西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

13/07/31(水)

[]奥義 21:53 奥義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奥義 - 西川純のメモ 奥義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、学部3年生のゼミ生に『学び合い』の奥義を伝えました。

 もうすぐ教育実習です。普通の学校に教育実習なのですから、当然、一斉指導です。ゼミ生は『学び合い』を忍び込ませたいと願っています。しかし、一斉指導のお約束の色々なことをやらねばならないと、彼が自由に出来る余地はあまりありません。そこでは満足できないので、何とか出来ないか交渉することを考えていました。

 そこで以下のように語りました。

私:『学び合い』で一番大事にしていることは何?

ゼミ生:一人も見捨てないこと。

私:そうだね。『学び合い』には色々なテクニックや手順がある。その中で一番大事なのは、子どもに「一人も見捨てずに全員達成するように」と求めることと、出来なかったら「何故出来なかったんだろう。どうしたら良いんだろう。頭を使ってみみんなが出来るようにしよう」と繰り返し語ることが『学び合い』のコアだよ。

ゼミ生:なるほど。分かりました。

私:学び合うことが『学び合い』だと思うのは当然だよ。分かりやすいから、まずはそこから入るように入門書には書いた。でもね、『学び合い』のコアは、一人も見捨てないという願いであり、そのために、繰り返しそれを語ることなんだ。それを語るためには、一人も見捨てない、ってことがどれほど凄いことかを確信しなければならない。これって『学び合い』の奥義だよ。あはははは

 私の管理下の中では、それは分かります。でも、私の管理下を離れた後では、私の最後に語った奥義の深さを理解するかが大事です。

 ゴミ分別をした方が良いのは大多数の人は知っています。そして、ゴミ分別をしている集団の中にいれば、ゴミ分別はするだろうし、ゴミ分別の意義は語れます。ゴミ分別をしていない集団の中で、ゴミ分別をしつづけるためには、ゴミ分別をすることが自分にとって意味があること、そしてみんなでやることの意義を自分の利害で理解できる必要があります。これは短期の利害とは別物の、中長期の利害、自分の人生をイメージした利害を考えられるか否かなのです。これは、私が百年教えても分かるとは限りません。そして、私が何も教えなくても分かる人は分かります。私が教え子を守る方法は、分かる人を教え子の職場に数人生み出すことなのです。お願いします。でも、皆さんも同じだと思います。職場の代わりに、中学校、高等学校、大学に変わるだけだと思うのです。そして、私もみなさんも、地域コミュニティの再生が無い限りはでは、完全では無いのです。

 これこそが奥義です。クラスの『学び合い』では教え子を本当に救いきれない。

[]佐賀の会 18:10 佐賀の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 佐賀の会 - 西川純のメモ 佐賀の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 佐賀県で8月29日に『学び合い』の会が開かれます(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/concert3/20130620)。県教育事務所で開かれますが、佐賀県の人以外もウエルカムです。長崎、福岡、熊本、山口の方だったら、ちょいと足を伸ばせば行けますね。お誘いします。

[]千葉の会 18:10 千葉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 千葉の会 - 西川純のメモ 千葉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 9月7日に千葉で『学び合い』の会があります。お誘いします。http://p.tl/1PnN

[]不満 07:00 不満 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 不満 - 西川純のメモ 不満 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、ゼミ生と議論しました。その中で、ゼミ生は『学び合い』をもっと広がるためには「結果」を出さなければならない、逆に、広がらないのは「結果」を出せないからだ、と言いました。それに対して私は、結果は出ている。しかし、それだけでは広がらないと申しました。

 『学び合い』を「ちゃんと」やれば、確実に「まし」になります。少なくとも人間関係はかなりましになります。成績だって、課題と評価を一致させれば「まし」にすることは確実です。(ただし、ステップアップ通りのことを額面通りやった場合は保証しますが、足して2で割る『学び合い』は約束できません)

 事実、私が直接関わった学校では、上記を実現しました。NRTを求められれば、10以上挙げることは出来ました。が、それですくに分かって貰えるとは限りません。最初はなぜだか分かりませんでした。しばらくして分かってびっくりしたのは、成績を上げたい、全員が分かってほしい、と願っている教師や学校はそれほど多くは無いという事実です。ですので、結果を出しても「あ、そ」で終わってしまうのです。本当に願っていれば、結果を出せばかなり怪しくても何が起こったかは調べますよね。それが無いです。例えば、ダイエットしたいと願っている人だったら、書店でダイエット本を見れば、かなり怪しくても最初の10ページぐらいは読みますよね。あれが無いのです。

 結果を出せば分かって貰える、そんな簡単なものではありません。その代わりに、結果を出せなければ、それを攻撃される。だから、結果を出す最大の理由は、自分で実践することを許され、結果を出したいと願っている教師に伝えることを許して貰えるまでの時間です。少なくとも校内に3人の仲間を生み出すまでの時間稼ぎに意味があります(ただし、これは凄く大事なことです)。

 今から6年前に書いたメモ(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20070808/1186528618)を再度アップしまします。6年前も今も、『学び合い』にとっての最大の壁は「不満」を持たないという状況なのです。私はこの状況を打開する道は、特別支援の子どもを持つ保護者が『学び合い』に可能性を持っていただくことだと思っています。

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何度もメモで紹介しているポズナーの概念転換モデルによれば、我々は概念転換するためには以下の4つの条件が必要です。

1)先行概念への不満が生じなければならない。

2)理解可能な新しい考えが、利用可能なものでなければならない。

3)新しい考え方は、もっともらしくなければならない。

4)新しい考え方は、先行概念より生産的でなくてはならない。

 眺めてみると、1以外は、行動してから本当にわかるものです。

 私は長年、携帯電話を使いませんでした。私の周りの人の殆どすべての人が使っているのにも関わらず使いませんでした。使ってみれば、これほど便利なものはありません。長年、意固地になって使わなかったのが、馬鹿みたいです。これは、ブログにせよ、電子メールにせよ、同じです。今では上記三つは、私の3種の神器になっています。

 なぜ、それをなかなか使わなかったかと言えば、とりあえず携帯電話が無くても、生活できるから不満があまりなかったからです。携帯電話が「もっともらしい」ことも、「生産的」であることも知っていました。しかし、私にとって携帯電話をピコピコ指で押している学生さんの姿は魔法使いのように思えました。そして、私がそれを使えるようになるには、そうとう大変だと思っていました。簡単に言えば、面倒だったんです。だから、いろいろな屁理屈・小理屈で先延ばしにしていました。つまり、私にとってのネックは1)と2)だったんです。

 2)に関しては、コテコテのマニュアル本で対応できるかもしれません。考え方を伝えるのは出来ませんが、とりあえずは『学び合い』もどきは出来ますし、それでもかなりの効果を実感できます。その実感を得た後に、不満を持ち、その段階で「考え方」の重要性を理解し、受け入れられるのだと思います。

 問題は1)です。残念ながら、現状に不満を持ってない人が多い。例えば、数年に一人ぐらい、クラスに不登校が生じたとしても、「避けられない災難」ぐらいに感じて、決して自分自身の人災とはとらえていないのではないでしょうか?人災だとしても、それは前の担任、前の学年、親等の人災であり、それを継続させているのは自分の人災だとは考えていないのではないでしょうか?

 業者テストの平均値が、業者の期待得点をわずかでも上回れば上出来と感じるのではないでしょうか?平均値は、期待得点より数十点低い子がいても、満点の子がそれに対応する人数がいればなりたちます。そして、期待得点より数十点低い子がいても、「そりゃ、しょうがない」と思うのではないでしょうか?

 特別支援を必要とする子どもがいて、その子が問題を起こし続けた場合、適切な学校に入学させない親が悪い、介助員を配置できない学校が悪いと思っているのではないでしょうか?

 そして、結局、「しょうがない」と思っているのではないでしょうか?白状しますが、偉そうに書いている、私もそうでしたし、そうです。研究室の中で達成度が著しく低いゼミ生がいると、「あいつはしょうがない」と思います。心の中で「みんな」、「みんな」と呪文を唱えますが、「しょうがない」という気持ちはむくむくと起こります。しかし、そう考えている限り進歩はない。こりゃ大きな壁だ・・・

[]長野の会 05:26 長野の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野の会 - 西川純のメモ 長野の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月19日に長野セミナーを開きます。西川ゼミや私も参加します。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/OB1989/20130731

takami_swctakami_swc2013/07/31 13:59不登校,いじめ,学級崩壊・・・その他どんな問題が起きても,「しょうがない」と思って自分を合理化する人はこの業界内にはたくさんいます。私のイメージですが,全体の4分の3はそうだと思います。そしてそのような人は,自分のせいだとは思わないので心を病むことはありません。ある意味で心が強く,この業界で生き残れる人です。『学び合い』に興味を示し,やってみようと思う人はそのような人ではありません。
『学び合い』が広がっていくかどうかは,正直なところ分かりません。でも決して少なくない人が学級に問題を抱え心を病んでいます。そのような人を救えるのは『学び合い』しかないと思います。

jun24kawajun24kawa2013/07/31 18:07はい。
でも、自己合理化している人も、被害者であると考えています。何故なら、本当の誇りをかじることを出来ずに一生を終えるのですから。出口が無いから、合理化する。出口を指し示す人が必要です。あなたもその一人です。驕らず、腐らず、したたかに。

13/07/30(火)

[]ゼミ生 22:04 ゼミ生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ生 - 西川純のメモ ゼミ生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生はみんな可愛い。周りから色々言われ、そして新興宗教のように揶揄されているにも関わらず我がゼミを選んでくれた。それだけで可愛い。

 ゼミ生にも色々です。

学び合い』を実践した実践者、また、『学び合い』をある程度は勉強し学生が、『学び合い』の奥義を学ぼうとする確信者。

 『学び合い』に関しては大学・大学院に入るまでは知らなかったが、ここ(大学・大学院)でした学べないものを学びたい(一般的なことは他でも学べるから)という人。

 『学び合い』は分からないけど、一生懸命に頑張っているオジサン(つまり私)が波長が合いそう。

 信頼している人が、西川ゼミはいいぞ、と推薦した。

 等々

 で、私が分かってほしいこと。人間的に傷が多い私が、『学び合い』の方法的には誤ることが多い私が、『学び合い』が願っていることにはぶれていないこと。私は聖人君主のやっていることはしていません。でも、愚かで無力ながら、そしてエゴイストで中学生並みの発想をしている私が、「一人も見捨てない社会と教育」があったらいいな~っと思って、ちょっとずつやり続けていること。

 ゼミ生の圧倒的大多数は私と『学び合い』を別物と分かってもらっていると思います。相対性理論とアインシュタインの人間性と分けて考えるべきなのと同じです。それが混同すると、私が嫌いだから『学び合い』が嫌いという反応があったり、私は好きだけど『学び合い』は理解不能という反応が起こります。

 ゼミ生の卒業後・修了後、色々な荒波にもまれます。大変でしょう。でも、したたかに生きてほしい。単純に周りに合わせれば、楽です。でも、「一人も見捨てない」という戦略が本当に自分にとって「得」であることを分かってほしい。そのためには、色々な人がいても、その人の全員を信じる。そして、その人なりのつきあいを考える。それは『学び合い』の学校観と一致しています。

