西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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13/06/22(土)

[]嬉しい 21:53 嬉しい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 嬉しい - 西川純のメモ 嬉しい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、大学に行くとばったりゼミ生と会いました。彼から教育実習での研究授業の授業案の相談を受けました。既に、我がゼミの現職院生の指導を受けているので、必要は無かったのですが、その場でOKです。

 私の研究室で彼の指導案を見ました。

 ハッキリ言います。私は指導案は分かりません。だって、もと高校教師ですもん。板書計画は分かりますが指導案は分かりません。いいわけですが、これが指導案という方がいますが、全国各地で全然違います。でも、そのあたりはゼミ生がフォローしてくれます。

 さて、私の研究室で一対一指導です。「これって7万ぐらい要求しようかな」と憎まれ口を話しながら対応しました。もちろん教育実習は一斉指導が基本です。でも、その中で『学び合い』を入れて良いとの指導教諭の方の太っ腹のご判断、感謝です。彼とその一部分にどのように入れるかを議論しました。1時間半の議論の殆どは、書いてみれば2行程度の課題をどうするかということと、それと一対一対応する、その答えに関してです。

 そして手がかりは学習指導要領です。

 算数と数学は違います。

 高校でも物理と物理学とは違い、生物と生物学とは違います。

 高校教師は授業を組み立てるとき、その教科の背景となっている学問を調べます。私もそうでした。しかし、それは誤りです。

 教師が算数を教えるのは数学を教えるためではありません。高校教師が物理を教えるのは物理学を教えることではありません。高校教師が生物を教えるのは生物学を教えるのではありません。我々は学習指導要領に従ったものを教えるのがつとめです。もちろん数学につながることを禁止されているわけではありません。たた、それは学習指導要領で規定されている算数・数学をクリアーした後です。それに、学習指導要領は数学の専門家が関わって作成します。

 ということでゼミ生と学習指導要領と教科書を見比べながら1時間半かけて数行の言葉を練り上げました。彼がいままで大学で学んだこととは別次元なことだと思います。