西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
ツイッター http://twitter.com/jun24kawa
『学び合い』メールマガジン参加者募集中!(無料)http://www.mag2.com/m/0000270912.html
『学び合い』マップ募集中!(無料)http://manabiai.g.hatena.ne.jp/kokohagw/
授業公開の仲介のガイドライン http://dl.dropbox.com/u/352241/manabiai-data/koukai.pdf
だめで元々で、とりあえずドロップボックス(http://db.tt/bMZAZwx)とjimdo(http://jp.jimdo.com/)の無料アカウントを登録してみてはいかがでしょうか?実に簡単ですから。

本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

14/05/31(土)

[]チーム 21:27 チーム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - チーム - 西川純のメモ チーム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 攻殻機動部隊というアニメには名言があります。

 好きな言葉の一つに

 「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。」

 まさに『学び合い』を表す言葉です。一人一人が、自身の損得勘定を計算し、最適の協働を探るのが最適解です。

 多くの予算を取るためのプロジェクトには、個々人のお金が欲しいだけで、個々人の何を達成したいかがない。それが問題です。

 『学び合い』では、初期は自分の点数が高くなる、退屈な時間が楽しくなるという低レベルの損得勘定です。いずれも、短期の損得勘定です。でも、自分の一生涯をイメージし、今何をすべきであると分かる子「も」います。その子たちが一定数以上育てられれば、集団の多くは、そうすべきなのはいいよなと思えるのです。

[]理論と実践の往還 19:27 理論と実践の往還 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理論と実践の往還 - 西川純のメモ 理論と実践の往還 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教員養成において理論と実践の往還が大事だとよく言われます。でも、その実現方法は学生に理論の専門家が理論を教え、実践の専門家が実践を教え、学生の中で理論と実践の往還をせよと求めるのです。しかし、無理があります。だって、教えている人が往還できないのに、学生にせよというのは無理がある。

 だから理論の専門家が実践と往還しつつ理論をおしえ、実践の専門家が理論と往還しつつ実践を教えるのです。そのためには理論の専門家が実践の業績を上げ、実践の専門家が理論の業績を上げるのです。しかし、日本の教育学の歴史の中でそれを成り立たせた人がどれだけいるでしょうか?極めて希です。

 思い起こして下さい。大きな本屋の教師用図書が並んでいるところにその著書が常に並んでいて、かつ、学術論文や学会賞の業績をあげている人を知っていますか?片方だけなら、かなりいます。しかし、両方の人は殆どいません。

 これからの若い研究者はそうあるべきだと思います。個人の中で理論と実践を往還する人が、理論のある実践と、実践のある理論を構築するのです。そうでなければ、教員養成は初学のごった煮で過ぎず、教員は専門職と認識されない。理科教師は二流の科学者、もしくは、教えることと理科のそこそこ出来る人に過ぎず、専門家になり得ません。それが歯がゆい。

追伸

 教育と教科の架橋も同じです。私は上越教育大学に就職してから27年間、何度もそのかけ声を聞いて、その多くに関わりました。でも、いつも同じです。教育の専門家と教科の専門家が集まって、分担して報告書を書く、です。教育の専門家は教育を分担し、教科の専門家は教科を分担し、報告書を書くのです。

 最近は、「何度やっても同じなのに」と思って、参加せず、横目で見ていますが、27年間、全く変わらず展開で集結します。

 教育と教科の架橋は、一人の中で架橋したものを集約しない限り進みません。

[]大分の会 14:32 大分の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大分の会 - 西川純のメモ 大分の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月14日に大分で 『学び合い』の会を開きます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/180746/

[]福岡の会 16:13 福岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福岡の会 - 西川純のメモ 福岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月15日に福岡で 『学び合い』の会を開きます。なお前日の14日には懇親会があります。お誘いします。http://manabiai-fukuoka.jimdo.com/

14/05/30(金)

[]肉 21:51 肉 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 肉 - 西川純のメモ 肉 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は結婚記念日当日で、ステーキ。息子のご要望は赤身でとのこと。でも、赤身は外国産しかスーパーで売っていない。で買ってきてもらったのは巨大肉。ということで、本日は、肉だけで腹一杯。

14/05/29(木)

[]記念日 15:13 記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 記念日 - 西川純のメモ 記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我が家には家族の祝日が多いです。夫婦・息子の誕生日、息子が家内のお腹にいることが分かった日、家内と初めてあった日、プロポーズした日、OKしてくれた日、結納記念日、入籍記念日、結婚記念日があります。これだけでも10あります。もちろん、クリスマスもありますし、大晦日、正月もあります。ボーナスの出た日もあります。ここまでで15です。また、ひな祭り、こどもの日、冬至(冬至かぼちゃを食べます)、節分(恵方巻きを食べ、豆まきをします)、七夕、春分、秋分、母の日、父の日も家族で祝います。ここまでで24です。

 ちなみに、上記のうちの冬至、節分、七夕、春分、秋分の5つを除外する19に関しては前夜祭と後夜祭があります。従って、我が家の祝日は約六十あります。

 そのほかに、体育祭、校内合唱コンクールのご苦労さん会もあります。

 その他、不定期があります。息子が何かを達成した日(例えば、英検をパスした)、ごちそうが頂き物で送られた日など。このようなときは、家内からメールが来ます。そうなるとお祝いモードです。

 また、毎年15日ぐらいは家族旅行をしていますが、その期間は毎日、お祝いです。

 もしかしたら、馬鹿馬鹿しいと思う人もいるかも知れませんね。でも、誰にも迷惑がかからず、たいして金もかからず、家内の手料理で家族パーティをする機会を設けるのは絶対に「得」です。これをバカにする人より、まねる人の方が、絶対に「得」です。家族の祝日は多い方がよい。

ということで、本日は結婚記念日前夜祭です。これから3日間、祝います。

[]増刷 15:13 増刷 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 増刷 - 西川純のメモ 増刷 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「なぜか仕事がうまくいく教師の7つのルール」(学陽書房)が増刷になりました。皆々様のご愛顧を感謝します。なお、まだお読みになった方は、是非、お読み下さい。私の一斉指導に関するノウハウを詰め込んでいます。暴走族に物理の授業を成立させることは、ポイントさえ分かればすぐに出来ます。だから、新規採用の教師が半年ぐらいで授業を成立させることが出来ました。そんな短期間に、教材や指導法の能力を高められるわけないですよね。でも、高められるものはあり、それだけでも暴走族相手に物理の授業を成立させることが出来ます。お勧めです。

14/05/28(水)

[]若い人 21:57 若い人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 若い人 - 西川純のメモ 若い人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先週の24日に、若い人の企画による、若い人との対談がありました。私も関わらせて頂きました。

 年を取ったからだと思いますが、じっくりと味わいました。で、書きます。といいまして、なにをかけばいいいかといえば、とにかく「えかった」です。想定内の企画ですが、それが大事です。当たり前のことを、当たり前に積み上げていく、それが私はしんどくなりつつあります。焦って、急いでいます。でも、一番大事なのは、当たり前の積み上げです。

 そう思いました。

[]Gustavo Dudamel 21:33 Gustavo Dudamel - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - Gustavo Dudamel - 西川純のメモ Gustavo Dudamel - 西川純のメモ のブックマークコメント

 Gustavo Dudamelという指揮者を知った。実にいい。何が良いかと言えば、一斉指導的ではないのです。私は音楽に関して素人です。が、何故か、そう思いました。

 拍子を取るのではない、その場で紡ぐでもない。

 偉大な指揮者は練習の段階で自らの考えを示し、その方向性で集団を動かします。だから、当日、拍子を取るように見えても、その場で紡ぐように見えても、その裏にはミッションがある。

 でも、Gustavo Dudamelの指揮を見ていると、ミッションを与え続けているのが分かるのです。明らかに拍子を取っているわけではありません。コンサートマスターにきっかけを与えているのではありません。良い音楽、というより、納得できる音楽を創ろうという意思が見えます。

 ま、素人考えですが、私は感じます。そして、その人の管下にいれば楽しいだろうなと感じます。

 いい指揮者です。フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、ベームとは違う指揮者だと思います。ま、そうです。彼らは民主主義以前のの世代ですから。

14/05/27(火)

[]前に進む 19:40 前に進む - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 前に進む - 西川純のメモ 前に進む - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の出来る仕事は『学び合い』を始める最初のきっかけを与えること。その先は、一人一人が生み出すことです。もっと多くの人に分かって欲しいと願っています。私が出来ること、それは講演をして本を書くことです。

 現在、4冊の本が夏の出版に向けて出版社で作業中です。我ながらの自信作です。

 そして本日、別の出版社の方より、以前から暖めていた案の企画が通ったとの連絡がありました。

 私から「心ある教師を一杯泣かしましょう!」とメールを送ると、「ぜひ!」との返信。タオルが必要な本を作るつもりです。

kanjii4dakanjii4da2014/05/27 23:00楽しみです。(^_^) でも(って言っていいのかどうか分かりませんが)最近の私は教室で子どもたちの学ぶ姿を見て(嬉し)涙が出ます。涙腺が弱くなったのかなとも思いますが、単にそれだけではないです。たぶん。

karakusa01karakusa012014/05/27 23:40楽しみです。僕は『学び合い』のイイトコドリした校内研修の授業モデルのスタンダードを担う存在になりそうです。でもフルの『学び合い』の方が…と思う今日この頃です。

jun24kawajun24kawa2014/05/28 05:44kanjiさんへ まだまだですよ。もっともっと。
karakusaさんへ お勧めはジャンプアップに書いた週1の全校『学び合い』です。週1だったらフルの『学び合い』を受け入れて貰える可能性が高い。そして、あなたが仕切れば良い。そのうち分かる人はやり始めます。

14/05/26(月)

[]タブレット端末 20:01 タブレット端末 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - タブレット端末 - 西川純のメモ タブレット端末 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨年度より試行的にやっていましたが、本年度よりタブレット端末利用を本格的に追求したいと思っています。そのことを本日、ゼミ生から聞かれたので説明しました。備忘のために書きます。

 理由は、タブレット端末を教育で利用したいとしたら、『学び合い』以外は不可能だと思うからです。反論の声が聞こえそうですが、その理由を書きます。

 第一に、タブレット端末は基本的に携帯電話と同じです。いつ、どこで、何に使うかは当人が決めなければなりません。例えば、英文和訳をするとき、教師が「では、○○の単語を引いて下さい。次に、○○の単語を引いて下さい・・・」と指示する姿は醜悪だし、滑稽ですよね。それと同じです。このような利用方法は一斉指導には対応できません。

