西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
ツイッター http://twitter.com/jun24kawa
『学び合い』メールマガジン参加者募集中!(無料)http://www.mag2.com/m/0000270912.html
『学び合い』マップ募集中!(無料)http://manabiai.g.hatena.ne.jp/kokohagw/
授業公開の仲介のガイドライン http://dl.dropbox.com/u/352241/manabiai-data/koukai.pdf
だめで元々で、とりあえずドロップボックス(http://db.tt/bMZAZwx)とjimdo(http://jp.jimdo.com/)の無料アカウントを登録してみてはいかがでしょうか?実に簡単ですから。

本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

15/05/31(日)

[]同じ 21:15 同じ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 同じ - 西川純のメモ 同じ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、私と同じレベルのスピードと質を維持した仕事が出来る人がいることを初めて知りました。いいしれぬ安心感です。

[]研修旅行 21:01 研修旅行 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 研修旅行 - 西川純のメモ 研修旅行 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、初回の研修旅行を受け入れました。ゼミ生と楽しい会です。ゼミ生も成長できました。感謝です。

[]禁断の果実 21:01 禁断の果実 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 禁断の果実 - 西川純のメモ 禁断の果実 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、タクシー代行の待つとき、ゼミ生とほんのちょっとだけ個人的な会話をしました。それだけで可愛さと、そのゼミ生の幸せを願う気持ちでいっぱいになってしまいます。そして、その責任に押しつぶされそうになります。私は『学び合い』以外の選択肢は無いと確信しました。(ま、そのゼミ生にとっては、ほんのちょっとした雑談でしょうが)

[]高知の会 16:12 高知の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高知の会 - 西川純のメモ 高知の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 8月8日に高知で『学び合い』の会が開かれます。お誘いいたします。http://kokucheese.com/event/index/295367/

15/05/30(土)

[]ステーキ 21:39 ステーキ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ステーキ - 西川純のメモ ステーキ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 庶民ですので、ごちそうと言えばステーキ、寿司しか思いつきません。

 で、本日は結婚記念日。ステーキです。

[]評価 05:30 評価 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価 - 西川純のメモ 評価 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 よく、評価が難しい・出来ない、という人がいます。でも、「ではそれを授業で教えないのですか?」と聞くと授業しているようです。このことの矛盾に気づきません。『学び合い』では有り得ない話です。

 あたりまえのことです。授業には目標があり、その目標を達成するために評価があります。つまり、「目標=授業=評価」なのです。従って、評価が難しい・出来ないということは、目標が曖昧であるか、目標がないということです。ということは授業ではないと言うことなのです。ま、教師の独り言です。

 では『学び合い』では何故有り得ないかといえば、授業の最初に子どもたちに目標を言葉で言わなければならないからです。それも子どもたちが何をすべきかハッキリ分かるようにです。今までの授業ではそれをしなくても、何となく授業が出来たので、目標をハッキリとさせず何となく授業をしていたからです。

 でも、確かに評価が難しい・出来ないものもあります。では、どうするか、そんなことを授業で扱うべきではないのです。その代わりに評価できる内容にすべきなのです。教科の本質を大事にされる方には抵抗感があるかもしれませんが、教師の独り言よりは遙かに意味があります。そのような授業は、酔っ払った先輩教師の思い出話を延々と聞かされているようなものですから。

[]本の書き方 05:21 本の書き方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本の書き方 - 西川純のメモ 本の書き方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 論文を書きまくった私ですが、教育書を最初書いたときは戸惑いました。学術論文を書くのは難しいようで、実はもの凄く簡単です。目的、方法、結果、結論、議論の大きな構造があり、言い回しやデータ整理の方法は学会によって決まっています。昔の候文は時候挨拶のような定型的な文章が決まっているので、全く内容がなくても、かなりの分量の文章が書けるように、学術論文も先行研究の文章を利用すれば書けます。というか、極論すれば先行研究の文章を7割ぐらいはコピペでもいいぐらいです。

 ところが今は6日ぐらいで本が書けます。何故かといえば、書き方が分かったからです。皆さんに伝授します。

 第一に、書きたいことを項目だてて、まず書きます。そしてそれぞれに、何を書きたいかを単語でも単文でも書いておくのです。そうしないと忘れてしまいます。例えば田中君という子どもとの会話を書きたかったら、「田中君、夏休みでの会話」のように書いておくのです。

 第二に、書けるところから書くことです。長い文章の場合、最初から書く必要はありません。書けるところかけばいいのです。

 第三に、人に話していることを書けばいいのです。学生さんのレポートはとてつもなくつまらない者を最初書きます。彼らは学術論文の書式にあわせようあわせようとしているからです。その場合は、「このことを友達に話すとしたら何話す?」と聞きます。そうするととても本質的で分かりやすいことをしゃべります。というのは、我々は人に話すとき、分かりやすい、人の興味を引くようなエピソードを無意識に選択し、しゃべっているからです。このことが分かったから教育書を書けるようになりました。そして、私は膨大に人と話しているので、本を書くのが速いのです。

 以上、奥義です。

15/05/29(金)

[]指導案 15:33 指導案 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 指導案 - 西川純のメモ 指導案 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ある学生さんより指導案のことを聞かれました。私の応えは、「指導案なんてどうでもいい。あんなのがあってもなくても授業には関係ない」というものです。学生さんは「大学の先生からそんなこと言われても・・・」という感じです。まあ、そうでしょうね。小中学校の教員養成に関わる教師だったら、指導案は大切だと思っています。研究授業の際には指導案検討がなされ、大学でも指導案の書き方を指導します。でも、大事なのでしょうか?

 私は筑波大学附属高校で教育実習を行いましたが、指導案なんて書いたことありません。おおざっぱな板書計画です。学習指導要領を引用することもなかったですし、子どもの実態や、予想される子どもの反応なんて書いたことありません。それが高校に採用されてからもです。

 おそらく、大方の人は「指導案は大事」と言うと思います。しかし、そう言えば言うほど、自らの身を危うくしていると思えるのです。指導案の記載していることで授業の構造が分かり、指導を確かなものとすることが出来るとしたら、教師なんていりません。そんなのはプログラムで出来ます。昔はその技術がなかったですが、今は十分実現可能です。

 私は教師の職能は指導案で記載出来るようなものではないと思っています。だから私の考える職能を持つ教師は今後も生き残るでしょう。

15/05/28(木)

[]長野県は凄い 17:37 長野県は凄い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野県は凄い - 西川純のメモ 長野県は凄い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、長野県の中野西高校で『学び合い』によるアクティブ・ラーニングの授業発表会がありました。

 三人の方が授業発表されました。三人とも素晴らしいものです。先生方の人柄が表れるもので大満足です。

 でも、びっくりしたことがあります。

 長野県の全県から名だたる進学校が集まってきました。もちろん、それ以外の学校の先生方が集まってきました。県や国の指定研究校でない普通の学校が、普通に授業公開したのにです。一番遠いと思われる高校は県南部で、距離的には新潟の高校から中野西高校に行けるほどの距離です。県教育委員会の教学指導課からもお二人参観に来られました。

 前日の飲み会では、新規採用者から新規採用者研修で何度もアクティブ・ラーニングのことが出てきたと聞きました。

 びっくりしたのは中3の子どもを持つ保護者もお二人参加したのです。その方に何故来られたのかを聞いたら、ネットで知り合いから教えてもらったとのことです。なんという情報収集能力なのでしょうか?こうなると学校とか行政というレベルのものでは無く、県民性なのかも知れません。

[]学統 05:46 学統 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学統 - 西川純のメモ 学統 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の研究者としてのものの見方、仮説の立て方は卒業研究で指導していただいた生物物理学の石坂昭三先生から学んだことです。石坂先生はそれを團勝磨先生から学んだと聞きました。そして、私はゼミ生に伝えています。

 私は今でも生物学研究をしているつもりです。もっとも複雑な生物であるホモ・サピエンスの、最も複雑な行動である学習を、生物物理学的にバッサリと捨象し、モデルで考え、結果を出し、それを現象に演繹する。教育研究者の中でこのようなアプローチをする人が殆どいないため、私のような凡夫であっても様々な学会から学会賞をいただける業績を上げられたと思います。

 昨日、石坂先生がご逝去されました。心よりご冥福をお祈りします。学統は確かに繋がっています。

 

15/05/27(水)

[]強いられる 10:54 強いられる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 強いられる - 西川純のメモ 強いられる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学び合い』の同志は、きっとこの子どもの気持ちを「我がこと」のように理解出来ると思います。

http://spotlight-media.jp/article/152241398098350293

15/05/26(火)

[]今の普通 21:37 今の普通 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今の普通 - 西川純のメモ 今の普通 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 普通がいかに大事か。だから、今の普通を記録します。

 朝起きます。コンピュータで仕事をします。しばらくすると家族が起きます。家庭菜園に行き、最近はアスパラガスとニラを取ります。戻ると仕事です。神棚に参って家族同士でほっぺにチュをします。45分ぐらいたつと朝食です。食べ終わると、家内の作る弁当箱を持って出勤です。出勤前に息子と家内のほっぺにチュ。

 6時45分に大学を出て、7時に帰ります。家内と息子が出迎えてくれます。息子がほっぺにチュをしてくれます。その後、息子と風呂に入ります。その後、仕事。息子は勉強で、家内は食事の準備。夕食前に神棚にお参り。家族同士でチュ。晩酌をしながら食事。最後は中3の息子が私の膝に座ってヨーグルトを食べます。息子はこれが好きです。9時に終わります。その後は私は仕事、家内は食事の後片付け、息子は勉強。

 10時10分ぐらいから息子は明日の準備をします。

 家族で川の字で寝ています。真ん中の息子は私と家内のマクラを自分のマクラに寄せます。お休みのチュ。家内は家事です。私と息子は一緒に寝ます。

 これが毎日です。とても幸せです。

[]怒濤 20:06 怒濤 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 怒濤 - 西川純のメモ 怒濤 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、「平均的な教育研究者の1年が、私の場合は2週間のように思える。」と書きました。あれは誤りです。正確には、平均的な教育研究者の3年が、私の場合は二日のように見える、です。

 私の妄想のスピードはかなりの早さです。人が100年たっても出来ないと思っていることを、こともなげに今年中に出来ると言います。そして、それを実現してきました。しかし、その私もこの数日の早さはビックリです。私の速度以上に、時代の速度が速まっている。

 急流の中で船をコントロールするには、川の流れ以上に進まなければなりません。私はそれをやり遂げます。だって、仲間がいるから。

 天元の一石。打てそうです。ふぉふぉふぉ

15/05/25(月)

[]速い 21:59 速い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 速い - 西川純のメモ 速い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 平均的な教育研究者の1年が、私の場合は2週間のように思える。とにかく速い。だからダイナミックで楽しい。だから疲れる。でも、それに負けないように走り続ける。幸い、仲間の力で前に行ける。

 この20分間で、パーッともやもやとしたものがクリアーになり、全体像が見えてきた。きっと、あと1日で、全体像がハッキリと見えるだろう。そうすれば6日間で形になる。ま、この1週間は仕事があるから、安全パイで6月半ばまでに。

 あまりの早さに大笑い。

[]名人芸 07:05 名人芸 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 名人芸 - 西川純のメモ 名人芸 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 そこそこの授業名人と『学び合い』の授業は真逆です。しかしトップレベルの授業名人と『学び合い』の授業はきわめて近くなります。

 そこそこの授業名人は、授業をしていると「あ~、あそこが凄いな」ということが分かります。なぜなら見ている人が既に持っているものの延長上にあるからです。ところがトップレベルの授業名人の場合は、何故上手くいくのかが見当もつきません。勝手に想像してまねしてもまねられません。

 私の研究室では、色々な教師が授業検討会でどのような行動をして、どのような子どもの行動を見るのかを調べました。

 学部学生レベルは一人の子どもをずっと追います。上級の先生は個人を追うと同時に班を追います。トップレベルの授業名人は教室全体を見ます。そして、ポイントとなる言動があるとすっと近づいて、そしてまた全体を見ます。その結果、多くの先生方が気づかないことを見取ることが出来ます。

 『学び合い』はまさにそれをやっています。そして、子どもたちは自由に動き、語るのです。だから、学部生レベルでもトップレベルの授業名人と同様な見取りが出来ます。

http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20150024

追伸 私も授業名人を色々見ますが、技で理解できる程度は底が浅いと思っています。本当は心のレベルが大事ですから。ただし、飛び込み授業の場合は、しかたがない。その場合は、気迫の方が大事。私は、その人の気迫の源泉を探ろうとします。技ではなく。

[]群馬の会 06:50 群馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 群馬の会 - 西川純のメモ 群馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今週の木曜日に高崎で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/take1_No12/20150524/1432477364

15/05/24(日)

[]不自然 22:09 不自然 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 不自然 - 西川純のメモ 不自然 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近の講義で話したことです。

