ツアーです。

 14日は福岡の同志と飲み会をします。

 15日は福岡で『学び合い』の会(http://kokucheese.com/event/index/339653/)があります。終わり次第、大分別府に移動です。午後からは『学び合い』大分の会です(http://kokucheese.com/event/index/344671/)。夜は大分の同志と飲みます。

 16日は大分から佐賀に移動。西渓小中学校で私の飛び込み授業です。西渓小中学校の先生方と飲みます。

 17日は大分県日出町の藤原小学校に行きます。終わり次第、中津に移動。中津の先生方に講演をして、中津の先生方と飲みます。

 18日は中津の真坂小学校に行きます。終わり次第、佐賀に移動。夜は、佐賀の同志と飲みます。

 19日は佐賀県のみやき町立三根中学校で小中合同『学び合い』です。終わり次第、新潟に戻ります。

 ということでかなりハードな一月になります。

 義務教育の方はもちろんですが、アクティブ・ラーニング最前線の高校・大学の先生方も公開します。同志各位、その方面にも情報を流して下さい。

[]負け組 07:04 負け組 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 負け組 - 西川純のメモ 負け組 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 社会が激変する時、勝ち組と負け組がハッキリと分かれます。

 旧来のライフスタイルを変えない人が負け組になります。負け組が多く生まれるので、新しいライフスタイルに素早く移行した人は、より多くのパイを得られる。だから勝ち組が生まれます。しかし、多くの人が新しいライフスタイルに移行すれば負け組が少なくなる。結果、勝ち組の得られるパイが小さくなる。結局、勝ち組と負け組の差が小さくなります。

 明治維新の時、状況が急激に変わりました。多くの士族はそれに対応出来ず負け組になりました。ところが対応した士族は、社会で必要とする一定以上の教養を持たねばならないポストに容易く就くことが出来ました。

 今、非正規で就職する人がどんどん増えています。キツい言い方ですが、その人たちは旧来のライフスタイルをイメージした人です。今の社会、その人たちがイメージするライフスタイルが成り立つ職は小さくなっている。だから非正規になるしかない。そして、その非正規の人を使うことによって、大儲けしている人がいる。それが今です。

 今の社会に職が無いわけではありません。ただ、今、雇用のある職業を旧ライフタイルの人は知らないか、価値を持てない。その人たちが非正規になる。だから、今の社会に合わせたライフスタイルを多くの人が持てば、非正規になる人は少なくなります。その結果、非正規を使い大儲けする人が少なくなる。

 どうすればいいか?

 1億3千万人の日本人が変わる必要はありません。70万人いる小中高の教師のうちの2割、つまり14万人が変わればいいのです。そうすれば非正規になる人を急激に減らせます。日本人の0.1%が変わればいい。そう思っています。教員を変えるのは大変ですが、1億3千万人を変えるより遙かにリアリティがあります。

[]一人も見捨てない 06:24 一人も見捨てない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一人も見捨てない - 西川純のメモ 一人も見捨てない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は『学び合い』では「一人も見捨てない」を掲げています。

 しかし、同志の方々には、それが重すぎてしっくりとしないという方が少なくありません。また、ゼミ生からも「西川先生は一人も見捨ててはいけないとは言わない」と質問されます。以下、説明します。

 私の教師としての原体験は学力的に最底辺の高校です。そこに来る子どもたちの多くは、もの凄い「業」を背負っていました。小学校、中学校で学校・教師に攻撃され続けた子どもです。その子どもたちを救えず、奈落に落ちていくのを見続けました。いや、カリスマ教師を目指した私は、積極的な共犯であったことを今は分かります。私にはそのことを忘れることは出来ません。だから、「分かって楽しい」、「仲良し」というレベルではなく、「見捨てられる」というイメージを持ってしまうのです。小学校の教室での子どもたちを見ても、「あ~、この子は、このままでは私の教え子のようになってしまう」と思ってしまいます。

 三十年前の私はその現実に耐える術を知らなかった。だから全てを自分で背負ってしまった。しかし、背負えるわけありません。結局、自分を責めつつ、自己憐憫に浸ることを繰り返しました。結局、高校教師に挫折し、大学に逃げ込みました。今は『学び合い』が分かる、だから、その様な現実と向き合うことが出来ます。それは、「その子」よりも社会を変えることに力を尽くす。そして、一人で抱えずに、みんなで解決する。

 いずれにせよ、勤めている学校によって子どもの苦しみがどの程度かをイメージするかは違います。私は「一人も見捨てない」が基本です。

 しかし、一方、私のクラスである。西川ゼミに対しては「一人も見捨てない教育・社会の実現」を求める一方、「ゼミにおいて一人も見捨てない」ことを直接求めることは極めて希です。5、6年に1度でしょう。従って、ゼミ在籍中に一度も言われなかった人が多いと思います。

 理由はそれを連呼し続けると、「徳」を強調しすぎることになります。結果として、集団に無理が生じます。集団に無理を生じさせないためには「得」を繰り返し語るべきなのです。だから私「も」一人も見捨てないを連呼しません。

[]徳は得 05:50 徳は得 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 徳は得 - 西川純のメモ 徳は得 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 長文ですが、我がゼミの方針です。徳は得です。http://goo.gl/th4IIH

15/10/25(日)

[]長野の会 22:11 長野の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野の会 - 西川純のメモ 長野の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月30日に長野市で『学び合い』の会があります。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/i-Kawa-nakajima/20151025

[]学ぶ意味 17:04 学ぶ意味 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学ぶ意味 - 西川純のメモ 学ぶ意味 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今学校で教えていることって、誰のための教えているのだろう。

 大人に調査すると、あまり意味はないという結果が出る。

 恐ろしいのは、教師にアンケートするとほぼ同じ結果が出る。

 じゃあ誰のため?

 かつて理科嫌いの家内に、なんで理科を学ばなければならないのかを聞かれたことがあります。理科教育学会賞を受賞した私は知りうる限りの理屈を語りましたが、家内に論破されました。実に単純な論理と、具体的な事実でした。当時は大学の理科コースに所属していた私が最後に言った言葉は、「理科がなくなったら職がなくなる。そうしたら二人とも食べていけない」です。この理屈は家内は納得してくれました。

 今の学校教育はこれからの時代に意味を失っています。現状でいまそれを最も必要としているのは、「教師」です。おそらく、教師だけと言ってもいいかもしれません。

 おそらく、色々な反論はありえますが、学術データで反論できます。学ぶ意味がないとは言いませんが、万人に強いる根拠は全くありません。余裕のなくなった社会は、それを告発し始めました。

[]受験勉強 16:55 受験勉強 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 受験勉強 - 西川純のメモ 受験勉強 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 受験勉強している息子に繰り返し言う言葉。

 解答は考えるな、書け。手を止めるな。今は勉強をしているのではなく、受験勉強をしている。じっくり考えて出来るのでは受験では使えない。

 分かることではなく、点数をとれることが受験では大事。

 数学は暗記科目だ。大化の改新の年号が分からないとき考えるか?考えないだろう。直ぐ答えを見て暗記しなさい。こんな問題を初見で解けるわけない。解ける人は以前に解いて解答方法を覚えているだけ。

 解答は速やかに。見直しはジックリと。

 そして、高木貞治の「解析概論」、「代数学講義」を見せて(読ませてではありません)、今やっている学校の数学は本当の数学とは全く関係のないクイズに過ぎない。でも、人生の可能性がかかったクイズだ。

 受験勉強は子ども達の知の浪費だと思う。あんなカルトなクイズを解く時間があったら、柔軟な中学生に日本の現実の問題を考えて欲しい。その方が彼らの成長に資するし、日本のためにもなる。

 ま、愚痴です。

[]エビデンス 13:24 エビデンス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - エビデンス - 西川純のメモ エビデンス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アクティブ・ラーニングで育つ能力がなければ獲得できないエビデンスとは何でしょうか?アクティブ・ラーニングとはグローバル社会で活躍できる人材を育てることです。だから、アクティブ・ラーニングの能力がある学生だったら、そのような実績を持ちます。

 そして、悪質なAO入試塾がやっているディプロマミルのような活動実績ミルは、ちゃんとしたアドミッションオフィースのスタッフが育ては簡単に排除できます。だって、素人だってちょっと調べれば分かる程度のでっち上げで合格実績を上げられる現状があまりにも低レベルです。同じ大学人として情けなさすぎます。

 これからのトップ高校はこのレベルの指導を出来るか否かが勝負です。単純な受験指導では勝てなくなります。

 高校1年から自分の将来像を描ける中学生を選抜できる能力が必要です。

 高校1年から、キャリアデザインに沿ったエビデンスを積み上げるには、どのような活動があり、どのような賞があり、どのような資格があることを伝え、それを獲得できるための指導が必要なのです。例えば、各県の科学賞を取らせるのがうまい学校があり、その学校にはそのノウハウを知っている教員がいます。そのノウハウの方が、理科の学習指導よりトップ校では重要になります。何故なら、トップ校の子どもは教師の指導は不必要だし、むしろ邪魔ですから。

 書いていて憂鬱になります。こんな発想を持てるとしたら一部の私立学校でしょう。県立トップ高校がこの発想を持つのは、惨憺たる結果に直面し、県教育委員会からの指導を受けるまで無理でしょうね。

[]試金石 13:08 試金石 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 試金石 - 西川純のメモ 試金石 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 東京大学は平成28年度入試、つまり、今年度にある入試から推薦入試を導入します。

 東京大学の入試改革なのですから賛否両論が起こるのは当然です。私は現在の入試改革、そして、アクティブ・ラーニングは、日本のトップ校がアイビーリーグ化することが目的だと考えています。だから、入試に関して分析する際は、アイビーリーグの入試との一致点を見ます。

 基本的にアイビーリーグの入試はAO入試のみと言って良いと思います。しかし、日本のAO入試との決定的な違いは基礎学力を問う点です。その点で、東京大学の入試でセンター入試を課すのは理にかなっています。そして私が注目したのは、「学部が求める書類・資料」です。具体的には以下のように書いてあります。

『各学部共通に求める調査書等のほか,志願者が本学部の推薦要件に合致することを具体的に証明する資料※a。例えば,

(1)在学中に執筆した論文で,志願者の問題発見能力・課題設定能力を証明するもの※b

(2)社会に貢献する活動の内容を具体的に証明する資料(表彰状,新聞記事等)

(3)留学経験など,志願者が異なる文化的背景や価値観への理解を有することを示す資料(留学の事実を証明する資料,外国人との交流や支援活動を行ったことを示す第三者の推薦状など)

(4)国際通用性のある入学資格試験における優秀な成績を証明する資料(国際バカロレア,SAT など)

(5)外国語に関する語学力の証明書(TOEFL,英検,IELTS,TestDaF,DALF,HSK など)

などです。

※a 志願者が本学部の推薦要件に合致することを具体的に証明する資料は,日本語以外で書かれていても差し支えありません。ただし,日本語と英語以外の言語の場合は,志願者の責任において日本語で全訳を添付するとともに,翻訳者または翻訳した機関を明記してください。翻訳について大使館等の公的証明を付す必要はありません。

