西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

13/02/28(木)

[]非常識 21:12 非常識 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 非常識 - 西川純のメモ 非常識 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は公人でもなければ、芸能人でもありません。ところが、直接会ったこともない人から、2チャンネル的な書き込みをされることがあります。大人のルールを守れぬ人は、ブロックしています。意見の相違があってもよい。しかし、大人の表現というものがあると思います。

[]4学年 21:07 4学年 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 4学年 - 西川純のメモ 4学年 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 地元の小学校で4学年の異学年学習が行われた。ここまで来るのに2年かかった。でも、異学年の『学び合い』をやり始めれば、その質の向上は驚異的な速度になる。来年度が楽しみだ。

[]3研究室 05:55 3研究室 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 3研究室 - 西川純のメモ 3研究室 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミは、私の教え子の久保田さん、水落さんのゼミと一緒の部屋でゴチャゴチャしています。昨日は3研究室の合同追い出しコンパでした。3研究室の合計は約六十名で昨日は45名が参加しました。一つの店を貸しきりです。こうなると一つの専攻、一つのコース並みの大きさです。この集団がゴチャゴチャとずっと楽しく過ごせます。

 いいな~

13/02/27(水)

[]教えられてばかり 09:53 教えられてばかり - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教えられてばかり - 西川純のメモ 教えられてばかり - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に対する「超」典型的な質問の一つに、「教えられてばかりいると、嫌な気持ちになってしまうのではないか?」というものです。この質問を発する人は、「教える人=偉い人、教えてもらう人=駄目な人」という枠組みの中に無意識にいます。だから、教えてもらい続けることによって、自分が駄目な人であることを何回も再確認されることによって「嫌になる」と想像します。

 『学び合い』では「教える人=偉い人、教えてもらう人=駄目な人」という枠組みはありません。従って、「嫌に思う」なんてありえません。『学び合い』の子どもにそれを聞けば、何を言っているのかが分からないし、分かれば質問者は笑われます。

 家内は専業主婦で、朝、昼(弁当)、夜の全ての食事を作ってくれます。私にとっては、「作ってもらってばかり」です。でも、「嫌だ」とは当然思いません。ありがたいと思います。強いて言えば、すまないなとは思います。だから、家内が不得意なところで貢献しようと思います。それと同じです。

 私に「食事を作ってもらってばかりで嫌では無いですか?」と聞かれたら、最初はポカンとするでしょう。そして、その質問者が「料理を出来る人は人間的に偉い人である」という枠組みの人であると分かれば、笑うでしょう。

 もちろん、家内が病気の時は私が作ります。しかし、家内のレベルにはとうてい達することは出来ません。夫馬鹿ですが、家内の料理は本当に美味しい。だから、普段は私の得意な部分で、家内に貢献したいと思っています。夫婦は互いのカーボンコピーになる必要性はありません。異質だから支え合えるのだと思います。

追伸 質問は、質問者の前提をあらわにするものです。

13/02/26(火)

[]レベルアップ 07:15 レベルアップ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - レベルアップ - 西川純のメモ レベルアップ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日はある学校の全校『学び合い』を参観しました。実に質の良い学びの時間が流れています。その日、3学期初めての全員達成が出来ました。ところが、1学期に全員達成したときにあった爆発するような子どもの喜びはありません。

 授業後の振り返りに高学年の担任の先生が、謎解きをしました。

 学校の『学び合い』をリードする子達は、最近、後一歩で全員達成できないということが続いていて残念がっていました。本年度の全校『学び合い』はあと3回です。どうしても年度中に実現したいと願っています。そのため予習や、みんなが分かるための作戦を練っています。色々な人に教えに行けば、その子が本当に分かっているのか、分かっていないのかが分かります。

 本日は、みんなの思いは年度中に全員達成したいという気持ちで一致していました。ところが、そのため本当に分かっていないのに、とりあえず問題が解けたで「出来たこと」にした子どもが数人いました。それをリードする子達が理解しているので、モヤモヤしていたのです。高学年の先生に「これでは本当の全員達成ではない」と言っていたそうです。

 確実の、この学校の集団のレベルは上がっています。全員が問題を解けるではなく、全員が本当に分かるということを願う子達がコアに誕生しています。

 『学び合い』のゴールデンルールです。問題があったら教師だけが抱え込み、教師だけが解決策を考えるのではなく、問題点を子ども達に示し、子ども達が解決策を考え、実行するのです。きっと子ども達は化けます。

 この学校は、昨年の今頃、週1回の全校『学び合い』「だけ」で出発しました。しかし、週1回の全校『学び合い』でも、人間関係の改善は直ぐに実感できます。さらに、『学び合い』に食らいつき続ける子どもも見ることが出来ます。そして、その姿を教員同士がいっぱい話すことが出来ます。本当にみるみるうちに子ども達は成長し、それを見ながら先生方がゆったりとした気持ちで授業に迎えられるようになりました。

 『学び合い』が本物だと確信することによって、『学び合い』で授業する教科の種類も数も多くなります。それがすんなりと出来ます。『学び合い』のセオリーはシンプルで、教科や単元に依存しないからです。

 学校を何とかしようと思っている管理職、研究主任の方に訴えたい。本当に全校『学び合い』は凄い力を持っています。とりあえずは、週に1度だけで結構です。それだけだったら、人間関係づくりのエクササイズと割り切れると思います。そのレベルでも、凄い効果があります。その上で、『学び合い』が学力向上に資するか否かを判断して下さい。子ども達が見せてくれます。

 学校で一人だけで『学び合い』を実践している方に訴えたい。とりあえず、週に1度だけで結構です。気軽に話せる同僚と合同『学び合い』をしてみてはいかがでしょうか?おそらく、あなたならその学年の、その教科の課題を作れるはずです。だって、『学び合い』の課題は子どもにハッキリ分かる課題であることが必須であることはご存じですよね。つまり、あなたが他教科担当でも問題ありません。そして、あなたが最初は語り、声がけをするのです。

 大丈夫、あなたのクラスの子どもが応援してくれます。中高で、あなたが教えた子ども達だったら、あなたが教室の前に立った瞬間、教科に関係なく『学び合い』モードになります。

