西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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だめで元々で、とりあえずドロップボックス(http://db.tt/bMZAZwx)とjimdo(http://jp.jimdo.com/)の無料アカウントを登録してみてはいかがでしょうか?実に簡単ですから。

本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

13/10/06(日)

[]ネットワーク 21:57 ネットワーク - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ネットワーク - 西川純のメモ ネットワーク - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が高校教師だった頃、そして大学教師の初期段階は、私を中心としたネットワークを作ろうとしました。ちゃんとやれば、それは出来ます。しかし、その人がいなくなったとたんに、そのネットワークは崩れます。私が高校教師の過去を悔やむ最大のものはそれです。

 ネットワークの三段階、すなわち熟達者のブレイン、初心者のノービス、両者を繋ぐゲートキーパーを『学び合い』の理論構築の初期段階では利用しました。しかし、今では使いません。何故なら、その論文でも明らかにしていますが、ブレイン同士は繋がるのですが、違ったブレインに繋がっているゲートキーパーやノービスは繋がらないのです。

 これは『学び合い』の初期段階、いや、いまでも起こっていることです。

 すなわち、各県で『学び合い』をリードする人たちは繋がりつつありますが、その人たちに繋がっているゲートキーパーやノービスのネットワークが弱いのです。これではブレインが潰れた瞬間にネットワークが崩壊する。だから、私は各県のブレインの人が他県の人に繋がることを促しています。そして、各県のゲートキーパーやノービスの人が繋がれる環境は何かを考えています。

 この感覚を『学び合い』のブレインやゲートキーパーの方に伝えたい。そのためには合同『学び合い』や全校『学び合い』を経験して欲しい。そうすればゲートキーパー、ノービスがごちゃごちゃすることのメリットが分かる。そして、ブレインがゲートキーパーやノービスになるメリットが分かる。

 全国の同志の方に伺います。他県(それは隣の県で結構です)の3人の同志の方と繋がっていますか?繋がってください。自分だけで無く、仲間を誘ってください。同県のネットワークは、より重層的になります。そうすれば、私は不要になります。私はそれを願っています。高校教師の時の過ちを繰り返したくない。今、各地でそれが生まれています。嬉しい。

追伸 ゼミ生ならばよく知っていることですが、私が一番望んでいるのですが、私が何もせず、というより何も知らずに、うまくいくことです。

[]金庫 21:21 金庫 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 金庫 - 西川純のメモ 金庫 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私にとっての宝は家族です。その次は家族の記録です。私には山ほどのビデオ記録があります。これは絶対に無くしたくない。そのためにHDDに貯めており、それをバックアップ設定しています。が、不安です。だからクラウドで保存したいのです。ところが、映像は容量が大きい。それを全て保存しようとしたら料金が高い。

 私はドロップボックスを使っています。『「Packrat」無制限バージョン履歴』というサービスを知っていますか?これを使うと、年間1万2千円ぐらいかかりますが、とにかく貸金庫みたいな人には朗報です。

[]捨てる 09:41 捨てる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 捨てる - 西川純のメモ 捨てる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 子どもたちに時間を意識させるに『学び合い』タイマーを作った方があります。つまり、「あと何分」ということが分かるタイマーです。それをコンピュータ画面で出させるソフトです。

 この前の飲み会で、その人に会ったので「タイマーで35分版、40分版、45分版も作らなきゃ。中学校だったら50分版も作ってね」と言いました。

 次の日に、その人の授業を参観しました。そうしたらタイマーが無くなっていました。曰く、「無くても自分たちで出来ますから」と。

 何かがあるから出来るから、それが無くても出来るにシフトしました。私が書籍で書いたノウハウは、まあ、3ヶ月ぐらいの間は有効です。長くても1年間。それ以上になると邪魔になります。最後は立っているだけで素晴らしい授業が出来るようになれば良い。

決して精神論ではありません。我々はことさらに喋らなくても、表情・仕草で雄弁に語り続けています。だから立っているだけでも、四六時中、情報を発信しています。ただし、そこに現れる表情・仕草は、その人の本当の心を写したものです。だから、最初は必要なテクニックも最終的には捨てなければならない。だって、テクニックを必要とすると思う心は、「子どもたちでは無理だ」という心があるから。その心があれば、それは表情・仕草に現れてしまいます。

[]班 09:04 班 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 班 - 西川純のメモ 班 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 蛇足ながら修学旅行で班は何故必要なのでしょうか?「え?当たり前じゃないか」と思って思考停止せずに考えて欲しいです。

