西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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13/11/09(土)

[]27歳 21:32 27歳 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 27歳 - 西川純のメモ 27歳 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この前の東京での飲み会で若い方々に人に合い、喋りました。もう、本当に可愛い。抱っこして、高い高い、をしたい気持ちになります。真面目で、前向きで、でも、不安で。でも、前向きで。

 私は27歳で大学教師になりました。その頃を思い起こせば、お会いした方々の足下にも及ばない。保守的で、地盤を固めることにきゅうきゅうとしていました。自分の所属する学会に認められることに頭がいっぱいでした。

 私は、自分の目指すものが分かりませんでした。ただ、生き残ることだけでした。虚勢を張り、その虚勢を実態にすることだけしか考えられませんでした。

 私は彼らの足下にも及びません。なんと偉いだろう。私には抱っこして、高い高いをしたくなるほどの若さの中で、それが出来るのは何故だろうと、思います。

[]気が楽 19:32 気が楽 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 気が楽 - 西川純のメモ 気が楽 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は教え子にして同僚の水落さんが関わっている新潟市の小学校に参観に行きました。実に良い仕上がりです。何よりも中心となっている先生方の熱い気持ちを感じます。そして、先生方の方向性がいい。結果として子どもたちの動きが良い。それを気楽に鑑賞できました。

 来週は上越市で越後『学び合い』の会(http://p.tl/v3-d http://p.tl/uSyE)があり、再来週は岡方第一小学校での研究会(http://p.tl/r8zv)があります。楽しみであり、緊張もします。

[]思考の過程 19:32 思考の過程 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 思考の過程 - 西川純のメモ 思考の過程 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 フィクションとノンフィクションの違いに関して、以下のような話をすることがあります。

 「君たちが今の彼女・彼氏とどのような過程でつきあい始めたかを人に説明することがあるかもしれないよね。おそらく膨大な事実の中で説明しやすい事実を選び出し、説明しやすい順序に並べて説明すると思う。たしかし、個々の事実は実際に起こったこと。でも、それ以外にも膨大な事実があるはずだ。思い出してみなよ、その人が好きになったきっかけは、些細な仕草・視線・一言が膨大に積みかさなった結果だろ。それも、好きになった、という時点を特定することは出来ないだろう。つまり君らの説明は嘘ではないが、本当でもないと思う。」

 この話は「科学の過程」、「問題解決の過程」を説明するときに必ずする前振りです。

 学校では、考え方の型を教えます。それらは「科学の過程」、「問題解決の過程」があるという前提があるのです。しかし、そのようなものがあるというのはフィクションです。ここ半世紀の科学史の研究は「科学の過程」、「問題解決の過程」というものは無いことを明らかにしているのです。

 教科書的には、ケプラーはティコブラーエの残した膨大な天体データを虚心坦懐に分析した結果、ケプラーの法則を発見したことになっています。しかし、ケプラーはギリシャ時代からの「円は最も完全な形である」という宗教に近いピタゴラス学派に従っていました。そのためティコブラーエのデータの中で、円であることを否定するデータは誤差であるとして否定したのです。そもそも観察から理論から生まれるというのはフィクションです。実際は理論があるから観察が成立します(観察の理論負荷性と言います)。実際の科学者の思考は、理論と観察の往還の小さいサイクルから成り立っているのです。

 なぜこのことが多くの人に理解されていないか、それは本当の科学研究をした人が殆どいないからです。圧倒的大多数の研究者は既に成り立って理論に基づいて、それを追体験するだけのことをします。これをクーンは通常科学と言いました。このレベルの研究だったら「科学の過程」、「問題解決の過程」に合っています。さらに言えば、勉強の得意で理論を学習済みの学習者の思考過程にも合っています。そして、そのような子が大きくなった教師の思考過程にも合っています。が、得意ではないこの思考過程には合っていないのです。彼らはまさにクーンの言うパラダイムシフトを経験しなければならないからです。

 困ったな~。教育関係者は科学史研究を学ぶ必要があります。

makine45makine452013/11/09 22:08ありがとうございます。「型を身に付ければ、子どもたちは学ぶ」という思考は、どこから生まれてきたのでしょうか。私も、かつてそう思っていました。大変な課題だと思っています。

jun24kawajun24kawa2013/11/10 07:48テニスでも剣道でも技能は型から入り、型から離れる過程の中で学びます。しかし、それは型に過ぎません。ところが、問題解決の過程や科学の過程を押しつけている型の圧倒低大多数は、それが型ではなく実態であると思い込んでいることが問題なのです。素振りだけで試合が出来ると思っているようなものです。