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西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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だめで元々で、とりあえずドロップボックス(http://db.tt/bMZAZwx)とjimdo(http://jp.jimdo.com/)の無料アカウントを登録してみてはいかがでしょうか?実に簡単ですから。

本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

13/05/31(金)

[]一人も見捨てない 21:50 一人も見捨てない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一人も見捨てない - 西川純のメモ 一人も見捨てない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 一人も見捨てない、このメッセージには凄い力があると信じていた。でも、そんなことを本気で願わない人が少なくないことをこの5年弱思い知らされた。

 たしかに、7割ぐらいが分かって、10割の子どもが楽しい授業は才能と努力のある人は実現できる。「7割ぐらいが分かって、10割の子どもは楽しい授業」と本人が思える授業だったら普通の教師もそれが出来る。でも、本当は見捨てている子どもはいる子どもがいることを誰もが知っている。

 偉そうに言っている私だった、教師1年目で「それはしょうがない」と思った。そして、見捨てている子どもが奈落に落ちる。私は本当に奈落に落ちる子どもを見ていて、何も出来なかった。そして自分はスーパー教師だという自己陶酔のなかで。

 そう、わたしの昔の姿なのです。あの当時の私に「一人も見捨てない」と言われたら、「何を偉そうに、そんなの無理」と思うでしょうね。そしてヘトヘトになっている私は、一人も見捨てないということのなために新たなトライはしないでしょう。

13/05/30(木)

[]アドバイス 21:48 アドバイス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アドバイス - 西川純のメモ アドバイス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 晩酌後にため息をしている私に向かって家内が一言。「大事なのは子ども。今は、子どもは意見を言えない。でも、言える時期になれば一気に変わる」だそうです。

 同志の皆さん、家内のような子どもを育てましょう。

 でも、それより早く、全国の子どもと教師を救いましょう。

[]結婚記念日 19:38 結婚記念日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 結婚記念日 - 西川純のメモ 結婚記念日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は、本当に、本当に色々大変な日だった。ふ~。驕らず、腐らず、したたかに。

 さて、頭を着替えて。

 本日は結婚20周年記念日です。私を拾ってくれた家内のおかげで今生きている。家庭を持てる。子どもを授かった。大満足です。それさえあれば、あとは些末なこと。

 と考え、すき焼きパーティ(息子のご希望)で乾杯だ!

kuro106rakuro106ra2013/05/30 21:11うちは今日は肉じゃがでした。誕生日に嫁の作ってくれた肉じゃがを食べられる幸せをかみしめています。

jun24kawajun24kawa2013/05/30 21:22はい。毎日の普通を喜べない人生は、哀れです。願わくば、教師がそれを感じ、子どもに伝えるべきです。就職し、伴侶を得て、子どもを授かる。後は誤差です。でも、我が子に志を伝えたい。そして、救えなかった子ども達の子どもや孫を救いたい。

13/05/29(水)

[]教師の出来ること 21:39 教師の出来ること - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師の出来ること - 西川純のメモ 教師の出来ること - 西川純のメモ のブックマークコメント

三十年教師をやって思うこと。人は育てられない、その人の中にあることを出すことのきっかけを与えること。でも、みんなの中にあるものを出せる集団に「育てる」ことは出来る。

[]しんどいけど 21:39 しんどいけど - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - しんどいけど - 西川純のメモ しんどいけど - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の大好きなドラッカーの言葉は「自らの製品、サービス、プロセスを自ら陳腐化させることが、誰かに陳腐化させられることを防ぐ唯一の方法である。」です。今の自分を拡張することは大事です。でも、同時に、今の自分を否定することも大事です。その結果、私の仲間すらからも「意味不明」と思われる苦痛に耐えねばならない。

[]嫌われる 19:20 嫌われる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 嫌われる - 西川純のメモ 嫌われる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 愚かな人、そんな人に嫌われてもどうとも思わない。軽蔑すべき人、許されざることをする人、そんな人に嫌われれば、嬉しいし、アドレナリンが満ちあふれる。でも、尊敬すべき人、好きな人の嫌われると落ち込む。自分が軽蔑すべき人であり、嫌われるに値する人だと宣言されているようだ。

 いつかは分かってくれる。誠意をある行動をすれば。でも、誤解を解く機会を得られなければそれが出来ない。

[]社会科学 07:21 社会科学 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 社会科学 - 西川純のメモ 社会科学 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教育学は社会科学の一つです。社会科学は社会との関わりが必要です。タフさが必要不可欠です。高校教師の時に感じた私の欠点は、私はタフではないと言うことです。研究者であることを諦めれば楽になるけど、一流であることを求めれば尖って、周りから理解されないことを主張しなければならない。辛い。

shinji-akasakashinji-akasaka2013/05/29 16:33先生は「一級」のタフネスをおもちです。

jun24kawajun24kawa2013/05/29 19:09何をおっしゃる。本心はビクビクして、色々なことをし続け、失敗すると落ち込むタイプです。誰かさんとおんなじですよ。ふぉふぉふぉ

13/05/27(月)

[]宗教 21:06 宗教 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 宗教 - 西川純のメモ 宗教 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 それを信じる人が救われるという宗教は多いですが、集団の中に一定数の信者がいれば信じていない人も救われるという宗教を私は知りません。また、信者で無い人が救われることが、信者である自分を救う道であるという宗教もしりません。(不勉強なだけかもしれませんが、多くはないと思います)

 『学び合い』は新興宗教だと揶揄されるときがありますが、宗教だとしたらとても変わった宗教だと思います。

[]分かる 21:06 分かる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 分かる - 西川純のメモ 分かる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、他ゼミの卒業生が遊びに来ました。

 彼は学部2年生の私の講義の時は『学び合い』には懐疑的でした。3年生になると個人的に馬鹿話をしあう関係になりました。そのためか『学び合い』に対する反感は薄れたように感じます。そして4年の後半から『学び合い』に興味を持ち始めました。そして今年度新規採用になりました。

 話を聞くととても教員間の関係の良い職場のようです。よかった、よかった。

 色々な相談を受けましたが、週1の『学び合い』を勧めました。私としては『学び合い』を勧めると拒否するかなと思ったのですが、するすると吸収しています。

 あまりにもするすると吸収するので、意外に思って何故『学び合い』を受け入れるようになったのかを聞きました。

 彼によれば、彼が大学教育の中で形成された教師像はバンバンに教師が活躍し、それに応えて子ども達がスクスクと育つ、そんなものでした。従って、私の授業で語られる『学び合い』は新鮮ではあったが意味不明、理解不能だったようです。転機は4年生の中学校実習です。実習ではなかなか苦労しました。おそらく、それまでの教師像では無理そうだと言うことを実感したのだと思います。その際、大学の控え室にいた彼を見つけた私は、イタズラ好きの中学生モードになって馬鹿話をしかけました。しかし、彼が深刻そうなので、今度は一斉指導の教師モードになってアドバイスをしました。

 不遜ながら言いますが、私の一斉指導の腕はかなり高いと自負しています。それに『学び合い』の根幹部分は一斉指導にも有効です。そこで彼が抱えている生徒指導上の悩みや、学習指導上の悩みを『学び合い』という言葉を使わずに一斉指導の枠内でアドバイスをしました。その後、7つのルールの最終ゲラを読ませました。それによって一斉指導と『学び合い』が繋がったのだと思います。

