西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

14/07/31(木)

[]勉強 22:16 勉強 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 勉強 - 西川純のメモ 勉強 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、息子は学校からの膨大な宿題をこなしています。すみませんが、丸投げ、と思える量です。小学校から中学校に進学した息子はそれが納得できません。

 だって、遊ぶ時間は激減しましたから。ゲームをする時間もありません。本も読めません。テレビも見ません。息子を見ながら、よくまあ出来ると思います。まあ、親がそうさせているのだから。息子の様子を見て、私の親が私と同じような人だったら、私は偏差値70ぐらいの中高大に進めたと思います。ただし、大学以降でどうなったか分かりません。

 一方、息子は夏目漱石、トーマスマン、今西錦司、太宰治、アラン、ショウペンハウエル、クラーク・・・・を読んだことがありません。そして、この分だと大学入るまで読まないように思います。

 その問題点を理解しています。しかし、息子の様子を見れば、『学び合い』で育てたいと思います。しかし、おそらく無理でしょう。非『学び合い』の息子の学習環境の中で息子にとって安全策を考えれば、それ以外の選択肢を考えられないのです。

[]膝 21:46 膝 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 膝 - 西川純のメモ 膝 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日の夕食「も」です。

 息子が夕食を食べ終わると、食器を台所にかたづけて冷蔵庫からヨーグルトを取り出します。そして、161cm、中2の息子は私の膝に乗ります。そこでヨーグルトを食べながらテレビを見ています。息子にとっての特等席は私の膝なのです。

 私の父は小さい会社を経営していました。夕食を一緒に食べた経験は殆どありません。

 さて、中高の先生方。このメモをどう思われますか?私は、恵みと思います。

[]分かる人 21:28 分かる人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 分かる人 - 西川純のメモ 分かる人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

2009年3月15日メールが来ました。

 初めまして。横浜市立A小学校の三長仁(みつながひとし)です。私は、この『学び合い』による学校革命に参加したいと考え、メールしました。そう考えるようになった経緯を説明します。それは先週わずか1週間で起こった出来事です。

 ”学び合い”が大切なんだ。それに気づいたのは昨年です。学級通信でも、同僚にも仲間にも、管理職にも、子供にも、保護者にもそう訴えてきました。否定はされませんでした。

 特にそれに賛同してくれたのは、子供と仲間です。私は、去年の今頃、斎藤喜博に心酔していました。子供たちに学校や学級や授業は「みんなで幸せをつくる」ところなんだと、語ってきました。月曜日の五時間目。その仲間の4人が私の授業を見に来てくれました。YSRSの仲間です。YSRSのテーマは「つながる、学び合いでどこまでも」でした。国語の「世界一美しいぼくの村」が教材でした。読書感想を話し合うことができるが目標でした。私がマインドマップの板書をしながら、子供たちが自由に意見を言い合う授業をして、出来たと自負していました。子供たちの意見に胸をふるわせました。三長学級の子供たちは最高だ。インフルエンザが流行っていて9人の欠席がいたのは痛かったです。

その後、学校を抜け出して、近くのファミレスで、YSRSの仲間とふりかえりをしました。

 確かにすごかった。でも、最後まで発言をしないで、ずっとノートをとっていた子はどうだったんだろう。確かにな。でも、全員が全員発言するような会議って、例えば職員会議でそんなことはありえなんじゃないか。聞いているだけでも、授業に参加しているといえるんじゃないか。そんな話をしました。

一つ気になっていたことがありました。仲間の一人に西川先生のところに行ってきた子がいたことです。鎌倉女子大4年生のFさんです。YSRSでも、西川先生の名前が話し合いの度に出ていました。私も「学び合い」とネットで検索すると、西川先生のHPが出てくるので気になっていました。しかし、本当に確かめに行った彼女は、もうとにかくみんな子供が動いていた。と言うのです。みんなが動く?見てみたい。確かめてみたい。

 西川先生のダイジェスト版を火曜日に読みました。やりもしないで語ることはできないな。水曜日の理科の実験の授業でチャレンジしました。「教科書に書いてある実験1をすべての班が成功させること。」

結果は、すべての班が成功させることはできませんでした。というか、1班しか成功しなかった。目標の設定、環境の整備に私としての課題が残りました。しかし、『学び合い』の方法は驚くほど子供に浸透していきました。子供が動くって!こういうことか。

 Aという男の子がいました。成績はとてもよい。でも人との関わりは弱いなと思う子です。まじめな子です。その子が自分の班の実験を進めながら、隣の班の実験のやり方に手とり足とり教え始めたのです。Aのことを誤解していました。今までの自分のやり方ではこの力を引き出せなかった。インフルエンザはこの日も万延していて、11人が欠席でした。痛い。

 木曜日。国語と社会でチャレンジしてみました。この日の欠席は7人。成績トップの2人も復帰です。『学び合い』の意味はこれまで私が子供たちに語ってきた「みんなで幸せをつくる」目標と合致します。だからすんなりと受け入れることができたみたいです。

 国語の授業のとき。前の施設で、ADHDと診断されていたBが、「わかんない人いない?」と教室じゅうをニコニコしながら歩きはじめました。成績トップの復帰組のCが、怒りっぽいDにつきっきりで教え始めました。Dに授業後感想を聞きました。「みんなが教えにきてくれたとき、やっぱりうれしい」

 正直なんなんだと思いました。こんな簡単なやり方で。ここまで子供は動くのか。Bが、「わかんない人いない?」と言っているときの誇らしい顔。一生忘れないと思います。

 私は、区の研究会では何年も部長をしてきました。市の研究会でも幹事を務めてきました。市の発表会でも発表してきたし、授業研も公開してきました。自分のこれまでのやり方に自負もありました。学校で一番授業が上手いと前任の校長から太鼓判を押されてきました。自分のやり 方でADHDという子も、アスペルガーの子も、巻き込みながら活かしながら授業をしてきました。しかし、LD?の子はどうだったか?と言われると正直見放してきた。この子には個別のカリキュラムが必要だ。自閉症?の子も見放してきたのかもしれない。

また、自分のやり方を、若い先生にどんなに売りこんでみても、とてもそんなことできない。という目で見られていました。

「私にはできない無理」「三長先生のような引き出しがいっぱいじゃあないから」

 技術じゃない。子供をどう見るかなんだ。と言っても、分かってもらえませんでした。

金曜日、ダイジェスト版ではない正規?版を読みました。ああ、こっちをちゃんと読んでから実施すればよかった。ダイジェスト版じゃあ、まったく足りないじゃん。通信簿も書かなくちゃいけないのになにやってんだろう。

 土曜日、横浜で一番大きな本屋「有隣堂」で西川先生の本を探しました。1冊だけありました。「気になる子の指導に悩むあなたへ」です。参考になりました。ああ、こうやって子供たちはかかわっていくのか。というか、授業記録がしっかりしていない実践は何を言ってもダメなんだな。子供の事実で勝負なのだな。それにしても私がこれまで見放してきたLD?の子もこうやって学び合っていくんだと目から鱗です。「有隣堂」の本棚を見て、横浜はまだ『学び合い』の後進都市なんだなと思いました。ただし、うれしかったこともある。

ちょうど一年前、斎藤喜博の本を探しに来た時には2冊しかなかった。しかし今は3冊平積みになっている。仲間に結構宣伝したからなあ。来年は「有隣堂」に西川先生の『学び合い』を平積みにしたい。それが目標です。

 今日は日曜日。とりあえずFさんと西川先生、ありがとうございます。通信簿も書かなくちゃいけないのになにやってんだろう。

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 私は3月28日に『学び合い』の会が東京であることをお知らせしました。残念ながら先約があるので出席できないとのことでした。その代わりに三長さんの仲間が参加してくれました。その中で何度も私に質問をぶつけてきたのはKさんです。想像ですが、怪しげな教育論を言う大学教師の化けの皮を剥ぎに来たのだと思います。しかし、質問に一つ一つ応えました。

 会が終わって三長さんの仲間たちが懇親会に参加しました。そこで隠れキリシタンのように実践をしていた『学び合い』実践者がいました。その人たちの話からさらに納得されたのだと思います。Kさんたちのパワーは凄いです。その懇親会で6月7日に横浜で『学び合い』の会を開くことが決まりました。

 その6月7日の会に学陽書房のYさんが参加しました。そのYさんが神奈川の同志の方々と作り上げたのが『学び合い』スタートブックです。この本のおかげで一気に『学び合い』の知名度が高まりましたし、それがきっかけになって実践を始めた方がいます。

 何が言いたいか?

 世の中の多くの人は、今までの自分と違うことに出会った時、「あ、そんなこと聞いたことあるよ。でも、そんな分けないじゃない」と聞き流す人が大部分です。これは否定しません。大抵はそれでOKです。

 しかし、それがメジャーになると、「そんなわけない」と感情的に反発する人がいます。ちゃんと調べもせず、実践もせずに。ま、ごく普通の反応です。

 しかし、そうでない人もいます。自分の今までを否定するかもしれないものに対して、ちゃんと読み、実践し、実践している人と語り合うことによって判断する人もいます。ごく希ですが。大抵の場合は、読みもせず、実践もせず、実践しているとも語り合うこともなく、否定します。

 『学び合い』はちゃんと読み、実践し、実践している人と語り合う人によって前に進んでいます。そして、善し悪しを誰がどう言ったではなく、子どもの姿で判断する人がいます。それも、アラを探すのではなく、現状の子どもの姿の問題点を理解して、それとの比較で是非を判断することが出来る人がいます。この人は、自分が何を教えたかではなく、子どもがどのように成長するかで判断する人です。別な言い方で言えば、自分がこうやったんだから子どもはこうなるはずだと考える人と、自分がこうやった「けど」子どもはこうなっていると考えられる人です。

 けっして多くはありません。でも、います。

 その人たちの教え子は幸せだったんだろうと思います。その人たちは、そのことの喜びを感じる時間を得られたのだと思います。人の喜びは、人から得られるものです。教材や理論によって得られるものはまがい物です。本物の喜びを感じたければ人から得なければなりません。その人たちが、自分の出来ることをやりさえすれば、どれほどのことが出来るか!