※b 論文は,何らかの意味で社会に関わるテーマを扱うものとします。法学や政治学に関するものである必要はありません。高校の授業の一環として作成された論文であるかどうかは問いません。また,校内・校外のコンクールで入賞した論文であるかどうかも問いません(入賞した事実があれば賞状のコピー等を添付してください)。グループで作成した論文は認められません。論文の分量の目安は,日本語の場合,図表部分を除いて 6,000 字以上としますが,分量よりも内容が重視されます。参照した文献やインターネット情報等については,論文末尾に「参考文献」として一括提示するだけではなく,引用箇所にその都度出典・情報源を注記してください。』

 これはアイビーリーグの入試に一致するものです。つまり、高校3年間のストーリーをエビデンスによって示せるか否かなのです。つまり、付け焼き刃やお手盛りではごまかせないものを求めているのです。ちなみに上越教育大学の推薦入試で求めているのは、「校長推薦書」、「自己推薦書」のみでエビデンスを提出することを求めていません。

 従って、東京大学が本気になってアイビーリーグ化するための基礎条件は整っています。東京大学が本気で世界トップ100の上位を狙うつもりがあるか否かは、合否の結果おけるセンター入試の点数の逆転現象がどれだけ起こるか否かでしょう。

 そして、平成29年度入試において、推薦入試の人数を増やすか現状維持のどちらにするかで分かるでしょう。もし、本気でアイビーリーグ化するつもりならば、推薦入試の人数を増やし、最終的には推薦入試(本当の意味でのAO入試)のみに移行するでしょう。

 今のところアドミッションオフィースのスタッフもノウハウも整っていない。だから、面接を併用しているのでしょうね。でも、本気になってアイビーリーグ化するつもりならば、アクティブ・ラーニングで育つ能力がなければ獲得できないエビデンスを求めるはずです。

 おそらく保守派との政治闘争が起こるでしょうね。でも、東京大学が変われば日本の教育は変わります。学習指導要領より、センター入試の改革より、直接的で影響力は強いですから。

[]エリート 07:01 エリート - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - エリート - 西川純のメモ エリート - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ノブレスオブリージュ(高貴なるものに伴う義務)を自覚出来る者は、自分の力を最大限に出すことが出来る。何故なら、自分の中にある怠惰な気持ちにむち打つことが出来るから。ノブレスオブリージュを自覚出来る者は、自分と同じく自覚できる者と繋がれる。それも地理的に離れた者と繋がれる。だから、自分の力の数倍、数十倍のことが出来る。

 だからエリートたりえる。

[]現実 07:01 現実 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 現実 - 西川純のメモ 現実 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の息子には自分が生きねばならない現実を教えています。

 息子が就職する頃は、初めて就職する人の半数は非正規雇用です(現在は4割強)。そして、一度非正規で出発すると奈落に落ちます。そうならない道は、トップ5%の受験エリートになるか、腕に職(ロボット・人工知能に置き換わらない)をつけることです。後者はロボット・人工知能が奪わないような、ローカルでニッチな職であることが大事です。今後はブルーカラーの方が勝ち組で、ホワイトカラーは超勝ち組と超負け組に区分され中間層がいません。

 息子は「お父さん、日本を動かしている人に、変えて欲しいとお願いできないの?」と聞かれました。私は「今の日本を動かしている人たちは、ちゃんと考えた結果、それ以外の方法はないという結論を出したんだよ。今、日本はある状況から次の状況にシフトしつつある時代だよ。明治維新や、第二次大戦後の日本のようだ。移行過程は大変な時代だ。勝ち組のと負け組にハッキリと二分される時代。これは動かしようはない。」と語りました。

 息子は「何とか出来ないの?」と聞くので、私は「大変な時代を避けることは出来ないけど、激変を緩和し、短くすることは出来るかもしれない。お父さんや仲間はそれをやっているんだよ。そしてお前に関しては親として絶対に守りたいと思っている。だからいち早く現実を伝え、自覚を促しているんだよ」と言いました。

 苦しい時代は避けることは出来ません。高度成長モデルの日本社会から少子高齢化社会に移行しているのですから。でも緩和し、短く出来る。方法は我々が少子高齢化社会におけるキャリアモデルと生活モデルを持てるか否かです。そのために11月、12月、1月と別々のアプローチの本を書きました。

 第一弾は11月です。

 https://dl.dropboxusercontent.com/u/352241/temp/juken_cover.pdf

追伸 比肩するのはおこがましいですが、アシモフの銀河帝国興亡史のハリ・セルダンのように感じます。

o4dao4da2015/10/26 10:07教員ではなく、親向けですね。ズバリ周りからの意味がよく分かります。写真もいいですね。

jun24kawajun24kawa2015/10/26 13:04はい。
多様な方法を柔軟にやり続ける

15/10/24(土)

[]奥義 22:08 奥義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奥義 - 西川純のメモ 奥義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の父は、日本人離れした超イケメンでした。(故人です)最も近い人はアラン・ドロン(若い人は知らないだろうな)です。もちろん、純日本人です。結果的に超モテ男でした。その父から、中学校の頃に教えてもらったことです。

 フラれる前にフレ、フラれると未練が残る。しかし、フラれた立場になれ、きれいに分かれるために。

 こんなこと中学生に教える父でした。

 私も56歳です。研究・教育にフラれそうな年です。そうなる前にフレなければならないのかな~っと思います。しかし、フラれた立場になり、きれいに消えなければならないと思います。リアルな具体像はみえませんが、自分の能力の衰えを感じながら思います。20台の勝負の仕方を脱皮し、30台で勝負し、それを脱皮し、40台で勝負し、それを脱皮し、50台で勝負しています。さて、60台の勝負の仕方があるだろうか?徳のある方は管理職の道もある。しかし、私はその徳はない。だから、きれいな消え方は何かを考えます。最近は、家内との老後が楽しみになってきています。(まだ先ですが)

[]エリート 13:12 エリート - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - エリート - 西川純のメモ エリート - 西川純のメモ のブックマークコメント

 エリートとはノブレスオブリージュ(高貴なるものに伴う義務)を自覚出来る者だと私は思っています。その意味でゼミ生たちはエリートです。自慢のために昨日のゼミ生達の会議(越後『学び合い』の会のリフレクション)のメモを公開します。私は参加していません。しかし、エリート達が集う会になったことが分かります。

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来年度に向けて10月23日

・西川研究室という最高峰にいる以上、会が参加された方が納得いくものでなければならない!!!

・地元の先生の参加が少ない。

・運営の仕方、お金の面。

 お金に関して

・続けていくのであればうちらの代というなら・・・?

・講演やるなら交通費確保。

・三月中に決める!!

運営:役割分担、かっちりしすぎ、人集め、広報以外でも。

:M2、学4がサポートしないと役割が成立していない。

:サポートをつける、だが『』とは外れるが、人は育つ。

・トップが集まる係が総務という形をとる方法もあるのではないか。

・↑続けていくのであればうちらの代というなら・・・?

・全ゼミの流れ、支援校→越後の会というながれで何となく流れてしまう。

・会についてのそもそもの必要感→今回の会、こういう風にしていこう。(なんでやるのか、なんで俺たちが・・・)

・会の目的:今、何のために会をするのかについて、を何度も伝える。

・全体ゼミを『』で。→目標はどうしていく?例支援チーム何やってんのかわかる?とか

・不安 議事録、参加者の姿勢。

・学3巻き込んでいかなければ、会についての理解が足りないのではないか?共有していくことが大事。

・内容について全体が理解できる場と予定について把握しておくこと。

・ゼミでの共有、連絡ではなく。

・写真を次の学3に見せたりするなどして、会について理解してもらうことが必要。どんなことをするのかプレゼンをしたりという手もあるのでは。

・ゼミ室に来なくてもできるような仕事があれば・・・

・一部は知っていても自分は知らない。学部生と院生との情報共有。今更感があって聞けない。

・新学4、1人しか出てない。学3巻き込んで・・・

・実習で忙しいけどやらなあかんねんでー

ゼミについて

・やれるときに『』のようにやってみる。(無理ない程度に)

kuro106rakuro106ra2015/10/24 22:1320代から脱皮できるのか不安になっています。29歳です。

jun24kawajun24kawa2015/10/25 16:54脱皮せざるを得ません。
お兄さんではありません。体力はなくなります。
家族があります。自由な時間は無くなります。
そのなかで仕事をするとしたら、仕方を変えねばなりません。

kuro106rakuro106ra2015/10/25 20:28時間が無くなることに関しては、強く感じています。

15/10/23(金)

[]偉大 21:30 偉大 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 偉大 - 西川純のメモ 偉大 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生集団は偉大だと思う。私の出来るのは語ることぐらい。完璧ではないだろう。でも、私レベルで願えるレベルの3階層上をいっている。ゼミ生以外には意味不明だろう。

[]新宿の会 05:55 新宿の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新宿の会 - 西川純のメモ 新宿の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月24日に新宿で『学び合い』の会があります。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/347906/

[]太田の会 05:55 太田の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 太田の会 - 西川純のメモ 太田の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月24日に群馬県太田市で『学び合い』の会があります。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/nome2733/

15/10/22(木)

[]神奈川の会 08:27 神奈川の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 神奈川の会 - 西川純のメモ 神奈川の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月24日に『学び合い』神奈川の会があります。お誘いします。

 http://kokucheese.com/s/event/index/347654/

15/10/21(水)

[]大人に置き換えて 21:12 大人に置き換えて - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大人に置き換えて - 西川純のメモ 大人に置き換えて - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』にせよ、アクティブ・ラーニングでも、それが正しいか否かを判別することは容易いことです。

 何故なら、両方とも子どもを大人社会で生きられるように育てることを目的としているからです。だから、そこでやっていること、言っていることを、自分の上司がやったら、言ったらを考えれば分かります。

 私の本には入門段階のやり方を書いています。でも、その先があります。そこにはテクニックはどんどんなくなります。ゼミ生が「これこれはやるべきでしょうか?」と聞いたら、「じゃあ、オレが君たちにそうしたらどう思う?」と言います。そうなると笑い出します。

 今、入門段階の人が多くなり、次の段階に進むべき人が多くなっています。次の段階に進むべき人の本が必要なんだろうな、と感じています。

 ま、戦略的に、確実に進めます。大事なのは、子どもに率直に語ることです。それだけです。ま、それを語りすぎると、重くなりすぎます。だから、バカになることも大事です。意味不明でしょうが。でも、ゼミ生には分かると思います。

toukonyukitoukonyuki2015/10/22 21:38「語りすぎて重くなる」って、すごくよく感じます。たまに軽くした方がいいって自分でも思うのですが、そこはまだうまくできません💦

jun24kawajun24kawa2015/10/23 07:12重い話をしていいのです。ようはそれに倍する褒め言葉と、笑顔があればいいのです。

15/10/20(火)

[]学校 21:56 学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学校 - 西川純のメモ 学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』のセオリー通りにゼミ生集団が凄くなっています。セオリーを理解している私ですが、凄いな~っと思います。ゼミ生で学校を創ったら、もの凄い学校になります。

 さて、2ヶ月後に何を生み出しているか。楽しみです。

[]達成すべきこと 21:53 達成すべきこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 達成すべきこと - 西川純のメモ 達成すべきこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アクティブ・ラーニングを推進しようとすると、「全部の授業をアクティブ・ラーニングにしろとは決まっていない」ということを言う人はいます。それに関して書きます。

 私の本で何度も書きましたが、アクティブ・ラーニングの明確な定義は、「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れ た教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査 学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク 等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。」です。

 さて、これを読めば、方法はなんでもありであることは明確です。

 でも、最も大事なのは達成すべき能力なのです。それは「認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力」なのです。実は、この能力は総合的な学習の時間、言語活動の重視、で求めていた能力と基本的に同じです。簡単に言えば、「あなたが同僚として欲しい人」なのです。

 さて、あなたの同僚の中に首をかしげる人がいますよね。その人が同僚として望ましい人になるにはどれぐらいのトレーニングが必要ですか?1校時では無理ですね。10校時では大丈夫ですか?100校時ですか?