 今までに、私は多くの人に合同『学び合い』、全校『学び合い』を手ほどきしました。大抵は、「え~・・・」と思われます。その度に、「騙されたと思って、一回やってみては」と口説きます。そして、一度やると、何故今までそれをやらなかったのかが分からなくなります。だって、部活とおんなじですから。

 何度も、何度も誘います。合同『学び合い』、全校『学び合い』は凄い効果があります。ある意味、同志の方へ託す最終兵器だとさえ思っています。

http://goo.gl/r56qk

13/02/25(月)

[]『学び合い』ジャンプアップ 19:41 『学び合い』ジャンプアップ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』ジャンプアップ - 西川純のメモ 『学び合い』ジャンプアップ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』だけが、定常的な異学年を実現できます。何故なら、毎日の教科学習の時間を使って、教科学習をそのままの課題で異学年が出来るからです。そして、それによって教師の『学び合い』が出来ます。とにかく、やってみれば、その効果にはビックリします。

 幸い、『学び合い』を実践されている方は多くなりました。しかし、その多くは異学年・合同『学び合い』のすごさを知りません。それを安全に確実に、そして政治的にも安全に確実に、実践するノウハウを書きました。

 『学び合い』ジャンプアップ、予約開始です。http://goo.gl/r56qk

[]お客様 18:44 お客様 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お客様 - 西川純のメモ お客様 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 東京から教育関係者と大学生が『学び合い』の参観においでになりました。子ども達にもよい刺激になったと思います。

[]西川ゼミ 07:13 西川ゼミ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 西川ゼミ - 西川純のメモ 西川ゼミ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミは徹頭徹尾、『学び合い』のセオリーで動いています。

 ゼミ生集団を信じているので、ありとあらゆることを任せています。大学から教務上の手続きの通知が来たならば、ほぼ、何も読まずにゼミメーリングに流します。

 ありがちな輪読なんかはしません。効率悪いから。読むべき本は一人一人違うし、分からなければ人に相談すれば良い。ましてや、そこに教師がいる必要はありません。教師が言うようなことを書いてある本を知っている人が集団の中にいれば良いだけです。

 ゼミで集まることはしますが、それは意思決定の場面です。そして、そこに教員がいる必要性はありません。教員が何を考えているか分かっているゼミ集団であれば、いちいちチェックする必要はありません。

 ということで、一般の大学教員がゼミ生指導でやっていることは殆どしません。

 その一方で、多くの大学教員があまりやっていないことをやっています。

 第一に、ゼミのルールを成文化しています。ゼミ生に丸投げではダメです。リスク管理上、任せていることと、任せていないことの線引きは明確にしなければなりません。

 第二に、個人面談を重視しています。ゼミに入りたての学部3年、大学院1年の学生は週に1度、学部4年、大学院2年は2週間に1度、個人面談をします。ただし、個人面談と言っても、私の部屋で二人きりではやりません。大抵は4、5人が同席し、次々に面談をします。そうすれば、一度、話せば、同時に何人もの面談が出来るからです。大抵同じことをゼミ生は聞きます。

 そこでは研究や学校支援のこと、はては受験や恋愛のこと、様々なことを相談されます。その度に、『学び合い』のセオリー通りに問題を分析し、解決策を例示します。これによって、『学び合い』がお題目ではなく、ありとあらゆる場面に適用できる強力なセオリーであることを実感させます。

 第三に、自分たちが成した成果を実感させます。西川ゼミには日本中からお客様が来ます。その方々は教諭、校長、教育長、塾経営者、予備校経営者のような教育関係者ばかりではなく、議員、企業の人もいます。そのような方々とふれあうことによって、自分たちの成していることが、日本中の子ども達の人生に関わっていることを実感させます。そして、自分たちが今、日本を変えているんだということを確信させます。

 第四に、政治をします。ゼミ生が思いもつかないような予算を獲得し、ゼミ生が思いもつかないような人事をします。管理職は部下の延長上にあるのではありません。部下が思いもつかないこと、部下が出来ないことをするのが管理職の勤めです。でも、それを出来るためには部下が出来るようなことは全て部下がこなしてくれないと出来るわけありません。我がゼミはそれが成り立っています。

 以上の結果として、我がゼミは膨大な学術論文、実践本、学校支援、教員研修・教員養成の実績を上げています。そのレベルは圧倒的であると自負しています。

 と、ここまで書くと、上記は大学だから出来る、と思う人がいるかも知れません。でも、そう思っている限りは、何も出来ません。実は、上記は小学校でも出来ることです。

 第一に、学級もしくは担当クラスのルールを成文化することは出来るはずです。「みんな輝け、楽しいクラス」レベルの学級目標を教室の前に貼っているクラスは一般的です。しかし、それによってありとあらゆることを、教師に確認せずに出来るようなルールを成文化しているクラスに出会ったことはありません。でも、出来るはずです。

 第二に、個人面談も出来るはずです。毎日、毎日の課題を与えるレベルでは無理でしょう。しかし、単元レベルで課題を与え、任せたならば、一人一人の子どもが各人時間調整が可能です。だから、月に1度ぐらいのペースで、5、6人を教室の後ろに集め、個人面談をするのです。内容は雑多でしょう。そこでは、『学び合い』の学校観に基づき、それを分析するのです。

 第三に、授業参観を積極的にするのです。そして、自分たちの学びを自分たちでまとめ、それをブログ等で情報発信するのです。

 第四に、政治をしましょう。お金を助成してくれる団体はあります。5つ応募すれば一つぐらいはあたります。その予算を子ども達に任せるのです。また、教育長レベルと繋がれるような自分になるのです。(どうしたらいいかは7つのルールに書いてあります)

 ほら、出来るでしょ。このような説明した後にゼミ生に「出来ない理由を述べよ」と問います。ゼミ生は「ありません」と応えるしかありません。そして、「出来なかったら、その理由は?」と問えば、「やらなかったから」と応えるしかありません。

[]学校観 06:04 学校観 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学校観 - 西川純のメモ 学校観 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 子ども観を乗り越えたならば、次は学校観を乗り越えなければなりません。これを乗り越えないと、課題設定でぶれたり、課題が出来ない子どもにオロオロしたりしてしまいます。

 最初に理解して欲しいのは、教師がどんなに考えても、全員にフィットする課題なんてあり得ないと言うことです。例えば、2桁の足し算、大化の改新、方丈記、どんな単元でも結構です、その日の課題を思い浮かべて下さい。そして、クラスの子どもの顔を浮かべて下さい。どう考えても、一人一人、与えた課題を別な課題に解釈しているはずです。成績で輪切りにしているはずの高校ですら、入学後、あっという間に能力の多様性が発生します。

 だから、「良い課題は何か?」と悩んだならば、「誰にとって?」と考えて下さい。そして、先のように一人一人の顔を思い浮かべたならば、「そんなのあるわけ無い」ということが分かります。

 では、我々が課題を考える際にどのように考えたら良いか?

