西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

15/09/16(水)

[]指標 22:22 指標 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 指標 - 西川純のメモ 指標 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 全国学力調査の順位より、自殺者のランキングを気にするべきだと思います(http://grading.jpn.org/Popy2117029.html)。何故なら、三十年後、四十年後の指標であって、1年の指標でないから。

 しかし、自殺者に至る要因は様々です。一概に全国一律の条件では論じることは出来ません。しかし、為政者が三十年後、四十年後の指標を意識しつつ、教育を考えられたら素敵だと思います。

 NRTの点数を上げるのは比較的簡単です。それなりの対策をすればなんとでも出来ます。だから、教育行政のトップから末端まであげようと思えば上がります。しかし、自殺者の少なくしようとしたならば、姑息な手段は効きません。

 繰り返します。為政者が三十年後、四十年後の指標を意識しつつ、教育を考えられたら素敵だと思います。もちろん、三十年後、四十年後に結果を出します、では駄目です。三十年後、四十年度に、このような結果を出せる理論と、それに一致する施策を語れると素敵です。

[]やったふり 21:34 やったふり - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - やったふり - 西川純のメモ やったふり - 西川純のメモ のブックマークコメント

 全国の仲間から、アクティブ・ラーニングに関して「今のままでいいんです」の大合唱が起こっている実情の情報がリアルタイムで私の所に流れています。それは「生きる力」、「言語活動の充実」で起こったこと、そして今、「道徳の教科化」で着々と進んでいることと同じです。まあ気持ちは分かります。総合的な学習の時間で起こったことを再現したくないのでしょう。

 でも少し滑稽に思います。

 その話を聞いている人の中で、かなりの割合の人が私の本を読んでいる。だから、手品のタネを知っている。おかげさまで私のアクティブ・ラーニング本は爆発的に読まれています。

 もし本屋に行って本を読む人だったら、素直に「今のままでいいんです」とは言いづらいでしょうね。だって、観客の1割程度人が手品のタネがバレていると思っていたら、その観客の前で手品を出来ません。

 全国の同志の方にお願いです。それなりの立場の人が説明するとき、「倫理的・社会的能力」のことをふまえて「今のままでいいんです」という人がいたり、東京大学の受験問題の分析を踏まえて「今のままでいいんです」という人がいたりしたら、教えて下さい。そして、どのような理屈で説明しているかを私に教えて下さい。非常に興味深い。私の感覚では詰め将棋のようなものです。

 まあ、無理だと思いますが、仮に理が通った説明があったとします。

 しかし、第2波の攻撃が準備完了です。

 今後、どんどん本が出ます。その本では雇用社会の変化を分かりやすく説明した本です。結局、学習指導要領の言葉遊びをしている人が手を出せない事実からアクティブ・ラーニングを説明しています。

 勝てると分かっている勝負は、気楽ですし楽しい。しかし、山を越えると退屈になります。

 かなりアグレッシブな表現ですね。

[]東京 14:53 東京 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東京 - 西川純のメモ 東京 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月3日の夜と4日の午前に関して東京になりました。詳細は決定次第、アップします。

[]大学院説明会 08:38 大学院説明会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大学院説明会 - 西川純のメモ 大学院説明会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月3日に仙台で、翌日は東京で大学院説明会があり、私が担当します(http://www.juen.ac.jp/060admissions/010graduate/010soudankai/2015-0305-1627-6.html)。興味のある方、是非どうぞ。来年ということではなく、いつか行きたいレベルでも大歓迎です。おそらく説明会には時間があります。『学び合い』に関するお悩み相談でもおいでいただければ対応いたします。

 3日の夜の飲み会、4日午前中のお仕事があれば、お申し出があれば対応いたします。ただし、20日までにお申し出下さい。先約優先です。なければ、自由観光いたします。

 今年度は極力、遠方の出張は避けています。この機会にどうぞ。

[]授業のみかた 06:30 授業のみかた - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業のみかた - 西川純のメモ 授業のみかた - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が授業を見るときは子どもの顔を見られる位置で参観します。でも、それを奇異に感じる方もおられるかもしれません。しかし、私から言えば、後ろから参観する方が奇異に感じます。

 何故なら、後ろからでは子どものことが分からないのです。これは生物学的にも正しいと思います。ホモ・サピエンスは社会的な生物です。常に相手が何を思って、何をするであろうかを予想して生きています。そして、そのための能力を獲得しています。さて、我々が相手に接するとき、どの方向から接するでしょうか?明らかに正面を向き合って接します。それは数百万年前の猿人の時代から同じです。だから、正面からの情報を分析する能力を高めているはずです。

 大脳皮質の中でどの部分をコントロールしているかという領域を調べると、表情を動かす領域が大きな領域を占めていることが分かります。ホモ・サピエンスにとって大脳皮質は最も貴重な資源です。それを無駄に使うわけありません。何のためにそれが発達したかと言えば、「目は口ほどにものを言う」ということです。

 「私は子どもの背中から子どもを見取ることが出来る」と言われる方もいるかもしれません。しかし、ホモ・サピエンスが数百万年洗練した能力を一世代で凌駕できるとは信じられません。そして、仮にその人がその能力があったとして(信じられませんが)、その他の多くの人がその能力を獲得できないと断言できます。

 次に、研究授業は何のためにやっているかといえば、授業能力の向上です。さて、「一斉指導」の授業中で、教師はどの方向から子どもを見ているでしょうか?前からですよね。

 次に、道義的な意味です。前から見れば、子どもの視界に入ります。それが子どもの学習の邪魔になるという方もおられます。しかし、参観者の存在が子どもの学習の邪魔になるというならば、参観すること自体すべきではありません。参観者が前の方にいようと、後ろにいようと、子どもの気は散ります。ちなみに、筑波大学附属小学校に講演で呼ばれたとき、そこでの研究授業に参加しましたが、なんと体育館の真ん中に机を並べ、参観者がそれを取り囲んでいました。

 『学び合い』では授業参観大歓迎です。何故なら、参観者の存在によって、子どもたちがいつも以上の姿を見せてくれるからです。例えば、それまで関わらなかった子どもが関わるきっかけになります。一斉指導における研究授業も参観者の存在が子どもにとってプラスになるように仕組むべきです。そうであれば、前にいる参観者の方が望ましい。

 では、「一斉指導」における授業参観は何故後ろから見るのでしょうか?理由は子どもを見ていないからです。まあ、うっぷして寝ている子がいるかいないか程度の情報以上を必要としていないのです。その代わりに教師が何を言い、何を書いたかを見ているのです。何故か、「正しく教えれば、正しく分かる」という19世紀的な注入主義的なモデルの中にあるのでしょう。

 私の場合は、「子どもがどのように受け取ったか」を重視しています。だから、前から見ます。

 なお、『学び合い』の授業の場合、前も後ろもありません。あはははは

追伸 名人と言われる人の授業でも、前から見れば色々なことが分かります。子どもの目が泳いでいるのです。大村はま先生に自分が小学校時代に教えてもらったという教師に会ったことがあります。その方は「我々は、はま先生をババアと呼んでいました」とおっしゃっていました。これは当然です。小学校の子どもにとって、三十代の教師も「オジサン、オバサン」です。五十代は「オジーサン、オバーサン」です。では、六十代以上は何なんでしょうか?ちなみに、私は56歳です。さしずめ「クソジーサン」だと思います。