西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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14/07/10(木)

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 私は二十年弱、『学び合い』より従来の授業が勝っているところがあるか、どんな場面でもよい、そんなことがあるかを探しました。見つかりません。だって、人に何かを勧める時、「全てにおいて優れています」と言えば疑われます。「ここは駄目ですが、ここがいいです」と言った方が説得力が増します。

 そこで、今年度の前期の講義で、数十人の学生(学卒院生、現職派遣院生)たちと議論しました。結局、全て私が論破しました。やはり、見つからないのだと思います。理屈は簡単です。教師が社会から付託された仕事は膨大です。それを教師一人で背負うのと、クラスのみんなと背負うのと、どちらが「まし」かということです。

 学生に課した議論のルールは以下の通りです。ポイントは、一番最後のルール、つまり、何度でもOKなのです。何度も議論し、その度に、馬鹿馬鹿しいほど単純な事実と論理で論破します。

 西川に従来指導型授業の卓越性を納得させることが、このディスカッションの目的です。従って、納得したか否かの判断は西川が行います。ただし、出席者の3分の2が学生の方の論が正しいと認める場合はその限りではありません。

 学習指導要領で定められた最低限の学力と居心地の良い環境を全ての子どもに保証することを第一優先とします。従って、一部の子どもを除外する議論は今回の議論の範囲外です。

 子どもを一人も見捨てないと同時に、教師も一人も見捨てません。一部の子どもや教師を切り捨てる議論は今回の議論の範囲外です。例えば、「教師はそうすべきだ、そう出来ない教師は辞めるべきだ」という議論は今回の議論の範囲外です。

 『学び合い』はパーフェクトと主張しているのでは無く、従来より「まし」であることを主張しています。

 以下は対象としていません。

 子どもが乳児(乳児は親子のコミュニケーションが中心になるので)

 子ども集団が全体で十人以下(『学び合い』が機能するためには一定人数は必要だからです。)

 教師がコントロール出来ない個人(管理職や保護者)に起因する問題。(『学び合い』は集団を動かす理論であり、個人には適用出来ません)ただし、職員集団、保護者集団は集団ですので除外しません。

 グループ人数は自由とします。また、一人でもOK。また、グルー編成は固定しません。つまり、自由。

 同じ議論を別の日に繰り返すことを妨げません。別の班が行うことを妨げません。