 「一人も見捨てない」という基本方針を見捨てれば、その先にあるものが見えます。私はゼミ生が可愛い。だから、その一点を分かってほしい。

 と、いうことで、酔っ払いながら数十年前のOBOGを思いながら書きました。すみません。

13/07/29(月)

[]キャリア教育 07:17 キャリア教育 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - キャリア教育 - 西川純のメモ キャリア教育 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日はブラック企業のことを書きましたが、あれから考えましたが、結局はキャリア教育が本当では無いということだと思います。

 私は『学び合い』の定着を早く終わらせて、出来るだけ早く教育内容の精選にシフトしたいと願っています。その中心はキャリア教育、性教育、子育て(介護を含む)だと思っています。何故なら「私は」人の幸せは、家族と仲良く生活することであり、そのためには就職は絶対の条件だと思っているからです(http://p.tl/Dwwp)。

 自分の人生をリアルに考え続けたならば、多種多様な情報収集を行い、人と話し合い、じっくりと考えるでしょう。思い起こせば、大学入試の段階でどのような職業に就きたいかということをリアルに考えたことは、私はありません。結局、その時点での自分の得意不得意科目の偏差値で志望校を決めました。そして、大学卒業時に「まだ社会に出たくない」という消極的な理由で大学院進学を選び、「ドイツ語が試験に課されない」というこれまた馬鹿馬鹿しい理由で教員養成の大学院に進学しました。そこでやっと教師になりたいという気持ちが生まれたのです(本当は教師になりたいから教員養成系大学院に進学するのに)。そんなレベルの私なのですから、偉そうなことは言えません(でも、言っていますが・・・)。

 私のように大学を選んだ人は少なくないと思います。いや、現状ではそれが圧倒的大多数では無いでしょうか。そしてその延長で、自分の学部と学閥で就職する会社を選ぶということがあるから、ブラック企業と言われる企業が成り立っているのだと思います。

 今、私のゼミには高校生の時に、西川ゼミに所属するために大学を選んだ人がいます(http://p.tl/ScH2)。このレベルの生徒が増えれば、大学も大きく変わるでしょう。そして、このレベルを超えた学生が大学院や企業を選べば、大学の研究も企業体質も大きく変わるでしょう。自分の人生を本当に考える、それがキャリア教育だと思うのです。

 残念ながら、職業体験をすれば良いという「目的」を忘れ「方法」に走るという、一斉指導型のキャリア教育が少なくない。大事なのは「目的」だと思います。それは自分にとっての幸せとは何かを考えることだと思うのです。

13/07/28(日)

[]ブラック企業 21:29 ブラック企業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ブラック企業 - 西川純のメモ ブラック企業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 かなり以前の話です。年度末に、研究室の追い出しコンパをしていました。楽しい会でした。トイレに行こうとすると、その店のカウンターに二人の別研究室の現職院生さんがいました。その人たちに「先生の研究室は良いですね~」と呼び止められました。それから2年間の院生生活がいかに悲惨であったこと、指導教官がいかに理不尽だったことをえんえんと聞かされました。その研究室は毎年同じことを繰り返しています。可哀想だな~っと思っても、研究室は独立国家です、手出しは出来ません。

 可哀想だな~っと思って愚痴を聞いていたら、「先生、なんであんなやつらが大学教師をしているんですか?」と聞いてきました。相手が社会人の現職院生であり、かつ、卒業間際であり、かつ、私も酔っ払っていたので、「あなたたちが原因だよ」と言ってしまいました。お二人はキョトンとしていました。

 「どの研究室が、どんな研究室であるかは、ちょっとでもアンテナを高くしていれば分かるはずです。事実、今年修了される○○さんは、入学前に大学時代の指導教官に情報収集をして、事前に私の所に面談してきましたよ。あなたたちの研究室にゼミ生が入って、修了している限りは、我々は他研究室をどうのこうのは言えませんよ。もし、本当に問題だと思っているならば、教育委員会に相談すれば良いことです。大学は自浄能力を失っても教員委員会からの注文にはまじめに聞きますよ」と言いました。消沈した顔になりました。そして、結局、そのお二人はその後何もしませんでした。

 このことをブラック企業のことで思い出します。ブラック企業がブラック企業として成り立っているのは、人をどんなにつぶしても就職希望をする人がいる限りは成り立っているのです。一つは、情報収集していない。情報収集しても、自分に当てはめない。そしてブラックであることを分かってやめた後に、後進のために発言しない人が「多く」は無かった。

 今でもブラック企業が成り立っているのは、情報収集していない。情報収集しても、自分に当てはめない人が少なくないからです。でも、今、流れが変わっています。ブラックで働いたことがある人が発言し始めたのです。そして、インターネットによってみんなが不特定多数に発言できるようになりました。その発言の中で、「実名」で説得力のある発言が世に広がりました。これはいいことです。でも、だれが説得力の発言を出来るのかが分かりません。だから、みんなで発言すべきです。逆に、世にブラック企業の中でやりがいを持っている人が、「いや、うちの会社がブラックで無い」という人が「実名」で語れば良い。

 そのうち本当が何かが分かります。

[]抜群の成果を出す、別のアプローチ 19:35 抜群の成果を出す、別のアプローチ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 抜群の成果を出す、別のアプローチ - 西川純のメモ 抜群の成果を出す、別のアプローチ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は『学び合い』のみが抜群の成果を上げ続けると、不遜にも主張しています。すみません、でも、それ以外でも抜群の成果を上げ続けることが出来ます。ただし、条件がいくつかあります。

 第一に、評価のポイントは上位層の成績の高さ、つまり最高点で評価される場合です。

 第二に、下位層を排除もしくは隔離することが出来る場合です。

 第三に、上記にもかかわらず、新たな上位層が補充できる場合です。

 具体的に申しましょう。例えば、プロ野球の某球団です。また、高校野球の名門私立校の多くです。これは非常に分かりやすいと思います。

 残念ながら、公立高校もそのような場合はありえます。つまり、東京大学の入学者数でランキングする某雑誌と同じような序列で成果を上げようとするならば、落ちこぼれた子どもを排除、隔離をすることさえ出来れば某球団と同じ作戦は出来ます。

 しかし、上記は教育ではないと思います。少なくとも私は。

 教育の質は分布に表れます。例えば、進学校だったら入学時の偏差値の分布と卒業時の偏差値の分布を公開すれば、東大の入学者数のランキングとは別なものが見えるはずです。そして、それを見れば、志望者の動向は変わると思います。

 もし、分布の平均点を高め、最低点を上げ、分散を下げることを求めたならば、「一人も見捨てない」という戦略しかあり得ないと思います。少なくともごく普通の教師の出来る戦略は唯一無二と確信しています。

 このあたりは公立中学校の部活指導で実績を上げた方ならば、お分かりだと思います。限られたメンバーで結果を出すためには、脱落者を生み出さず、チーム力で勝つしかありません。

かつて私の研究室に所属した教員は、所属当初はバリバリの一斉指導型の人でした。その人は理屈では完膚なきほどに論破されていたのですが、納得はされませんでした。最終的には「実際にやってみる」ことは納得してもらえました。腹の中では納得されていませんでしたが、セオリー通りに授業をしました。一週間後、「先生、私は『学び合い』を前から分かっていました」と電話で連絡してきたのです。

その先生は転任した学校でバスケット部を任されました。ところが、バスケットの経験はありません。ところが、あれよあれよという間に強くなり、最終的には県大会で優勝したのです。その理由はその先生には不明でした。しかし、『学び合い』の授業をやってみると、部活指導のときにやっていたことと全く同じであることに気がつかれました。彼はバスケットの経験はありません。そのため、技術的な指導は出来ませんし、子どもたちもそれは理解していました。そのため、彼は教える代わりにバスケット関係の書籍を子どもたちに与えました。そして、チームは何のためにあるのかということを繰り返し語っていたのです。それが『学び合い』の授業とまるで同じだったのです。

[]権利放棄 19:35 権利放棄 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 権利放棄 - 西川純のメモ 権利放棄 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学には色々な予算があります。その中に、書いた論文や、講演会や、指導学生数などを大学のネットワークに入力し、それによって配分される予算があります。競争的資金というものがあります。

 上越教育大学には百六十人の教員がいます。私は競争的資金の全予算の約1割を得ています。何故でしょうか?もちろん、それだけの実績があるからです。しかし、それだけではありません。それ以上に、他の教員がデータを入力しないのが原因です。競争的資金獲得のためのデータ入力は非常に手間がかかります。例えば、論文のデータを入れるには、論文の様々な情報を入れなければなりません。そのデータを一つ入力すれば、数万円の研究費を貰えるというならば入力する気も起こります。しかし、へたすると数百円程度しか貰えないのです。馬鹿馬鹿しくて入力しない人が少なくありません。色々に活躍する人は入力する手間はそれだけ大変になります(私の場合は二日間はそのために費やします)。そのため、色々の活躍する人の中で入力しない人がかなりいるのです。競争的資金は、入力されたポイントの比率で全予算を配分することになります。つまり、多くのポイントを持っている人が、その権利を放棄すれば、権利を放棄していない人が潤うことになります。

 私が高校教師だったとき、多くの財団から予算をいただきました。若い教師にとって、大金と思える金額を得ました。何故でしょうか?それは、教師の中でそのような助成金があることを知っている人が少ないし、そのため、申請する人が少ないのです。そのため、申請する人が当たる可能性は非常に高まります。ま、宝くじを買うよりは、1万倍も当たる可能性があります。つまり、出せばかならず得をするレベルです(ただし、数多く出した場合です)。

 以上を知っている私にとって、圧倒的大多数が権利放棄をしている若い人は「愚か」としか思えません。政治家は各世代の投票行動を見ています。各地域別の投票行動を見ています。権利放棄をしていない世代、地域の人が得をするのです。

13/07/27(土)

[]人 21:44 人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人 - 西川純のメモ 人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大事なことなので、何度も書きます。

 私も最初は話術、面白教材、教師ドラマ路線というごくごく当たり前の意識で教師になり、研究者になりました。しかし二十年以上研究を続けて分かったのは、最後は「人」の勝負であるということです。分かってみれば当たり前のことです。自分の小中高大の恩師を思い起こせばそうだと思います。

 もちろん、話術、面白教材、教師ドラマ路線が無効であるとは言いません。ただ、それを使う「人」が大事なのです。多くのノウハウでは話術、面白教材、教師ドラマ路線の詳細は書いています。しかし、本当は何故それを使おうと思ったかという「人」が大事です。

 リンカーンの言葉の通りに、多くの人を長く騙すことは出来ません。話術、面白教材、教師ドラマ路線のテクニックで子ども「達」を騙せるのは3ヶ月が限界です。

 でも、「人」と言われても困りますよね。滝に打たれれば「人」が出来るのでしょうか?千日の間の行を行えば「人」が出来るのでしょうか?出来るかも知れませんが、多くの人はそれは出来ないでしょう。『学び合い』では「一人も見捨てない」という一点を押さえれば集団を管理できる「人」が出来ると考えています。