 木村拓哉、今でも一線のアイドルとして活躍しています。彼は42歳です。

 私と同年代の方、我々のアイドルは何歳でしたか?十代ですよね。二十代後半は「年寄り」ではありませんでした?ましてや四十代はオジサンでアイドルなんて思いもつきません。では何故木村拓哉はまだアイドルなのでしょうか?それは我々、及び団塊の世代が主たる消費世代だからです。

追伸 今の日本は絶対に変。福祉政策よりも、子どもを増やす政策が優先しなければ。それ以上は、両者が矛盾しない政策、つまり日本の最大の天然資源である。シルバー世代の活用です。

[]ぐんたまの会 13:24 ぐんたまの会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ぐんたまの会 - 西川純のメモ ぐんたまの会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月30日に埼玉県本庄市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/kuro106ra/20150524/1432437409

[]革命的イノベーション 10:15 革命的イノベーション - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 革命的イノベーション - 西川純のメモ 革命的イノベーション - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は破壊的イノベーションと昨日書いたが、正確には革命的イノベーションだろう。クリステンセンのモデルは顧客が製品を選べる自由市場でなりたつモデルだ。それが出来ない市場では成り立たない。そのような市場では革命が起こる。東ドイツのトラバントのように一気に駆逐される。

 高度成長期以降、今の教育モデルは破綻してしまった。しかし、既存のシステムは現在のシステムの改善・改良で乗り越えようとしている。しかし、効果はない。でも押さえつけている。「学習規律」を云々するところが増えているのは、そのひずみがどうしようもない状態に近づいているから。でも、既存のシステムが見逃しているのは、革命が成功するかしないかを決めているのは不満を持つ民衆の多寡ではない。それらを組織化出来るほどの知的な能力と教育を受けた、既存システムでも高い地位をしめているエリートが既存システムに反旗を翻した時である。

 おそらく文科省の打ち出した高大接続改革実行プランは、日本が生き残るために必要なタイプのエリートを早急に生み出すことを狙っているのだと思う。しかし、受験システムを変えることによって、既存システムはエリート層に何も与えられないことを露呈する。不満を持ったエリートたちが、不満を持つ民衆(つまり成績中位層、下位層)を組織化し、既存システムを破壊する。

 革命は高校ではなく、小学校、中学校で起こるだろう。何故なら、高校ではエリートは特定の学校に進学し、エリート用のグローバルでアクティブな学習を与えられるから。そして、変革出来ない既存のシステムは、非エリートの学校で「しばらく」は生き残ることが出来る。つまり、棲み分けが出来る。ところが小学校、中学校ではエリートと非エリートが混在する。そして、エリートは既存システムが自分の将来の進路を保証するグローバルでアクティブな学習を提供出来ないことを、兄弟や保護者を通して学ぶ。

 昔はエリートは教師に従った。何故ならば、教師しかツールがなかったから。しかし、コンピュータが導入された今後は違う。大学入試を経験した人なら、高校3年生の授業中、何を持っただろうか?それは「授業はいいから、自習をさせて」と思ったはずだ。何故なら教師の授業より、自分に合った問題集を解いた方が受験に有利だと分かっていたから。それが小学校、中学校に波及する。少なくともエリートの子どもは。だから、意図的に学級崩壊を起こし、自習出来るようにする。このエリートの子ども(そして保護者)の攻撃に対抗する手段を既存システムは何も持っていない。

 エリートが反乱するなんて支配層は想定していない。彼らが想定するのは民衆の反乱。何故なら、自らのひずみの重さを知らないから。だから、革命は避けられない。出来るのは革命を出来るだけ早く起こし、ひずみの蓄積をためすぎないようにすること。そして、次の時代に対応出来る準備をすること。

 ハリ・セルダンは銀河帝国の滅亡を予想し、それが避けられないことを知ったとき、暗黒時代を3万年から千年に短縮するためにファンデーションを設立した。

 ま、妄想です。でも、こんなこと書く教育学研究者は過去にいなかったんだろうな。

15/05/23(土)

[]破壊的イノベーション 21:52 破壊的イノベーション - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 破壊的イノベーション - 西川純のメモ 破壊的イノベーション - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』というのは破壊的イノベーションだな、と思う。現在の主流派の人から見たら、泡沫的であり、あだ花のように見るだろう。そう思うと、にやついてしまう。嫌なやつだ。

 頭の中に碁盤がある。定石も打てば、妙手、奇手もうつ。今頭の中には、天元の一石がある。早く打ちたい。奇手のようだが、実は奇手ではない。そこにある石が見えないだけ。一石を打てばそれらの石は「生き」、縦横に地が広がる。

 それは何かは聞かないで下さい。秘密です。ふふふ

[]事務 07:20 事務 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 事務 - 西川純のメモ 事務 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学において、事務の方はきわめて低姿勢です。そのため自分の方が偉いと誤解し、満座の席でバカ呼ばわりする教員もいます。危ういな、と思います。実際は事務の方が強いのに。

 吉本興業において吉本の社員と芸人とどちらの方が強いでしょうか?強いのは社員です。ただ金を稼げる芸人に対しては、より金を稼いで欲しいので下手に出るだけのことです。金を稼げない芸人になれば、自分の無力さを実感します。

 昔は学長レベルの人が本省に行けば、丁重に扱われ、ご意見拝聴の姿勢でした。今は違います。金を稼げない芸人になったと言うことです。芸人は金を稼がなければなりません。

[]教員養成系学部・大学 06:52 教員養成系学部・大学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教員養成系学部・大学 - 西川純のメモ 教員養成系学部・大学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 どう考えても、文科省は教員養成系学部・大学の大部分を潰そうとすると思う。少なくともかなりの部分。そして、それは教員免許法をちょこっと変えればいい。例えば、小学校免許を、緩い教科担任制にすれば理学部や文学部や芸術学部で小学校の教員免許を取得できます。

 残念ながら、「薄めた理学部+薄めた文学部+薄めた芸術学部=教員養成系学部」という免許法では教員養成系学部の存在意味が無い。それだったら「理学部+薄めた教職科目」で十分だ。

 「小学生を教えるのに、大学入試を終えた学生が教科内容の何を教えるべきか」という問いに教科専門が答えなければならない。「だって、理科教えるだから、当たり前だろ」と理学部の学部1年でやるようなことを教えるという論は成り立たないだろう。

 私はそれがあることを知っています。理科コースに所属しているとき、植物学の教授から小学校の植物の観察は何故アブラナを使うのかを知りました。それと関連して花の構造を進化の立場から教えてもらいました。そして生命の多様性と一様性に繋げて離してもらいました。それは毎朝、先生方のお茶の見場で数ヶ月かけて教えてもらったことです。その内容は理学部では殆ど扱われないものです。そして、生物学の研究者だからこそ語れる内容でした。とても素敵でした。

 これは教職科目も同じです。コメニウス、ヘルバルト、ペスタロッチを学ぶと、明日の授業のどこに関わるのか、それを大学教師が具体的な授業を演示出来るほどにならなければならないと思います。

 教員養成系学部の講義・演習が批判の対象となっているのは、それが現実の小中高の授業とどのように関連するのかを素人でも分かるように説明できなかったからです。教員養成系学部が薄まった他学部の集合体ではなく、医学部のような専門学部に脱皮する必要があります。そうでなければ、「理学部+薄めた教職科目」になります。

 あ、この選択権はもう我々にはないんですね。となると、文科省がどちらを選択するか。願わくば専門学部への脱皮を選択して欲しい。

15/05/22(金)

[]誠実 21:48 誠実 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誠実 - 西川純のメモ 誠実 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 出来ることは、する。それの完成度は高くなくても、今の自分で出来ることをする。出来ないことは、出来ない。だから出来ないことを連絡する。当たり前のことです。

 いずれにせよ、直ぐにする

 これが出来ない。物理的に離れた距離を持っている人に出来ない。

 他人に人の道を説いている人に、それが出来ない人がいる。

 これが何度、経験しても驚きます。

 多くの人が持っている「誠実」とは、普段から会っている人への誠実。これはホモサピエンスが本能として持っています。しかし、普段は会わない人への誠実。これは教育と社会経験によって後天的に獲得するものです。これが出来ない人は、大きなことは出来ません。

[]もう少し 21:24 もう少し - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - もう少し - 西川純のメモ もう少し - 西川純のメモ のブックマークコメント

 キャズム、臨界点、変曲点

 色々な表現があるけど、それが目前のように感じています。

 私は、それが来るとき正しく、次のステージ移行するための準備をするだけです。今年の11月にはその準備は出来そう。あとは、そこから決壊です。

 て、思っていますが、しぶとく、二枚腰、三枚腰。

[]バカっぽい 21:24 バカっぽい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - バカっぽい - 西川純のメモ バカっぽい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月になってゼミ決定をしたゼミ生の変容が面白い。半年もたてば、絶対にしないようなことをまだしています。ま、それが普通の世界でのまともな反応ですから。でも、徐々に、バカっぽくなっています。それが可愛いし、嬉しい。

 日本を変える、なんていうとてつもない、馬鹿馬鹿しいことを面白いと思える集団に徐々に変わっています。そのための外的条件を定め、外堀を埋め、真綿の綱を首につけています。でも、それを逃げられるのに、それを受け入れて、限られた学生生活を他では絶対に経験できないことで埋めようとしている。

 私は冒険はしません。ちゃんとソフトランディングさせます。ただ、それを信じられるだけ、バカにならねば、とてつもない経験は出来ません。

[]二十一世紀型能力 09:52 二十一世紀型能力 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 二十一世紀型能力 - 西川純のメモ 二十一世紀型能力 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 これからの大人社会で生きるための能力、それを本気で測定したら、おそらく学校教育で出来ることは相対的に低くなる。

 でも、現状のググれば分かるものを解いているテストを早く潰したい。受験勉強をやっている息子に「考えるな、受験は反射だ」と言っている自分が嫌です。息子の本当の能力を押さえつけているからです。

http://www.s-kenpo.jp/archives/1135

[]繰り返される 07:10 繰り返される - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 繰り返される - 西川純のメモ 繰り返される - 西川純のメモ のブックマークコメント

 三十年以上、何度も見たことです。

 大学の研究者が国や県の指定研究校に入り込んで、最先端の技術を使った授業をする。そして多くの先生方が目を丸くして帰る。しかし、帰り道には「あんな機械ないよね」、「あんなソフト使えないよね」と言う。ま、銀座の高級店をウインドショップしているようなもの。結局、そんな研究は現場に役に立たない。

 大学研究者は論文を書けば、次の最先端技術に乗り換えて研究します。そして人事異動によって指定研究校の先生も出ます。結果、誰も使い方が分からない機械とソフトが残り、ほこりをかぶる。

 私は、こんな馬鹿馬鹿しい連鎖を断ち切りたいのです。

 http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20150425

15/05/21(木)

[]幸せ 21:30 幸せ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 幸せ - 西川純のメモ 幸せ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日も仕事が後から後からわいてきます。それを脊椎反射でこなします(大部分は大脳を使っていません)。

 家に帰ってから、中3の息子と風呂に入って、晩酌しました。家内が片付けをして、息子が問題集を解いて、私は今打ち込んでいます。

 今、願うこと。

 明日も、今日のようであればいい。

 こんな幸せがあるなんて、十代、二十代、三十代には分からなかった。年取るっていいな。

[]民主主義 07:11 民主主義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 民主主義 - 西川純のメモ 民主主義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 民主主義と専制政治の違いはどこにあるかと言えば、前者は法による支配であり、後者は人による支配です。君主を縛る法があれば、君主がいても民主国家です。ちなみに日本は立憲君主国で民主国家です。

 学校には校則があります。でも、それらは子どもを縛る規則だけです。教師を縛る法を子どもに明らかにしていません。だから、今の学校は専制政治です。そして、どんなに教師が子どもを愛していても、それは啓蒙的専制政治に過ぎません。

 学校教育法には民主的な国家の形成者を育成することが学校教育の目標であることを明記されています。しかし、世界史において専制政治が平和的に民主国家になった例はきわめて少ない。支配者が権力を離したがらないからです。

 国民が素直に従うならば、権力者が権力で支配する方が容易い。しかし、専制政治の国の国民のパフォーマンスは民主国家のそれに比べて遙かに劣る。そして、国民の知的能力が上がれば、国民は専制政治に反発します。トッドは識字率が民主国家への移行するときの決定要因だと書いています。その通りだと思います。そして学校でのそれは、教室の中に教師より優れた教育手段が入ることによって起こると私は見ています。そして、現状の教育が進学に役に立たないと保護者が分かり、それを子どもに伝えたとき、革命のリーダーが立ち上がります。

 来月上旬にICTの本を出します(http://goo.gl/afHUW1)。類書とは真逆なことを書いています。いつもながら、早くお読みなりたい方は書店に予約することを勧めます。

