西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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15/02/16(月)

[]若い人 08:31 若い人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 若い人 - 西川純のメモ 若い人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は『学び合い』東京の会です。

 といいまして全国から来ていました。岡山や大阪からおいでになった方々とも色々と話しました。

 語りたいことは山ほどあるけど、一つだけ書きます。

 ある若い教師から、「私の子どもたちは対人関係で失敗した子どもたちです。『学び合い』は出来るでしょうか?」という質問を受けました。

普通の教師だったら、その子どもたちの状態を聞き、それに合わせた指導法を提案するところです。しかし、そうしませんでした。以下会話。

私:今から、いままでとは全く違う視点で聞くね。

相手:はい。

私:『学び合い』は今日の授業が分かるとか、その学校を卒業できるというようなレベルにとどまらず、子どもの一生涯の幸せを実現しようとする教育なんだよ。

相手:はい。

私:じゃあ、対人関係で失敗した子どもたちが、一生涯の幸せを得るために何が必要?

相手:・・・・・人と付き合う能力だと思います。

私:だよね。で、それをいつ、どこで学べばいい?

相手:・・・・・今、学校でだと思います。

私:そうだよね。小学校の先生は小学校では無理だから、中学校で学べば良いと先送りをする。中学校の先生は中学校では無理だから、高校で学べば良いと先送りをする。高校の先生は高校では無理だから、社会や大学で学べば良いと先送りする。でも、大学ではそんなこと教えないし、何も学ばずに社会に出ればつぶれてしまう。だから、今、学校でだよね。

さて、人と付き合う能力を学ぶのにどうやって学べば良いと思う?

相手:人と関わることが必要だと思います。

私:だよね。で、人と付き合う能力を学ぶとして、何回ぐらいで学べる?一回?二回?

相手:それは何回も何回も学ぶ必要があります。

私:その何回も、何回も学ぶとしたら、そんなことが出来る学校の場面って何?ホームルーム?修学旅行?

相手:授業しかないですよね。

私:はい、チェックメイト。つまり、授業で何度も何度も人と関わることを経験することを、今、学校でやらなければならないと言うことだよね?

相手:はい。

私:じゃあ、それをどうやって実現したらいい?

相手:『学び合い』ってことですよね。

私:正解。つまり、あなたが『学び合い』をやらないということは、子どもが一生涯の幸せを得ることに関して、どうでもいい、っていうことでしょ?

相手:・・・・・(笑顔)

 今までの教育は現状をベースにして、少しましにすることを考えます。それは大事なことです。しかし、同時に、最終的に何を求めるかを考え、逆算することも必要なのです。そうでないと、積み上げる方向が右に、左にぶれます。そして、どこかで、まあいいや、と思ってしまいます。

 この手の話は相手を見て話します。普通の中堅教師にそれを話せば、「何、建前論言っているんだよ、現実は厳しいんだよ」という表情をされるからです。でも思います、現実は厳しいことなんて、私だって知っています。しかし、それをなんとかしなければと思わない「あんた」は教師かよ、と思ってしまうからです。

 日本中の教師の中で一番多いのが私の年齢の教師です。私の時代は教師にとてもなりやすかった時代です。新入生が科目を選ぶとき、なんとなく教員免許状もとれるんだったら、とうろうかと思う人が多いので、その人たちに付和雷同して多くの人が教職科目をとります。結果として免許を取得し、なんとなく高校教師になった人は少なくありません。教員養成系大学、学部も似たようなものです。

 ところが今は違います。景気の低迷の中、教師のは人気の職業です。私たちの時代に比べれば雲泥の差です。そうなれば易きに流れる人は、教師を目指しません。上越教育大学でも、昔だったら考えられない教員採用試験を受けない人が採用が厳しい時代に入ってから出現し、増えました。後付け理由はいくらでも出来ますが、ようは大変なものを避けているだけのことです。

 ということで、若い先生方の意識は、我々の時代、いや私に比べて雲泥の違いです。初任、二年目なんて何が何だか分かりません。初任研で都立教育センターで講義を受けても、穴間の中には「こんなの意味ねえじゃん。今必要なのは、とにかく、明日の授業で使えるプリントが欲しいんだよ」と思っていました。当然のことながら、子どもの一生なんて考えられません。毎日、毎日、授業らしき時間をどうやって過ごすかでめいっぱいでした。

 今の若い先生は辛いと思います。職員室の教育力が圧倒的に低下しています。大物校長も少なくなっていると感じます。つまり、中長期で育てる環境がないのです。そのような中でも、もがく先生がいるから、『学び合い』に可能性を見いだすのでしょうね。

 子どもたち、保護者はどんどん変わってきています。臨界点は近いと思っています。臨界点を超えれば、子どもたち、保護者が現状の教育に対して、礼儀正しい反乱を起こすのです。その中でつぶれない教師を一定数は速やかに確保しなければならないと思っています。

 都会では5年以内、地方でも10年以内にそれがきます。

toukonyukitoukonyuki2015/02/18 04:17一昨日,職員室で同じような質問を受けました。教室にいる低学力の数人の生徒に対してどうしたらいいのかと。違う課題を与えていいのか,でもテストは同じテストだし…と。そして昨日,その先生に,「学び合いジャンプアップ」と「学び合い入門」(青い表紙)をお貸ししました。彼が興味を示すかどうか,選択肢の一つとして選ぶかどうか…それは神様だけが知っているのでしょう。心から「なんとかしたい」だから,これしかないと思ってくれたらいいなあ…。

jun24kawajun24kawa2015/02/18 15:25全方位に少しずつ広げるのです。ただし、反対者には秘密にね。