 なお、上記は単なる経験論では無く、二十年間以上の学術データ・実践データによって構築されています。

[]新潟講座 07:10 新潟講座 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新潟講座 - 西川純のメモ 新潟講座 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 休み明けの月曜日、7月29日に新潟で講演します。申し込み不要の飛び込みもウエルカムです。誰でもOKです。演題はこの5年間喋っていない「不真面目な子なんていない」です。乞うご期待。http://p.tl/2LZM

[]八尾の会 06:29 八尾の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 八尾の会 - 西川純のメモ 八尾の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 8月26日に八尾で会があります。お誘いします。 http://p.tl/RTVA

13/07/26(金)

[]可愛い 21:20 可愛い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 可愛い - 西川純のメモ 可愛い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は初対面の若い教師に会いました。可愛い。学部生の愚かだけど、まじめな姿を見れば可愛い。学卒院生の必死の姿を見れば、可愛い。

 でもね、見かけは決して可愛くない現職院生も可愛い。私が27歳で上越教育大学の教師になったときの教え子は私より十歳ぐらいは上でした。でも、可愛いのです。実は25歳で初めて定時制高校に勤めたとき、教え子の中には40歳のおじさんもいました。でも、可愛いのです。おそらく教えるという行為の動機付けには「可愛い」という気持ちがセットになっていると思うのです。

 高校教師だったときは、子どもたちを抱っこしましたし、高い高いしましたし、頬ずりしました。可愛くてしょうがなかった。もちろん、女子生徒は我慢しました。幸い、向こうが私に抱きついてくれる子もいました。ふぉふぉふぉ

 でもね、可愛がるのは自分の勝手です。本当は、私を教師と認めてくれる可愛い人の幸せを実現すること。だから、『学び合い』に至りました。

[]中信の会 06:44 中信の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中信の会 - 西川純のメモ 中信の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日、塩尻で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/maya-1/20130726

13/07/25(木)

[]解決策 07:28 解決策 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 解決策 - 西川純のメモ 解決策 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 近々、非常勤講師の先生が『学び合い』を学びに上越に来ます。その先生からの切々としたメールを今年大学院に入学したゼミ生の一人に読ませました。そのゼミ生は、昨年度は非常勤講師をしていました。そこで昨年、私にメールで相談し、『学び合い』を学ぶために非常勤をやめて大学院に入学しました。そのゼミ生はニコニコしながら「だれもそうなんですよ」と言っていました。今、彼は生き生きとして全国各地の『学び合い』の実践と実践者と繋がっています。そのネットワークの多様性は、私、maya1さんに次いで第三位に修了までにはなりそうです。私の指令は、来られる方の悩みを聞いてあげて、ということです。私より、ずっと共感的な理解が出来る。

 毎年、非常勤講師なるべきか、大学院に進学するか悩んでいる人からのメールを受けます。私は大学院進学を勧めます。しかし、非常勤になるべきだと勧める方もおられます。非常勤を勧める理由も分かりますが、その方々はいくつかのことを理解していないと私は思うのです。

 現職の方に伺います。とりあえず教えられるということだったら、3年以内に出来るようになりますよね。そして、その後は最初の3年ほどの成長はあまりないですよね?全員とはもうしませんが、大多数だと思います。私の現在使っている講義のテクニック、講演のテクニックは採用1年で獲得したものです。それは「なぜか仕事がうまくいく教師の7つのルール」(学陽書房)の最初の3分の一に書きました。そして、その程度さえあれば暴走族相手に物理の授業を成立させることは出来ます。

 非常勤になって学べることなんて、採用1年で学べることだと思います。それも、自分が担任を持って学べることは、担任を持たない中高の教師では学べない。非常勤になって学べることは、採用されてからでも十分に学べることです。(そんな程度だったら「7つのルール」を読んでね)

 そして、非常勤講師になることを勧める方が理解していないことのこととは、現状の職員室の教育力です。私が、そして非常勤講師を薦める方々が採用になった時の職員室の教育力と現在の職員室の教育力は天と地ほども違います。それは誰が悪いとか、時代が悪いというような原因ではありません。急激な少子化によって採用が激減、激増をしたため職員の年齢バランスがいびつになったためです。

 私は対人関係がうまい方ではありません。というより下手です。私以外の方であっても大学までにつきあっている仲間はプラスマイナス3年程度の範囲内です。10歳、20歳、30歳離れた人と仲間になることは未経験です。しかし、何も分からない状態で現場に入ったとき、一番大事なのは先輩の方々と繋がり、愚痴を聞いてもらえる関係を結べるか否かです。愚痴さえ聞いてもらえれば、そして「私もそうだったのよ」と言ってもらえたら踏ん張れる。それが出来ないと、優秀な方でも「自分だけが駄目なんだ」という負のスパイラルに陥ってしまう。

 私の採用時の先輩はかなり強引な人もいました。私をいきなり飲み屋に拉致して喋りまくる先輩もいました。夜に電話に出ると、「いまから行くから用意して待ってろ」との先輩教師の声。先輩の教師の車に乗ると、4人の先輩教師がいて、何も分からないうちに拉致。3時間後に見知らぬ他県の海岸に到着、車中ではビールを飲む人がいます。訳も分からないうちにイカ釣り漁船に乗り込み、イカつり体験。酔っ払った先輩は生きたイカにかぶりつく。そして旅館に泊まって宴会。翌日、そこを出発して学校で授業(定時制高校だったので)ということもありました。そんな職場でした。でも、今、そんな職場が日本中にどれだけあるでしょうか?

 上越教育大学の教職大学院では、協働力を基本コンセプトとしています。現職の人や色々な人とチームを組んで問題解決することを徹底的に学びます。それさえ学べば、最初の3年間を乗り越えることが出来ます。そして、広いネットワークを持ち、志の高い教師やその他の職業の人と繋がることが出来れば、4年目以降も成長し続ける教師になれます。

追伸 若い教師の悩みを根本的に解決する方法は、職員室の教育力を高めるしかないと思っています。そのために全校『学び合い』、合同『学び合い』を広めたい。

[]甘え 06:03 甘え - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 甘え - 西川純のメモ 甘え - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子は中一ですが、歯の仕上げ磨きを私がしています。反抗期で憎まれ口を言った後でさえ、その時は「もう、どうにでもして」というような全面無抵抗状態になり、まるで赤ん坊のようになります。

 私は息子と一緒に寝ます。その際は話をねだられ、本当に寝るときは何度もチュウをしてくれるし、私もしてから寝ます。その時の様子は幼稚園の時と変わりありません。そして、息子は必ず私の枕を自分の枕にくっつけて頭をくっつけて寝たがります。

 子育てを終えた大方の方からは失笑されると思います。子どもがほしいと長い間願って、40歳で授かった一人息子だから甘いのかな、とも思います。上記のことを高校になってもやり続けるのは変だよな~(実際には中学でも)という自覚もあるのです。しかし、「でも」という気持ちがあります。

 私は53歳ですが、勤務先で嫌なことがあって家に帰ると、家内にだっこしてもらいます。出勤の時にもです。出張のホテルでは、酒を1升飲んでも目がさえるのに、家で息子と頭をつけて眠ると、直ぐ眠れます。

 53の私もなのですから、中1の息子が甘えるのは良いことのように思います。

 子育ては、「可愛くて、手のかかる6年間」、「可愛くて、可愛い6年間」、「可愛くて、憎たらしい6年間」の三段階があると思っています。そして、その後は自分たちの手元から子どもは巣立ちます。ま、そのうち離れますので、それまでは延長しようと思っています。と、昨晩も息子と一緒に眠るときに思いました。

13/07/24(水)

[]上越の会 18:05 上越の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 上越の会 - 西川純のメモ 上越の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 8月24日に上越で『学び合い』の会を開きます。(http://goo.gl/eOeDpg)お誘いします。つまり、23日の午後に長野県東部の小学校で全校『学び合い』を参観し、夜は西川ゼミの合宿で飲み明かし、24日は『学び合い』の会、という流れです。お誘いします。

13/07/23(火)

[]夏休み公開 14:03 夏休み公開 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 夏休み公開 - 西川純のメモ 夏休み公開 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 全校『学び合い』の生を見たいけど、授業が・・・・という方へ

 長野県は夏休みが短いのをご存じでしょうか?その関係で夏休みが早く終わります。その関係で、他地域の方々が参観しやすい場合があります。

 長野県東部の山間地域にある小規模小学校(東京からだったら大凡3時間程度)で全校『学び合い』を1学期中に2回トライしました。8月23日(金)に全校『学び合い』の3回目にトライします。その学校が「勉強になるから」ということで公開をOKしていただきました。

 ということで、興味のあるかたは、今週の金曜日までに私にメールしていただけませんか?メールをいただいた方に、詳細のデータをお教えします。こんな機会、なかなか無いのでお見逃し無く。

 なお、その日の夜には西川ゼミの合宿が妙高であります。『学び合い』のことを一晩語り明かそうという方は、そちらもどうぞ。興味のあるかたは、これまた今週の金曜日までにメール下さい。

 メール即決定というわけでは無く、可能性のある方はどれだけいるか、という打診です。

[]家族 07:11 家族 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 家族 - 西川純のメモ 家族 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「人間の価値は葬式の時、泣いてくれる人の数で決まる」と亡き父が言っていました。

 同志のメモを読みました(http://p.tl/Efuw)。死んだとき触れてくれる人が家族なのだと思います。父の死体に対面したとき、私が小さいときに父がしてくれたように、ぽっぺにチュウをしたことを思い出しました。

13/07/22(月)

[]あなたは? 07:14 あなたは? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - あなたは? - 西川純のメモ あなたは? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は選挙でした。家族で食事を食べているとき、何故、選挙に行かなければならないかを息子に話しました。その際、中1になった息子が、「どの人が当選しても何も変わらない」、「政治なんて関係ない」というどこかで聞きかじった意見を言ったので、以下のようなことを話しました。

 もし、その人が日本を良くしよう、もしくは地域を良くしようと願って、実際に自分の出来ることをしているならば、「せめて、ここを変えてくれれば・・・・」という「小さいけど具体的な一歩」が見えてくるはずです。そして、それを変えてほしいと願って色々な人と話せば、自分の願いを共有している人が誰かが分かるはずです。その人が議員かどうかは分かりません。しかし、その人とつながれば、その人と誰が繋がっているかが分かります。

 もちろん、やろうとしたが挫折した人もいるでしょう。でも、変えたいという願いが強ければ、捲土重来で何度も何度もトライします。そうしないで愚痴を言う人は、それほどの志が無い人です。一気に変えられなくとも、少しずつでも変える道は必ずあります。

 息子は「マニュフェストなんて本当にやるとは思えない」と言いました。その通りです。でも、何事も満額回答なんてありません。ようは、どれだけやるかです。その政策の是非は私には分かりません。でも、相対的にそれを言う人に繋がっている、私が直接繋がっている人は相対的に分かります。

 「どの人が当選しても何も変わらない」、「政治なんて関係ない」と言う人は、何かを変えようともせず、当然、何もしない人だ、と息子に語りました。そして、そんな人になるな、と言いました。

[]群馬の会 05:52 群馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 群馬の会 - 西川純のメモ 群馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月25日に高崎で『学び合い』の会があります。お誘いします。http://p.tl/fzzB

13/07/21(日)

[]Monsters University 19:46 Monsters University - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - Monsters University - 西川純のメモ Monsters University - 西川純のメモ のブックマークコメント

 Monsters Universityを家族で見ました。よかった~

13/07/20(土)

[]誰もいない 21:36 誰もいない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誰もいない - 西川純のメモ 誰もいない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ室にいくと、一人の3年生が勉強していました。いいな~。そして4年生、学卒院生がいない。受験です。彼らの人生の大舞台です。

13/07/19(金)

[]教師の視点 13:01 教師の視点 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師の視点 - 西川純のメモ 教師の視点 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、以下のメールが来ました。

『西川先生

はじめまして。

突然のメールで失礼いたします。

私、○県○郡の○小学校6年○組の(●先生の学級)○の母で○と申します。

この度、メールいたしましたのは

●先生の行っている『学び合い』の授業について

夏休みに娘が統計グラフコンクールに出品するためのテーマに使いたいということで、

●先生に相談しましたところ、

西川先生の『学び合い』スタートブックという本を貸していただきまして、

拝見させていただきました。

そこで、我が6年○組でも、アンケートをとったりしながら

まとめていこうと思 っているのですが、

この本の中にも幾つか

子供たちからとったアンケート結果がのっておりますが、

こちらをデータとして使用させていただいてもよろしいでしょうか?

