西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

14/06/30(月)

[]大学院 21:54 大学院 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大学院 - 西川純のメモ 大学院 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学は入学後、色々な教員と話しながら最終的に指導教員を決めます。私の研究室には「確信犯」はいますが、それ以外の人もいます。その人と話すと「私は大学院で何を勉強したいか分からないのです」と相談されます。とても良いと思います。そして、いかのように語ります。

 大学院で最初に学ぶべきは、何を学ぶべきかを決めることだと思います。もし、大学院入学前に何を学びたいかを決めており、2年後にそれを学べたと満足して修了したとしたら、何も学ばなかったことを意味します。

 学卒院生が教育に知っていることは何でしょうか?教えて貰う経験は十分にあります。しかし、教えた経験は3、4週間に過ぎません。そんな経験で思いつけるレベルの研究のテーマは底が浅い。大学院2年間でそのレベルで満足しているならば、大学院に進学する必要はありません。

 現職院生もそうです。現場は忙しい。もの凄く忙しい。従って考えられるのは「改良」のレベルであって、「改革」のレベルには行けません。それが長くなれば、それが普通になってしまいます。偉そうなことは言えません。私も採用後2年目にそうなりました。だから、採用後5年をたった教師の大多数は本は読みませんし、自主的な研修に参加しません。「改良」だったら、今のままでも出来ます。

 そんな「改良」レベルのことをしたいならば、大学院に進学する必要はありません。そんな「改良」レベルだったら、教え子の前で学んだ方が成長が早い。少し、発問がよく出来る、少し、教材がつくれる。そんなレベルだったら大学院に進学する必要はありません。子どもの前で失敗し、子どもの悪口を言わなければ(実はこれは大変です。だから、上越教育大学の大学院は協働をコンセプトとしています)。

 大学院に入って最初にしなければならないこと、それは入学前に疑問とすら思っていないことを疑問と思うことです。だから、大学院入学前に持っている疑問なんて、私にはどうでも良いことです。大学院は、膨大な人数の人が、膨大な時間をかけて明らかにしたことを出発点にしていることです。

 これは『学び合い』の実践者もそうです。

 『学び合い』を5年以上実践し、学校『学び合い』の中心人物だった人が西川ゼミに所属しました。そこで、私と個人面談をしました。私は異学年『学び合い』のことをごく普通に話しました。ところが、頭を抱えてしまったのです。その様子を見て私もビックリしました。5年前に私が伝えたこと、でも、その5年間で西川ゼミで積み上げ、その時点のゼミ生の中で普通に語られること、それは別次元です。西川ゼミは常にばく進しています。ま、わたしにとってはチンタラしたものですが、一般的に言えばばく進です。

 山のような仕事をこなさなければならない現場で出来ることは「改良」です。パラダイムシフトは学術がします。そのパラダイムシフトの地に足をつけるのは現場です。そして、それの先を切り開くのは学術です。

追伸 ゼミOBOGに分かって欲しいこと。パラダイムシフトを起こす集団では何をやっていたか。そして、それは現場では出来ないこと。だから、改良ではなく改革を学ぶには、現場の中で留まっては駄目なこと。

 みなさんがゼミで学んだことは5年後には時代遅れになっています。皆さんの後輩は、その先をばく進しています。幸い、そのが苦心した結果は、学術的に分析されていますし、しばらくすると分かりやすい本になります。でも、本当の最先端はどこにあるか、お分かりですよね。

14/06/29(日)

[]アナと雪の女王 21:46 アナと雪の女王 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アナと雪の女王 - 西川純のメモ アナと雪の女王 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 家族で「アナと雪の女王」に行きました。前評判通り、楽しく楽しめました。

 が、同時に考えました。

 「なんじゃこれ」という映像はなかなか出会えません。「2001年宇宙の旅」、「スターウォーズの最初(エピソード4)の最初のスターデスロイヤーのシーン」、「風の谷のナウシカ」、「ジュラシック・パーク」に匹敵するものは無いですね。「凄いな~」、「いいな~」という映画は山ほどあります。でも、「なんじゃこれ」という映像はありません。そして、作品の主題や主演者の凄さで感動するものはあります。でも、「アナと雪の女王」は映像で勝負の映画です。というならば、「2001年宇宙の旅」、「スターウォーズの最初(エピソード4)の最初のスターデスロイヤーのシーン」、「風の谷のナウシカ」、「ジュラシック・パーク」に比べれば一段落ちる。

 前評判ではデズニーの最高傑作だそうです。でも、私的には「ダンボ」の方が内容的には優れていますし、「101匹ワンちゃん」の方が優れていると思います。せいぜい、ジブリ作品が「風の谷のナウシカ」以降、作品を誇る際、コマの枚数や制作テクニックを誇るが様です。それは基本コンセプトの延長上の改良のレベルです。

 何が言いたいか。

 息子が映画を見たら「アングリ」して、しばらく無口で、そして「もう一度見たい」とは言わしめる映画に出会いたい。あの喜びをあじあわせたい。

追伸 出張中「ノアの方舟」を見ました。楽しめました。でも、「もう一度見たい」とは思いません。風の谷のナウシカは何度見たか分かりません。見るに堪えうる作品です。老後も見ると思う作品です。

14/06/28(土)

[]広島の会 19:24 広島の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 広島の会 - 西川純のメモ 広島の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』広島の会のブログが立ち上がりました。広島近郊の方、繋がってくださいね。http://www.asakita.jp/cp-bin/blog/

[]国際社会に対応した人材 08:50 国際社会に対応した人材 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 国際社会に対応した人材 - 西川純のメモ 国際社会に対応した人材 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「日本は国際化する、だから英会話が大事だ」と言われます。でも、本当かな?と思います。おそらく多くの日本人は一生涯、英会話をせずに生きられるでしょう。

 もちろん、海外旅行に行って会話する場合もあるでしょう。町中で外国人に話しかけられるかもしれません。でも、その程度だったら携帯の自動翻訳機能で対応できると思います。少なくとも、そう遠くない未来(つまり、今の子どもが社会で活躍する頃)にかなりの完成度に達すると思います。

 英文和訳、和文英訳の機械翻訳はかなりの完成度に達しています。少なくとも私が最初に接した頃に比べて天と地の差です。そう遠くない未来に実用に耐え得るレベルになるでしょう。

 それは機械を使わずに英語を使えるようになった方が良いことは当然です。機械では出来ない部分もあります。でも、それが重要になるひとが日本人の何パーセントいるでしょうか?何かを学ぶこと、それによって得られるものはある一方、何かを学べなくなることを意味しています。なにしろ時間は有限なのですから。個人的には日本人のノーベル賞受賞者が少ない原因の一つに英語学習があると考えています。英語にかける時間を、物理や化学や生物学に費やせれば、ノーベル賞ももっと取れると思います。

 さて、その時に英語学習の陶冶価値を何におくべきなのでしょうか?それを考える時期になっていると思います。

 先に述べたように、日本人の圧倒的多数は外国人との関わりを殆ど持たずに生涯を送ります。しかし、外国の製品・食品とは日常で接しています。また、外交は重要です。その方針を判断できる国民を育成しなければならないのです。その時、外国人をどのように見ることが出来るかが、国際社会における大多数の日本人にとって重大事だと私は思います。

 偏見は無知から生じます。残念ながら、餃子事件以降、息子は中国に対して偏見を持っています。私は中国人も日本人も悪い人もいるけど、いい人もいる。圧倒的大多数は自分と同じ普通の人だよと言いますが、なかなか実感できません。もし、日本人の多くが偏見を持って大人になれば、日本の国が危ういと思うのです。

 だから、昨日のメモに書いたように、私は英語に対してホモサピエンスの普遍性を学ぶ教科になるべきではないのか、と素人ながら思うのです。

 では、そのような英語を教えられる教師に必要な職能は何でしょうか?仮定法過去と仮定法過去完了の違いを的確に教えら得られる能力では無いと思うのです。自らが外国人と生活し、仲間と確信できる経験が必要で、それを伝えられる能力が必要なのではないかと思います。そして、人的ネットワークを持っており、必要に応じて、子どもたちに外国人と直に接する機会を与えられる能力だと思うのです。

追伸 そのような英語における『学び合い』の課題は何でしょうか?『学び合い』のセオリー通りです。対象と達成するべき課題を明確にすることです。例えば、「アフリカの○○国の○○村に、小学校を創る。さあどうぞ」です。

jun24kawajun24kawa2014/06/29 05:10そのうちに、そうなりますよ。

14/06/27(金)

[]ALT 21:59 ALT - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ALT - 西川純のメモ ALT - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学の学部生の時です。同級生の部屋でダラダラと時間を過ごしていました。その時、電話が鳴り、同級生は「もしもし」と言いました。その後、同級生の話している言葉が全く分からないのです。英会話よりも分からない。彼は津軽育ちだったので、父母と話すときには津軽弁で話していたのです。ビックリしましたが、自分と違う言葉を話せることにビックリしましたが、だからといって同級生は同級生です。私が津軽弁を話せなくても問題はありません。

 日本人の大部分は英米人と英語のコミュニケーションをしないで一生過ごせます。でも、日本人は英米人とどのように付き合うべきかを判断することは必須だと思います。私はALTは子どもたちと「人」として付き合って欲しいと願います。ALTの会話の殆どは日本語で行い、話題の多くは雑談であるべきだと思うのです。自分の子どもの話、親の話、その地域での買い物の話を多くして欲しい。そうすれば、見た目は違っても基本的に「人」であることを感じることが出来ます。

 国語は日本人としての特異性を学び、英語はホモサピエンスとしての普遍性を学ぶ。そんなイメージを持っています。

[]古典 21:23 古典 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 古典 - 西川純のメモ 古典 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は国語の陶冶価値は、日本人固有の価値観の共有だと思っています。だから、古典は現代語で読むべきだと思っています。その代わり、より多くの古典を読ませたい。

