西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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13/10/04(金)

[]ずれ 08:45 ずれ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ずれ - 西川純のメモ ずれ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日のメモの続きです。

 『学び合い』では、わざと問題の起こりやすい状況を生み出します。そして起こった問題を解決すべきであると教師が求め、その問題が解決できたか否かを教師が評価します。それは数日レベルで解決できる場合もありますし、1年レベル以上かかることがあります。しかし、多くの先生が「その日」というより「その場」で解決しようとします。でも、多くの問題はそんなに簡単に解決できません。その結果、多くのノウハウは、その問題を見えにくくするということに留まります。

 『学び合い』の初期には、様々な問題が見えます。例えば、「遊ぶ子」、「教師に反発する子」、「ひとりぼっちの子」、「丸写しをする子」、「間違ったままの子」、「喧嘩をする子」・・・・。そのたびに、『学び合い』がその原因だと言われます。違います。そのクラスにある問題を非常に分かりやすくしただけです。

 例えば、「丸写し」を例に挙げましょう。

 『学び合い』の初期には、友達から聞いた答えを丸写しします。それを見つけた先生が、そのことを問題にします。そして、 多くの先生は問題があると、その場で解決したがります。例えば、「丸写しは駄目だ」と注意します。でも、それで何とかなるわけないですよね。

 次に、そういうことが起こらないような手立てを考えます。例えば「だから、一人学びの時間を設けて、その後に交流の時間を設けるべきである」とおっしゃいます。でも、一人学びの時間を設けて問題を解決できるでしょうか?

 仮に一人学びの時間を5分設定したとします。一人学びの必要な時間は一人一人違います。もし、その子が1分で十分だったら、4分間は無駄です。その子が10分間必要だったら5分間与えても無駄です。

 いろいろな手立てを考えるのですが、そもそも「何故、丸写しをするのか?」とは問わないのです。問わずに解決策を考えようとする。どだい無理です。

 考えて下さい。丸写しが『学び合い』の場面で教師が見いだせたのは、教師の目の前で丸写しをしているからです。では、丸写しをしている子、丸写しをさせている子は、何故、教師の目の前で丸写しをするのでしょうか?それは、丸写しを悪いことだとは思っていないのです。でも、だれがそう思わせているでしょうか?そんなことを出来るのは教師以外にはあり得ません。

 そんなことはしていない、と思うでしょう。でも、しています。授業の最後に「まとめ」と称して、板書をします。そして、それをノートにきちんと書けば、それでOKです。分からない子は、分からないままに写せば勉強したと思います。それを勉強の得意な子も見ています。つまり、先生の「正解」を丸写しすることが勉強なのです。少なくとも、とりあえずは勉強したと分類しているはずです。

 その根源的な分析が欠けている。理由は従来型の授業では、それを原因だと認めると解決策が無いから考えないようにしているのです。というのは、それを解決するには、最後にまとめを書いて「はい、分かったね」で終わらせるのでは無く、数人にあてて「はい、わかったね」で終わらせるのでは無く、数問の確認テストを解かせて「はい、わかったね」で終わらせるのでは無く、本当に分かったか否かを確認しなければなりません。

 本当に分かったか否かを確認するには、様々表現で聞き、子どもに説明させなければなりません。それには時間がかかり、一人の教師が出来るわけありません。それをするには一人の教師が全てを背負う従来指導型では不可能です。

 『学び合い』では可能ですが、それをその日のうちに解決せよということは無理です。時間がかかります。その解決の方法は、丸写しをしている子では無く、させている子の方にそれはいけないことであることを納得させます。何故なら、丸写しをしている子は「わかった」ということが分からないのですから。だから、その子に「丸写しはいけないよ」という従来の指導は無意味なのです。一方、丸写しをさせている子は「分かった」を分かっています。だから、効果があります。

 丸写しの問題は、ま、最大で4週間程度で解決できます。でも、そのためには「その場」、「その日」のうちに解決しようという考えを捨てるしかありません。さらに「ひとりぼっちの子」やアスペルガータイプのこの場合は、1年のスパンが必要です。そして、家庭的な問題を抱えている子、重度の障害のある子の幸せを願うならば、学校の枠を越え、10年、20年という長期スパンで考えなければなりません。

 が、上記を言うと、「極論だ」、「理想論だ」と言われます。そのたびに、「では、あなたは本当に解決しているのですか?」と言いたくなる。結局、その場、その日に解決していないのは同じなのです。だったら、時間をかけて本質的な解決を目指すべきだと私は思います。そのためには「その場、「その日」を変えるべきだと思うのです。

追伸 幸い、上記の説明をすると納得していただける方も少なくないです。

concert3concert32013/10/04 18:15本日までありがとうございました。今日は授業中『学び合い』に対する反論に丁寧に説明してくださっていた方も見受けました。水やりをするメンバーはたくさんいます。どのような実がなるかご期待ください。

jun24kawajun24kawa2013/10/04 22:51頼もしい!