 まず長期スパンで課題を考えるべきです。それは教育基本法第1条の人格の完成です。しかし、人格の完成といっても分かったようで、分からないですよね。それで今までの教育は済ませていました。だから教育基本法第1条をお題目と考え、日々の課題に繋げていなかったのです。

 『学び合い』の学校観では、「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決すること」が人格の完成だとしています。短い言葉ですが、大事です。「多様な人」というのは暴力行為を繰り返す人、暴言で人を傷つける人、知的な能力に障害のある人、とにかく、みんななのです。折り合いを付ける、とは、仲良くなると言うことではないと言うことです。腹の中で嫌いでも良いのです。大人のつきあいを出来るということです。自らの課題を解決するとは、多様な人と折り合いを付けるのは、道徳的なものではなく、実利的なものであるということです。

 この『学び合い』の学校観を理解できれば、数学の陶冶価値を「抽象的概念の理解」等とは捉えずに、「能力差が激しい課題を折り合いを付けて自らの課題を解決することを学ぶ」と捉えることが出来ます。もちろん、多くの子どもは「抽象的概念の理解」を結果的に解決することが出来るでしょう。でも、それは数学をツールとして使っているからとしての結果です。大事なのは「能力差が激しい課題を折り合いを付けて自らの課題を解決することを学ぶ」ということです。

 何故、このようなレベルで課題を考えるべきなのでしょうか?それは、『学び合い』の集団の動かす子どもが、それを基に自分自身の課題を組み立てることが出来るからです。自分自身の課題、つまり、自分自身の利害に一致させることが出来るので、『学び合い』を推進する気になるのです。結果として、それに準じる子ども集団も、それなりに自分自身の利害に一致させることが出来ます。

 バス旅行の際、手元の本を読み出すと酔ってしまいます。バスの揺れに絶えず、視線を合わせなければならないからです。その場合は、遠くを見るべきです。そうすれば、バスの揺れは誤差になってしまいます。

 教師の思い込みで、課題に凝り始めると、自分自身の利害に一致させることが困難になります。よく使う例ですが、お米はチャーハンにもおかゆにも出来ます。しかし、一度、チャーハンにしたらお粥にすることは出来ないのです。だから、日々の課題はとてつもなくシンプルなもので良いのです。基本的に学習指導要領の原文で良いのです。

 ちなみに、学習指導要領のない大学・大学院である我がゼミの目標は、「自分の心に響き、多くの人の心に響く教育研究を通して、自らを高め、一人も見捨てない教育・社会を実現する」です。この目標の下、一人一人が自らの課題を設定しています。

 教師も子どもも、遠くを見て、それを基に近くを見ましょう。『学び合い』の学校観は短いが、深い意味を持っています。けっしてお題目ではありません。

追伸 つまり、お題目のように見えて、お題目でないことを説明でき、子ども達にそれを実感させる様々な場を提供できるかどうかが教師の職能ということになります。

13/02/24(日)

[]千葉の会 07:21 千葉の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 千葉の会 - 西川純のメモ 千葉の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 3月23日に『学び合い』千葉の会があります。お誘いします。http://goo.gl/4eBOH

[]戸北先生OBの会 09:30 戸北先生OBの会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 戸北先生OBの会 - 西川純のメモ 戸北先生OBの会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 1次会が5時開始で終了は9時、2次会は9時15分開始で終了は・・・・。という長丁場でした。しかし、その時間の長さを感じない会です。縦糸と横糸がしっかりしている集団だと思いました。

13/02/23(土)

[]悪夢 09:35 悪夢 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 悪夢 - 西川純のメモ 悪夢 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先に書いた悪夢を具体的に書いてみます。

 現在、教師が手を焼いている子は、ありがたいことに反社会的な行動をしてくれます。そのため、「教師は正義」、「反抗する子どもは悪」という図式が出来上がります。また、現状では「点数が高い=偉い、点数が低い=ダメ」という図式が社会で出来上がっているので、学力下位層が反抗しても、「教師は正義」、「反抗する子どもは悪」という図式が成り立ちます。

 しかし、学力の上位層の子どもが、礼儀正しく、正論を述べたらどうでしょうか?

 例えば小学校教師は全教科担当です。しかし、全教科が全て得意だと言うことは無いと思います。漢字の書き順が不得意な人もいるでしょう。ピアノが不得意で、CDで済ましているでしょう。これは中学校の教師だって同じです。私は中学校理科の教員免許状を持っていますが、安山岩や玄武岩を見分けることは出来ません。

 また、授業中の気楽な話の中で失言しない教師がいるでしょうか?国会議員だって、失言の連続なのです。

 また、教師の思い入れの結果、学習指導要領を逸脱していることもあるでしょう。逆に、年度末の「平和な国、日本」をやったことにしている人もいるでしょう。

 もし、複数の学力上位層の子どもが毎日の授業を事細かに記録したとしたらどうでしょうか?一部は、ICレコーダーを利用するのです。それらをまとめ、保護者に相談します。そして、保護者がその具体的データを携えて、「指導力不足であるので担当を変えて欲しい」と求めるのです。それでらちが明かない場合は、教育委員会に申し出るのです。勝てる勝負ですので、いきり立つ必要はありません。きわめて冷静に、紳士的に申し入れるのです。

 おそらく学校側は「学校として指導体制を整えるので時間を与えて欲しい」と反応するでしょう。そこで、きわめて冷静に、紳士的に引き下がるのです。そして、複数の学力上位層の子どもが毎日の授業を事細かに記録にし続けるのです。そして、それをインターネット上で発信し続けたらどうでしょうか?そして、学校側に再度申し入れるのです。

 さて、このような攻撃に耐えられる教師が日本中のどれほどいるでしょうか?学校で一人だったら、とりあえず担任を外すという方法もあり得るでしょう。しかし、学校の半数以上の教師が上記の攻撃を受けたらどうなるでしょうか?