 おそらく、あなたの応えは継続的な数年、十数年ではないでしょうか?

 でしょ?

 つまり、「認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力」を育てるには時間がかかるのです。「全部の授業をアクティブ・ラーニングにしろとは決まっていない」という人は「アクティブ・ラーニングをやればいいんでしょ」でストップしています。でも、「認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力」を達成しようとは思っていません。

 ジグソー法という方法があります。アクティブ・ラーニングの方法の一つです。私はそれで学術論文を書いたことがあります。だから知っています。知っているから断言できます。ありゃ、使える単元はごくわずかです。ジグソー法が出来る単元は、並列した作業に分解できる単元のみです。そんなのはごくわずかです。さらに言えば、その様な準備をするのには手間がかかります。だから、年間に数回しか出来ません。だから、「アクティブ・ラーニングをやればいいんでしょ」ならOKです。でも、「認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力」を達成は出来ません。

先に述べたように、この能力は総合的な学習の時間、言語活動の重視、で求めていた能力と基本的に同じです。でも、「じゃあ、どうすればいいの?」というものに応えられるモデルがなかった。でも、『学び合い』なら出来ます。そして、私の本が売れることによって、それが可能であることを知る人が増えました。

「認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力」を達成するには年間を通して、そして十数年を通して一貫したものでなければなりません。色々なゴチャゴチャでは子どもは混乱します。学校段階、教科、それを横断できる理論があり、実践が必要です。

 不遜ながら申します。『学び合い』はそれを可能にしています。

15/10/19(月)

[]本性 21:32 本性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本性 - 西川純のメモ 本性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は色々なことがあって、頭の中が疲れています。そのため、理性が抑えられています。結果として本性が出ます。そんな状態で授業をしました。結局、高校教師時代の私が出てしまいました。

 つまり子どもが可愛くても、可愛くてしかたがなくなります。そこにいたゼミ生をいじりまくります。なんか、ホワホワした状態でいました。

 明日になったら封印します。

 おそらく、あんな状態の私の授業を見たのはゼミ生も初めてだと思います。

[]熟成 21:22 熟成 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 熟成 - 西川純のメモ 熟成 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生の言動をずっと見ています。よく熟成されていることが分かります。特に、若い学生の仕上がりぐあいがいい。(現職派遣の仕上がりはもともといいですから)

 ワインはボトリングしたら、あとは熟成しかありません。細かいことではなく、環境の中で育ちます。ゼミに入りたての頃は、『学び合い』の凄さは分かっていない。理屈だけの話です。が、徐々に事実としての『学び合い』の凄さに接する。

 ゼミ生の成長に負けない私にならねばなりません。

[]敵・味方 21:18 敵・味方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 敵・味方 - 西川純のメモ 敵・味方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何かを主張するならば、敵は生まれます。敵がない人間は、何も主張していない。

 敵がいると辛い。でも、甘受するしかありません。

 ただ、味方がいます。尊敬すべき人たちです。それが誇りです。

追伸 これを書かない方がいいことを分かっているのですが、下品な私は書きます。敵の味方を見回します。そうすると、そんな人は味方に欲しくないと思います。下品すぎる。私の下品は、私の味方で中和されています。

[]天と地と 14:08 天と地と - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 天と地と - 西川純のメモ 天と地と - 西川純のメモ のブックマークコメント

 守りに入る大学と攻める大学。天と地ほどの差が生まれる。

 http://www.hss.nagasaki-u.ac.jp/exam/data/mind.html

[]戸北先生 13:53 戸北先生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 戸北先生 - 西川純のメモ 戸北先生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は戸北先生のご命日です。普段着、手ぶらでご自宅に行き、お線香を上げました。

 奥様もお元気で、日常を楽しんでいるご様子がうかがわれます。

 小一時間、奥様と息子さんと馬鹿話をして過ごしました。

 戸北先生のお墓が上野から1時間の位置に立てられることになりました。入魂されたら、また、ご連絡いたします。奥様がタブレット端末を駆使して、お墓の説明をされていました。時代ですね。とても爽やかな気持ちです。

[]業務連絡 13:53 業務連絡 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 業務連絡 - 西川純のメモ 業務連絡 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 八城、合格!!!

15/10/18(日)

[]評価 17:28 評価 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価 - 西川純のメモ 評価 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学教員は助手で採用され、評価を受けて講師、准教授、教授に昇任します。助手の給与は小中高の教諭の給与よりかなり低い。准教授で小中高の教諭と並びます。私も高校教諭から大学に異動したとき、給与は3分の2に減りました。

 その中で昇任するためには、日本学術団体に登録された学会で審査を受けた学術論文を書かねばなりません。そして、学位を取得しなければなりません。それが出来ない人は助手のままです。いや採用されません。人の運不運はあります。しかし、上記に関して抜群の結果を出した人は必ず採用されますし、昇任できます。不遇だと思う人は、少なくとも「抜群」ではないことは確かです。

 今後は年俸制に移行するでしょう。そうなれば、採用されたからといって安泰では無くなります。学生評かを受けなければならなくなります。大変ですね。

 小中高の先生方もいずれはそうなるかもしれません。

 つまり、採用された当初は平均のサラリーマンよりも低い給料なのです。その後、様々な評価、例えば担任クラスの進学実績やNRT、そして、子どもや保護者からの評価によって給与が上がったり、下がったりします。いや、解雇もあり得るのです。

 となったとき、今ほど教員になりたいと思う人が多いとは思えません。そのような評価でも大丈夫と思う人だけが教員採用試験を受けることになるでしょう。そのような人は各県で引っ張りだこでしょうね。私立の教員のように、自分自身を商品として高く売ると思います。

 厳しいですね。でも、基本的に終身雇用は無くなる方向なのですから、それに対応した生き方を生み出さねばなりません。教員も。

[]変化 17:11 変化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 変化 - 西川純のメモ 変化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 適正な勤務条件とはどのようなものなのでしょうか?

 それは求める資格、能力、また評価の方法、そして給与や待遇を公開して公募したとき、その応募者が1倍程度になるのが適正な勤務条件です。世の中の価値は授業と供給の関係の中で決まります。

 例えば、イチロウ選手の年収が20億円だとしても、だれも高すぎだとは言いませんよね。

 一方、公務員の給料は高いと言われます。一方、公務員はそう思ってはいません。どちらが正しいかは、正確な情報を公開し、公募したときの応募倍率で分かります。

 でも、多くの場合(公務員に限らず)は情報を公開していない。だから、「ブラック企業」が生まれます。また、教員をやめる人がいるのです。これを避けるためには、情報は出来るだけ公開すべきです。

 例えば、教員を志望することのコストパフォーマンスが低いことが分かれば、応募者は減るでしょう。でも、教員を確保するために待遇を改善する必要があります。その動的な平衡に解があると思います。

 応募倍率が大きくなる必要はありません。適切な能力がある人が1倍いればいいのですから。

[]評価 16:40 評価 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価 - 西川純のメモ 評価 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 地方国立大学は安定しています。大学に進学しようとする偏差値60あたりの子どもは何も考えずに、その地方国立大学に進学します。しかし、今後は、大学に進学するか、専門学校にするかを真剣に考えるようになるでしょう。また、どの学部に進学するかを考えるでしょうね。

 教員志望の子は地元志向が高い。だから、教員志望になります。しかし、県によっては教員を選択することのコストパフォーマンスが天と地ほどの違いがあります。

 そのことをちゃんと理解した上で、進学先を選ぶべきですね。アメリカの動きは、大学人には恐ろしい限りです。

http://toyokeizai.net/articles/-/87710

 ただ、評価が難しいなと思いました。おそらく、情報提供しない大学は少なくないですから。また、正確なデータを出すかどうか分かりません。でも、思いついたことがあります。独立法人日本学生支援機構のデータを利用できるのではないかなと思うのです。奨学金をもらった人の割合(第一種と第二種を分けて)と、何よりも返済を延滞している人の割合を使うのです。後者によって投資効果が厳しく問われます。

 このデータが出たとたんに潰れる私学は少なくないですね。

 書いていて、背筋が寒くなる。

 しかし、そうなれば学生の進路を我がこととして考える大学が、さらに、増えるでしょう。

追伸 奨学金を返済している人は約300万人で、約20万人が3ヶ月以上の延滞をしています。おそらく結果はハッキリと出ます。

[]激変する大学受験 09:41 激変する大学受験 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 激変する大学受験 - 西川純のメモ 激変する大学受験 - 西川純のメモ のブックマークコメント

「激変する大学受験」(学陽書房)を11月13日に出します。アマゾンで予約開始になりました。ただし、いつも通り、早く手に入れたいならば、お近くの大きな書店に注文することを勧めます。そして、そうしていただきたい。何故かと言えば、そうしていただければ、その書店で平積みしてくれるかも知れないからです。

 この本は保護者向けの本です。だから、そのように書きました。で、よろしければ保護者に推薦して下さい。

 保守的な学校はなかなか変わりません。何故ならば、逃げ切ろうとする50歳代が権力を握っているからです。それを動かすには外圧が必要です。逃げ切ろうとする50歳代は、教え子の将来は「人ごと」なのです。でも、保護者は「我がこと」です。

 昨日の寺西さんの講演にありましたが、この入試改革に一番アンテナの高い人は小学校高学年の保護者だそうです。小学校の同志の方々、よろしくお願いします。おそらく、高校、中学校の子ども達に読ませるのも有効だと思います。

 今度の本も、同志の方々の武器となるものを意図しました。素手で戦えませんから。

[]冨山の会 09:28 冨山の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 冨山の会 - 西川純のメモ 冨山の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月24日に冨山で会があります。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/o4da/20151004/1443918962

[]それぞれのアクティブ・ラーニング 08:55 それぞれのアクティブ・ラーニング - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - それぞれのアクティブ・ラーニング - 西川純のメモ それぞれのアクティブ・ラーニング - 西川純のメモ のブックマークコメント

 人口の5%のエリートが必要な能力は答えの無い問題に答えを創造する能力です。これは今のようなPISA型学力(また、二十一世紀型能力)をありがたがっている教育では無理です。これを解決するために人口5%程度の人にアイビーリーグと同様の教育を施そうとして、その選別をしようとしているのが高大接続です。そして、それに対応したアクティブ・ラーニングです。

 欧州のエリート中等教育で哲学に力を入れているのはそこにあります。細かな知識では無く、考え方をトレーニングしようとしているのです。

 ところが95%の人はそのような能力は必要ありません。せいぜい、PISA型学力(また、二十一世紀型能力)です。ただ、その人達に必要とされる能力は、ジョブに直結したPISA型学力(また、二十一世紀型能力)です。

