西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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14/03/07(金)

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 少なからざる方へ、特に中学校の先生へのメッセージです。

 私の教師人生の出発点は最底辺校の高校です。暴走族及び暴走族OBが一杯いる学校でした。そこで多くのことを学びました。その一つに「人間関係が出来ていればきつく言わなくても従わせることは出来る。人間関係が出来ていなければきつく言っても従わせることは出来ない。」ということです。これは私が勤めた高校以外でも同じなのですが、私のような高校だからそれがすくに分かったのです。

 多くの学校では、きつく言えば従ったふりをします。そして、それは澱のようにたまります。そのエネルギーは陰湿になり、その教師に向けられないならば、相対的に弱い教師に向けられ、同級生に向けられます。私の場合は、その場で私に向けてくるので非常に分かりやすい。そんなことで「人間関係が出来ていればきつく言わなくても従わせることは出来る。人間関係が出来ていなければきつく言っても従わせることは出来ない。」を学びました。

 だから私の基本戦略は「教え子を愛する」ということです。どんなに愚かであっても。それさえあれば怒鳴る必要は無いと思います。私のゼミ生で私が怒鳴っている姿を見た人は殆どいないと思います。だって長い教師人生の中で4回ですから。

 では、どうするか?大抵はニコニコしてからかいます。そして、その事をやること、やらないことがどのような意味があるかを説明します。ゼミ生の夢に私が出ると言われます。いずれも私の顔は笑顔です。でも、それが怖いと言われます。何故なら、私の言うことは常に実現可能なことであり、それをしない場合に困るのは本人であることを知っているからです。私の笑顔は、それを思い出すことの象徴だからです。

 叱る場合でも、静かな声で3分間程度かたり、「はい、これで説教は終わり」で笑顔になります。これが年間に3回程度ぐらいですから。

 さて、いろんな学校に参観します。特に中学校に行くと醜く見える方が少なくない。直接、話せば、面白いし、優しいし、子どものことを本当に思っている方であることが分かります。ところが、いざ全校集会になれば暴力団のような声の出し方、表情の仕方をして子どもを脅しているのです。それも、そんなことしなくても従うであろうことが明白な子どもたちにたいしてです。それを見ると醜く見えます。その方の教師の品格を自ら汚しているとしか思えず、残念に思うのです。

 私の経験上、暴走族だらけであっても、人間関係が出来ていて、並ぶ意味をちゃんと説明していれば、怒鳴らなくても、穏やかな表情で見ていれば直ぐに静かになるし、並びます。だって彼らは暴走族の集会では長時間、しわぶき一つない状態で聞ける能力があるのですから。

 日本は民主国家であって専制国家ではありません。教育基本法第1条に「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」とあります。民主国家の形成者をそだてるには民主的にあらねばなりません。それは公務員が大人に対する態度であらねばならないのです。考えてみてください。市役所に行ったら職員が怒鳴ったり、表情で威嚇して秩序を維持しようとしますか?

 専制国家が衰退し、民主国家が多くなっているのは、善だからではありません。民主国家の方が国は栄え、戦えば勝つからです。勝つから勝者の論理が善となっているのです。子どもの管理も民主的に行うべきです。

 それに無理に暴力団のようにならずに、素のままの自分で子どもと接する方が楽ですし、教師人生も豊かになりますよ。