西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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13/06/01(土)

[]底上げ 07:27 底上げ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 底上げ - 西川純のメモ 底上げ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「『学び合い』は成績下位の子どもの底上げには良いけど・・・」と言われることは少なくありません。『学び合い』は成績上位、中位にも効果が大きいのですが、それは子どもをちゃんと見ていないと短期間では見とれないと思います。でも、下位の子の変容は比較的単純に見て取れます。

 「底上げ」という言葉に反応しました。なんか軽い言葉だなと思うのです。下位の子がどのような気持ちでいるのかを思えば恐ろしくなります。下位の子は以下のような状態なのです。

○殆ど何も分からない話を45分(もしくは50分)聞きます。それが一日6回、週30回聞かねばなりません。それが9年間、多くの子どもは12年か続くのです。悉皆の研修会で訳の分からん話を聞いているときの気持ちを思いだして下さい。どう考えても「拷問」です。

○自分が勉強が出来ないことが分かるとバカにされるのでは無いかビクビクしています。既にバカにされているのが、もっとバカにされるのです。

○現状のクラスでは勉強の善し悪しで序列が形成されます。何故なら教師の頭の中でそれが序列になっているからです。従って、勉強の出来ない子は、勉強以外の休み時間やその他の時間では弱い立場です。最も弱い立場の子どもは、長い休みの時間は教室にいたたまれなくなり、図書館に避難したり、職員室の前の廊下でうろうろして行き交う教師に話しかけたりします。何故なら大人は自分をまともに扱ってくれるからです。

 これがクラスの2割の子どもの姿です。『学び合い』はこの子達を比較的短期間で解放することが出来ます。それを「底上げ」という言葉で表現すべきなのでしょうか?そんな軽いものでは無いと思います。

 教師になる人の多くは、その2割になったことが一度もありません。だから、彼らの気持ちを共感しにくいのです。そして、一斉指導の授業では上記の苦しみは見えないし、見たくないものは見ないようにしている。だから「底上げ」という表現になるのだと思います。

追伸 私のゼミに入る学生の中で、2割を経験した子が比較的多いことに気づきました。小中学校ではトップ集団を爆走して地域の進学校に入ります。そこでトップでは無い状況に戸惑い、自暴自棄になり2割の中で苦しみます。しかし、高校3年で踏ん張り直し大学に入った子です。彼らは絶対に「底上げ」という言葉を使わないと思います。