西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

13/10/25(金)

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 かなり以前に、アブラナの花を観察するとき、スケッチとメモのどちらが記憶定着が良いかを調べました。その結果、メモの方が記憶定着が良いのです。理由は、記憶定着には言語化が大事なのです。スケッチは絵を描いたことで満足してしまい、言語化しません。ところがメモは必ず言語化しなければならないので、記憶定着が良いのです。さて、面白いのは次の年にやった研究です。それはメモ単独とメモとスケッチを併用した場合のどちらが記憶定着が良いかという調査をしたのです。常識的に言えば、併用した方が良いように思われます。しかし、メモ単独の方が良いのです。意外でしょ?理由は、メモとスケッチを併用すると、子どもはスケッチをしてしまいメモがおろそかになってしまいます。ところが、そのメモが記憶定着のポイントだからです。合わせ技が良いという常識が覆ったのです。面白いでしょ!

 一昨日、ゼミ生と個人ゼミをしました。内容は小学校英語でのipad利用に関してです。彼に結果は、ipadをあまり台数を与えると駄目だという結果なのです。機器を使った方の子どもの方が、それをあまり使えなかった子より課題達成が悪かったのです。意外でしょ?でも、理由は簡単です。人間にとって最大・最高のツールは他人なのです。機器はそれを阻害してしまうのです。彼の次の研究では、わざと台数を抑え、そしてみんなで共有することを求めたときの課題達成を見ます。

 たしかに人というツールを使えない状況では情報機器は有効です。しかし、人というツールを活用できる『学び合い』状態では、情報機器は阻害要因になります。このあたりは教育工学でもっとも抜け落ちている部分だと思うのです。私が大学院の頃から、そのころの最新機器がもてはやされ、そして衰退するのを何度も見ています。そして研究者は、常に最新機器の活用を研究し、陳腐になる前にそれを捨て、次の最新機器に乗り換えます。それを何度も見ていました。

 本日、関西への移動の電車で、通学の高校生をたくさん見ました。彼らは最初は話しています。ところがしばらくすらくすると、携帯をいじくり始め、互いの会話は途絶えます。その異様さをずっと見ていました。最大のツールは人です。機器はその補完でしか無い。という私にとってはごく当たり前のことが、教育工学の世界で広がるのはいつのことなのか、と思いました。