 そして学校現場を経験します。まずは学校現場に唖然として、バンバンに教師が活躍し、それに応えて子ども達がスクスクと育つという教師像は無理だと実感したのだと思います。そして大学で教えてもらったものは、所詮、学ぶ構えのある子どもにのみ有効なものであることを理解したのだと思います。そして、その学ぶ構えの無い子どものことが、教師としての悩みの多くを占めるという現実を知ったのです。

 それ故に、『学び合い』で彼の現状を分析し、現状の路線では出口は無く、穏やかな『学び合い』であれば「まし」になることを理解したのだと思います。そして、それを徹底するとどういうことになるというヴィジョンを得たと思います(この段階では信じ切れていないと思いますが)。

 彼との対話は『学び合い』を理解する人の思考の流れの一つを理解する手がかりになります。彼のように最初分からないのが普通です。でも、逆に言えば、本年度の新3年生が何故、あれほど多かったのか。そして、昨年度まで多くの学卒院生、現職院生が『学び合い』に可能性が見いだしたのか。それを自分なりに分析したいと思いました。

13/05/26(日)

[]セオリー通り 21:29 セオリー通り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - セオリー通り - 西川純のメモ セオリー通り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師として私も悩むことは多い。でも、結局、私が偉そうに多くの人に語っていることを私自身に語り続けるしかありません。悩んでいる私の反論に対して、論理的な反反論は出来ます。私の中で二人の私が議論します。そして、『学び合い』のセオリーに従う私が勝利します。すくなくとも「まし」であることは疑いは無い。その度に、私にお悩みメールを送る方々の苦しみを感じます。

 多くの方は、「短期間」かつ「完全ハッピーエンド」を望んです。私もそうです。でも、それは無理です。「長期間」かつ「まし」だったら『学び合い』は100%実現できます。私だって、晩酌の量が1.5倍になる日を1週間かけなければ、「短期間」かつ「完全ハッピーエンド」を放棄できません。

13/05/25(土)

[]虎の穴 19:18 虎の穴 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 虎の穴 - 西川純のメモ 虎の穴 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、大学に行くと中学校の教育実習中のゼミ生がいました。話を聞くと、情けないと思い、完全無欠の一斉指導モードになりました。

 早速、声の出し方、表情の作り方、子どもの笑わし方の基礎の基礎を伝授しました。一斉指導の基礎テクニックはとてつもなく簡単です。もちろん、その際高レベルに至るには才能と努力と時間が必要です。しかし、その8割方はとてつもなく簡単なことなのです。ちなみにだからこそ、私は半年程度で暴走族相手に物理の授業を成り立たせることが出来たのです。ちなみに、それを「7つのルール」の最初の4分の1に書いてあります。

 その後、教材の中身です。『学び合い』が分かってから、他教科の内容に関してあれこれアドバイスをすることが出来ます。『学び合い』が理解出来ると教える内容のコアがよく分かるようになります。結局は学習指導要領に帰るのです。ところが、多くの教師はそれにコテコテと継ぎ足した教師用指導書に頼り、はては教師用ノウハウ本に頼ります。

 もちろん教科の本質が分かる人は、どこがコアで、どこが派生した例示であるかが分かります。しかし、若い教師はそれが分かりません。そして派生した例示がコアだと誤解してしまう。ところが『学び合い』が分かると、常にコアは何かを意識する癖と、それを見いだすノウハウを学びます。

 ということで彼らの教材を、バッサリと切ります。

 幸い、ゼミ生の指導の先生は、学生の自主性を重んじ、やらせてあげようという先生方のようです。ありがたい限りです。そこで、その先生方の邪魔にならない程度の「『学び合い』テースト」と加味するノウハウを伝授しました。

 本質的には「一人も見捨てない」という覚悟が勝負なのですが、短期決戦の教育実習ぐらいだったら「7つのルール」の最初のところで十分乗り越えられます。そして、コアを意識した教材研究でばっちりです。

追伸 同志の方々にお願いです。教育実習の学生さんに「7つのルール」を勧めてね。あれは一斉指導のノウハウ満載ですから。

13/05/24(金)

[]セオリー 21:36 セオリー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - セオリー - 西川純のメモ セオリー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 悩んだらセオリーに戻る。生物物理学で学んだこと、それはゴチャゴチャしたことをシンプルに考え、セオリー通りに考える。そうすると9割がたは、その結果によって記述できるということ。捨象、セオリー、そして現実に合わせる。大事なことです。

13/05/23(木)

[]賞味期限 21:42 賞味期限 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 賞味期限 - 西川純のメモ 賞味期限 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 自分が教師としては賞味期限切れになっているのではないか、と思います。あとは、授業だけやってればいい教師になれば良い。それだったら賞味期限を20年は延ばせます。

13/05/22(水)

[]3研 21:34 3研 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 3研 - 西川純のメモ 3研 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は西川ゼミ、水落ゼミ、桐生ゼミの合同新歓コンパです。私の弟子と孫弟子が一堂に会します。こんな幸せを感じることを出来る大学教師がどれほどいるだろうか。みんな可愛い。

13/05/20(月)

[]QU 20:47 QU - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - QU - 西川純のメモ QU - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の良さを分からせるに有効なツールはテストの点数とQUです。『学び合い』の全てを表せるものではありませんが、一般の人に伝えるに有効なツールです。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/munehiro/20130520

[]ステップアップ 20:37 ステップアップ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ステップアップ - 西川純のメモ ステップアップ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』ステップアップ(学陽書房)が大幅、増刷りが決まりました。ご愛顧、感謝します。でも、ごく普通の先生が、安全確実に『学び合い』を成功するノウハウが満載ですから。ポイントは足して二で割る『学び合い』では無く、純『学び合い』と純一斉指導の併用が妥当な入り口だと思います。

[]上越の会 05:44 上越の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 上越の会 - 西川純のメモ 上越の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月8日に上越で『学び合い』の会を開きます。大々的にお誘いします。http://p.tl/qXBp

13/05/19(日)

[]人を見て法を説け 18:53 人を見て法を説け - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人を見て法を説け - 西川純のメモ 人を見て法を説け - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、某県から大学院派遣を希望する方が相談に来ました。人を見て法を説けと申します。県の審査にとおるには、通るような書類と、通るような面接があります。伝授しました。

13/05/18(土)

[]分からない 15:49 分からない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 分からない - 西川純のメモ 分からない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 認知心理学の自動化という現状は『学び合い』の理論的背景の一つです。それによれば、分かれば分かるほど分からない人の気持ちも理解も分からなくなるのです。そのため私は『学び合い』が分からない人の気持ちも理解も分からなくなっています。私にとっては、『学び合い』の方が従来型指導より優れていることは自明です。が、多くの人に分かってもらえません。それが理解できないのです。

 知りたいのですが、そこのあたりを議論すると大抵は感情論に陥るのです。論理的に議論すれば数学の証明のように証明できるのですが、途中の段階で思考停止になります。

 昨日は新M1と『学び合い』が優れていることを説明している段階で、この現象が起こったのです。つまり、私が一つ一つの自明な事実を積み上げて証明しようとするのですが、あるところで「分かりません」と止まってしまいます。おそらく歴代の新ゼミ生の多くは同じような気持ちだったのでしょう。でも、分かったような「ふり」をしていたのだと思います。でも、そのゼミ生は生分かりをせずに分からないと言ってくれたのです。