そして、なによりも仲間が必要です。これからの雇用社会において餓死・孤独死しないためにはそれが必要です。それが5%及び95%の人の両方に必要です。

 この二つの違いが見えておらず、チャンポンになっているからアクティブ・ラーニングの姿が見えない。だから、世にあるアクティブ・ラーニングの実践が5%のアクティブ・ラーニングにもなっていないし、95%のアクティブ・ラーニングにもなっていない。

 多くの人は、高大接続の真意を分かっていない。だから、甘いアクティブ・ラーニングで何とかなると思っている。たしかに、大多数の大学は甘いアクティブ・ラーニングで何とか出来ます。だって、その大学の卒業生は答えの無い問題に答えを創造する能力は必要とされませんから。

 しかし、トップ校はアイビーリーグでの教育を取り入れない限り、そして、それに耐えられる子どもを選別する入試をできない限り、潰れます。だから、その学校に入学することを意図しているトップ高校は5%のアクティブ・ラーニングをしなければ潰れます。となると、その高校に入りたいと思う子がいる中学校(即ち全中学校)では5%のアクティブ・ラーニングを取り入れなければならないのです。しかし、困るのはその中学校の子どもの圧倒的大多数は95%のアクティブ・ラーニングが必要です。

 つまり、整理すると以下の通りです。

 偏差値65以上の大学・高校:5%のアクティブ・ラーニング(本当は偏差値66ぐらい何ですが、分かりやすくするために)

 偏差値65以下の大学、偏差値60以下の高校 95%のアクティブ・ラーニング

 偏差値65~60の高校、中学校、小学校 5%のアクティブ・ラーニング+95%のアクティブ・ラーニング

 困ってしまうのは、教育内容なのです。5%のアクティブ・ラーニングでは教科型の知識・技能はそれほど重要ではありません。それらは95%のスタッフが担当しますから。合科型で答えの無い課題を教育内容になります。一方、95%のアクティブ・ラーニングでは教科型の知識・技能が重要になります。だから、「偏差値65~60の高校、中学校、小学校」の学校で何をしたらいいか分からなくなっているのです。それに偏差値65以上の高校も学習指導要領によって教科型に縛られています。

 『学び合い』では問題なく出来ます。

 教育内容は、95%のアクティブ・ラーニングで学ぶべき教科型です。しかし、全員が分かるという答えの無い課題を、集団のトップ2割に与えられているからです。そして、その過程の中で全員が仲間を得ることが出来ます。

 今実践されているアクティブ・ラーニング実践は教師と子どもとの対話が中心です。結果として、教師と子どもは関係を結べるかも知れません。しかし、子どもがつながりを持ち、三十年後、四十年後に餓死・孤独死しないために必要なのは子ども同士の関係なのです。

追伸 話しが発散するので、短く書きますが、もし、地方大学が5%のアクティブ・ラーニングをすればローカルエリートを育てることが出来ます。そうすれば、日本の知の生産力、国力は飛躍的に伸びます。グローバルエリートはおそらく今の改革で生まれるでしょう。しかし、ローカルエリートの養成には目が向いていない。

15/10/17(土)

[]100% 22:25 100% - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 100% - 西川純のメモ 100% - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日の越後『学び合い』の会での講演をお聞きになった方は分かると思います。5%のエリートに対するアクティブ・ラーニングと95%のその他のアクティブ・ラーニングは別です。でも、『学び合い』は両方とも矛盾はない。

[]数学 21:57 数学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 数学 - 西川純のメモ 数学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は大学に入って初めて数学に接しました。あの感覚は忘れられません。

 今、息子は受験勉強です。彼に何度も言っているのは、勉強しているんじゃない、受験勉強をしているんだ、と。所詮、高校までの数学、物理は数学、物理ではありません。ありゃ、受験勉強でしかありません。だから、理解しなくてもいい、覚えなさい、と繰り返し言います。

 息子には高木貞治の解析学概論や代数学講義を見せました。そして「これが数学の入り口だ」と言いました。もちろん彼には数学が見えません。しかし、自分のやっていることと全然違うことが分かります。

 私には理解できないことがあります。何故、小中高の算数・数学を教えている教師が、自分が教えていることが数学に繋がると思えるのかと。不思議です。全く無関係です。本当の数学は、デデキントの切断定理から始めた方がいい。誰もがそれを受け入れられるとは思いませんが、数学を理解する方法はそれ以外にないと思います。

[]機能アップ 21:47 機能アップ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 機能アップ - 西川純のメモ 機能アップ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私がコンピュータに接したのは高校2年のプログラムブルのHPの計算機です。生徒会会計の私はそれで予算案をつくりました。次は、大学1年で大型コンピュータです。フォートランです。そしてパソコンになりました。あの頃は、直ぐに機能がアップしました。アップしたハードで動かすと笑っちゃうほど早く終わります。なんて凄いハードだ!と感激します。ところが、1年もたたないうちにソフトがもたもたするようになります。そこで次のハードが出ます。アップしたハードで動かすと笑っちゃうほど早く終わります。なんて凄いハードだ!と感激します。ところが、1年もたたないうちにソフトがもたもたするようになります。そこで次のハードが出ます。(以下続きます)

 なんでそんなことが起こるのかと言えば、アップしたハードの限界まで動かそうとするソフトが生まれるからです。そして、その機能アップの殆どはそれほど望んでいないものです。例えばグラフィックが華やかになるようなものです。

 結局、そのようなことで、どんどんハートを買い換えなくならなくなります。

 先ほどNHKのニュースで教員の仕事が以下にハードであり、それをICTが救うという番組がありました。失笑します。

 教員の忙しさの原因は、膨大な書類作りです。だから、ICTでその負担が軽減されても、限界まで書類が増えるだけです。そして、それを乗り越えるICTが生まれます。以下は同じです。

 ICTで解決するのは本質的な解決策ではありません。結局、有限の教員の時間をどのように使うかという議論が無い限り、いたちごっこです。

[]光栄 21:32 光栄 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 光栄 - 西川純のメモ 光栄 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、1999年生まれの人から友達申請をいただきました。息子の一つ年上の高校生です。私は友達と友達の人しか申請が出来ないようにしています。そこで共通の友達を調べたら、その人の高校の先生でした。

 こんな、ぶっ飛んだことを書いている大学教師に高校生が友達申請をする。

 光栄です。

[]新宿の会 19:42 新宿の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新宿の会 - 西川純のメモ 新宿の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月24日に新宿で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/346286/

[]科学のプロセス 17:05 科学のプロセス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 科学のプロセス - 西川純のメモ 科学のプロセス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の所に、『学び合い』の理科のことで相談がありました。内容は、結論を先に述べて、それをみんなが納得する説明を考えるのが、科学のプロセス、つまり、仮説を立て、検証し、結論を出すというものに反すると言われて困っているという実践者の相談です。苦笑して脱力します。未だにそのような人がいるのかと。ま、そんなレベルですね。

 そんなのは今から40年ぐらい前の話しです。

 第一に、学習指導要領にはそんなことをしなさいとは書いていません。あるのは「科学的な見方や考え方」を述べているだけです。解説にはそれっぽいことは書いていますが、そこまでかたくなな縛りはありません。第一、解説には法的縛りはありません。従って、「仮説を立て、検証し、結論を出さねばならない」という主張に法的根拠はありません。

 第二に、科学史の研究から言って、そんなプロセスで科学は発展していません。そもそもハッキリした仮説を立てられるのは結論が出てからです。本当の科学の発見はもっとグチャグチャしたものです。

 第三に、教室の実態に合いません。そもそも日本中の教室で一校時ぴったりに科学的発見がなされるという奇妙な現象が起こっています。何故そんなことが起こるかと言えば、『学び合い』の実践者が結論を最初に言おうと言うまいと、結論を最初から知っている子が3割はいるからです。その子が絶妙な時間に教師が言って欲しいことを言うから、1校時ぴったりに科学的発見が起こるのです。

 つまり、クラス中の子どもの中でそんなプロセスで考えている子なんていません。

 なんでこんなに簡単なことが分からないのだろう。と馬鹿馬鹿しくなります。

 なお、「理科だからできる本当の「言語活動」」(東洋館)をお読み下さい。その先も書いています。

 私は理科教育に関する学術業績を最も多く持っている一人です。日本理科教育学会の学会賞受賞者は10人だけです。その一人が私です。私は長らく学会誌編集委員長を務めました。その私が提唱する『学び合い』が理科教育ではないなんて大笑いです。少しはものを調べてから批判すればいいのに。

[]越後『学び合い』の会 15:39 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、本日、越後『学び合い』の会がありました。

 遠方からのご参集もあり、盛況な会でした。

 が何よりも居心地の良い会だと思います。

 授業公開を許していただいた学校実践者、ポスターセッション、講演をお願いした方が敬意を表します。

 実は、あの会の主催者は我がゼミ生であって、私ではありません。本日のプログラムも、私は昨日知りました。

 会では『学び合い』の進化形の集団の話題が出ました。それを体現しているのは我がゼミ台と思います。だから、私が本で書いている『学び合い』のテクニックの99%はゼミ生に使いません。邪魔ですし、迷惑だから。その段階の集団は私を遙かに凌駕している。

[]初等中等アクティブ・ラーニング研究会 06:03 初等中等アクティブ・ラーニング研究会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 初等中等アクティブ・ラーニング研究会 - 西川純のメモ 初等中等アクティブ・ラーニング研究会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 初等中等アクティブ・ラーニング研究会を神戸で開催します。

小・中・高校の実践者に加え、学校全体で取り組まれている校長先生をお招きします。

http://kokucheese.com/event/index/342202/

初等中等教育

アクティブ・ラーニング フォーラムin神戸

【日時】2015年11月7日(土)

【場所】コミスタ神戸

【参加費】一般 4000円 学生 3000円

【スケジュール】

12:45 受付開始

13:15 開会の挨拶 

13:20 基調講演 西川純 氏(上越教育大学教職大学院教授 『アクティブ・ラーニング入門』著者)

         〜なぜ「アクティブ・ラーニングが求められるのか」〜 ※インターネット中継

14:00 休憩

14:15 話題提供1 鍋田宏祐さん(柏原市立堅下北小学校)

           小竹知紀さん(立命館宇治高等学校)

14:45 話題提供2  豊田 哲雄さん(池田市立小学校)

           福島 哲也さん(東大阪市立花園中学校)

15:15 休憩&フリートークタイム

16:00 全体講演 松尾 詩郎さん(和歌山県 紀美野町立野上小学校長)

         〜学校全体で取り組むアクティブ・ラーニングの挑戦と成果〜

16:50 休憩

17:00 参加者参加型全体ディスカッション

    〜マグネット・テーブルの手法による学び合い

18:00 閉会

19:00 懇親会(希望者)

15/10/16(金)

[]中郷中学校 16:46 中郷中学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中郷中学校 - 西川純のメモ 中郷中学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日、越後『学び合い』が開かれた上越市の中郷中学校に関するお知らせです。

 10月31日(土)、上越市中郷中学校で文化祭が開かれます。地域一体型です。地域との連携ができている中郷中学校ならではの文化祭です。地域の人が出店を出したり、保育園児・小学生・高校生がステージ発表をしたりします。ゼミ生も参加します。カップラーメンを売るので、みなさん買ってください。お誘いします。

www.nakago-j.jorne.ed.jp

[]『アクティブ・ラーニング入門』 06:02 『アクティブ・ラーニング入門』 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『アクティブ・ラーニング入門』 - 西川純のメモ 『アクティブ・ラーニング入門』 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 発売2ヶ月で『アクティブ・ラーニング入門』が5刷りになりました。ご愛顧感謝です。私のアクティブ・ラーニング本が売れれば売れるほど。「なんちゃってアクティブ・ラーニング」が出来づらくなります。何故なら、私の本では「学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。」という定義を書いてあります。従って、アクティブ・ラーニングを書いたり、言ったりする人は、そのことにちゃんと応える必要があるからです。

 お願いです。

 まわりの人に勧めて下さい。定義が一般的になればなるほど、なんちゃってがやりづらくなります。

15/10/15(木)

[]宝 07:19 宝 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 宝 - 西川純のメモ 宝 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 これから学校には様々なライバルが生まれます。その中で、既存の学校が戦うために何を武器にしたらいいでしょうか?