 しかし、学生は古典を読みません。夏目漱石すら読んでいません。せいぜい、十年後には消え去るもの程度です。具体的は、アマゾンで「1円」で流通しているような本です。それでもあれば凄いものです。

 何故だろう、と思います。

 庶民文化が高まったのは江戸時代中期です。その頃は歌舞伎が文化です。都市地域の市民は歌舞伎を通して価値観を共有していました。「だいじゅう」と言えば太閤記十段目のことです。忠臣蔵は常識でした。

 この前、学生の馬鹿話の中で桃太郎のサル、犬、キジが知仁勇の象徴であることを話したらビックリしました。そもそも昔話などの勧善懲悪の規準の中には外国人には理解できないものは少なく無いと思います。逆に、グリム童話は日本人にはこれが童話なのかとビックリするものがあります。これこそが国語国語たる意味だと思うのです。

 国語の専門家の方からお叱りを受けることを十分に理解した上で申します。

 ありおりはべり、なんて学ばなくても良いと思っています。もちろん、学んだ方が良いことは分かりますが、それ以上に大事なものがあると思います。

 作品の中に秘められたものを、なにげに書かれている言葉から読み取ることを学ばなくても良いと思っています。もちろん、学んだ方が良いことは分かりますが、それ以上に大事なものがあると思います。

 では、何を学ぶべきか。それは、その作品を読んで多くの子どもが分かること、共有していることが固有の価値観があることを意識的に理解することなのだと思います。

 長崎県の原爆資料館の中で、原爆の模型の前でポーズをしながら記念撮影をしている中国人観光客を見ました。正直、カッとしました。そして、共感する日本人は少なく無いと思います。でも、記念撮影をしている中国人観光客に悪意はありません。価値観が違うのです。おそらく、逆のことを日本人観光客はしていると思います。

 私は国語教育に大鉱脈を提案しているのです。「深い読み」より、より多くの日本人に納得する陶冶価値があることを提案しているのです。

[]福岡の会 17:55 福岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福岡の会 - 西川純のメモ 福岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以下は同志の文のコピペです。

 

 明日、28日午後7時から、「第二回『学び合い』を学び合おう会」をやりますよー!元気の出る会になることは、間違いありません!ぜひ、おいでください!

日時・6月28日午後7時から

場所・学び館

福岡市早良区城西2-2-59

参加費・500円

お誘い合わせの上、是非いらしてください!

munehiromunehiro2014/06/28 23:34本日は、みんなで最近した語りを出し合い、感動の共有しました。
楽しいひと時でした。

jun24kawajun24kawa2014/06/29 05:11広がり、深まっていますね。

14/06/26(木)

[]繋がる 21:38 繋がる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 繋がる - 西川純のメモ 繋がる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 どんなに家族の愛に包まれたとしても、最後は、自分一人で立ち向かわなければならない。はたして自分は立ち向かえるだろうか、と思う。しかし、その覚悟が無くとも、能力が無くとも、立ち向かわなければならない。

 高校生から大学の頃、それを真剣に悩み、様々な宗教・宗派の聖典を読んだことがあります。しかし、あまりにも人間的な神仏を信じ切れませんでした。そして、聖典に書かれていることと現実があまりにも乖離しているため、聖典の言葉を人間には理解出来ないのだと考えるようになりました。神がいるならばもの凄く偉大だと思うのです。まあ、人間と芋虫ぐらいは離れているでしょう。そうであれば理解できるわけ無いのも当然です。

 が、その中で仏教の聖典は私にとって相対的にフィットしました。どこがフィットしたかと言えば、来世への移行が「私」では無い点です。

 現世利益・来世利益の人の願いを叶える多くの宗教では、自分がそのままで来世に移行します。ところが仏教の聖典を読んでいると、だんだん自分が薄れていくように感じるのです。出てくるものは途方も無く広がり、その途方もないものに繋がっていることを感じます。頭の中がボーッとするのです。途方も無い広がりを感じ、それと繋がると考えると「自分」が徐々に薄れていくのです。

 自分は滅するけど、自分と繋がっているものは続くという感じなのです。それが理学部で学んだこととフィットするのです。

 おそらくそこに直面するときは、そんなに達観できないでしょう。でも、そう考えられることは理解しています。そして、最後の段階になれば、頭の中はボーッとなって、その考えを素直に受け入れられるのでは無いか、と思います。

 最後は自分一人で立ち向かわなければならない。それは全員です。そして、その時にどのように立ち向かうか?私は上記のように立ち向かいたいと思っています。自分に向かうのでは無く、外に広がるのです。

14/06/25(水)

[]お節介 21:45 お節介 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お節介 - 西川純のメモ お節介 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 都議会でセクハラ発言の問題が出ていますが、私は逆のように思うのです。あの言葉は女性から男性に言われるべき言葉だと思います。でも、心優し、そして男を呆れている女性からは賢明にも言わないと思いますが。

 私は女性と男性を比べたら、男性の方が弱いと思っています。だから、男子学生・院生にしつこく言うのは「結婚しなさい」です。もちろん、一般論であり、女性・男性とも私の想定している人と違うタイプの人がいることは分かっています。でも、愛する男の教え子には、お節介で繰り返し言います。

 女性は一人でもいきられる人がいます。もちろん辛いときもあるでしょう。でも、男の弱さより強い。私は本当に落ち込むと、家内のそばにすり寄って「抱っこして」と五十半ばの私は言います。抱っこされると幸せになります。

 大学教師として多くの男子学生・院生に出会い、私と同じような弱さを感じます。だから、その学生に言います。早く結婚し、すがりなさいと。

[]ゴールデンルール 19:49 ゴールデンルール - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゴールデンルール - 西川純のメモ ゴールデンルール - 西川純のメモ のブックマークコメント

 クラスや部活で問題があると、教師は必死になって解決策を考えます。そして、それを実施します。でも、大抵は失敗します。だって、教師の考える解決策は思いつきレベルのものですから。クラスや部活の問題は複雑なものです。教師に見える範囲のことであっても複雑ですし、見えないところはもっと複雑です。だからチチンプイプイ、えい、で解決出来るわけはありません。でも、とにかく楽になりたい一心で、とにかく何かをやろうとします。でも、かえって問題を複雑化します。

 そして、私は日本中の人から相談を受けます。

 でもですね、私に分かるわけありません。私は数百キロ、時には千キロ離れています。そして、私の情報源はメールの限られた情報です。それで解決策を相談されても、その方のお望みのチチンプイプイ、えい、の回答は出ません。当たり前のことです。

 でも、私にもできることがあります。普遍的な『学び合い』のセオリーに基づくアドバイスです。ただし、これはチチンプイプイ、えい、ではありません。中長期の解決策です。でも、中長期の解決策と言っても10年のスパンで解決するという小物ではありません。そんなの解決策ではありません。1年でもありません。最大で3ヶ月、大抵は四週間で解決出来ます。それは長いという方は、その場にいる他の方にアドバイスを求めてください。

 私のアドバイスはシンプルです。結局、子どもがどうにかしようと思わない限り、解決はありません。だから教師のすべきことは解決策を考えることでは無く、現状の問題を率直に語り、問題を解決すべきであることを語るのです。それは「徳」ではなく「得」であることを語るべきです。

 多くの人が考える以上に、これは強力です。何故なら、現状では自分にとって損であることを理解している子どもは一定数います。そして、その多くはかなり賢い子です。その子に「一人も見捨てず」という原則を求め続けるのです。その教師の語りに応えるような子は、クラスの子どもに影響力を持っています。だから集団が動くのです。

 いや、何度言っても動かないという人は自問してください。上記の教師の語りに応えるような子はいるでしょ?見えないとしたら、気になる子に目を奪われているからです。

 さて、その子が応えてくれているのに、他の子が動かないという方、この方も気になる子に目を奪われているのです。いるはずです。

 あとは十褒めて、一つ足りないことを求める。これで動きます。

 それでも動かないとしたら、心を見直してください。その子ども、そのクラスを嫌っていませんか?馬鹿にしていませんか?子どもはそのような心を見透かします。もし自分がそうであったら、謝りましょう。そして、仕切り直して「一人も見捨てない」ことを求めましょう。

 それで解決出来るのか?と言われたら、分かりません、と応えます。でも、解決出来るとしたらそれ以外に無いということは確信を持っています。あきらかに教師一人で抱え込むのでは無く、子どもたちと一緒にやる方が「まし」ですから。

追伸 上記は集団に対して有効な『学び合い』のゴールデンルールです。従って、対個人に関しては使えません。

[]無視 18:04 無視 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 無視 - 西川純のメモ 無視 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 立場上、批判を受けることは少なくありません。ネット上なのはそれが激しい。おそらく、直にあえばそういうことはないのだろうと予想しますが、ネット上だとゴロツキのような言動を繰り返す方かいます。

 その様な方とやりとりをすれば、私も感情的になってしまうかもしれません。だから、私の対処法は無視です。それが簡単でいい方法だと思っています。

http://goo.gl/id1OJ7

[]千葉の会 05:57 千葉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 千葉の会 - 西川純のメモ 千葉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

23回『学び合い』千葉の会を

2014年6月28日土曜日13時~17

千葉市内(稲毛海岸付近)で開催します。

http://kokucheese.com/event/index/182915/


今回の発表(話題提供)は、

岡本信弘さん(大東文化大学教授)https://www.facebook.com/nobuhiro.okamoto

『文章指導を『学び合い』にすると?』

入学したての初年次大学生にレポートの基礎となる文章の書き方を教えています。これを『学び合い』でやってみた結果を報告します。

と、

井上創さん(公立中学校教諭) https://www.facebook.com/inouehajime1

『新学年で『学び合い』を始めて』

本年度、中2に移り、新たな生徒と『学び合い』を始めました。『学び合い』と初めて出会う生徒たちに『学び合い』が浸透していく経緯(本年4月~6月の中学2年・理科の状況)をシェアします。

です。

お申し込みは↓こちらです。

http://kokucheese.com/event/index/182915/

14/06/24(火)

[]昨日の講義で話したこと 07:30 昨日の講義で話したこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 昨日の講義で話したこと - 西川純のメモ 昨日の講義で話したこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教育基本法第1条では以下のように書かれています。

「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」

 我々は平和で民主的な国家の形成者を育成しなければなりません。ここまでは誰も異存ないはずです。

 では、その平和で民主的な国家の形成者を育成する学校・教室はどのような社会であるべきでしょうか?そこにおける教師の立ち位置はどのようにあるべきでしょうか?明らかに、学校・教室は民主的であり、教師は民主国家における権力者であらねばなりません。

では、民主国家における権力者と、専制国家の絶対君主(啓蒙専制君主を含む)とどこが違うでしょうか?それは明文化された法に基づき権力を行使し、その権力はチェックを受けます。その法は構成者の合意に基づき形成されます。

 では、学校はどうでしょうか?教師が子どもに何かを求めるとき、命ずるとき、それは明文化されたルールに基づいているでしょうか?その権力の行使はチェックを受けるでしょうか?そのルールは構成者の合意に基づき形成されているでしょうか?