 攻撃の対象は教師とは限りません。もし、授業時間数を細かく記録している子どもがいたらどうでしょうか?加配当教員の運用を細かく記録している子どもがいたらどうでしょう?校則の法的根拠を弁護士の保護者に相談する子どもがいたらどうでしょう?

 とても、怖いでしょ。

 繰り返します。反抗している子ども反社会的な行動をしているレベルより、社会的な行動をし始めたときが恐ろしいのです。

 私は現状の学校制度は前近代的だと思っています。大甘に見ても、啓蒙君主の社会のようです。それに対して、非暴力で論理的な反乱が起こったら・・・・。時代の必然だと思うのです。

[]陶冶価値 09:06 陶冶価値 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 陶冶価値 - 西川純のメモ 陶冶価値 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学で生物学を専攻しました。そこで感激したことを三つあげろと言われれば、第一に動物系統分類学のレポートです。何でも良いから1日、動物を観察しなさいという課題です。私は下宿のクモをじっと観察しました。じっと観察するだけで、色々なことが分かります。第二は、大学3年の冬に下田の臨海実習センターで、ウニの初期発生を三日間徹夜で観察したことです。発生学の本で見るのとは違いました。第三は、卒業研究で生物物理学で学んだことです。ゴチャゴチャとした生物現象を大胆に単純なモデルにすることによって、現象が見えてくることを学びました。三十年経っても、その感激を忘れません。

 が、それを万人すべからく学ぶものとは思っていません。

 私のように感激できる人もいますが、出来ない人もいます。それで良いと思います。そして、仮に感激できる人であっても、与えられた時間は有限です。もし、全ての教科の先生が、自分の感激を元に、子ども達に求めたら、子どもがアップアップしてしまいます。どうも、そのあたりが分かる教師は多くはない。

 万人すべからく学ぶべきものは何か?

 それは教育基本法の第1条に書いてあります。つまり「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成」なのです。自分が教えていることが、上記にどう関係するかを説明できなければなりません。ただし、注意は、それは一般の人に説明できなければならないのです。つまり、その教科が大好きな人達が集まって、マスターベーションしているような話し合いではダメだと言うことです。

 おそらく、その教科の内容レベルのことを説得することは不可能だと思います。ちなみに私は理科教育学会から学会賞をいただいた数少ない人間の一人ですが、理科が大嫌いな家内に理科で学ぶ内容レベルのことに関して説得できません。

 自分の教えていることに関して、一般国民に説明し「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成」であると「納得」してもらえる説明が出来る教師がどれほどいるでしょうか?残念ながら、その必要性を感じていない人が多いと思います。

 与えられた教科書をとりあえず教えて、それに従ってくれるふりをしている子どもの前ではそれでも気にせずにいられます。でも、そうでなくなったとき、何のために学ぶのかを言えない教師は潰れるでしょう。

 私にはある悪夢があります。

 現状の教師が手を焼いている子は、特別支援の必要な子や学力下位層の子ども達です。でも、本当に大変なのは学力上位層の子どもが教師に反乱したときです。その論が正しいとしたらどうでしょうか?教育基本法や学習指導要領、はては中央教育審議会の答申を読むような子が生まれたら。教育関連法規を読むような子が生まれたら。そして、それをもとに正当なプロセスを踏んで、要求してきたら。校則に関して訴訟を起こされたら。笑い話ではなく、そういう時代はやがて来る。そして、意外にも早いかも知れません。新刊書の「7つのルール」に書いたとおり、学級崩壊はその前兆なのです。

[]戸北先生の会 06:15 戸北先生の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 戸北先生の会 - 西川純のメモ 戸北先生の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は上司にめちゃくちゃ恵まれていたと思います。私が助手時代の根本先生を皮切りに、歴代の学長にも可愛がってもらった。でも、期間も長いし、話し合った時間も長いのは戸北先生だと思います。なにしろ、副学長や理事になって管理棟に移動する前は、毎日、かかさず2時間は話し合っていたと思います。26年間お仕えしましたが、一度たりとも陰口を言ったことはありません。批判めいたことが頭をよぎったこともありません。本当に恵まれていた。本当にいい人です。

 その戸北先生が本年度をもって常勤としてはご退職になります。ま、七十才を超えているのですから、しょうがないのですが、残念です。本日は、OB,OGを中心としたご退職を祝う会があります。懐かしい顔がいっぱいだと思います。

 私が上越教育大学にお世話になり続ける理由は二つです。第一は、よき上司がいらっしゃること。これは今年度で終わりです。第二は、現職教員といっしょになって臨床的研究が出来ること。しかし、『学び合い』が広がるにつれ、どこに行っても私は出来ると思います。なんか、自分のアイデンティティーがフェードアウトするような気がします。

追伸 以上のことを書くと、西川先生は異動されるのですか、という質問が来そうなので書きます。第三の理由は、私を引き取ってくれるような心の広い大学はそうはない、ということです。あはははは

13/02/22(金)

[]説得 21:29 説得 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 説得 - 西川純のメモ 説得 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我がゼミ生に繰り返し語ること。

学び合い』は変。変は誤っているということではなく、少数であるということ。だから、我々は「変」であることを自覚しましょう。『学び合い』は変であると思われていい。でも、君たちは誠実であって欲しい。『学び合い』は変、でも、あなたは好き、となって欲しい。君たちが人として認められれば、『学び合い』も理解してもらえる。