 第二に、今の教師の状態から言って、教師が教材を作成したり、用意することは不可能です。まあ、研究指定校ならまだしも、それでも無理があります。『学び合い』は子どもの力量を前提としております。子どもたちがネット上に溢れる教材を自主的に選択し利用すれば良いし、教材を作成すれば良い。

 第三に、予算の問題です。タブレット端末を利用する、となると一人一台と考えると思います。しかし、そんな台数を用意する予算はありません。家庭で用意させるのには理解が必要です。しかし、『学び合い』では人間が最高のツールだと考えています。タブレット端末はその補完だと考えています。従って、子どもの数の3割もあれば多すぎると思います。誰かが使っている横でわいわいと相談すれば良いのです。

 以上の理由から、『学び合い』以外でタブレット端末を利用した教育をすることは不可能だと考えています。そして、やりさえすれば凄い結果が出ることは確実です。

 なお、思いつきで言っているわけではありません。その基礎的研究は十年前から学会誌に掲載しております。今、タブレット端末が安くなったので、研究ではなく実践として大々的にやれるようになったのです。

 追伸です。

 私自身が特に面白い結果が出ると思っているのは、特別支援学級におけるタブレット端末利用です。おそらく『学び合い』の実践者以外には想像も出来ないでしょう。そして『学び合い』の実践者だったら、その可能性の凄さが分かると思います。「まし」な結果ではなく、どえらい結果が出ます。確実に。

[]志 06:00 志 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 志 - 西川純のメモ 志 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教員養成系大学の教師を長年勤めていると様々な学生さんに出会います。

 教職に採用されることを願う学生さん、教職にならないことを決めた学生さん、採用された後の自分にビジョンを持つ学生さん。

 最後の学生さんの多くは、授業が上手くいく姿を思い描き、研修会で講師となるカリスマ教師に憧れる。でも、思い描いて欲しいのは自分の姿ではなく、自分の教えている子どもの姿を思い描いて欲しい。「子ども」なんて大づかみな言葉を使わず、一人一人の子どもの姿を思い浮かべた子ども集団の望ましい姿を思い浮かべて欲しい。

14/05/25(日)

[]志 21:38 志 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 志 - 西川純のメモ 志 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 志は一教師が伝えられるものではありません。それは当人の中にあるものです。でも、志を持たざる人も、持つ人の中では持てます。そのために教師がいます。

[]日本を変える 21:15 日本を変える - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 日本を変える - 西川純のメモ 日本を変える - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生には「一人も見捨てない教育・社会を実現する」と言います。短く言えば「日本を変える」です。

 ゼミに入りたてのゼミ生は、みんなレトリックだと思います。ま、普通そうでしょうね。が、1年もたてば私が本気で言っていることが分かります。

 『学び合い』を実践している教室を見れば、それまでの教室だったら救われなかった子どもが救われる過程を見ます。劇的なものは何もありません。ただ、なんとなく普通のこのように見えるようになるのです。その過程に自分も関われば、あ~、ごく普通のことをちゃんとすれば救われる子どもはいるのだと分かります。

 そして、年中、色々な人が研究室に学びに来ます。自分たちの活動を全国レベルで注目されていることが分かります。普通だったら話せない、偉い人と馬鹿話をします。そして、自分の関わっている実践を見せて、その方々が納得し、自分が一度も見たことのない子どもの人生を変えることを実感します。

 だから、1年もたてば私が日本を変えるをリアルに信じ切っていることを感じ、自分たちがそのメンバーの一人であることを実感します。そして、新しいゼミ生からは「西川先生と同じような変な人」と思われます。一方、上級生は「そうだよな~、今はそう思うだろうな~」とほほえましく見ています。

 ここまでは集団の力で伝えることを出来る可能性が高いです。

 が、難しいのはここからです。

 自分が出来るごく普通のことがどれほどの影響力があるかを実感するのは現場に行ってからです。私のやれることはきっかけです。しかし、それを形にするのは現場にいる人なのです。真摯に、誠意ある一言一言、行動がどれだけの人を動かすかはゼミ生は分かっているはずです。ただ、かれらは今、チームではなく一人です。でも、人を動かすのは人なのです。これが実感できるのは成功体験しかありません。

 だから、おじさんは何をすべきかを考えています。

14/05/24(土)

[]願い 10:30 願い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 願い - 西川純のメモ 願い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 研究の世界にいるときは、研究の世界の暗部が見えます。そして、それにくらべて教育実践の世界が青い芝生のように見えていました。大学で日常に行われている、馬鹿馬鹿しいことは小学校、中学校、高等学校ではありません。でも、それらと関わる頻度が高くなると教育実践の世界の暗部がよく見えてきます。

 私が経験した高校はとても良い職場でした。職員の人の殆どがやる気がありました。考えてみれば当たり前です。懸命にならねば授業が成り立たない職場でした。そして、目の前で子どもが奈落に落ちるのを見続ける職場なのですから。私の原体験としての教育実践の世界はそのような職場でした。だから、他の職場もそうなんだろうな~っと思っていました。

 が、違うんですね。

 私の経験した高校にも、現状の問題の原因を他に帰す人はいました。そして大学にもいます。そのような人は、集まれば悪口の話で話題が尽きません。そんな人の話を横で聞いているだけで自分の心が腐ってしまいそうです。でも、たいていの人はそうではありません。だから物事がそこそこ動いているのです。

 問題を問題として認識しない職場が少なくないことを知ります。成績が悪い子どもが多くても、不登校が起こっても、非行が起こっても、それは子どもの問題、家庭の問題、地域の問題とごく当然のように解釈する職員が大部分の職場があることを知りました。

 そのような職場で何とかしようともがく人がいると、「変なやつ」と分類されます。そして、その人のようにもがかぬ自分たちが非難されているように感じ、逆にその人を非難し排斥することによって自己合理化します。そのような職場で求められるのは問題の解決ではなく、とりあえずの対処療法と問題の先送りです。

 そして行政は、「やった」ということを求めますが、その「やった」ことに対する「結果」の責任を取りません。結果として薪能のように様式化した授業が生まれます。

 でもね、そんなのは続かない。当然の権利を主張する保護者が生まれるのですから。そして、反乱する子どもが生まれるから。

 まあ、おそらく私の言っていることは「ヨハネの黙示録」のように思えるでしょう。なにしろ第一章の冒頭に「この黙示は、神が、すぐにも起こるべきことをその私たちに示すためキリストに与え、そして、キリストが、御使をつかわして、私ヨハネに伝えられたものである。」とあるのに、二千年たっても七つのラッパは鳴り響いてたとは思えない人が大部分ですから。

kanjii4dakanjii4da2014/05/24 16:56分かります。たぶん・・(;^_^)感じますから。

takami_swctakami_swc2014/05/25 10:27極論かもしれませんが、私は最悪のシナリオが現実になるといいと思います。そうならなければ救われない子どもがたくさんいます。保護者も子どもも当然の権利として主張すべきと思います。残念ながらそうならなければ多くの人は気づかないと思います。

jun24kawajun24kawa2014/05/25 14:48実は私もです。ただし、出来るだけソフトランディングして欲しい。

14/05/23(金)

[]お客様 18:26 お客様 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お客様 - 西川純のメモ お客様 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この3日間、広島と長野のお客様がおいでになり 『学び合い』を学びました。我々も多くのことを学ばせていただきました。伝わってと願います。

kanjii4dakanjii4da2014/05/23 22:31微力ながら、私も伝え続けます。今後ともよろしくお願い致します。本当にありがとうございました。

jun24kawajun24kawa2014/05/24 10:20微力ではなく、莫大な力量に期待しております。

14/05/22(木)

[]語り 21:20 語り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 語り - 西川純のメモ 語り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の語りには品がないとつくづく思います。院生さんの語りの方が私より数段品がある。

kanjii4dakanjii4da2014/05/23 22:30重ねてありがとうございました。jun先生、jun先生の言葉には、他の人にはまねのできない力があります。それは凄いです。3日間本校の教員を3名学ばせて頂きました。彼、彼女にとってこれからの教員生活に多大な影響を与えたであろう3日間でした。何よりもそのことによって幸せになる子どもたちがたくさんいるはずです。本当にありがとうございました。

14/05/21(水)

[]伝え方 21:47 伝え方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 伝え方 - 西川純のメモ 伝え方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 どんな表現を使っても『学び合い』を伝えられる人もいるし、伝えられない人もいます。別な表現を使ったらば、今まで伝えられない人に伝えられるかもしれないけど、逆に伝えられた人に伝えられなくなる。伝えることと、反発を受けないこと、本を作る者はそこで悩みます。

 でも、あなたが本を作る者ではなく、関わり合う同僚に伝えたいと思うならば、表現はそれほど重要ではない。あなたが同僚とどう関わっているかが重要。そして、伝えられない人には伝えようとはせず、先送りにすべきこと。語れば分かるというのは幻想です。多くの場合、語らずとも伝わる人に、よく分かってもらうために語るのだと思います。

[]お好み焼き 20:45 お好み焼き - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お好み焼き - 西川純のメモ お好み焼き - 西川純のメモ のブックマークコメント

 毎年、お客様が西川ゼミに来ます。本日も8人のお客様が来ました。本日のメインイベントは、広島3校長による広島風お好み焼きです。美味しかった~

[]3研究室 20:41 3研究室 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 3研究室 - 西川純のメモ 3研究室 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は、桐生研究室、水落研究室、西川研究室の3研究室の新歓コンパがありました。感想です。軍団です。そして、そのコンパでは教員の言葉はありません。いいな~

kanjii4dakanjii4da2014/05/21 22:28本日はありがとうございました。お好み焼きは、お二人の校長に任せてしまいました。味わっていただけたとのことで上越に訪問した第一目的が果たせました。今日一日でも同行した方々にはたいへんなインパクトがあったように聞いています。あと明日明後日とよろしくお願いいたします。

jun24kawajun24kawa2014/05/22 05:28これからが本番ですね。

toukonyukitoukonyuki2014/05/22 07:47I校長先生の行動力に刺激を受けてます。本日のケース会議で、支援の一つとして『学び合い』を紹介・提案しようと考えています。行き詰まりや閉塞感の中で苦しむ先生方の力になれたら…と思います。何より、諦めずに教室に通って来ている生徒達の光になりたい。

jun24kawajun24kawa2014/05/22 19:05無理をせずにね。

14/05/20(火)

[]山梨の会 21:08 山梨の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 山梨の会 - 西川純のメモ 山梨の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月7日に山梨で会があります。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/goemon-lebesgue/20140520

14/05/19(月)

[]片鱗 21:55 片鱗 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 片鱗 - 西川純のメモ 片鱗 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学の学部で山ほど本を読みました。でも、生物学の面白さは分からなかった。でも、その片鱗は感じました。

 動物分類学の関口先生のレポートは、何でもいいから数日動物を観察し、分かったことをレポートしろという内容です。簡単ですが、もの凄く大変です。だって、本に書いていることをレポートすれば、直ぐに丸写しだと言うことは分かりますから。私は下宿にいた蜘蛛を観察しました。その結果、クモが歩くとき横糸と縦糸では違うのです。分かってから本を読めば納得しました。でも、自ら発見したことを書けば関口先生には分かって貰えることは分かったっていました。卒業研究もしていない学部生が発見ということを学んだきっかけでした。

 学部3年の冬に下田の臨海実習センターに行きました。そこで、数日間徹夜してウニの発生を観察しました。それまで発生学の本で読んだものとは別世界です。ウニの卵割の美しさは圧倒的です。生物学を学んで良かったと本当に思いました。

 卒業研究では石坂先生に絞られました。とにかくきつかった。何を書いても、ゴミ箱に捨てられます。説教は毎日数時間。それが1年以上続くのです。私の酒量が増えたのはその頃です。でも、最後のまとめに入って、石坂先生の一言一言がジグソーパズルのようににまとまったとき、理論の凄さを感じました。理論に基づいていれば、最終的にはそれらは成果としてまとまることを実感しました。その凄さに感激して、部屋の隅で涙を流しました。

 学部4年間かけて得られた片鱗は以上の3つです。

 で、授業時間の週何時間で得られる「深み」とは何でしょうか?