 そこで、既に『学び合い』を理解しているゼミ生が彼の気持ちと理解を私に説明してくれたのです。その説明が実に分かりやすかったのです。

 あるゼミ生が言いました。

 『子どもが外で他の子どもとケンカしていたとき、親の中には「ほら、もう一度やってこい」という風に子ども達の中で問題解決しようとする親がいます。でも、それを見ていて親としての役目を放棄している。ちゃんと子どものケンカの解決をするように親が色々なことをすべきだという親もいるでしょ。』

 この説明がストンと私の心に落ちたのです。子育てにおいて、私は完全に後者だからです。そして、順当な理解は「子どもに任せるべきところもあるし、親がしっかりと解決するべきところもある」というAもBも両方ありというところだと思います。

 多くの場合、良い方法が複数あった場合、状況に合わせてそれらを組み合わせた方が良いというのが一般的です。しかし、それが成り立つには交互作用、つまり一方が他方に影響を与えない場合、また、与えたとしても「正」の効果がある場合にのみなりたつのです。一方が他方に悪い影響を与える場合は、両方ともという戦略は、一方のみより効果が下がります。何度も書いている「足して二で割る『学び合い』は従来指導型『学び合い』より効果が下がる」という減少に繋がるのです。

 しかし、これが分かるためには『学び合い』を授業方法レベルで理解するのみではなく、それがなぜ有効に働くのかという理論的な理解に至らなければなりません。でも、初心者にそれを求めるのは「剣の道は心だ」と言うと同じような意味不明なことでしょう。だから、今のところ週1の『学び合い』ということを提案しているのです。つまり、1時間の中で「足して二で割る」のではなく、純粋な『学び合い』と純粋な従来指導型を1週間の中で「足す」のです。

 さて、分からない人の気持ちが納得できると、逆に、なぜ自分が一般の人からは理解不能の『学び合い』に至ったかが分からなくなりました。そこで新ゼミ生に私が高校教師だった頃から今に至るまでの過程をざっと話し始めました。そうすると別のゼミ生が、「今までの話の中で、一番、彼が納得できる説明だと思います」と言ってくれました。なるほど、と思いました。

 そこで、しばらく時間をかけてライフヒストリーを書こうと思いました。つまり、ごく普通だった私が、多くの人からは「宇宙人を見た」と言っているように見られる人になったのかを順序を追って説明しようと思いました。

13/05/17(金)

[]異質 19:54 異質 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 異質 - 西川純のメモ 異質 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日はとても楽しい。というのは本日、新M1の学生さんとの学年ゼミです。

 我がゼミに入る人は『学び合い』を知っていて、『学び合い』を学びに来る確信犯と、『学び合い』の目指す方向性に共感して入る人の二種類です。本日、後者の方と徹底的に議論しました。明らかに早く解放した方がいいことは分かっています。しかし、彼と議論することによって学べることの魅力に負けてしまい、どんどん議論したのです。(というか質問したのです)

 これほど短時間に多くのことを学べたのは久しぶりです。今、私の頭の中はぐるんぐるんしています。私がこれほど考えるのは久しぶりです。分からないことの快感を味わっています。

 異質な人との関わりは多くを学ばせてくれる。そして、そこに両者の言葉を分かる人が繋いでくれる。『学び合い』のセオリー通りです。

 本日、学んだことは、しばらくしてから書こうと思います。今は、ぐるんぐるんしているのです。

[]福岡の会 19:54 福岡の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福岡の会 - 西川純のメモ 福岡の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

  5月26日に福岡で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/yukitokazu/20130517/1368748778

13/05/16(木)

[]漢 21:58 漢 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 漢 - 西川純のメモ 漢 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は誰から依頼されたなら、その依頼者が10を想定したら100を、明後日完了を想定したら今日完了をします。なぜなら、そうしない限り、意味が無いからです。相手の想定内の結果を出せないならば、結果を出してもプラマイ0です。相手の想定以上の結果を出すからプラスの意味が出る。

 相手がどんな要求を出しても、「なにくそ」と思ってそれ以上の結果を出します。それ成り立たせるために、毎日、常に、あらゆることをやり続けなければなりません。でも、相手の想定を乗り越えたとき、快感があります。

 本日、我がゼミ生が私の想定を超えたことをしました。先延ばしすれば大丈夫なのに、直ぐに対応しました。漢(おとこ)と思いました。

 この意外性があるから、教師は楽しい。

[]従来指導型『学び合い09:30 従来指導型『学び合い』 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 従来指導型『学び合い』 - 西川純のメモ 従来指導型『学び合い』 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、若いゼミ生から何故、従来指導型『学び合い』の手引きをネットブックから削除したのかを聞かれました。理由は危険性が高いのです。

 従来指導型『学び合い』は一見、『学び合い』より安全で確実に見えます。たしかに力量のある教師の従来指導型『学び合い』と一般の先生の『学び合い』を比べたとき、時には前者が勝ることはあえます。

 『学び合い』は倍々ゲームなのです。一人の子どもが別な子どもに教えて、その二人が別な二人の子どもに教えて、その四人が別な四人の子どもに教えて、単純化すると『学び合い』はそういう仕組みです。従って、時間と分かる人の数をグラフにすれば二次曲線になります。つまり、時間を多くすればどんどん効果は高まるが、逆に言えば時間を減らせば極端に効果は下がるのです。

 しかし、それを補える教師、つまり、初期段階で多くの子どもが分かるような説明を出来るような教師だった場合、ポイント、ポイントで教師の説明があったとき、『学び合い』より効果がある場合もあります。でも、それはほとんどの先生には無理なことです。なぜならば、人間が分かるためには膨大な会話が一番です。その会話を以上の説明を出来るのは非常に難しいことです。そして、それを年間を通して成り立たせるのは不可能です。

もう一つの問題は、『学び合い』が何を目指しているかです。単に教科内容を分からせる、というレベルだったら従来指導型が勝る場合もあるでしょう。また小規模校で一クラス5人程度だったら、経験を積んだ教師であれば『学び合い』より分からせることが出来ます。なぜなら、その程度であれば、膨大な会話が出来るからです。

しかし、『学び合い』は教科内容を分からせることが最終ゴールではありません。子どもの一生涯の幸せ、つまり、あなたの管理下を離れたときに幸せになることを保証することなのです。いうまでもなく、あなたの管理下を離れたとき、あなたの管理下で成り立ったことが必ずしも成り立たなくなります。なによりも学校を出て、社会に出れば教師はいません。そこで教え子が幸せになるためには、教師の管理下で、教書の管理を出来るだけ制限した環境の中で生き残ることを経験し、学ばなければならないのです。

 それ故、私は1分1秒でも長く子どもに任せることを多くの先生方に勧めています。と分かっている私が従来指導型『学び合い』の手引きをネットブックとしてアップしたのは何故かと言えば、それ以外の選択肢が無かったからです。

 日本中の圧倒的大多数の先生方は、常識的に判断します。つまり、周りのやっていることを、とりあえず正しいという前提で考えます。従って、『学び合い』にいきなりどっぷりと浸かれないのが当然です。そして、それが健全だと言うことを分かっています。仮に、その人がいきなりどっぷりと浸かれる人であってとしても、周りの人がそれを認めないという事があり得ます。そのような人の悩みに答えるために、あえて危険であることを承知の上で従来指導型『学び合い』の手引きをアップしました。