 子どもの能力の多様性は、一斉指導では頭痛のタネです。しかし、これから参入してくる学校の方はセグメント化をしているので、多様性は低くなります。そして、個別対応が主になります。だから、一斉指導では絶対に勝てません。

 『学び合い』の場合は、子どもの能力の多様性は宝です。だから、『学び合い』で勝負するならば新規参入者に勝てます。

 ま、大多数の教師には意味不明でしょうが・・・・

http://ed.kadokawadwango.co.jp/index.html

[]フリースクール 07:08 フリースクール - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - フリースクール - 西川純のメモ フリースクール - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今の教育で見捨てられているのは、成績下位の子どもばかりではなく、成績上位層も見捨てられています。

 タブレット端末、ネット利用を自由にするフリースクールで、十分な子ども集団を確保できれば、賢い保護者は子どもをそこに入学させるでしょうね。少なくとも都市部では十分成り立つ。

 そして、そのフリースクールが灘や開成を超える東大入学者を育てたら・・・

 学校教育法等とのからみで法整備はかなり困難だと思います。しかし、多様になることはいいことです。フリースクールの問題点はあったとして、では、今の学校に問題は無いのかと私は言いたい。私の高校の教え子には、中学校3年間の登校日が3日の子がいました。その子は中学校の課程を修了認定されているのです。そんな学校に、フリースクールをとやかく言える権利はない。

 真実を多分に含んだ笑い話です。

 ニューヨークの医者がストライキをしたそうです。ところが、自主的にストライキをやめました。

 実は、ストライキ期間の死亡率が低下したという統計結果が出てしまったのです。これ以上、ストライキを続けると、この事実が広く認識されます。それを知られることを恐れたため医者は自主的にストライキをやめたのです。

 外圧を受けない限り、今の学校は変わりません。だって、日本最大の組織なのですから。

http://www.asahi.com/articles/ASHBF5GN6HBFULFA022.html

追伸 実際にあったことです。特別支援の認定を受けていない(正確に言えば判定を受ければそうで無いと判定される子)子どもの保護者が、我が子に特別支援の学級に入れて欲しいと学校に願ったそうです。何故なら、普通学級より成績が上がるからです。

 その話を聞いて、笑い、そして、納得しました。何故なら、特別支援学級の教師の実力を知っているからです。その教師が二三人の子ども相手に教えたならば、もの凄いことが起こります。だって、知的な障害が疑われる子どもの方が通常学級より成績が上回ることをやらかしてしまっているのですから。

15/10/14(水)

[]広島 10:39 広島 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 広島 - 西川純のメモ 広島 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 広島で講演することになりました。とりあえず以下の通りです。

(日 時):12月13日(日)9:00~13:00

(場 所):広島市内

(講 師):上越教育大学 教授 西川純 氏

      常葉大学 准教授 田代直幸 氏 

(テーマ):理科教育の向くべき方向(案)

 田代さんは前文部科学省の教科調査官です。

 理科がメインですが、私は私ですので汎教科的な話になると思います。とりあえず、お知らせいたします。

15/10/13(火)

[]退場 12:46 退場 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 退場 - 西川純のメモ 退場 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今回の改革で多くの人は、「そんなこと出来るか?」ということを問います。(つまり、出来るわけないだろ。やったら大変なことが起こるよと言いたいのです。)しかし、それに対する社会の反応は、「出来ます、何故なら・・・」ではなく、「出来ないならば退場して下さい」です。多くの人は、この厳しさが分かっていない。

 退場した後は、外国人が補ってくれます。その準備は入管法の改定で十分に整っています。

 東大のライバルは京大や早稲田や慶応ではありません。海外のトップ校です。しかし、残念ながら、それらの大学は東大をライバルとは見なしていません。

http://toyokeizai.net/articles/-/86799

15/10/12(月)

[]大分の会 17:59 大分の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大分の会 - 西川純のメモ 大分の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11月15日に大分の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/344671/

[]暴落をソフトランディングするために 17:45 暴落をソフトランディングするために - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 暴落をソフトランディングするために - 西川純のメモ 暴落をソフトランディングするために - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が大学入試の時は、歯科医は花形でした。歯科医になりさえすれば大金持ちになれると思っていました。偏差値70のような歯学部もありました。ところが、現在の歯科医の収入はサラリーマンレベルです。何故、そのようなことが起こったと言えば、私の高校時代に比べて歯科医の人数は三倍になり、日本の人口は横ばいです。単純計算で収入が3分の1になってしまったのです。

 何でそうなったのでしょうか?

 歯科医が不足しているときは歯学部が増設されます。そして、歯科医が増えるのです。授業と供給のバランスがとれたら、歯学部が削減されるべきですが、大学としては入学希望者がいる限り削減しません。結果として、供給過多になってしまうのです。もし、子どもや保護者がもっと早めに歯科医はそれほど儲からないぞと知っていれば、今のような状態になってはいないのです。

 本当だったら、受験産業がもう少し勉強していて、10年先、20年先の情報を受験生に流すべきですよね。ところが、受験産業は売れればいいのですから、ヒートアップしている状態だったらあおればあおるほど、儲かりますから。

 さて、現状の学校で教師が教えている知識、技能の価値は暴落します。しかし、教師はそのことを子どもや保護者に知らせません。だって、知らない方が自分たちのためですから。やがて子どもや保護者は気づくでしょう。でも、可哀想なのは気づかない子どもと保護者です。だれかが早く教えてあげるべきです。

 ということで、今、親向けの本を書いています。そして、それは私以外の方も書きます。これが、最近の私のアクティブ・ラーニング本と同じようにブレイクすれば、流れはもっと確実に、早くなります。

 とにかく、多様な方法を柔軟にやり続けます。

15/10/11(日)

[]可愛い 21:54 可愛い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 可愛い - 西川純のメモ 可愛い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 中3の息子は受験生です。夕食を食べ終わると、直ぐに問題集に取り組みます。しかし、落ち着きません。「大変だ」ということをアピールします。

 そこで、「大人になりな」と諭すと、「甘えたいんだよ」と息子。そこで、ダッコして、チュチュしました。そうしたら落ち着きました。可愛いな~

[]分かれ目 21:48 分かれ目 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 分かれ目 - 西川純のメモ 分かれ目 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この子達を社会のメンバーにするか否か、それが日本の未来を決めます。

http://www.asahi.com/articles/ASHB97FB3HB9PTFC017.html

[]黙示録 21:14 黙示録 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 黙示録 - 西川純のメモ 黙示録 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 文科省や高校が騒いでいるアクティブラーニングは氷山の一角です。本当の恐ろしさは、雇用社会の変化です。保守的な教師は子どもの人生を潰している。

http://toyokeizai.net/articles/-/87614

[]行政文書 06:46 行政文書 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 行政文書 - 西川純のメモ 行政文書 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 法令の文書は明確に書かれています。同じ公文書ですが行政に関わる文章は曖昧な部分を持たせています。行政文書には政治的な妥協の産物ですから。

 それ故、行政文章は世に出たとたんに政治闘争の道具となり、変質します。

 最近、「アクティブ・ラーニングをやるって言っても、全部とは書いてないでしょ。」といって、今まで通りの授業の中に少し取り入れればセーフであるということを言う人や組織があることを知りました。ま、想定の範囲です。

 下村大臣の諮問(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1353440.htm)を読めば、それは屁理屈であることは明白ですが、ま、確かに全部やれとは書いていません。

 アクティブ・ラーニングを推進したい立場の人、それをうやむやにしたい人の両方がこれから長い政治闘争に入るのです。さて、この政治闘争においての勝負は行政文章を読み込むことが大事です。どこがポイントであるかを抑えれば、「とは書いていないでしょ」というレベルのものを潰すことは可能です。でも、もう一つあります。行政文章を生み出した上位の目的は何かを見極めることです。それに一致させる言動をする人が結局勝ちます。だから、「とは書いていないでしょ」レベルの言葉遊びで勝負する人は相手にする必要はありません。アクティブ・ラーニングは少子高齢化の日本の生き残り策なのです。今まで通りの授業では生き残れませんから。

 ちなみに私が学内政治での勝率が非常に高いのは、教員養成系大学が求められていることは「大学院の定員充足」と「教員養成・再教育」であることを知っているからです。だから、「その人を目当てに大学院に入学する現職教員、学卒生が多く、後者に関して教員採用率が高い人」は学内において強いからです。少なくとも権力を持っている人は、その様な人を求めていますから。

 何を言いたいか。同志の皆さん、言葉遊びの議論をする人と同次元の戦いはやめましょう。分かりたくない人に分からせることは無理です。中高の同志の方は進学実績を上げて下さい。そして、小中高の同志の方は、アクティブ・ラーニングの意味を子どもと保護者に伝えて下さい。保守的な学校・教師を変えるには外圧しかありません。

 今の教育を維持することにメリットがあるのは変わりたくない教師だけなんです。今は1対10の戦いをしているかもしれません。でも、学校の外の人を巻き込めば、200対1でこちらが有利です。(日本の人口は1億3千万人で小中高の教師は70万人ですから)

[]褒められた 06:09 褒められた - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 褒められた - 西川純のメモ 褒められた - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この年になると、褒められることは少なくなります。だから、褒められるととても嬉しい。

http://ict-enews.net/2015/10/09minblo/

15/10/10(土)

[]無礼なメール 22:13 無礼なメール - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 無礼なメール - 西川純のメモ 無礼なメール - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は毎日膨大なお悩みメールを受けて、それらに対して返信をします。その中で無礼で、不誠実なメールを受けます。代表的な例です。

 第一に、自己紹介しない。自らの名前や所属を明らかにしないメールです。私にそれを明らかにしないのは、私に対する信頼がないからです。ま、それよりも常識に欠けるのでしょう。だから、大抵は以下の特徴を伴っています。

 第二に、連続するメールを送る際、前のメールを当然私が覚えていることを前提としています。その方には私は一人かもしれませんが、私にとってはワンノブゼムなのです。私のゼミに所属して2年間苦楽を共にした人、『学び合い』の会で一緒に頑張った人ならば個人と個人の関係があります。しかし、メールだけの関係なのに、個人関係があると思うのが変だと思います。

 第三に、私が誠実に返信しているのに、それに対して「ありがとうございました」の一言がありません。だいぶ期間があってから、その人が必要だったときに、いきなりメールが来ます。「おはようございます」と言われたら、「おはようございます」と応えるのが当たり前だと思います。が、それがありません。