というお願いなのです。

統計グラフのコンクールに出品する際、

データの出処を記載することが決まっておりますので

よろしければ、参照としてこの本を記載したいということです。

もしも不都合がございましたら使用しませんので

お返事いただけるとありがたく思います。

どうぞよろしくお願い致します。

娘に代わって母の代筆メールで失礼いたしました。』

 嬉しいメールでクラスの子ども達が教師の視点で自らの授業を見直し発表しようとしている。さすが『学び合い』で育てられた子どもたちです。

 もちろん、大歓迎です。そして、著作権法によって、上記の場合は出典を明らかにすれば、著作権者に断り無く利用出来ることをお知らせしました。(http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime7.html

 私の所には、卒業研究で『学び合い』を研究したいという問い合わせが毎年数件以上必ずきます。そのうちに夏休みの自由研究でやりたいという問い合わせ増えるかもしれません。頼もしい限りです。おそらく子ども集団の能力を信じる『学び合い』以外ではあり得ない話ですね。

13/07/18(木)

[]夫婦 21:30 夫婦 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 夫婦 - 西川純のメモ 夫婦 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は中学校1年の息子は「お泊まり」です。

 ということで、本日の夕食は家内と二人きり。2時間ほど、たわいもない話を含めてだらだらと晩酌をしました。老後の練習ですね。楽しかった。

[]ユーレカ 18:30 ユーレカ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ユーレカ - 西川純のメモ ユーレカ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 長年分からなかったことが、急に分かって「分かった!」という感激はこの年になるとなかなかないものです。久しぶりに、本当に、久しぶりに味わうことが出来ました。

 今、私の所に某大学の博士課程後期課程の学生さんが『学び合い』を学びに来ています。専門は国語教育学です。そこで、議論の中で国語の陶冶価値を聞きました。他教科に比べたときの国語の陶冶価値です。最初は、一般的な国語の人が言う陶冶価値を再確認し、その後、それを他教科の陶冶価値と比較しながら次々に潰していきます。

 大抵の教科の専門家は他教科のことを知りません。教科横断的な学会でも、大抵は自分の専門教科の話ばかりを聞いているのが実情です。だから、他教科と比較しての特徴はあまり考えません。

 宿題を与えて、数時間後に再度議論しました。失礼ながら、「コミュニケーション」等の呪縛から逃れられないと予想していました。ところがです。その学生さんの最初に出た言葉が「国民意識をつくる」という言葉です。その瞬間に頭のもやが晴れ渡りました。

 数学、理科、体育、美術、音楽などは汎世界的なものです。もちろん詳しく吟味すれば文化的背景と関連づけることは可能ですが、少なくとも小中高の学校教育レベルであれば汎世界的と言えるでしょう。国語はすぐれて「日本」というものに直結しています。もちろん、社会との棲み分けをどうすべきかを吟味する必要があるでしょう。しかし、方向性としては合っているという直感があるのです。おそらく、社会以上に「日本」の精神的なものを直接的に学ぶことが出来る何かがあると感じます。

 そうなれば私の思考回路はフル回転です。その次元で、現代文や評論文や古典や漢文という様々な分野も陶冶価値で整理出来そうな見通しがつきます。更に言えば、英語の陶冶価値も見えそうに感じます。つまり、「日本」ではなく「人類」というものを学ぶ意味があるのでは無いかと思うのです。そうであれば、英語の教材は英米文学が最終到達点では無く、国連憲章や諸外国との条約なども教材になるように思うのです。

 私の頭は、今、ヘトヘトです。でも、楽しい。新たな視点に立てば、教科の可能性はもの凄く広がります。

 異質な人との会話は実り多いと感じました。感謝です。

追伸 言うまでも無いことですが、が、最近は忘れられている場合が多いので蛇足ながら書きますが、私の研究者としての出発点は理科教育学です。でも、今、他教科との関わりが多くなったので、かえって理科の美しさと可能性も見えるようになりました。

[]残念 13:05 残念 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 残念 - 西川純のメモ 残念 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生がTOSSの特集号を見せてきました。学び合いに対する批判の特集号でした。ワクワクして読みましたが、前回と同様で「学びの共同体」を主に想定しているものでした。幸い、前回に比べて『学び合い』と混同している部分は少なくなっていました。『学び合い』かな?と思われる部分は一カ所で、粗い遠景画像から想像をしているレベルのものでした。残念でした。まだまだ格が違いますね。

[]感謝 07:07 感謝 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 感謝 - 西川純のメモ 感謝 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は地域体験学習で息子は「お泊まり」です。息子はワクワクしています。それが証拠に、いつもは6時に起こしても「眠い」を連発してなかなか起きないのにもかかわらず、今日は5時半に目を覚ましました。

 直ぐにチュッチュッして、なでなですると可愛い顔でご挨拶。息子の顔を見ながら「神様、仏様、ご先祖様、感謝します」と心で念じました。

追伸 息子によると、保護者の見送りは駄目だと、釘を刺されたそうです。親ばかの気持ちが分からん!

13/07/17(水)

[]広がる 21:27 広がる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 広がる - 西川純のメモ 広がる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から5年ぐらい前までは、日本全国の『学び合い』の動きは私が把握できました。しかし、最近は分かりません。本日は新潟市に『学び合い』学校の研修会に参加しました。そこで、私の把握していない事実が分かりました。多くの同志が、色々なことを考えていることが分かりました。中学校区の小小連携、小中連携が現実のものになりそうです。楽しみです。また一歩、私なりの『学び合い』のゴールである。地域コミュニティの再生の実現に近づいています。

[]寿命 06:51 寿命 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 寿命 - 西川純のメモ 寿命 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 公立学校の教師が早死にする職業にランクインしていることに絶句しました。教え子の将来を考えると・・・・。

 あるゼミOBの携帯に電話しました。私が「今、電話いい?」と聞くと、OBは「授業中だから、大丈夫です」と応えました。爆笑しました。一定以上の能力があれば、職員室では自分以外の仕事が舞い込みます。ところが『学び合い』の時間は「裁量権」がある。『学び合い』は寿命に関係するんだと言うことが分かりました。

http://p.tl/7vfW

karakusa01karakusa012013/07/18 00:29すてきなOBさんですね。公立学校の教師が早死に…認めたくありませんが現実でしょう。

13/07/16(火)

[]送り出す 21:27 送り出す - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 送り出す - 西川純のメモ 送り出す - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、遠方からのお客様を受け入れ、送り出しました。時間を費やしておいでいただいた方です。私の送り出すときに語ることは「結果を期待しています」です。

[]難敵 21:27 難敵 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 難敵 - 西川純のメモ 難敵 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』にハッキリと敵対する方もおられます。しかし、基本的に怖くありません。攻撃の仕方が稚拙です。ほっとけば自滅するのが分かります。そして、本当にまじめに考えている人の場合、ある瞬間から絶対的な同志になります。そういう人が今までも多くいました。

 最近、一番の難敵と思っているのは、何も考えていない人です。もう少し説明すれば、「愚痴は言いますが、今のままでも大丈夫で、だから、な~んも変えなくてもいい人」です。この人が一番大変です。

 何故難敵かと言えば、数が多いのです。そして、説明をしても聞く気が無い。そして、「変わりたくない」ということで耳をふさいでいます。耳をふさがれては何も出来ない。その人に語る道は、その人と人と人との繋がりのある人の一言です。これって子どもたちの『学び合い』と全く同じ。私が出来るのは、分かりたいと願っている人に語ることしか出来ません。

[]命 07:13 命 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 命 - 西川純のメモ 命 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生に語ることです。大学で研究していることの中で、本当に子どもに影響を与えることは多くはありません。そして、1年というスパンで影響を与える研究は極限られています。それらの多くは、授業を面白くしたり、分かりやすくする研究です。

 我がゼミのやっていることは、年間を通した授業に影響を与え、「かつ」、子どもの人生を変えることです。そして、子どもの命を守る研究をやっています。誇りを持ってほしいと。

 本日が、どれほどの子どもの人生と命に影響を与えるかと思えば身が震えます。この気持ちをゼミ生に共有してほしいと心から願います。本日参観する学校の子どもたちと先生方は、十分にそれを成し遂げてくれると確信しています。

13/07/15(月)

[]根幹 21:10 根幹 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 根幹 - 西川純のメモ 根幹 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』のテクニックのことを語る機会は少なくありません。しかし、ゼミ生以外に『学び合い』の本当の願いと、それと一対一対応する理論を語る機会はあまりありません。本日は、それを語れました。伝われ、と願いつつ。

[]楽しかった 20:41 楽しかった - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 楽しかった - 西川純のメモ 楽しかった - 西川純のメモ のブックマークコメント

 飛び入りの長野の元校長のMさん、nさんの参加もあり、大満足の会でした。あ~楽しかった。

[]愛知の会 10:45 愛知の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愛知の会 - 西川純のメモ 愛知の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 愛知の『学び合い』の会を支えてくれる人、大募集です。やれる範囲でみんなでやればいいのです。お願いします。http://p.tl/xmVS

[]飲み会 09:31 飲み会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 飲み会 - 西川純のメモ 飲み会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は、和歌山から小学校校長(6人)、小学校教頭(1人)、小学校教諭(2人)、高校校長(1人)、教育行政(1人)、長野の中学校教諭(1人)、東京の教材会社(2人)のお客様を迎え、ゼミ生たちと飲み会です。さすがに人数が多いので、本日は大学近くの公民館(グーグルで「新潟県上越市岩木 岩木町内会館」で分かります)を借りました。いっぱい喋って、いっぱい学ぼう!!!!18時からです。飛び入り参加もアリです。

[]合同『学び合い07:35 合同『学び合い』 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 合同『学び合い』 - 西川純のメモ 合同『学び合い』 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 日本の教員の200人に一人は心の病で休職しています。ということはその十倍はその一歩手前だし、その予備群は少なくないはずです。同僚にそのような人がいて悩んでいる人は少なくない。その方々へのメッセージです。

 授業の8割以上を子どもに任せたフルの『学び合い』だけが、定常的に合同授業をすることが出来ます。足して2で割る『学び合い』ではそれは出来ません。何故なら、導入の時間や、間に入れるまとめの時間の調整が難しいからです。フルの『学び合い』ならは「さあ、どうぞ」でOKです。