 私が本当に深みを感じられるようになったのは、研究者として十年以上たってからです。

[]深い 21:25 深い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 深い - 西川純のメモ 深い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 深い読み、深い社会認識、論理的思考能力、科学的概念の形成・・・。何でもいいです、その教科の教科部会で語られる高次の目的。そんなもの学校教育の授業で達成出来るわけない!心の叫びです。そんなのが週に何時間の授業で分かるわけない。そんなので片鱗でも分からせられると思っていたとしたら、失礼極まりない。

 それらのレベルは、生活のレベルでそれらと一致する生活がなければなりません。自由時間の殆どの時間に本を読み実際の現象を見続け、自分でじっくりと考えて、色々な人と議論する。そして、また、本を読み実際の現象を見続け・・・その繰り返しを長い時間かけて得られるものです。ダイジェスト版は出来ません!

 週に数時間の授業でそんなの分かるわけありません。それが軽く語られることに馬鹿馬鹿しさを感じます。そして、それを週に数時間の授業で片鱗でも伝えられると思っている人は、その程度のものを深いものと思い込んでいるのだろうと思います。

 じゃあどうするか。そんな深いレベルのことではなく、基礎的なものをしっかりと押さえる。それが、どの方向に進むにせよベースですから。そして、国語の先生は国語の素晴らしさを語り、数学・算数の先生は数学・算数の素晴らしさを語り、理科の先生は理科の素晴らしさを語り・・・・・。その先生が生活と一致するレベルで、その生活をさらし誘うのです。基礎を学んだ子どもたちが、その先生の生き様から様々な方向で進めばいい。それが「深い」を学ぶ道です。単なる授業方法や教材のレベルとは違う、その人の生き方で勝負する道です。

 が、全ての教師がそのことを目指さなくていい。基礎的なことをしっかりと押さえるだけで十分に教師の仕事をしています。そして、時間を家族との時間に使えば良い。

 子どもたちだって教科の深さを求めなくてもいい。それは学者がやればいいことです。全ての子どもが感じるべきは、人と人との妙だと思います。

 が、私は深みを求める教師の方々から、色々なことを言われます。愚痴です。

[]長野講座 16:37 長野講座 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野講座 - 西川純のメモ 長野講座 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月5日に赤坂さんと私が講演します。お誘いします。http://www.juen.ac.jp/kj/pdf/20140325.pdf

kanjii4dakanjii4da2014/05/19 22:21jun先生、分からないです。分かるようで分からないです。分かるようで・・・。上越でまたおたずねします。(^_^;)楽しみです。

jun24kawajun24kawa2014/05/20 05:39おまちしております。

14/05/18(日)

[]理趣釈経 21:48 理趣釈経 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理趣釈経 - 西川純のメモ 理趣釈経 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、一つの本を書き終えました。しかし、これを公開するか否か悩むところです。分かりやすい本なのですが、誤解が生じやすい本でもあります。もう少し、考えたい。

14/05/17(土)

[]授業参観 16:01 授業参観 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業参観 - 西川純のメモ 授業参観 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子の授業参観の時は、息子しか見えないので授業の様子が殆ど見ません。ところが本日は授業のことがよく見えました。それにしても、後ろから見なければならないのは大変だ。

[]愛知・豊橋の会 16:00 愛知・豊橋の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愛知・豊橋の会 - 西川純のメモ 愛知・豊橋の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月27日に豊橋で 『学び合い』の会があります。お誘いします。http://goo.gl/5YpFA6

toyohashi-starttoyohashi-start2014/05/19 22:55告知していただき、ありがとうございます。
地道に頑張ります!

14/05/15(木)

[]広島風 20:01 広島風 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 広島風 - 西川純のメモ 広島風 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 来週は広島よりお客様が来ます。お客様が来るとゼミ生と一緒に飲み会をします。ゼミ生が色々と準備してもてなします。

 が、広島から来られるとのこと、私が本場の広島風お好み焼きを食べたいとだだをこねたところ、実現しそうです。楽しみです。お客様を使って飲み会をする。『学び合い』ですね。

[]心配 20:05 心配 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 心配 - 西川純のメモ 心配 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 やはり、地域コミュティの再生と、自分なりの価値の創造で全員が救われそう。それは素晴らしいけど。じゃあ、5年後の私は何を目指せばいいのかな・・・

kanjii4dakanjii4da2014/05/15 23:54来週末、お世話になります。広島ならではのお好み焼きをご披露致いたします。あまり上手ではないかもしれませんが、広島の文化の一端を味わって頂ければ幸いです。私たちも楽しませて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。<(_ _)>ペコッ

jun24kawajun24kawa2014/05/16 05:30楽しみにしております。<(_ _)>ペコッ

kanjii4dakanjii4da2014/05/16 20:14お好み焼きの方が有望かもしれません。(^_^;)いえ、『学び合い』も有望です。相対的に言ってです。来週、よろしくお願い致します。

14/05/14(水)

[]次 21:23 次 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 次 - 西川純のメモ 次 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の志は「一人も見捨てない」です。

 ところが、私の頭の中にはそれが成り立つ状態が見えて、それが数年の範囲内でプロトタイプは実現可能のように感じてしまって困るのです。

 私の考える限界とは、地域の人たちも含めて、支え合う集団ができること。一人一人が、自分なりの幸せを考え、その幸せを実現する価値を生み出す。この二つです。

 この先が見えないのです。この3年間以上、考えても、考えても見えない。こんなことは三十年間の研究生活でなかった。何が怖いか、学校を中心とした地域コミュニティの再生のプロトタイプが完成したとき、私には何も残っていないのでは無いかという不安です。

 教科内容の再検討という課題はありますが、これは時代に先行しすぎている。私が三十代だったらやるべきかもしれないが、日本が滅亡するぐらいの危機的な状況にならないと動かないと思うのです。

 「地域の人たちも含めて、支え合う集団ができること。一人一人が、自分なりの幸せを考え、その幸せを実現する価値を生み出す。」これで救えない子ども(正確にはマシにならない子)はいるでしょうか?教えて下さい。

 もうすぐ退職まで十年になります。

14/05/13(火)

[]息子の成長 21:37 息子の成長 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 息子の成長 - 西川純のメモ 息子の成長 - 西川純のメモ のブックマークコメント

息子は14歳になっても、川の字になって寝ます。寝るときは私の話をねだり、私の枕を自分の枕にくっつけます。食後に私の膝でヨーグルトを食べるのを楽しみにしています。そして、お風呂ではエロい相談を私にします。まさか、そういう親子関係が出来るとは思いませんでした。

[]先送り 21:37 先送り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 先送り - 西川純のメモ 先送り - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』を蛇蝎のように嫌う人の論理は私には分かります。かつての自分がそう思っていたから。では、どこが変わったか。その人たちは、今できることを積み上げれば良くなるだろうと思っているのです。私の場合は、子どもたちの生涯の幸せは何かを考え、それを実現するために、今、何をすべきかを考えます。悪いですが、子どもたちの生涯の幸せを考えるのを先送りするか、自分の問題と考えるかの違いです。

[]不必要なもの 16:09 不必要なもの - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 不必要なもの - 西川純のメモ 不必要なもの - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい」を読みました。良い本ですね。ま、あそこで書かれていることは安易に一般化できるかどうか分からないけど、特別支援教育では何が本当にその子の将来に役に立つかを吟味することが大事ですね。その上で、出来るだけその子のやりたいことをやらせることは大事だな、と思いました。

[]食堂 07:06 食堂 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 食堂 - 西川純のメモ 食堂 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある会社があり、そこには社員食堂がありました。社員食堂の目的は、美味しく健康にいい食事を供給するためです。会社の方では外部の有識者を集めてガイドラインを決めています。一日の食事に必要なカロリーや、最低限に含ませなければならない食材、逆に、含ませてはならない食材のガイドラインが決まっているのです。食堂ではそれをもとに食事を決めています。会社では社員に対して、基本的に食堂で食べるように求めました。

 会社の補助があり料金も安めなのですが、社員の中には社員食堂に不満を持つ人が少なくありません。そして、社員食堂の改善を求める意見が起こりました。そこで会社は社員にアンケートを実施しようとしました。ところが社員食堂は大反対です。社員食堂の意見は以下の通りです。

 そんなことしたら社員に気に入られようとして、味付けの濃いものになって健康に悪い。社員は料理のことなんて分かるわけない。社員がどんな食事が美味しいか、どんな食事が健康かを判断できるわけない。

 という意見です。もっともな意見です。

 しかし、「私たちの作った料理を黙って食べろ」でいいのでしょうか?味付けの濃い食事が健康にどんな影響があるかを社員に啓蒙すべきではないでしょうか?社員に食堂が何を考えて料理を作っているのかを啓蒙すべきなのではないでしょうか?

 なによりも恐ろしいのは、もし社員食堂が評価を受けなければ、まずくて健康に悪い食事を作ってもそれが誰にも分からないのです。独裁者が自制心を維持することはほぼ不可能です。だから、民主国家では選挙というシステムが存在します。

 私は正当に食事を判断できる社員を育て、社員食堂で食べるか外で食べるかを判断できるようにすべきだと思います。だって、その社員は家では自分で食事を作って食べているのですから。

 十歩下がっても社員の意見を集約し、それを会社が判断すれば良いことだと思います。繰り返します。独裁者が自制心を維持することはほぼ不可能です。そして、社員にアンケートを拒否する社員食堂は独裁者になろうとしているのです。

 『そんなことしたら社員に気に入られようとして、味付けの濃いものになって健康に悪い。社員は料理のことなんて分かるわけない。社員がどんな食事が美味しいか、どんな食事が健康かを判断できるわけない。』と言っている食堂をどう思われますか?