 否です。つまり、今の学校・教室は専制国家であり、教師は絶対権力者として君臨しているのです。

 絶対権力者(啓蒙専制君主を含む)のもとで民主的な国家が形成された事例は一例もありません。

 若者が政治に無関心になり、投票率が低いのも当然です。学校教育で組織的に専制国家の臣民になるよう育てられているからです。

 以上のようなことを昨日の講義の時に話しました。

 では、どうするべきか?

 子どもたちに何かを求めるとき、それは明文化されたルールに基づくものであるべきです。それらは構成者の合意に基づくルールであり、チェックを受けるべきです。

少なくとも私の研究室ではそのようにやっています。つまり、私が学生さんに求めることに関しては明文化しています。そして、そのルールは基本的に学則(その裏には教育法規)に基づくものが大部分です。

 もちろん、それを超えることを求める場合もあります。例えば、私は学生さんに「一人も見捨てられない教育・社会を実現すること」を求めます。そして最終責任を負い、決断をします。しかし、学生さんはどの教師を指導教員にするかを選べますし、選んだ後の異動も可能となっています。

 私は小学校、中学校もそうあるべきだと思っています。

 「子どもには無理」と言われる方もあるでしょう。それは植民地時代において「愚かな民族を白人が指導する」という理由と同じです。出来るか出来ないか、ではなく、しなければなりません。それが民主国家の基本である基本的人権の考え方だと思います。たしかに一人一人を見れば不可能な人もいます。でも、集団と考えれば、かなり有能です。『学び合い』のセオリーです。

追伸 と、偉そうなことを話した次の時間に、ポカで講義に大遅刻をしてしまいました。とほほ

14/06/23(月)

[]似顔絵 10:02 似顔絵 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 似顔絵 - 西川純のメモ 似顔絵 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子から似顔絵のプレゼントをもらうのが楽しみです。この前の父の日は中2の息子の定期試験直前でした。そのため似顔絵が間に合いません。そこで、似顔絵予約券もらいました。昨日、出張から帰ったら似顔絵をもらいました。嬉しい。

14/06/22(日)

[]高崎2 18:19 高崎2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高崎2 - 西川純のメモ 高崎2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日の大学院説明会では、『学び合い』の同志が時間差で来てくれました。おかげで飽きずに仕事をすることが出来ました。

[]高崎 08:52 高崎 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高崎 - 西川純のメモ 高崎 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日から高崎にいます。13時からの高崎アーバンホテルでの大学院説明会のお仕事です。それまでの時間、趣味のブックオフ漁りをしようと思います。

kuro106rakuro106ra2014/06/22 17:06今日はありがとうございました。実はこんなにちゃんとしゃべったのは初めてではないかと思いますが、学びの多い時間になりました。

例のもの、早速注文いたしました。

jun24kawajun24kawa2014/06/23 05:54例の件、よろしくね。

14/06/21(土)

[]良い仕事 20:15 良い仕事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 良い仕事 - 西川純のメモ 良い仕事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学院説明会で仙台で仕事をしました。良い仕事をしたと思っています。

14/06/20(金)

[]焦っている 21:35 焦っている - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 焦っている - 西川純のメモ 焦っている - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ゼミ生と馬鹿話をしました。その中でゼミ生から、「焦っている」、「余裕が無い」と言われました。そうかもしれません。そして、彼らが私の言動の変化を分析しているのです。当たっていると思います。

 『学び合い』のゴールデンルールです。解決策は子どもたちが考え出せるもの。

 私の課題です。私が焦ったり、余裕を失ったら、一番被害を受けるのは私ではありません。だから解決すべきです。期待していますよ。さあ、どうぞ。

 最近思います。退職してから引きこもるのでは無く、退職前に引きこもりたい。

追伸 明日は仙台で大学院説明会、明後日は高崎で大学院説明会です。大学院入学ばかりでは無く、『学び合い』の質問コーナーもあります。事前の申し込みは不必要です。お待ちしています。いずれも、時間は13時から16時です。

6月21日:TKP仙台西口ビジネスセンター6F

6月22日:高崎アーバンホテル10F

jun24kawajun24kawa2014/06/20 22:19私より、若い人が「バカ」をやっていたければ、私は楽になります。切り込み隊長は辛いです。

kanjii4dakanjii4da2014/06/21 23:20jun先生、取組を見て頂き、後ろで「わっはは~。(^_^)」と、笑ってもらえれば、いいです。そのようになるとき、本校においでください。ご招待いたします。上越訪問をさせて頂いた結果を見ていただけるように。(^_^)

jun24kawajun24kawa2014/06/22 05:50いつもでしたら、期待しています、と書くところですが、既に既定路線と私の頭の中ではなっています。ふぉふぉふぉ

kanjii4dakanjii4da2014/06/22 19:24ありがとうございます。子ども達の未来のために尽力します。
(^_^) では、時期を見計らってご案内致します。
<(_ _)>ペコッ

14/06/19(木)

[]時間通り 21:40 時間通り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 時間通り - 西川純のメモ 時間通り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 講義が終わって、廊下でゼミ生と会いました。

 しばらくして、そのゼミ生が「今日は90分間の授業をしたのですか?」と私に聞くのです。「え?」と聞くと、「時間通りの時間に教室から出る先生を見てビックリしたのです」とのこと。

 私は「そうだよ、今日は90分間フルにやったよ。でも、私が喋ったのは全体で二十分強で、あとは『さあどうぞ』だったよ」と説明して納得してもらいました。

 この会話の意味は、私の講義を受けた人以外には意味不明だと思います。

14/06/18(水)

[]しあわせづくりフォーラム 14:00 しあわせづくりフォーラム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - しあわせづくりフォーラム - 西川純のメモ しあわせづくりフォーラム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月11日~12日に東京で「しあわせづくりフォーラム」があります。赤坂真二さん、岩堀美雪さん、出口光さん、北村年子さん、岩本克之さんと一緒に私も話します。お誘いします。http://goo.gl/AgVDor

[]手ほどき 06:53 手ほどき - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 手ほどき - 西川純のメモ 手ほどき - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教育実習を担当している同志の方へお願いです。『学び合い』本を実習生に紹介して下さい。上越教育大学教職大学院を教えて下さい。

 『学び合い』は一見、何もしていない授業のように見えます。しかし、その裏では色々なことを教師はやっており、その基礎には膨大な学術・実践データの裏付けがあります。『学び合い』本では一見何もしていないように見える、手品のような授業の「タネ」を書いてあります。

 そしてブログ群やFB、そして各地で開かれる『学び合い』の会を紹介して下さい。

 是非お願いします。以下をお使い下さい。

 http://goo.gl/bzve81

kanjii4dakanjii4da2014/06/19 21:1910月・・久しぶりに東京へ行ってみようかなぁ~。すてきな時間になりそうです。

jun24kawajun24kawa2014/06/19 21:29歓迎します。
こられれば、面白い人に合わせられます。

kanjii4dakanjii4da2014/06/19 22:04このお誘いに弱いのですよね~。(^_^;)行きたいな~。また連絡させて頂きます。

jun24kawajun24kawa2014/06/20 06:37まっています

14/06/17(火)

[]校長の喜び 21:50 校長の喜び - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 校長の喜び - 西川純のメモ 校長の喜び - 西川純のメモ のブックマークコメント

 う~ん、書くべきでは無いと思うのですが、どうしても書きたくなって書きました。

 高校教師から大学教師になって、毎日、「何で大学に異動したんだろう」と酒を飲みながら泣きました。自己憐憫です。教員として子どもと接する喜びを知れば、当然のことだと思います。でも、教員の喜びとは何でしょう?感激の涙を流すほどの喜びです。

 現状の授業で、それを感じられる教師がどれだけいるでしょうか?