 心を病んでいる方への特効薬は、「私もそうだったのよ」の一言です。「自分が悪い」、「自分のせいだ」、「自分は駄目だ」と自己否定し、負のスパイラルに陥っている人に、「あなただけではない」というメッセージが救いです。事実、教員の抱えている悩みの99.9999%は、その人が最初に悩んだことでもないし、その人が最後に悩むことではない。話し合えば、誰もが悩むことです。

 でも、悩みを相談するのは難しいことです。特に、自己肯定感が低いときは、「これを話したら馬鹿にされるのではないか?」、「自分の今の状態が悪いことを認めるのが恥ずかしい」という気持ちでいっぱいです。それを乗り越えるためには、膨大な雑談が必要なのです。当たり障りのない雑談。そして、大笑いできる雑談です。

 今の学校には、その時間が無い。教務室では書類書きに追われます。第一に、空き時間にいるのは教頭先生以外は自分一人、という規模の学校も少なくありません。『学び合い』だったら授業中に雑談が出来る。そして、雑談の種は、子どもたちのほほえましい行動から生まれます。子どもたちの姿を種に、雑談し、笑うのです。その積み上げの中から、自己開示できます。それに合同『学び合い』は、少なくとも一人の先生が『学び合い』を分かっていれば、必ず成功します。結果として、心がやんでいる人も満足できる授業を経験できるのです。

 まずは週に1時間だけでも始めることを勧めます。そして、一教科は全部合同『学び合い』で勧めれば良い。そうすれば、あなたがその人のクラス作りに関われます。もちろん、合同『学び合い』はあなたの授業にもメリットがあります。『学び合い』は一斉指導と真逆で、人数が多ければ多いほど、多様性があればあるほど、安定して成功しますから。

追伸 何故、心を病んだ人の気持ちが分かるかと言えば、私も、そうなったこともあります。そして、上記のように愚痴を聞いてくれた人に恵まれたから踏ん張れたし、復帰できたからです。

[]展望 07:10 展望 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 展望 - 西川純のメモ 展望 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 第一回『学び合い』フォーラムを開いた頃は、私自身一人が切り込み隊長のような状態でした。が、最近は切り込み隊長が凄く増えたような気がします。おそらく元から切り込み隊長だったのですが、私のようなバカではないので、したたかな切り込み隊長だったのでしょう。それが徐々に、したたかでも見えるようにネットワーク力を上げていたのだと思います。なんか、戦う、というのではなく、自然なのです。

 教室レベルの『学び合い』は手引き書に私なりの理論的整理を書き、テクニックに関してはステップアップにまとめました。あとは「一人も見捨てない」という願いを共有していただければ、煮ても焼いてもご自由に、という気持ちです。

 いまは学校『学び合い』の切り込み隊長です。でも、この数年のうちに切り込み隊長が増えるでしょう。『学び合い』ジャンプアップにテクニックは書きましたし、理論編は「忙しいを誰も言わない学校」に書きました。あとは、はやくちゃぶ台作戦の可能性に気づいて、地域コミュニティの再生を実感してほしい。

 ということで、全国レベルの展開には概ね満足しています。今の私の悩みの過半数は地元の上越です。本来だったら、個に拘らずが『学び合い』のセオリーですが、私のクラスである西川ゼミの学生さんを育てるフィールドなのです。これは全国を変えるより難しい。全国の同志のお力で変えるしかありません。

追伸 言ってもせんないことですが、私の悩みの根本的原因は、私が上越市にある上越教育大学に勤めていることから発します。あわてて補足すると、とても良い大学です。ただ、私がちょいと規格外すぎて、周りの人がみんなまともだからです。

[]自信 07:10 自信 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自信 - 西川純のメモ 自信 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私には理解できないことですが、自分の教えていることを分からないと良い教師にはなれないと確信している人が少なくありません。なんで、そんなことを自信を持っていられるのか訳が分かりません。

 教職免許状を取得するにはどのような単位が必要か法令で定まっています。しかし、そこで指定しているのは科目名程度です。その科目名の科目をどのような科目にするかは大学教員の一人一人の「趣味」です。

 もっと訳が分からないのは、法令で指定していない時間数まで拡大したり、法令で指定していない科目を必修にしたりすることです。そのことによって良い教員が育てられる根拠は何かを聞いたことがありますが、どこまで聞いても、本人の思い込みと趣味以上の根拠を見いだすことは出来ません。ま、簡単に言えば「多くやれば、多くやるほど、いいでしょ」といういう素人レベルです。善意から発するのは分かるのですが、それを人に強いるのは困ったことです。

 どんなことを学ぶためにも、「資料を読む」、「人と語り合う」、「自分で考える」の三つが大事です。講義は「資料を読む」に含まれますが、そこには個人の選択があらねばならない。そして、「人と語り合う」、「自分で考える」を十分に行えるためには、余裕がなければならない。

追伸 当然のことながら私は私が講義で語ることはとても重要だと確信していますが、万人が聞かねばならないと強いたいとは思いません。

maya-1maya-12013/07/15 14:48行く先、上越市岩木町内会館。急遽出陣です。明日仕事なので飲めませんが。

jun24kawajun24kawa2013/07/15 20:30ご参集感謝。さすがmaya1さんです。

karakusa01karakusa012013/07/18 00:17合同『学び合い』の日記元気が出ました。ありがとうございます。

jun24kawajun24kawa2013/07/18 15:24どんどん、進みましょう!

13/07/14(日)

[]クラウドアトラス 20:14 クラウドアトラス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - クラウドアトラス - 西川純のメモ クラウドアトラス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 複数の話が平行する複雑な話かな、と思いましたが、意外に単純です。ようはその時々の人が、人と繋がり、また、それは時間軸でつながっていると言うことです。人間関係の縦軸と横軸です。

 とても良い映画でした。というのは、基本的には良い人が幸せになる映画だからです。

[]記念日 20:15 記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 記念日 - 西川純のメモ 記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1991年のこの日、家内と私は出会いました。ということで、家族で飲み屋に行きました。楽しかった。

[]神奈川の会 06:59 神奈川の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 神奈川の会 - 西川純のメモ 神奈川の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月27日に『学び合い』神奈川の会の定例会があります。お誘いします。http://p.tl/pt2w

13/07/12(金)

[]洗脳 21:56 洗脳 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 洗脳 - 西川純のメモ 洗脳 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 テレビで「ウェイヴ」のことが取り上げられていた。つまり学校で「洗脳」をやったらということです。でも、私にとって日本の普通の授業が洗脳以外の何者でもありません。どう考えても、日本社会でやったら独裁国家(まあ、とても有能な啓蒙君主)とした思えません。

 では、『学び合い』はどうか。集団の中で規範を育てています。これは教育の基本的な機能であると思います。そして上記のように『学び合い』以外もやっています。では、ウェイヴとどのように違うか。いろいろあります。

 それは集団の規律を目的としていない点です。あくまでも個人の利害を実現することを前面に出しています。

 問題解決の方法として個人を排除することによって解決しない。つまり、人と長い時間をかけて折り合いをつけます。

 おそらく、この2点は決定的な違いだと思います。これは『学び合い』の考え方が分かるか否かの試金石ですね。前者は学校観に対応しますし、後者は「一人も見捨てない」という願いに関わることです。

[]新潟講座 08:49 新潟講座 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新潟講座 - 西川純のメモ 新潟講座 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 夏休み後半に上越教育大学教職大学院のメンバーの連続講座があります。県内外のだれにでもオープンです。私は7月29日に担当します。演題はこの5年間喋っていない「不真面目な子なんていない」です。乞うご期待。http://p.tl/2LZM

[]陸の王者 06:29 陸の王者 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 陸の王者 - 西川純のメモ 陸の王者 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 自分にとってごく普通なことが、他者にとってはとてつもなくびっくりすることってありますね。

 西川ゼミ集団の凄さは知っているつもりでした。しかし、そこではごく普通にこなすことを、普通の集団がやればパロディみたいな悲惨な状況になることを最近再確認しました。

 西川ゼミは若く多様なゼミ生がいます。そこに現職院生の常識と経験が兼ね備えているのですから、そんじょそこらの学校の職員集団より遙かに上回る力があります。今は受験で手一杯の学卒院生と学部4年生ですが、もうすぐ戦線復帰です。教育実習から戻れば学部3年生も戦力になってくれます。

 そう考えていたら、ふと慶応の応援歌である若き血の最後の一節「陸の王者 慶応」というフレーズがフルオーケストラで頭に浮かびました。夏休みからフルスロットで、「自分の心に響き、多くの人の心に響く教育研究を通して、自らを高め、一人も見捨てない教育・社会を実現する」を実現するぞ~

 新年度になって、自信を失うことが定期的に続いていましたが、なんか勇気がわきました。教員養成系大学における最強の集団だ~~

 ま、指導教員バカです。

13/07/11(木)

[]追い立てるもの 08:35 追い立てるもの - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 追い立てるもの - 西川純のメモ 追い立てるもの - 西川純のメモ のブックマークコメント

 高校教師としては失敗者ですが、研究者としての自分には満足しています。少なくとも私レベルの人間にしては出来すぎです。

 平均的な教科教育研究者の20倍以上のA論文を書きました。いろいろな学会、団体から賞をもらいました。歴史ある学会の学会誌編集委員長を務めました。学術研究の成果を書籍として発刊し、多くの人に読まれています。中には十数年間のロングランの本もあります。

 何故かと言えば、私は研究者としては傍系だからだと思います。研究者の世界は厳しいものです。論文を書け、しからずんば死ね、という世界です。その中で生き残らなければなりません。本流の研究者は、一流大学の学会の本流となっている先生のもとで博士課程に入学し、そこそこの論文を書き、学会での仕事をこなし、人望を得て、博士の学位を得て、学界での重鎮となり退職というのが流れです。

 私は違います。私はな~んとなく大学院に入りました。教育の大学院に入った理由が、私の不得意なドイツ語が試験に課せられない大学院という、恥ずかしい理由が大きな理由です。大学院も研究者養成の大学院ではなく、現在、全ての教員養成系大学に設置されている高度職業人を養成する大学院です。

 私は遊び回った学部時代と決別するため、むちゃくちゃに研究しました。その中で研究の面白さに気づきのめり込みました。その時の業績があるから、その後、大学に異動しました。異動した後、私は研究者としての存在証明を自分で行わなければなりません。本流の研究者であれば、そこそこの品のいい研究をして人柄を認めてもらえれば、学閥や恩師の力で生き残ることが出来ます。しかし、私にはそれが無い。だから、下品とまで言われるほど論文を書きまくりました。下品すぎると学会のお偉い人からおしかりを受けます。その場合は、その学会からしばらく距離を置き、別な学会で活動します。そしてほとぼりが冷めてからは、距離を置いていた学会に戻ります。そのようなことを続けることによって、ずっと下品に論文を書きまくることが出来ました。

 しかし、人から下品だとかフォロソフィーがないといろいろなことを言われましたが、その業績が山のようになれば、それなりに認められます。そして、ある時点からいろいろな学会から賞をもらうようになりました。そして、昔だったら六十代の重鎮がなる学会誌の編集委員長に四十代になったばかりの私がなりました。