 色々なお悩みメールが来ると、私は誠実な対応をしようと思います。しかし、上記のような人からのお悩みメールが来ると、「基本的な礼儀が分かっていないから問題が起こるのだよな~」と思います。ま、書きませんが。

追伸 「私ではありませんか?」という問い合わせは不必要です。そんなことを心配する人は、上記のようなことはしません。上記のことをする人は、自分のことしか考えません。だから、そのような人は普段からこのメモを読むことはしません。問い合わせはしないでね。

[]WOM 21:53 WOM - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - WOM - 西川純のメモ WOM - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ROM(Read Only Member)という言葉がネットであります。情報発信をせず、情報受信のみの人です。

 一方、私はWON(Write Only Member)です。つまり、情報発信はしますが、情報受信を積極的に発信しません。

 今から三十年前に教師になったとき、自らに課したことがあります。それは、公平であれ、です。教師として目の前にいる子どもたちを知れば知るほど、一人一人が必死に生きていることを感じます。その全てに応えたいと思います。が、そんなのは無理です。しかし、出来るだけそれをしなければならないと思いました。だから、公平であろうと思いました。しかし、教師も人の子です。相性の合う子もいれば、そうで無い子もいます。いや、嫌いな子もいます。そして、物理的に関わる時間の多い子もいれば、少ない子もいます。その中で公平であらねばと思うならば、関わる子に対し全てに濃密な関係を結ぶより、濃密な関係を出来るだけ制限し、疎遠な関係を意識的に補うべきと思いました。私が高校教師であったとき、子どもの名表を教卓に置き、「おい」とか「や~」レベルでも何か一言でも子どもに声をかけることを自らに課しました。そして、その度に名表にチェックをしました。その結果分かったのは、「おい」とか「や~」レベルであっても、全ての子どもにそれをやることはとても大変であることです。そして、なおさら、関わる子に対し全てに濃密な関係を結ぶより、濃密な関係を出来るだけ制限し、疎遠な関係を意識的に補うべきと思いました。

 私はFBで1400人の人と繋がっています。もう一つのブログには毎日、三千ヒットがあります。だから、WON(Write Only Member)にならざるを得ないのです。私は決して公平な人間ではありません。その自覚があるから、自らにルールを課す必要があるのです。

 冷たいと思うかもしれませんが、数千人の方々に公平であることを自らの課していることをご理解下さい。

追伸 上越までおいでいただけるほどの、時間とお金を投資していただければ、それに見合ったことはします。また、メールに対しては、不誠実な対応をしたことは一度もありません。かなり不誠実で、無礼な人に対しても、我慢して対応しています。

[]素直 10:44 素直 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 素直 - 西川純のメモ 素直 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何故、素直な子が伸びるか?理由があります。

物事を学ぶ段階には守破離というものがあります。まずは守の段階が必要です。我流ではなく、先人の見いだした型を素直になぞる段階です。この段階で我流を出せば学ぶことは出来ません。

最初から先人の見いだしたものを乗り越えられる人はいますが、ま、ごく希です。凡夫は先人の見いだしたものに従うべきです。これが素直な人が伸びて、素直じゃない人が伸びない理由です。

 素直なだけで自ら考えない人は守の段階で止まります。ま、それでも素直じゃなく、守の段階にも至らない人よりは遙かに優れています。しかし、その段階を超えるためには自らの頭で考えなければなりません。ただし、守っていたことに反発し、それを破ることが目的では守で獲得した能力も変質し、ダメになります。自分の頭で考えると、型がきつくなる、だから破ります。しかし、自らの型を創り上げてみると、実は守で大事にしていたことの意味が分かる。それが離です。先人が生み出した型も、自らが生み出した型もどちらも意識せず、守で大事にしていた考えに基づき、行動することが出来ます。

 『学び合い』は考え方だと繰り返します。一人も見捨てたくないという願いと、それを実現するための学校観、子ども観です。3つとも書けば1行で収まるものです。しかし、それは古典物理学がF=mαという至極単純な式を3次元に拡張し、微分、積分すれば古典物理学の公式がほとんど導かれると同様に上記の願いと考え方は強力なのです。

 残念ながら、『学び合い』のコアの部分を考え方ではなく、教え方だと考えてしまうと離の段階で本当に『学び合い』ではなくなります。つまり、一人も見捨てたくないという部分が弱くなってしまいます。

 しかし、今の段階でそれを全ての人に求めても無理です。文化は人の間にあるものですから。分かってくれる人を増やさねば。でも、一定数は必ず必要です。広げること、深めること、両方とも必要です。

追伸 色々な人のブログを読んでいると、色々な人がどの段階に至っているか分かります。『学び合い』を方法としてとらえ、不必要に反発する人もいます。しかし、私は何も言いません。分かる人はいつか分かりますから。

[]合わない 10:44 合わない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 合わない - 西川純のメモ 合わない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「『学び合い』に合わない子もいます。だから、『学び合い』は万能ではありません」という方がおられます。その度に、「その方は『学び合い』を教授方法としてとらえているんだろうな」と思います。つまり、「一人も見捨てたくない」という願いで『学び合い』をとらえていないということです。

 『学び合い』に合わない子がいることは、人様から言われなくても知っています。だって、私がそうですから。だから、私は小中学校で友だちがいなかったのです。私の一番嫌いな教師の言葉は「好きなもの同士で集まって」という言葉です。

 でも、そのような子どもは大人になります。では、「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決すること」(『学び合い』の学校観)が出来ないままで、その子は大人社会で生きていけるでしょうか?その問いかけが無く、その日の授業のことしか考えられないから「『学び合い』に合わない子もいます。だから、『学び合い』は万能ではありません」と言うのです。

 だから、何が何でも大人社会に巣立つ前に「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決すること」が出来るようにしなければなりません。それを組織的に学ぶ場は学校です。

 でも、自閉症のようにそのようなことが極端に不得意な子がいます。しかし、私の知る限りにおいて普通学校に通える子どもだったら、その子の扱い方を知っている仲間は創れます。そして、そのような仲間集団の中では、皆、見捨てられません。

 このあたりを理解する人を増やすためには、とりあえず入門段階を超えて、子ども達集団がどれほどのことが出来るかを経験しないと実感がわかないと思います。

 ということで、今日も本のゲラをチェックし、新しい本の原稿を書いています。

15/10/09(金)

[]禁断の味 21:31 禁断の味 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 禁断の味 - 西川純のメモ 禁断の味 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日はゼミの飲み会です。

 ゼミ生と話しました。

 「可愛い」の一言です。どの子と話しても、私を選んでくれた子どもたちです(中には40代もいます)。話せば話すほど、語りたくなる。でも、本質は集団。分かっています。でも、ゼミの飲み会ぐらいは自分を許します。

[]長野セミナー 06:58 長野セミナー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野セミナー - 西川純のメモ 長野セミナー - 西川純のメモ のブックマークコメント

「第9回『学び合い』長野セミナー-アクティブ・ラーニングへの近道-」を開催することになりましたので,ご案内します。

お誘い合わせの上,ご参集くださいますようお誘いいたします。

皆様にお会いできることを楽しみにしています。

<第9回『学び合い』長野セミナー-アクティブ・ラーニングへの近道->

日時:2015年1212日(土)9時00分~12時30分

会場:信州大学教育学部N101講義室

日程:

9:00-10:30 アクティブ・ラーニングの講演(西川純氏)

10:40-11:30 『学び合い』によるアクティブ・ラーニングの体験

11:40-12:10 『学び合い』によるアクティブ・ラーニングの実践発表(小布施町立栗ガ丘小学校,小布施町立小布施中学校,中野西高等学校)

12:10-12:30 アクティブ・ラーニングへの近道のフリー・トーク

参加費 一般2,000円,大学院生1,000円

詳細は,http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/education/news/2015/09/1666429.html をご覧ください。

お申し込みは,こくちーず http://kokucheese.com/event/index/334503/ からできます。

[]倫理的・社会的能力 06:05 倫理的・社会的能力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 倫理的・社会的能力 - 西川純のメモ 倫理的・社会的能力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アクティブ・ラーニングの定義の定義は、平成24年8月28日に発表された「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~(答申)」の用語集にあります。その中には、「学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。」とあります。

 ある方から、「倫理的、社会的能力」とは何ですか?と聞かれました。

 「認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験」とは「汎用的能力」の様々な側面を示すものです。では、汎用的能力とは何か?それは学校教育で達成すべき人格の完成です。

 つまり、学校で学ぶべきものの中で「認知的・知識・経験」は学習指導で行っています。だとしたら、「倫理的、社会的能力」は学習指導と一対となっている生徒指導に対応しています。

 つまり、アクティブ・ラーニングとは学習指導と生徒指導が一体となった教授・学習法と言えます。

 つまり、教師が「みんなが協力する」を生徒指導の柱にしていたならば、国語や理科の授業においても「みんなが協力する」を子どもに求めるのです。その教師が「深く考える」を教科指導の柱にしているならば、挨拶運動や喫煙指導においても「深く考える」ことを子どもに求めるのです。学校教育の全てにおいて学習指導と教科指導が渾然となっているのがアクティブ・ラーニングです。

 今までは学習指導は教科の時間、生徒指導は教科外の時間でした。では、それで教科指導と生徒指導は融合できるでしょうか?

 自分自身が大学で教員免許取得のための講義を受けていたときを思い出して下さい。きっと「こんなの学校の先生になって役立たないよな」と思ったことはあったと思います。その講義の担当者が、「それは私の仕事ではない。学生の仕事。現場で融合すればいい」と思っていたとしたら、どう思われますか?その講義の担当者が融合することをしない理由は、それがとても難しいことだからです。そんな難しいことを学生に丸投げするのは無責任だと思います。

 学習指導で学ぶこと、生徒指導で学ぶこと、それらを融合し、教育基本法第一条で規定されている人格の完成に繋げることは難しいことです。だから、今まで学習指導は教科の時間、生徒指導は教科外の時間で行われていました。しかし、それは無責任ではないでしょうか?教師すらも難しいと思っていることを子どもに丸投げするのは無責任です。

 それに学習指導と生徒指導が分離したならば、子どもは安心して教師の指導を受けることは出来ません。子どもは学習指導・生徒指導をその内容で受け入れるか否かを決めているのではなく、それを語る教師によって受け入れるか否かを決めています。

 考えてもみて下さい。教諭は校長の「人」を様々な言動を通して理解しようとします。そして、その「人」に基づいて校長の指示を理解しようとします。例えば、「あの校長は自分の指示をしっかり守ることを求める人だ」と思えば、校長が「皆さんの自由な発意のもとに考えて下さい」と言っても、教諭は「結局、何をやればいいの?」と思うでしょう。子どもも同じです。学習指導で言っていることと、生徒指導で言っていることがバラバラならば混乱します。

 つまり「倫理的、社会的能力」とは生徒指導で育てたいと思っている能力、です。

15/10/08(木)

[]素直 21:47 素直 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 素直 - 西川純のメモ 素直 - 西川純のメモ のブックマークコメント