追伸 こんな気持ちになったのは数年前の埼玉のSさんの時以来です。

14/07/29(火)

[]都立高校 21:46 都立高校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 都立高校 - 西川純のメモ 都立高校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 すみません。最初に謝ります。

 私は東京と大阪の学校で講演するのが嫌いです。理由が刺すような視線が嫌だからです。

 地方の学校で講演すると「まあまあ、遠方からわざわざ来て頂いて、ありがとう」という視線で私を見てくれる方が一定数います。ところが、東京と大阪の場合は、職員一同が「この講演を聴いて、何かしろって言うの!」という刺すような視線をする職員が、ほぼ全職員というようなところに当たる場合が少なくないのです。

 それに、東京と大阪は遠方から人を呼んで講演するというシステムが殆どありません。ま、手近に大学が多いですから。だから、気軽に呼びます。一方地方の場合は、遠方から人を呼ぶ場合はお金がかかると言うことを知っています。だから、気軽に呼びません。呼ぶ場合は、それなりの熱意がなければ呼びません。

 だから、東京は私の故郷であり、同志も多いのですが、東京での講演会は行きません。お申し出があった場合は、料金システムをお知らせします。直ぐに引き下がりますので。

 しかし、今回は直感的に大丈夫だと感じました。その後、古くからの『学び合い』の同志もいっしょに話してくれることを知り、安心しました。

 とてもホーム感を感じました。私は最後列に座って、聴衆の方を後ろから見ていました。校長先生が最後まで熱心に聞いて頂きました。一橋高校の子どもの課題と『学び合い』の接点を探っておられるのだと思います。副校長先生は有能だし、感覚が良いことが直ぐに分かります。FBでしか存じ上げない方とも多く会うことが出来ました。ある方から「先生のおかげで人生が変わりました」とまで言って頂けました。言葉半分、四半分であったとしても嬉しい。乳飲み子を連れた同志も来られた。数年前に乳飲み子を連れて参加した方です。また、お子様を授かったのですね。上の子どもの時と同様に、子どもの頭をナデナデして健やかな成長を願いました。

 三人の方の実践報告を聞いていました。『学び合い』がどんどん私の手から離れていることを感じます。安心して聞いていました。

 そして、情報交流会。つまり、「さあ、どうぞ」です。最終的に80人以上の多種多様な方が参加頂けました。多くの同志の方が『学び合い』を伝えて頂きました。おそらく、きっかけが生まれ、生の『学び合い』を見て頂ける方も生まれたと思います。

 皆さんが盛り上がっている中で、不要な私は退出しました。校長先生、副校長先生、今回の会の仕掛け人の先生がお見送りについてきました。副校長先生には、「先生には是非あそこで学んで欲しい」と申しましたら、にこっと笑って頂き直ぐに戻られました。おそらく、学びたいと本気で願っていたのだと思います。校長先生と握手をして校門を出ました。仕掛け人の先生には馬喰町駅まで送って頂きました。そして、合同『学び合い』を勧めました。

 今回の東京の講演、私としては大満足です。昨日と同じ授業を明日もやれば良いんだと思っている人と付き合うこともあります。しかし、今回お会いした方々のような方と出会えると元気を貰えます。関係者の方々に深く御礼を申し上げます。

 私は心で願います。「早く、臨界点を超えろ!」と。

[]佐世保 06:36 佐世保 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 佐世保 - 西川純のメモ 佐世保 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 佐世保で痛ましい事件があった。2チャンネルには「また、佐世保かよ」との書き込みが流れる。

 前回の事件は佐世保市や長崎県の教育関係者に衝撃を与えた。そして、さまざまな取り組みが真摯に成された。でも、再発した。何故だろう。関係者の努力に間違いは無い。

 個人を変えようとしても、結果は安定しない。しかし、集団に対する取り組みの方が安定した結果を得られる。道徳の副読本を与え、教師対子どものエクササイズでは分からない。子どもたちが副読本を改良し、子どもたちがエクササイズを改良しなければ。事件は一件唐突に起こるようだけど、その兆候は見える場合がある。小さいうちに一言かければ大きくならない場合もある。教師の目の届かないところでそれらは見える。子ども集団を育てる必要がある。

[]続く 05:23 続く - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 続く - 西川純のメモ 続く - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある人の人生は昨日終わっても、今日はある。私の人生が終わっても、次の日はある。毎日、出来ることをし続ける。

 今日は都立一橋高校でお仕事です。関東の同志と会えます。

14/07/28(月)

[]・・・ 22:43 ・・・ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ・・・ - 西川純のメモ ・・・ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 走馬燈のように思う。この半年、この1ヶ月、この数日、何を思ったんだろう。分かるわけない。また、恐ろしすぎて、分かりたくない。

 人は不死にはなれない。それは私も知っている。私が死ぬ時、私が死んだ後に私に続くものを感じ、意識が遠のいて欲しいと思う。きっと彼はそのような最期だと思う。

 長く書けば書くほど、彼を汚すような気がする。それが分かっても書きたい。

 彼の素晴らしさを書きたい。でも、周りの方々の素晴らしさを書きたい。でも、書けるわけない。

 あしたも、我々は死に向かって進む。自分が何をすべきかを考える。

 でも、言いたい。短すぎた。

追伸 私が泣いているので、息子が不安そうになって私に近づいています。FBの記事を見せました。息子は黙って私の顔を見ています。今から、息子と一緒に寝ます。

[]大局戦 16:29 大局戦 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大局戦 - 西川純のメモ 大局戦 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、悩める同志に書いたメールの内容をここに書こうと思います。

 多くの同志が、それぞれの職場を何とかしようとしていると思います。ところが何とか出来ずにイライラしていると思います。私もそうです。私は日本各地の多くの教師と繋がり、影響することが出来ます。ところが、私の地元の上越では無力です。

 何故でしょう?

 人間が正しい、正しくないを判断する基準は論理やデータではありません。周りがやっているか否かなのです。少なくとも圧倒的大多数は。そして、それは多くの場合は正しい。もし、人が全ての正しい、正しくないを論理やデータによって判断していたとしたらパンクします。だから、周りがやっているか否かで判断するのは多くの場合は正しい。しかし、それだけだと変わりません。結果として環境の変化に対応できません。だから、人間の中には、正しい、正しくないを論理やデータで判断する人も含まれています。ただし、その数は必ずしも多くは無い。多くは無いけどいるのです。

自分の職場や地元の中にその様な人がいるかどうかは分かりません。しかし、県レベル、全国レベルにはかなり安定して「います」。

だから、正しい戦い方は、広い範囲で戦うべきなのです。その中で仲間を増やすのです。その仲間の中には、自分には説得できない人を説得できる人がいるかもしれません。

 私は絶えず、日本レベルで何を出来るかを考え、少しずつやっています。

 今日も、しばらくしたら出る予定の連作本の一つの初校ゲラをチェックしました。そして、まだ形にならないけどICT活用の本の原稿を25頁を書きました。そして、ある出版社からオファーのあった本の基本構造を決めました。少しずつでもやり続ければ、かなり進みます。明日は、連作本の次の初校ゲラのチェックをします。そして、オファーのあった本を書き始めようと思います。少なくとも20頁ぐらいは。

 大学の教師である私は本を書き、講演をすることが主戦場になるでしょう。同じような戦場で戦ってもらえる同志も増えつつあります。しかし、その他の面でも色々と出来ます。例えば、小さくとも継続した会を維持発展することは、私には絶対出来ないことです。そして、それ以外の様々なことがあるでしょう。

 私の座右の銘です。「最善の方法とは、多様な方法を、柔軟に、やり続けること」です。

14/07/27(日)

[]助けて 22:11 助けて - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 助けて - 西川純のメモ 助けて - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生に語ります。

「我々が成していること。成そうとしていること。それは小さいかもしれないが、日本の色々なところに影響を与えている。もし、我々が成していることによって、一人の教師が変われば、その教師が教えている数十人の子どもの人生が変わる。そして、その教師が生涯に教えるであろう千人の子どもの人生が変わる。その教師が中高であれば、その年度うちに数百の子どもたちが、週のうち数時間、見捨てられない時間を過ごすことが出来る。そして、その教師が生涯に教えるであろう数十万人の子どもの人生を変えることが出来る。逆に言えば、我々が成すべきことを成さないならば、どれほどの子どもの人生を崩すことになるか。その中には自殺にまで行く子どももいるかもしれない。そこまで行かなくても奈落の人生を過ごす子どももいる。それでいいのだろうか?