 ちなみに、知られていないかもしれませんが私はICTの専門家として上越教育大学に採用されたのです。大学院時代から三十年以上、ICTを見ていました。あまりにも馬鹿馬鹿しい繰り返しが何度も、何度も繰り返されています。それを断ち切りたい。だから書きました。

http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20150425

[]論争 05:38 論争 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 論争 - 西川純のメモ 論争 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 邪馬台国がどこにあるのかまだ決着はついていません。ミドリムシが動物か植物かは難しい。少なくとも小中高レベルの子どもに理解させることは難しいと思います。このような場合、教師や教科教育学者がやるべきことは、授業や教科書でどのように表現するか、もしくは、そもそもそれを授業で扱うか、ということを考えるのが仕事であると思います。教師や教科教育学者が、邪馬台国がどこにあるか、ミドリムシは動物か植物かを議論することはありえないと思います。

 当たり前ですよね。

 国語教育では、出口論争や冬景色論争というものがあります。私には理解できないのです。プロの研究者でもなかなか決着がつかないようなものを、何故、教師や教科教育学者が議論するのか?もっとも妥当な結論は、そのような論争を生じるような問いかけを授業ではしないし、そもそもその教材を授業や教科書に使うかということを議論すべきだと思います。

 不思議です。

15/05/20(水)

[]妄想 20:02 妄想 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 妄想 - 西川純のメモ 妄想 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は色々と妄想します。多くの人は絶対に無理と思うことです。でも、私には出来ない理由が何も見つかりません。でも、無茶だと言われます。でも、やがて実現します。

 一昨年度、私はゼミ生が飛び込み授業をするという妄想を持ちました。それは長年、『学び合い』を実践している現職院生にやらせました。でも、飛び込み授業なんて出来るのかと不安がっていましたが、やらせました。セオリー通りに実に素晴らしい授業です。それを大学院入学までは『学び合い』を知らない現職院生が参観し、その年に飛び込み授業をしました。素晴らしい授業です。

 それを踏まえて昨年度末から、学卒院生、学部生が飛び込み授業をするという妄想を持ちました。でも、一抹の不安が二つあります。

 学卒院生、学部生でも『学び合い』なら出来ます。だって、一斉指導より簡単ですから。教育実習を経験した学生なら出来るに決まっています。ただ、『学び合い』は一発勝負で作れる授業ではありません。何度、何度も、語り、徐々に子ども集団が変わる授業です。語る内容が理にかなっていることは、集団の2割は分かります。その2割が全体を引っ張ります。ただし、積み上げが必要です。飛び込み授業は1、2回の勝負です。そこには迫力も必要ですし、場慣れも必要です。学卒院生、学部生でも4週間与えていただければ出来ると思います。でも、1、2回で出来るかどうかは、絶対に大丈夫、とは私は言えません。

 第二の不安は意味があるか?という点です。教師になろうとする学生が授業をさせてもらえば成長することは確かです。でも、そのクラスや学校にとって意味あるだろうか?と思うのです。それだったら現職院生の飛び込み授業の方がいいのでは無いのかと思います。でも、学生の成長のことを考えるとやらせたいと思います。

 本日、FBのやりとりで光が見えました。

 力のある教師が『学び合い』をやり成功しても、「それはあなただから出来るのよ」という典型的な反応があります。でも、現場経験の無い学生が『学び合い』を実践し、成功したら、出来ないのは現場経験も無い学生より能力が下ということになります。そうは思えないはずです。

 そして『学び合い』の実践者が育てたクラスなのです。『学び合い』でやるべきことは子どもは分かっています。そして、課題を実践者がつくったとしたら万全です。つまり、学生は「さあ、どうぞ」と言うだけです。

 本日、ある学校の先生と良い悪巧みをしていました。その場所に学部3年の学生がふらりとお茶を飲みに来ました。私の顔を見て「あ、まずい」と出ようとしたのを止めて、その部屋のソファーに座らせました。そして、私とある学校の先生方との間で、その学生が飛び込み授業をすることが決まる過程を呆然と見守っていました。ま、私が昨年度末から「学部3年にも飛び込み授業をさせたい」と馬鹿話をしているころから、いつかそうなるだろうとは思っていたと思います。私はそういう人ですから。

 夢は叶うものです。

[]和歌山・京都 10:43 和歌山・京都 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 和歌山・京都 - 西川純のメモ 和歌山・京都 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月5日に和歌山で『学び合い』の授業公開があります。私も喋ります。(和歌山県海南市の野上小学校で授業公開があります。私も講演します。http://www.nokamies.town.kimino.wakayama.jp/)6月6日に『学び合い』京都の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/296033/

[]飛び込み授業 07:01 飛び込み授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 飛び込み授業 - 西川純のメモ 飛び込み授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は越路中学校でゼミ生の異学年『学び合い』の飛び込み授業がありました。セオリー通りに実践し、セオリー通りに子どもたちは変わりました。横で見ていると、実にいい。変な力みがなく、さらりとしている。さすがです。

 ということで、『学び合い』の飛び込み授業希望がありましたら、是非、私にご連絡下さい。ゼミ生を派遣します。私を県外に呼ぶとかなりの金額を要求します(http://goo.gl/NbOVWR)。しかし、ゼミ生は強欲ではありません。

 2時間で子どもが激変するのを見たい方にお誘いです。

追伸 昨日も「子どもは可愛い」と思います。越路中学校の子どもたちが素直に育てられていることを感じました。

15/05/19(火)

[]なってから 06:53 なってから - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - なってから - 西川純のメモ なってから - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学生時代から不思議に思っていたことがあります。大学の教授になってから論文を書かない人がどれほど多いか。おそらく研究者生活のある時点から教授になることが目的になったのでしょう。その手段で論文を書いていた。だから教授になったら書く必要性がない。

 校長にも色々な人がいます。

 校長になりたい人。

 校長になって自分が光りたい人。

 校長になって、子どもや管下の職員が一生涯幸せにしたい人。

 三番目の人はいます。かなり。でも、その人たちも退職したら一段落と考え、「あとはまかせたよ」となると思います。私もそうなります。でも、まれにそうでない人がいます。

 私と同年代の方々に申します。退職後、6年たっても在職時に目指して行動していたことを続けられますか?私は出来ません。

 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/maya-1/20150518#p1

15/05/18(月)

[]新潟講座 13:31 新潟講座 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新潟講座 - 西川純のメモ 新潟講座 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 8月26日に新潟県教育センターで話します(http://www.juen.ac.jp/kj/pdf/20150522%202.pdf)。

[]長野講座 10:29 長野講座 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野講座 - 西川純のメモ 長野講座 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月16日に 赤坂さんと私が長野県総合教育センターで講演します(http://www.juen.ac.jp/kj/pdf/20150522.pdf)。県内の人はセンターにお申し出下さい。県外の方は本学の桐生さんにメール下さい(kiryu★juen.ac.jp ★を@に変えて下さい。)。残席わずかです。

[]逃げろ~ 07:09 逃げろ~ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 逃げろ~ - 西川純のメモ 逃げろ~ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アクティブ・ラーニングの意味することがどれほど恐ろしいことなのかを知っているのは都道府県レベルの高校教育課の人と、高校籍のかなりアンテナの高い人ぐらい。ま、その人たちの中で義務教育への波及効果を理解している人は多くは無いと思います。義務教育は都道府県レベルまもちろん、市町村レベルでは殆ど全滅だろう。なにしろある市の校長会で「アクティブ・ラーニング」という言葉を知らない校長が半数以上だったという情報を聞いた。知っている校長も次期学習指導要領のキー概念だという程度の理解。

 だから、義務教育の行政・校長も、現学習指導要領の「言語活動」やこんどの道徳の教科化と同じように「そこそこ」やればOKだと思っている。多くは、他がやったのをまねればいいかなと思っている。

 私も人のことは言えない。超アンテナの高い人から聞いて、自分で全ての資料を精査するまで、その意味することの恐ろしさは分からなかった。まるで韓国での沈没事故で「大丈夫です。そこに待機していればだ丈夫です」という言葉を信じために死んでしまった子どもたちのことを思い出します。なぜ船員の一人でも、「逃げろ~」と声を出さなかったのか。

[]新作 06:51 新作 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新作 - 西川純のメモ 新作 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日の越路中学校で話すプレゼンを完成。今度出すアクティブ・ラーニング本のさわりの部分を話します。完全な新作でかなり刺激的。殆どの先生が全く知らないことが、今後の自分の全生活を変えることを説明します。全て公文書で公開されているのに、殆どの人、それも都道府県レベルの行政の人さえも、自分と関係ないと思うと公文書をちゃんと読まない人が少なくないから。本当は英語の先生は辞職を考えるほど大変なことだけど。予想される反応。「そんなバカなこと無いよ、ないよね(不安)」、「そんなバカなこと無い!何言っているのこいつ(怒)」、「いみわかんない。(正確には分かりたくない)」だと思います。ま、最後が一番多いだろう。でも、「どうしたらいいのだろうか?」と思い、『学び合い』を学ぼうとする人が一人でもいたら、大成功。ま、話術を駆使して、おもしろおかしく1時間の話をするのはいつものこと。で、最後に考えさせる。

15/05/17(日)

[]飛び込み授業 18:25 飛び込み授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 飛び込み授業 - 西川純のメモ 飛び込み授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明後日19日は長岡市の越路中学校でゼミ生が飛び込み『学び合い』授業をします。その後、アクティブ・ラーニングの話しを私がします。

15/05/16(土)

[]心を込めて2 21:54 心を込めて2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 心を込めて2 - 西川純のメモ 心を込めて2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 でも、年間に数回は心を込めて語り、数年1回はへとへとになるぐらい心を込めて語ります。

 全ては私が集団の管理者として未熟だったために生じる問題の解決のためです。多くの教師は問題が生じたとき、その解決策を「自分」で考え、子どもたちに強います。

 でも、私はそれが無意味であることを知っています。だから、問題があることを語り、それを解決する意味を語ります。普段と絶対違う私の一面を前面に出して語ります。

 が、恥じます。なぜならば、そのような語りをしなければならい理由は、私が手抜きをしているからです。『学び合い』は一見、教師が何もしていないように見えますが、実は教師はしています。でも、しているのは今の教師がしていることではありません。そんなのは子どもでも出来ることですから。

[]心を込めて 21:21 心を込めて - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 心を込めて - 西川純のメモ 心を込めて - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は飛び込み授業で心を込めて語ります。そして、子どもの幸せを一身に背負ってへとへとになります。

 でも、いつもの私はそんなことしません。学生さんと接している99%の時間は、中学生並みのオッサンです。そして、学生さんと接してへとへとになることはありません。むしろへとへとになったときに、忙しい学生さんをとっ捕まえて馬鹿話を小一時間話して、学生さんを邪魔します。

 何故でしょうか?

 私は最低でも1年単位で学生さんを育てています。そして、私の仕事は西川ゼミという集団を育てることです。これは三十年間かけているものです。ところが飛び込み授業は一期一会です。だから、その時間に全てをかける必要があります。また、学生さんの幸せにしても、結局、西川ゼミという集団が保証するものだと私は思っています。だから気楽です。

 では、私は何をしているか?