 さて、会社を文部科学省、県教育委員会に置き換えて下さい。そして、社員食堂を教師に置き換え、食事を勉強に置き換えて下さい。そして社員を子どもに置き換えて下さい。

 私は正しく判断できる子どもを育てられると考える教育の方が、子どもは判断できないことを前提にする教育よりも優れていると思っています。我々の仕事は子どもを大人にすることですから。

[]九州ツアー 06:37 九州ツアー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 九州ツアー - 西川純のメモ 九州ツアー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月のツアーの詳細が決まりました。以下の通りです。

6月9日

 午後 佐賀県鳥栖市 田代小学校

10日 午前 佐賀県唐津市 鬼塚小学校

   午後 同上 鏡山小学校

11日 佐賀市 城北中学校

12日 午前 佐賀県教育委員会

   午後 佐賀県みやき町 三根東小学校

13日 午前 大分県別府市 大平山小学校

   午後 大分県日出町 藤原小学校

14日 大分県別府市 『学び合い』大分の会

15日 福岡県福岡市 『学び合い』福岡の会

14/05/12(月)

[]基本原理 20:58 基本原理 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 基本原理 - 西川純のメモ 基本原理 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の職場での基本原理。私がやらなくていいこと、絶対にやらない。私しか出来ないこと、絶対にやる。

 では、私しか出来ないことはなにか?それは、頑張っている若い人にプラスになるために、若い人が言いづらい、やりづらいことをやる。

[]福岡の会 18:21 福岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福岡の会 - 西川純のメモ 福岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月15日に福岡で 『学び合い』の会があります。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/yukitokazu/20140512

14/05/11(日)

[]宗教 21:39 宗教 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 宗教 - 西川純のメモ 宗教 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 高校から大学学部まで、宗教に興味を持ちました。最初に言いますが、結局、信じられませんでした。しかし、その間、その手の本を読みあさりました。キリスト教の場合は外典や悪魔学まで。仏教は和訳の本を読みました。イスラムのコラーンも読みました。膨大な人を、長い間引きつけるものです。全ては鑑賞にたるものでした。が、愚かな私は、宗教の最も大事なところ、理由なく信じるということが出来ませんでした。亀井勝一郎を読むと共感するのはその部分です。

 でも、私が書いていることが宗教に近いな~と感じる部分があります。例えば親鸞の在家の考え方。『学び合い』も教師がスーパーマンになることは無理だと考えています。「一人も見捨てず」、その一点を大事にすべきと言うことは、浄土宗、浄土真宗、日蓮宗に近いとも感じることがあります。私が未来予測すると、それはヨハネの黙示録に近いと一般には見られるだろうなと、感じます。

 理系出身の私は、何かを語るとき、その根拠を明示することが出来ます。というか、そう言えないことは言わないようにしています。でも、その根拠や論理を分からない人には宗教に見えるのだと思います。逆に言えば、宗教の語っていること、それは自然科学とは違うと思いますが、根拠と論理があるのだと、今は思います。

 近代科学は宗教を否定しました。しかし、否定に躍起になっている限り、それは自らが宗教であることを意味していると思います。人が生きるときに頼るべき論理の大系は多様であり、その是非は説得力にあると考えた方がいいように思うのです。

 だって、一般の人は物理学を理解していません。でも、それに基づいて判断しているものを信じているとしたら、それは宗教ですから。

 おそらく『学び合い』は既存の宗教(科学という宗教も含めて)に矛盾ないと思います。矛盾を持つのは「子どもたちは駄目で、一人の教師である私の方が優れている」という考え方、「教科書に書いていることを学ぶことが本当に人格の完成の実態である」という考え方なのです。ちなみに、それらは宗教です。

追伸 きっと、「誤解を受けるであろうことを書くべきではない」という同志からのご指摘を受けることを了解しています。でも、現状の教育が学術データから否定されることを、頑迷に信じていることに、ちょっと苛ついているのです。

[]授業公開 16:41 授業公開 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業公開 - 西川純のメモ 授業公開 - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』に興味があるけど、生を見ていない東京近辺の方へ。いつでもぞうど。子どもの姿を見て下さい。

http://goo.gl/sggGGo

http://goo.gl/UCaccP

14/05/10(土)

[]時代 09:47 時代 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 時代 - 西川純のメモ 時代 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アルビン・トフラーの「第三の波」によれば、従前の世界は、「規格化」、「専門化」、「同時化」、「集中化」、「極大化」、「中央集権化」という共通の性質があります。そして、新たな時代は、それの対極である、「デファクトスタンダード」、「プロシューマ」、「24時間化」、「分散化」、「ミニチュア化」、「分権化」であるとしています。

 願いは同じですが、カーン財団のやっていることは従前の方向性です。

 やるべきは個々人、個々集団の勝って連です。そのプラットフォームをつくることです。限りなく制約を少なくして、かつ、やろうと思ったときのツールは用意して。

 つまり、今必要なのはソフトでは無くOS、いやBIOSなのです。

[]大部分 10:01 大部分 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大部分 - 西川純のメモ 大部分 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私もそうですが、多くの教師は大部分が分かって、大部分が楽しい授業をすれば満足しています。全員は無理だよね、と思っているのです。厳密に言えば、私もそうです。ただ、その例外の子どもがどれぐらいの割合かという見積もりが、多くの教師と私とでは違う。

 多くの教師は、黙って授業を聞いていれば、分かって、楽しいと判断しています。しかし私は違います。子どもの多様性をもとに考えます。

 クラスには中の下に合わせた授業のことは学習済みの子がいます。

 先生の説明を聞くのでは無く、教科書の説明を聞いて問題を解いた方が分かる子がいます。その子には教科書準拠の参考書や問題集を与えた方がいい。

 先生の説明によって分かる子がいます。でも、その中の大部分は先生の一方的な説明より、同級生との対話を積み上げる方が分かる子がいます。

 そして、先生の授業では全く分からない子がいます。

 こう分析すれば、クラスの中で分かって楽しい子は、ま、3割いたら凄いと思います。圧倒的大多数はつまらないし役に立たない授業なのです。

 それでも、中央集権的で均質で同時に動かなければならない時代には合っていた。でも、今の時代には合わない。

 最初に、全然分からない子が反乱します。次は出来る子が反乱します。その子の指導の下に大部分が反乱するのです。

 歴史をひもとけば、常にそうでした。

 疲弊した農民が反乱を起こし、やがてエリートが指導し、反乱を拡大し旧支配層を打破する。歴代王朝の君主は人民の大部分は満足していると思っていたと思います。ところが満足していると思っていたエリート層が反乱したとき、はじめて事態の重大さを理解出来ます。

 私には今の教師がそれと似ていると思っています。

14/05/09(金)

[]良い子の反乱 21:33 良い子の反乱 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 良い子の反乱 - 西川純のメモ 良い子の反乱 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 考えてみれば、今から三十年以上前に「良い子の反乱」の話を聞いたことがあります。私は大塚の筑波大学附属高校で教育実習しましたが、駒場の附属高校で実習した同期から面白い話を聞きました。それによれば、教育実習生の授業などは駒場の高校生にはチャンチャラおかしいレベルなのです。そのため、高校のレベルの授業をしようとすると拒否するのです。そして、同級生は卒業研究でやっている菌類の分類の話をすることになったそうです。

 情報端末は安くなります。ネット環境は整備されます。そして、世の中には時間が一杯ある元教師や、教員養成学部の学生がいます。そして、自分の研究成果を実際に実践し使いたいと持っている心理学者や教育学者がいるかもしれません。

 さて、その人たちが授業プログラムをネット上のチームで作成し、改良するのです。ま、ウィキペディアやリナックスの構築みたいなものです。ただし、一つでは無く、色々が並列に生まれるのです。

 授業の基本的な流れはどうしようかを議論するのです。ネット上で普段は動きますが、オフ会も盛んです。質問に対しての誤答パターンの分析があり、それに対してのプラスアルファーの課題は何かも計画されています。そして一ヶ月間の誤答履歴をもとに試験対策問題を作るのです。そして、教員養成系学部の学生さんがボランティアで個別支援をするのです。

 上記に関して技術的な障害はありません。いつでも出来ます。そして、それが成り立った後に、教材や指導法や話術で上記に勝てるでしょうか?無理です。もちろん、相手をする子どもが5人ぐらいならば上回る教師はいるでしょう。でも、三十人以上は大村はまでも無理です。

 そのような教材が溢れるようになった時、駒場高校の子どもの反応が一般化するのです。だって、授業の方が、「下手」であることが良い子にはハッキリ分かるのですから。

 さて、その時点で教材の深い理解、指導法、話術の職能がどれほと生きるでしょうか?すみません、生きません。だって、チームでやっているものに勝てるわけ無いですから。

 ということを、この前の授業の最後の三十分間語りました。

 ちなみに、その時点での『学び合い』はどうしたらいいでしょうか?