 しかし、それ以降、様々な学校レベルの『学び合い』の手ほどきをしました。その結果、いきなり全部の時間を『学び合い』としなくても、週1であっても授業時間の八割以上を子どもに任せる『学び合い』をすれば、人間関係の向上は確実に出来ることが分かりました。そして、その中で『学び合い』が本物であることを教師が実感し、『学び合い』の時間数を増やす気になったり、別な教科でもトライすることが出来ることが分かりました。さらに合同『学び合い』だとさらに安定して『学び合い』を実践出来ることが分かりました。そのノウハウを『学び合い』ステップアップと『学び合い』ジャンプアップにまとめ、世に出した後は、危険な従来指導型『学び合い』の手引きは削除したいのです。

追伸 私は小学校、中学校、高等学校の教師としてはアマチュアです。しかし、学生、現職教員の教師としてはプロです。不遜ながら申します。『学び合い』に関して、教師や学校の手ほどきした経験では、圧倒的に多くの事例を知っています。その上での結論です。

[]素直に 09:30 素直に - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 素直に - 西川純のメモ 素直に - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を本当に分かるには、『学び合い』の考え方を理解しなければなりません。しかし、「剣の道は心だ」と言われるのと同じように入門者には意味不明なことです。だから、最初は言われたとおりのことをやるしかありません。最初から我流は駄目です。

 だから、『学び合い』にトライする人にお願いです。少なくとも1年間は、『学び合い』ステップアップと『学び合い』ジャンプアップに「書いてある通り」にやって下さい。あの本に書いてあることは、1行、一文字もゆるがせにせずやって下さい。それだったら、確実に安全に出来ることを私は保証します。私の所には毎日多数の方から相談メールが来ます。その半数は、上記2冊に書いてあることをやっていないことに由来するのです。そして、1年以降も悩むことの大多数は、上記の本に書いてあります。

 もちろん、書いてあることを質問するなということを申しているのではありません。その本を読んで、読み取れなかったとしたら、それは読み手の責任では無く書き手の責任だと私は思っています。そういうときは、私の所に質問して頂ければ、書いた文章の意味をご説明いたします。でも、出来れば、分からなくても、上記2冊に書いてあるとおりのことを実践することを強く勧めます。そうすれば、たった1行の言葉の中にどれほどの意味が込められているかが分かります。

[]学校に広げる 09:51 学校に広げる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学校に広げる - 西川純のメモ 学校に広げる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を学校全体に広げるノウハウは、『学び合い』ジャンプアップの紙面には書ききれません。そのため、ジャンプアップのに書いてあるリンク先にそれを書いてあります。広げようとする方は、それを是非読んで下さい。1冊分のボリュームがあります。それが無料です。

karakusa01karakusa012013/05/17 00:13わかりました。ありがとうございます。ちゃん読んでいないことがばれますね・・・。

jun24kawajun24kawa2013/05/17 06:32あははは。あなたはそうではないですよ。

13/05/15(水)

[]群馬の会 16:10 群馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 群馬の会 - 西川純のメモ 群馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 来週の土曜日、『学び合い』群馬の会が開かれます。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/kuro106ra/20130513/1368442147

[]和歌山 09:03 和歌山 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 和歌山 - 西川純のメモ 和歌山 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は和歌山県の全小学校校長の前で心を込めて語りました。きっと何人かの方の心には届いたと思います。『学び合い』は生を見るのが一番です。既に和歌山では実践の芽が出ています。そこを参加する人が生まれれば、確実に広がります。楽しみです。

[]同志 06:29 同志 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 同志 - 西川純のメモ 同志 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は単なる授業法法ではありません。だから、教師以外の多様な人が同志になります。同志から連絡が来ました。東京都民主党のマニュフェスト(http://p.tl/zRJL)の18ページをご覧下さい。

13/05/14(火)

[]誰かが 08:16 誰かが - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誰かが - 西川純のメモ 誰かが - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は和歌山の同志と飲みました。そして、『学び合い』の初心者と話しました。その学校の校長に拉致されたのだと思います。いろいろ説明しましたが、どん引きになる感じが分かります。ま、私の語りは、『学び合い』がある程度分かって、分かろうとする人にしか有効では無いですから。

 が、その方々が近くの実践者の授業を参観すれば分かってもらえると思います。ビールも『学び合い』も生が一番です。

13/05/13(月)

[]深読み 23:17 深読み - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 深読み - 西川純のメモ 深読み - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学に職を得て、いろいろなことを学んできました。その中の一つ、物事には裏がある。ということ。でも、裏の裏があり、裏の裏の裏があり、・・・ときりが無くなります。でも、物事は実は単純です。

 日本の外交は批判されることは多い。その批判は当たっていることは少なくないと思います。でも、司、司で頑張っている人はいます。

 ふと思いました。第二次世界大戦のあと、戦闘要員として国民を送り出さなかった先進国はどれほどあるでしょうか?他国のテロによって自国民を死に至らしめなかった国はどれほどいるでしょうか?この、当たり前をなさしめている人はいると思います。

 敬意。

 と、深読みすれば、第二次大戦の宣戦布告を遅刻するということもなぜか分かります。が、それはちょっと深読みしすぎるのかもしれません。あははは

 でも、いずれにせよ、公務員はかなりまじめです。

[]『学び合い』フォーラム 11:02 『学び合い』フォーラム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』フォーラム - 西川純のメモ 『学び合い』フォーラム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の全国大会である『学び合い』フォーラムが8月3日、4日に福島で開かれます。お誘いします。詳細はhttp://manabiai.jimdo.com/をご覧下さい。

[]コマーシャル 06:07 コマーシャル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - コマーシャル - 西川純のメモ コマーシャル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日の夢の中で思いついたこと。我が子は小学校1年生から某有名通信教材を使っています。でも、家庭の事情でそのような教材を利用できない場合があると思います。

 そこでです。教材の絵の中にさりげなく商品を忍ばせることによって広告料を取り、限りなく無料に近づけることは出来ないかな?と思いました。つまり、商品の絵の背景に入れるのにいくら、主人公が商品名を言うにはいくらという設定をするのです。

 商品は子どもの買うお菓子はもちろんですが、将来の購買者を意識できる大企業(例えば自動車会社)もありかなと思います。これだったら、全ての子どもに教育の機会をより多く与えられそう。

 ま、思いつきです。

13/05/12(日)

[]和歌山 19:02 和歌山 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 和歌山 - 西川純のメモ 和歌山 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明後日の午前には和歌山で小中学校合同の『学び合い』をやっているK校に参観します。午後には、和歌山県の全校長を相手に講演します。ということで、明日は和歌山に出発です。和歌山の同志と一緒に飲みます。楽しみです。

[]『学び合い』上越の会 11:01 『学び合い』上越の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』上越の会 - 西川純のメモ 『学び合い』上越の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我がゼミ生の案内文をカットアンドペーストしました。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

第2回『学び合い』上越の会の情報を更新しました。

6月8日(土)の13時より,上越教育大学自然棟5階502室(スタジオ)にて行います。

課題は『全員が各々の持ち寄った悩みや課題(『学び合い』に関係ないものも可)を解決or解決の糸口を掴むことができる。』です。

参考例としていくつか挙げます。「図工で◯◯という課題でやったらうまくいかなかった。なんで?」「イケメンであるはずのおれに彼女ができないのはおかしい。なぜだ?」「特別支援の子だけ達成できない状況が続いて子どもたちにも諦めムードが。どうしよう…。」

参加申し込みはこくちーずからできます。

また,サイトもチャチャッと作りました。

こちらもご覧いただければ幸いです。

よろしくお願いします。

http://kokucheese.com/event/index/90671/

http://manabiai-in-joetsu.jimdo.com/

13/05/11(土)

[]ワラビ 21:29 ワラビ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ワラビ - 西川純のメモ ワラビ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は家族でワラビを取りました。山菜採りは、意外に重労働です。

13/05/10(金)

[]何を目指しているか 21:53 何を目指しているか - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 何を目指しているか - 西川純のメモ 何を目指しているか - 西川純のメモ のブックマークコメント

 繰り返し書きます。

 「授業がつまらない」と子どもから言われたら、どうしますか?