 第一に、目標の設定です。簡単に言えば、「日本を変える」という馬鹿げたことを目標として設定するのです。

 では、どうするか?セオリー通りのことをします。対象を明確にし、達成することの意味を実感させることです。そして、それが自分の特になることを理解させます。

 具体的には、『学び合い』のネットワークの人や『学び合い』を学ぼうとする人と繋がらせる機会を設けます。そして、その人たちから西川ゼミがなしていることの意味を伝えてもらうのです。また、一般の人が考える教師の職能がそれほど意味が無く、『学び合い』を理解し実践する方が得であることを経験させます。(そして、したたかであることもです)

 第二に、評価です。

 これは「それでいいのか?」を問う程度です。結局、自身が自分に評価できなければ大人になれませんから。

 第三は環境の整備です。

 これが教師としての私の仕事の大部分を占めています。

 学生さんが安心して実習できる実習校を確保することです。

 西川ゼミが多数で多様なメンバで構成されるようにすることです。

 これが一番大変です。しかし、最近は西川ゼミの方々に任せられるようになっています。

 次に予算の確保です。日本中の教員養成系大学の教員の半数近くは年間の研究費は20万円程度、もしくはそれ以下です。しかし、私は最低でも200万円以上の予算を獲得しています。最近は一千万円以上の予算を確保しています。学生さんが望むことをかなえたいと願っています。これは学生さんに徐々に背負って欲しいと思っています。

 次に政治です。西川ゼミの活動はかなり変わっています。マニュアル通りの研究室とは違います。だからマニュアル通り、学習規律が大事と思っている常識的な人たちの中で、学生さんたちが自由に動けるように政治をします。幸い、学生さんたちが抜群の成果を出し続けてくれているので勝てます。

 次にネットワークです。私の管理下においては、私が守ることが出来ますし、正すことが出来ます。しかし、卒業・修了したのちに教え子を守るのはネットワークだと思っています。幸い、日本全国に同志がいます。その人たちと繋げるのが私の仕事です。もちろん、繋げると言っても直接的に繋げるのでは無く、繋がるきっかけをつくることです。

 最後に、悪巧みです。上記の全てのことを拡大し、安定することに繋がることをやります。それは日本中の同志の理解に一致したことです。色々なことをやっています。

 まとまりがないですが、ようは、普通の授業では年間を通して作り上げるものです。その代わりに、子どもが出来ないことをしましょう。それが『学び合い』における教師の立ち位置です。これって、教員に置き換えると、先輩から頼れる校長になれっていうことです。

15/05/15(金)

[]科学 08:22 科学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 科学 - 西川純のメモ 科学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 佐々木さんの本の中で一番好きだった言葉は『仏教とは、プッダを神のようにあがめる宗教なのではなく、一人の人間としてのプッダが説き残した、その言葉を信頼する宗教であり、しかもその言葉を単に床の間に飾っておくのではなく、言葉の指示に従って自分自身で努力していかなくてはならない宗教だ、ということなのです。』という言葉です。

 これは自然科学に極めて似ています。そして教育学もそのようになるべきだと思います。佐々木さんの言葉を教育科学に置き換えるならば、『教育科学とは、教育には単純な理があると信じる宗教であり、しかもその理を単に床の間に飾っておくのではなく、理に従って教育実践に生かし、それを理に再帰さなければならない宗教』だと思います。

 私は意識的に科学者集団をモデルにして『学び合い』の組織を考えていました。しかし、堕落した科学者集団よりも原始仏教のサンガに近いと思います。

[]卒論 07:01 卒論 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 卒論 - 西川純のメモ 卒論 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 Aは何点、Bは何点という換算表によって学部学生さんの成績は点数化され、それによって順位が決まります。うちのゼミ生の順位を聞くと、全百七十人中、百六十あたりをうろついています。中には百五十あたりで胸を張っている学生に対して、「おまえ目くそ鼻くそを笑うという言葉を知っているか?」と言うと笑ってうなずきました。

 その後、以下のようなことを語りました。

 『大学の成績でオールAというのはバカの証拠だ。何故なら、大学で本気で勉強する講義は3つあればいい。それ以外はDでなければいい。でも、その講義を真剣に学べ。それにしてもオールAはバカだけど、百六十あたりはもっとバカだ。なんとかしろ。

 大学で学ぶべき大事なことは二つある。第一に、一生の伴侶となるような人を見付けろ。とても大事なことだ。もう一つは卒論だ。おまえらは小中高とずっと本当の問題解決を教えてもらっていない。卒論はその最初のことだ。卒論だって色々ある。先生の指定する本を読みまとめることが卒論の研究室もある。卒業間近になって調査問題をつくり、同級生や後輩ににそれを書いてもらってまとめる研究室もあるだろう。でも、我がゼミは違う。日本を変えるという馬鹿馬鹿しいと思えるものを達成しようとしている研究室だ。

 君らは二百万円以上の学費と、膨大な生活費と、4年間という時間を費やして大学に来ている。それに見合ったものを得たいならば、卒論で学べ。君らがどんな学びをしようが、しまいが、俺の人生には全く関係ない。しかし、君らがどんな学びをするかは君らの人生を決める。』

 私は大学で本気で勉強したのは「柳沢先生の遺伝学」、「黒川先生の集団遺伝学」、「関口先生の動物分類学」、「石坂先生の生物物理学」の4つです(3つよりも多かった)。その講義に関しては、かってに本を読み、教員の求める以上のことをしていました。そして、石坂先生の研究室に入りました。

 以下の人事担当者は正しいと思います。

http://blog.tinect.jp/?p=13443

[]真実 07:01 真実 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 真実 - 西川純のメモ 真実 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 卒論で指導していただいた石坂先生には多くを学ばせていただきました。私が教育学で研究する際の思考方法、研究姿勢は石坂先生によって学びました。ほぼ全てと思います。(大学院の小林先生からは大人としての生き方を学びました。)

 石坂先生から学んだことは多いですが、モデルという考え方はその後の研究に決定的な影響を与えています。

 簡単に言えば、「真実なんか分かるわけない」というものです。

 例えば、理科を学んだ人は「水素原子がある」と思っています。しかし、真実は分かりません。本当は「水素原子があると考えると、様々な現象を説明できるし、予測も出来る」ということです。

 生物は水素原子よりもっと複雑です。だから真実なんて分かるわけありません。そこで、研究者は様々なレベルでそれをモデル化します。(ただし、研究者でもじぶんのやっていることはモデルであることを理解せず、真実を追究していると思っている人は少なくないですが)石坂先生からは生物を大胆に単純化したモデルであっても、現象の大部分は説明できるし、予測も出来ることを学びました。

 人間は生物の中でも最も複雑な生物です。その生物の中でもっとも高度な精神活動である学習を、複数でやっている学校を対象としています。私は今でも生物学研究をしているつもりです。それも最も難解な生物学研究です。

 私は複雑な現象を複雑のままで扱い、のたうち回るのは嫌いです。ですので、現象を直ぐに単純化し、理解したいと願います。私の発する情報の大部分は、個々具体的な対処法です。でも、一番、心が躍るのはモデル化するところです。それが学校観と子ども観です。そして、そのモデルが多様な現象を説明し、予測できることがワクワクします。

 が、モデルに過ぎません。

 私は子どもたちの姿から『学び合い』のモデルを導きました。が、全く同じ姿から『学び合い』を全く否定するモデルを引き出せることを理解しています。

 では様々なモデルの中で何を選ぶべきか?それは価値観だと思います。何を求め、何を良しとしているかです。

 『学び合い』を否定する人の言説を読むと私に違和感を感じるのは以下の点です。

 第一に、子どもを十把一絡げにとらえている点です。子どもは一人一人違うし、一生懸命に生きている。それを感じられないのです。結果として、大多数の子どもが分かればいい、大多数の子どもが楽しければいいと考え、その甘さから、実態として大部分の子どもが分からず、大部分の子どもが楽しくない授業を容認してしまう。

 第二に、子どもを大人にするということ感じられない。さらに、子どもを幸せにしたいという願いが感じられない。そのため、自分が担当する1年間、いや、この時間の出来る出来ないしか意識の中には無い。最終的な目的、つまり、子どもが一生涯幸せな人生を送れるというものが無いので、毎日の授業がそれと繋がっているかいないかを意識していません。

 それを真正面に言えば喧嘩になるので、言わないようにします。しかし、言えば極論だと言われます。たしかに現状からは極論と思われても仕方がない。でも、私はそれを願っている、諦められない。つまり価値観の問題です。

[]幸せ 07:01 幸せ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 幸せ - 西川純のメモ 幸せ - 西川純のメモ のブックマークコメント

一人も見捨てないこと、そのために無理なく出来ることをすることは誰にとっても得(徳ではありません)ということが分かればみんな幸せになれる。だって、幸せは本当は身近にあるから。

 この絵に描かれていることは、我が家では毎日あります。ま、違いとしては息子が主要メンバーとして参加していることです。http://curazy.com/archives/80364

[]京都の会 05:27 京都の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 京都の会 - 西川純のメモ 京都の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月6日に『学び合い』京都の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/296033/

15/05/14(木)

[]信心 21:55 信心 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 信心 - 西川純のメモ 信心 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は中学校頃から様々な聖典を読み、宗教関係の本を読みました。でも、絶対的な帰依が出来ません。だから、亀井勝一郎が大好きでした。本日、同志の記事に誘われて、佐々木閑さんの「ブッダ 最期のことば」を読みました。100分で読めるとタイトルに書いてありますが、30分で読めます。ということは私にフィットしているのだと思います。もともとは組織論に興味があるために読んだのですが、科学と宗教の関係を書いてある、最後の部分が一番好きです。

 人は救われたい。だから、人を超えた存在に頼るのが宗教であると佐々木さんは書いています。しかし絶対者の存在で説明するのは困難になり、やがて様々な宗教は原始仏教のように「自らの心の中」にそれを見いだそうとすると予想しています。とても素敵です。でも、自らを信じ切れるほどの人はそれほどいない。そこでサンガという組織で保管しようとしたと説明しているように思うのです。

 そのサンガを拡大解釈したのが今の仏教のように思います。でも、やはり原始仏教のサンガと同じように特殊化した組織のように思います。つまり、それなりの修行をした集団を信じたいと思うのが普通です。

 でも、私は、救いはごく普通の人の集団の中にあると思っています。何故なら、人の幸不幸は生存競争の結果としてプログラムされていて、そのプログラムはごく普通の集団内の交配の中で固定化されていると思うからです。だから、多様な人と折り合いをつけることが救いの道だと思っています。

 もちろん、人を超えた存在を否定するつもりはありません。我が家でも毎日、神仏先祖に敬意を払っています。でも、それと矛盾無く、多様な人と折り合いをつけることは素敵なことだと思います。

 「だから、宗教に間違われてしまう」という同志の声が聞こえそうですが、久しぶりに読んで良かったと思う本の余韻で、書きたくなりました。私はブッダがもっと好きになりました。

[]入試 08:32 入試 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 入試 - 西川純のメモ 入試 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学の開学当初、建学の志が熱い人たちで満ちていました。その時、全ての受験生に実技を課し、その点数を重視しました。本学が初等教育養成課程だからです。しかし、そのために5教科の成績が高い子が落ちました。地元の進学校が送った子どもが落ちたのです。そのため、その学校からは殆ど受験する子がいなくなりました。気持ちは分かります。進路指導の先生が予想がつかない学校を勧めるわけないですから。

 今、大学は入試を改革することが求められています。しかし、進路指導の先生が予想不可能な方法を採れば、上記の通りのことが起こります。そんなことを考えなくてもいいのはスーパーグローバル大学に選ばれるような大学だけだと思います。

 じゃあどうするか?以下で書くことは法的に可能かどうか分かりませんが、思いつきです。

 AO入試、推薦入試が今批判されています。怪しげなAO入試塾もあります。その根本的な問題は、基礎学力を測っていないことによると思います。だから、推薦入試の際、センター入試が何点以上等の条件を最初に明示するのです。私はかなり高めでもいいと思います。そうすれば人数が限られます。そして、かなり大胆なアクティブラーニング的な入試をするのです。試験期間は2日ぐらいかかるようなものにするのです。その試験自体が、受験生のキャリア教育になると評価されるようなものにするのです。

 例えばです。受験生を4人ぐらいのチーム編成をします。地域的にばらけさせます。ただし、彼らの連絡を取れ合えるよう学校で開設した受験用のメールアドレスを配布します。そして、それで連絡を取れるようにします。そのチームは附属小中学校で2回授業することを求めるのです。1日目の午前中に集合させて授業検討させます。午後の5、6時間目に授業をさせます。その後、大学の宿泊研修施設もしくは妙高少年自然の家で宿泊します。そして翌日の10時まで授業改良をします。そして、二日目の5、6時間目に授業するのです。つまり4人が1回は授業をします。大学は、その授業検討の様子や、授業で評価します。

 こんなテストをすると言って受験生が受けてくれるかどうか分かりませんが、受けてくれるとしたら、とてつもなく光る人と、箸にも棒にもかからない人だと思います。両者の違いは分かりやすい。

 ま、妄想です。

 でも、この妄想と現状の間のどこかを探すと面白いかも知れません。

FlipperKFlipperK2015/05/14 19:34「この入試方法だと、評価する人によって評価にばらつきが起きないかなぁ。おもしろそうだから、受けるのならば私はこっちの入試の方がいいけど」と、今年度受験生の長女が申しておりました。

jun24kawajun24kawa2015/05/14 22:00測定には正確と精密の面があります。
文科省の答申は、精密であるより正確であることを求めているのです。
大分での事件の後、文句を言われないような教員採用試験が進みましたよね。あれが良かったか否かです。

15/05/13(水)

[]不自然 21:36 不自然 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 不自然 - 西川純のメモ 不自然 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 オックスブリッジの問題やバカロレアの問題を読めば、素敵です。しかし、我が国にいま適用した場合、不自然になるように思うのです。

 あれば小学校高学年ぐらいから多様な読書を行い、色々な人と議論した人には楽しいし、やりがいのある問題です。でも、日本の多くの子どもはそのように育っていない。そして、小学校高学年からそれを開花するような教育は、しばらくはしないでしょう。

 ある雑誌には子どもを海外の学校で育てることを薦めていました。おそらく、それは賢い選択です。でも、海外で育ては得るものもありますが、日本人として大事にすべき常識を学べません。つまり、日本人の顔をしていますが、日本人で無い日本人が生まれます。その人たちが日本のエリートを占めるのは不自然です。

