西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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13/06/02(日)

[]職能形成 08:54 職能形成 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 職能形成 - 西川純のメモ 職能形成 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以前、教師の職能形成の発達を研究しました。その結果、最初は教材に関する知識・技能を職能だと考える段階です。次は指導法に関する知識・技能を職能だと考える段階です。次は学習者を理解する知識・技能を職能だと考える段階です。多くの場合、前段階の職能を包含して発達するので、「教材」→「教材+指導法」→「教材+指導法+学習者理解」と発達します。ただし、人によっては「教材」で止まり、それで教員キャリアーを終える人もいます。もちろん「教材」で止まるからダメというわけではありません。教材の知識・技能を極める人もいます。ここまでは『学び合い』を分かる前の段階での研究です。

 『学び合い』を分かると、それ以降の段階があることが分かりました。というか、「学習者理解」には個人を理解する知識・技能と、集団を理解する知識・技能とに分かれるのです。さらに言えば集団を理解する知識・技能にも4~6人程度のグループを理解する知識・技能と数十人、数百人のグループを理解する知識・技能とに分かれます。この最終段階の知識技能は郡市レベルでも数人程度ぐらいしか持っていない職能です。

 例えば、授業検討会で「○○さんはこういうことをやっていた」と発言し、その意味を語れる人がいます。これは個人を理解する知識・技能のある人です。「○○さん達のグループでは、・・・・・・・」と発言し、その意味が語れる人がいます。これはグループを理解する知識・技能がある人です。そして、「○○さん達のグループでは・・・・・・、そして○○さんがそれを見ていて、それを自分たちのグループに伝えて・・・・・」と語り、教室の対角線の位置にあるグループ間の関わりを語れる人がいます。これが集団を見取る知識・技能のある人です。思い出して下さい。このレベルのことを授業検討会で語れる人がどれほどいるでしょうか、郡市レベルでも数人程度ぐらいというのもうなずけるでしょう。そして、その人は、その郡市では授業名人として一目も二目も置かれる人だと思います。

 私は研究授業の時、子どもより教師を見ています。それを見れば、それぞれの教師がどのレベルの教師なのかが分かります。

 教材や指導法のレベルの教師の場合、授業中はずっと教師を見ています。学習者理解の教師は子どもをよく見ています。そして、個人レベルの理解の人は特定の子どもにべったりくっつきます。ところが集団レベルの教師の場合は教室全体を見ます。そして、ポイントとなる兆候が見られたとき、すっとそこに近づき、そして教室全体を俯瞰する位置に戻ります。ね、種明かしすれば、凄く簡単なことでしょ。

 異学年『学び合い』では数百人の子どもが素晴らしい行動をしまくります。私は感激で涙を流したり、ほほえましい言動に笑ったりします。これを見せれば異学年『学び合い』がすくに分かるはずだと思い込んでしまいます。しかし、考えてみれば、集団を見取る能力の無い人には意味不明な状況なのだと思います。特に教材や指導法レベルの人にとっては教師は何もやっていないとしか見えないのですから、「日本を崩壊させる」と思うのでしょう。

 教師の職能の最終段階を初任でも分かりやすく整理・精選したノウハウが『学び合い』があります。先に述べたように、教師の職能段階を見取るにはどうしたら良いか、種明かしすれば簡単なことですよね。それが数多くあるのです。だから、初任者でも数百人の集団をコントロールすることが出来るのです。

追伸 『学び合い』を分からない人にいきなり異学年『学び合い』を見せるのでは無く、ちゃんとノウハウを教えてからでないとだめかな~っと思いました。

scorpion1104scorpion11042013/06/02 18:29異学年『学び合い』のとてつもない効果を考えると身震いがします。少子化で学年が単学級の学校ほど子どもたちが、絶対に必要としている時代になったと思います。学級での『学び合い』のパワーどころではない動き、学級『学び合い』でできないことをやってのける凄さを目の当たりにした、昨年の新潟県の全校『学び合い』は凄かったです。

jun24kawajun24kawa2013/06/02 19:05ただ集団を見とれない人には、単に混乱としか見えないことを心にとめてね。

scorpion1104scorpion11042013/06/02 21:57その全校『学び合い』の出張報告を校内研修で行った際に、西川先生が書かれているような状態の職員室でした。ほとんどの教師には、単に混乱としか見えないのだということがよくわかりました。でも、学級『学び合い』を経験した子どもたちは、異学年『学び合い』はすぐに理解してくれるだろうと考えます。教師の理解は、多分後からついてくるような気がします。今を悩んでいる子どもたちには、教師理解は後からでもいいから体験させてあげたいと思っています。

ogymogym2013/06/02 23:29授業後の検討会の教師同士の話し合いのちぐはぐさは、この「見方の違い」なのだろうなぁと妙に納得しました。ありがとうございます。

jun24kawajun24kawa2013/06/03 07:04そう理解して、無理せずに、したたかにやってください。