 私の元々の専門は理科教育です。理科の授業で「良かった」、「やった」と思えて満面の笑みを浮かべられる授業は私にもかなりあります。そして、「ぞくぞく」として「俺って、凄い」と思える経験もかなりあります。しかし、『学び合い』以前に「教師という職業は凄い」、「生きてて良かった」と感激し泣いたことは一度もありません。

 だから、おそらく心ある教師はその埋め合わせに、総合的な学習の時間や部活の時間に燃えます。でも、『学び合い』なら、その感激を教科学習で感じられるのに。

 でも、校長の喜びって何だろう、と思います。

 校長だって、教師の心があれば、私が大学に異動したと同じように心の渇きを感じるでしょう。では、どうやって渇きを癒やすのだろう。

 多くの学校には「○○っ子」云々かんぬんという取り組みがありますが、見ても横並びの感をぬぐえません。また、大きな大会を誘致し、目立った実践を発表することもあるでしょう。でも、その実践に普遍性はありません。「良かった」、「やった」と思えて満面の笑みをを浮かべられることは出来るでしょう。そして、「ぞくぞく」として「俺って、凄い」と思えるこどもあるでしょう。しかし、「校長という職業は凄い」、「生きていて良かった」と感激し泣いたことがありえるでしょうか?無いと思います。

 私にとって子どもはゼミ生です。そして、全国の同志です。その人たちが子どもに接し、その子どもの姿から「教師という職業は凄い」、「生きていて良かった」と感激し泣いた経験を知ることによって、「大学教師という職業は凄い」、「生きていて良かった」と感激して泣きます。私のなにがしかの言動が、教師とそのクラスの子どもの幸せに繋がったと確信できるからです。

 おそらく校長にとっての喜びは、私と同じだと思います。管下の職員を動かし、その職員が子どもの姿から「教師という職業は凄い」、「生きていて良かった」と感激し泣く時、はじめて、職員と子どもの幸せの実現の自らの存在意義を感じます。

 さて、この喜びを感じられる人がどれほどいるでしょうか?これを実現するには、「良かった」、「やった」と思えて満面の笑みを浮かべられる授業や、「ぞくぞく」として「俺って、凄い」と思える授業では無く、「教師という職業は凄い」、「生きていて良かった」感じるには何が必要かを理解しなければなりません。

 そして、校長はごく普通の教師、さらに言えば、それ以下の教師にも、その感激を与えるのが仕事です。そのためには、シンプルなセオリーに基づき、みんなとやるしかありません。分からない人には、分からないだろうな。

[]相談会 13:15 相談会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 相談会 - 西川純のメモ 相談会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学大学院の相談会で以下に参ります。大学院の相談の他にも、時間が有ったら 『学び合い』の相談にも乗ります。時間は13時から16時です。

6月21日:TKP仙台西口ビジネスセンター6F

6月22日:高崎アーバンホテル10F

14/06/16(月)

[]広島 21:41 広島 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 広島 - 西川純のメモ 広島 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月27日(金)に広島市の祇園小学校で『学び合い』の授業公開があります。翌日の28日(土)に祇園小学校で広島『学び合い』の会があります。

 10月28日(火)に祇園小学校で我がゼミ生の飛び込み授業があります。

 なお、詳細は祇園小学校の石田校長にお問い合わせください。

kanjii4dakanjii4da2014/06/16 22:29たくさんの方のご来校をお待ちしております。ishida11
**e.city.hiroshima.jp(*を@に変えてください。)宛連絡頂ければ有り難いです。
jun先生、広報をありがとうございました。(^_^)

kanjii4dakanjii4da2014/06/16 22:30アドレスのお知らせに余計な「*」が入りました。申しわけありません。これも消してくださいね。<(_ _)>ペコッ

14/06/15(日)

[]広がる 22:02 広がる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 広がる - 西川純のメモ 広がる - 西川純のメモ のブックマークコメント

今回の九州ツアーでも、学校レベルの研修テーマで取り組もうという学校が少なくないことを感じました。その方々に繰り返し語ることは、『学び合い』ステップアップとジャンプアップを読んで下さい。です。それしかありません。

 でも、あまりにも多いのでビックリしました。

 身銭をきって学ぶ人は、最初は教諭の方でした。でも、今では校長の方が多くなっています。でも、考えてみれば当然です。今、学校レベルのことを考えたとき、それに答えられる理論は本当に限られています。

学校全体の授業改善に関して、理論と、日々の実践の具体が見えるのは、『学び合い』だけだと思います。『学び合い』以外でも、理論的な研究が文章化しているもの、個人の実践が文章化しているものは山ほどあります。しかし、両方がそろっているのは『学び合い』だけだとおもいます。嘘だと思ったら調べて下さい。それが強みです。今日の福岡の会でも、その強みを感じました。

追伸 若い先生の語りに、会場の後ろで、ボロボロと感激の涙を流していました。

[]日常 22:02 日常 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 日常 - 西川純のメモ 日常 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 19時半に自宅に着きました。直ぐに息子と風呂に入りました。風呂ではH系の親子の会話をしました。そして夕食、家族と乾杯をして、父の日のプレゼントをもらいました。テスト前で忙しい息子からは「お父さんの似顔絵券」をもらいました。定期テストが終わったら似顔絵がもらえるのでしょう。

 そして、息子のテスト勉強の手伝いです。

 つまり、日常に直ぐに戻りました。それでいい、それがいい、結局、日常が一番幸せなのだと思います。

[]顧客第一主義 06:50 顧客第一主義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 顧客第一主義 - 西川純のメモ 顧客第一主義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 管理職の同志の方へ

 子どものことを第一に考えるべきだと思うならば、まず職員を第一に考えるべきです。それがないと、どこかのブラック企業と同じになります。

 自分たちを第一に考えてくれる管理職が、子どものことを大事にしているならば、命令せずとも子どものことを大事にします。管理職は、子どものことを大事にすることが、自分たちの利害に一致することを語り、それを確信できる機会を得られる仕組みを考えるべきです。

[]伝え方 06:50 伝え方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 伝え方 - 西川純のメモ 伝え方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日で九州ツアーが終わりです。ふ~

 この1週間、いろいろな場所で、繰り返し語ったことを申します。それは『学び合い』の伝え方です。

 第一のルールは「分からない人に伝えない」というルールです。人は分かりたいことを分かるのです。分かりたくないことは、どんなな根拠と論理を積み上げても無理です。数学の証明のように、一分の隙無く積み上げても、最後は「分からない」の一言で終わりです。そして、その人が自分より職階が高い場合は、非常にいずらくなります。だからやめましょう。

 では、自分より職階が高い場合はどうしたらいいでしょうか?

 まずは、その人の見える範囲では『学び合い』を見せないことです。やめるではありません。一斉指導っぽい『学び合い』をすればいいのです。『学び合い』で一番大事にするのは「一人も見捨ててはだめだよ」という説教です。そこを大事にして、それっぽくしましょう。

 その管理職が、細かくチェックするような人だったら、「しっかり聞いて、無視する」のです。つまり、ものすごく納得し、同意したふりをして、その人の指示に従いません。そして、「なんで、指示に従わない」とご指導が来たら、思いっきりビックリした顔で「いえ、指示に従いました。どこが駄目なのでしょうか?」と聞くのです。そして、その校長が延々としゃべり始めたら、真剣に聞いて、申し訳ない顔をして、「なるほど、すみませんでした。わかりました」と応えます。そして、無視するのです。思いっきり無能のふりをすれば良いのです。もちろん、どうでも良い部分は少しは従いましょう。

そんなこと出来るわけ無い、と思うかもしれませんが、ご結婚されている方だったら、奥様のご指導に対して旦那がどのように対応しているかを思い出してください。ツアーでこの例を女性の方にお話ししたら、大笑いして納得していただきました。

なお、自分に個人的に指示が来て、全体に徹底することを求められたら、「私には出来ません。全体の前で直接指示してください」と言うのです。無能であることを前面にアピールし、ものすごく申し訳なく言うのです。そして、その指示をした場合、分からないので教えてくださいというスタンスで質問するのです。

例えば、「一人学びの時間が必要だ」という指示が来たらば、「何分なのでしょうか?」と聞くのです。その後、自分のクラスの子どもの名前を一人一人挙げて、その子の特徴を述べ、どんな時間設定をしてもフィットしない子がいることを述べるのです。ま、「自分で考えなさい」と言うと思いますが、「すみません、時間設定をどうしたらばどうも分からないのです。教えてください」と言います。この繰り返しです。そのうち、ご自由にという風になります。

 第二は「分かりたい人に伝える」です。こちらから近づいて伝えようとすると、路上で宗教勧誘を受けたように拒否します。やめましょう。『学び合い』の「ま」の字も言わず、ただ『学び合い』における子どもの姿を楽しそうに語るのです。そのうちに、分かりたい人が近づいてきます。そうしたら合同『学び合い』をしましょう。そのために「『学び合い』ジャンプアップ」を書いたのです。とりあえずは週1回の合同『学び合い』を勧めてください。『学び合い』と学力向上のことを説明しても無理です。あくまでも人間関係作りの説明にすることが大事です。そして、その人と楽しげに合同『学び合い』での子どもの姿を職員室で語るのです。

 そうしたら、別な人が近づいてきます。そのときです。あなたが説明しては駄目です。一番知っている人が最善の教え手では無いということは『学び合い』の基礎の基礎ですよね。あなたが最初に伝えた人、そして、腑に落ちきっていない人に説明してもらいましょう。その説明の方が最初にやり始める人にとっては、分かりやすい。そして、あなたが最初に伝えた人は、人に説得する過程で自分が納得するのです。

 そして、ブログやFBなどで積極的に情報発信しましょう。より広い範囲の人と繋がる。繋がりは力です。あほな管理職はいますが、それと同数、賢い管理職はいます。志の低い管理職はいますが、志の高い管理職もいます。そのような人と繋がりましょう。

kanjii4dakanjii4da2014/06/15 19:19jun先生、この文脈で本が一つできそうですね。そしたら買います。あら、私だけではダメですねぇ・・(^_^;)
九州ツアー、本当にお疲れさまでした。こんなに短い間隔でjun先生と身近にお話しできるなんて昨年の12月には思ってもいませんでした。先ほど先輩Y校長から福岡に行って話しました・・と、メールが来ました。(^_^;)
様々アイデアが次々に思いつきます。できることから一つずつ始めていきます。そして、そのことをブログに書きますね。本当にありがとうございました。また、お疲れさまでした。

jun24kawajun24kawa2014/06/16 18:40ありがとうございます。
ばく進しましょう!