 そりゃ簡単です。その時点の最高のハード・ソフトのツールを自由に使わせて、「全員達成しない」とやればいいだけです。そうすれば、ありとあらゆるコンピュータソフトを超えた「人」というツールを使えますから。

[]発進 07:12 発進 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 発進 - 西川純のメモ 発進 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 イノベーター・アーリーアダプターとアリーマジョリティ・レイトマジョリティの違いは、前者はリスクと努力を理解した上で高い効果を狙い、後者はいまよりはちょっと高い効果で満足するが確実性と簡易性を求めるところです。

 集団の全てがイノベーター・アーリーアダプターだったら、不安定で安全ではありません。集団の大部分がアリーマジョリティ・レイトマジョリティであることは大事です。でも、全員がアリーマジョリティ・レイトマジョリティであるならば、集団は緩慢に衰退します。一定の割合だけイノベーター・アーリーアダプターがいることにより、集団は変化に対応することが出来ます。両方とも大事です。

 西川研究室を選ぶ人は、明らかにイノベーター・アーリーアダプターです。しかし、様々です。誰にでも確実性と簡易性を求めるのは当然です。葛藤がある。だから、研究室の選択期間の3週間の中のどの時点で選ぶかと言うことで、イノベーター・アーリーアダプターとアリーマジョリティ・レイトマジョリティのどちらの度合いが強いのかが分かります。

 今回の8人の中に、その多様性が担保されている。だから、安定していると思います。

 西川研究室は完全無欠で『学び合い』で運営されています。だから、人数と多様性があればあるほど、安定して高い成果が期待出来る。今回、8人の人が入ってくれたのでそれが可能となります。

 それにしてもよくも8人の人が入ってくれたと思います。大学院生時代の私だったら絶対に選ばない。私は基本的にアリーマジョリティ・レイトマジョリティです。土台をしっかり固めてから、確実に積み上げるということをやります。『学び合い』は多くの人には荒唐無稽なことのように思われるかもしれませんが、私にとっては三十年間の研究生活の中でありとあらゆることをやり尽くした結果たどり着いたものであり、私が本で書いていることには全て学術・実践のデータに基づいているものです。

 しかし、新院生や新学部生はそれを知らない。それなのに西川研究室を選ぶということは、私とは違うイノベーター・アーリーアダプターなのだと思います。でも、彼らも『学び合い』の全体像をつかめていない。どれだけのハイスペックであるかを知らない。

 私はゼミ生に「君らは日本を変えることが出来る」と言います。でも、今の段階は荒唐無稽に聞こえるし、単なるレトリックだと思うと思います。当然です。でも、日本全国の同志と繋がることによって、日本を変えることが出来るという言葉の意味は、「自分一人で日本を変える」ではなく「みんなで日本を変える」という意味であることを実感するようになるでしょう。

 そして、『学び合い』を実践することによって、一人一人の子どもや教師がどのように変容するかを知れば「救う」、「一人も見捨てない」という言葉の意味を実感することが出来ます。それが集積されたものが「日本を変えることである」ということを学ぶでしょう。

 毎年、百人程度の人が日本全国から『学び合い』を学びに上越に来ます。そして、自分たちの連携校での実践を見せて、色々と話します。その人たちが地元に帰り、『学び合い』を始めたことを知れば、見も知らない子どもが「救われる」ことを実感出来ます。自分たちのごく普通にやっていること出来ることが、日本全国に影響を与えることが出来ることを実感します。

 一年もたてば、私が「日本を変える」と言っていることがレトリックでは無く、本気であることが分かります。

 そして二年目です。卒業し、修了したら西川研究室という集団を離れて、一人で職場の中で生きなければなりません。その中でどう生きるべきかを学ばなければなりません。それは、アリーマジョリティ・レイトマジョリティとどのようにして折り合いをつけるかです。それは支援校での実習を通して学ぶことが出来ます。もう一つは、職場の中でイノベーター・アーリーアダプターを見つけ、また、日本全国のイノベーター・アーリーアダプターと繋がることです。目前の課題と同時に、中長期の課題を設けることが自分を腐らせず、誇り高い人生を生きる術であることを学んで欲しい。

 これから新院生の個人ゼミです。内容は過去に西川研究室が出した本を読みながら、それに関する疑問を私に聞き、私が応えることによって、三十年間の時間を追体験してもらうのです。それによって『学び合い』のベースには膨大なデータの積み上げがあることを学ぶのです。2ヶ月程度はそれに費やします。

 ちなみに、これが終わると、「もう全ては明らかにされた」という感想をゼミ生は持ちます。毎年のことです。そりゃそうでしょう。多くのゼミ生が、多くの時間と、多くの手間をかけて明らかにしたものです。普通の生活をしている教師(ましてや学生)が思いつける程度のことは十年以前にやり尽くしています。だから、私は日本全国の人からの質問に脊椎反射で応えることが出来るのです。でも、課題は常にあります。それを理解するために9月からどっぷりと現場学校に入ります。

 ということで本日から新ゼミ生の始まりです。

追伸 昨日の新歓コンパの最後に「周りから我々がどう思われるかなんてどうでもいい、我々がどう思うかが重要だ」ととても不遜な檄を飛ばしました。でも、その次に「でも、周りと折り合いをつけてね」とも言いました。私には立場的にも性格的にも出来ないことですから。その面に関してゼミ生に頼ること「大」です。

14/05/08(木)

[]群玉の会 21:44 群玉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 群玉の会 - 西川純のメモ 群玉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 埼玉で『学び合い』の会があります。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/kuro106ra/20140506

[]良薬 21:42 良薬 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 良薬 - 西川純のメモ 良薬 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は基本的に口当たりの良い講義をします。ただ、本日は不都合な真実をちゃんと話すべきだと思いました。講義をしていると学生さんの反応が手に取るように分かります。嫌われたくない私と、伝えたい私。ま、講義で分かるわけないのですから、口当たりの良い話をするべきだと分かっているのですが。バカだな~。でも、たまにしないと教師としての芯が腐ってしまう。

[]愛知の会 20:32 愛知の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愛知の会 - 西川純のメモ 愛知の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5月16日に『学び合い』の会があります。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/takami_swc/20140508

kanjii4dakanjii4da2014/05/08 22:32口当たりのよい話、耳の痛いところです。自身、その狭間で話をすることがあります。今日もそうでした。話すお相手の受け止めることができるかという姿勢もあるかと・・見極めながら話すことが必要かと。しかし、無調法な私はなかなか見極めての話はできないのです・・。反省・・・(-_-;)

kanjii4dakanjii4da2014/05/08 22:34書きそびれました。
芯が腐る・・。共感します。確かに言わないと腐る感じもします。

jun24kawajun24kawa2014/05/09 06:19自分を変えることはなかなか出来ません。
その代わり、自分の言った言葉を、柔らかい言葉に変換してくれる人と繋がることは出来ます。

kanjii4dakanjii4da2014/05/09 21:19確かに。それは一つの良い手です。(^_^)うちの教頭先生や主幹先生、教務主任、研修部長に期待します。(^_^)先ほども妄言を吐いていましたら、それをうまく変換してくださるか違いました。これですね。

kanjii4dakanjii4da2014/05/09 21:21「か違いました。」→「方がいました。」のミスです。<(_ _)>ペコッ

jun24kawajun24kawa2014/05/09 21:51お分かり頂き感謝です。
と、同時に自分と同じ「バカ」を見いだすことが大事です。
私が今やっていることです。

14/05/07(水)

[]はざま 21:49 はざま - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - はざま - 西川純のメモ はざま - 西川純のメモ のブックマークコメント

私が感性で動けば、「優しいいい先生になれる」でも、理論で動くようにしているから、その上を「狙える」。でも、感性を失えば、人は付いてきてくれないだろう。感性と理論、正解の無い領域をさまようしか無い。

[]膝 21:32 膝 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 膝 - 西川純のメモ 膝 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子は私に反抗します。「お前なんか死んじまえ」的なレベルのことを言うことがあります。言われると落ち込みますが、正しい成長の過程だと納得しています。

 が、一方、未だに川の字で寝ています。家に帰ると、「おかえりなさい」と言ってチューをしてくれます。夕食が終わると、食器を片付けて、食後のデザートのヨーグルトを冷蔵をから私の前に置きます。私の膝に乗ります。そして、ゆっくりとヨーグルトを食べ始めます。我が家においては当たり前です。中2の息子を膝に載せて晩酌出来る喜びを感じています。もう少ししたら卒業かもしれません。そうなったら、そうなったで、嬉しい。

[]仲間 19:48 仲間 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仲間 - 西川純のメモ 仲間 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本年度は8人の院生さんが西川ゼミを選択しました。45名中8人ですので18%です。16の研究室の中でそれだけの人が選んでくれたことに感謝します。

 多くの学生さんにとって、西川ゼミとそれ以外と分類していると思います。私の言っていることは「変」だと思われます。だから我がゼミを選ぶのは「イノベーター2.5%」+「アーリーアダプター13.5%」の16%だと思っています。事実、学部の教職デザインコースや教職大学院の今までのゼミ選択において、西川ゼミに所属する人は、だいたい16%ぐらいでした。昨年は例外的に3人しか選択しなかったので、どうなったんだろう、と思いましたが正常値に戻ったように思います。

 入った人の多くは『学び合い』の全貌が見えていません。これから徐々に広がりと深みを学ぶことになります。その変容を見るのが教師としての楽しみです。そして、私を乗り越えることが教師の醍醐味です。

 大学院11名、学部7名で、一人も見捨てない教育と社会を実現する「結果」を出します。

FlipperKFlipperK2014/05/07 22:05 うちの中3息子も、寝そべってると隣に寝そべってきます。あと何年こうできるかなぁ、と思っています。ちなみに高2の娘は寝そべってくれません。さすがに…。

jun24kawajun24kawa2014/05/08 06:31あはははは

14/05/06(火)

[]ダラダラ 21:38 ダラダラ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ダラダラ - 西川純のメモ ダラダラ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は息子の誕生日。ダラダラとビデオに記録しています。老後の宝物が、タダで生まれている。なんてコストパフォーマンスに優れたものだろう。

toukonyukitoukonyuki2014/05/08 04:51この連休中に,たまっていたDVDの整理をしていたら,2年前の家族DVDが出てきて,当時2歳の末息子がたどたどしく自分の名前を言っている映像が…。その場にいた姉兄達が「かわいい~!」と笑顔に。隣の部屋にいた父さん(だんな)も呼んで,巻き戻して鑑賞会。いや~,よい癒しタイムでした。

jun24kawajun24kawa2014/05/08 06:33まさに宝ですね。ちなみに、わたしはその映像をmpegに返還し、ハードディスク2台とクラウドに保存しています。結果として、第三次世界大戦が無い限り、地震があっても津波に遭ってもなくならないようにしています。

toukonyukitoukonyuki2014/05/08 07:34その無敵の保存方法を手ほどきしてくれる身近な誰かを探す、あるいは見極める力こそが、生きていく上の無敵力なのかな…と思います。自分一人では無敵にはなれない…。

jun24kawajun24kawa2014/05/08 20:33はい。

14/05/05(月)

[]感謝 21:27 感謝 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 感謝 - 西川純のメモ 感謝 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 どんなに夫婦喧嘩をしても、家内から「結婚しなかった方がいいの?」と聞かれたら、どんなに怒り狂っても「結婚してくれてありがとう」と言えます。息子がどんな酷いことをしても、息子に「生まれてくれて有り難う」と言えます。少なくとも家内と結婚して二十年、息子が生まれて十四年、例外はありません。

[]こどもの日 21:12 こどもの日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - こどもの日 - 西川純のメモ こどもの日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 32歳で結婚し、子どもが授かりませんでした。7年後、妊娠検査薬が陽性になりました。嬉しくって腰が抜けることがあることを知りました。

 14年前のこの日、22時に妻の陣痛が始まりました。一晩中、家内の背中をさすりました。16時に子どもが生まれました。というとこで、今日はこどもの日、明日は息子の日です。

[] 『学び合い』帝国主義 17:43  『学び合い』帝国主義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  『学び合い』帝国主義 - 西川純のメモ  『学び合い』帝国主義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 理系の学部には物理帝国主義という言葉があります。それは物理学、特に理論物理学の人が、化学、生物学、地球科学を自分たちより一段低く見下げる人がいるからです。そういう人がいると鼻持ちなりません。