 今しばらくは、ググれば直ぐ答えが分かる「基礎的知識・技能」を大事にする教師がいるでしょうね。その中では、基礎的知識・技能の獲得を『学び合い』でやることが自然と思います。そして、教育の文化が変われば、それに対応すればいいです。

 でも、本質的な問いです。

 哲学や教養を大事にしている、イギリスやフランスを我々は憧れますか?私は憧れません。私は今の日本は問題があるが、イギリスやフランスより日本が私が住みたい国です。ですので、その国になろうとすることが本当に良いことかと疑問に思います。他国をまねるより、日本のシステムを改良する方が最適解に近いように感じるのです。

[]見取り 14:32 見取り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 見取り - 西川純のメモ 見取り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』ではもの凄く子どもを見とれます。理由は簡単です。子どもが素を出すからです。遊ぶ子どもは遊ぶ。いい加減な子どもはいい加減なことをする。『学び合い』をしたから遊ぶのではありません。『学び合い』をしたからいい加減なことをするのではありません。一斉指導の中でも遊び、いい加減なことをします。でも、一斉指導の黙っていて座っていると分かりません。『学び合い』ではそれが分かります。

 詳しい見取りのノウハウは本をお読み下さい(http://goo.gl/GK212H)。分かってみればバカみたいに当たり前で単純なノウハウなのです。

[]憲法9条 14:32 憲法9条 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 憲法9条 - 西川純のメモ 憲法9条 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 宗教と政治の話しはいきり立つ人が少なくないので避けています。が、書きたくなったので書きます。最初に申しますが、どちらの立場にも立っていません。ま、それを説明します。

 新聞を読んでいると、政府が自衛隊の運用に関して色々と改訂しようとしているはずです。最初に申しますが、政府の立場も、それに反対する人たちの立場も、それなりに理屈があり、その是非を云々出来る知識は私にはありません。だから、積極的な賛成でもないし、積極的な反対でもありません。

 ただ、不思議に思うのです。

 今回の政府の案は「憲法違反」なのでしょうか?憲法違反であるならば最高裁に訴えれば良いことだと思います。我が国において憲法違反であるか否かを決められるのは最高裁であると憲法に書かれています。

 ところが、そのようなニュースが無いところを見ると(知らなかったらごめんなさい。でも、最高裁が違憲であるという判断は出ていません)、反対する方の意見も「解釈」のレベルのように思います。憲法で容認されている解釈の違いならば、その時々の政府に任されており、それを国民が審判すれば良いだけのことです。いや、憲法違反であるというならば、最高裁に訴えれば良い。さっき書きましたように、そのように憲法が定めているのですから。

 もしも「解釈」ではなく是非をハッキリさせたいならば、憲法を憲法の定めに従って変えれば良いだけです。つまり、政府の案に反対する人の側からも、最高裁が違憲であると判断出来るような憲法に変えるべきだと思います。

 そうするつもりがないならば、解釈の範囲内で運用するしかありません。

 で、なんでこんな政治的なことを書いたかというと、上記のことが中学校の校則のように感じられて嫌なのです。わかりにくいと思いますが、憲法を変えないことが護憲であり、正しいという論には、私は乗れません。もちろん、私は積極的な賛成でも、積極的な反対でもありませんから憲法を変えようなんて思いません。でも、絶対に変えないというのは、国民を見くびっているように思えるのです。

 私は国民の英知を信じています。なぜ、それに訴え、判断を仰がないのかと思います。これって中学校の生徒指導に似ているように思うのです。

[]電子教科書 14:32 電子教科書 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 電子教科書 - 西川純のメモ 電子教科書 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 電子教科書が導入されるとどうなるか?それを妄想します。

 各社の教科書は1冊いくらという限定があります。だから、自然とコンテンツの上限が決まります。でも、電子教科書ならばそれの限定がありません。例えば教科書にリンクを張ればいくらでも広げることが出来ます。つまり、検定の対象はどこまでかが曖昧になってしまいます。もし、それが曖昧になれば、内容を規定出来なくなります。そうなるとバカロレアのような外部資格によって内容を規定することになるかも知れません。もしかしたら、それを狙っているのかも知れません。そうなったら、教科書会社にとっては毒まんじゅうになる危険性があります。

 電子教科書と電子黒板は全然違います。後者は一斉指導のツールです。ところが電子教科書は子どもがどんどん使えるのです。教師がコントロール出来なくなる可能性が高い。もちろん、コントロールしようとするでしょうね。でも、そうしたらものすごく効率の悪いものになります。そんだったらペーパーベースの教科書の方がまだましです。

[]租界 06:59 租界 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 租界 - 西川純のメモ 租界 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 デジタル教科書が本格化する。(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150512/k10010076871000.html

 このことの意味がどれほどの意味があるかを殆どの人は分かっていないだろうな。清朝が租界を認めたとき、それがどれほどの意味があるかを理解していなかっただろうな。清朝の支配地に比べて租界は芥子粒ほどの広さも無い。しかし、それによって清朝全土は植民地化した。

 現在の検定制度も、一斉指導の価値観も、有名無実になるのに。

15/05/12(火)

[]責任 21:35 責任 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 責任 - 西川純のメモ 責任 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は学力的に最底辺の高校で教師人生を始めました。暴走族、暴走族OBがわんさかいる学校です。シンナーのやり過ぎで頭がぼーっとしていて、歯が溶けて小さくなっている子がいるような学校です。

 そこで色々なことを学べました。その中に、どんな子どもも皮一枚の差しか無く、みんな可愛い子どもであることを学べました。そして、みんな幸せになりたいと願い、必死に生きていることが分かりました。

 昨日の飛び込み授業の時もそうです。『学び合い』では集団の闇がもの凄く分かります。気になった子がいたので学校の先生に聞いたら、家庭的に課題を持ち、行動面に問題がある子であると教えてもらいました。

 1時間目、近くによりました、「期待しているよ」と小さく言いました。

 しばらくすると、他の子と一緒に答え合わせをしています。そこに近づくと私にきれいな目をして私を見ています。私はあくまでもその他大勢の一人としてちらりとしか見ません。でも、その目は私を射殺します。(この間は10秒ぐらい)

 1時間目の終わりに説教です。怖いぐらいに私を見ています。セオリー通り、ちらりとしか見ません。

 1時間目と2時間目の間に次の時間の予習をしています。

 2時間目の最初に語ります。そのこの目が入ってきます。見ないようにしています。

 2時間目開始、そのこの動きが違います。

 2時間目の終わりです。その子が「俺はやった見ていたよね」という目で射殺します。

 ちらりとだけ見ます。それで十分です。

 2時間の中で「その子」への関わりは1分も時間を与えていません。そして、その3分の2以上はその他大勢の一人しか視線を与えていません。私がやったのはあくまでも全体に対する見取りであり、全体に対しての言葉がけです。

 でも、私は苦しいのです。『学び合い』だと、その子が必死に生きようとしていること、必死に幸せになろうとしてることが感じられ、それを感じると責任に押しつぶされるようになります。

 そして、2時間の授業の中で、そのような視線を私に向けてくる子どもが約百人中三十数人ぐらいいます。その子たちは、頭を使って、その子なりの動きをしています。その子たちは私の説教の中で私を見つめ、うなずきます。その必死な視線を受け止め、でも、集団の中の一人として見なければと自分を律するのはかなりの精神力がいります。

 だからです。何もしていないようにしている『学び合い』の授業中、私は何度も会場から離れ、何度も後ろで休み、授業後もへとへとになるのです。子どもたちの一生涯の幸せを短期間でも背負うことはもの凄く疲れることです。

 目の前にいる子は、全てそうなのです。子どもたちが互いに支え合うようになればなるほど、楽になります。個々の子どもの幸せを背負うのでは無く、一つの集団の維持に力を注げばいい。だから、飛び込み授業はとても大変です。

追伸 西川研究室では、子ども全員にICレコーダを身に付けてもらい、言動を記録します。そして、その全てを分析します。それは学術的に一般性を出すために必要なことです。でも、わたしは、ゼミ生、その中には教員生活二十年弱のゼミ生も含めて、私と同じことを学んで欲しいと思うからです。それは、どんな子どもも皮一枚の差しか無く、みんな可愛い子どもであることを学べました。そして、みんな幸せになりたいと願い、必死に生きていることです。これは我がゼミでやっていることを学ばないと、また、私が経験した学校に勤めないと、何十年勤めてもそれは分かるのはとても大変なことです。子どもの人生を背負っているとはそういうことです。

追伸2 以前、我がゼミにある現職院生が所属し、最初の『学び合い』の授業で無様に泣きながら語りました。それは無様です。泣いてはいけない。でも、泣いたのは、上記に書いた『学び合い』での大事なことを分かったからだと思いました。ま、四十近くの教師も可愛いと思います。

追伸3 当然のことながら、模擬授業では、このような視線を教師に向けるわけありません。だからゲームにしか過ぎないのです。

[]残るもの 08:52 残るもの - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 残るもの - 西川純のメモ 残るもの - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世の中には名人教師のDVDがあります。しかし、そこから学ぶべきものは、今後は違うように思うのです。

 もし、その教師の授業が素晴らしいのならば、その教師の授業を1年間記録し、それを写せばいいではないです?「そんなことはない」と思われると思います。私もそう思います。では、映像では実現できないものは何でしょうか?思い起こして下さい。次に、それが授業時間のどれぐらいを占めているか?そして、その恩沢に浴せる子どもの数は何人かを考えて下さい。その際に、子どもの名簿を横に置き、一人一人を思い起こして下さい。

 そうすれば、授業の殆どはDVDを見ることで十分であり、それ以外の部分もその恩沢に浴せる子どもの数はごくわずかです。

 となったとき、平均的な教師の授業を1年間受けるのと、名人教師の授業のDVDの映像を1年間見続けるのと、どちらが子どものためでしょうか?

 もちろん、今は映像はごく限られていますし、有料です。しかしです。名人教師が自分の授業の様子を子どもが写らないアングルで1年間記録し、それをネットで公開したらどうでしょうか?その教師が発問し、それに対しての子どもの声は聞こえます。もし、今の授業での教師の発問が数人しか出来ず、その発問によって他の子も学べるとしたら、それで十分ではないですか?

 書店に並ぶ本を読み直して下さい。そこに書かれていることの多くは、というかほぼ全て、その教師の授業を見せれば良いのではないでしょうか?違いますか?

 もちろん違います。では、映像では実現できず、教室という空間を共有している教師だけが出来ることは何でしょうか?

 このことを真剣に考える時期にさしかかっていると私は思います。インターネットが発達し、多様な良質な情報が無料で提供され、学習者がそれを選択できる時代です。タブレット端末が教室に持ち込まれるようになれば、早晩、成績上位層の保護者がそのような良質な情報を授業中に自由に使って欲しいと申し込むようになります。そうなれば、成績中位層の保護者はタブレットの方が良い授業だと判断するでしょう。

 その時に、教師はタブレットに勝てるでしょうか?今の教師の殆どは勝てません。

 では、タブレットに勝るものは何か?

 私は二つあると思います。

 第一は集団をコントロールすることです。第二は、実は第一と一対なのですが、学習者の心に炎を灯すことです。

 昨日の飛び込み授業では、「はいどうぞ」の『学び合い』です。私が具体的に全体に語った時間はごくわずかです。はいどうぞ以降に使った『学び合い』のテクニックもごくわずかです。おそらく1時間目は10回程度の5秒以内のつぶやきと、2時間目は2回程度の5秒以内のつぶやきです。

 授業中、子どもたちが勉強しているところから離れたイスに座っていると、「あの先生の語りは私には出来ない」と何人の方にも言われました。その度に、「でも、私の言っていることはごく当たり前のことでしょ?」とニコニコして応えます。でも、私の語りに何故力があるか?それは、私は自分の語っていることが、子どもの一生涯の幸せに確かに繋がっているという確信を持っているからです。その日の課題が出来るとか出来ないとかのレベルでではなく。そして、一期一会ですが、目の前にいる子どもたちの幸せを本気で願ったからです。

 おそらく「クサイ」とか「また、説教かよ~」という子どもがいるでしょう。当然です。しかし、「この人は本気で信じている」ということを感じ取る子どもも2割います。その2割は周りに影響力がある。だからたった2時間で集団を変えることが出来るのです。

 とは言うものの、殆どの人にとって上記は「剣の道は心」というような訳の分かったような分からない話です。だからまずは素振りです。基本動作を正確に繰り返すしかありません。そして、そのためのマニュアルを用意しています。そして、そのマニュアルには至る所に「心」を忍ばせています。最初は分からなくてもいいのです。でも、そのうちに気づいて欲しいと思います。そして生を参観し、授業者と対話して欲しい。それがインターネット・タブレットが発達した社会において残る教師の職能ですから。

ogymogym2015/05/12 20:28語り、本当に短かったです。加えて、勢いがありました。迷いが無い、そんな印象を受けました。ありがとうございました。

kaopapakaopapa2015/05/12 21:26同感です。ogymさんと入れ替わり?5時間目までで自分の学校に戻りました。
西川先生にも言われました。「これから面白くなるのに・・・」
本当に残念でした。でも、予想もできました。経験者ですから。
ただ、西川先生は、6時間目の初め、何て語ったのか・・・
それにしても、直接お会いするということは良いことですね。
影響を受けやすいのか、明日の授業の課題は、昨日の参観授業の課題を参考に作り直しました。生徒がどう反応するか楽しみです。

15/05/11(月)

[]模擬授業 21:59 模擬授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 模擬授業 - 西川純のメモ 模擬授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は模擬授業が嫌いです。それは子どもを侮辱することだからです。

 考えて下さい。校長会で、模擬職員会議というものをして、校長が職員の役割を演じ、代表の校長が職員会議での校長の役割を演じたとしたら。どう思います?そして、その後に校長がそれをあれこれ批評し、名人校長、準名人校長という資格を得たとしたらどう思いますか?そして、その授業をしている人でなくとも、その教諭役を演じた校長が御校の校長だったらどう思いますか?

