西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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15/06/16(火)

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 日本の社会では年長者が権力を握っています。改革があるとき、抵抗するのは最年長者です。何故なら彼らは逃げ切れるから。おそらく、55歳以上は逃げ切れるでしょう。でも、五十代前半は逃げ切れない。二十代は新しい状態を前提に就職する。三十代は切り替えられる。そして切り替えが早ければ早いほど有利になる。可哀想なのは四十代。切り替えるエネルギーを持てる人と、持てない人がいる。持てない人は、時代に取り残された状態で十年以上も働かなければならない。

 私は大学改革でそれを実地に何度も見ました。今後は、それが小中高で起こるのでしょう。逃げ切りを決め込む管理職(正確には情報収集に汗を流すことをしない、つまり知らないという、消極的な逃げ切りが大部分)と、打って出る管理職がいるでしょう。管下の職員はそれを選べない。したたかな四十代もいるでしょう。でも、多くはない。

 本日は長野で講演しました。力が入りすぎて、途中で気持ちが悪くなったほどです。講座に来られる先生方に面白おかしく講演していますが、ニコニコした表情の裏で、私は参加した方々の顔を見て年齢を推測していました。そして、その先生方の今後を想像してしまったのです。それ故に力が入りすぎてしまいました。

 願わくば、管下の職員の幸せを考えられる五十代が増えて欲しい、と願いました。