 しかし、自分の言動がそれと似たように思われているのではないかと感じます。ところが、不遜にも物理学の人が物理が最高と考えるように、私は 『学び合い』があらゆる面で「まし」、それも「かなりまし」と思い込んでいます。どう考えても嫌われる。

 だから議論したいのです。そして、私の鼻をへし折って欲しい。それによって次の次元に進めるのです。ところが、議論しようとしても私の前で簡単に引き下がったり、逆に、感情的になってしまう人が多いです。そのため実り多い議論が出来るのはまれです。

 ということで、本年度の大学院の授業は大幅リニューアルしました。履修者に私をへこますことを課題とするのです。学生さん対私の1対1ではすぐに私が勝ってしまいます。そこでハンディとして、グループで立ち向かってくることをOKとするのです。さらに、一度引き下がっても、何どもでも再度理論武装をして立ち向かってくることを歓迎します。それに私の議論の仕方に関して、完全に手の内をさらしてです。さて、楽しみです。が、私には負ける気が全くしないのです。でも、負けたら楽しいし、学べる。今週の金曜日から始めます。ワクワクです。

 ちなみに、学生さんに配ったプリントの内容は以下の通りです。

議論のルール

西川に従来指導型授業の卓越性を納得させることが、このディスカッションの目的です。従って、納得したか否かの判断は西川が行います。ただし、出席者の3分の2が学生の方の論が正しいと認める場合はその限りではありません。

学習指導要領で定められた最低限の学力と居心地の良い環境を全ての子どもに保証することを第一優先とします。従って、一部の子どもを除外する議論は今回の議論の範囲外です。

子どもを一人も見捨てないと同時に、教師も一人も見捨てません。一部の子どもや教師を切り捨てる議論は今回の議論の範囲外です。例えば、「教師はそうすべきだ、そう出来ない教師は辞めるべきだ」という議論は今回の議論の範囲外です。

学び合い』はパーフェクトと主張しているのでは無く、従来より「まし」であることを主張しています。

以下は対象としていません。

子どもが乳児(乳児は親子のコミュニケーションが中心になるので)

子ども集団が全体で十人以下(『学び合い』が機能するためには一定人数は必要だからです。)

教師がコントロール出来ない個人(管理職や保護者)に起因する問題。(『学び合い』は集団を動かす理論であり、個人には適用出来ません)ただし、職員集団、保護者集団は集団ですので除外しません。

グループ人数は自由とします。また、一人でもOK。また、グルー編成は固定しません。つまり、自由。

同じ議論を別の日に繰り返すことを妨げません。別の班が行うことを妨げません。

授業時間に集まって議論する。議論出来ると思った時に申し出て下さい。その際、他グループは議論をいったん止め、議論を聞いて下さい。

議論の申し出は11時15分までとして下さい。それ以降は次回に申し出て下さい。前のグループの議論が11時15分以降になった場合も同じ扱いとします。

 なお、「従来は出来なかった、これこれは 『学び合い』では出来るか?」はOK

手の内

 『学び合い』に対して様々な疑問を受けます。当然です、今までと見た目がかなり違いますから。みなさんも同様」な質問を受けると思います。以下が私の定型的な応え方です。

 まず、「『学び合い』をすると丸写しをする子が生まれるのではないか?」のような「『学び合い』では●●がおこってしまうのではないか?」という疑問と、「『学び合い』で本当に分かるのか?」のような「『学び合い』では●●はできるのか?」疑問が典型的です。

 まず、前者に対する対応法です。

 「では、今までの授業で●●はおこっていないのですか?自由にさせたとたんにそれがおこるならば、子どもの本質は●●なんではないですか?そのような子どもに指導して変わりましたか?変わらなかったですよね。それはしょうがありません、そのような子どもは歴代の担任が同じように注意して、改善しなかった子どもですよね。あなたとでは無く、教師と相性が無いのですから、どうしようもありません」と話します。

 これに対しては、「私は出来る」、「それは教師がすべきだ」という反応があります。その場合は(1)に進んでください。「なるほど、今までの授業でも改善できないよね」という場合は(2)に進んでください。

(1)「たしかにあなたならば出来るのかもしれません。しかし、あなたの次の担任の時はどうしますか?進学先ではどうしますか?」と言います。

 これに対しては、「私は出来る」、「それは教師がすべきだ」という反応があります。その場合は(1-1)に進んでください。「なるほど、今までの授業でもそのレベルは改善できないよね」という場合は(2)に進んでください。

(1-1)「素晴らしい。あなたは『学び合い』で無くても良いと思います。でも、そうできない教師もいます。『学び合い』はそのような教師のためにあります」と言って議論は終わりです。先のルールに書きましたように、一部の教師を切り捨てる議論は今回の議論の範囲外です。

(2)「『学び合い』は現状の問題点を教師の管理下で露わにして、教師の管理下で解決する根治療法をする教育です。では、どのように解決するか?教師がその子を変えようとしても無理です。でも、教師の言うことを聞く子どももいます。その子たちが中心となって、一人も見捨てない学習集団を育成します。あなたが気になる子どもは教師の言うことを聞かないかもしれませんが、クラスメートの言うことは聞きます。そういう仲間を創れば、進学先でも社会に出ても問題を軽減する可能性があります。教師が先読みして手立てを講じれば、問題が起こらないようにすることも出来るかもしれません。しかし、それは問題を先送りする対処療法です。『学び合い』は根治療法を願っています」と語ります。納得するか否かは別で、このようになればたいていの場合は、話の筋は通っていることは分かって頂けます。

 「『学び合い』で本当に分かるのか?」のような「『学び合い』では●●はできるのか?」という疑問に対する対応法です。

 「では今までの授業で●●はできていましたか?クラスの中には東大に行きそうな子どもがいる一方、知的な障害が疑われる子どもがいます。子どもたちは毎日毎日の授業のたびに、様々な疑問を持ちます。文科省の統計によれば子どもの3割は塾・予備校・通信教材・家庭教師で学んでいます。そして、多くの教師は成績中の下に合わせた授業をします。ということは3割近くの子どもにとっては、退屈な授業となっています。その子にはより高度な学習を与えるべきですね。でも毎時間、発展教材を用意したら、教師がパンクしてしまいますね。」と聞きます。

 これに対しては、「私は出来る」、「それは教師がすべきだ」という反応があります。その場合は(3)に進んでください。「なるほど、今までの授業でも改善できないよね」という場合は(4)に進んでください。

(3)「たしかにあなたならば出来るのかもしれません。しかし、あなたの次の担任の時はどうしますか?進学先ではどうしますか?」と言います。

 これに対しては、「私は出来る」、「それは教師がすべきだ」という反応があります。その場合は(3-1)に進んでください。「なるほど、今までの授業でもそのレベルは改善できないよね」という場合は(4)に進んでください。

(3-1)「素晴らしい。あなたは『学び合い』で無くても良いと思います。でも、そうできない教師もいます。『学び合い』はそのような教師のためにあります」と言って引き下がります。先のルールに書きましたように、一部の教師を切り捨てる議論は今回の議論の範囲外です。

(4)「子どもたちは一人一人、違った学びを必要としています。それらに一人の教師が対応することは不可能です。理屈は簡単です。一校時をクラスの人数で除してください。1分少々ですね。さらに授業の大部分が1種類の説明で押し通したとしたら、個別支援が出来るにはごく僅かの時間です。それをクラスの人数で除してください。十数秒ですよね。これは無理だ。どんなに教師の指導が優れていたとしても十数秒では無理ですよね。例えばです。アフリカの飢餓地域に千人分の高級栄養食材を送るのと、そのお金で十万人分のくず米を送るのでは救われる子どもはどちらが多いでしょうか?取り出した1、2人に放課後1時間の指導をするのより、毎日、子ども同士が教え合う方が良いのでは無いでしょうか?第一、本人が勉強する気が無ければ全ての教材や指導法は無効です。逆に、本人が勉強する気になればどんな教材でも有効です。では、いままで勉強する気を持たなかった子に持たせるにはどうしたらいいでしょうか?おそらく、様々な教師が指導して無理だった子だと思います。だったら、同級生の「一緒に勉強しようよ」の方が可能性があるのでは無いでしょうか?さらに今まで「もう分かっているよ・・・」と思っている学習済みの子どもは教えることによって学びます。教えることが勉強になることは教師が一番分かっていることだと思います。そして、周りの子どもから「ありがとう」と言われます。勉強は出来るが、対人関係が不得意な子どもが周りとつきあい始めるきっかけになるのではないでしょうか?少なくとも現状よりは「まし」だと思います。もちろん、先生が育てたいと思っている教科の本質の部分は直ぐには教えられないかもしれません。でも、それを授業で扱うためには、クラス全員の底上げをしてからだと思います。そうでなければ、クラスの一部だけが分かって、最後に数人から素晴らしい発言があってめでたしめでたし、という授業になりかねません。もし、クラス全員が一定レベルの学力が保証されたならば、素晴らしい授業が出来ると思います」と語ります。納得するか否かは別で、このようになればたいていの場合は、話の筋は通っていることは分かって頂けます。

 以上が私の手の内です。

[]理想の学校 09:28 理想の学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理想の学校 - 西川純のメモ 理想の学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学の教職大学院は数年をかけて制度設計をしました。実際に動きはじめて7年目に突入しましたが、我ながら理想に近い学校が出来たと思っています。

 教職大学院の必修科目は詳細に決められています。(大学の科目の縛りは科目名ぐらいなのですが、それとは大きな違いです)その科目は専任スタッフ全員で分担しています。一人で分担すると、学習者との相性によっては不幸なことになります。そして、その講義の半分以上は学習者同士の協働で行われるようになっています。具体的には、発表を聞いている院生が相互に関わるような発表を、院生がチームになり発表を準備します。その発表準備と評価を専任スタッフが分担するのです。

 選択科目は各専任スタッフが自分の専門を生かした講義をたてて、院生はそれを選択します。

 院生は専任スタッフの中から一人を選び、そのチームに入ります。教育実習は専任スタッフが学校と交渉し、実習内容を調整します。そして、院生はチームで入ります。が、これが他の教職大学院との最大の違いで、説明してもなかなか分かって貰えません。分かって貰ったとしても、「そんなことが可能なのか?」と聞かれます。

 というのは多くの場合、学部の実習の延長上の実習をしているからです。具体的には、実習担当スタッフと講義担当スタッフが別々なのが一般的です。実習担当のスタッフは県との交流人事で補充される、現役の先生です。そして、一般的な教育実習をします。