 『学び合い』ゲームは出来ます。でも、『学び合い』授業は出来ません。なぜなら、『学び合い』は真剣勝負でやる授業だからです。だからこそ、インターネットのコンテンツがいくら充実しても、脅かされない授業なのです。

[]可能性 21:44 可能性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 可能性 - 西川純のメモ 可能性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は静岡市の美和中学校で飛び込み授業をしました。

 我ながら、見事な飛び込み授業です。たった2時間で、子どもたちの動きを変えます。私のちょっとした言葉がけで、子どもたちは変わります。歴史に残る名人教師よりも劇的な変化を子どもに起こします。と不遜ながら思います。

 授業中に2度泣きました。

 1度目は、まじめに子どもに語ると、見事に子どもが変わります。その素直さにビックリします。そして、かわいい。

 2度目は、申し訳なくて泣きました。

 人は変わりません。それは子どもも同じです。元々出来ないことをたった2時間で出来るようにすることは出来ません。でも、2時間で子どもは変わりました。何故出来たかと言えば、子どもが元々あったものを出しただけなことです。私がやったことは、子どもの出来ることを邪魔しないことです。ま、邪魔する人ではないと言うことを分からせるために1時間目にテクニックを少々使いましたが、少々です。2時間目は殆ど何もしていません。私が2時間かけてやったのは子どもを育てることではなく、子どもの持っている能力を出しても良いよと分からせただけなのです。

 子どもには無限の可能性があるという言葉があります。それは純白のキャンパスに様々な絵を書き込める可能性があるという意味で使うのではないでしょうか?でも、違うと思います。子どもたちの中には、ホモサピエンスならみんな持っている素晴らしい名画が描かれているのです。もちろん、人それぞれの名画です。しかし、いずれもホモサピエンスの感動を引き出せる素晴らしい名画です。教師が名画に筆を加える必要は無い。それを正しく出させるだけです。だから私でも出来る。

 私は日本全国の子ども、いや、目の前の美和中学校の子ども可能性に圧倒し、それを出し切れていない自分のふがいなさに涙が出ました。一期一会ですが教え子の幸多いことを願います。でも、大丈夫。あとは美和中学校の先生方にお任せします。

[]北信の会 18:22 北信の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 北信の会 - 西川純のメモ 北信の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月15日に長野県須坂市で『学び合い』の会が開かれます。

 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/ttfuji/20150511

[]生き残り 07:55 生き残り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 生き残り - 西川純のメモ 生き残り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、教育学部の既存修士は廃止され教職大学院に移行しています。そして、それが移行し終わった頃、平成33年頃から教員採用者数が激減します。当然、採用率は激減します。激減した教職大学院はどうなるか。法科大学院が見本です。そうなったとき、制度が又変わるでしょうね。幸いなことに、私は退職する頃です。かわいそうなのは、その頃に入学する学生です。

[]破壊的イノベーション 06:50 破壊的イノベーション - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 破壊的イノベーション - 西川純のメモ 破壊的イノベーション - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から書くことは大学関係者以外には意味不明だし、大学関係者の大部分は分かりたくないことだから、ほぼ独り言。

 教科教育学は戦後の教員免許法が成立し、教科教育学が必須となったときに生まれました。もちろん、それまでも教育方法学の一部にありましたが、これは大きな変革です。私が大学院に入りたての時は、教育史学や比較教育学が理科教育学で主流でした。何故かと言えば、それまでの教科教育の主な顧客は教育学部の教員だったのです。だから教育学部の教員に「受ける」研究が主流になっていました。ところが教科教育が教科領域に位置づけられることが決まったので顧客が変わったのです。理科教育学の場合は、物理学、化学、生物学、地学の教員がその採用を決めるのです。

 研究者の養成機関の対応、また、既に採用した人、そのような理由から変化30年ぐらいかかりましたが教育史学や比較教育学が少なくなりました。それまでに生産された研究者の中で目端が利く人は顧客の変化に対応して今も活躍しています。が、全てではありません。私たちの世代が、その狭間だと思います。市場が激変している時代だからこそ、私のような非主流派のものにも活躍できるニッチェがあったのだと思います。

 私の諸先輩の多くは主流派にいました。その方々は、それまでの顧客である教育学に目を向けていた。そして、その人たちとの繋がりが強い、だから対応に遅れてしまいました。もちろん、その方々が無能であったわけではありません。有能だからこそ対応に遅れてしまった。それが仕組みだとクリステンセンは述べています。

 今、破壊的イノベーションが進んでいます。

 設置審のおおくくり化が進んでいます。既存修士が廃止され教職大学院へ移行します。これが何を意味するかと言えば、教科教育学の顧客は教科専門でなくなるということです。

 教員養成系大学の中期計画において実務経験者の採用率を掲げています。教職大学院への移行を進めるには必要なことだし、お上からの指導もあります。これが何を意味するかと言えば、今後は実務経験の無い人の採用は厳しいと言うことです。つまり、学部卒業者を修士・大学院で育てた博士は、非常勤でも実務の経験が無いと厳しいのです。教職大学院の実務家としてカウントされるには二十年の実務経験が必要です。でも、学術に関する業績がある場合は5年でも良いという規定があります。ということを博士課程の先生方の何%がしっているだろうか、と思います。

 入試、授業においてアクティブラーニングをすることを大学は求められています。対応しない大学は運営費交付金を減らされます。昨年度から本年度に立て続けに出される答申、事業はそれが本気であることを明確に示しています。

 私的には、我が世の春、という感じです。追い風に乗って攻めます。

 が、一人も見捨てたくない。理由は一人勝ちなんて世の中で認められないですから。私が勝つためには、この変化に対応し、生き残り、活躍してくれる人が一定数必要です。こんな私のブログやFBを読んでいる方々は、その可能性があると思います。

 研究者を養成している方々は答申や通達をちゃんと読んでください。事務の中で賢い人に聞けば何を読むべきかを教えてくれます。研究者になろうとする方もちゃんと読んでください。なぜならあなたの指導教員は読まない可能性が高いからです。また、各大学のアドミッションポリシー、中期計画、入試改革を読んでください。生き残る大学とつぶれる大学が分かります。文科省は護送船団方式をやめました。そんな余力はありません。

 教員養成を担当している方々も同じです。時間差はありますが、皆さんの教え子も大学人と同じような荒波にたたき込まれます。今大学で教えていることの大部分は無用の長物になるのです。教師が教材や指導法に長けていなくても、ネット配信される教材がそれを担当してくれるからです。その時に必要な能力なのかを考えて下さい。思い出して下さい。昔はどの商店街にも複数あった八百屋や電気屋さんがいまどれだけあるでしょうか?ある日あるときに一斉に閉店したのではありません。徐々に閉店しました。もちろん、今大学で教えていることで生き残る人はいるでしょう。いまでも八百屋や電気屋さんは残っています。それはカリスマレベルの例外です。みなさんの教え子の中で何人がカリスマ教師になるでしょうか?それがものすごいからこそ、教師の研修団体の研修会でアイドルを見る目でカリスマ教師を見ている人が多いのです。

 早く気づいて、自分の出来ることをやりましょう。

 小中高の先生方へ。経団連、経済同友会に所属するレベルの会社はアクティブラーニングで育てられる能力で社員を選別しますよ。なぜなら、今の改革の震源地はそこだからです。自らやらないわけがない。

追伸 昨日、別個に某大学教師と話しました。その方々は最近の一連の変化に関して、私と同等いやそれ以上の情報を持っていました。だから、楽しく議論しました。こういう人もいるんだな~っと嬉しくなりました。

15/05/09(土)

[]顧客 21:51 顧客 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 顧客 - 西川純のメモ 顧客 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 どの業界でも、現在メジャーな人は現在メジャーな顧客と繋がっています。その顧客がメジャーであれば、安泰です。が、メジャーな顧客が常にメジャーであるとは限らない。

 教職大学院で授業していると、そのことを思います。

 でも、次のメジャーな顧客は何か?

 そんなこと分かりません。だから、顧客の変化に対応するには、既存のメジャーな顧客にも応え、同時に、次の顧客にも応えます。ただし、次の顧客を予想するのではなく、ドラッカーが言うように顧客を創造するのです。

 だから一斉指導の価値観で受けるような授業も講演もします。本も出します。でも、私の願う顧客を創造します。

15/05/08(金)

[]新宿の会 21:58 新宿の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新宿の会 - 西川純のメモ 新宿の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月30日に新宿で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。

 http://kokucheese.com/event/index/294125/

[]可愛い 21:15 可愛い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 可愛い - 西川純のメモ 可愛い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は西川ゼミの新歓コンパです。

 思うのは約三十年前の高校教師の時代です。

 子どもは可愛かった、もの凄く可愛かった。でも、その可愛い子どもを切らざるを得なかった。その辛さから高校教師に挫折し、『学び合い』を生み出しました。

 ゼミ生が飲む姿、私に語る姿、いや、何も無くても西川ゼミを選んでくれたという一点で、可愛い。さすがに女子学生はやってはいけないと分かっていますが、男子学生に関して高校教師時代やっていたように頬ずりしたいし、高い高いしたい。子持ちの現職院生にはなでなでしたい。とにかく可愛いのです。

 その可愛い学生のために自分が出来ること、今日もしました、明日もします。それが管理職の仕事です。

karakusa01karakusa012015/05/12 02:03美和中学校行きたかったです。今年度は特別支援学級でどう取り組むかで悩んでいます。

jun24kawajun24kawa2015/05/12 08:53次の機会、またありますよ。最近の特別支援本は読んだよね。あの通りやりましょう。

karakusa01karakusa012015/05/14 01:11「『学び合い』で「気になる子」のいるクラスがうまくいく!」でしょうか?
購入はしたものの、読めれていません…

15/05/07(木)

[]賭け事 21:49 賭け事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 賭け事 - 西川純のメモ 賭け事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世の中にはその人に天賦の才能のない人はどんなに努力しても成功しない職業がかなりあります。プロ野球選手やプロ棋士もそうでしょう。天賦の才能のある人だったら努力すれば上を目指せます。でも、天賦の才能が無いならば、どんなに努力しても無理です。

 でも、圧倒的大多数の人はそんな万人に一人の才能なんか無い。だから、天賦の才能が無くても努力によって成功できる職業に就きます。具体的には組織の中に入り、チームによって仕事をします。そして多くの人はそれで幸せになります。

 もし、自分の中に万人に一人の才能がある可能性に賭けて、その道に入ったならばリスクは覚悟の上の話だと思います。そして日の目を見なかったならば、早々に撤退しみんなでやる仕事に就き、その中で幸せを得るべきです。もし、その踏ん切りをつけずに万人に一人の才能があることにかけ続けるならば、リスクは覚悟の上の話だと思います。そして人生をかけ続け、失敗したならば、それに見合った結果になったとしても私は同情する気になれません。賭け事とはそういうものです。

 研究者もそんな職業です。我々が給料をもらっているのは、他人様にとって意味あることをしているからです。だから研究者だって他人様にとって意味あることをしなければ給料を貰えないのは当然です。そして研究者は人の知らなかったことを明らかにするのが仕事です。横並びでは出来ない仕事です。

 さらに言えば、プロ野球やプロ棋士よりも、自分の将来を予想がつきやすい面があります。指導教員といっしょに学会に参加すれば、その指導教員が学会でどれだけのポジションにいるかが分かります。それが自分が研究者として順当に成長すればいける大体のポジションなのです。さらに、自分の研究室の先輩、近くの研究室の先輩の就職先を知れば、どれほどのリスクがあるかは分かります。それは学部学生でも分かります。それ故、私は生物の博士課程に行くことを学部3年の後半ぐらいから希望しなくなりました。今、正規職員になっていない人がいたとしたら、すみませんが私が学部3年に理解できたことを分からない人だと言うことです。