karakusa01karakusa012014/06/17 05:25九州ツアーお疲れ様でした。
【伝え方】参考になります。今、日々悩んでいることです。本校の管理職は賢く志も高い方だと思います。焦らず結果を出そうと思います。

jun24kawajun24kawa2014/06/17 09:21広島にいっしょにいってはいかがですか?ま、無理せずにね。

14/06/14(土)

[]幸せ 21:08 幸せ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 幸せ - 西川純のメモ 幸せ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から十年前ぐらい、『学び合い』が研究の世界から実践の世界に広がり始めたときです。私が『学び合い』の手ほどきをした当時四十代の人がいました。力のある方です。でも、『学び合い』を伝えれば、既存の常識を疑うことにあります。結果として、本来では教頭、校長へ進むべきことに障害になってしまうのでは無いか、と思い悩ました。

 『学び合い』を広げることにはプラスになっても、その人のプラスになるか、悩みます。

 が、今は悩みません。それ以降、様々な「偉い」人にあいました。そして、いわゆる出世コースが幸せに繋がらないことを知りました。日本の場合は、経済的にも大して違いはありません。ひとたび退職すれば、素の個人です。そのときのその人の幸せは、まずは家族の時間の関係です。そして、自分が何をなしたか、その確信です。『学び合い』の同志は、おがなしたものが子どもたちの人生に何をなしたかを、確信を持てます。だから、『学び合い』を伝えることに迷いはありません。

 でも、したたかで、志を維持できる人「も」ほしい。

 毎日のやるべきことに関して、周りと軋轢を生じないよう(つまり、『学び合い』のストレート勝負は避けて)実践を積み上げ、でも、一人も見捨ててはいけないというメッセージを伝えてほしい。そして、自分の忍従の日々を若い人に味合わせなくてもいいポジションについてほしい。

 子どもの幸せ、自分の幸せ、まじめに考えてほしい。それが中・長期としてなりたつためには、したたかであらねばなりません。

14/06/13(金)

[]歴史を創る 07:42 歴史を創る - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 歴史を創る - 西川純のメモ 歴史を創る - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、ある同志よりメールをいただきました。最近、そのクラスのことをブログで書きました。

『実は、クラスの子ども達には先生のBlogも紹介して、この記事って、このクラスのことだよと興奮して伝えると、子ども達も「自分たちが歴史を作るんだ」のような感覚になっているようでした。』

 そのクラスの子どもたちの判断は正しい。我々は歴史を創っています。本当は歴史は誰でも創れます。ただ、一人では誰も創れません。多くの人が一緒になって、はじめて創れます。多くの人が一緒なって創るためには、その目指すものが普遍性があり、多くの人の利害に一致する場合です。『学び合い』の願いは、十分にその資格を持っています。

 私には同志がいることを実感しました。

 子どもたちに語ります。「同志!」

[]怒りの処理 07:08 怒りの処理 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 怒りの処理 - 西川純のメモ 怒りの処理 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師が仕事上で怒り、焦りを感じるとき、それは義憤だけではなく己の利害が関わっている可能性が高いです。子どものこと、学校のこと、それだったら「他人事」です。そうだったら、冷静に判断することが出来ます。

 さて、どのように対応すべきか。

 まず、己の利害が関わっていることを認めましょう。そして、それが最悪の状況になった時を考えましょう。たいていは死ぬこともないし、クビになることも無い。そして、1年後にはどうでも良いことになると思います。そこを覚悟した後に、最悪の状況が少しでも好転する手立てを考えましょう。人は、直ぐに完全解決する手立てを考えるから、後手後手になってしまう。最悪よりましになる手だった、多様にあります。

 己の利害に関して整理がついたら、次に子どもや学校に対する手立てを考えましょう。

 私の場合は『学び合い』のセオリー通りのことをします。それで解決できるかどうかは分からなくても、私が出来る唯一の方法であることは分かっています。それで駄目だったら、他では絶対に駄目であることは分かっています。だから、セオリー通りのことをします

14/06/12(木)

[]どんどん 08:45 どんどん - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - どんどん - 西川純のメモ どんどん - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』同志と話すと面白い。私が語る話を直ぐに理解し、やろうとする。こんなことがありました。

 タブレットを子どもたちに自由に使わせて、「子どもたち」が「タブレットの使い方」を先生方に発表する研究会をやろうと校長に言うと、「やりましょう」。

 では、11月と1月ぐらいにやりませんかと言うと「やりましょう」。そして、そういえば来月にICTで取材があるから、そこでも取材してもらいましょうとのこと。大笑い。勝手に授業者に決められた教師に「そうなったよ」と言うと、「面白いですね」と。

 国語の指導主事に「数学の飛び込み授業を2時間の連続でやりなよ」というと、「やりたかったんです」と、ついでに「全校『学び合い』の飛び込み授業をやったら、単学級の飛び込み授業を1、2限で、全校『学び合い』の飛び込み授業を5、6時限でやったらいいよ」と言うと、「3、4時間目はなにしたらいいんですか?」と言うのです。大爆笑。私は「その間は休憩したら」と言いました。

 隣り合った学校の小学校長に全校『学び合い』の話をして、「二校の合同『学び合い』をすると良いよ」と言うと、「いいですね」と。そして、別の人と話していたら、「日取りが決まりました」と。そして、「修学旅行も合同でやったら」と言うと、「前からやりたいと思っていました」と。

 こんな人たちが教育界にあふれたら、どんなことが起こるのだろう。

scorpion1104scorpion11042014/06/12 19:41M小学校を参観して、やっぱり『学び合い』はいいなあと腹の底から実感しました。
支援学級の子どもたちの楽しそうな様子に引き込まれてしまいました。支援学級の子どもたちが、言葉を発する変わりに行動で惹きつけようとしていたのに私が引っ掛かってしまいました。そして、初対面なのにやりとりが成立しました。この子どもたちは、人と関わりたいと心から望んでいることが伝わってきました。そんなことを考えて、ぼんやりしていたのでN先生から「離れて」と注意をいただき、我に返りました。いやはや、申し訳ありませんでした。M小学校の先生方のみなさんの温かさも十分感じました。T先生は、サインをねだられていました。飛びこみ授業で、子どもの心をわしづかみにされたのでしょうね。
今日は、本当にありがとうございました。勉強になりました。

jun24kawajun24kawa2014/06/12 20:38お察しします。
いつも通り
驕らず、腐らず、したたかに
という言葉を贈ります。

concert3concert32014/06/13 06:30連日昼間も夜もご指導ありがとうございました。先生のご提案や,それをお聞きになられた先生方の反応の発想の豊かさと柔軟さには驚きの連続でした。また,模範授業ではT先生の熱いお話と,それをしっかり受け取って頑張る集団を参観させていただきました。本当にありがとうございました。

jun24kawajun24kawa2014/06/13 21:49タネはまきました。耕す方も増えました。あとは収穫です。期待しています。

14/06/11(水)

[]読んでね 07:32 読んでね - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 読んでね - 西川純のメモ 読んでね - 西川純のメモ のブックマークコメント

 どんなことでも学びたいと思ったら、それなりに時間と金をかけねばなりません。それは『学び合い』もです。

 私は毎日、数十の『学び合い』に関するお悩みメールを受けて返信しています。でも、その九割近くは『学び合い』ステップアップに書いていることです。そして、その半数以上の方は『学び合い』ステップアップを読んでいません。聞くと、『学び合い』スタートブックは読んだ方です。

 私が『学び合い』のノウハウ本を書いたのは『学び合い』ステップアップが最初です。それまではノウハウ本を書くことを避けていました。理由は、ノウハウ本によって、な~んちゃって『学び合い』が広がることを恐れたからです。『学び合い』スタートブックを書いた著者の方々は、そのような状態でも『学び合い』を会得した方です。つまり、その方々の中には『学び合い』の考え方やノウハウの多くが既に持っている方々なのです。

 『学び合い』スタートブックは多くの人に読んでいただきました。それによって『学び合い』の可能性を理解していただけました。そのため、焦ってノウハウ本である『学び合い』ステップアップを書いたのです。理由はノウハウ本無しで『学び合い』を実践した場合、様々な困難や失敗を起こす危険性が高いからです。

 私は日本で一番多くの人に『学び合い』の手ほどきをしました。その中には学校としての取り組みとして『学び合い』を実践しなければならない、『学び合い』を本当はしたくない方も含んでいます。そして、西川ゼミではそのような方々の言動をICレコーダーやビデオカメラで四六時中記録し、分析しているのです。先ほど書いたように膨大なお悩みメールの蓄積があります。その結果、『学び合い』をやって起こるであろう誤解はほぼすべて把握していると思っています。

 誤解の原因はすべて学校観と子ども観を、既存の考え方で誤って解釈してしまうことに由来しています。その典型的なものは15分程度の『学び合い』の方が安全だと思ってしまう誤解です。これは子ども観を理解していないことに由来しています。

 私は毎日、ほぼ同じことをメールで返信しています。それらを整理したものが『学び合い』ステップアップなのです。是非、お読みください。そして読み終わったら教室においてください。2、3人の子どもは読みます。そしてあなたの立ち位置でリードしてくれます。何かあったら再読してください。そこにはあなたの悩みが書いてあるはずです。もちろん悩みの渦中にいれば、そこに書かれていることが自分の現在の状況であることを理解できない場合もあります。その場合は、メールしていただければ、どこに書いてあるかをお教えしましょう。

 私は断言します。『学び合い』ステップアップ通りのことをやれば、必ず、かなりの成果を上げることが出来ます!

