西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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14/02/13(木)

[]富 09:31 富 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 富 - 西川純のメモ 富 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 トフラーの「富の未来」という本があります。単純に今後、投資すべきものは何か、つまり金儲けをするにはどうしたら良いか、という意図で読み始めました。ところが全く別なところに導いてくれました。

 一言で言えば、一人一人が自分なりの富の基準を持つならば、無限に富を増やすことが出来ると言うことです。

 簡単な例で説明しましょう。お金が欲しいと思いますよね。でも、お金に価値があるのは、自分のほしいものを買えるからです。では、何がほしいのでしょうか?例えば、ダイヤの指輪がほしいとします。でも、我々の何パーセントが指輪の石がダイヤかガラスかを見分けられるでしょうか?一本、何十万円のワインがあります。でも、我々の何パーセントが、1000円程度のワインとの違いを判別できるでしょうか?

 家を考えましょう。ベルサイユ宮殿ほどの自宅があったら、何が良いのでしょうか?建坪30坪と40坪があったとき、40坪の方が良いのでしょうか?では、何故でしょうか?

 このように吟味していくと、本当に自分にとって必要なもの、ほしいものは何でしょうか?

 また、社長や教育長になることが幸せでしょうか?

 とりあえず、社会の言っている「幸せ」を吟味し、自分なりの幸せを考えたならば、多くの人が無理なく富を獲得できます。

 昔の富は農産物や工業製品でした。有限なものです。それをみんなで奪い合うから希少性が生まれます。でも、奪い合わなければ、希少性は低くなるのです。さらに、現在の富は「もの」ではなく、「知識」にシフトしています。その富を実感している人は少なくありません。だって、ネット上にあふれる無料の情報は、そのような富を感じている人が提供しているのです。

 教育も同じです。そもそも何故、大学に行くことが良いことなのでしょうか?さらに偏差値の高い大学に行くことが良いことなのでしょうか?もちろん、良いこともあります。でも、それをまじめに考えて進路を考えている受験生がどれほどいるでしょうか?とりあえず模。擬試験を受けて、その偏差値で大学を選んでいる人が大多数でしょうか?自分が学びたいことは何かを分かっており、それを専門とする大学教師はだれがいて、というレベルで大学を選んでいる受験生がどれほどいるでしょうか?

 子どもが悪いのではありません。進路指導の先生の中で、上記のレベルで進路指導している人がどれほどいるでしょうか?とりあえず模擬試験を受けさせ、その結果から受験する大学をアドバイスするのが進路指導であると思っている方が多いのでは無いでしょうか?進路指導で「大学で何を学びたい?」と質問して、その分野で誰がどのような研究をなしているかを考えさせている進路指導の先生がどれほどいるでしょうか?

 でも、先生が悪いのではありません。全国学テで一喜一憂し、東大への入学者数を増やすことを求める教育行政があります。でも、教育行政が悪いのではありません。我々保護者がそのレベルで子どもの進路を考えているからです。

 かつて温泉街の近くの学校に勤めたことのある先生からおもしろい話を聞きました。その学校で勉強を面白く、分かりやすく教えると保護者からクレームが来るのです。最初は耳を疑いました。でも、理由を聞けば納得しました。つまり、勉強が好きになると大学に行きたいと願うようになる。大学に行けば、地元に戻らなくなる。保護者は自分の旅館の跡取りとして育てているので、それは困るという理由なのです。その未来を願っているのは保護者であって子どもでは無いという点では問題ですが、とりあえず高い偏差値の大学に進学させたいと思っている保護者より明確な未来像があるといえます。そのような未来像を子どもが持てるような教育が必要なのです。

 我が国は富を考え直す時期だと思うのです。

追伸 我が息子は小学校の頃から日本テレビで番組作りをしたいと願っています。そして、あるテレビマンを尊敬しているのです。その人は早稲田大学の理工学部出身です。でも、息子は理系科目に不得意感を持っています。ということで、今のところ早稲田の文系に行きたいと願っているところです。

[]外国語 09:31 外国語 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 外国語 - 西川純のメモ 外国語 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 英米圏の人が理系のノーベル賞を多く取るのは当然です。だって、彼らは英語の勉強をしなくて良いのですから。日本の研究者が英語学習に費やす時間を専門に費やせたらどれほど多くの研究が生まれるか、と思います。

 理系の英語は比較的単純です。今後、機械翻訳が進むでしょう。音声認識も精度が上がっています。同時通訳の機械も生まれるでしょう。もちろん微妙なニュアンスが必要な場合もありますが、多くは不必要でしょう。もし、大学や研究機関で英語のネゴシエーターの専門職員を設ければ十分ではないでしょうか?

 これは企業だって同じです。

 さて、こう考えると「今後の国際社会において必要とされる高い英語能力」を持つべき人は何パーセントでしょうか?おそらく1%もいらないでしょう。では、殆どすべての大学が英語を必修にしているのは意味があるでしょうか?

 もし、英語の実学的意味を疑問に思う国民が増えたとき、英語の先生は英語の教科の陶冶価値(つまり、学ぶ意味、教える意味)をどのように説明するのでしょうか?陶冶価値が無いとは申しません。ただ、「今後の国際社会」云々は説得力が無いと思います。英語の先生方の奮起を期待したいところです。