 助けて、助けて~っという声が聞こえないか?」と語ります。最後は冗談っぽく、満面の笑顔で。

 でも、本心は真顔で語っています。

 学部生、学卒院生は、私の語る言葉の業の深さを知らないでしょう。現職派遣教師も、その教え子の圧倒的大多数は、苦しくても奈落には落ちません。でも、私の教師としての原体験はギリギリのところで生きている子どもたちです。

 高名で、素晴らしい教師が、「授業で分からないところがあってもいいんだよ。あはははは」と言いました。おそらく、その先生は子どもの苦しみを知らないのでしょう。しかたありません。責める気持ちも起こりません。牧歌的な教室の中で、二十四の瞳のような子どものとの繋がりの中で長く時間を過ごしたのかもしれません。

 でも、私は違います。冗談っぽく、満面の笑顔で「助けて~」を語る時、私の頭の中にはリアルな子どもの顔が見えます。私が話術や教材や授業方法で自己満足していた中で、奈落に突き落としてしまった子どもの顔が見えるのです。だから、焦るのです。その子たちへの贖罪は叶いません。でも、その子たちの子や孫を救うことによって贖罪をしたいと思っています。

 責める気は起こりませんが、話術や教材や指導方法でなんとでも出来ると思っている人に対して、「聞こえないのか!」と思うことがあります。ゼミ生でも分からないかもしれません。なにげに子どもを奈落の底に突き落としている事実の重さを。私だって、教え子の殆どを突き落としたということに直面する場に置かれたから忘れることは出来ないのですから。ま、ゼミ生にそれを追体験させたいとは思いません。

[]セカンドライフ 09:50 セカンドライフ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - セカンドライフ - 西川純のメモ セカンドライフ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日の朝、退職後のセカンドライフをどのように過ごすべきかというNHKの番組がありました。結論から言えば、地域に貢献するサークルに参加するというようなものだったと思います。とても良い番組でした。しかし、そこに出ている内容だけでは足りないように感じました。それはサークルメンバーの多様性・流動性です。

 多様性・流動性が低いサークルは、上下関係が固定化し、役割も固定化します。結果として、一部の人にとっては居心地が良いのですが、一部の人にとっては居心地が悪くなります。そして、内部の一部メンバーで固まります。

 これを避けるには、メンバーが多様性と流動性を高める必要があります。

 どうしたらいいか?

 地域のシニア世代では多様性や流動性を高められません。だから、子どもや学生をメンバーに加えるのです。そうすれば多様性は高まります。そして、子どもや学生はその地域からの流出しますし、流入します。

 では、どうしたらいいか?

 それは、学校と連携することだと思います。

14/07/25(金)

[]不思議な教師人生 21:41 不思議な教師人生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 不思議な教師人生 - 西川純のメモ 不思議な教師人生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ふと思います。私の教師人生はかなり変わっています。

 25歳ではじめて高校教師になりましたが、定時制高校だったので教え子に42歳のHさん、36歳のNさんがいました。

 27歳で大学教師になりましたが、私の教え子は三十代後半の院生が中心です。

 私の教え子全員が私より年下になったのは私が45歳ぐらいになってからです。つまり、ここ10年間ぐらいです。こんな教師人生はごく希だと思います。

 しかし、そのため、若年のゼミ生に対して基本的に大人として扱う癖がついています。同時に、どんな年齢(自分より年上ででも)であっても教え子は可愛いと思えるようになりました。

[]大人の飲み会 21:16 大人の飲み会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大人の飲み会 - 西川純のメモ 大人の飲み会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 48歳以上の教え子3人との飲み会です。久しぶりの大人のだけの飲み会。考えてみると、5、6年ぶりです。研究者としての出発点は私より遅いですが、ぐんぐん追い越してくれます。ありがたい。いつも通り、1次会で帰りました。おそらく2次会では、私のプレッシャーの愚痴を言い合いながら建設的に進むでしょう。

[]宣言 21:16 宣言 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 宣言 - 西川純のメモ 宣言 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 閣下より、「書く気になりました」との宣言。そしえ、自分が本を出せばMさんへのプレッシャーがになるとのこと。いいな~。

 我がゼミは、互いにプレッシャーを及ぼすことによって、みんなが高まる。甲子園へ行くチームみたいなものです。もちろん、私のプレシャーはきっかけに過ぎません。自らが自らにプレシャーをかけるようにならねば。そのためには、自らのプレッシャーを自らが乗り越えられるように感じられるようにしなければなりません。一般的には支え合う手段です。しかし、研究者としてトップを走るためには、自らがプレッシャーを課し、自らが乗り越えられねばなりません。

 そのための敵役になることを厭いません。

[]サテライト講座 15:46 サテライト講座 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - サテライト講座 - 西川純のメモ サテライト講座 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 8月2日に静岡市で、上越教育大学教職大学院のサテライト講座があります。水落さんが語ります。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/Mizuochi/20140725

14/07/24(木)

[]宣言 22:06 宣言 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 宣言 - 西川純のメモ 宣言 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我が教え子にして尊敬すべき同僚である閣下に、Mさんが本を出したことを引き合いに、何度もかけた「いつ本を出すの」プレッシャーをかけました。思わず閣下は、「数ヶ月」と口走ってしまいました。

 食事では「数ヶ月っていつ?2、3ヶ月?」と聞くと、「一桁の月」という馬鹿な学生の言い訳みたいものを言い出しました。そこでさらに追い詰めると、「今の立場になっても変わらないのだから」と言うと、現西川ゼミの人が「はじめて先輩として見ることが出来ました」と言いました。私のプレッシャーのかけ方は一貫していますから。

 最後に、「じゃあ、夏休み明けには完成版とは言わないけど、それに近いものは出来るよね?」と言うと、頷きました。私はこのことをブログ等で宣伝するよと言いました。

 ということで宣伝します。

 私は当人の得になることしか求めません。私が本を書きなさいと求めるのは、100%商業ベースで成立し、価値ある本を書けることをゼミ指導で確信出来る人です。書けば、良い本になるはずです。楽しみです。

 閣下、以上のように公開いたしました。

[]戦い方 21:41 戦い方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 戦い方 - 西川純のメモ 戦い方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 久しぶりに私の過去のブログの記事を見直すことがありました。本題とは違う内容ですが、多くの同志に分かって欲しいことが書いてあったので、全くそのままアップします。

 問題があったら、直ぐに完全解決したくなるのは気持ちとして分かります。でも、そんなことはありません。長い時間をかける必要があります。しかし、長い時間をかけると、始原の願いを忘れてしまう。執念深さも大事です。

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 ゼミ生には「教師の第一の資質は、保護者・子ども・社会の悪口を言わないこと。それが本当であっても。言えば、自己改善しなくなる。そして、自分の言葉で、自分を腐らせる。」と言います。

 本日、ふと、自分の特徴を発見しました。それは家族に対して、家の外の人のことを否定的に言ったことがないのです。思い起こせば、小さいときからです。何でだろうと自己分析しました。そうすると、私は特定の人を憎み続けるということがないようです。これには、ちょいと説明が入ります。学内政治や学会政治において、政敵はいます。ある情報が入ると、カッカして怒ります。しかし、それは数時間以内に収まり、その人にもその人なりの立場があるんだろうと理解します。そして、淡々とその人の論を潰す作戦を考えます。そのころには、その人に対する憎しみはありません。まあ、例えてみれば、コンピュータとの対戦ゲームをやっているようなもんです。コンピュータに対して、憎しみは持ちませんよね。頭は、どうやって、それを乗り越えるかでいっぱいになるはずです。あれと同じです。だから、家に帰ることには、わざわざ家族にそのことを言うことはないのです。

 何でそうなっているのかを考えました。それは、憎しみ続けることによって、自分の言葉で自分を腐らせたくないという、自己防衛が無意識に働いているのだと思います。

追伸 怒りは収まりますが、執念深さは相当なものです。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20031218/1172910563

[]越後 『学び合い』の会 16:44 越後 『学び合い』の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 越後 『学び合い』の会 - 西川純のメモ 越後 『学び合い』の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月4日(土)に上越で 『学び合い』の会があります。大々的にお誘いします。今年も生の 『学び合い』をお見せします。ウイークデーでの出張できない方のためには朗報だと思います。

http://echigomanabiai2014.jimdo.com/

[]公 08:42 公 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 公 - 西川純のメモ 公 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は国語の陶冶価値は、日本という国を理解し意識することだと思っています。

 中国の鶏肉問題は何故起こったのでしょうか?食品加工には様々な人が関わります。特定の人だけが非常識であっても、周りが気づけば内部告発があります。それに内部告発もあるだろうということで、非常識な人も暴走しません。しかし、今回の事件を見る限り、周りの人も「まあ、それぐらいは・・」と思っていたし、非常識な人もそう思うだろうと想定したのだろうと思います。しかし、中国の方々は一人一人会えば、ごく普通です。では、何故、こんな問題が起こるのでしょうか?私なりの理解です。

 それは「公」という概念があるか、無いかだと思います。

 基本的に近代以前の社会には公という概念は希薄です。「仁・儀・礼・智・忠・信・考・悌」という日本の徳目は中国に源がありますが、その中国にも公という概念が希薄です。例えば、三国志、水滸伝を読んで下さい。そこに現れる仁・儀・礼・智・忠・信・考・悌は全て、個人対個人もしくは自分の狭い眷属に対してのものです。諸葛孔明は劉備玄徳のために数十万の人を殺しても恥じません。それが近代以前の仁・儀・礼・智・忠・信・考・悌だと思います。

 だから知り合いとして非近代人と接する時には、今の日本と変わりありません。しかし、知り合いでない非近代人と接する時は、相手は自分を「人」として認識していないと考えた方が正確だと思います。それは中国の方々ばかりではなく、日本も江戸中期以前はそうです。

 では、何故、今の日本があるのでしょうか?そのあたりを国語の方に明らかにしてもらいたいと思います。そして、意識的に教材にして欲しいと思います。

 例えば、桃太郎が鬼ヶ島から持ってきた宝物で親孝行したでハッピーエンドにすると前近代的です。しかし、鬼によって奪われた人たちに分け与えたという話になると近代的です。

 ま、国語の専門外の独り言です。

[]出来ること 05:58 出来ること - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 出来ること - 西川純のメモ 出来ること - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「起きて半畳、寝て一畳、天下取っても二合半」という言葉があります。人の力の差は思うほど違いはありません。どんな人でも1日は24時間です。もちろん差はあります。でも、一桁違うことは殆どありません。そして、どんな人でも一人の出来ることは微々たるものです。

 でも、事をなす人と、成さない人があります。その差は、多様な他人の能力を借りられるか否かで決まります。ネットワークが力の差です。だから、おのれの力量を高めると同時に、それ以上に多様な人と繋がれることが力となります。