 高学歴ワーキングプアの記事を読みました(http://diamond.jp/articles/-/5002)。辛い状態であることがよく分かります。しかし、何故か可愛そうという気持ちが起きません。だれかが「あなたには才能が無い。これ以上続けても先が無いからやめなさい。何でもいいから仕事をしなさい。自分が大学院修了であることを忘れて、高校卒業して直ぐに働いた人間だと思いなさい。結局、大学以降であなたの学んだことを、あなたは生かす才能は無かったんだから。」と言うべきだと思います。きついですが、事実です。その事実を出来るだけ早く分からせなければ、地獄が待っています。

追伸 私は5人のゼミ生に博士の学位を与えました。当人が博士課程に進学したいと言った人ばかりです。私が誘ったことはありません。そして、定職が既にある人しか受けません。そして最初に何も約束できないこと、とても厳しい世界であることをしっかりと説明し、それでも希望する人を受け入れました(http://goo.gl/Quw71c)。一人は本人が大学教師を目指しておらず、中学校教師として活躍しています。残る4人のうち3人は教授になっています。一人は准教授です。みんなちゃんと定職に就いています。

[]越路中学校 10:57 越路中学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 越路中学校 - 西川純のメモ 越路中学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月19日(火)に長岡市立越路中学校で授業公開及び講演を行います。

 4限と5限に連続の異学年『学び合い』の飛び込み授業を我がゼミ生が行います。異学年の子どもが体育館に集まり、英語を『学び合い』で学びます。2時間で「魔法」のように変えます。

 その後、私の講演です。内容はアクティブラーニングに関して、文部科学省の各種答申と絡ませながら、それがどれほど差し迫った課題であることをお話しします。

 今回は学校のご厚意により授業も講演も公開していただきました。詳しくは当校の富永先生にご連絡下さい。

[]ハルマゲドン 08:22 ハルマゲドン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ハルマゲドン - 西川純のメモ ハルマゲドン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある保護者が学校が意味が無いと言ったとき塾の教師が諭した言葉が秀逸です。まずそれを読んで下さい。その後に、以下をお読み下さい(http://cadot.jp/impression/1949.html)。



 これに応えられる授業がどれほどあるだろうか?多くの教師は特別活動や総合学習や部活指導でやっているだろう。でも、学校教育の大部分を占めている教科学習の時間では、塾と競い合っている。つまり、同じことをやっている。

 塾では得られず、学校で得られる資源、それは多様な子どもたちという資源なのです。それを最大限に生かし、多様な子どもたちの幸せを実現すべきなのにな。

 今後、この母親のような保護者は増え、その価値観の持った子どもが増える。そうなったとき、公然と学校は攻撃されるだろう。反社会的な攻撃ならば大変だけど辛いけど、耐えられる。しかし、弁護士の保護者が合法的に学校を攻めたら、それから守れる学校がいったいどれほどあるだろうか?

 ソフトランディングさせたいけど、もしかしたらハルマゲドンが来るかも知れない。

15/05/06(水)

[]15歳 22:14 15歳 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 15歳 - 西川純のメモ 15歳 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は息子の誕生日です。昨日はこどもの日、今日は我が子の日です。で、誕生日パーティです。息子に15歳の抱負はと聞くと、「今日から鼻炎の薬を2錠飲める」とのことでした。成長を実感できる指標は様々ですね。

[]スーパーグローバル大学 16:55 スーパーグローバル大学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - スーパーグローバル大学 - 西川純のメモ スーパーグローバル大学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 スーパーグローバル大学の審査基準をお読み下さい。(http://www.jsps.go.jp/j-sgu/data/download/03_sgu_shinsakijun.pdf

 これを読めば、海外の中堅大学をそのまんま日本に持って行けば、かなりの高評価を得られるはずです。すくなくともグローバル牽引型だったら満点に近いのではないでしょうか?少なくとも評価基準をそのままで適用すればそうなります。しかし、日本との接点が無いのですから牽引は出来ません。そして中堅大学はトップ100には入れません。

 もちろん、多くの大学はそんなことをしませんが、箱根駅伝みたいなことをする大学いてもおかしくありません。ルールに則ってゲームをしているのですから。

[]帰国子女 16:19 帰国子女 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 帰国子女 - 西川純のメモ 帰国子女 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今後の大学入試のことを考えて東進ハイスクールがAO入試に強い早稲田塾を買収したのは正しい判断だろう。でもね、もっと確実な方法がある。きっとそれに気づいた大学、高校は海外帰国子女を奪い合うだろうな。

 小論を英語でやるなど。つまり、日本語を全く喋れなくてもOKにしちゃう。スーパーグローバル大学はそいう大学だから。日本語の能力が問われないのだったら、スーパーグローバルハイスクールより求める人材を得やすいから。そうなるとスーパーグローバルハイスクールも海外帰国子女を奪い合うだろう。そもそも、日本人で無くてもいいと割り切る私学が出てきて、箱根駅伝みたいなことが起こるかも。

 そこまで行けば、「まてよ?」と思い始めます。グローバルは手段であって目的ではありません。

[]アドラー心理学 15:06 アドラー心理学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アドラー心理学 - 西川純のメモ アドラー心理学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は○○と関係がありますか?と聞かれることがあります。その中でアドラー心理学との関係を問われることは少なくありません。本日も聞かれたので、アップします。

 私なりの整理です。非常に似たところは多いと思います。でも、違うところがあります。それは少なくとも実践レベルではアドラー心理学は個人対個人(個人対数人)を想定している点です。端的に表れるのはアドラー心理学が子育てに応用されている点です。一方、『学び合い』は子育てには応用出来ません(もちろん、7、8人の子どもがいる場合は可能ですが)。『学び合い』は個人対集団を想定しています。

 だからアドラー心理学で教師が三十人のクラス経営をしたら、無理が生じると思います。具体的には、指導の濃淡が出来ると思います。では、アドラー心理学がクラス経営に無効かと言えば、そんなことはありません。アドラー心理学の知見を教師が学ぶのでは無く、子どもが学ぶべきだと思います。アドラー心理学を学んだ子どもたちを『学び合い』で教師が管理する、そんな妄想を持ちます。

 ちなみに『学び合い』は強力ですが、個人対個人には適用できません。だから、夫婦関係、子どもの数が少ない現代の親子関係には適用できません。それに関してはアドラー心理学の方が圧倒的に参考になると思います。

[]革命の書 05:46 革命の書 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 革命の書 - 西川純のメモ 革命の書 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、革命の書を書いています。資本論、沈黙の春、ルター訳聖書とも違います。最も近いのは何かなと考えたのですが、私の頭に浮かぶのは黙示録です。七つの封印は解かれ、天使によってラッパは七回吹かれます。もちろん黙示録とは違います。でも、多くの人とってはハルマゲドンであるかもしれませんが、最終的な救済には避けられない道。そんなイメージを持ちます。早く世に出したい。出たら、おそらく、この数年における私の最大の武器になると思います。つまり、同志の武器にもなります。

追伸 私は葬式仏教以上の信心を持たない大多数の日本人の一人であることを記します。

[]長野の会 05:19 長野の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野の会 - 西川純のメモ 長野の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月28日の夜、長野市で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/i-Kawa-nakajima/20150504#1430726650

15/05/04(月)

[]リスク管理 21:29 リスク管理 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - リスク管理 - 西川純のメモ リスク管理 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 定期的にアップします。心にとめて下さい。大丈夫だよ、と言う人に限って失敗し、私に相談します。そして、だから言ったでしょ、と言いたいのですが、本人が切羽詰まっているので何も言いません。でも、結局、年長者の言うことには従うべきですよ。学陽書房の「何故か仕事の出来る・・・」、「新任1年目を」に書いたことです。

 ネットでの作法です。

 公開であろうと非公開であろうと、結局は公開だと思って下さい。だから、非公開にしている人や、非公開にしているグループを見ていると「危うい」と思います。結局、両者の差はありませんから。だから公開にした方が安全です。公開だと分かるからです。非公開は個人的なメールでやりとりした方がいい。そして、特に非公開にすべきことはメールでは無く、電話で。記録が残りづらいからです(決定的では無いことを意識して下さい)。

 どんなに匿名にしてもバレます。

 何気なく、地元のイベントを紹介する。我が子の運動会を紹介する。自校の研究指定のことを紹介する。同級生の消息を紹介する。それで、あなたの名前は特定されます。そうならないように情報をチェックすることは不可能です。だから、自分の名前は全てオープンにした方がいい。その上で出せる情報を選べばいいのです。

 次に、個人特定できる非難は基本的に書いては駄目です。その人と会ったとき、その人があなたのネットでアップした記事を示したとき、大丈夫な状態にすべきです。

 次に、ネットで写真をアップすることの危険性を認識して下さい。我が子の写真をアップすることによって、我が子が誘拐される危険性を高めていることを認識して下さい。我が子の写真を加工してヌード写真にすることも可能なのです。これは教え子の写真も同じです。子どもはOKしている、保護者はOKしている、そんなことは身を守れません。考えて下ださい、印鑑証明のある契約書がありますか?いや、あったとしても、「やめて欲しい」と言われたら断れません。私の言っていることは極論ですが、そういう危険性があります。

 私はかなり奔放なことを書いていますが、過去にさかのぼってチェックして下さい。

 個人特定される非難はしておりません。非難のように見える場合も、逃げ道はちゃんと書いております。我が子、教え子の画像をアップしていません。

 私は少なからざる人の神経を逆なですることを書かざるをえません。だから、身を守っています。事をなそうとする人ならば、以上を心にとめて下さい。何かをなそうと思い、行動する人は集団の中で一定数は必要です。そのような人は攻撃の対象となります。その攻撃に負けてはならないのです。

[]甲府の会 16:50 甲府の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 甲府の会 - 西川純のメモ 甲府の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月9日、甲府で信州大学の三崎先生が講演します。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/OB1989/20150504

[]中野西高校 13:43 中野西高校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中野西高校 - 西川純のメモ 中野西高校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 再度のお誘いです。飲み会も含めて楽しみにしています。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/maya-1/20150426

[]目標 13:43 目標 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 目標 - 西川純のメモ 目標 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある目標を実現するために方法があります。その目標は上位の目標の方法になります。方法から見て目標の目標は目的となります。目的は目標より数段抽象度が上がり、自由度が上がります。

 私は管理職は目的を語り、目標と方法を管下の部下に任せるべきだと思っています。もし、管理職が目標をかたり方法を任せれば、目標と目的が一致するか否か、また、目標が適切であったか否かの責任は管理職「だけ」が負うことになります。もし、管理職が方法を語るならば、目標と目的が一致しているか否か、さらに目標と方法が一致しているか否か、さらに方法が適切か否かの責任は管理職「だけ」が負うことになります。ところが残念ながら、方法を語っている管理職が、方法の運用の責任を部下に負わせ、そこから目標も目的も部下の責任にしてしまう場合は少なくない。でも、部下はそんなことを認めるわけ無いですから、部下から見放される管理職になります。

 分かりやすい例で示します。もし、居心地が良い学校をつくろうとします。具体的には子どもたち同士が挨拶をしあう学校にしようとします。そして、全校の日直が校門に立って全校の子どもたちに元気よく挨拶をするという挨拶運動をするとします。この場合、「居心地の良い学校づくり」が目的で、「子どもたち同士が挨拶し合う学校づくり」が目標で、「日直が挨拶をする挨拶運動」が方法です。

 日本中の殆どの学校は、目的や目標を納得させる段階をすっ飛ばして、「日直が挨拶をする挨拶運動」に入ってしまいます。でも、そうすれば子どもたちは「居心地の良い学校づくり」、「子どもたち同士が挨拶し合う学校づくり」を考えず、とりあえず挨拶をします。

 もし、目標を納得させ、方法を任せれば、子どもたちは「子どもたち同士が挨拶し合う学校づくり」を意識します。そして、方法の妥当性は自分たちの責任だと考えるでしょう。

 でも、本当に教師が「居心地の良い学校づくり」を臨むならば、目標や方法を任せるべきだと思います。

 ちなみに西川ゼミの目標は「自分の心に響き、多くの人の心に響く教育研究を通して、自らを高め、一人も見捨てない教育・社会を実現する」で、目的は「日本を変える」です。ま、これだけ抽象的だと、目標も目的もごっちゃみたいですね。ただ、在学中は教育研究という方法を限定し、卒業後はその縛りが外れます。

[]教育学研究 13:43 教育学研究 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教育学研究 - 西川純のメモ 教育学研究 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私はもともと理科教育学が専門です。日本の教科教育学研究の構造的な問題は、「そもそもその教科を学ぶのは何故か」という問いを自らに課さない点です。その教科を学ぶのは当然だという出発点からはじまります。仮に問う場合、その業界の人の中でしか納得しない理屈で泊まります。どんな教材も指導法も、本人が学ぼうとする気が無ければ無効です。そして、教師が手を焼く子は「その業界」の人では無いのですから。

 一方、教育学研究の構造的な問題は、それが毎日の授業にどのように具現化するかをという問いを自らに課さない点です。それは教科教育学の仕事であり、自分たちの仕事では無いと考えます。でも、本当に自らが掲げていることを願っているならば、教科教育学にもっと興味を持ち、対話をするはずです。が、戦後になって教育方法学から教科教育学が独立してから、そのような動きはありません。

 今、大学は大きな荒波にもまれています。その業界外の人が納得するような、自らの存在価値を主張出来なければ、存在が抹消されるのです。

 例えば、「理科」という教科名は、学校教育法にも無く、学校教育法施行令にも無く、学校教育法施行規則にやっと出てくるのです。施行規則は省令ですので、文部科学省の中で合意がなされれば変えることが出来るのです。教育職員免許法には「理科」という言葉がありますが、この法の上位法が学校教育法であることは当然ですので、学校教育法が変われば、それにともなって変更することは自然です。免許があるから、学校教育のカリキュラムが変えられないという論は成り立ちませんから。また、体育という教科が無い国は山ほどあります。というより、体育がある国の方が少ないとも言えます。

 もちろん、理科や体育が無くなることは無いと思います。しかし、そう言ってられないのではないかと、思うようになり始めています。

15/05/03(日)

[]民主主義 07:15 民主主義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 民主主義 - 西川純のメモ 民主主義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

教育基本法第一条には「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」と書かれています。

民主的な国家の形成者を非民主的な学校で育てられるでしょうか?無理です。人類の過去の歴史がそれを証明しています。それが成功した例はスペインぐらいではないでしょうか?