 連絡が徹底する、迷子にならない・・・・、という様々なことが思い浮かぶでしょう。でも、「それらは班が無いと出来ないのか?」と考えて欲しいです。

 ある先生のクラスの「係」が不思議なのです。子どもがやりたい係をやるが基本です。そのため、ある係はいっぱいいるのに、普通のクラスだったらあるべき係がありません。当時は『学び合い』を理解していない私は「係が無くて大丈夫ですか?例えば、保健係が無ければ、気分が悪くなった子を保健室に連れて行くのは誰ですか?」と聞きました。その先生は、こともなげに「近くの誰かが連れて行くでしょう」と答えました。

 やる意義、ルールを守る意義を分かれば、ことさらに「やらせるルールや仕掛け」を仕組む必要は無いのです。逆に、やる意義、ルールを守る意義を分からなければ、ことさらに「やらせるルールや仕掛け」を強いても機能しません。ま、多くの子どもは怒られない程度はやります。でも、その程度に過ぎません。

 いままでやってたから、ではなく、「何故」と考えるべきです。

追伸 教育委員会の出す対策マニュアルは、本当に解決することを目的にしているより、問題があったときに文句を言われないためにあります。これは仕方の無いことです。今の段階で修学旅行の「班」を廃止したら、問題が起こったとき説明に困ります。ですので、本質的では無いですが、対策マニュアル程度の意味で必要です。でも、教師が、その程度のことであることを理解し、本質的な対策を考えて欲しいと願います。

[]イジメ 07:38 イジメ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - イジメ - 西川純のメモ イジメ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 子どもばかりではなく、教師間のイジメが議論されるようになってきました。しかし、『学び合い』の考えから見ると、根本的なところが抜けていることを感じます。

 まず、その対策は「教師が主体的に考えた手立て」です。しかし、どんな手立てであっても、当事者がその気にならねばなりません。その視点に欠けている。その構造は、教材の工夫はするが、子どもが勉強したいと思わせるにはどうしたらいいか?と考えない状況と同じです。子どもに勉強させたいと思わせる工夫があっても、着ぐるみや、おもしろ話や、ゲームレベルです。しかし、そのようなものの効果は、その場限りです。子どもの心に火をつけない。

 さらに決定的に欠けているのは、教師が「自分がイジメを引き起こしている原因だ」という自覚です。そして、イジメの原因を、いじめる側もしくはいじめられる側という子どもにあると考えたり、保護者や社会にあると考えたりします。違います。教師が原因です。こまったことですが、教師の善意から出る行動が原因です。

 考えてみてください。道で出会った人にイジメをしますか?しません。何故でしょう。それは益がなく、危険だからです。生物は基本的に益のない攻撃はしません。ライオンの腹が満ちると、ライオンの周りに草食動物がうろうろし始めます。

 学校だって、大学で授業を受けている者同士でイジメをすることはありません。何故でしょうか?本来は小中高でもイジメは起こる必要はありません。もちろん、腹の中で「嫌だな~」と思う人がいるでしょう。しかし、だからといっていじめることはありません。だって、益無く損だから。でも、イジメが起こるのです。では、だれが子どもたちがいじめるようにしむけているのでしょうか?そんなことが出来る権力者はだれでしょうか?

 教師です。その自覚に欠けている。

 いじめ対策は本当に簡単です。いま多くの教室で教師が行っている、「イジメさせること」をやめれば良いのです。つまり「何かをする、ではなく、何かをしない」ことが大事です。が、『学び合い』の考え方が分からないと、その発想は生まれない・・・・

 ここまでだと分からない人には全く分からないと思うので、いくつかのイジメの原因となる事例を挙げましょう。ただし、何故、それがイジメに繋がるかは、ちゃんと『学び合い』を学ばないと分からないと思います。

○修学旅行の班分けを「好きな者同士」、「くじ引き」等で決める。(じゃあ、どうすればいいんだよ、という声が聞こえる)

○理科の実験の後、班ごとに発表させ、評価する。(え???、という声が聞こえる)

○ひとりぼっちの子がいるので、その子をグループに入れるようリーダー格の子どもにお願いする。(じゃあ、ひとりぼっちで寂しい思いをそのままさせるの?といういう声が聞こえる)

○テストで一番だった子を褒める。(でも、頑張った子を褒めちゃ駄目なの?という声が聞こえる)

○遊び回って授業の邪魔になった子を、「みんなの勉強の邪魔をしているよ」とみんなの前で叱る。(じゃあ、黙って遊び回らせるの?という声が聞こえる)

 以上は全部、イジメを引き起こさせ、重篤化させる原因です。以上のようなことを教師がしなければ、大学と同じで授業を受ける者同士でイジメをすることはなくなります。ポイントは固定化と競争なのです。

takami_swctakami_swc2013/10/07 22:01イジメの原因となる事例について。1日考えてやっとわかりました。自分はまだまだヒヨっこだなと思いました。

jun24kawajun24kawa2013/10/08 14:18以上の全てがわかれば、凄いですよ。