西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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13/06/02(日)

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 私は教員養成系大学に勤めています。何年かに一度は推薦入試の面接を担当します。受験生には「何故、本学を志望したか」に類した質問をするのが通例です。試験管の方は、そんな回答に意味が無いと言うことを知っています。というのは、見事に定型的な話が延々と続くのです。しかし、これを言わせることによって、受験生の気持ちをほぐし、次の質問をやりやすくするためです。

 では、その定型的な話とは何かと言えば、受験生の小中高で教えてもらった教師の話をします。その教師によって救われた経験を語り、そして自分も○○先生のような教師になりたいと語るのです。これが受験生の最初の質問に対する回答の七八割は占めているでしょう。中には涙ながらに語る人がいます。受験用の脚色や演技の部分を割り引いても、事実そういうことがあったと思います。

 実は私にもそういう経験はあります。私の高校2年の最後の模試では英語の偏差値は27でした。他の科目もメタメタでした。その私が現役で筑波大学に進学できたのは、先生方のおかげです。特に英語のS先生、数学のH先生は夏休み期間もほぼ毎日高校に出勤し、私を個人指導して頂きました。結婚式にもご参加頂きましたし、今でも年賀状をやりとりしています。

 教員養成系に進学した学生の多くは以上のような教師の恩沢に浴した人なのです。

 しかし、一人の教師に与えられた時間は等しく1日24時間です。そして、私のような学習指導でも生活指導でも、個人指導の時間を膨大に必要としています。従って、私のような、そして教員養成系大学に進学する学生の多くが経験した教師の恩沢は、多くの子どもは浴せないのです。しかし、それが分かっていない。考えてみて下さい。今まで見たどんな教師ドラマでもいいです。クラスの三十人の内、スターが占める人数は何人でしょうか?それを変だと思わない人が大多数なのです。

 過半数が分かって、大多数が不幸で無いクラスや授業だったらば、従来型の授業でも可能です。しかし、私は全員が分かって、全員が幸せで、それが一生涯の幸せに繋がるクラスや授業を作りたい。しかし、一部の子どもがとてつもなく不幸であり、それを見逃している子ども達も幸福では無いことを多くの教師や、教師の卵は知りません。

 私は面接で、延々と恩師への感謝と尊敬を述べている受験生を見ながら、「あ~、このままの再生産が続くのかな~」と暗い思いに駆られます。残念ながら、クラスの同級生の楽しい思い出を主に語った受験生を一人も出会ったことがありません。(http://p.tl/aSFM

scorpion1104scorpion11042013/06/02 18:29異学年『学び合い』のとてつもない効果を考えると身震いがします。少子化で学年が単学級の学校ほど子どもたちが、絶対に必要としている時代になったと思います。学級での『学び合い』のパワーどころではない動き、学級『学び合い』でできないことをやってのける凄さを目の当たりにした、昨年の新潟県の全校『学び合い』は凄かったです。

jun24kawajun24kawa2013/06/02 19:05ただ集団を見とれない人には、単に混乱としか見えないことを心にとめてね。

scorpion1104scorpion11042013/06/02 21:57その全校『学び合い』の出張報告を校内研修で行った際に、西川先生が書かれているような状態の職員室でした。ほとんどの教師には、単に混乱としか見えないのだということがよくわかりました。でも、学級『学び合い』を経験した子どもたちは、異学年『学び合い』はすぐに理解してくれるだろうと考えます。教師の理解は、多分後からついてくるような気がします。今を悩んでいる子どもたちには、教師理解は後からでもいいから体験させてあげたいと思っています。

ogymogym2013/06/02 23:29授業後の検討会の教師同士の話し合いのちぐはぐさは、この「見方の違い」なのだろうなぁと妙に納得しました。ありがとうございます。

jun24kawajun24kawa2013/06/03 07:04そう理解して、無理せずに、したたかにやってください。