だから、学校は民主国家のミニチュア版にならねばならない。では、学校は民主国家でしょうか?子どもが納得するという過程を経ないで教師集団が校則を決め、それを根拠として命令する。入学することを選択できる私立ならいざ知らず、公立校の場合は少なくとも保護者の同意を得る必要があるし、子どもに納得させる必要がある。

中学校教師なかには強面でならし、生徒指導能力のある教師と認められている人もいます。しかし、その教師に対して成績上位者が、きわめて平和的に反乱を起こしたらどうでしょうか?いや、5人の子どもが暴言を吐き教師を挑発するのです。「ぼけなす、おい、殴ってみろよ、殴ってみろよ。殴れないのか?そりゃそーだよな、懲戒免職になって路頭にはぐれるからな」と生徒たちの満座の中でやりつづければどうなるでしょうか?その教師の権威は失墜するか、挑発にのって暴力をして処分を受けることになります。

民主主義は素晴らしいものだと思います。少なくとも、他のどのシステムよりも優れている。教師は何故、それを子どもたちに対しても信じられないのだろうかと思います。

追伸 西川ゼミにおけるルールはきわめてシンプルです。最低限の危機管理を除けば、ゼミ生の自治に任せます。ただし、メンバーを排除する方法だけは許さないことを明記しています。http://goo.gl/z88LzJ

15/05/02(土)

[]育っている 21:56 育っている - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 育っている - 西川純のメモ 育っている - 西川純のメモ のブックマークコメント

 若い教え子が、学校現場にある知恵を学べば「子どもが動いてくれる」と語っていました。その通りです。現場の英知は素晴らしい。でも、「育っている」とは思えないと語っています。私が高校教師であったときに乗り越えられなかった壁を若い教え子は乗り越えている。

 教師の仕事は子どもを大人にすること、つまり、自分がいない状態でも生きる力を獲得することです。私の管理下から離れた教え子が、その視点に立てることを喜び、教師冥利に尽きます。

追伸 教え子が現場で生きられるか否かを決めるのは、私の力でも無い、当人の力でも無い。一番大事なのは環境です。その環境をつくるのはオジサンの仕事です。

[]美和中学校 18:58 美和中学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 美和中学校 - 西川純のメモ 美和中学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月11日に静岡市の美和中学校に参ります。

 私の講演、飛び込み授業、事後研修会のフルコースです。詳しくは以下をご参照下さい。http://goo.gl/VytuYP

[]推理小説 16:37 推理小説 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 推理小説 - 西川純のメモ 推理小説 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学内政治で勝つためには、法令や答申をよく読まねばならない。それらの附則の小さい変更が現状を大きく変え得ること人に先んじ理解し、布石を置くことが大事です。なんか推理小説を読みながら、犯人のミスを探すように細かい読みが必要です。

 でも、最近の読み方はちょっと違います。大きな流れを読もうとしています。以前だったら、文章の殆どは読み飛ばして、数字の変更など、解釈の余地の無い部分に目が行きます。ところが今はおおざっぱな流れを読みこもうと思っています。昔だったら美辞麗句と読み流せばいいところが、読み流すと大変なことになりそうです。

 今年の3月27日に発表された「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の在り方について(審議まとめ)」を読みながら、「きっと教員養成系大学・学部も変わるんだろうな~。昔の高等師範学校、師範学校みたいになるんだろうな~。そして、スーパーグローバルハイスクールやスーパーサイエンスハイスクールの教師を養成する大学は大学のままで生き残り、それ以外の高校や義務教育の教員養成のための大学・学部は職業教育機関に移行するんじゃないかな~」と想像して読んでいます。

 これがハッキリ分かるのは、免許法に関わる答申が出るまで待たねばなりません。私の予想が当たっていたら、教員養成系大学・学部は全面的にガラガラポンになります。昔だったら、「あるわけないよ」ですが、今は「あるかもしれない」と思っています。私の退職までは無いだろう、という予想と、それは甘い、というささやきの中で揺れています。

 読み物としては面白いです。だって、自分の人生を変えるかも知れないことを書いてある文章なのですから。

[]アクティブ・ラーニングとは何か? 14:52 アクティブ・ラーニングとは何か? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アクティブ・ラーニングとは何か? - 西川純のメモ アクティブ・ラーニングとは何か? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アクティブ・ラーニングとは何か、それは学校教育においては「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。」という文部科学省の定義以上のものではなく、以下のものではありません。つまり、「総称」なのです。ものすごく自由度が高い。

 では、その自由度の高いものを具体化するのは誰でしょうか?

 ここで多くの人が誤解していることがあります。

 アクティブ・ラーニングとは何かを決める権限は、学校にも、教育委員会にも、教育研究者にも無いのです。じゃあ誰が決めるのか?それはスーパーグローバル大学の入試担当者です。Educational Testing Service(ETS)やInternational Baccalaureateです。そして、それらにその権限を与えているのは経済・産業界です。そうしないと日本は今後生き残れないほどぎりぎりのところにあります。学校、教育委員会、教育研究者にはレッドカードが渡されました。今までにもイエローカードを何度も渡したのですが、それに気づかなかったからです。

 別な言い方をしましょう。もし、あなたのお子さんが高校受験の数学で悩んだとき、ポリアの「帰納と類比」を読ませますか?それとも中学校学習指導要領解説数学編を読ませますか?遠山啓の「数学入門」を読ませますか?いいや、そんなことをしません。受験で結果を出している受験参考書を読ませるはずです。そして、教師だったら、それを参考にして受験指導をするでしょう。

 今はそれを分かっている人が少ない。だから、学校、教育委員会、教育研究者が自由にアクティブ・ラーニングとは何かを論じています。でも、やがて分かるでしょう。そして慌てふためくでしょう。何故なら、今まで使えた方法がいきなり使えなくなったことに気づきます。文部科学省はゲームのルールを変えたのです。

 上記の意味が分からない人が大多数でしょうね。

[]附属学校 08:58 附属学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 附属学校 - 西川純のメモ 附属学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私なりの理想の附属学校を妄想します。

 上越教育大学の教職大学院は28年度より定員が60人となります。そして、それに連動している教職デザインコースは20人で、学部3年と4年が卒業研究で教職大学院の教員の個人指導を受けます。従って学生・院生の総数は(60+20)×2で160人が総勢となります。

 その学生が各教員の研究室に所属します。そして5、6人程度のチームを作ります。それが附属学校に入ります。小学校で各学年2クラス、中学校で各学年3クラスぐらいが適当でしょう(現在の上越教育大学附属小中学校と同じです)。

 その学校の教諭は教職大学院で学んだOBです。つまり、教職大学院のシステムが分かっている教師です。そして学校長が教職大学院の専攻長になります。そして、県との調整を担当するのが、交流人事の副校長(この方も教職大学院OB)です。その学校と教職大学院スタッフが学校運営、クラス作り、教科指導を計画し、先に挙げたチームがサポートするのです。附属学校の教諭は基本的に特任准教授を併任し、学部科目を担当し、教職大学院の講義・演習の補助を担当するのです。

 そして、小中学校の新たな実践、そして新たな教員養成教育を発信するのです。大学と附属は同じ釜の飯を食べた仲間なのですから話が早い。今の教職大学院のスタッフだったら、最高の附属学校が出来ます。

 私のゼミ生を見ていると、この人たちと一緒に学校を創ったら最高の学校が出来るだろうと毎年夢想します。それを組織化するのです。

追伸 本学教職大学院の実際を知らないと、ちょっと分かりづらいと思いますが・・・

15/05/01(金)

[]関係 19:37 関係 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 関係 - 西川純のメモ 関係 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 新入院生の現職教員の中に学卒院生が多い研究室を避ける方がいたことを知りました。最初それを聞いたときに、ポカンとしました。そして、なるほど~っと思いました。そして笑い出しました。

 『学び合い』で運営されていない組織の場合、年長者にお世話係を押しつける場合があります。それを避けたのでしょう。でも、『学び合い』で運営されている組織、西川ゼミなどではそんなことはありません。若手がいれば、自分にとって容易いことをやってあげれば感謝され、その代わりに自分の不得意なことを頼めます。両方にとってウインウインの関係になります。

 そんなことを分からない人が多いことを思い出して、我ながら「当たり前のことを忘れている」と気づいて笑い始めました。現職院生だけの集団、学卒院生だけの集団の方が地獄になりやすいのにな~。

[]イノベーター 08:12 イノベーター - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - イノベーター - 西川純のメモ イノベーター - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教職大学院の新入院生63人が15研究室に希望を出し、配属が決まりました。西川ゼミは11名です。パーセントとしては全体の17.5%です。

 ムーアのギャズム論によればイノベーター(2.5%)+アーリーアダプター(13.5%)=16%を超えてアーリーマジョリティに広がったとき、ブレイクが起こるとされています。17.5%がギャズムの壁を越えています。11人のうち3人が現職さんですが、この方は『学び合い』実践者の同志の方です。残りの学卒院生さんは8人なのですが、話している印象はイノベーターの香りがします。まあ、イノベーターにもの凄く近いアーリーアダプターなのです。

 つまり、教職大学院入学者の分布では、一般現職さんの中にはイノベーターが少なく、学卒院生さんの中にはイノベーター多いことを示しています。ま、当たり前ですね。現職派遣の先生方は、現場で着実な実践を積み上げ信頼されて派遣された方々なのですから。一方、学卒院生さんは全国どの大学院に行ってもいいので上越教育大学を選ぶという時点からイノベーター傾向が高いのですから。

 ということで、今年も西川ゼミはイノベーター集団になりそうです。

 でも、それだから平均的な人だとビックリするようなことを平気でやっちまう集団になれます。昨日も、夕方にある中学校から3週間後に講演をお願いしたいとの申し出をしました。それに対してゼミ生の飛び込み授業はいかがですか?と提案しました。その現職院生のゼミ生が夕方に研究室に戻ってきたので、その日に飛び込み授業をすることになったと言いました。型どおりに驚いて嫌がっている「ふり」はしていますが、予定表を確認していました。で、10分間で話は決まりました。

 まあ、入学前には想像していなかった魔法が使えるようになったのですから、使いたいと思うのは当然です。という感覚を、学卒院生、そして学部生、それも学部3年生がそう思え、行動するような状況を生み出したいと思います。つまり、西川ゼミの学部3年生が学校に行くと校長室に案内され、お茶が出ます。研究主任と打ち合わせ、そして、飛び込み授業。授業後は講師席に座って先生方から質問に応える。そんな映像がリアルに私には見えるのです。ふぉふぉふぉ。西川ゼミに1年も所属すると、この妄想を私が本気で信じていること、そして、数年後には実現することを知っているはずです。だから、戦々恐々としていると思います。

追伸 昨日のことです。ある高名な同僚に、西川ゼミがイノベーター集団だと言ったら、「そのうちに『学び合い』がメジャーになって、マジョリティが所属するようになりますよ。」と言われました。私は、「その頃には今の『学び合い』の同志がどん引きするようなことをやっているよ。そして、その頃に『学び合い』の甘い汁をすするのはあなただよ」と大笑いして応えました。私は研究者です。だから常にイノベーターなのです。そして、イノベーターのゼミ生と今年もばく進し、人生を楽しみます。