西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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14/06/30(月)

[]大学院 21:54 大学院 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大学院 - 西川純のメモ 大学院 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学は入学後、色々な教員と話しながら最終的に指導教員を決めます。私の研究室には「確信犯」はいますが、それ以外の人もいます。その人と話すと「私は大学院で何を勉強したいか分からないのです」と相談されます。とても良いと思います。そして、いかのように語ります。

 大学院で最初に学ぶべきは、何を学ぶべきかを決めることだと思います。もし、大学院入学前に何を学びたいかを決めており、2年後にそれを学べたと満足して修了したとしたら、何も学ばなかったことを意味します。

 学卒院生が教育に知っていることは何でしょうか?教えて貰う経験は十分にあります。しかし、教えた経験は3、4週間に過ぎません。そんな経験で思いつけるレベルの研究のテーマは底が浅い。大学院2年間でそのレベルで満足しているならば、大学院に進学する必要はありません。

 現職院生もそうです。現場は忙しい。もの凄く忙しい。従って考えられるのは「改良」のレベルであって、「改革」のレベルには行けません。それが長くなれば、それが普通になってしまいます。偉そうなことは言えません。私も採用後2年目にそうなりました。だから、採用後5年をたった教師の大多数は本は読みませんし、自主的な研修に参加しません。「改良」だったら、今のままでも出来ます。

 そんな「改良」レベルのことをしたいならば、大学院に進学する必要はありません。そんな「改良」レベルだったら、教え子の前で学んだ方が成長が早い。少し、発問がよく出来る、少し、教材がつくれる。そんなレベルだったら大学院に進学する必要はありません。子どもの前で失敗し、子どもの悪口を言わなければ(実はこれは大変です。だから、上越教育大学の大学院は協働をコンセプトとしています)。

 大学院に入って最初にしなければならないこと、それは入学前に疑問とすら思っていないことを疑問と思うことです。だから、大学院入学前に持っている疑問なんて、私にはどうでも良いことです。大学院は、膨大な人数の人が、膨大な時間をかけて明らかにしたことを出発点にしていることです。

 これは『学び合い』の実践者もそうです。

 『学び合い』を5年以上実践し、学校『学び合い』の中心人物だった人が西川ゼミに所属しました。そこで、私と個人面談をしました。私は異学年『学び合い』のことをごく普通に話しました。ところが、頭を抱えてしまったのです。その様子を見て私もビックリしました。5年前に私が伝えたこと、でも、その5年間で西川ゼミで積み上げ、その時点のゼミ生の中で普通に語られること、それは別次元です。西川ゼミは常にばく進しています。ま、わたしにとってはチンタラしたものですが、一般的に言えばばく進です。

 山のような仕事をこなさなければならない現場で出来ることは「改良」です。パラダイムシフトは学術がします。そのパラダイムシフトの地に足をつけるのは現場です。そして、それの先を切り開くのは学術です。

追伸 ゼミOBOGに分かって欲しいこと。パラダイムシフトを起こす集団では何をやっていたか。そして、それは現場では出来ないこと。だから、改良ではなく改革を学ぶには、現場の中で留まっては駄目なこと。

 みなさんがゼミで学んだことは5年後には時代遅れになっています。皆さんの後輩は、その先をばく進しています。幸い、そのが苦心した結果は、学術的に分析されていますし、しばらくすると分かりやすい本になります。でも、本当の最先端はどこにあるか、お分かりですよね。