 ただ、ご本人が『学び合い』をやりたい、ということを超えて学校として取り組みたいという方のために『学び合い』ジャンプアップを書きました。『学び合い』をやりたくない人も含めて『学び合い』の実践を広げたいと思ったら合同『学び合い』・学校『学び合い』以外「ありません」。そして、あなたの『学び合い』の実践を高め、安定する唯一の道です。

 以上、思いつきで書いているのでは無く、また、思い込みで書いているのでは無く、膨大な学術データ・実践データを西川ゼミのみんなで分析し、実践した結果に基づいています。

 お願いです。読んでくださいね。

追伸 『学び合い』スタートブックは、『学び合い』はいいな、と分かるには最善の本であることは確かです。だから、やろうかな、どうしようかな、という方へ勧めるならばベストセレクションです。そして、やろうと思うけど、どうしたらいいのとなったらステップアップ、ジャンプアップなのです。

追伸の追伸 もし、「『学び合い』をやったけど、失敗した」という方がいたら、その方に「ステップアップを読んだ?」と聞いてください。おそらく読んでいないと思います。読んだといった場合は、「授業の8割以上を子どもに任せてみた?」と聞いてください。まず確実に、「いや~、それはさすがに。15分程度は任せたけど」と言うと思います。

kanjii4dakanjii4da2014/06/11 20:10あら、私に向かって書かれているのかと思ってしまいました。
(^_^;)本校の先生方にお伝えしたいです。明日、午後から九州に向かいます。明後日お会いできることを楽しみにしております。

jun24kawajun24kawa2014/06/12 06:21お待ちしております。

14/06/10(火)

[]飛び込み授業 07:21 飛び込み授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 飛び込み授業 - 西川純のメモ 飛び込み授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 九州ツアーでは、ゼミ生が飛び込み授業をして、魔法のようにクラスを変えます。セオリー通りです。魔法のようですが、魔法では無く、ちゃんとタネがあります。そのタネさえ知れば、『学び合い』を1年以上実践している方だったら、誰だって出来ます。で、より多くの人がそのように飛び込み授業をしてほしいので、タネを教えます。

 飛び込み授業を頼まれたとき、3つのことを学校に求めます。

1) 最も大変なクラスでやらせてほしい。

2) 2時間続きでやらせてほしい

 おそらく、学校はどの教科でやるのか、どの単元でやるのか、と聞くと思います。

 3-1)単学級だったら、「どの教科でも、どの単元でも結構です。昨日勉強した次を担当します。御校に行ったら、その時点で教えてください」と言います。

 3-2)全校『学び合い』の場合は、「そのときに自分が授業することを思い出して、1時間で教えたい内容を子どもに分かるように表現してください。ただし、課題のレベルはそのままで良いですので、量には注意してください。先生のクラスの一番成績の良い子ども5人程度は十二三分で解ける程度にしてください。おそらく、それが日常の授業でやってい量と一致すると思います」と求めます。

 これだけです。これだけで、必ず魔法のようにクラスを変えることが出来ます。タネを教えます。

 1に関してです。やりやすいクラスでやって成功しても「あのクラスだから」と言われるに決まっています。だれもが大変と思うようなクラスでこそ評価されます。それに大変なクラスほど楽なのです。大変と思うのは、そのクラスに手のかかる子が5、6人はいるからです。普通の先生は、その子たちをモグラたたきのように追い回しています。それを見ていて、周りの子がしらけてしまう。実は手のかかる子が、何故、手がかかるかと言えば、彼らがイライラしているからです。そして、イライラしているのは、教師の手立てが足りないからでは無く、多すぎるからです。だから、『学び合い』では子どもはイライラしません。その子たちに「静かにしなさい、黙りなさい」と言うのと、「相談しても良いよ、たち歩いても良いよ、でも、全員達成しよう」と言うのはどちらがたやすいでしょうか?明らかに後者です。

 ただし、教師の中には子どもがどのように変容したかを見るのでは無く、教師が何を言ったか板書したかでしか見れない人もいます。そのため事前に、「子どもたちが1校時、学習が継続していることに着目してください」と伝えておきます。

 2に関してです。1時間の授業でも子どもを見れる人はビックリします。だって、普通だったら手のつけられない子どもが、1校時、勉強し続けるのですから。でも、「さあ、どうぞ」で現れる子どもの姿は、休み時間に見られるそのクラスの「地」です。ということは、そのクラスの元々持っている問題が非常に分かりやすく出ます。

 実践されている方ならばおわかりの通り、『学び合い』のコアは説教です。人としてのありように対する語りなのです。1校時目の最後と、2校時目の最初にそれを語ります。そうすればクラスの2割の子どもがそれに応えてくれます。そうすれば1校時目とはものすごく変わります。今まで自分一人の力でクラスを何とかしようと思っていた先生にとっては、クラスの5、6人が一緒になってクラスを変える姿にビックリします。

 おそらく2時間で修正できない部分はあるはずです。典型的なのは数人は達成できないことは起こるでしょう。でも、1時間で激変していることを見れば、継続すれば変化する可能性を感じてもらえることが出来るでしょう。

 3-1に関してです。課題作りに時間をかければ、課題によって『学び合い』の善し悪しが決まると思ってしまいます。しかし、本質的には語りの方が大事で、課題は重要ではありません。だから、あえて事前に聞きません。では、当日どうするか。

 算数・数学だったら「見開き2ページの問題を全部解く」にしてください。そして、その部分で一番大事だと思う問題を一つ選び、「そのとき方が全員が分かる説明を考える。友達に説明して分かってもらったらサインをもらう。分かってもらわなければ、どこがわかりにくいかを聞きて説明を改良し、分かってもらったらサインをもらう。全員が3人の人のサインをもらう」とすれば良いのです。

他教科の場合は、単元テストで対応する問題を選び、それを解かせてください。そして、上記と同じように、サイン課題を求めるのです。ま、その他、すでに実践している方だった自分のやりやすいようにやれば良いのです。

 3-2に関してです。量が多いと、その日の短い時間の中でやるのは大変です。そこで事前にその授業での課題を作ってもらいます。先に述べたように「そのときに自分が授業することを思い出して、1時間で教えたい内容を子どもに分かるように表現してください。ただし、課題のレベルはそのままで良いですので、量には注意してください。先生のクラスの一番成績の良い子ども5人程度は十二三分で解ける程度にしてください。おそらく、それが日常の授業でやってい量と一致すると思います」と求めるのです。そして、イメージしやすくするために「自習課題だと思ってください」と伝えてください。

 ただし、『学び合い』が分かってない人は課題になっていない課題を作るはずです。そこでメール等のやりとりが必要です。たいていは「深い読み」のように分かったようで分からない課題をします。今までの授業でそうやっていましたから。その場合は「すみません、私は大学を出ていますが、何をやれば良いか分かります。私が分かる程度に具体的に書いてください。そして、その答えを具体的に書いてください」と求めるのです。また、分量が異常に多い場合もあります。その場合は「先生の分量を成績のよい子が十二三分で解けますか?おそらく解けないと思います。おそらく、先生の普通の授業でやったら、2、3時間かかる分量では無いでしょうか?レベルを下げずに分量を厳選してください」と求めます。『学び合い』が分からない方の場合、このやりとりは3~5回は必要になります。

以上が手品のタネです。

 なお、同じ学校の先生の飛び込み授業だったら、その先生が出張の時、そのクラスと合同『学び合い』をすればいいのです。ちなみに教科を統一する必要性はありません。どのようにするかは子どもたちが教えてくれます。

 また、出張の際、自習監督になってください。その日の自習課題を使って『学び合い』をやれば良いのです。簡単です。「全員達成すること」と求めたとたんに『学び合い』になります。時間があればマグネットシートでネームプレートを作りましょう。時間がなかったらそのクラスの名表を貼りだし、出来た人がチェックするのです。

 以上をやれば、初回からビックするほどの姿を見せてくれます。おそらく魔法のようにしか見えません。

 ね、簡単でしょ。

[]波瀾万丈 05:35 波瀾万丈 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 波瀾万丈 - 西川純のメモ 波瀾万丈 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は波瀾万丈すぎて疲れました。

 九州出張は130km離れた新潟空港に高速道路で移動し、飛行機でという方法で行きます。昨日もそうでした。120kmの時点で後ろから「ぷしゅ」という音。あれ?と思うと車ががたがたとしました。インターから降りてみると、なんとタイヤのゴムがとれてホイール状態。あわててJAFを呼び、とりあえずスペアタイヤに交換。ところが、それでも異常が残ります。そこでJAFの車で新潟空港に搬送してもらい、車を駐車場に入れました。その時点で離陸12分前。ぎりちょんで乗れました。福岡空港では着陸待ちで20分間旋回。なんていう一日だと思いました。

 最初の学校に移動。ゼミ生の飛び込み授業。見事なものです。その後の研修会もツボを得た質問が多く満足です。終了後、唐津に移動。唐津の同志の方と懇親会。

 終わったら、ホテルでバタン・キューでした。

 本日も仕事をします。

concert3concert32014/06/10 05:45昨日はありがとうございました。ハプニングがあっていたことを全く感じさせない研修会でした。ハプニングを笑って聞きましたが,大事故と隣り合わせでしたね。それでも九州の地に到着されたということで,強い何かを感じます。本日もよろしくお願いします。

jun24kawajun24kawa2014/06/10 21:07本日も、T氏は良い仕事をしましたよ。

14/06/08(日)

[]戦い方 22:10 戦い方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 戦い方 - 西川純のメモ 戦い方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 四分六の勝利が2回あれば84%の勝ち、3回あれば93.6%の勝ち。

 だから、常に勝たなくてもいい、勝てない戦いは五分五分に持ち込む。一番良いのは、戦わないこと。そして完全勝利を妄想しつつ、四分六で満足する。

 短期間で9割の勝利を得たいならば、四分六の戦いの頻度を高める。そのために戦いの局面を多様にするのです。私は常に十近くの「良い悪巧み」を平行して行います。そして、戦いを囲碁の盤面のように捉え、一つのことに拘らなくします。駄目になったところをいじくろうとすると悪化します。むしろ、駄目になったら距離をおき、全く別の所から攻めます。負けそうになったら、直ぐに撤退すべきです。