 私より英語やフランス語の得意な人はいます。私には難解なヴィゴツキーを易々読み解ける人がいます。しかし、私ほど日本中の広い地域で多くの実践者と繋がり、多くの助力を得られる教科教育学研究者がいるとは思えないのです。それが私の力となっています。

 でも、私と繋がっている人は、間接的に私の繋がっている人と繋がることが出来ます。そして、『学び合い』の会で直接会えば、十年来の知己となってしまいます。

 我々は繋がることの価値を知っています。とうことは、とても凄い力を得ることが出来るのです。それを最大限に生かしましょう。

14/07/23(水)

[]第1冊目 18:34 第1冊目 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 第1冊目 - 西川純のメモ 第1冊目 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、水落さんと阿部さんより献本をいただきました。水落さんと阿部さんの本です。水落さんからは「記念すべき第1冊目です」と言われましたので、すかさず「次はいつ?」と聞きました。ま、1冊目が一番大変です。でも、それを乗り越えればかなり楽です。

お勧めです。

http://goo.gl/H9nsBK

追伸 で閣下に、「で、いつ?」というプレッシャーも忘れずに与えました。

14/07/22(火)

[]聞き手 16:17 聞き手 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 聞き手 - 西川純のメモ 聞き手 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は民主党の女性の地方議員の方々の皆さんの前で講演をしました。

 私は今までの数え切れないほどの講演をしましたが、本日の聴衆の方々がナンバーワンです。ま~、反応が良い。一つ一つのツボで笑っていただけましたし、ほろりとして欲しいところでは目頭を熱くする方もかなりいました。そして、希望を持っていただきたいところで顔が明るくなってもらえました。

 以前、内田樹先生を 『学び合い』の会の講師としてお呼びした時、聴衆の質の高さを高く評価していただけました。本日は、その気持ちが分かります。

 とにかく講演者として大満足です。みなさん、感性が高く、お優しい方ばかりだと思います。

bunbun-hbunbun-h2014/07/22 18:40FBにも同じことをさっき書いたんですけど、そのときの内田先生のブログをぜひお読みください ⇒ http://blog.tatsuru.com/2008/08/10_1154.php

jun24kawajun24kawa2014/07/22 19:35皆様も、是非

FlipperKFlipperK2014/07/23 10:48そのときのブログを見て、私は『学び合い』を知りました。

bunbun-hbunbun-h2014/07/23 21:42ヘー、そうだったんだ!♪(←岡山のイルカさんへ)

jun24kawajun24kawa2014/07/23 22:06私も、
へ~、そうだったんだ。

14/07/21(月)

[]若い人 21:32 若い人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 若い人 - 西川純のメモ 若い人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日の記事を書きながら、嫌な気になります。無防備な相手に力を入れた戦うことが嫌です。勝っても、何も意味が無い。

 私からアドバイスです。若い人が戦う場合、40代後半以降の人のアドバイスを受けるべきです。おそらく、その人がまともな人ならば、戦うことを避けることをアドバイスするはずです。その代わりに、相手が防御をしていないところを、5年間かけて固めることを勧めるはずです。でも、おそらくそれ以上に戦わずに、自分の良さを高めることを勧めるはずです。

 きっと相談する人が身近にいないんだろうな~っと思います。

 私は上司に恵まれました。むちゃくちゃに。私が勤め始めた25歳以降、長らくお仕えしたボスが退職するまでの三十年弱、常に、全幅の信頼をするボスがいました。毎日、数時間相談しました。大抵は、褒めてもらえました。そして、尻を拭いてもらいました。だから、かなり大胆たことをし続けたのに。間違いは殆どありません。

 若い世代に、私が受けた恩沢を味あわせたい。

[]読んでいただけた 20:55 読んでいただけた - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 読んでいただけた - 西川純のメモ 読んでいただけた - 西川純のメモ のブックマークコメント

 仲間からTOSSトークライン8月号の記事が送られてきた。内容は、是非、ご自身でお読みください。

 とても嬉しかったのは、今回の記事は、『学び合い』に対するご批判です。前回のご批判は学びの共同体と『学び合い』の違いが分からず、ちゃんぽんになっていたことです。また、批判の対象が低レベルすぎていました。ま、「マスクをつけているか否かのレベルよりはましですが」(インフルエンザ騒ぎの時は、日本全国、マスクをつけた教師だらけなのですが。あははは)

 その意味で”学び合い”ではなく、『学び合い』のご批判になっていることを喜びます。

 が、残念なところがあります。それは批判の原典が『学び合い』スタートブックの1冊だけである点です。さらに、その一部分だけをお読みなっているようです。おそらく、批判の材料を探されているのでしょう。

 個人特定される批判をする場合、それに対しての準備が必要です。私だけでも、『学び合い』に関する書籍を20冊以上書いています。そして、その背景となる学術論文は100以上書いています。それを1冊の拾い読みでやるという大胆さが面白い。

 だから、批判をするとしたら、「スタートブックの私の書いた部分ではよく分からない」ならば正鵠を得ています。あの本は、『学び合い』の良さを伝えることが目的です。主題は実践をされている方々の文章であって、私は刺身のつまですから。つまが美味しくないと言われたら、その通りですとお応えします。

おそらく、向山先生もご自身の著作の1冊だけのごく一部を引用され、それを批判されたら遺憾に思うでしょうね。私は向山先生を高く評価しています。その願いを受けつく人が、その先生が「出口論争」でどれだけのエネルギーを費やしたかを知らないのは残念です。

 と書きました。

 これをご批判を書かれた方が読んだら、怒り狂うでしょうね。ま、最後まで読まないと思います。が、読んでいたら、以下をお読みください。

 私の文章はわざと怒り狂うように書いているのです。あなたが怒り狂えば、こっちの思うつぼです。罵詈雑言を繰り返すでしょう。たしかに、あなたに同調する人には心地よいものです。しかし、それによって同調者は増えません。もとからの同調者が「そうだ、そうだ」と思うだけです。そして、罵詈雑言が品を失えば、中間層から見限ります。それがこっちの思うつぼだということです。

 もし心ある方だったら、向山先生がどれほどの批判にさらされていたかを学んでほしい。それに立ち向かうために、何をなしたかを学んでほしい。出口論争を学んでほしい。そして法則化の初期段階で私財を費やしたことを知ってほしい(私には絶対出来ないことです)。私は法則化やTOSSを高く評価しています。過去のあらゆる記事を見直してください。同時に、違う立場であることも確かです。でも、多様であることは大事なのです。そして、『学び合い』とを学んでほしい。願う方向性は同じです。ようは、あなたが自分の道を見いだせば良いことです。そのとき、『学び合い』のテクニックではなく、『学び合い』のセオリーが見えるはずです。

[]山梨の会 20:04 山梨の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 山梨の会 - 西川純のメモ 山梨の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 8月9日に会があります。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/goemon-lebesgue/20140721

[]思い 20:02 思い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 思い - 西川純のメモ 思い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日は民主党の全国の女性地方議員の前で講演します。今は、東京です。

 伝えたいことが多すぎて絞りきれない。今も、プレゼンを推敲しています。

 ようは、生の『学び合い』を見に来てくれる人が何人かなのです。分かっているのですが、言いたい。加えたい。

FlipperKFlipperK2014/07/21 20:47素敵な結果を願っています。

jun24kawajun24kawa2014/07/22 05:51おまかせあれ

14/07/20(日)

[]禅問答 21:56 禅問答 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 禅問答 - 西川純のメモ 禅問答 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』で全員達成は大事だ、と本でも書いています。そこで、「全員達成出来ません、どうしたらいいのでしょうか?」と聞かれることがあります。その人が『学び合い』の入門段階の人ならば、『学び合い』ステップアップのレベルの話をします。しかし、その人が『学び合い』ステップアップのレベルを超えている時は、「全員達成なんかしなくてもいいよ。全員達成は年間に5回もあればいい」と言います。そして100%の確率で唖然とします。

 そこで、何のために全員達成を求めるかをかたります。それは、その人がどのレベルの段合いによって説明を変えます。課題レベル、単元レベル、学年レベル、そして一生涯レベル。レベル高次の説明は、そこに至らない人には禅問答としか思えないと思います。

 しかし、いずれにせよ、初心者は定型を学ばなければなりません。そして、その95%は『学び合い』ステップアップに書いてあります。

[]派遣 21:30 派遣 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 派遣 - 西川純のメモ 派遣 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1週間前から大学院入試の出願が始まります。その数週間前から「派遣が決まりました」とのメールを複数頂きました。上越教育大学への派遣実績の殆ど無い西日本の県からの人と、今までの派遣された人の年齢平均からは考えられないほど若い年齢での派遣の方です。

 県に出す書類、また面接で強調するべきポイントはあります。これは各種予算獲得のためのノウハウと同じです。ご希望でしたら伝授します。先の方には教えました。

 が、一方、私からは「?」という理由で派遣が叶わなかった方もおられます。凄く悔しい。しかし、その方の熱意に応えてオジサンは何とかしたいと色々と考えています。そして、今も、様々な良い悪巧みを仲間と進めているところです。

[]破壊 21:30 破壊 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 破壊 - 西川純のメモ 破壊 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学院の面接ではコース長の私は司会役です。そのため、基本的には質問はしません。が聞いていると、「あ~あ、典型的な考え方だな~」という返答が大多数です。ここで突っ込むとオタオタするだろうなと思うのですが、もちろん心優しい私は無言でニコニコしています。

 後期になると、学部学生用の講義があります。私の授業は「さあ、どうぞ」です。

 最初の授業で話すことは、こうです。

 「ねえ、大学の授業で色々な教材や発問のことを勉強するよね。ところで良い教材、良い発問ってどんな教材や発問なのかな?そして、そんな良い教材や発問をどうやって開発したら良い?これって大事だよね。でね、周りのみんなと相談してもかまわないから、自分なりの考えをまとめてね。あ、先生はこれから30分ぐらい散歩してくるからね。じゃあね」