 が、研究者になった私の弟子には私の道を歩ませたくはありません。かなり厳しい道だし、丁半ばくちの部分もある。

13/07/10(水)

[]自習課題 21:53 自習課題 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自習課題 - 西川純のメモ 自習課題 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日も新潟県のキーパーソンと思われる方に学校『学び合い』を見ていただきました。その方ともいろいろと話しました。その中の一つに、単元の中には『学び合い』にしにくいところもあるのでは、という疑問がありました。いろいろな説明の仕方があるのですが、その一つの説明をしました。

 出張や子どもの病気のための年休など、急なこと自習課題を託してお任せする場合があります。それは単元のどこになるか分かりません。その自習課題でいいのです。「全員が出来る」という、たった一つの縛りを書ければ、それは『学び合い』の課題になります。

 こう考えれば、簡単でしょ。

[]赤坂さん 21:14 赤坂さん - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 赤坂さん - 西川純のメモ 赤坂さん - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学の教職大学院には実に多様なスタッフがいます。

 私がゼミ生に「教職大学院の先生の中で私に一番似ている先生は誰?」と質問します。たいていは分かりません。私が「赤坂さん」と答えを言えば、納得します。彼の授業を参観すると、つくづく似たタイプだと思うのです。本質的には「暗く」、「話し下手」で、基本的に「他者は自分を受け入れてくれない」という前提に立って物事を考え、準備をする人だと、私は勝手に思っています。(つまり、私の本質がそうなんです)そして、努力によってそれを克服しました。意識的改善なので、天才的なものはありません。しかし、安定して演じることができるのです。

 彼の様々な仕草を観察し、分析すると、本当に私に似ていると思います。

 その赤坂さんの自伝的な本が出るというので、楽しみにして注文しました(http://p.tl/-oNF)。するすると読めると思っていたのですが、読めません。苦しいのです。一行読むごとに、自分の過去が走馬燈のように思い出されるのです。その時の失敗、辛い思い出が洪水のように私の心を満たします。本当に思い出したくないことが思い出すのです。

 苦しみながら読みました。赤坂さんは自分を凡人と書かれています。でも、違います。あれだけのことを正対し続けて、投げ出さずに、やり続けられた。これは凡人には出来ることではない。そして、凡人ではないが、凡人を理解できる。そして、自身を凡人だと思える。

 何故だろう、と思いました。恩師の思い出や、その時々の出会いが書かれています。しかし、赤坂さんを赤坂さんたらしめているものとは私には思えません。あれだけ自分を踏ん張らせたのは、「それしか逃げ道がない」というものがあるように感じるのです。それが見えない。そして、それを知るのが怖くもあります。

 読み終わって、「私に一番似ていて、一番似ていない」ということが分かりました。これが私の発見です。このような人を教職大学院の同僚にもてることを誇りに思います。

[]出張 20:46 出張 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 出張 - 西川純のメモ 出張 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今後の出張に関して、現状で決まっているのは以下の通りです。お近くに来たら、どうぞ。

7月29日 新潟県教育センター 講演

8月3日~4日 福島市 『学び合い』フォーラム

21日 長岡技術科学大学 免許教習会

22日 埼玉県寄居町 講演会

23日 ゼミ合宿

24日 『学び合い』上越の会

9月29日 『学び合い』大分の会

30日 大分県大平山小学校

10月1日 福岡県安徳南小学校

2日 福岡県大野東小学校

3日 福岡県二日市中学校→久保泉小学校

4日 唐津市鏡山小学校

19日 信州大学 長野セミナー

24日 兵庫県西宮浜小学校

25日 和歌山県僻地複式研究会

26日 『学び合い』和歌山の会

11月1日 兵庫県山口小学校

2日 岡山大学 教育実践学会

3日 同上

4日 『学び合い』秋田の会

5日 秋田県田根森小学校

6日 青森県長者中学校

22日 新潟市岡方第一小学校

30日 『学び合い』兵庫の会

12月1日 広島市 『学び合い』中国の会

2日 広島県三入小学校

3日 佐賀県神埼市教育委員会

4日 未定

5日 福岡県立花小学校

6日 大分県藤原小学校

7日 大分県大平山小学校

2月22日 福岡県 『学び合い』フォーラム

23日 同上

24日 大分県大平山小学校+藤原小学校

[]共感的理解 06:37 共感的理解 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 共感的理解 - 西川純のメモ 共感的理解 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 高校教師としての過去を思い起こせば、自責の念でいっぱいになります。授業はかなりうまかった、子どもたちからの人気もあった、しかし、その限界も分かった。そして、私がバランスを欠いていたことが今分かります。あのまま勤めていたら、子どもの悪口を言う教師になったか、体を壊していたと思います。だから私は大学に異動しました。私は高校教師としては失敗者です。

 私は子どもを一人も見捨てたくない。同時に、教師も一人も見捨てたくない。苦しんでいる教師を見れば、かつての負のスパイラルに陥っている自分を思い出します。失敗者である私は、それを武器にしたい。

13/07/08(月)

[]伝記 17:06 伝記 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 伝記 - 西川純のメモ 伝記 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 当たり前のことであるが、伝記になる人は特別な人です。生まれたときはごく普通だった人(もしくは、普通だと見えた人)が特別な人になるには、特別なことがあるからです。特別なものだから面白い。私も小学生の頃、考古学者や科学者や数学者の偉人伝を読み、自分もこうありたいと夢想したものです。

 教育の世界にも偉人があり、スターがいます。その人の足跡をたどり、自分を奮い立たせる本があります。そのような本が最近立て続けて出版されています。とても良いことだと思います。それによって、その人の一見バラバラに見えるものが一つにまとめ上げて理解することが出来ます。それによって、その人の一つ一つの実践を我が物にすることが出来る可能性が高まります。

 しかし、同時に別な伝記もあって良いのでは無いかな、と思いました。それはごく普通の教師の伝記です。

 言うまでも無く、日本の圧倒的大多数の教師は普通の教師です。特別な教師のやったことは、普通の教師には出来ません。少なくとも、それを十年続けることは超人的な意思の力がいります。採用後5年で多くの教師は本を買わなくなります。少なくとも採用前、採用直後よりはぐっと本を買わなくなります。理由は「自分は普通の教師だ」ということを自覚するからです。考古学者・科学者・数学者に夢想した小学生が、いつか現実的になるのと同じです。

 では普通の教師は学ばなくて良いのでしょうか?特別な教師のたどった特別なことは学ばなくても大丈夫だと思います。しかし、それでも学ぶべきものが少なくないと思います。そして、残念ながら、その手の本が全くありません。

 抜けはあるかもしれませんが、以下のようなものは全ての教師が学ぶべきことです。(順不同です)

●新規採用直後の生き方。例えば、掲示板の掲示の仕方なんて大学で教えてもらっていません。ところが採用直後から必要となります。また、大学生の時代と違って、周りにいるのは友達では無く同僚です。そんなとき、休日にどのように過ごしたら良いか。今まで2千円も出せば飲めたのに、1万円以上ののみ会に参加する意味は何か?二十歳以上も離れた同僚とどのようにつきあったら良いか・・・。

●貯金や保険をどれだけかけたら良いか。採用直後、先輩から掛け捨て保険と積立保険を併用すべきだと言われましたが、ピンと来ませんでした。退職間際の先生方は、若い教師にどのようにすべきかを思っているのでしょうか?

●中高の教師だったら、休日は部活指導に明け暮れて自分の時間が無くなります。どのようにして自分の時間を捻出するのか。

●大学時代つきあった彼女・彼氏とどのように結婚に至るのか。そのために学部4年での過ごし方。また、採用後に伴侶を探すとしたら、どのようにしたらいいのか。

●親との同居のメリットデメリット。

●共稼ぎの夫婦の仕事分担(子育て分担)のノウハウ。

●私立学校から公立学校、公立学校から私立学校、また、他県の学校への異動のメリットデメリットと方法。

 以上がぱっと思いつきます。こんなことに多くのページを費やしている教師の伝記って無いでしょ。

 単一の職種としては、教師は日本で最も多くの人が就業している職業です。そして、他の公務員の職種に比べて特殊性が高い職種でもあります。そのため、上記に関して特殊なノウハウがあります。しかし、そんな本がありませんね。

 普通の教師の上記に関する伝記だったら、きっと普通の教師も読みたいのではないかな~っと思いました。

13/07/07(日)

[]屍にならないように 16:18 屍にならないように - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 屍にならないように - 西川純のメモ 屍にならないように - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は革命です。というと、「先生、そんなこと書くから、また誤解されるんだよ~」という声が聞こえますが。ただ、革命と行っても武力革命ではありません。いつのまにか公衆電話が無くなったような革命です。だれも公衆電話を無くそうと政治闘争をしたわけではありません。公衆電話と関係なく別な便利なものが生まれたからです。そして、それに付随して、テレカも世の中から見えなくなりました。

 レコード針の場合は利害団体があったので公衆電話より戦いがありました。CDが生まれたとき、レコード針の会社はアナログの良さを説きました。しかし、マニヤはさておき、一般大衆は結果オーライでCDにシフトしました。

 おそらく今後、『学び合い』が通る革命において、上記に似たようなことがあると思います。基本的に直接対決はありません。ごく普通の人がどちらを選択するかによって決まります。そして、静かにそれが進行しています。

 が、短期的には、局所的には闘争があるでしょう。その際、だれも傷ついては嫌です。だから同志の方はしたたかになって下さい。ではどうするか。

 面と向き合っている個人と個人の場合(つまり同僚)は、意見の相違があってもそれを荒立てない方が良いともいます。隣のクラスの人がどんな考えで授業をやったとしても、基本的は「ご勝手に」だと思います。その隣の人があなたと授業のこと闘争があるとしたら、それは『学び合い』が原因ではありません。

 第一の理由は、あなたが同僚にあなたの考えを強いた場合です。また、あなたの考えが同僚より優れていると主張した場合です。そりゃ、喧嘩になる。ちなみに私は私の職場である上越教育大学の教職大学院の同僚に対して、上記のようなことはしません。

 第二の理由は、あなたのパフォーマンスが低いため同僚に迷惑をかけた場合です。そうなったらば「○○さん、何かにとりつかれているよ。いろいろなことに目を向けなさい」とアドバイスするでしょう。ちなみに私は私の職場において、研究においても教育において他から絶対にとやかく言われないような抜群の成果を上げ続けています。

 『学び合い』ステップアップの通りのことをやっているならば、「まし」になっているはずです。そしてステップアップで書いたとおり週1程度で結果を出せるまで穏やかにやれば文句の言われる筋合いはありません。

 その上で、もう一つアドバイスがあります。

 周りの人の仕事を積極的に受けましょう。分からないことがあったら聞きましょう。とにかくコミュニケーションを積み上げましょう。『学び合い』は理解されなくとも、あなたは理解されるよう努力しましょう。ちなみに私の職場の会議において、会議中の爆笑を生み出す原因の半数以上は、私のオバカな発言によるものです。

 『学び合い』をやったからといって屍にはなりません。社会人として守るべきことを守れば良いのです。互いに人として尊敬し、尊重し合えば良いのです。

[]部活 16:18 部活 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 部活 - 西川純のメモ 部活 - 西川純のメモ のブックマークコメント