三十年、教師をやって思うこと。

素直な子が伸びる。

素直でない子は伸びない。

その素直な子を自分以上にするかいしないか、そこが勝負。

[]基礎 18:13 基礎 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 基礎 - 西川純のメモ 基礎 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 素粒子の第一線の研究者に「この研究は役立つか?」と聞くのは無粋だし、「分かりません」と答える研究者は美談になる。

 http://news.livedoor.com/article/detail/10680876/

 しかし、教員養成系大学において、「この授業は教師になったら何に役立つのか?」と教員に聞くのは当然だし、「分かりません」と答える教員は無様です。そして、「それを考えるのは君たちの役目だ」と言ったり、「理科は科学を教えるための教科なのだから、科学を学ぶのは当然だ」と言ったりするのは愚かです。

 「それを考えるのは自分の仕事ではない」と言ったら、じゃあ、あなたの仕事は何?と問われます。「理科は科学を教える教科だ」と言ったら、「違います。科学を使って人格の完成を目指す教科です」と言われます。

 教員養成系学部用の物理学や数学はありません。しかし、教員養成系学部用の物理学の講義や、数学の講義はあります。それは、理学部のレベルを下げることではありません。それに気づかないと緩慢な(いや、急激な)死が来るのに。

[]今2 11:53 今2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今2 - 西川純のメモ 今2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以下を朝書きましたが、数時間で在庫無しです。とほほ。

 お手近な書店に注文するのが一番早く、確実だと思います。

[]今 06:58 今 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今 - 西川純のメモ 今 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 品切れでアマゾンで注文できなかった「高校教師のためのアクティブ・ラーニング」が、6時58分現在は注文できるようです。http://goo.gl/uqIAJo

15/10/07(水)

[]検証 06:53 検証 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 検証 - 西川純のメモ 検証 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、ノーベル賞を取る人が増えていますね。でも、それらは「今」の日本の教育、「今」の大学の質を示しているのではありません。それらは今から30年前以上前の日本の教育、今から10年以上前の日本の大学の質を示しています。そして、増えているとはいえども、アメリカには全くかなわない。

 何故か?

 検証が必要ですね。しかし、アクティブ・ラーニングを「いまのままでいいんです」と言っている日本の教育界の大勢から言えば、検証しても本質は出ないでしょうね。私は我らの道を仲間と行く。

15/10/06(火)

[]腕 21:17 腕 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 腕 - 西川純のメモ 腕 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は二つの授業が連続していた。後期のはじめの授業ですので、完全一斉指導型エンターテーメントです。語っているときは憑依していますが、終わると脱力感にかられます。それにしても昔はこれをどんどんやっていたなんで、我ながら凄いと思います。同時に、もうしたくないな~。

 今日は久しぶりに150人規模の講義です。昔の技を駆使した授業です。語るだけ語った後、「じゃ、今日はこれまで」とさっと帰る私の背中に学生さんの拍手が起こる。こうなると「やった!」と思います。司会者の音頭で起こる拍手ではなく、自然発生で起こる拍手です。封印している腕は衰えていないなと思います。

 しかし、左前方に一人の学生は眠たそうにしており、真ん中後ろに3人がアクビをしている。左中断に反抗的な視線を向ける学生。その他に4人。計、9人がいました。そのうち5人はテクニックを駆使すれば、こっちに引き込める。が4人は最後まで無理でした。腕が落ちたなと思います。昔は、こっちからで向いていじくって引き込むテクニックを使っていたが、それを使う気になれない。

 たまには「アリ」ですが、どうも学生さんの力量を引き出していいない自分に自己嫌悪します。「飛び込みなんだ」と連呼する自分がいます。

 それにしても、子どもは可愛い、という気持ちに浸ります。禁断の味です。わざと不快そうな顔をしている子どもの顔も可愛い。


[]教科専門 17:55 教科専門 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教科専門 - 西川純のメモ 教科専門 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 小学校の花の観察はアブラナの花でやります。何故でしょうか?

 身近に手に入れるのだったらタンポポの方がいいですよね。

 いや、チューチップや朝顔でもいいですよね。

 アブラナの花は桜に比べて小さい。日本の花と言えば桜ですよね。

 じゃあ、なんでアブラナなのでしょうか?

 学習指導要領の5年生には「エ 花にはおしべやめしべなどがあり,花粉がめしべの先に付くとめしべのもとが実になり,実の中に種子ができること。」とあり、取り扱いは「エについては,おしべ,めしべ,がく及び花びらを扱うこと。また,受粉については,風や昆虫などが関係していることにも触れること。」とあります。

 市街地において最も身近な植物はキク科植物とイネ科植物です。ところが、タンポポなどのキク科植物は集合花です。普通の人が花びらだと思うのが一つ一つの花なのです。小学生に集合花を説明したり、一つ一つの花の花びら、おしべ、めしべを見つけるのは困難です。

 イネ科植物の花は地味なので、大人も花には見えません。

 チューリップの場合は、花びらと萼の違いが見分けがつきません。我々がチューリップの花びらだと思っているうちの3枚だけが花びらで、外側の3枚は萼です。しかし、こんなことを小学生に説明すると混乱しますよね。朝顔の場合、花びらを何枚であると説明したらいいでしょうか?

 桜の場合は構造は分かりやすいのですが、バラ科植物は個体の変異幅が大きいのです。そのため、そのため、アブラナのように花びらが何枚、おしべが何枚という基本構造を理解させるのが困難なのです。

 その他、市街地にもランの仲間の花をよく見かけますが、特殊化が進んでいる花なのです。

 ということで、花屋に並ぶ花の中でアブラナに比肩できる花は殆どありません。

 つまり、なにげにアブラナの花の観察をしているわけではありません。

 これを大学に就職してから生物学の先生から教えてもらいました。今の大学の生物は分子生物学や生理学などを学びますが、分類学などをしっかり学ぶことはありません。そもそもそのようなスタッフをそろえませんから。そんな学生が現場に出て博物学的な小学校の理科を教えるのです。

 その生物学の先生には色々と教えてもらいました。そして、生物学が小学校理科に以下に関わるかを実感させてもらいました。

 今、教員養成系の教科領域の教科専門は危機的状況にあります。今までは設置基準という規則によって守られていたのですが、基準が大綱化されたため、教科専門の人がいなくても大丈夫になってしまったのです。かなり以前から教科専門に対しての風当たりは強かったのですが、設置基準があるため教科専門の人の危機感はイマイチでした。

 「教科専門は専門を教えればいい。その専門を実際の理科に繋げるのは教科教育学の人の仕事だ、いや、学生が学校現場に行って学べばいい」、それが本音だったと思います。でも、私に上記を教えてくれた生物の先生のように、生物学の専門家だから出来る教科専門の人は生き残れると思います。そして、大事にされます。

 危機感の薄い中で、教科専門の優秀の人が苦労するであろうことを憂います。

15/10/05(月)

[]小学校の先生へ 08:51 小学校の先生へ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 小学校の先生へ - 西川純のメモ 小学校の先生へ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 小学校の同志の方々へ

 今まで「教科の本質は『学び合い』では教えられない」と言われたことありませんか?現実に教えていると、そんなことはないことはわかっているのですが、どういう風に話したら良いか悩みませんか。

 新刊の「高校教師のためのアクティブ・ラーニング」(東洋館)をお読み下さい。そして、それをそのような方に紹介して下さい。教科担任の高校の先生が、教科の言葉でそれを語っています。タイトルの「高校」に目を惑わされることはありません。この本は、教科を前面に出した、『学び合い』の最初の本だと理解下さい。

[]高校教師のためのアクティブ・ラーニング 05:54 高校教師のためのアクティブ・ラーニング - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高校教師のためのアクティブ・ラーニング - 西川純のメモ 高校教師のためのアクティブ・ラーニング - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「高校教師のためのアクティブ・ラーニング」(東洋館)を全部読み直しました。不覚にも、何度も涙が流れました。原稿の段階で読んでいたものであっても、本となって読み直すと涙が流れます。

 私の担当のところに比べて、各教科の先生方の書かれた部分の方が段違いに「いい」と思います。

 何故涙が流れたか。

 教師としての喜びは、大学教師より高校教師の方が多く得られます。そのことは大学教師に代わってから思い知らされました。毎日、「何で俺は大学に異動してしまったんだ」と酒を飲むたびに悔やみました。しかし、しょせん私は教師として子どもの業に正対できる能力は無かった、と納得して諦めました。

 本に関われている実践者の文章を読むと、「そう、高校の教師はそうだよな」と思いだし、「あ~この世界を出て行ってしまったんだな~」と思うと涙が出ます。

 しかし、もう一つの涙もあります。

 本に書かれている教師の喜びは、私が高校教師だったときに得ていた喜びとは次元が違います。私が授業中に得た喜びとは、子どもたちを私が思ったとおりに動かしたときの「私」に対する喜びです。しかし、本で書かれている授業中の喜びは、自分の想定していない子どもの姿であり、それによって子どもが成長していることに対する喜びです。

 それを感じるとき、悪気はなかったが、高校教師時代に犯した過ちの罪滅ぼしの一部が出来たのではないかと思うと涙が流れます。

15/10/04(日)

[]高校 21:45 高校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高校 - 西川純のメモ 高校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が高校教師だった三十年前。教育のことを考える高校教師は「バカ」です。高校教師が読む本は教科の背景となる学術書です。

 私が高校教師になったとき、それがとても違和感を感じました。東京都の理科の教師が集まる会合、研修会、そこで語られることは理学部の会話そのものです。が、でも理学部で現在はなされている内容より、かなり古い。私の印象は二流、三流の理学部知識で勝負している先輩教師の姿が滑稽でした。そんなのは理学部の博士課程に進学した同級生には決して勝てるわけありません。自分の専門性で勝負するならば、教師の職能で勝負すべきだ。

 が、そんなことを思う教師は少数です。

 だから、大きな本屋で並ぶ本の大多数は学級担任制の小学校教師向けの本が大多数です。そして、それよりも「ぐっと」下がって中学校教師向けの本が並びます。が、高校教師向けの教育書を見ることはありません。ま、出版しても買う人はいませんから。

 今から、十年前、高校で授業研修会があると聞いて、腰を抜かしました。そんな時代になったんですね。と。

 本日、出張から帰ると東洋館出版社より新刊本の献本が届きました。

 タイトルは「高校教師のためのアクティブ・ラーニング」です。私の不勉強かもしれませんが、本のタイトルに高校が入る、教育書のメジャーの出版社から出る本は天地開闢以来、最初ではないでしょうか?

 もと高校教師として、その先鞭をつけられたことを誇りに思います。

追伸 本のタイトルの最終的な案は、私は出版社に任せます。これをお願いした編集者のHさんは高校という文字を入れることを決めました。それを知り、三十年の時の流れを感じました。この一歩は大きい。

[]神奈川の会 16:56 神奈川の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 神奈川の会 - 西川純のメモ 神奈川の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』神奈川の会が開かれます。お誘いします。

 10月24日(土) 13時~16時

 労働プラザ 第8会議室

 

[]仕事 16:54 仕事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仕事 - 西川純のメモ 仕事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 仕事を終えて東京を出発します。

 色々な方々と出会えた。嬉しい。

15/10/03(土)

[]素敵 06:53 素敵 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 素敵 - 西川純のメモ 素敵 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 三十年後、四十年後の話をして子どもが分かるか?