 我々が納得するのは、理屈ではありません。みんながいっていることを納得しているのです。それを変える力は、「だれが言っているか」ということです。

 でも、一人の力は限られている。みんなが誠実になれば良い。

[]私のやれること 21:21 私のやれること - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 私のやれること - 西川純のメモ 私のやれること - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は数百人の前で講演します。私の講演はそれなりに聞かせる内容だと思います。少なくとも暴走族に物理を聞かせるよりはかなり楽です。でも、その場で面白くても、実際に実践に繋げる人は少ないと思います。その数は十人もいればもうけもんとおもっています。

 身銭を払って本を買ってくれる人は、それよりは効率です。でも、今の『学び合い』で実践に繋げてくれる人は一部です。

 バンジージャンプのすばらしさの本を読んでも、バンジージャンプをする人は少ないですから。

 だから、講演にせよ、本にせよ、伝わってくれる人に心を込めて語り、書きます。

 でも、日本国中の同志の方は私よりかなり効率が高い。どう考えても伝わる人は数十人分の一人ではない。分かってくれると思ってくれる人の5分の一は分かってくれると思います。私の講演は、本は、同志の方の援護射撃にしか過ぎません。同志の方の5分の一を4分の一、三分の一にするためのツールです。

 大事なアドバイスです。分かりたくない人に伝えないで下さい。今は、分かる人に伝えましょう。そのうち、今、分かりたくない人も伝えられる時期が来ます。

[]三崎研究室 17:04 三崎研究室 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 三崎研究室 - 西川純のメモ 三崎研究室 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は信州大学の三崎研究室の皆様が上越においでになって合同ゼミが開かれました。良き刺激をいただけたと感謝します。

13/02/21(木)

[]福岡 21:11 福岡 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福岡 - 西川純のメモ 福岡 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 若い福岡の中学校教師が、HPを立ち上げました。http://goo.gl/osx6n

[]欠点 19:48 欠点 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 欠点 - 西川純のメモ 欠点 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 自分はつくづく人と会うのが不得意だと思います。今日は初めてお会いする方と話しました。全部で30分程度だと思います。その時は楽しかったし、充実していました。しかし、大学に戻ってから1時間半は虚脱状態になっていました。こういう日は、家族と一緒に眠ると復帰します。

 やっぱ、退職後は引きこもりが、合っているのではないかと思いました。

13/02/20(水)

[]誤解 05:56 誤解 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誤解 - 西川純のメモ 誤解 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を授業方法だと誤解する人が大多数です。しょうがありません。最初は確かに授業方法として生まれましたから。しかし、子ども観が確立することによって、授業方法ではなく、教育論に脱皮しました。ただ、多くの教育論との違いは、教育論が具体的な授業方法にまで繋がっていることです。しかし、学校観が確立することによって、人間の生き方に脱皮しました。

 授業方法は、それを生徒指導や特別活動に直接繋げることは出来ません。授業方法は、それを学校運営や教師教育に直接繋げることは出来ません。授業方法は、それをPTAの運営に直接繋げることは出来ません。授業方法は、それを地域連携に直接繋げることは出来ません。授業方法は、それを会社経営に直接繋げることは出来ません。

 視野が授業方法に限られていると、その枠内で『学び合い』を理解してしまうのはしょうがありません。しかし、そうでない方も多い。

 教育系の集まりで、教師・教師の卵以外の人が集まることは希だと思います。しかし、『学び合い』の会では保護者や子どもも参加します。NPOや会社や議員や一般の人も違和感なく参加します。そのような方は、『学び合い』を授業方法ではなく、教育論であり、人の生き方であることを理解して頂いているのだと思います。

 誤解を払拭するには、学校全体の教育活動、学校連携、地域コミュニティの再生の結果を出すことだと思います。

13/02/19(火)

[]学校観 06:50 学校観 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学校観 - 西川純のメモ 学校観 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』には学校観、子ども観、授業観の三つがあります。成立の過程を考えると、最初に、授業観があり、次に子ども観があり、最後に学校観が成立し、『学び合い』の理論が完結しました。

 私も普通の教師で、普通の研究者でした。だから、教師がこれこれをしました、という枠組みで授業改善を組み立てていました。ところが、認知心理学の研究を教科教育に適用する研究を積み上げてみると、それでは絶対に全員分からせることが出来ないことが分かりました。そこで、子ども主体の授業改善を模索し始めました。

 今まで教師の仕事だと思い込んでいたことを、子どもに任せ、その結果を詳細に記録、分析しました。今までの教育研究が、加える過程だったのに関して、私のやったのは、ギリギリまで削る過程です。その結果、形成されたのが授業観です。

 その授業観を推し進めるためには、子どもは有能であるという子どもが観が必要です。これは授業観を形成する過程で、子どもの姿を分析する結果生まれたものです。記録された子どもの姿を分析すると、教師には思いもつかないことを実現する子どもの姿が現れてきます。しかし、一人一人のやっていることはごくごく普通のこと。でも、それが集団となると凄いことをやらかします。長い間、授業観と子ども観が両輪となって『学び合い』は進化しました。

 『学び合い』が成立し、どんどん教師のやっていたことを削り、子どもに任せていくと、子ども達はどんどん凄いことを実現します。日々、目から鱗が落ちる連続です。しかし平成15年ぐらいから、それだけではやっていられなくなったのです。

 原因は、知的な障害がある子など、能力的に著しく困難のある子です。そのような子がいると、当時の『学び合い』ではうまくいかないのです。みんなが関わって、みんなで乗り越えようとしても、どうしてもそれを乗り越えられない。それでも教師が求めると、子どもが暗くなる。そして、その姿を見て教師も暗くなる。耐えられなくなって、全員達成を弱めると集団が崩れるということが起こります。

 そこから模索が始まりました。平成17年頃から、徐々に「一人も見捨てない」ということを意味をちゃんと語るべきであることを自覚し始めました。平成18年時点では、「一人を見捨てる集団は、二人目、三人目を捨てる」というレベルから出発しました。