 ところが上越教育大学の教職大学院では専任スタッフの特長を生かした教育実習をします。つまり、私の場合は『学び合い』の実践を中核とした学校づくりの実習をするのです。

 その話をすると、「そんなことが可能なのか?」と大学関係者は聞きます。何故ならば、普通は専任スタッフとは別な実習担当が実習を担当するから、そこまで専門的な実習は出来ないからです。しかし、上越教育大学の教職大学院は、専任スタッフが実習校と直接交渉し、実習内容を詳細に調整するから出来ます。が、「そんなことが可能なのか?」と大学関係者は聞きます。でも、それが出来るのは本教職大学院の特徴があるからです。

 第一に、上越教育大学は地元の先生方の熱烈な陳情によって誘致された大学です。そのため、開学以来、地元学校の全面的なバックアップを受けています。例えば、本学は学部1年から様々な実習をしていますが、それらの大多数は附属学校以外の地元の学校でやっています。おそらく、全教育実習の八割以上は附属学校以外で実施されています。結果として、地元の学校は教育実習の経験が豊富です。それほど、地元学校が本学に協力的なのです。

 第二の特徴は、スタッフです。多くの人には分からないと思いますが、全ての中学校の教科科目と小学校の免許を出すには最低限八十人ぐらいのスタッフが必要です。そして、圧倒的大多数の大学は、そのギリギリの人数で運営しています。その大学が教職大学院を新設しようとした場合、スタッフ数に余裕が無いため今まで既存修士を担当した人が横滑りすることになります。そして、既存修士を担当する人は既存修士にフィットした人です。つまり研究者なのです。だから実習を担当出来ません。だから多くの大学では専任スタッフと実習担当を分けています。

 ところが上越教育大学は全スタッフ160人で多くの大学の2倍のスタッフがいます。結果として、既存修士担当していた教員の中に教職大学院にフィットする人の数が多いのです。そして、スタッフ数が多いので、新規採用出来る人数も多くなります。結果として、上越教育大学の専任スタッフの殆どは現場経験があり、かつ、学術研究の業績もある人で固めることが出来たのです。つまり、学校と直接話せる専任スタッフなのです。

 第三の特徴が、日本でも希な現職教員の再教育を大きな使命としている大学だからです。それも1年間は大学、1年間は現場という14条特例ではなく、2年間フルに大学院に在学出来る現職派遣だからです。そして、その現職派遣の院生と学卒院生がチームになって実習校に入るのです。

 若い学卒院生が就職してから必要なのは何でしょうか?優れた教材の能力でしょうか、優れた指導法の能力でしょうか?それはあった方がいい。でも、たった2年で学べるのは限りがあります。どんな学校でも大丈夫の教材や指導法なんて、無理です。では、若い学卒院生が就職してから必要なのは何でしょうか?それは、就職した学校の先輩教師とつきあえて、助けて貰える能力だと思います。ところが若い学生は、そのような経験はありません。せいぜい、部活でプラス3年ぐらいの人とのつきあい方ぐらいです。就職してから必要な10歳、20歳年上の人とのつきあい方は学んでいません。それを現職教員とチームになって学校に入ることによって学べます。

 では現職派遣の教師が大学院で学ぶべきものは何でしょうか?優れた教材の能力でしょうか、優れた指導法の能力でしょうか?それはあった方がいい。でも、それがある程度以上ある人だと認めたから公費を費やして大学院に派遣しているのだと思います。そのような人が学ぶべきは、本人の能力を高めるよりも、周りの人、特に若い人の能力を高める能力だと思います。ところが、現状の学校の年齢バランスが崩壊しているので、現職派遣される年齢にも関わらず、今まで常に若手の位置を占めていた人は少なくない。それを若い学卒院生とチームになって学校に入ることよって学べます。

 知らない学校で実習すれば、周りの先生方に伝えるというトレーニングにもなります。何よりも現任校での実習だと岡目八目になれず、冷静に分析することが難しいと思います。

 ただ、これが上手く機能するためには専任スタッフが重要です。単純に学卒院生と現職院生を組み合わせれば、教育実習の指導教員の役目を現職院生が担うことになります。そして、現職院生に丸投げになってしまう危険性があります。結果として現職院生も学卒院生も不満を持つようになります。酷いときには大げんかをします。それを避けるためには、専任スタッフが校長の立場でチーム全体を管理します。それによって現職院生と学卒院生が先輩教員と後輩教員の同僚関係にすることが出来ます。

 つまり本学教職大学院のスタッフは、研究者であり、授業者であり、かつ、校長であることを求められるのです。だから、「そんなことが可能なのか?」と他大学の大学関係者から聞かれるのです。

 私が本学教職大学院の最大の売りはスタッフであり、自慢のスタッフだと言う理由は上記の通りです。

kuro106rakuro106ra2014/05/05 15:11ますます、行きたくなりました。

jun24kawajun24kawa2014/05/05 16:54待っています。

scorpion1104scorpion11042014/05/06 08:28『学び合い』帝国主義 の中で議論の流れを書いてくださっているのを読んで、議論するのは楽しそう!と思ってしまいました(笑)
議論する相手がいらっしゃることは、本当に羨ましいです。職場では、相手の方の話をまず傾聴してこちらの考えは小出し(小出しにもなってないかも知れません)にするしか私の手は…残念ながらありません。議論ができる職場にするには、信頼関係が土台にあることなんでしょうね。

jun24kawajun24kawa2014/05/06 15:03結果を出すことです。じっとあなたを見ている人はいますよ。

14/05/04(日)

[]新発想 22:00 新発想 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新発想 - 西川純のメモ 新発想 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アルビン・トフラーの「第三の波」によれば、従前の世界は、「規格化」、「専門化」、「同時化」、「集中化」、「極大化」、「中央集権化」という共通の性質があります。そして、新たな時代は、それの対極である、「デファクトスタンダード」、「プロシューマ」、「24時間化」、「分散化」、「ミニチュア化」、「分権化」であるとしています。

 願いは同じですが、カーン財団のやっていることは従前の方向性です。

 やるべきは個々人、個々集団の勝って連です。そのプラットフォームをつくることです。限りなく制約を少なくして、かつ、やろうと思ったときのツールは用意して。

 つまり、今必要なのはソフトでは無くOS、いやBIOSなのです。

[]意識転換 07:20 意識転換 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 意識転換 - 西川純のメモ 意識転換 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ネットサーフィンをしていると、ICTを本格導入した自治体で色々なトラブルが発生しているようです。でも、その多くを読んでいる限り、この問題の本質を捉えていないように感じます。

 アルビン・トフラーの「第三の波」によれば、従前の世界は、「規格化」、「専門化」、「同時化」、「集中化」、「極大化」、「中央集権化」という共通の性質があります。そして、新たな時代は、それの対極である、「デファクトスタンダード」、「プロシューマ」、「24時間化」、「分散化」、「ミニチュア化」、「分権化」であるとしています。今から三十年前に読んだときには半信半疑でした。私の頭が旧時代だったのでしょう。でも、確実に彼の予言した世界は正しいと思っています。

 ICTの導入は正しいし、当然です。しかし、導入の仕方が旧時代的です。新時代のツールが旧時代的に導入されているから問題が起こります。

 ICTを導入するときに、一斉に、全員に、全学校に同じハードを配布しようと思います。そして、同じコンテンツを使わせようとします。そして、同時に使わせようとします。そこが問題の本質。

 ようは全員に渡す必要も無いし、同じコンテンツを使う必要も無いし、同時に使わせる必要も無い。そもそも始終年がら年中使う必要も無い。使う必要があるときに、使いたいものを使えば良いのです。そうであれば子どもの人数分導入する必要もありません。同時に同じように使わなければネットのキャパを超えることも無い。

 旧時代的な現代の一斉指導で使うから問題が起こる。「デファクトスタンダード」、「プロシューマ」、「24時間化」、「分散化」、「ミニチュア化」、「分権化」の『学び合い』だったら問題が起こらないのにな~。

 私の学生時代、コンピュータを四十台を一つの教室に設置し、CAIを行おうとしました。でも、コンピュータ室は直ぐに誰も使わない部屋になりました。ちょっと前にも、電子黒板が一律に配布しました。でも、直ぐに電子黒板は学校の倉庫に山積みになりました。四十台のコンピュータを各教室に分散して配布すればいいのに。電子黒板なんて、学校に1台もあれば十分。足りなければ増やせばいいのに。でも、「規格化」、「専門化」、「同時化」、「集中化」、「極大化」、「中央集権化」の旧時代にはその発想がありません。

FlipperKFlipperK2014/05/04 08:53ちょうどその問題に直面してみんな困っているところです。その問題に「行政」や「立法」の立場の方たちが中途半端な関わり方をすると問題が深刻化していきます。

jun24kawajun24kawa2014/05/04 09:31したたかにね。

14/05/03(土)

[]利害 18:44 利害 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 利害 - 西川純のメモ 利害 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学に行って仕事をしようとしたら若いOBがいました。ただちに相談に乗ってあげました。その相談とは、「早く結果を出したいと焦っている」とのことでした。そこで以下のように語りました。

 早く結果を出したいと思ったり、結果を出せない子どもにイライラしていたとしたら、それは自分のために結果を出したいと思っていることを意味します。もし、子どもために結果を出したいと思っていたら、中長期で物事を見ることが出来ます。そして、良い兆候をちゃんと見て取れるし、イライラしない。だから、自分のためにイライラしていることを自覚することが大事です。

 自分のためにイライラしていることを自覚したら、次にやるべきなのは、最悪のことを予想すること。どんなに失敗しても、結果を出せなくても殺されることはありません。そして、あなたがすがりつけば解雇されることもありません。そして教師の場合であれば、1年のサイクルで動いているので、今の状況は1年で脱することが出来ます。ということで、最悪を覚悟すれば、気が楽になります。

 その上で、最悪よりも「まし」になる手を考えます。

 多くの人が自分のためにイライラするとき、直ぐに完全解決出来る方法を考えます。そして、それがなかなか思いつかないので、さらにイライラします。でも、もともと直ぐに完全解決する方法なんて世の中に無いのですから、無理です。その方向でイライラしても解決出来ません。しかし、最悪よりも「まし」になる手は、色々とあります。それを多様にやり続けるのが最善の手なのです。

 とOBに教えました。そして、このことは「『学び合い』ステップアップ」と「なぜか仕事の出来る教師の7つのルール」に書いていると言いました。ふぉふぉふぉ

[]教職大学院 08:29 教職大学院 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教職大学院 - 西川純のメモ 教職大学院 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は彼女のため、彼氏のためにゼミを欠席することを認めていますし、奨励もしています。何故ならば一生の伴侶になるかもしれない人を大事にすることは、卒業研究や修士研究よりも優先すべきです。