 分からない子が大多数です。

 そして、分かる子でも、「そうかな~・・」です。













 このあたりは、『学び合い』の実践者も、そうでない人も同じです。




 でも、その程度でも、三十年後、四十年後の子どもたちの幸せに繋がると夢想し、そのように子どもに語れば、子どもにも分かると思うのが『学び合い』です。


 ま、そう思えない人が大多数であることは了解しています。でも、ここで書いていることが素敵だと思う人もいます。

[]『学び合い22:39 『学び合い』 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』 - 西川純のメモ 『学び合い』 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、ゼミ生から聞かれました。

 『「『学び合い』の会に出たとき、これって『学び合い』?と思われる実践があり、周りの人が、これも『学び合い』なんだと安心している人がいました。西川先生はどうお考えですか?』と聞かれました。

 私が誰のことを言っているであろうことを名指して語ったので、ゼミ生はビックリしました。(つまり、分かっていることを分かって)

 以降の私の説明はおおよそ以下の通りです。

 「それは分かっているよ。あるものが『学び合い』であるか否かを私という個人が判断することはいいことではない。判断できるのは理論だよ。そして、入り口は多様であるべきだ。でも、最終的に達するものが分かったならば、結局、一つに至る」

 では、『学び合い』であるか否かを判別する方法は何でしょうか?

 『学び合い』の根幹は願いであり、学校観、子ども観です。

 学校観で説明しましょう。結局、それが願いと子ども観に繋がりますから。

 『学び合い』とその他との簡単な違いは、その授業の目標を「その日」におくか、「1年」をくか、30十年後、40年後におくかです。

 その日におくのは従来型授業です。30年後、40年後に置くのが『学び合い』です。その授業が30年後、40年後に人生に関わるかを「子ども(正確にはクラスの中の2割)」が納得できる説明できるのが『学び合い』です。

 この説明だったら、ゼミ生、同志の方は分かると思います。それに繋がり、その変化が子どもが分かる姿は分かると思いますから。これは『学び合い』の実践者以外、意味不明だと思います。

[]教師の役割 18:26 教師の役割 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師の役割 - 西川純のメモ 教師の役割 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師の役割をお読みください。『学び合い』そのものです。

 https://mirai.doda.jp/series/interview/ai/

15/10/02(金)

[]腹2 07:17 腹2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 腹2 - 西川純のメモ 腹2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私のゼミはキャラが濃い。本来、人はキャラが濃いものですが、それを隠します。でも、私はキャラが濃いことが好きなので、出しやすいからだと思います。

 そのようなゼミなので色々なゼミ生がいます。色々な問題が生じます。私はそれを読み取れます。種明かしすれば簡単です。例えば、ゼミ生一律で私に提出しなければならない書類の集約が遅いときなどは分かりやすいですね。それによって、個々の学生の集団との距離感が分かります。その他、見取るポイントは山ほどあります。(ふぉふぉふぉ)

 でも、「私はゼミ集団の中で解決できるし、その解決策がその時点での最適解であると信じ切っている」ことをゼミ生は知っています。少なくともゼミをリードする学生は知っています。だから、基本的な方向性を出すことを求めますが、個々の解決を求めることはありません。

 これが徹底しているので、私のゼミは「変」と他のゼミの学生さんから思われています。が、幸い、「変」であることに関して一定の市民権を得ています。

[]腹 07:02 腹 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 腹 - 西川純のメモ 腹 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある子が「切れて」怒鳴りまくり、教室を飛び出すことが度々あったとします。大抵の教師は「自分がその子のお世話が係になる」、「クラス委員を呼んで何とかするようにお願いする」、「その子が飛び出さないような声がけや教材を用意する」ことをします。

 第一番目の対応だと、大多数の子どもがしらけてしまします。第二番目の対応だと、特定の子どもに負担が集中し、やがてその子が切れます。第三番目の対応だと、成功する場合もありますが、失敗することが少なくない。なによりも教師が疲れてしまいます。そして多くの教師はそのような力量は無いし、得られない。

 一方、その子もいる教室で、その様なことが無いようにしようと語るのが『学び合い』の作法です。でも、そう言うと、「そんなのは無理」と一般の先生は言います。でも、何故、その子のいる教室で言えないのでしょうか?理由は「その子が悪い子である」と思っているからです。そして、「その子のために周りの子どもが大変になる」と思っているからです。

 『学び合い』の場合は、その様な問題が起こるのは、その子の問題ではなく、クラスの問題だと考えます。だって、その子は家では飛びなさないと思います。そして、そのクラスの問題は、その子に端的に表れているだけのことで、その問題を解決しないとクラス全員にデメリットが生じると『学び合い』では考えます。

知的な障害がある子がいるクラスで別立ての課題を与えいっしょに勉強させるのは可哀想だと思う教師がいます。その代わりに、別室で教えた方がいいと思います。でも、何故でしょうか?それは、その子は可哀想な子どもだと思っているからです。そして、その子と一緒に学ぶことは周りの子どもにメリットがないと思っているからです。

 でも、勉強が出来なくていいじゃないですか?そりゃ出来た方がいい場合が多い。しかし、人の価値を決めるモノでは無い。そして、その様な子と一緒に関わることは周りの子どもにメリットがある。そう考えるのが『学び合い』です。

解決方法に、その人の「腹」が現れる。

[]常備薬 06:03 常備薬 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 常備薬 - 西川純のメモ 常備薬 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』で問題が起こったら解決策は子どもに率直に語ること。それに尽きます。どのように語るべきか、それは色々な本に書きました。ただ、それらの本は『学び合い』の考え方を理解するための本です。

 ところ、「今」問題が起きて、どうしたら良いか分からないということがあります。その答えは色々な本の中に書いてあります。が、焦っていると、それらの本の最初の頁から読む余裕はない場合があります。その場合は「『学び合い』を成功させる教師の言葉がけ」(http://goo.gl/rQqK6T)をお読み下さい。『学び合い』で起こる悩みの7割弱ぐらいはそこに書いてあります。そして、今自分が悩んでいることが見付けやすい目次になっています。そこでの語り例を参考に自分の言葉で語って下さい。語るごとに『学び合い』の考え方が身体化します。

[]守破離 05:33 守破離 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 守破離 - 西川純のメモ 守破離 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 離れたとき、自分が守っていたこと、自分がそれから逃れるために破ろうとしたこと、それが表層であることが分かります。離れるとは表層から離れること。逆に本質を守れる段階になります。ま、守ろうとしなくても身体化していますから。

 ちなみに、私が本で書いているテクニックを、私のゼミでは全然しません。ゼミ生に可視化をしようか?ネームプレートを貼ろうか?と聞くと笑います。

15/10/01(木)

[]次のステージ 21:29 次のステージ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 次のステージ - 西川純のメモ 次のステージ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日『子どもが夢中になる課題づくり入門』が第3刷になることが決まりました。嬉しいです。『学び合い』を始める前の人からは、『学び合い』は何?という質問を受けます。ところが『学び合い』を実践しようとする人からは、課題はどうつくるの?という質問を受けます。次のステージに移行しているのですね。http://goo.gl/HA4yys

 ちなみに、その次は成績向上に目が行きます。http://goo.gl/L89p6J

[]本質的なICT 21:20 本質的なICT - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本質的なICT - 西川純のメモ 本質的なICT - 西川純のメモ のブックマークコメント

 平常の学力を保証し、将来の学力を保証するICTなんて簡単です。子どもたちが携帯を学校に持ってくること、それを授業で使うことを許すことです。これは今までの我がゼミでの学術研究でも明らかですが、もっと簡単に証明できます。全員が持ってなくてもいい。一部でも持って使わせれば簡単です。学生達の行動を見れば自明です。

 ま、駄目な理由を挙げるのは容易いことです。でも、その理由に欠けていることは、子どもたちの十年後、二十年後の生活と今を結びつけるビジョンです。それは自分たちの仕事でないと、誰かに丸投げしているのです。

http://goo.gl/gW3u3Q

[]奥義 21:20 奥義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奥義 - 西川純のメモ 奥義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何度も書いたことですが、何度も書きます。

 ある学生がいました。その学生が「先生の理屈は分かるけど、目の前にいる子どもの姿がそうなっていない。だから信じられない」と言いました。そこで私は「子どもたちにちゃんと語れば良い。それだけで変わる。」と言いました。そして、私の飛び込み授業のビデオを見せました。子どもに対してちゃんと語るだけで初対面の子どもが変わるのは一目瞭然です。

 最近、子どもたちの前で『学び合い』の語りをしたそうです。そして、子どもが激変するのを経験しました。言葉の力の凄さを知ったでしょう。でも、言葉の力ではなく、願いの強さなのです。

 私は本でテクニックを提案しています。多くの優れた教師も様々なテクニックを提案します。それはクラス開きから4週間、長くても3ヶ月は有効でしょう。しかし、教師の腹を見透かす子どもには4週間は長すぎる。そうで無い子どもも3ヶ月は長すぎる。結局、その後に残るのは、教師の「腹」なのです。

 だから、子どもに対する願いがあるならば、経験の無い学生でも子どもを動かすことが出来ます。そして、それをサポートする『学び合い』の様々な理論があり、テクニックがあります。

 これは誰でも出来ることです。しかし、教師も人の子です。自分の弱さがあります。何よりも、楽したいという気持ちです。任せているつもりが、放任になってしまうことはあります。人の子なのですからしかたがない。そうなると1週間以内に集団が悪化します。子どもの真の姿が出てしまう『学び合い』の場合は如実です。偉そうなことは言えません。私もそうです。

 さて、その後です。そのような状態になったときに、心で勝負するか、テクニックに頼るか、そこが分かれ目です。心で勝負すると言うことが『学び合い』の「奥義」です。それを乗り越えた同志ならば、この言葉の意味を分かると思います。全て順調なときに「語る」ことは容易いことです。しかし、上手くいかないとき、自信を失ったときに「語る」には覚悟が必要です。そして、子どもを信じなければなりません。

 でも、その奥義を得られるでしょうか?それは自分の語りに対する信頼ではありません。そうあるべきですが、上手くいかなくなるとそうは思えません。大事なのは、テクニックの限界を理解することです。そして、『学び合い』の学校観に立ち上り、今、自分のしていることが「自分の楽」を願っているか、「子どもの将来」を願っているかを自問自答することです。とても辛く、覚悟の必要なことです。これは修羅場を数回乗り越えないと得られない奥義です。

[]業務連絡 17:13 業務連絡 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 業務連絡 - 西川純のメモ 業務連絡 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 え~ちゃん、みどりちゃん、たこやき、ひろちゃん、だーちゃん、じゅんきが合格しました。

[]中信の会 14:05 中信の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中信の会 - 西川純のメモ 中信の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 第46回『学び合い』中信ブロック会が開かれます。

期日:平成27年11月6日(金)ごご6時30分から午後9時まで

会場:えんぱーく(塩尻市市民交流センター)2階フリーコミュニティー

参加日無料。駐車場も無料で利用できます。

参加は、

 http://kokucheese.com/event/index/340947/

toukonyukitoukonyuki2015/10/02 03:52集団の闇が見えた時、ものすごくつらいし、自信を失うし、子どものせいにもしたくなります。人と付き合うのが苦手だったり、上手くない子とも最低限の関係を結んでおくことが得なことだと、言ってるつもりで実は肚が据わってないから、闇が大きくなるんでしょうか…?

jun24kawajun24kawa2015/10/02 12:39子どもの姿は教師の鏡、と思うしかありません。
人は変えられなくとも、自分は帰ることは出来ますから。