 平成17年3月に公開した奥義書(現在の手引き書の前身)の改訂の度に、それを洗練して整理しましました。結果として、「一人を見捨てないことは徳ではなく得」であり、それはホモサピエンスの基本的な本能であるということに落ち着きました。それが現在の学校観です。そして、それは『学び合い』の本として最初に出した「学び合う教室」に既に方向性はハッキリとしていました。

 全ての人は授業観から入ります。そりゃそうです。剣道を学び始めた人に「剣は心だ」と言われても意味不明です。まずは素振りです。

 でも、子ども観が腑に落ちていないと、何か問題が起こったとき、それを子どもに返すというゴールデンルールが徹底できません。教師一人が悩み、教師一人が手立てを考えます。たいていの場合は、従来の方法との足して二で割る『学び合い』もどきになってしまいます。でも、それでは問題を解決できません。そこで、子ども観に戻るか、従来型にもどるか、大きな岐路です。

 どちらになるかは、「一人も見捨てたくない」という思いの強さです。「相対的によく見える」、「とりあえず、現状の問題を解決できる」のでしたら従来型が「まし」に見えることはあり得ます。でも、従来型では見捨てられている子どもが生まれます。

 次の岐路は、能力的に低い子どものクラスを持った場合です。知的ばかりではなく、情緒的にも障害がある子を担任するのは難儀です。そのような集団に全員達成を求めることは相当に覚悟が必要です。それを乗り越えるには「一人も見捨てないことは徳ではなく得」ということを本当に納得しているかです。それさえあれば、踏ん張れるし、語れます。ちゃんと語れば、2割の子どもは納得し、動いてくれます。

 この学校観が分かれば、『学び合い』のテクニックを捨てることが出来ます。融通無碍に従来型のテクニックを利用し、それが『学び合い』に矛盾しません。同時に、今まで積み上げられ洗練された『学び合い』のテクニックが、『学び合い』の考え方を実現するために非常に効率が良く、安定していることが分かるので、基本的にそれを元に授業を展開するようになります。

 全国の『学び合い』を実践している方は、以上の二十年弱の『学び合い』の成立史を追体験しているように思います。生物学を専攻した私は、「個体発生は系統発生を繰り返す」というヘッケルの反復説を思い出します。

 が、以上は教師「個人」として記述しています。それは、現状の『学び合い』を実践している人の多くは職場で「一人」で実践している。その中で、踏ん張れるのは大変です。かくゆう私も、何故踏ん張れるかと言えば、西川ゼミが身近にいて、全国の仲間と繋がっているからです。安定して、子ども観と学校観を乗り越えるために、ネットワークを創らねばと思うのです。

13/02/18(月)

[]ちょっとした質問 05:52 ちょっとした質問 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ちょっとした質問 - 西川純のメモ ちょっとした質問 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今年の卒業研究発表会で、ゼミ生は「勤務校に一人しか『学び合い』実践者がいない人の悩みとその解消法」を研究し発表しました。終わってから、同僚の赤坂真二さんが「調査対象者は、『学び合い』を自分でしたいと思っている人ですか、『学び合い』を広げたいと思っている人ですか?」という質問をしました。我がゼミ生も、おそらくそこにいた大多数の人も、その一言がどれほど深い意味を持つのかは分からなかったと思います。「あ、この人もそれに苦労しているんだな。ということは・・・」と思いました。

 ちなみに、私の知っている人の中で、私に良い意味でも悪い意味でも一番近い人間はだれかと問われたら、私は赤坂さんだと思っています。(もちろん、息子の方が似ていますが)それが分かるちょっとした一言、しぐや、癖、を見つけるとじっと見つめてしまいます。そうすると彼は嫌がります。そうするともっと見つめて「分かっているぞ~」というオーラを出してからかいます。ふぉふぉふぉ

追伸 彼は天性ではなく、ものすごい苦労をして話術を得た人です。だから、直前に15分以上のスピーチを頼めば、ノートや紙の端に何かを書き始めるはずです。話の組み立てを考えているのです。教職大学院の同僚の大多数は天性の話術を持っている人なので、そのようなことをしなくても話を組み立てられる人たちです。しかし、赤坂さんと私はそうではないので、その時は、そうとう苛ついていて、それが分からないように目立たなくやるのですが、同類の私はそれが分かるので、じっと見つめてしまうのです。ふぉふぉふぉ

[]宣伝 05:22 宣伝 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 宣伝 - 西川純のメモ 宣伝 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、日本中の同志の大部分が出来なくて、私や西川ゼミが出来ること。それは、『学び合い』の最先端を切り開き、それを学術データでまとめること。講演すること。本を書くこと。以上3つだと思います。それをやっています。

 私の本は、同志の方に使ってもらいたい武器です。チラシが出来ました。是非使って下さい。『学び合い』に興味が無い、また、今度、教育実習に来る学生等だったら、「7つのルール」などがお勧めです。

追伸 『学び合い』の市場が広がり、多くの方が本を出版してもペイする環境を早く創りたい。そうすれば、私がやらなくてもすみます。私が一番好きなのは、何もしなくてもうまくいく環境です。

http://goo.gl/3fcxx

scorpion1104scorpion11042013/02/18 23:26あの~、「勤務校に一人しか『学び合い』実践者がいない人の悩みとその解消法」の研究結果が知りたいのですが…。知りたいと思った人は、多分私だけではないはずなので。

jun24kawajun24kawa2013/02/19 05:36いま、論文にまとめているところです。でも、それよりも、来月に出版される、『学び合い』ジャンプアップを使って、校内に仲間を作って下さい。

13/02/17(日)

[]誰もが出来ること 19:40 誰もが出来ること - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誰もが出来ること - 西川純のメモ 誰もが出来ること - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7つのルールという本にも書いたことですが、「●●だったら出来るが、私は出来ない」という人がいます。そういう人は、校長になっても、教育長になっても何も出来ません。出来ない人は、出来ない理由を雄弁に語ります。しかし、やる人は、出来ることを探します。それも、その人だから出来ることです。

 どんな教師であっても、それは新任一年目、いや、学生さん、いや、一般の人だってやれることはいっぱいあります。例えば、『学び合い』の授業を参観したら、その様子を発信して下さい。その発信が弱いから、実際も見ずにとやこう言う人が堂々と世の中に生まれるのです。