 「授業が分からない」と子どもから言われたら、どうしますか?

 力量のある教師ならば、多くの子どもに対して、それに対応できるでしょう。力量のある教師だったら、全員が楽しく、全員が分かったつもりになれる授業は出来ます。でも、全員が楽しく、全員が分かる授業は無理です。でも、それで自分を納得できるでしょう。

 しかし、「先生、家に帰りたくない。学校にいたい」と子どもに言われたら、どうしますか?家には、あなたが本当に守るべき家族がいるのです。

 あなたが出来るのは授業の時間だけなのです。その授業の時間で、「先生、家に帰りたくない。学校にいたい」という子どもを救わなければなりません。そして、来年も、再来年も、そして、あなたが死んだ後も救わねばなりません。難しいことです。でも、それが出来たら、教師は本当の聖職だと思います。

 残念ながら、苦行僧のように苦労することを教師に社会は求めています。結果は出せなくとも、苦労していれば、それでいいのです。でも、現実に苦しんでいる子どもはいるのです。苦行していることに満足してはいけません。子どもを救わねばなりません。

 不遜な物言いです。私の知る限り、上記に対して『学び合い』以外に回答を与えたものを知りません。授業を通して、教え子全員を幸せにして、幸せな一生を実現できると言えるには。『学び合い』は教室の人間関係を向上できます。『学び合い』は成績を上げることは出来ます。でも、私が願い、追い立てられているのは、そんなことではありません。

 子ども達を、教師を、みんなを、生涯にわたって幸せにしたい。

 あ~、これが実現できるのは宗教だけだと思われている。だから、『学び合い』は新興宗教と思われている。しかし、『学び合い』は徹頭徹尾、学問なのです。

[]日本を変える 05:18 日本を変える - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 日本を変える - 西川純のメモ 日本を変える - 西川純のメモ のブックマークコメント

 新たに入った若いゼミ生は、「私が日本を変える」と言っても、単なるレトリックだと思うかも知れません。そこで、今まで『学び合い』が全国に広がった流れをざっと説明しました。それは、『学び合い』が本物だと分かった個人が動いた結果です。中にはごく普通の学生、若い教師の一言で変わったことを説明しました。そして、たとえ話をしました。

 もし、「スーパーで売っている椎茸を小さく刻んで、土に埋め、お酢を振りかけると4週間後に松茸が出る」という馬鹿馬鹿しいことが事実だったとします。たいていの人は信じません。でも、もしかしたらと思う人も必ずいます。その人が試してみたら本当に松茸が出たとします。そうしたら、その人も「スーパーで売っている椎茸を小さく刻んで、土に埋め、お酢を振りかけると4週間後に松茸が出る」と周りの人に言うでしょう。徐々に広がり、ある時点でパンデミックになります。

 我々が日本を変えるのは、我々が持っているメッセージ、つまり「一人も見捨てないということは自分にとって得」ということ、そしてそれを実現する授業は簡単に短期間に実現できるということは、荒唐無稽なようですが、それが事実だったら魅力的です。

 だから地方大学の一つの研究室であっても、一人も見捨てられない教育、社会を実現するために大きな貢献が出来るのだと説明しました。

 ま、実際にゼミに入り、子どもや教師の変容を見続けると、信じることが出来ます。後に残るのは、それをどのように、したたかに実践できるか、です。

munehiromunehiro2013/05/12 06:37たとえ話がおもしろいです。
そうか、僕も椎茸を刻んで埋めて酢をかけて大喜びしている一人なんだと思うと愉快です。ふと、となりのクラスを見てたら、お酢をかけてました。そのとなりのクラスは、どうやって椎茸刻むんですかと聞いてきました。

scorpion1104scorpion11042013/05/12 08:03私は、原木を置いてます。

jun24kawajun24kawa2013/05/12 08:08苦労も多いと思います。
でも、思い出してください。3年前、そして5年前の状況を思い出してください。激変しているはずです。

13/05/09(木)

[]辛い 21:55 辛い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 辛い - 西川純のメモ 辛い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日の学部生相手のゼミで語ったこと。

 教室で「分からない」、「出来ない」子がいたとして、それはそれでいい。教室で暴言、暴行を繰り返す子がいても、それはそれでいい。でも、「家に帰りたくない、学校にいたい」と子どもに言われたらどうします?授業レベルの教育では教え子は救えない。

[]額面通り 21:11 額面通り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 額面通り - 西川純のメモ 額面通り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は西川研究室の新歓コンパです。

 最初の挨拶では、いつも通りに、我がゼミが日本を変えるゼミであることを喋り、乾杯です。

 そのあと、『学び合い』の古くからの同志(今年から西川ゼミに所属しました)が、ビックリしていました。私のブログや様々なところで、西川ゼミは完全『学び合い』で運営されており、日本を変えることを求めるゼミであることを繰り返し書いています。しかし、本当にそれを実践していることにビックリしていました。私は「へ?」と思いました。

 全国の同志の方々に申します。私が「である」もしくや[言いました]、「やりました」と書いていることは、レトリックではなく事実です。

 西川ゼミは、一人も見捨てない教育、社会を実現する研究室です。100歩下がっても、それをまじめに信じている指導教員の元で学びたいと願った人たちの集団です。

[]分からないことがない 05:59 分からないことがない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 分からないことがない - 西川純のメモ 分からないことがない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 コンピュータが開発されたとき、それまでの手回し計算機で慣れた科学者が、これで全ての科学の問題が解決出来ると宣ったのです。バカげた話です。ところが、今の私は教育に関係する全ての問題を解決出来る、という確信から離れられないのです。恐ろしいことです。少なくとも十数人以上の子どもに対してはオールマイティです。それは国語教育でも、理科教育でも、体育科教育でも、情報教育でも、特別支援教育でも、道徳教育でも、なんでも。

 そして、実際に実践し、セオリー通りのことが成り立つことを実証データで明らかにしています。

 理由は、一人の教師が背負うより、同僚や子ども達と一緒に解決した方が良いという至極単純な理由です。また、問題を起こしている子どもをなんとかするのではなく、教師の言うことに従う子どもを動かす方が良いという至極当たり前の理由です。