私がゼミ生によく言うことです。

私は、私のカーボンコピーが欲しいわけではない。

カーボンコピーはオリジナルを絶対に超えられない。

私が求めているのは、私を超えること。

超えたゼミ生から学ぶことによって、私は成長し続けられる。

部活指導で以上を部員に語るべきだと思うのです。そうすれば体罰は起こるわけありません。

そもそも愛で体罰する人はいません。少なくとも傷が残るほどの体罰は。http://p.tl/L2k2

[]東京の会 10:54 東京の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東京の会 - 西川純のメモ 東京の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7月21日に東京で『学び合い』の会があります。なお、「高校」という言葉がありますが、高校以外の方、教師以外の方も大歓迎です。というより、そういう方々がゴチャゴチャと参加するということが『学び合い』の会の特徴ですから。

 主催者からの文面を以下にコピペします。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

久々に『学び合い』高校部会とおにぎりの会を同時開催いたします。

(一応、前半が高校部会、後半がおにぎりの会です。)

最近『学び合い』という言葉を知ったけれど、なぜ『学び合い』なの?『学び合い』って何?という方・・・

学び合い』を実践すればするほど、ますますわからなくなってきた方・・・

夏の『学び合い』フォーラムに申込みたいけれど、突然福島まで行くのは、、、という方・・・

教職員から保護者、大学生まで、どんな方でも参加できます。

【日時】7月21日(日)13:00~17:00

【場所】江戸川区立某小学校1年教室(詳しい場所は、FBメッセージ、またはメールでお知らせします。)

【参加費】お茶菓子代300円

【申込み&問い合わせ】tm43919☆hotmail.com(☆を@に変えてくださいね。)

どうぞ、お誘いあわせの上、ご参加ください。

[]民主国家 10:31 民主国家 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 民主国家 - 西川純のメモ 民主国家 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が大学院の時です。ブレジネフが死にました。その直前からニュースのアナウンサーが黒服に着替えたとか、クラシック音楽が流し続けたということで西側は憶測していました。そして、死が発表され、ソ連の番組は全て追悼番組一色になりました。私は「あ~、独裁国家だからだな~・・・」と思いました。その後、アンドロポフ、チェルネンコが立て続けて死にましたが、過程は同じです。何度も続くと独裁国家を馬鹿にする気持ちで滑稽になりました。

 ところがです昭和天皇が崩御されると民主国家であるはずの日本でも全く同じ状態になりました。日本国の象徴であり日本国の統合の象徴である天皇がお亡くなりなったのですから、それなりの敬意は必要です。しかし、それにしても異常でした。例えば、2万人弱がお亡くなりになった東日本大震災の時でさえ、平常番組は存在していたのに、それが全くありません。マスコミ全てが「死を悼め」と強要する状況に恐怖を感じました。ここまま日本が独裁国家になるのでは無いか、とさえ思いました。

 誤解を恐れずに言えば、天皇崩御の時にお笑い番組や旅行番組を流すマスコミはあっても良かったと思います(せめて深夜帯)。民主国家のいいところは、法に反しない限りは、意見の多様性を認めることだと思います。

 ソ連の小学校の写真を見ると、赤いスカーフを巻いて、挙手の方法は一様です。うでを直角にして挙手するのです。それがクラス中がやっているので異様で有り、滑稽です。かつての共産圏では、この一様性に強さを見いだすのでしょう。どこかの国のマスゲームも同じです。

 が、少なからざる我が国の学校の黒板の上に、「挙手のうでの角度」、「1の声の大きさ、2の声の大きさ、3の声の大きさ」と細かく書いた紙が掲示されています。それを見ると、ソ連の小学校を思い出すのです。

 教育基本法の第1条では「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」と書かれています。現状の学校は民主的な国家の形成者を育てているでしょうか?

 学校における教師は、専制君主であってはなりません。たとえ慈悲深い啓蒙君主であっても駄目だと思います。教室における教師は公務員なのです。法で定められたことは求めてはいい。しかし、法で定められていないことを求める場合は、民主的な手続きが必要です。そのあたりを自覚している教師がどれほどあるかということを考えます。例えば校則です。あれには何の法的根拠はありません。一度、校則に関して法的訴訟が日本各地で連発されると学校も子どもや保護者に対してリーガルマインドを持つのではないかと思います。おそらく、そのような時代はそう遠くない時代に来ます。

 暴言、暴行を繰り返す子が教師に反発しても教師は怖くありません。非常識な保護者がクレームを言ってきても怖くありません。ところが、礼儀正しく子どもと保護者が、正当な手続きを踏んで戦ってきたら・・・・。それは革命です。教室、学校における専制君主に対する革命です。

 と、「挙手のうでの角度」、「1の声の大きさ、2の声の大きさ、3の声の大きさ」と細かく書いた黒板の上の紙を見ると思います。

[]見ざる、聞かざる、言わざる 10:11 見ざる、聞かざる、言わざる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 見ざる、聞かざる、言わざる - 西川純のメモ 見ざる、聞かざる、言わざる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、ある方から相談メールをいただきました。多くの方に関係することなのでアップします。

 西川ゼミは大所帯で、年齢もバラバラです。私は「一人も見捨てない社会・教育を実現しよう」ということを求めます。それ以外は、自由です。基本的に自己責任のルールで運営されています。様々な問題が起こっても、私はそれに対する彼らが知らない情報を全て明かし、解決すべきであることを語り、それからは任せます。そして、彼らが決めたことに関しては信じ、それから生じたことの責任は私が負う覚悟です。

 多様で多数な人がいるのですから、個々人レベルのいざこざはしょっちゅう起こります(というか、起こると思います)。しかし、そのことは私は知りません。ゼミ生も、私には知らせません。もし、ゼミ生が「先生~、ゼミのことで話したいのですが」と言ってきたら以下のように語ります。

 『私が小心で、心配性で、基本的に一斉指導タイプであることは知っているよね。その私が細かいことを知れば、オロオロしてしまうよ。そして結局、事細かな指示を出してしまう。その結果が良い方向に向かうとは思わないけど、どう?私に相談する前に君たちで解決するようにしなさい。ただし、ゼミのみんなで解決できないような問題だったら相談に乗る。ゼミのみんなで解決できないような問題というのは、予算や対外的な交渉だ。それは相談に乗る。君たちの望みを叶えるように全力を尽くそう。また、ゼミの中でどのような目標であるかが意見が分かれているならば、私が裁断を下します。もし、ゼミの中で話せない人間関係だったら、それは私の責任だ、その場合はみんなを集めてほしい』と語ります。

 たいていの場合は、そこで引っ込んでゼミ内部で問題解決します。

 しかし、内容によっては私が問題解決します。その場合は、出来るだけ全員を集めさせます。

 内容が、人権侵害(まあ、大学生なので暴力は無いので)場合は、有無を言わさず、その言動はいかなる理由があっても悪であると断定します。その上で、それを引き起こした状況を解決することを求めます。

 内容が、予算や対外的な交渉だったら、改めに現状を包み隠さず話し、今できること、来年出来ることを語り、その状況の中で何を求めるかを決めることを求めます。

 内容が、私が求めたことが、具体的場面で何を意味するかで意見が分かれたならば、説明します。

 内容が、ゼミの人間関係の悪化であるならば、最初に私に訴えてきた人のことは明かさず以下のように語ります。

 『今、ゼミで問題があるようだ。その内容は分からない。しかし、それがゼミ全体で解決すべきものであり、かつ、そうにもかかわらず、今のゼミはみんなで解決できない状態であることは私は了解している。これは誰かが悪い、ということを言っているのではありません。根本的な問題は、その問題があることを知らない人がいることです。そして、もっと問題なのは、その問題があることはうすうす知っているが、自分が関わらなくてもいいや、と思っている人がいることです。君らは『学び合い』でのクラスを知っている。今、我がゼミの状態をそのままにしたならば、どのようなことになるかは知っているはずだ。今の問題の状況を全員で理解し、全員で解決しなさい』

 子どもたち(私の場合はゼミ生)を私は信じています。少なくとも、私は自分が愚かで無力であることを知っています。だから、私よりも子どもたちの方が有能であることを疑いません。だから、積極的に知らないようにするのです。

 知ってしまえば、私はだれが悪役で、だれが被害者であるかという図式を想定してしまいます。私が得られる情報は偏っています。だから私の図式は誤る可能性は高い。そして、仮に私の図式が正しくても、善悪は人によって違います。私が「悪」と判断してしまえば、「悪」と判断された人は、私のどんな言葉も受け付けなくなります。だから出来るだけ細かいことは知らないように努力します。

 今までは教師は何でも知れば知るほど良いと思われています。しかし、知ってもしようも無いことを知れば、改善は無く、ただ、教師の心がぶれるだけのことです。

tm43919tm439192013/07/07 10:57早速、宣伝ありがとうございます。
「挙手の腕の角度」までは知りませんでした・・・驚きませんが(^^;;

twoyoshitwoyoshi2013/07/07 14:19全く同意見です。私たち教員は、何の法的根拠も持たないまま子どもの権利を奪っています。問題はほとんどの場合、無自覚なのです。私の院生時代に西川先生の授業を蹴ってまで学びに行った、結城忠先生の「生徒の法的地位」を全ての教員が読むべきです。

jun24kawajun24kawa2013/07/07 18:34tm43919さんへ:そういう学校もあるんです。もっとの学校も。
twoyoshiさんへ:全ての人はあの大著は読めませんよ。あははは。あの本のエッセンスを一言で言えば、子どもも大人も同じ人権を持っているということです。

13/07/06(土)

[]豊橋 20:42 豊橋 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 豊橋 - 西川純のメモ 豊橋 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 豊橋近くで『学び合い』の生を見たい方へ、以下にご連絡下さい。http://www.kyobun.co.jp/topics/20120409.html

[]議論 16:19 議論 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 議論 - 西川純のメモ 議論 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の書いていることは、かなり過激であることは十分了解しています。そして排他的のように読めるかもしれないことは十分に理解しています。しかし、「私も正しいけど、あなたも正しいよね」という議論は実りがなく、安易な合意(?)らしきものしか生み出しません。だから旗幟を明らかにして書いています。

 そのため、『学び合い』が間違っているとか、誇張であるとか書かれている方がおられる。はては日本を破滅させると書かれる方がおられる。私と違った考えを持つ人を人間と否定することはしませんし、私の考えが間違っている可能性を否定しません。だからこそ、議論が意味がある。ところが、否定される方からまともな議論をされたことが殆ど一度も過去にありません。

 ツイッター上で何度か過去にありましたが、論理は破綻し、論点が右に左に動きます。そしてなによりも残念ながら、大人のルールを守れない方が多い。私は大人のルールを守れる方、つまり腹の中で何を考えていても、「おまえのかーさんでべそ」レベルの罵詈雑言を書かない人からの議論は大歓迎です。

 私が書いてることは誇張ではなく、事実です。少なくとも「地域コミュニティの再生」以外は実現済みなことです。また、実証データは終わりはありませんが、否定される方が提示出来る実証データよりは質・良ともに勝ったデータを出せる自信はあります。そして、それを実現している現場をお見せする、と大見得を切っているのです。