 ただ戦いの渦中にいると全体が見えませんし、自分の姿が見えません。だから、複数の信頼する人と繋がり、アドバイスを受けましょう。

 もし戦いにおいて「怒り」を感じるならば、それは「自分のため」の戦いである可能性が高い。大義のための戦いに整理しましょう。つまり、大義と自分の利害を一致させるのです。そして、個々の判断は自分の利害ではなく、大義を優先するのです。もし大義と自分の利害を一致させているならば、大義を優先することによって短期は損になっても中長期なれば得になるはずです。

 戦いの渦中にある人にアドバイスすることです。

[]九州ツアー 19:28 九州ツアー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 九州ツアー - 西川純のメモ 九州ツアー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日から九州ツアーです。詳細は以下の通りです。黒丸はゼミ生の飛び込み単学級『学び合い』です。二重丸はゼミ生の飛び込み全校『学び合い』です。自慢のゼミ生です。魔法のように『学び合い』を成立させます。魔法のように見えるかもしれませんが、分かった人間にとっては1たす1が2であるのと同じぐらい当たり前なのですが。

 とはいうものの、西川ゼミの看板を背負っての飛び込み授業なので、緊張していると本人は申しています。(私の目からは生き生きとしているように見えます)

6月9日 午後 佐賀県鳥栖市 ●田代小学校

10日 午前 佐賀県唐津市 ●鬼塚小学校

   午後 同上 ●鏡山小学校

11日 佐賀市 城北中学校

12日 午前 佐賀県教育委員会

   午後 佐賀県みやき町 ◎三根東小学校

13日 午前 大分県別府市 大平山小学校

   午後 大分県日出町 藤原小学校

14日 大分県別府市 『学び合い』大分の会

  http://kokucheese.com/event/index/180746/

15日 福岡県福岡市 『学び合い』福岡の会

  http://manabiai-fukuoka.jimdo.com/

kanjii4dakanjii4da2014/06/08 21:08ゼミ生の皆さん、力を発揮されますね。私、13日と14日、ご無理を申し、同行させて頂きます。西川先生、嫌がらないでどうぞよろしくお願い致します。(^_^;)

jun24kawajun24kawa2014/06/08 21:35大歓迎です。
別府で合わせたい人がいます。直ぐに似たタイプの人であることが分かりますよ。

yukitokazuyukitokazu2014/06/09 18:09西川先生,福岡でお待ちしています。お気をつけてお越しください。

karakusa01karakusa012014/06/09 22:51自分へのアドバイスと勝手に解釈して気合いを入れています。ありがとうございます。

jun24kawajun24kawa2014/06/10 05:21したたかに、やりましょう

toukonyukitoukonyuki2014/06/10 22:37明日の、佐賀の城北中学校での『学び合い』、ものすごく参観に行きたかったですが、今回は行けません。同僚と中学校の参観に行きたいねとよく話しています。チャンスがきたら必ず行かせてもらいたいと思っています。また中学校の『学び合い』についてもupを楽しみに待っておりますo(^_^)oよろしくお願いします。

jun24kawajun24kawa2014/06/11 06:44常に次があります。お待ちしております。

14/06/07(土)

[]授業における教師の仕事 21:53 授業における教師の仕事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業における教師の仕事 - 西川純のメモ 授業における教師の仕事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 毎日、子どもの前に立って、毎日、自分の仕事は何かと問いかけた時の応え。圧倒的大多数の授業においてです。

1. 時間になって教室にいて、時間まで教室にいる。

2. 子どもが静かにしている。

3. 大多数の子どもが分かって、楽しい授業をする。

 ここまでが普通の状態です。私が採用して1ヶ月以内に1になりました。

4. 普通に教えたら、実は自分の教え方にフィットするのは2、3割程度。だったら、教えることは無理、だったら分かった気にさせよう。面白おかしい授業をしよう。

5-1.2割、3割を4割、5割、6割にしよう。10割に出来る名人教師なろう。

5-2.授業には限界がある、部活指導に燃えよう。

5-3.私には家庭がある。それなりの仕事をすれば十分だ。

 ここまでは今の授業の限界です。

6. 学力向上と人間関係づくりは矛盾しない。むしろそれを融合しない限り、安定した結果でない。教科の時間に人間関係を語り、道徳・特活の時間に教科学習を語らねば。その時の一貫する方針は。

7. 結局、子どもは教師を教材や指導法ではなく、人間性で見て判断している。だったら、自分は何を持って教師たり得るのか。

 自分が聖人君主ではなく、ごく普通の教師ではなく、解決出来ない問題に悩むでしょう。

8. 自分のクラスの問題を、学年・学校の問題と捉えよう。教師集団の支え合いによって解決しよう。あれ!子どもと同じじゃない。

 ここで悩みます。どう考えても救いきれない子どもが見えてきます。自分の目の前だったら救えるかもしれませんが、でも、解決出来るわけないと思います。

9.あそうか、子ども集団を創れば良いんだ。卒業しても支え合う集団を創れば良いんだ。

10.あ、そうか、保護者や地域の人を巻き込んで、毎日合う人がおりあいをつけつつ、支え合えば良いんだ。

 幸い「9」までをリアルにイメージ出来る人がかなり生まれてきました。今は「10」をイメージ出来る方を大募集中です。

 私の三十年弱の紆余曲折のダイジェスト版です。

[]当たり前のこと 21:29 当たり前のこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 当たり前のこと - 西川純のメモ 当たり前のこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は『学び合い』に関する質問に対して即座に対応します。そして、最初から当たり前のことを言います。当たり前すぎて、反発する方や、へ理屈だと思う人がいます。でも、当たり前のことを愚直に繰り返します。ダイエット方法は「食べ過ぎず、適度な運動」です。みんな知っています。でも、多くの人は難しげな理屈をこねくり回し、新規な理論や方法に走ります。何故か、当たり前のことをやり続けることは大変ですから。でも、それしかありません。

 私の言っている当たり前のこと。勉強は本人がやる気になるしかない。やる気がなければ、どんな教材も指導法も無意味。子どもは多様。やる気のスイッチは多様。教師が使える教材や指導法は一つだけ。だから、無理。無理だと認めて、一人で抱え込むのではなく、子どもたちと一緒にやりましょう。教師の仕事は教えることではなく、支え合う集団を維持、高め会うこと。

 私に対しての反論は大抵は感情論に陥ります。その感情論を私への個人攻撃と、論と無関係な個人攻撃、に陥ります。残念です。そして、賢い方は攻撃せず、共存の道を探ります。ま、そのうち分かります。

[]可愛い 09:19 可愛い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 可愛い - 西川純のメモ 可愛い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は本学の学部学生さん(他コース)が『学び合い』を学びたいと希望したので会いました。私は上越教育大学の学生さんの中では知られていません。何故ならば、本学の教務上のルールによって、私は他コースの学生さんに授業をすることを禁じられているからです。

 ちなみに日本理科教育学会の学会賞は過去8人しか受賞者がいませんが私はその一人です。その私は大学で理科教育学の授業をすることが出来ないのです。

 そのような状態で、先のお申し出を頂いたので、ビックリしました。

 見るからに好青年。付箋を一杯つけたジャンプアップとステップアップを持参してきました。その子に色々な話をしました。おそらく10ぐらいの話を聞くつもりだったのが、1000ぐらいの情報にさらされて、頭がぐるぐるしたと思います。おそらく、その学生さんが一番ビックリして、言葉通りに口をアングリしたのは私が以下を語ったときです。

 「『学び合い』は教科の内容を理解することを目的としていない。ましてやテストの点数を上げることを目的としているわけでもない。人間関係の向上を目的としているわけではない。『学び合い』を実践すれば結果的に教科の内容を理解し、テストの点数は上がり、人間関係は向上するだろう。でも、それは結果的にであり、目的ではなく途中段階の手段に過ぎない。」

 と語ると、「『学び合い』で勉強が分かるのか?」を聞きに来た学生さんはビックリしました。そこで

 「『学び合い』の目的は子どもの一生涯の幸せが目的。いい、自分が担当する1年の幸せではなく、自分の担当しなくなった後の七十年、八十年、九十年までも先の幸せを保証すること」と言いました。

 最初はレトリック(修辞)だと思っていたようですが、私の表情を見て本気で信じていることを分かったあたりで、普通だと思った人が急に吸血鬼に変身したように、私が変な生物に見えたのでしょう、口をアングリしていました。

 そのあと、仲間作り、地域コミュニティの再生の話をしたら「頭では納得しました」と言ってくれました。そこで生を見て欲しいので、来週、参観の段取りをしました。

 知識・技能の量の増加ではなく、質の大転換を目の前にするのは教師の醍醐味ですね。

 その学生さんから以下のメールを頂きました。

本日はお忙しい中、話を聞かせて頂き有難うございました。

また、学び合いの授業を見せて頂けることになり、重ねてお礼申し上げます。

学び合いとは、1人も見捨てないことを信念として、子どもたちが一生幸せになるためにするものだと、教えて頂きました。はじめは突拍子もない話のように思いましたが、説明を聞くうちに、「確かにそうだな」と納得する自分がいました。まだ頭の中の合点でとどまっているので、授業の様子を見せてもらい、自分の体で感じられたらと思います。

本日話を聞かせて頂き、これまでの教育に対する考え方が、大きく変わりそうです。

今日は、本当に有難うございました。


[]一斉指導 09:19 一斉指導 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一斉指導 - 西川純のメモ 一斉指導 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の『学び合い』の授業は、最初に課題を出して、さあどうぞ、です。学生さんが話をしている間は学内を歩き回って、ダラの目やコシアブラを取ってきます。