 今の時代、ツールは様々です。フェイスブック、ツイッター、ブログなどがあります。かつては一部マスコミしか出来なかったことをみんなが出来るようになりました。1日1万カウントのカリスマブロガーになる必要性はありません。あなたの発信した情報が、どこに繋がるか分かりません。

 もし、教師だったら「したたか」に実践して下さい。『学び合い』ステップアップに書いた通り、一週間に1度程度の『学び合い』だったら、人間関係づくりだと理由を付けるならば、反対されないはずです。そこで結果を出して、徐々に拡大すれば良いのです。

 あなたの知っている人に、『学び合い』の実際を話して下さい。その人は別な学校でも結構なのです。その学校の人に『学び合い』の同志がいたとして、その人が言っても「?」と思う人でも、あなたから言われると「なるほど~」と納得するものです。それが回り回って自分の学校でもやりやすくなるのです。

 各学校に教育実習生が来ると思います。その学生に、さりげなく実践を見せて下さい。そして、『学び合い』の本を薦めて下さい。そのような人が現場に出る頃までには、もっとやりやすい環境は整っているはずです。第一、その人が同僚になるかも知れないのです。

 今、先行している同志の方は、学校レベルの公開をしています。そこに「一緒に行こう」と誘うこともあります。そうすれば、あなたが説明しても理解してもらえなくても、その学校の子どもが伝えてくれます。そして、あなたや同僚が参観に行けば、子どもや教師が頑張れます。

追伸 西川ゼミのゼミ生が「それは無理」と一言言うと、私は立て板に水のように出来ることを並べ立てます。そして、「出来ない理由は?」と聞きます。ゼミ生は「ありません」と応えます。次に「出来なかったら、その原因は?」と聞きます。ゼミ生は「やらないから」と応えます。そこで私がニヤッと笑って、「期待しているよ」と言います。西川ゼミで何度もある型です。

 ゼミに入りたての学部3年や大学院1年が私に上記を言ったとたんに、上級生は「バカだな~、地雷踏んじゃった」と思いながらニヤニヤして一連の流れを1年前の自分を思い出しながら見ています。ということで、ゼミ生は私の前で「出来ません」は言いません。

[]同志を守る 19:07 同志を守る - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 同志を守る - 西川純のメモ 同志を守る - 西川純のメモ のブックマークコメント

 日本全国の同志が苦労されています。その人達を守る方法、それは同僚に『学び合い』の実践者が複数いること、それ以外にはありません。そして、それが日本中の子どもが一人も見捨てられないことを保証することだと思っています。

 たまに「私は『学び合い』を広げるつもりはありません」という方がおられます。その方は、自分一人で『学び合い』が出来ると思っているのだと思います。が、そういう方に、その時点で何を言っても無駄です。おそらく私が新興宗教を無理強いしているとしか理解できないと思います。

 『学び合い』は一人で出来るわけありません。それは子どもに教師である人が言っていることと同じなのです。周りに「一人も見捨てない」ということが自分にとって得であるということを理解してもらえない限り、自分が見捨てられないことはありえない。

 私は平成25年度~27年度の3カ年で、何とかしようと思っています。

 『学び合い』は授業論やテクニックではなく、自分を含む人の生き方であることを理解している方々にお願いします。みなさんが子ども達に強いていることを、自らにも強いて下さい。皆さんが子どもに強いられるのは、それが子どものためになると確信しているからだと思います。それは皆さんにとっても、得なのです。

 私は、私の出来ることをやります。みなさんは、私の出来ないことを色々とやってください。世の中にはギリギリまで追い詰められている子どもや教師がいます。そして、いつ、自分や自分の家族がそうなるか分かりません。私は十年かけて、なんていうような悠長なことはするつもりはありません。是非、一緒に焦ってください。お願いします。

[]7つのルール 07:32 7つのルール - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 7つのルール - 西川純のメモ 7つのルール - 西川純のメモ のブックマークコメント

 不遜ながら、私の講演を聞いた方だったら、並の大学教師ではないことはお分かりでしょう。二十年以上も高校から離れているので腕はだいぶ落ちましたが、暴走族相手に物理の授業を成立させた自負があります。

 そんな授業がある程度出来るようになるまで半年ぐらいでした。半年ですよ!当然、深い教材研究や、絶妙な発問、な~んてことは半年で習熟できるわけありません。でも、半年ぐらいで習熟できるようなポイントがあり、それさえあれば暴走族相手に物理の授業を成立させることが出来ます。

 私は数多くの現職教員と接する機会を持ちました。その方々から多くのことを学びました。例えば、無人の教室を掲示物を一瞥するだけで、その教室の担任がどれほどの力があるかだいたい分かります。そんなこと、大学で教えてもらっていませんよね。だから若い教師は、担任を持った瞬間に無手勝流で掲示物を貼るのです。ポイントさえ分かれば、ものすごく掲示物は生きます。

 教員社会は酒社会です。特にボスが酒好きだとそうなります。酒飲みだって頻度が高くなると大変ですが、下戸にとってはアルコールハラスメントです。だけど、酒席を逃げまわっては職員室で生きづらくなります。また、酒席に参加して、むげに酒を断れば角が立ちます。でも、酒飲みの心理を理解すれば、やわらかに酒を避けることが出来ます。ポイントがあるのです。

 大学という社会はかなり厳しい世界です。その中で生き残りました。私は上越教育大学の歴史の中で最年少で教授になりました。おそらく、今後もその記録は破られないと思います。何故、それが出来たのでしょうか?それにもポイントがあります。

 職階が上がらないと何も出来ないと思っている人は、何も出来ません。職階が高くないときに何かを出来ないならば、職階が上がっても何も出来ません。私は助教授の時に一つのコースを立ち上げました。最年少の教授の時に専攻を立ち上げました。何故、それが出来たのでしょうか?それにもポイントがあります。

 今度出る「なぜか仕事のうまくいく教師の7つのルール」(学陽書房)(http://goo.gl/keK4a)では、『学び合い』の話はあまり書いていません。上記のようなことを満載しています。是非お読み下さい。そして、最後まで読めば、私がこの本を買いた意図が分かるはずです。そして、『学び合い』を知らない先生や、教育実習生や大学の後輩に推薦して下さい。何故、推薦するべきかは最後まで読めば分かります。