 学生さんはあっけにとられます。私はドアの外で聞き耳を立てます。まあ、1分以内にざわつき、2分以内に盛り上がります。グループなんて決めなくても自然と出来ます。まあ、ありがちなことを話し合います。

 30分後。

 「みんなで色々なこと話したと思うけど。君たちが考えていた「良い」って誰にとって?子ども、って言いたいところだけど、子どもという子どもは一人もいないんだよ。凄く賢い子もいれば、全然分からない子もいるんだよ。誰にとって良い教材、発問なの。そして、それってクラスの何割ぐらい?また、30分ぐらい散歩するね」。まあ、全員では無いことは分かるのですが、過半数ぐらいにとっては意味ある教材・発問だと考える子がかなりいます。

 30分後。

 「文科省の統計によれば、約3割の子どもは塾・予備校・通信教材・家庭教師で学んでいる。そして、保護者の半数以上は大卒だよ。そして、小中高のどの教科であっても、教師は成績中もしくは中の下に合わせた授業をしているよ。君たちも昔を思い出してみて、「そんなの分かっているよ。もう一回やらなければならないの・・・」と思ったことあるでしょ。逆にチンプンカンプンな場合もあるよね。先生の説明の殆どは教科書とほぼ同じだよね。だったら教科書を読めば分かる子はいるよね。

 クラスの中の子どもを「もう分かっている子」、「教科書を見れば分かる子」、「先生の説明で分かり、先生の説明が無ければ分からない子」、「先生の説明でも分からない子」の4種類がいる。実は良い教材や発問が有効なのは「先生の説明で分かり、先生の説明が無ければ分からない子」だけなんだよ。では「先生の説明で分かり、先生の説明が無ければ分からない子」はクラスの中で何割程度。みんなで、昔を思い出してね。君たちは出来る小学生や中学生だったと思うけど、同級生を思い出してね。」で、教室を出ます。こうやれば過半数に意味があるという前提が崩れます。

 20分後。

 「子どもたちは、毎日、毎日、必死だよ。その子どもたちの前に立って、どんな教材、どんな発問をすべきかな?むずかしいよね。もう一度繰り返すよ。子どもたちは、毎日、毎日、必死だよ。じゃあ、さようなら」

 呆然とする学生を尻目に、教室を出ます。

 私が喋るのは上記の通りです。

 大学、大学院では何かを教えるのではなく、学びたいと思わせるのがポイントだと思っています。少なくとも、学ぶべきものがあることに気づかせたい。

 ということを大学院の入試で思い出します。

14/07/19(土)

[]愛知・豊橋の会 22:30 愛知・豊橋の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愛知・豊橋の会 - 西川純のメモ 愛知・豊橋の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月27日に愛知県豊橋で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/toyohashi-start/20140719

[]一人も見捨てない2 22:02 一人も見捨てない2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一人も見捨てない2 - 西川純のメモ 一人も見捨てない2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「一人も見捨てない」という言葉を言った時、どれほどの子どもをその範囲の中に入れるかは人それぞれです。私もそうでした。

 『学び合い』のごく初期の段階は、成績が中の下あたりを入れていましたが、下は無理だと思っていました。というより、それを当然のように想定から外していました。

 不登校で年度当初から授業に参加していない子も、想定から外していました。特別支援のグレーゾーンの子も想定から外していました。特別支援学級の子どもも想定から外していました。家庭が無茶苦茶な子どもを想定から外していました。

 外さないと、心の平静が保てないのです。

 しかし、『学び合い』の実践の積み上げによって、どんどんその範囲を広げました。そして、私のトラウマとなっている高校で見捨ててしまった子どもたちも今では救えると確信を持っています。

 各先生は、かつての私と同じように、自らが心の病に陥らないように、合理化しているはずです。しかし、合理化している自分に本当に納得しているわけではありません。

 ボディブロウのように自分の誇りをむしばみます。

[]一人も見捨てない 21:17 一人も見捨てない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一人も見捨てない - 西川純のメモ 一人も見捨てない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は「一人も見捨てない」を『学び合い』の第一ルールとして考えています。

 そうすると、「一人も見捨てないとは、どういうことなのですか?」という質問を受けます。質問者の多くは「テストの点数を上げることなのか、そんな程度のことなのか」という言葉の響きがあります。それを聞かれると「あ~、典型的な誤解だな~」と思い失礼ながら小さく笑ってしまいます。そして、「そんなの分かるわけないじゃないですか」と自信満々に応えると、キョトンとされます。そりゃ、そうです。私が自信満々に「一人も見捨てない」と言ったから、「それはどういうことですか?」と聞いた。ところが「そんなの分かるわけないじゃないですか」と自信満々に応えるのですから。

 これを理解するには、一人一人の子どもは違うことを理解せねば。子どもという子どもは一人もいません。だから、何を持って幸せと感じ、不幸と感じるかは一人一人違います。そして、本人自体も分かっていない場合もあるし、分かっていたとしても、時々刻々と変わるのです。だから、一人を見捨ててしまうと、自分が損であることを理解する集団が、関わりながら、その場その場の最適解を見いだすことしかありません。

 その最初の練習をテストの点数でやっているに過ぎないのです。

14/07/18(金)

[]批判 08:43 批判 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 批判 - 西川純のメモ 批判 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私に対してに限らず、個人特定する批判をする人の記事を読むと、ちゃんと情報を得て相手の立場も理解した上で批判と、何も情報を得ず、限られた伝聞や単文レベルに基づく批判をする人がいます。その差が出来るのは何故か?

 人は信じたい嘘は直ぐに信じます。逆に、不都合な真実は受け入れません。情報を得ても自らの立場が正しいことを確信出来る人は、いくらでも情報を収集できます。ところが読んでいるうちに自分の立場が危ういし、反論できなくなると情報収集しなくなります。そして思考停止し、無根拠な単文で切り捨てます。ま、仕方の無いことです。

 『学び合い』の授業で私が観ているのは子どもより教師です。公開授業の時は特にそうです。何を話しているかは分かりませんが、どの場面で盛り上がるかでだいたい想像できます。例えば、机の上のノートを見て盛り上がったとき、その人たちが去った後に、そこのノートを見ます。それを観れば、子どものアラを探しているのか、子どもの発想の豊かさを探しているのかが分かります。

 いつもは一人ぼっちである子の周りに子どもが集まった時の様子を見た時、「あの子も関わっている」と思うか、「教えられてばかりで可哀想」と思うかは、その表情で分かります。

 ま、仕方がありません。異質ですから。理解するのには苦労します。ただ、その後の行動によって首をかしげたくなる方もいます。 『学び合い』に対する行動は、クラスにおいて規格外の子どもがいた時の行動に一致するのです。規格外な子どもがいても、「面白い子」ととらえ、自由に泳がせる先生もいます。ところが規格外の子どもを「困った子」ととらえ、始終年がら年中怒鳴りまくる先生もいます。その行動は自分の理解できない 『学び合い』に対する行動と一致します。そして、後者の先生を見ると、その先生の子どもたちを哀れと思います。

[]生物学的 07:29 生物学的 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 生物学的 - 西川純のメモ 生物学的 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』のセオリーは生物学的にはもの凄く当然なのです。

 現状の教育は生物学的には考えられないほど、変なシステムです。そんな種がいたら、直ぐに絶滅します。

 http://goo.gl/SUW4aD

14/07/17(木)

[]二人 21:37 二人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 二人 - 西川純のメモ 二人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は息子は森小屋体験で、家にはいません。ということで、久しぶりの夫婦二人です。

14/07/16(水)

[]規律 05:57 規律 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 規律 - 西川純のメモ 規律 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 中学生相手に私が講演する時、子どもたちは体育館に集まります。その際、先生方がやくざのような言葉と声で、子どもたちをコントロールする場合があります。それが大嫌いなのです。

 昨日の長者中学校ではそれが全くない。本来だったら一番の強面役を演じるであろう体育の先生は、ニコニコ顔で終始していました。さすが、『学び合い』で民主国家における規律を学んでいる子どもと教師だと思いました。

14/07/15(火)

[]本日 21:54 本日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本日 - 西川純のメモ 本日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は八戸の長者中学校で飛び込み授業です。『学び合い』のセオリーは惚れ惚れするほど強力です。セオリー通りのことをすれば、セオリー通りのことが起こる。

 ましてや長者中学校の子どもたちです。惚れ惚れするほどの動きをしてくれました。そのため、普段よりかなり高度な課題を与え、高度な要求をしました。そして、先生方との研修。質の高い質問に大満足です。

 本日はとても充実した日でした。そして6時間かけて家に到着。息子の横で眠れます。

[]昨日 05:57 昨日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 昨日 - 西川純のメモ 昨日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は青森の瑞穂小学校に行きました。ゼミ生のTさんの飛び込み授業、見事なものです。確実に、子どもに大事なものを与えた授業だと思います。

 終わり次第、八戸に移動です。そして、長者中学校の先生方との懇親会。ホーム感満載の懇親会です。私に話しかけていることが、ゼミ生レベルです。楽しかった。

追伸 今年度入ったゼミ生が飛び込み授業を見ました。そして、「もうみちゃったんだから、出来るよね。」と言いました。びびっていました。しかし、私が言うことは冗談では無いことは分かっています。ふぉふぉふぉ。本日は、私の飛び込み授業です。

14/07/14(月)

[]おにぎりの会 06:31 おにぎりの会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - おにぎりの会 - 西川純のメモ おにぎりの会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 東京の『学び合い』の会である、おにぎりの会に参加しました。『学び合い』の会らしく、おそらく『学び合い』の会しか出来ない形式です。

 参加者が小中高高専大学の教師が一堂に会し、教科もばらばら。そして、大学の学生や中学生も参加する。

 最初に短く自己紹介して、それから3時間半、延々と自由に話し合うだけの会。

 いいな、と思います。

14/07/13(日)

