西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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15/02/01(日)

[]専門実践教育訓練給付金 19:25 専門実践教育訓練給付金 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 専門実践教育訓練給付金 - 西川純のメモ 専門実践教育訓練給付金 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から書くことは最終的にはハローワークでちゃんと調べて下さいね。細かい規定が色々あるのですから。ただ、ザックリと紹介します。(ただし、素人が調べた範囲内ということを理解して下さい)

 専門実践教育訓練給付金というのをご存じですか?最近出来た制度です。厚生労働省が雇用の安定を狙った制度で、指定された教育訓練施設で勉強する学費等の一部を補助する制度です。

 今までにもあったのですが、今までのは最大10万円の補助なのですが、専門実践教育訓練給付金は上限が大幅にアップされたのです。そして、これは大学院の場合は専門職大学院しか指定を受けられず、現在、その指定を受けている教職大学院はごくわずかです。そして本学教職大学院が指定を受けたんです。

 ただし、これを受けられるのは雇用保険を2年以上受けた人しか可能性がないのです。公的機関や公立学校は雇用保険に入っていないので駄目です。逆に言えば、民間企業や私立学校の場合は可能性があります。(あくまでも可能性ですよ。受けら得るかどうかはハローワークに問い合わせ下さい)

 じゃあどれぐらいの補助が得られるかと言えば、ざっと計算すると上越教育大学教職大学院で2年間学んだ場合は約54万円の補助が得られる計算になります。さらに、修了後に雇用保険のある職場に就職した場合は27万円が加算されるんです。繰り返しますが、お金に関わることですから、自己責任で調べて下さいね。

 私のゼミにも、上記の資格を持った人が所属し、修了しました.その頃からあったらよかったのに、と思います。が、今後はこの恩沢に浴せる人が増えると良いなと思いました。

 もし、民間で働いて教育の大学院で学びたいと思う人には朗報だと思います。ただし、本学教職大学院は免許を一つは持っていることが入学の基礎要件です。私のゼミでも中高の免許を持っていて、入学後に小学校の免許を取得し、現在、小学校の教員として勤めている子はいます。しかし、その子も中高の免許は持っていたんです。もし、免許の全く持っていない民間企業で働いた人の場合は、本学の免許プログラムがお勧めです。その場合は上限10万円ですが、その様な人を補助する制度があります。ハローワークに相談することをお勧めします。

 取り急ぎ、第一報です。お子さんやご親戚にその様な人がいたら、ハローワークで調べることを勧めて下さい。

[]本質 10:21 本質 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本質 - 西川純のメモ 本質 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に対して、「『学び合い』では教科の本質を教えていない、問題の解き方を覚えさせているに過ぎない」という批判をする方がいます。そのたびに、「この人、教科の本質が何かを分かっていないんだろうな~」と思うのです。

 ロマネコンティを100倍に希釈して飲ませて、ワインのなんたるかを分かるでしょうか?モナリザの微笑みの5cm四方を鑑賞してモナリザの何が分かるでしょうか?分かるわけありません。

 研究者ならざる人が、その教科の本質を学べるとしたら大学です。それも卒業研究でその道の先達の指導の下で2年間ぐらい徹底的に絞られて、はじめて、その片鱗を感じられるものだと私は思っています。それを学んだ人であるならば、現状の授業で教科の本質の片鱗のかけらでも与えられるとは思わないと思います。

 私は少なくとも中学校や高校ではそれを与えたい。しかし、それを実現するには内容を大幅に変えなければならない。少なくとも大学でやっているように、数学はデデキントの切断公理あたりから始める必要があるし、物理はファイマン物理を使うべきだ。とにかく大学でやっているような勉強を中学生にすべきです。しかし万人がそれにフィットするとは思えません。だから、現状の単線型学校教育制度を複線型に変更したいと思うのです。

 我々の持つ能力は多様です。現在、学校教育のテストではかれる能力というきわめて狭い能力で、多感な子どもたちが評価され続けている。そんな馬鹿馬鹿しいものを取り外したい。

 だから「『学び合い』では教科の本質を教えていない、問題の解き方を覚えさせているに過ぎない」という批判をする方に対して微笑みを禁じ得ません。

[]何で? 09:54 何で? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何で? - 西川純のメモ 何で? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「何で生きるのか?」、「なんで学校で○○を勉強するのか?」という疑問には若い頃は応えられませんでした。でも、今は「自分」の解答を得ています。

 若い人に「なんで生きるのか?」と聞かれたら「幸せになるため」と即答します。それができるのは「幸せとは何か?」の解答があるからです。それは「家族仲良く生きること」です。そのために必要なのは「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決する能力」が必要であると考えています。だから、「なんで学校で○○を勉強するのか?」に対する解答も出来ます。それが『学び合い』です。

 「なんで学校で○○を勉強するのか?」と多くの子どもに聞かれました。その答えを探しました。その頃の私は、教科の内容からそれを探し出そうとしました。多くの研究者は今もそうやっています。しかし、そこには答えはありません。少なくとも全ての子どもを納得する答えはありません。そして納得しない子どもが、教師の悩みの8割以上を生み出します。

[]アンドラ 09:54 アンドラ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アンドラ - 西川純のメモ アンドラ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、息子は理科の問題を解いています。頭をかいたり、背伸びをしたり、う~んっとうなったりしています。そしていっこうに手が動きません。

 そこで、「おまえはアンドラという国を知っているか?」と聞きました。私の予想では「分からない」と言うはずでしたが、さすが我が息子、アンドラがフランスとスペインの間にあるミニ国家であり、その国の首都名、人口、税金、郵便制度をすらすらと言いました。あっけにとられました。しかし、その元首までは知りませんでした。そこで元首がフランス大統領とウルヘル司教であることを述べました。(私は息子以上の地理オタクですから)そこで「もしアンドラの元首は誰か?という問題があったとき、頭をかいたり、背伸びをしたり、う~んっとうなったりするか?しないだろ。今、解けない問題があったとしても、それはおまえが電流を分かっていないからではない。単に問題のパターンを知らないだけだ。そんなのをしても時間の無駄。じゃあ、アンドラの元首は何か?という問題が出たらどうする?」と聞きました。息子は「答えを見る」と応えました。私は「そうだろ、時間の無駄はよせ。こんな問題、理科の本質とは何ら関係ない。単なるクイズであり、パターンに過ぎない。じゃあ、単にパターンを覚えるだけだ」と言いました。

 私は理科教育の専門家です。専門家だから、実態としての教育、特にテストの実態を看破しただけです。