 『学び合い』を始めた当初は色々なことが謎でした。

 なぜ、小学校でも中学校でも、『学び合い』を成立させることが出来るのがおおよそ4週間なのか?授業数だったら小学校の方が多いのに・・・・

 学習の際、教師がグループを構成すべきか、否か

 『学び合い』に関して、年齢や教科によって違いがあるか

 現在は一斉指導がなぜ主流で、今、衰退するのはなぜか

 というような多くのことが分かりませんでした。今では、なんでそんな馬鹿馬鹿しいことを悩んでいたのか分からなくなってしまいました。

 また、ノウハウレベルでは

 出来ない子が一人になって、全員が集まって教えてしまい無駄になりそうなとき、どうしたらいいか

 高学年の子が教えるのに一生懸命になって、自分が出来ないことがおこったら、どうするか

 知的な障害を持つ子どもがいて、どうやっても全員達成出来ないため、クラスが暗くなったらどうするか

 等も、今ではノウハウとしては確立され、『学び合い』ステップアップにまとめました。

 ここに至って、多くの先生方が悩んでいること、その全ての解決策が分かると確信しました。その頃から、ゼミの学部生、学卒院生、現職院生や全国各地の先生からの質問に対して、即答できるようになりました。

 それ以降の私に残された疑問は

1) 安全に『学び合い』を教師が学ぶ方法は何か

2) 多くの先生が安心して『学び合い』を始め、定着する方法は何か

3) 目の前の子どもの一生涯の幸せを保証するにはどうしたら良いか

 の三つだけです。

 しかし、以上にも解答が出ました。5年前ぐらいに「1」は合同『学び合い』によって教師同士が学び合うべきであることが分かりました。「2」と「3」に関しては、この2、3年で分かりました。「2」に関しては、週に1時間で始めれば良いということです。多くの常識的な方の場合、そして、私も「従来指導型『学び合い』の手引き」では足して2で割る『学び合い』もありかなと思っていました。しかし、足して2で割る『学び合い』で成功することは、能力のある教師だけが出来るのです。週に1時間でも、純粋な『学び合い』をやることの方が、明らかに多くの先生には安全であるということが分かりました。上記の結果からクラスの『学び合い』より、合同『学び合い』の方が大事であることが分かりました。このあたりのノウハウは『学び合い』ジャンプアップに完結できました。そして、それを発展させた地域を巻き込んだ『学び合い』こそが、子どもの一生涯の幸せを保証する方法であることが分かりました。

 あとはこれをどう広げるかです。しかし、私には謎はありません。既にマジックが点灯した状態です。ようは優勝が決まるまで10試合なのか、5試合なのか、1試合なのかの違いしかないと感じています。

 この最初に書いた科学者と同じような、不遜でバカげた確信を持っています。困ったことです。私の知る限り、古今東西の教育研究者の中で、このような思いに囚われ、それを表明した人はないように思うのです。

追伸 私の研究室の今年、私の勤めている大学の将来、これは私にはどうしようない部分があります。マクロな問題解決より、ミクロな問題解決は難しいです。

13/05/07(火)

[]トライして下さい 19:22 トライして下さい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - トライして下さい - 西川純のメモ トライして下さい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は同志の方々が積極的に本を出して欲しいと願っています。それを実現するにはどうしたらいいか考えています。

 現在、『学び合い』を知らない、もしくは誤解している方に理解してもらうには、色々な入り口があるべきなのです。学習者は多様であり、一人一人の理解の仕方が違います。従って、最善の教え手は一人の教師ではなく、子ども達です。私のように『学び合い』に二十年弱、どっぷりと浸かっていると初心者の気持ちが分からなくなります。さらに人の相性は不思議なものです。だから、私と違った人が、多様に入り口を用意して欲しいのです。その中には、「西川純の『学び合い』ステップアップの方法は一人も見捨てない教育を実現するには良い方法ではない」というものもあるべきなのです。(ま、私の著作ではなく、私自身の人格否定をされると悲しいですが・・・)

 実現するには困難があります。同志の方は基本的に頑固なのです。でなければ今の状態で『学び合い』を続けられるわけはありません。しかし、出版社から本を出すには自分の本当の願い、思いを、「世に受け入れやすいように」本にしなければなりません。しかし、頑固な人はそれが出来ない。これが悩みなのです。これは現在書店で流通している99%以上の現在の価値観を再生産する本と根本的な違いです。

 逆に状況は変わっている部分もあります。全国の同志のおかげで、『学び合い』の認知度は高まっています。少なくとも、“学び合い”に興味ある人だったら『学び合い』の存在を知っているはずです。そして、よく知っている人だったら、学びの共同体、協働学習と比肩する存在であることは、『学び合い』に反感を持つ人も認めていると思います。さらに学陽書房から出た一連の本によって、『学び合い』は商業的に成り立つ可能生成があると判断する出版社は格段に増えています。

 実は本を書きたいという方はかなりの数になっていると思います。そして、それはもっと増えて欲しい。その同志の方々に最初に問いたいのは、出版社の編集者から「売れる本にするためにこうしたほうがよい」と言われる提案を受け入れる覚悟があるか?ということです。

 「いや、売れる本にするために、自分の文章を変えることは出来ない」という方もいるでしょう。その頑固さを大事にして下さい。しかし、今の状況では商業的には成り立たないでしょう。その場合は自作本という手段もあります(例えばhttp://p.tl/i4Yz)。その本の中に”『学び合い』”と明確に表記していれば、私が首をかしげる内容で仮にあったとしても、私はその本を宣伝します。(私は私の考えに自信があり、頑固ですが、一人も見捨てない教育を実現しようと願っている人だったら、自分と違っていても同志だと思っています)それによって、既に『学び合い』の同志になっている方々には有効な本となります。そして時代が来たら、商業的にもペイするはずです。そうなったときに出版社に売り込めば良い。

 さて、ときには厳しいと思われる編集者の提案を受け入れたり、文章を変えたりする覚悟があるという方へ。ありがとうございます。一分、一秒でも短く、全国で地獄の苦しみを味わっている子どもや教師を救うには、そうせざるを得ません。我々は頑固です。そして『学び合い』で物事を考えるようになってしまっています。そうなると、どの部分が多くの人に受け入れやすく、どの部分が受け入れにくいかが分かりません。それを分かるためには、優れた出版社の編集者に出会う必要があります。その編集者と折り合いを付けながら、本を作るしかないのです。

 さて、編集者と折り合いをつける覚悟がある方々に問いたいのは、絶対に本を出したいか?ということです。

 今、書店で並んでいる本の多くは、皆さんと同じ小中高の先生方が書かれた本です。それも、皆さんより若い方もおられるでしょう。少なくとも、その方々が最初に本を書かれた年齢はみなさんより若い場合は少なくないと思います。

 さて、皆さんと同じ小中高の先生で、皆さんよりも若いときに本を出せたのはなぜでしょう?理由は、絶対に本を出したいと願ったからです。そのような方々は、様々な機会に自分の実践、自分の存在を情報発信した方々です。「本を出したいな~」と思っているだけではなく、具体的に行動した人たちなのです。例えば、私のところに「本を出したいのですが」と相談されることもあります。その場合、商業的になりたつためにはどれほど大変かを語ります。しかし、その後、何度も私に食らいついて「本を出すためにはどうしたらいいか」を求め続けた方は今まで一人もいません。でも、そういう人が必要なのです。

 では本の出し方のノウハウをお教えしましょう。分かってしまえば、馬鹿馬鹿しいほど当たり前のことです。

 どの社会でも同じですが、編集者の世界でも圧倒的大多数の編集者は凡庸です。そのような編集者は自らの頭で商業的に成り立つか否かを判断しません。著者の肩書きや、各種の指標によって売れるか売れないかを判断します。そのような人に売り込んでも、原稿をまともに読まずに拒否するでしょう。