[]自慢の同僚 06:11 自慢の同僚 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自慢の同僚 - 西川純のメモ 自慢の同僚 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何度も書きましたが、上越教育大学教職大学院の最大のウリはスタッフです。大学教員の多くは学術研究の業績を持っている人です。そして、教職大学院のスタッフの中には、現場経験があり、実践の業績を持つ人が含めなければなりません。しかし、現場経験があり、学術と実践の業績をともにある人は、全国的にも数えられるほどです。

 上越教育大学教職大学院のスタッフは、そのまれな人で固めました。本当に、自慢の同僚です。このたび、その同僚の凄さの一端を知っていただくために本を出しました。お勧めです。

http://goo.gl/ceZZgq

追伸 おそらく早く手に入れたい場合は、アマゾンではなくお近くの書店に注文下さい。その方が早く手に入れられると思います。発売してからしばらくは、アマゾンは入荷待ちになる場合が多いのです。

14/07/12(土)

[]願いは叶う 22:07 願いは叶う - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 願いは叶う - 西川純のメモ 願いは叶う - 西川純のメモ のブックマークコメント

 落語の紺屋高尾、幾代餅の最後の決めの話に以下の言葉が語られることがあります。

 「傾城に誠なしとは誰が言うた 誠あるほど通いもせずに 振られて帰る野暮なお客の憎体口」

 良いな、と思います。

 そんなの無理だ、そんなの理想論だ、とよく言われます。しかし、そう言っている人は幸せなのでしょうか?私にはそう思えません。駄目な理由を見つけ、それによって合理化している人生を幸せとは思えません。

 紺屋高尾の久蔵は誠を尽くした結果、高尾の誠を得た。ハッピーエンドです。でも、高尾の誠を得られない場合が普通です。では、久蔵は愚かなのでしょうか?高尾にふられた後の行動によって愚かなのか、そうで無いのかが分かれます。愚かな人間は、だから「誠」は無意味だと言います。そういうことによって合理化します。でも、そして、誠の無い人間になり、人から誠を受けられない人になります。

 では、愚かで無い人はどうしたら良いでしょうか?誠を得られなかった、それを出発点として、それを良かったと後に思えるように動き続けることなのです。そのためには、自分に誠はあったかを考え、足りない部分を探しましょう。そして、誠を尽くす対象が正しいかを考えましょう。

 決まった結果は動かせません。でも、今から出来ることがいっぱいあるのです。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20131019/1382186563

[]今日 21:39 今日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今日 - 西川純のメモ 今日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は飯田市で吞みました。前からお会いしたかった校長にもあえたし、いろいろな方にも会えました。本日は、その校長先生の学校で講演会。昨日のからの流れで、近々に面白いことが出来そう。

 5時間の高速バスに乗って東京に到着。東京の仲間と吞みました。これまた新しい出会いと、懐かしい出会いがありました。明日受験のあるゼミOBとも会いました。馬鹿、と思います。ま、彼はそういう子だから。幸多きことを願います。

 今、呑み会会場から5分のホテルでこれを打ち込んでいます。

 東京の人は偉いな、と思います。

 地元上越、地方の呑み会、いずれも終わってから直ぐに家に帰れます。ところが、東京の人は吞んだ後電車に乗って、それも乗り換えして家に帰ります。私も昔はそれができましたが(高校生の頃)、今は出来ません。とほほ。

[]出撃 07:56 出撃 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 出撃 - 西川純のメモ 出撃 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生たちはこの数週間は勝負の日です。全力を出し切り、良き結果を得んことを願います。

scorpion1104scorpion11042014/07/12 08:41ゼミ生の皆さん、緊張されることでしょう。
不安は皆さん共通ですから、不安な自分の気持ちに打ち勝ってくださいね。
良い結果になることを心より祈念しています。

mei-c5mei-c52014/07/13 15:38落語を聞いてみました。
>それを良かったと後に思えるように動き続けること
良いも悪いも、結局は自分の行動で決まっていくのだなあ、と思いました。

14/07/11(金)

[]教頭 05:59 教頭 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教頭 - 西川純のメモ 教頭 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は長野市の全部の教頭先生の前で講演しました。私は教頭先生の研修会に呼ばれたかった。前からです。実は、今回が初めてです。だから、凄く嬉しかった。何故、教頭先生の研修会に呼ばれたかったかと言えば、校長先生の卵だからです。それも、校長になってからのビジョンを考えている方々だからです。

 心を込めて1時間半かたりました。かなりビックリするような内容だと思います。でも、伝わる方は必ずいるはず。出来ればに2割の16名の方に伝わって欲しい。いや一人の方に伝わるだけでも昨日は意味があった。

14/07/10(木)

[]結果 22:16 結果 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 結果 - 西川純のメモ 結果 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 色々な管理職を見てきました。私からみて何もしていない管理職もいます。とても楽です。私からみて何かをしようとする管理職もいます。とても苦労します。でも、前者も後者も、何かをしているのです。どこが違うのだろう、と思いました。

 違いは自己評価の際に何に着目するかです。

 前者は「何をしたか」です。後者は「何を成したか」です。

 前者の人は今まで通りのことを見栄え良くすればいいのです。そして今まで通りの結果を得ます。後者の人は今までとは違うことをやり、今までとは違う結果を得ます。

 前者の人は説明する必要はありません。何故なら、今まで通りのことですから。後者の人は説明する必要があります。何故なら、今まで通りのこととは違いますから。

 ま、その人の個人の問題だったら、前者の人でもいいのかもしれません。しかし、管理職とは、誰かの幸せに責任を負っている人なのです。それが分かっていない。いや、分かりたくないのでしょう。なにしろ、管理職になることが目的なのですから。管理職になって何をなすかは考える余裕はなかったのでしょう。そして、管理職なった時、退職までの年数を数えます。

 そう考えれば、前者の人の気持ちが分かります。

 分かりますが、私は前者の人にはなれません。教師の原体験で、地獄の苦しみの中にいる子どもを見すぎました。

追伸 その人が退職後に思い起こすはなにでしょう?ブロック大会での研究会でしょうか?それとも管下の子ども・教師が一生涯の幸せをイメージでしょうか?

[]残念 05:52 残念 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 残念 - 西川純のメモ 残念 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は二十年弱、『学び合い』より従来の授業が勝っているところがあるか、どんな場面でもよい、そんなことがあるかを探しました。見つかりません。だって、人に何かを勧める時、「全てにおいて優れています」と言えば疑われます。「ここは駄目ですが、ここがいいです」と言った方が説得力が増します。

 そこで、今年度の前期の講義で、数十人の学生(学卒院生、現職派遣院生)たちと議論しました。結局、全て私が論破しました。やはり、見つからないのだと思います。理屈は簡単です。教師が社会から付託された仕事は膨大です。それを教師一人で背負うのと、クラスのみんなと背負うのと、どちらが「まし」かということです。

 学生に課した議論のルールは以下の通りです。ポイントは、一番最後のルール、つまり、何度でもOKなのです。何度も議論し、その度に、馬鹿馬鹿しいほど単純な事実と論理で論破します。

 西川に従来指導型授業の卓越性を納得させることが、このディスカッションの目的です。従って、納得したか否かの判断は西川が行います。ただし、出席者の3分の2が学生の方の論が正しいと認める場合はその限りではありません。

 学習指導要領で定められた最低限の学力と居心地の良い環境を全ての子どもに保証することを第一優先とします。従って、一部の子どもを除外する議論は今回の議論の範囲外です。

 子どもを一人も見捨てないと同時に、教師も一人も見捨てません。一部の子どもや教師を切り捨てる議論は今回の議論の範囲外です。例えば、「教師はそうすべきだ、そう出来ない教師は辞めるべきだ」という議論は今回の議論の範囲外です。

 『学び合い』はパーフェクトと主張しているのでは無く、従来より「まし」であることを主張しています。

 以下は対象としていません。

 子どもが乳児(乳児は親子のコミュニケーションが中心になるので)

 子ども集団が全体で十人以下(『学び合い』が機能するためには一定人数は必要だからです。)

 教師がコントロール出来ない個人(管理職や保護者)に起因する問題。(『学び合い』は集団を動かす理論であり、個人には適用出来ません)ただし、職員集団、保護者集団は集団ですので除外しません。

 グループ人数は自由とします。また、一人でもOK。また、グルー編成は固定しません。つまり、自由。

 同じ議論を別の日に繰り返すことを妨げません。別の班が行うことを妨げません。

14/07/09(水)

[]未対応0 22:22 未対応0 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 未対応0 - 西川純のメモ 未対応0 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が対応しなければならないが、対応していない仕事は私のgmail上に残っています。本日、それが0になりました。このようなことは希です。嬉しい。

[]越後の会 07:16 越後の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 越後の会 - 西川純のメモ 越後の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月4日に上越で越後『学び合い』の会が開かれます。最先端の『学び合い』の姿を見に来て下さい。幸せな、子どもと教師の姿を見に来たください。大々的にお誘いします。拡散希望です。http://goo.gl/QY3jRi

kanjii4dakanjii4da2014/07/09 20:00jun先生、2回に分けてお話しされるのですね~。なぜかな~。

jun24kawajun24kawa2014/07/09 21:12何故か分かりました。ご指摘ではじめて意識しました。我がゼミは、完全『学び合い』で運営されています。ということで、こまかいことはゼミ生は何も相談しません。ゼミ生が決めたことに関しては従います。私も教師です。何十分でどんな話をせよと言われれば、時間ピッタリで話をまとめられます。ふぉふぉふぉ

14/07/08(火)

[]ツボどころ 21:46 ツボどころ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ツボどころ - 西川純のメモ ツボどころ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は人間ドックです。検査結果は毎回同じです。で、言われることは同じです。大抵は「はいはい」と聞き流します。

