西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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13/06/15(土)

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 私ゼミでは、どのようなことを研究するか、それを半年以上、1年弱かけて決めます。

 あるゼミ生が、周りの研究室では研究テーマが決まっているのに、決まっていないのが不安だと言いました。私は笑いましたが、分からないのもしようがないことです。

 今の段階でテーマが決まっているとしたら、2つの可能性があります。

 第一は、指導教員から与えられたテーマを鵜呑みにしているということです。確かに、確実に一定以上のレベルに達成することを目指すのであれば、指導教員が与えた方が確かです。私も十五年ぐらい前までは、そうしていました。そうすれば確実に学会誌レベルの研究は出来ます。事実、我がゼミの学生さんの殆どは、学会誌に受理される論文を書いていました。しかし、何故、それが出来るかと言えばプロの研究者である私が殆ど全てを考えているからです。

 では何故、今私はそうしていないかといえば、そういうテーマの与え方、研究の与え方をすれば、私のカーボンコピーしか出来ないからです。そして、カーボンコピーはオリジナルである私を超えることは絶対にあり得ません。それでは私はつまらないのです。

 私はゼミ生が私を超えることを願って指導しています。そしてゼミ生は2年目の終わり頃には私を超えます。それが学部学生もです。私はその学生さんから学び、吸収します。だから私は成長し続けるのです。だから、私は今はテーマを与えません。

 第二は、指導教員が学生さんの願いを受け入れて、その人が入学前に持っていたテーマを研究テーマにしているのでしょう。

 しかし、私はそうしません。何故なら、学生さんが入学前に持っていたテーマは、入学前に持てる「程度」のテーマなのです。そんなことレベルならば、わざわざ大学院に来る必要は無いと思います。時間はかかりますが、学校現場でも出来ることです。いや、自分のクラスを持っているのですから、その方が研究が進む可能性すらあります。

 大学院で最初にすべきこと、それは入学前には思いもつかない視点があることを学ぶことです。その視点に立てば、今までは全く見えなかったものが見えるような、新たな視点です。そして、入学前には思いもつかなかったことを研究する、それが大学院に行く意味だと思うのです。

 だから私のゼミでは、最初の2ヶ月程度は、基礎的な文献を読み、それに関して議論することをします。それによって、多くの人には驚天動地の『学び合い』という視点を学生さんに与えます。それが分かれば、入学前に抱えていたテーマが小さなテーマと思えるのです。

 次に、今までの『学び合い』の成果に圧倒され、もう何も残っていないと学生さんは思います。そこで、その学生さんの拘りを探り、その方面で『学び合い』で明らかにしたことを議論します。そして、その学生さんが拘ったことで、まだ明らかになっていないことは何かを議論します。そして、自分の拘りに拘った自分なりのテーマに惚れてほしいのです。

 何事も本人がやる気にならなければ、どうしようもありません。だから、私は徹底的に時間をかけて、その人の拘りに拘ってほしいと願うのです。だから、半年から1年弱の時間をかけるのです。