 しかしながら、『学び合い』の実践者が全て、私が前提としている『学び合い』のセオリー通りのことを実践しているとは限りません。また『学び合い』の考え方が分かった方でも、人は生ものです。心が揺らぐことがあります。

 ということを割り引いているので「まし」という表現を使っています。

 まともな議論が出来ないのを残念に思います。しかし、今はロスの悲嘆の五段階説の第2段階です。しょうがありません。今は、勉強もせずに否定する愚かな人と、時の推移を見守っている大人の方の二通りいます。次の段階に移れば、実りのある議論が生まれるかもしれません。

[]評価 10:41 評価 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価 - 西川純のメモ 評価 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 お役所が学校に何かを求めるとき、たいていは「方法」を求める。そして「方法」は評価するが、「結果」は評価しない。というか、だれも結果の責任を負わない。

 『学び合い』をすると授業内容のレベルが下がると言う人がいます。そうかな?と思います。たしかし、その人が板書すること喋ることはレベルが高いかもしれません。でも、教育で大事なのは教師が書いた喋ったことでは無く、最終的に子どもが得たものです。ところが、それを評価していません。

 教師が主導し、数人の子どもが「素晴らしい」発言をすれば、それでハッピーエンドとなる授業があります。そして、その言葉を訓詁学のように延々と議論することが教材研究のように思われている場合もあります。常に、教師の思い通りになった数人に目が向けられています。

 公教育は学習指導要領で定められたことを全員に獲得させることを目的としています。そこから先を否定はしません。でも、そこから先は、全員が獲得してからです。だから、学校教育での評価は「方法」ではなく「結果」です。そして、「結果」は、最高得点でも無く、平均値でも無く、点数分布です。そして注目すべは最低点近くの分布なのです。

 最高得点や平均点は、かなりいびつな教育、姑息な教育でも実現できます。しかし、全員達成は教育の本義を保った教育しか実現できません。そして、最低点が上がれば、平均点は驚異的に上がります。そして、知的障害が疑われる子どもが80点以上を実現するために交わされる子どもたちの会話の中には、教科の本質があります。

13/07/05(金)

[]ゼミ合宿 22:07 ゼミ合宿 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ合宿 - 西川純のメモ ゼミ合宿 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 8月23日~24日に西川研究室のゼミ合宿があります。http://p.tl/utik学び合い』に興味のある方、大歓迎です。

[]岡方第一小学校 21:34 岡方第一小学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 岡方第一小学校 - 西川純のメモ 岡方第一小学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 新潟市の『学び合い』で学校創りをしている岡方第一小学校が11月22日に研究発表会をします(http://p.tl/IxaW)。ひょうひょうとしている校長先生を先頭に、センスの良い先生方がどんどん『学び合い』を自分のものとされています。お誘いします。なお、その準備で7月17日にお邪魔します。

[]電子書籍 07:20 電子書籍 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 電子書籍 - 西川純のメモ 電子書籍 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 電子書籍はなかなか進みませんね。でも、紙では出版できないような本を電子化で出版するという試みがあります。そこのサイトに20人が投票すると電子化交渉開始です。相対的にリアリティがあると思います。

http://p.tl/oJcX

13/07/04(木)

[]笑顔 21:44 笑顔 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 笑顔 - 西川純のメモ 笑顔 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日の学食での話題です。大学院入試の話題が出ると、必ず「西川先生が怖かった」と言われます。私は別段、厳しい質問なんてしません。ずっとコース長である関係で、たいていは試験室の責任者になっています。そのため、最初の型どおりの質問の後はボーッとしています。それなのに「怖い」と言われます。そこで、私がボーッとした状態の顔を見せて、「これが怖いの?」と聞くと、院生さんたちは口々に「その顔が怖い」と言います。とほほ。そこで、「じゃあ、いつもニコニコしたらいいの?」と質問したら、我が教え子で現在同僚のMさんが「先生、このメンバーにそれを言っても駄目ですよ。先生の笑顔が一番怖いことを知っているみんななんだから。笑顔の西川先生を夢の中で見て、うなされる経験をした人もいるんだから」と言いました。私の周りの西川ゼミのみんなは同意したようです。

 じゃ、どうすればいいんだ!

[]絵本 21:25 絵本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 絵本 - 西川純のメモ 絵本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学院時代、1日13時間以上、難しい本と格闘し続けました。テレビ、映画、漫画などの娯楽は絶っていました。頭の中は、へとへとです。へとへとなのですが、なかなか眠れません。酒を1升以上飲んでも眠れないのです。そんなとき、「腹ぺこ青虫」のような絵本が実にいいのです。これは、あの時期だけのことで、その後、あの面白さが分かるようになったことはありません。

 テレビや映画は味付けの濃い料理です。一方、学術の本は、言ってみれば薄味の料理です。かすかに感じる味やダシを見いだし、感じなければなりません。それに浸りきっているので、幼児のように絵本の面白さが分かるのだと思います。

 未だ、絵本が面白いというレベルまで自分を追い込んだ学生を見たことはありません。

[]甘えん坊2 21:11 甘えん坊2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 甘えん坊2 - 西川純のメモ 甘えん坊2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、教え子より「まだ、仕上げ磨きをしているのですか?駄目ですよ~」と言われましたが本日もしました。

 脇毛が生えている中学校1年ですが、可愛いんだも~ん

[]甘えん坊 10:13 甘えん坊 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 甘えん坊 - 西川純のメモ 甘えん坊 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子の食事の後、仕上げ磨きをするのは私の仕事です。最近は夕食だけですが、その時は今もしています。最近は反抗期に入り、イライラすると暴言を吐くときもありますが、その時の息子は完全無防備になり「もう、どうにでもして」という感じになります。そんな息子を膝の上で仕上げ磨きをします。う~ん、いつまで続くのかな、と思いました。でも、ふと気づくものがありました。

 家を出発する前に、私がワイシャツをズボンから出ていることを気づいた家内が、幼稚園児にするように両手でワイシャツをズボンの中に入れてくれるときがあります。その時私は、「もう、どうにでもして」という感じになります。

 つまり、五十代になっても続くということです。

[]読むとき、読めないとき 10:13 読むとき、読めないとき - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 読むとき、読めないとき - 西川純のメモ 読むとき、読めないとき - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教育系の大学人の中には、やたらいろいろなことを知っていて、いろいろなことに批評が出来る人がいます。様々な文献を読んでいるので、その批評は説得力があります。しかし、私の知っているそういう人の多くが、論文を全く書かない人なのです。その人曰く、頭の中で積み上げて積み上げて、最後に集大成たる博士論文を書き上げるのだと言います。そして、理系等のように二十代に博士の学位を得ることを馬鹿にし、理系の博士という学位とは違うと主張します。しかし、確かにそのような論文を書き上げる人もおられますが、残念ながら大多数はそれも無しです。そうなると、厳しい言い方かもしれませんが、論文を書かないのではなく、書けないのだと思います。

 でも、不思議です。そのような人と話すと、本当によく勉強しているし、理解している。

 ふと納得しました。私は論文も本も多作です。その私の経験から言えば、本をどんどん読める時期と、読めない時期があるのです。読めない時期は、論文や本をどんどん書いているときなのです。そのような時期は現状の頭の枠組みをフル回転させている途中なので、異質なものは受け入れられません。しかし、やがてそれに飽き足らなくなります。そうなると枠組みを動かすのを一度止めて、本を読みながら拡張したり、既存の枠組みを捨てて再構築しなければならない。その時は本を膨大に読みます。

 多くの人は知りませんが、大学教師と研究者は違います。大学教師は大学で教えている人です。研究者は学術論文・学術書を生産している人です。理系の場合は、両者は一致しなければなりません。しかし、生産することを求められず、生産された海外の文献を読み込み講義することだけを求められる場合もあります。明治当初の多くの大学はそうでした。そして、その名残がある学部があります。また、

 私は大学教師であり、かつ、研究者であることは望ましが、片一方だけでも価値はあると思います。しかし、その一方では一流であるべきだと思います。そう多くはないですが、大学教師であることを評価されるときは「自分は研究者である」と主張し、研究者であることを評価されるときは「自分は大学教師である」と主張する人がいます。また、

 また、大学に籍を置いているだけで、研究者だと主張している人がいます。それは小学校の先生にアドバイスしてる大学教師が、「私は小学校教師の能力がある」と主張しているのと同じだけ不遜です。ちなみに、私は小学校の先生方にアドバイスはしますが、私は大学教師とその卵の教師としてはプロですが、ピアノも弾けるし、小学校1年にも6年にも毎日教えられる小学校の先生と同じ能力は無いことは十分分かっているつもりです。もし、私以下だったら、アマチュアであると言うことです。

13/07/03(水)

[]第一の資質 19:44 第一の資質 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 第一の資質 - 西川純のメモ 第一の資質 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 研究者にとって一番大事な資質は何だと思いますか?それは師を選ぶ能力です。

 職場での上司を選ぶことは出来ません。小学校から高校でも選ぶことは出来ません。研究指導のみが選べるし、研究者にとって誰を師に選ぶか、それがその後の人生を決定的に決めます。数多くの大学から、数多くの研究者から、選べるのがただ一人だけなのです。

 凡庸な師では駄目です。傑出した師を選ばなければ、研究者としての成功はおぼつきません。ところが並の学生は、その違いを見いだすことは出来ません。本当は見るべきところを見れば、それは明らかなのですが学生には分かりません。だから差が出るのは「かん」となります。

 実はどんな職場でも、上司を選ぶことは出来ませんが、師を選ぶことは出来ます。そして、その師によって、その後の人生に大きな影響を与えます。

追伸 私は師を選び損なった人を多く見ていました。ちなみに私は良き師を選び続けました。エッヘン

twoyoshitwoyoshi2013/07/07 14:26私はもっとズルくて、師を一人に決めません。

jun24kawajun24kawa2013/07/07 18:31そりゃそうだ。私だってそうです。

13/07/01(月)

[]先 21:31 先 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 先 - 西川純のメモ 先 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くの教師にとって、若い教師の卵の人には、私の言っていることは「理想論」、「上級者編」に聞こえるだろうな~っと思います。でも、私の言っていることは、毎日のクラスで問題となっていることの解決策になるんだけど・・・・。しかし、多くの子どもは演技が上手だから、今ある問題を見せていない。そして、今の指導でうまくいっているように見せている。そして、教師は、見たくないものは見ない。

 実は一斉指導の方が「理想論」だし、「上級者編」なんだけど。だって、能力的に天と地ほど違う子どもが、みんなわかり、みんな楽しい授業をしようとしているのですから。そして、エスパーで無い教師が、数十人の子どもの心の動きと発想を瞬時に理解し、絶妙の言葉で子どもたちを結びつけるのだから。私には、そっちの方が理想論、上級者編としか思えない。

 でも、私の方が変なことを言っていると思っている人の方が多いんだよな~

 大学院の授業で六十人の前で話したとき、彼らの顔を見ながら感じました。

[]保護者 19:54 保護者 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 保護者 - 西川純のメモ 保護者 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 特別支援の保護者に何を語ればいいか、それを考えていました。今、二十代、三十代、四十代の子を持つ保護者が何を考えているか、それを伝えたい。そして、それを今、特別支援の子どもを教えている教師に伝えたい。