 本日の診察の先生はひと味違います。色々な提案がありました。その最後に「そうすれば、ずっと酒を飲み続けられますよ」と仰いました。若い女医さんでした。「いいな~」と思いました。単純に駄目、ではなく、その人の大事にしたいことと結びつけて語れる人だと思います。

[]自宅 19:48 自宅 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自宅 - 西川純のメモ 自宅 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 台風のため九州日帰り出張は中止となりました。残念ですが、そのため、今日、明日には予定が入っていません。そして、家で夜を過ごせます。単純に嬉しい。つくづく出張が嫌いなんだな~っと思います。

kanjii4dakanjii4da2014/07/08 21:15あら、すてきな時間ですね。ゆっくりとお過ごしください。(^_^)

jun24kawajun24kawa2014/07/08 21:49はい。勉強している息子を監督中です。

14/07/07(月)

[] 授業づくりネットワーク2014夏in新潟 20:02  授業づくりネットワーク2014夏in新潟 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  授業づくりネットワーク2014夏in新潟 - 西川純のメモ  授業づくりネットワーク2014夏in新潟 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は一般の方から見れば、かなり異端です。そして、私の所属している教職大学院のスタッフの大多数はスタンダードです。しかし、とても居心地が良い職場です。授業づくりネットワークを主導している方の中には、我が同僚と同じような方が一杯います。違いはあっても、それを容認し、互いに協力し学ぼうとする姿勢があります。私はそれが大好きです。思い起こせば、地方大学の一教師だった私に最初に目をつけたのはその様な人でした。

 新潟で授業づくりネットワークの会が開かれます。『学び合い』の仲間も発表します。お誘いします。

http://kokucheese.com/event/index/185982/

14/07/06(日)

[]枠組み 07:22 枠組み - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 枠組み - 西川純のメモ 枠組み - 西川純のメモ のブックマークコメント

 残念ながら今の教育において理論は殆どありません。だから、パラダイムシフトが起こらない。だから、議論されるのは教材や指導法やツールであり、言説レベルに留まっています。しかし、本当に理論が無いのでしょうか?あります。人はものを考える際、必ず一定の理論を使って考えます。理論が無ければものは見えず、ものは聞こえません。ただ、百年以上同じ理論のもとに教育は成されているので、その理論の中にいる人は自分が一定の理論の中にいることを意識していないのです。

 では、どのようにして意識することが出来るでしょう。民俗学では、異質な文化に接することによって自らが一定の文化の中にあることを露わにします。

 教育に関して学術がある意味は、自らが一定の理論の中にいることを意識するためです。それが無ければ、自らの理論を精緻にすることは出来ません。ましてやその理論を超えることは出来ません。そして、圧倒的大多数の人はその理論の中で精緻にすることに一生を費やします。おそらく教育実践に身を置く人の場合は100%でしょう。なぜならそれは学術の仕事だからです。

 『学び合い』の理論から現状の教育を見れば、現状の教育の理論がよく見えます。いくつか紹介します。

 第一に、現状の教育理論の中にいる人は、「子ども」という存在がいると思います。例えば、化学だったら酸素と炭素が結合すれば二酸化炭素が生じます。そこには酸素分子の個性は考慮されません。そして、それらは結晶のように結合していると考えます。そのように考えれば、子どもという無個性な存在を想定すれば、全ての子どもに有効な教材や指導法があると考えます。

 『学び合い』では一人一人の子どもは多様であり、個性的であると考えます。従って、全てに有効な教材や指導法は無いと考えます。では、どのように教育したら良いのでしょうか?『学び合い』は子ども集団は液体のように一定の結合はあると思っています。それは完全なバラバラの気体状態では無く、液体のような状態だと思います。そして、液体をコントロール術を探ります。

 第二に、現状の教育理論の中にいる人は、学校教育は何らかの知識や議論を学ぶ場だと考えています。少なくとも圧倒的大部分を占めている教科教育の時間はそうだと思っています。もちろん、教育基本法第1条の「人格の完成」を否定するわけではありません。しかし、人格の完成と日々の学習を繋ごうとはしません。少なくともクラスの全員が納得するような説明をすることなく、身内で成り立つ論理でストップします。

 『学び合い』では学校教育は人が一生涯幸せになるために必要な場だと考えます。そして、教科学習で学ぶ知識や議論はそのツールに過ぎないと考え、必要に応じて相対化することが出来ます。

 人は、自分のよって立つ理論の根底を揺るがすようなことを言われるとカッとしてしまいます。逆に、カッとする部分が自分の根底なんだということです。

 私が「子どもという子どもは誰もいませんよ、その教材が有効な子どもはどれほどいるのですか?」とか「四則演算が出来た方が良いですが、必須とは思いません。買い物で計算できなくても、レジで計算してくれますよ」と言うと感情的になったり、「極論だ」と言われます。それが現状の教育の理論の中にいる人の根底を疑うことだからです。

 逆に、私の場合は、「全ての子どもを救うなんてどだい無理。一定の割合の子どもはしょうがないよ」と言う人がいたら、私は感情的になってしまいます。何故なら、それが『学び合い』の根底を疑っていることだからなのです。

 『学び合い』に疑いを持つ人が、表面上の授業の姿や、実践者の言説に囚われるのでは無く、その根底となる理論のレベルで議論してくれれば良いな、と思います。そうすれば建設的なのに。しかし、それは学術の仕事ですから、致し方ないのかもしれません。どうしても、「まとめの時間を取らないのは駄目だ」とか「教師がまず指導しなければ」とか「一人で考える時間が必要だ」レベルの議論なので正直辟易します。何故、まとめの時間を取らないのか、何故、圧倒的大部分の時間を子どもに任せるのか、何故、一人学びの時間を設けないのか、そのレベルのことに気づいて欲しい。全て本に書いたことです。ま、そのレベルの議論の人は本は読みませんから。ちなみに上記に書いたことは科学史研究のイロハのイであり、入門書レベルでも書いてあることです。

14/07/05(土)

[]長野ウイーク 19:11 長野ウイーク - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野ウイーク - 西川純のメモ 長野ウイーク - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この1週間で長野の三カ所で講演します。本日は塩尻の長野県総合教育センターで気持ちよく語りました。10日は長野市教育センターで教頭先生相手に講演します。そして、12日は飯田の旭が丘中学校で講演します(前日は飲み会)。3つとも別なことを話します。

14/07/04(金)

[]敵/味方 12:44 敵/味方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 敵/味方 - 西川純のメモ 敵/味方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 戦争でなくても、生きていれば敵や味方がいます。本日の授業の最後にそれを語りました。それを、「賢明な味方」、「愚かな味方」、「賢明な敵」、「愚かな敵」の4つに分類しました。最もありがたいのは、賢明な味方です。これは当然です。しかし、次は「愚かな味方」ではなく、「愚かな敵」なのです。愚かな敵が愚かであればあるほど、第三者からは、愚かな敵の敵である自分が賢明に見えます。次は「愚かな味方」です。これは「愚かな敵」の逆だといえば分かっていただけるでしょうか?愚かな味方が愚かであればあるほど、敵が賢明に見えます。そして、一番大変なのは賢明な敵です。

 しかし、その人が賢明な敵にとって、賢明な人であるならば、賢明な敵は攻撃しないはずです。対立を避け、協働できるところを見いだし、共存共栄になれます。

 従って、注意すべきは、自らが賢明であるように努めましょう。そして、「愚かな味方」を生じさせぬようにして、周りの人を啓発・援助しましょう。そして、「愚かな敵」を刺激し、その愚かさを発信させるのです。

 ま、対立に悩んでいる人に対するアドバイスです。

[]増刷 12:35 増刷 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 増刷 - 西川純のメモ 増刷 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「なぜか仕事がうまくいく教師の7つのルール」が増刷になりました。ご愛顧を感謝いたします。http://goo.gl/vPMPyw

[]専門性 06:54 専門性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 専門性 - 西川純のメモ 専門性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 前から不思議に思っていることです。私はもともとは高校の教師です。小学校の先生方とのおつきあいは大学に異動してからです。その先生方が「教科の専門性」という言葉を使われるのです。そして、教師として職能を高めるには、何らかの教科を定め、それを専門にしなければならないと言われるのです。最初は目が点になり、今も分かりません。小学校の先生方の教科の専門性は全科の専門性だと思うのです。

 ある教科を定め深めたとしても、それが使えるのは週の数時間だけです。それ以外は専門性はないのでしょうか?不思議です。

 お叱りは承知で申します。例えば教育学部の理科コース出身者が理学部出身者と太刀打ちできるわけありません。それは能力の差ではなく、システムの差です。教育学部の理科コースの学生さんは理科を二十数単位取ります。理学部は八十単位はとります。使っている機器も施設も予算も、桁1~2桁は違います。私の卒業研究では、平均的な教育学部の理科の教授の研究費の数倍のお金をかけてもらいました。そして、百数十億円をかけた施設の機械を使って研究をしました。これは他の教科でも五十歩百歩だと思います。

 では、小学校の先生の教科の専門性は無いのでしょうか?あります。もの凄くあります。それは教科の総合的な教科の能力だと思うのです。例えば、理科のある問題が分かるための国語の知識・技能は何であり、逆に、国語のある問題が分かるための理科の知識・技能は何であるかは、理学部出身者には見当もつかないことです。

追伸 高校教師の中にも、特定の分野に詳しい人はいます。例えば、オサムシの専門家みたいな人はいます。しかし、そのことは趣味とは見なされますが、理科教師の専門性だとは思われません。だから、今の小学校の現状が変に感じるのです。

追伸2 ある教科を深め、他の先生に伝える役を担うことは大事です。このまえ算数を専門とされる校長先生から小学校の算数と中学校の数学の繋がり方を教えて貰いました。なるほど、小学校算数の専門性はこういうことかと納得しました。でも、小学校に全科という教科部会があるべきだと私は思います。