 が、本年度は徹底的に私との議論です。

 その議論の中で出た質問で面白かったのは「何故、この講義では一斉指導なのですか?」という質問です。私の応えは「『学び合い』が成立する前提は、教えられる学習者が一定するいること。でも、それが今成り立っていないから」と説明し、納得してもらいました。

 でも、その学生さんには、板書も発問もなく、自由に私に議論をふっかける形式も一斉指導の中に組み入れていることに頼もしく思いました。

 でも、禁断の味です。教えたがりの私としては、徹底的に様々な学生さんと議論する時間は「快感」です。ただし、一番の快感、そして涙を流すほど感激するのは、私が論破するときではなく、私が論破されるときです。

[]成長 08:20 成長 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 成長 - 西川純のメモ 成長 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 身長は母親を超し、私に迫ってくる。すね毛はモジャモジャして、ほっぺに剛毛を一本発見。私に向かって「死んじまえ」と言うときもある。

 が、未だに夕食では、私の膝に座ってヨーグルトを食べる。川の字で寝るときは私の枕を自分の枕に引き寄せて頭をくっつけて眠りたがる。

 子育ては面白いと思います。

scorpion1104scorpion11042014/06/08 07:04「10」のイメージを具体的に考えていこうと思っています。しかし、それが『学び合い』の考え方であることをどうやったら自分で確認しつつ進めていけるのだろうかと思うのです。

jun24kawajun24kawa2014/06/08 16:00相談にはいつでも応じますよ。

14/06/06(金)

[]講義 22:16 講義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 講義 - 西川純のメモ 講義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本年度の大学院の授業は、「従来の授業が『学び合い』より勝る点があるか?」ということをテーマに私を論破することを求めます。私への挑戦は、個人でも良し、グループでも良し。私に論破されたとしても、次の週、その次の週・・・・、何度でも挑みかかって良いのです。

 授業には私のゼミ以外のゼミ生が参加しています。また、単位にならないけど聞きに来ている既存修士の学生さんもいます。学生さんからは「ギブアップってありますか?」との声が出ました。私は「じゃあ、現場の教壇に立ったら『学び合い』でやり続けるの?」と聞きます。となると、「う~ん」となります。そこで「じゃあ、まだやろう。さあどうぞ」です。

 質問の9割以上は、典型的な質問ですので私としては楽です。でも、その先のギリギリのところで私を乗り越えてくれるかもしれません。それが楽しみです。が、そんな簡単なことではありません。私の後ろには数百、数千の同志がいて、その人たちからの情報があります。百を超える学術論文のデータがあります。院生さんの思いつきで私を論破するのは難しいと思います。でも、・・・・。それが楽しみで教師をやっています。

14/06/04(水)

[]広島の会 05:07 広島の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 広島の会 - 西川純のメモ 広島の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月28日に広島で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/180083/

14/06/03(火)

[]喧嘩の作法 21:25 喧嘩の作法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 喧嘩の作法 - 西川純のメモ 喧嘩の作法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある先輩教授から聞いたことがあります。離婚しようと決めた相手とは喧嘩はしなくなります。だから、夫婦げんかをしている限りは離婚しないと。その先生曰く、相手と今後付き合おうと思っているから、相手が変わって欲しいと願い、それで喧嘩するのだそうです。なるほどです。

 同じ組織に属しているときは、苛ついたし、激論を戦わした人も、他組織に異動すれば何の感情もわきません。そんなことを私も経験しました。

 だから、学内政治において私は基本的に本当には怒りません。私が怒っているように見えるとしたら、それが得だと私が判断したときです。具体的には、「もう、いいかげんにしてくれよ」という雰囲気が周りに満ちあふれたとき、その声を代弁することをします。それは実は私にとって得なのです。

 逆に良くやるのは、相手を怒らせることです。これは別な先輩教授から教えて貰ったことです。相手が感情的に怒鳴り始めたら、冷静に対応すれば良い。むしろ相手が怒るように礼儀正しく語るべきだと教えて貰いました。なぜなら政治は論理の世界ではなく、力関係の世界です。事の是非を決めるのは、賛成派でもなく反対派でもなく、大多数の中間派です。その中間層は、論理で是非を決める以前に、議論の仕方で是非を決めるからです。感情的に語る人と、冷静に語る人、どちらを是と認識するかは明らかです。

 では感情的にならない方法はどうしたら良いか?

 第一に、ちゃんと情報収集をすることです。そして、色々な人と事前に議論をするのです。それによって相手が語るであろうことを予想します。そうすればビックリすることがなくなります。

 でも、それ以上に大事なことがあります。それは自分の利害と切り離してみるのです。感情的になってしまうのは、100%自分の利害に強く関係することです。その自分の利害と切り離すためには、まず、自分の利害であることを率直に認めましょう。そして、その自分の利害を一つ上の次元の利害から見直すのです。そして、一つ上の次元の利害から、自分の利害を調整するのです。つまり、教師だったら学校の利害から自分の利害を再評価するのです。それによって、学校の利害を語りながら、それが成り立てば自分の利害に一致することになります。

 そして、自分の利害は100%成り立つわけはないことを分かりましょう。武田信玄も言っています。「勝負の事、十分を六分七分の勝は十分の勝なり。子細は八分の勝はあやふし。九分十分の勝は、味方大負の下地なり」なのです。でも、人は十分の勝ちを得たいですね。どうしたらいいか、何度も繰り返すのです。四分六分の勝利を二回繰り返せば、86%の勝ちになります。三度繰り返せば93.6%勝ちになり、四度繰り返せば97.4%の勝ちになります。

 人は一度に完全勝利を目指します。でも、それは出来ません。自分が望むことは実現できませんが、自分が恐れるほど悪くないのです。

 同志の方のために書きました。

toukonyukitoukonyuki2014/06/04 18:55本日、六分の勝利を意識して、仕事に臨みました。本当に、恐れるほど悪くはありませんでした。朝一で生徒達に謝ったのも、すこしは通じたのかもしれないし、反発を見せる生徒には距離をとって、全体に指示をしました。時間通りに集合し、最近できてなかった号令も、気づいた者が声を出して出来ました。これは負けではないぞと、思えました。いつもタイムリーにアドバイスくださり、ありがとうございます。本当に、こんな大学の先生が世の中にいることが信じられないほどの感動と感謝です。

kanjii4dakanjii4da2014/06/04 20:44共感します。ありがとうございました。

jun24kawajun24kawa2014/06/05 05:04何かを成そうとしているから、戦っているのです。

14/06/02(月)

[]とんぼ返り 21:34 とんぼ返り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - とんぼ返り - 西川純のメモ とんぼ返り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 遠方に出張する際は、できる限りその近くを回ることをしています。本日、講演のお申し出がありました。しかし、前日は人間ドック、次の日は長野市教育センターの講演が入っています。

 既に『学び合い』の会に参加されている方です。さらに、私の出張の規準(かなりハードルを高めにしています)をクリアーする条件を受けていただきました。

 ということで、1時間半の講演をする「だけ」のために片道千キロの福岡とを往復します。投資に見合った語りをするつもりです。

14/06/01(日)

[]本を出す 07:43 本を出す - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本を出す - 西川純のメモ 本を出す - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の実践者も多くなり、一人一人の実践も深まっています。『学び合い』のニーズも多くなりました。当然、本を出そうと思う方が生まれています。とても嬉しいことです。その方々へのアドバイスです。本気で願ってください。

 書店に並ぶ教師用図書の著者を調べてください。勤務校の名前を聞いたとたんに、さもありなん、という人もいます。でも、自分と同じようにごく普通の学校に勤務されている方もおられます。年齢もさほど違わないかもしれません。そのような人が色々な本を出している。何故だと思いますか?理由は本気で願ったからです。

 本気で願ったから以下のようなことをしました。

1) 自分の出したい本の意味を考える

他人に読んでもらう本なのですから、他人にとってどのような意味を持つかを考えなければなりません。類書を比較し、どこに特徴があるかを見いださなければなりません。いわゆるその本のコンセプトです。

2) 本の原稿を書く

出版が決まったら書く。そんな熱意では駄目です。出版されなくても書きたいぐらいの願いがなければ駄目です。

3) 他人の評価を受けながら推敲する

本は他人が読むのです。他人にとって読みやすく、意味を感じる者でなければなりません。当然、原稿がなければ読んで貰えません。

4) 自分を知って貰う

あなたのところに「私に3百万円投資してください」という手紙やメールを送る人がいたらどう思われますか?実は、出版社に本を出したいとお願いすることは、それをやっているのです。

あなたが投資に値する人だと認めてもらう必要があります。どうしたらいいでしょうか?

自らが会を主催します。それも年に何回も。そして、人の開催する会にも参加します。現在、本を出している人たちとも話し合い、その人たちから吸収し、磨きます。そして、人の開催する会で発表する機会を得ます。

出版社の人は、その様子を見ているのです。そして、鉱脈を探しているのです。

しかし、手間も大変ですが、時間もお金もかかります。

5) 何度も、いろいろなところにトライする

出版を提案し、駄目だったら、諦める。そんな程度の願いでは駄目です。色々な出版社に提案し続けるのです。

6) 営業努力

もし、出版されたとしたら、そこはあなたに多額のお金を投資してくれているのです。その信頼に応えるよう、絶対に損をさせないようにありとあらゆることをするのです。「私=本を書く人、出版社=本を売る人」ではいけないのです。

 以上、当たり前のことを書きました。が、この当たり前のことをやっている人は少ないのです。だから、本を出す人は限られている。本を出している人に聞いて下さい。みんな同じようなことをアドバイスします。

 是非、本気で願って、トライして下さい。

toyohashi-starttoyohashi-start2014/06/02 23:24おっしゃる通りですね。
やるしかないです。

jun24kawajun24kawa2014/06/03 05:23願って下さい。