 どの社会でも同じですが、編集者の世界にも能力のある人はいます。そのような編集者は自分の足と手と目と頭を使って商業的に成り立つか否かを判断します。そういう人は山師と同じです。色々な教師の研修会に顔を出し、ネットで検索しながら、金鉱を探します。そして、これはという人と話します。もしあなたが色々なところに出向いて、積極的に情報発信しているのであれば、そういう人が誰かを知っているはずです。

 ネットでの情報発信は大事です。この本の読者層は必ずしもネット住民ではないと言うことです。面白いデータがあります。出版社は紀伊國屋書店の売り上げを売れるかどうかの判断基準としています。ところが、こと『学び合い』の本は一般の本と傾向が違うのです。どう違うかと言えば、アマゾン等のネット書店の利用者の割合が非常に高く、紀伊國屋書店の売り上げでは正確に把握しきれないという傾向があるのです。もし、現状の『学び合い』のユーザーを対象とした本であるならばネットでの情報発信でも商業的にペイするかも知れません。しかし、その場合はフォロアーが数千人で、カウンターが毎日数千上がるような人だけのことです。現状で、それを成り立たせている人は私以外にないと思います。従って、現状ではネットではなく物理的に動くことが必要です。それとあいまっているならばネットでの情報発信は有効です。

 次にするのは、本の企画書です。要は本のコンセプトです。書きたいと思う本の特徴は何で、どのような読者層を想定しているかというものです。自分の考えたコンセプトは最低でも3人ぐらいほかの教師にも意見を聞いてみて、売れそうかどうかを考えてブラッシュアップしましょう。編集者は忙しいので、短い時間で読めるものを作成しましょう。そして、上記で出会い名刺をもらった編集社に送りましょう。もしくは、編集者とは出会わなかった人は、「学陽書房「『学び合い』スタートブック」編集者様」のように自分がこういう本を作りたいなと思う本を出版した編集者に企画書を送りましょう。あなたが足を使って、情報発信しているならば、あなたの存在を頭の隅に留めているはずです。

 もし断られても、それはあなたが悪いわけでも、編集者が悪いわけでもありません。別な出版社にトライして下さい。同時に、よりいっそう足を使った情報発信をして、あなたを個人的に認めてくれる編集者に出会いましょう。

 世の中には「本を出したいな~」と思う人は少なくありません。しかし、その多くはそれを実現できません。その理由は、多くの人は「本を出したいな~」と思うだけだからです。本屋ならぶ本の著者は、何らかのコネがあるわけでも、金があるわけでもありません。その人達は本当に本を出したいと願い、実際に行動したのです。それも、断られても、断られても、何度も捲土重来しながらアタックし続けたのです。

 願いは叶います。ただ、本気で願う人は少ない。なぜなら、その願いは何のための願いかを真剣に問わないからです。真剣に問い、願って下さい。今、『学び合い』を知ってもらう様々な入り口が必要なのです。それが一人も見捨てられない教育と社会を一分一秒でも早く実現できる道ですから。

[]時代が追いついてきた 14:24 時代が追いついてきた - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 時代が追いついてきた - 西川純のメモ 時代が追いついてきた - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は日本全国に講演会に呼ばれますが、平成18年、19年に呼ばれた学校の特徴は学力向上フロンティアを終えた学校が多かったように思います。何故でしょう。

 今もそうですが、教師がしっかり教えれば子どもは分かるという単純で素人的な仮説が一般的です(ちなみに認知心理学的に言えば明らかな誤りです)。それを実験的に進めたのは学力向上フロンティア事業です。学力向上フロンティア事業、そのもの、また背景となった答申では習熟度別少人数学習はあくまでも一つの方法として例示されているのにも関わらず、それが学校現場に至るまでに、唯一絶対の方法になってしましました。

 そして、多くの先生が習熟度別や少人数は回答とならないことを知ってしまったのです。多くの先生方は唯一と思っていた出口が有効では無いことをしり呆然となったでしょう。しかし、先進的な教師は「教師がしっかり教えれば子どもは分かる」という誤った仮説を捨て始めたのです。そして『学び合い』に注目するようになりました。

 初等教育資料という雑誌をご存じでしょうか?今月号の特集は「ともに学び、高め合う授業づくり」です。そして引用文献の中に我々の研究も含まれていました。全体的に見れば、「教師がしっかり教えれば子どもは分かる」の残滓を残した”学び合い”が大部分です。しかし、文部科学省が編集する雑誌にこのような特集が組まれたこと自体に大きな意味があると思います。

 振り向けば、時代は見えるぐらいに近づいたように思います。一読をお勧めします。

13/05/06(月)

[]隔世 19:08 隔世 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 隔世 - 西川純のメモ 隔世 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 5年ぐらい前だったら、学部卒業生・学卒院生には無理して『学び合い』をすることを勧めませんでした。少なくとも初任は。しかし、今は『学び合い』のノウハウは整理されています。彼らには、したたかにやることを勧めています。

 本日、学卒院生の修了生二人が来ました。久しぶりに「いたぶり」ました。心から可愛いと思います。したたかにやっているようです。危ういところは感じません。少なくとも私より、ず~っと、したたかです。

 ようは「なぜか仕事のできる教師の7つのルール」と「『学び合い』ステップアップ」の通りやればいいのですから。注意すべきは、初心者は、とにかくその通りやることです。我流は危険です。

追伸 西川ゼミで徹底的に鍛えたのですが、「とりあえずの対処療法」、「その場限りの教材・指導」に走りがちになってしまうようです。しかし、それがその場限りの対処療法であることを理解しているのはさすがです。

[]ご降誕 18:49 ご降誕 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ご降誕 - 西川純のメモ ご降誕 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 花祭りやクリスマスの日は、お釈迦様、キリスト様おめでとう、ではないですよね。家内と結婚し、息子を授かって知りました。誕生日とは生まれた人を祝う日ではなく、生まれてきてくれたことを感謝する日であることを。本日は我が息子の生まれた日です。

[]家族 08:42 家族 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 家族 - 西川純のメモ 家族 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学校教育の最大の機能は、新たな価値観を子どもに植え付けることによって次の社会を形成することです。例えば明治時代に学校教育が始まったとき、時間割で動くという経験によって、時間で同期するということを学ばせました。当時の日本は、「朝行きます=午前中に行きます」、「昼過ぎ行きます=午後行きます」ぐらいのおおざっぱな時間感覚しかありませんでした。しかし、それでは近代工業は発達しません。

 では、少子高齢化によって衰退する危機に直面している、今の日本に大事な価値観は何かと言えば、家族だと思います。具体的には以下のようなものです。

 結婚して子どもを持つことは素晴らしいことだ。

 結婚は早めにして、子どもを早めに産み、3人ぐらいは育てよう。

 子育ては夫や妻や祖父や祖母で行い、男が育休を取ることは良いことだ。

 そのため3世代、4世代で生活することは良いことだ。

 退職して悠々自適の生活ではなく、死ぬ当日まで働くのが素晴らしいことだ。

 一方、休日は十分に取り、消費活動をしましょう。

 老人介護は福祉制度を活用しながら自宅で行うのが基本。

 子どもや老人は地域の中で生活し、地域に貢献し、地域の人に守られて生活する。

 そして、子育てや介護を学校教育の中で積極的に学び、経験するのです。

 保守政党は以前から「家族」を教育の中心に置いています。ただ、それを徳目として考えているようです。道徳の教科化を推進するところにそれが現れています。しかし、徳目では定着しません。少なくとも民主国家では無理です。定着するとしたら、上記が「得」である制度が必要です。それと成り立ったときに徳目が生きてきます。