[]知恵の実 05:06 知恵の実 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 知恵の実 - 西川純のメモ 知恵の実 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から三十三年前に教育研究の世界に足を突っ込み始めました。最初の二十年弱は「振り子の周期は振り子の重さに影響されないことを教えるにはどうしたら良いか?」、「古生代は新生代より長い期間だったことを実感させるにはどうしたらよいか?」を考えていました。

 なんと、軽かったんだろう。一般の人には知られず、嫌われなかった。なぜなら、どうでもいいことだったから。なんで、知ってしまったんだろう。

14/07/03(木)

[]分からない 22:21 分からない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 分からない - 西川純のメモ 分からない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を理解すると、多くの人がごく普通にしていることをアラが見えてしまう。そして、子どもたちが苦しむようになる。

 管理職が変わり、その人が常識的な人(つまり圧倒的大多数)である場合、『学び合い』を理解できません。そして、その学校の『学び合い』が変質し、退化することを何度も見てきました。そして、その学校の子どもや教師に申し訳なく思うことがあります。その時、いつも思い浮かべる言葉、それはルカの福音書の『そのとき、イエスは言われた、「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」』という一節です。

追伸 私は「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ」とは言いたくありません。大局的には前進し続けています。今、逆境の方に言います。みんなで助けに行きます。少なくとも、私はそのために本を書き、講演をしつつけています。

[]テスト 21:47 テスト - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - テスト - 西川純のメモ テスト - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミOBの中学校での授業を参観しました。その中でテストを参観です。テストの参観?と思われるかもしれません。しかし、さすがです。啓発されるテストでした。

 テストが開始します。さて、テストが終わった子がテストを教卓に出すと、空き教室に移動しテストの答え合わせや次の時間の予習をし始めているのです。いいな~っと思います。

 『学び合い』では一分一秒のロスも削ります。非常に良いシステムです。私は小型コピー機を用意するから、そこでテストをコピーし、それを使って別室で答え合わせをすることを提案しました。そして、笑いながら、授業公開をテストでやることを提案しました。

 理科の教師が授業公開をすると、十中八九は実験です。それぞれの教科でも授業公開では定番の形というものがあります。つまりません。啓発されません。だったらテストを公開するのは、いいな、と思いました。

toukonyukitoukonyuki2014/07/04 23:41「みんなで助けにいきます」これほどまで心強い言葉、胸にひびく言葉をここ何年も聞いた覚えがありません。漫画の「ワンピース」には出てきそうですが、現実の世界でですから、かっこよすぎます。明日は、長野での研修講座に同僚&我が子と参加させていただきます。よろしくお願いします。(^.^)

jun24kawajun24kawa2014/07/05 05:36歓迎します。

14/07/02(水)

[]アルジャーノンに花束を 22:28 アルジャーノンに花束を - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アルジャーノンに花束を - 西川純のメモ アルジャーノンに花束を - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学校『学び合い』の時、先生方の『学び合い』の腑に落ち方は様々です。当然です。学力の向上はセオリー通りのフルの『学び合い』をその教科の全部でやる必要があります。しかし、腑に落ちていない方はしないでしょう。(失敗するからして欲しくない)しかし、幸い、週1度程度のフルの『学び合い』でも人間関係の向上は見られます。特に、最下層で苦しんでいる子どもたちにホッとする時間を与えることが出来ます。

 しかし、フルの『学び合い』と、な~んちゃって『学び合い』の違いが分からない人が主導するようになり、フルの『学び合い』を一度もしなくなると、そのひずみは最下層で苦しんでいる子どもに直撃します。そして、暴走します。

 そうなればクラスや学校は荒れます。それが私には見えます。それが分かっていても私には何も出来ません。そして、そのあれを産みだした人は原因を理解せず、責任を取りません。

 分かる人を増やすしか無いのです。苦しんでいる子どものことを思えば、寝られなくなります。

[]体験入学 21:15 体験入学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 体験入学 - 西川純のメモ 体験入学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教職大学院・西川ゼミを知るために体験入学をする学生さんが毎年います。今年も来ました。今日は学年ゼミと個人ゼミを体験し、明日は本学教職大学院の特徴ある教育実習を体験します。色々と話して、最後に学生さんが言ったこと「これって、大学院のパンフレットでは分からないことですね」です。そうです。来てみないと、凄さが分かりません。体験希望の方は連絡下さい。歓迎します。

[]おにぎりの会 20:05 おにぎりの会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - おにぎりの会 - 西川純のメモ おにぎりの会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月12日に飲み会があり、13日に『学び合い』おにぎりの会が東京であります。http://kokucheese.com/event/index/191475/

[]一橋高校 19:34 一橋高校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一橋高校 - 西川純のメモ 一橋高校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月29日に都立一橋高校で研修会があります。私も話しますが、『学び合い』実践者の発表があります。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/190533/

[]7月の出張 05:47 7月の出張 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 7月の出張 - 西川純のメモ 7月の出張 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今月の出張は以下の通りです。

5日:長野県総合教育センターで講演

9日:午後:福岡で民主党の九州全域の県議会議員さんの前で講演(午前にムネさんの教室を参観)

10日:長野市教育センターで講演

12日:長野県旭が丘中学校で講演(夜は東京の仲間と飲み会)

13日:東京で『学び合い』の会

14日:つがる市瑞穂小学校でゼミ生の飛び込み授業

15日:八戸市長者中学校で私の飛び込み授業

22日:民主党の全国の女性県会議員さんの前で講演

29日:都立一橋高校で講演

[]感動 05:38 感動 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 感動 - 西川純のメモ 感動 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、いきなり院生さんの前で十分間話すことになりました。私は基本的に話をちゃんと組み立てて話します。当意即妙は不得意なので困りました。その時、頭に思いついたことを書きました。以下のようなことを話しました。

 皆さんは授業中に感動したことがあるでしょうか?感動して涙したことがあるでしょうか?おそらく、部活や運動会、体育祭、特別活動ではあるかもしれません。でも、授業中に感動し涙したことがあるでしょうか?無いと思います。では、何故無いのでしょうか?

 それは人が最も感動する対象は人であり、人と人との営みだからです。授業においてそれが無いから感動できないのです。

 みなさんは何のために教師になったのでしょうか?計算が速くするため、大化の改新の年号を言えるようにするため、ではないはずです。だから、心ある教師は部活にエネルギーを注ぐ。しかし、それは邪道です。教師の仕事の本体は授業です。

 授業とはどうあるべきか?そもそも学校教育は何のためにあるのか?そのようなことは空理空論、建前論のように思われます。しかし、それに対して自分なりの考えを確立することは最も大事なことです。子どもは教師を何で判断するか?教材や発問、指導法でしょうか?違います。皆さんが子どもだった時を思い出して下さい。子どもは教師の人を見て、その人に心から従うか、否かを決めます。その時、そもそも、が大事です。

 現場は忙しい。「そもそも」をじっくりと考える時間は無いかもしれません。だから、この2年間の中で授業とはどうあるべきか?そもそも学校教育は何のためにあるのか?を考えて、自分なりの考えを確立して下さい。

追伸 後で修士1年の院生さんが「久しぶりに講義らしい西川先生の話を聞いた」としみじみと言っていました。ま、私の講義では、いわゆる講義はしませんから。

[]問題の先送り 05:38 問題の先送り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 問題の先送り - 西川純のメモ 問題の先送り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何か問題が起こる時、とりあえず禁止する、というのが学校で行われることです。ラインが問題になると、携帯電話を禁止するという方法もその一つです。学校のインターネットを外部のWebにアクセスできないようにするというのもその一つです。

 しかし、それは子どものためにやっているのでしょうか?私にはそう思えません。我が身かわいさの小役人的発想のように思います。十歩譲っても知恵がなさ過ぎます。それらの対応策は問題の先送りに過ぎません。

 飲酒を子どもに制限することには合理性があると思います。何故なら、体が大きくなることによってアルコールに対する耐性が高まるからです。では、ネットに対する耐性は大人になれば高まるのでしょうか?そうは思いません。大人になってカルト宗教に引っかからない方法は、適度の宗教体験が有効であることが知られています。そのような経験が無く大人になってしまい、カルト宗教に接するとそれがカルトか否かが分からないのです。そして、保護者の管理下から離れていれば、それが暴走してしまう。私の大学の同級生にもそういう人がいました。結局退学しました。

 では、どうするか?教師の管理下で失敗させるのです。授業の中でラインを活用し、問題をわざと起こるような環境に置くのです。当然、問題が起こります。そして、それは教師の目の前で起こります。そこで子どもたちに問題を解決することを求めます。それによって問題が起こらない文化を創るのです。それが根治的な解決策です。『学び合い』のセオリーです。

 しかし、とりあえず自分が在任中は問題を避けたい、と思うのが常です。

scorpion1104scorpion11042014/07/03 12:46「アルジャーノンに花束を」の本は、幸せって何かを考えるときに浮かぶ本です。私にとっては衝撃的な本ですね…。

jun24kawajun24kawa2014/07/03 16:17はい、キースの最高傑作ですね。

14/07/01(火)

[]免許更新講習 13:09 免許更新講習 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 免許更新講習 - 西川純のメモ 免許更新講習 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今年は「何故か」富山大学の免許更新講習の講師を務めます。

 8月19日の午前中「子どもの成長と学力」です。

[]祇園小学校 06:35 祇園小学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 祇園小学校 - 西川純のメモ 祇園小学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月28日に広島の祇園小学校に苫野さんが来ます。お誘いします。

 http://www.asakita.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=29

kanjii4dakanjii4da2014/07/01 22:43本校でお会いできることを楽しみにしています。(^_^)

jun24kawajun24kawa2014/07/02 19:35あはははは。広島から一人・・・・・お分かりですよね。

kanjii4dakanjii4da2014/07/03 03:19(^_^)分かっております・・(^_^;)