 ましてや、家庭持ちの人が伴侶や子どもをゼミより優先することは当然だと思っています。

 という私が上越教育大学の教職大学院の制度設計をしました。だから、家庭持ちの人が幸せに学べるシステムは完備しています。私は「○○だから駄目」と思っている人に言います。誤解です。

 例えば、夫婦共稼ぎで地元から離れることが出来ない方。大丈夫です。最低限、4月~8月上旬は上越にいる必要がありますが、それ以降の1年と8ヶ月は地元にいることが出来ます。事実、今、九州から我がゼミに所属している方もいます。1年は大学院、1年は現任校で仕事をしながら大学院とは違ってじっくりと学べます。その1年と8ヶ月は定期的に上越に来て、アドバイスを受けることが出来ます。ちなみに昨年度、三度も九州入りしたいのはその院生を派遣してくれた学校へのサポートが主目的です。

 奥様が専業主婦、また、産休・育休中の方の場合、上越は子育てにはベストですよ。大学には世帯棟が整備されています。直ぐにママ友が出来上がります。今日は○○のランチの会、明日は○○の会というような感じです。おそらく奥様にとってはパラダイス状態です。私のゼミ生から言われたのですが、上越に行くことを最初は渋っていた奥様が2年後に世帯棟を出るとき、「今度はいつ大学院に行けるの?」と言ったそうです。

 長年、子どもが出来なかった夫婦が上越で子どもが出来た方もすくなくないですよ。教師は忙しい、体力的にも精神的にも忙しい。ところが上越で余裕が出来たために出来たのです。これまた、私のゼミでもそうでしたよ。そして、学部ゼミ生が子育てのサポートに入っていました。そのお返しに、卒論作成の手伝いを現職院生がしていました。ウインウインの関係ですね。

 また、婚活をする院生もいます。三十代後半の女性教師が我がゼミに所属しました。修士1年の時に婚活をがんばり、修士1年の終わりに結婚にゴールインです。そして、修士2年の最後に妊娠したことを私に報告しました。ちなみにその子の名前の中に「純」が入っています。

 私は家庭を大事にします。だから、学生さんにも家庭を大事にして学んで欲しい。だから、上越教育大学の教職大学院では、それを実現出来るカリキュラムや制度を作りました。ご安心ください。

 男性の方に申します。

 みなさん、伴侶が「この人と一生生活しよう」と決めるか否かを、いつ判断するかご存じですか?それは伴侶が一番苦しいときなのです。女性が一番大変なときはいつか、それは子育ての時期です。大抵の教師は、その時期、自分も忙しい。そのため伴侶に多くを押しつけています。もちろん、最近の男性は以前に比べて協力的です。でも、やはり伴侶にお願いしている部分は少なくありません。あなたの老後におしめを替えてくれるのは伴侶であることを自覚してください。この世でゴマをするべき相手は、伴侶です。大学院だったら、それが可能ですよ。それに、子どもと接する時間は宝です。徹底的に接するべきです。

 ちなみに、多くの人がどん引きするかもしれませんが、息子が生まれてから幼稚園に行くまでの私の日常は、9時に家を出て、9時15分に大学、11時45分に大学を出て12時に家に戻ります。2時に家を出て2時15分に大学、4時45分に家を出て5時に帰る、という生活です。その中で、息子の風呂入れや、添い寝など私の出来ることをしました。

 もちろん、上記の生活でも従前の論文生産、授業、学生指導に支障が無いように、インターネットや休日出勤も併用しました。ま、そんなことも大学院ならば出来ます。

なお、今更、難しい研究は嫌だ、という方もご安心ください。本学のスタッフは、実践と学術の両面が出来る人で固めております。バリバリの研究をしたい方はそのように指導しますし、実践で頑張りたいという方にはそのように指導します。教職大学院は修士論文は課されていませんが、学習の成果のまとめは課されています。でも、それをどのような形式でやるかは、多様性が担保されています。そして、修士論文と違って協働作成が可能なのです。ということでご安心を。

 大学院派遣の知らせが流れていない、という方へ。教頭や校長に聞いて下さい。そこで止まっている場合が少なくないですから。

[]謎 07:08 謎 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 謎 - 西川純のメモ 謎 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の授業では、課題の答えを最初に教え、みんなが納得する説明を考えることを課題にすることはよくやることです。また、教卓に教師用指導書を置いて答えを公開することはよくやることです。

 そうすると、「答えを最初に教えると子どもは発見の喜びを得られない」という人がいます。困ったことです。

 教育の世界では「子ども」、「子どもたち」という言葉が安易に使われすぎています。「子ども」とは誰なのでしょうか?「子ども」という子どもは誰もいません。一人一人が違います。クラスの2、3割の子どもは学習済みです。そして2割ぐらいは最後まで分かりません。そして中間層の多くは、授業途中に小出しに出されるヒントでほぼ「答えを教えて」いることによって分かります。それに理科の場合は、次のページに答えが書いてありますから。

 つまり現状の授業で発見の喜びを味わっている子どもは多くは無いのです。

 じゃあどうするか?そりゃ答えを見いだすのでは無く、みんなが納得する説明という全員が未知な課題を解決するのです。その方が発見の喜びを得られる子ども数は圧倒的に増えます。そして、一人も見捨てないということを文化とすることによって全員が発見の喜びを得ます。もちろん、その子どもの能力によって様々なレベルになるでしょう。

 成績の不得意な子どもは、「その問題を解くためにどうしたらいいか?」ということを発見します。それより成績上位層は、『その「様」な問題を解くためにはどうしたらいいか?』ということを発見します。そして、成績の最上位層は、教師の視点で問題を見ることが出来ます。

 考えてみてください。刑事コロンボは最初に犯人を教えます。では、刑事コロンボはつまらないでしょうか?そんなことはない。刑事コロンボの謎解きは、犯人は誰かではなく、犯人の追い詰め方を楽しんでいるのです。

 受験勉強で自宅で勉強しているとき、どうしても解き方が分からない場合は答えを見ますよね。そして、「あ~、な~るほど」と納得しますよね。つまり答えから解き方を逆算します。あれって「発見の喜び」ではないのでしょうか?

 こんな、当たり前のことが、どうして分からないのか、それが私にとっての謎です。

14/05/02(金)

[]反転授業2 09:17 反転授業2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 反転授業2 - 西川純のメモ 反転授業2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日のメモを別な表現で説明したいと思います。

 多くの人たちが万古不易と思っている現在の授業スタイルは、本が高価で、コピー機がなく、一部の教師しか教育を受けていない、という明治時代の状況に合わせて形成された授業スタイルです。これは諸外国も状況は同じです。

  『学び合い』は塾・予備校等で履修積みの子どもが2、3割いて、優良な本が安価になり、コピー機が使えるという状況に合わせて、「子ども」という最高のツールを全ての子どもに与えようとするものです。

 ところが、多くの教師は「子ども」を信じられない。まあそうでしょう。なぜなら子どもたちを動かして子ども集団にするということを出来ませんから。だから、目立つ駄目な子に目が奪われてしまう。だから、 『学び合い』に疑問を持つのです。

 ところが、自分たちが殆ど知らないタブレット端末は相対的に素直に信じられるのです。だから反転授業の方が分かりやすい。しかし、タブレット端末を利用し始めると、今まで教師が仕事だと思っていた「板書」、「発問」、「講義」を機械が代替わりします。そのことによって、教師の仕事とは何か?を問い直すことになります。

 それが進行すれば「子ども」というツールの有効性が分かる人が増えます。だって、現代科学の英知を集めても、人間ほど優秀なパターン認識能力があり、かつ、人間の感情を理解できる機械は存在しませんから。

 これが反転授業の本当のすごさと怖さなのです。

[]部活 09:17 部活 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 部活 - 西川純のメモ 部活 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日のゼミで質問されたことのもう一つは、部活に関してです。それは「西川先生は、部活指導において大事なのは部活が人生においてどのような意味を持つかを語れることだと言いますが、現実の部活は、まずは勝つ、でやっています」という質問です。

 私は、以下のように答えました。

99%は「まずは勝つ」でOK。これはクラスでの 『学び合い』の同じ。99%は「単純に全員達成」でOK。でも、まれにそれでは解決出来ないような問題にぶち当たる。例えば、部活指導ではレギュラー選抜において情と理が相反する場合、知的な障害があるクラスを担任した場合、など。その場合は、「まずは勝つ」、「単純に全員達成」では解決出来ない。そのレベルになると、 『学び合い』の学校観や子ども観に立ち戻って考えるしかない。

1%はまれだ。でも、そこで方針を過てば、教師の鼎の軽重を問われる。結果として99%が崩れてしまう。これが 『学び合い』は方法ではなく考え方だと私が繰り返す理由だよ。

14/05/01(木)

[]反転授業 21:56 反転授業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 反転授業 - 西川純のメモ 反転授業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日は久しぶりの学部4年生の個人ゼミです。西川ゼミの個人ゼミは、各人の疑問に思っていることを私に質問し、私が応える形式です。

 今日の質問は「反転授業をどう思うか?」ということです。ゼミ生が反転授業に関して書いてある本を読んでも、モヤモヤしているので、それを晴らして欲しいとの希望でした。

 最初に私は反転授業の専門家ではありません。しかし、それを外から見ていると、どう感じるかというレベルで理解下さい。

 反転授業の議論は、その可能性の本当の凄さと恐ろしさを理解せず表層のみが出ているように思うのです。何が出ているか、それは格好いいタブレット端末を使った授業だということです。それが分かりやすいから、それだけで目立っているように思います。

 しかし今のところの反転授業は今の授業モデル、即ち、教師が最善の教え手であるという前提に則っています。そして、反転授業を推進している人は、それを前提としており、それを守ろうとしている人です。

 でもね、反転授業の本質的な恐ろしさは、学校外の人のコンテンツを学校教育で正式に使うということなんです。それも従来指導型のコンテンツではありません。それだったら私が子どもの時代からあるNHKの教育番組でもありました。現在のコンテンツは、子どもたちの反応に対して、反応することが出来るコンテンツが可能なんです。これはカーン財団などのコンテンツとは違った次元です。おそらく、従来指導型の枠組みでコンテンツを創る人が大多数でしょう。しかし、やがて気づきます。インターネットの双方向性を生かしたコンテンツを。そしたら、現状の教師では太刀打ち出来ません。そして、学校の人がコンテンツをつくるとき、我が身を守ることを考えます。しかし、一度、学校外の作成するコンテンツを子どもたちに解放したならば・・・・

 でも、学校外の人がつくるコンテンツさえも、私には時代遅れにしか見えない。現状のコンテンツを作る人の多くは、最高のツールが人間であることを気づきたくない人だから。

 ま、多くの人には意味不明ですね。