 もちろん、最終的な判断は個人が行います。しかし、学校教育は新たな価値観を子どもに植え付けるところです。そして日本は、民主的な手続きで与えるべき価値観を決めています。我々大人は、現状の日本を打開するには、我々にはなかった価値観は何かを真剣に考えるべきだと思います。

13/05/05(日)

[]自慢 21:08 自慢 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自慢 - 西川純のメモ 自慢 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 子ども達に、保護者に、同僚に、そしてみんなに、本当に大事なことは何かを分かって欲しい。相田みつをがいうように、人の幸不幸は、人との出会いなのです。

 我がゼミ生に、私が一番自慢することは、学会賞をもらったことでも、収入でもありません。毎日、家族と食事をして、今日も息子の添い寝をして爆睡することです。

[]普通 20:58 普通 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 普通 - 西川純のメモ 普通 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 リンカーンの演説を見た人が、リンカーンの顔が普通であることにガッカリしたそうです。それに対して、リンカーンは神は普通の顔を好きだから、それが普通なのだと言ったそうです。

 生物学的に言えば、人間(生物)の本性に組み込まれるためには、それを達成しているものが子孫を残しているはずです。つまり、人の十倍の収入を得ている人が、人の十倍の子孫を残しているならば、それを幸せと動機づけることをDNAに組み込みます。

 しかし、そうではありません。我々の幸せは、我々の多くが達成できるであろうことを幸せであると動機づけるようにDNAに組み込んでいるはずです。

[]富 20:48 富 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 富 - 西川純のメモ 富 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 自分なりの「富」の創出。それが「富の未来」です。自分にとって富は何かを考えましょう。今、富を持っている人は、それを一般の人が考えたら、自分たちの富が富でなくなります。それが怖いのです。

kuro106rakuro106ra2013/05/05 21:06「富」とか「豊かさ」とかいうものは、ごく一部の人が持てるものではないですよね。本来多くの人が手に入れられるものの中にこそ、本来の「富」とか「豊かさ」が存在するんですね。

勉強になりました。

jun24kawajun24kawa2013/05/05 21:35自分なりの富を持ちましょう。

13/05/04(土)

[]出す 21:16 出す - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 出す - 西川純のメモ 出す - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師を三十年弱つとめて感じるのは、教師は育てるのではなく、その人の中にあるものを出すことだと思います。直に接し、直に語れば、出す可能性は高くなります。でも、世の中には、私のたった一言の言葉、たった一行の電子メールで出せる人もいます。どんな関わりもゆるがせには出来ません。

追伸 出た後、それを潰されないようにするのは、おじさんの役目です。

13/05/03(金)

[]誇り 07:35 誇り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誇り - 西川純のメモ 誇り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が教育の世界に足を踏み入れたとき、私が願ったのは、ちょっとでもまじめに授業を聞いて欲しい、10点でも点数が上がって欲しい、でした。もちろん子どもの幸せを願っていましたが、漠然としたものです。「勉強が分かれば、まともな生活ができる仕事に就けるな~」というレベルです。人格の形成レベルのことは、部活や個人的につきあえる子どもには出来るかも知れないとは思っていました。でも、それ以外の子どもを無意識に除外していました。

 私はルーキーズという映画が大嫌いです。映画のクライマックスでは主人公の教師が顧問である野球部の子どもを集めて熱く語る場面があります。多くの人は感動します。かつての私だったら感動します。でも、今の私は反吐が出るほど大嫌いです。その教師は野球部の顧問である以前に、学校の教師です。もし、小学校の担任が卒業式の後に、3人ぐらいの子ども「だけ」を残して、熱く語ったらどう思われるでしょう。明らかな「依怙贔屓」です。しかし、現状の教師は教え子全員の人格形成をすることを諦めています。そのため、教師としての誇りを保つためには部活に打ち込むしかありません。

 教育研究・実践の世界に足を踏み入れてから31年経ちます。今、私は誇りと確信を持って言えます。

教師は教え子を一人も例外なく、生涯にわたって幸せにすることが出来る。いや、同僚たる教師も、保護者も、地域も幸せに出来る。一人も見捨てられない地域社会を実現できる。

と。なんと大それたことを言うのでしょう。二十年前の私が今の私を見れば、クレージーそのものです。でも、たった一度の人生で選んだ教師という職業を本心から誇りに思っています。この誇りは、日本中の全ての教師が持てる誇りだと思うのです。

全国の同志の方へのエールです。一人で出来ることは小さい。でも、我々は同じ方向に向かって着実に進んでいます。

追伸 新興宗教と揶揄されるのも当然だな~っと、しみじみ思います。宗教ではなく、徹頭徹尾、実証的データに裏付けられた科学的事実なのですが。

kuro106rakuro106ra2013/05/03 20:13やるべきことをやり続ければ、確実にいい方向に迎えますよね。

やってやります。

jun24kawajun24kawa2013/05/03 21:45はい。みんなでやれば、かなりやれます。

karakusa01karakusa012013/05/04 23:44今年は恵まれているような気がします。市にも管理職にも同僚にも…したたかにがんばります。

jun24kawajun24kawa2013/05/05 07:23結果、期待しています。

13/05/02(木)

[]偉いな~ 21:28 偉いな~ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 偉いな~ - 西川純のメモ 偉いな~ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 長瀬さんの”若い教師のための読書術”が新版になりました。これを長瀬さんが最初に書いたときの私が何をしていたか、いや、今の長瀬さんの年の時、私が何をしていたかを思い起こせば、恥じるばかりです。どの世代にも、凄い人はいます。

[]ホーム 21:24 ホーム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ホーム - 西川純のメモ ホーム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 出張先を朝一番で出発し、大学について仕事漬けです。

 学生といっぱい、馬鹿話をしました。

 家に帰って家族と食事をしました。

 あとは家族とぐっすり眠ること。

 それで元気になります。

13/05/01(水)

[]合同『学び合い07:24 合同『学び合い』 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 合同『学び合い』 - 西川純のメモ 合同『学び合い』 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は八戸の中学校に行きました。英語の先生が授業を公開し、教員が参観しています。昨日、始めてフルの『学び合い』にトライしました。授業者は最後には感動で涙ぐんでいました。本当にフルに任せた授業の時にドラマが生まれることを実感したと思います。

 その後、その学校の先生方からのご質問に答えました。私が語ったことの大事なことは、『学び合い』に不安があるかもしれないけど、現状の授業でそのことを解決していないし、子ども達と一緒にやる『学び合い』のほうが「まし」であること。また、問題の子をいじらずに、集団をいじること。そのために、反発する2割の子どもを思い描かずに、同意してくれる2割を思い浮かべることです。

 学校全体で何かを起こそうとするならば、まずは『学び合い』ステップアップで書いたとおりに、週1で良いからフルの『学び合い』にトライすること。そうすれば『学び合い』のすごさを感じることが出来ます。そして、『学び合い』ジャンプアップで書いたとおりに合同『学び合い』をする意味を繰り返し、繰り返し語りました。

 合同『学び合い』で失敗する可能性は限りな0です。そして、3学年以上で構成された異学年『学び合い』で失敗する可能性は0です。