 私の本は同志の方に是非使って欲しい、「武器」なのです。お勧めします。

scorpion1104scorpion11042013/02/17 21:53子どもたちは、宝物です。誰にとっても宝物です。どの子どもも大人が必死で守らなければならないと思うのです。戦います。

karakusa01karakusa012013/02/18 00:33自分にできること探しですね。次の本も必読ですね!

jun24kawajun24kawa2013/02/18 05:04期待しています。

13/02/16(土)

[]理論と実践の往還 18:32 理論と実践の往還 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理論と実践の往還 - 西川純のメモ 理論と実践の往還 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教職大学院では「理論と実践の往還」明確に求められています。しかし、これは教職大学院ばかりではなく、教員養成系大学は全て求められていると言っても間違いないと思います。

 「教職大学院におけるカリキュラムイメージについて」では、「大学は教育研究の場であり、その成果を蓄積している。他方学校教育現場は幼児・児童・生徒(以下「児童生徒等」という。)の教育をつかさどる場であり、日々の営みとしての教育が実践され、その経験が蓄積されている場である。教職大学院はこの二つの世界の架橋となり、その融合を目指すものである。教職大学院を構成する教員と学生は、この二つの世界を往還することにより、教育現場に生起する課題の理解と解決を通して、教員としての資質能力の向上を果たすとともに、学校現場の改革・改善に寄与しようとするものである。」と書かれています。

 ここには往還すべきなのは、教員と学生であると明記されています。しかし、これがどれほど出来ているのか考えます。私が学術の世界の情報収集しているときに目にする人と、実践の世界の情報収集しているときに目にする人で一致する人は、拡大解釈しても百人程度です。良く目にする人のレベルになれば、十人もいるでしょうか・・・・

 端的な例で言えば、「博士の学位」、「学術論文」、「学会賞」を持つ人はいます。「多くの教師が読む実践本」、「実践論文」を持つ人はいます。しかし、両方を持つ人が殆どいないのです。

 しかし、それは個々人の問題ではありません。評価システムがそのようになっているからです。例えば、私は大学の研究者教員ですが、私の人生において「多くの教師が読む実践本」、「実践論文」が評価されたことはありません。私が大学や学会で評価されるのは「博士の学位」、「学術論文」、「学会賞」によってのみです。

 逆に私が学校現場で評価されるのは「博士の学位」、「学術論文」、「学会賞」ではありません。「多くの教師が読む実践本」、「実践論文」だと思います。

 実際にある現職院生のゼミ生から実際に聞いたことです。そのゼミ生が仲間の教員に私のことを「博士の学位」、「学術論文」、「学会賞」で説明したときは、「ふ~ん」程度でした。ところがその地域の学校研究で名の知られた学校で講演をしたと話したとたんに、目の色が変わったそうです。

これでは、一人一人がどの業界で評価を受けようかという指向性によって求める業績が別々になってしまいます。これでは教員の中で学術と実践の往還が成されていない。結果として、学生は学術の強い教員から学術を学び、実践の強い教員から実践を学ぶことになります。そして、学生に「往還せよ」と求めるのです。こりゃ無理だ。実際に教員自身が学術と実践の往還をして、それを伝えない限り、学生が往還するのは困難でしょう。

そのためには大学は「教師が読む実践本」を積極的に評価するべきだと思うのです。そうすれば素晴らしい実践本を書ける研究者教員は少なくないはずです。私の経験から言えば、正直、最初の実践本を書くときはどう書けば良いのか検討が分からなかった。しかし、書いている内に、結局、講義で語っているようなことをまとめれば良いと言うことに気づきました。学生を引きつけられる講義をしている教員養成系の教員はかなりいます。その人達が、その分野の最先端を現場の先生方に伝えられたらどれほど面白いことが起こるか分かりません。

 しかし、一方、学校現場も変わらなければなりません。小学校、中学校、高等学校で言っている「研究」は失礼ながら研究ではありません。研修です。データの分析が甘いし、理論的背景も曖昧です。なによりも先行研究を調べていません。学術には数百年のノウハウが蓄積されています。それを使えば、研修が研究になります。

 学術も実践も、この数十年にそれまでにない速度で進化しています。学術は関連する心理学や社会学等の影響が大きいと思います。一方、実践も本が安価になったこと、インターネット発達により、実践者同士の繋がりが密になったことが原因だと思います。しかし、それぞれが別々な方向で進化した結果、両者の溝も深まったように感じます。なんとかせねばと思うのです。

http://goo.gl/TsgPl

[]愛知の会 07:00 愛知の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愛知の会 - 西川純のメモ 愛知の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 3月23日、24日に名古屋に行きます。定員まであと少しだそうです。お早めに。http://goo.gl/3tPtz

13/02/14(木)

[]息子 19:55 息子 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 息子 - 西川純のメモ 息子 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子の心に火を付けるにはどうしたらいいのだろうか?『学び合い』ではできるだろうに、と思います。

13/02/13(水)

[]教師にむいている人 14:12 教師にむいている人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師にむいている人 - 西川純のメモ 教師にむいている人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 池田さんの「教師になるということ」(学陽書房)が新版となった。ちょっと大きくなったので老眼には優しくなった。この本の中には大好きな言葉があります。それは「子どもが好きだから」教師になりたい人より、「子どもを大人に育てるのが好きだから」教師になりたい人の方が教師にむいていると書いてあります。

 大学・大学院の入試の面接官になると、見事に定型的な「教師になりたい理由」を聞かされることになります。そこには子どもの視点から教師を見ていますが、教師の視点から子どもを見つめ、どのような大人にしたいかというヴィジョンが希薄です。

 しかし、入学前は仕方がありません。でも、卒業・修了時には「子どもをどのような大人に育てたいのか」という問いに答えられるようになって欲しいと願います。

[]補足 08:46 補足 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 補足 - 西川純のメモ 補足 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 地域コミュニティの再生のレベルになれば、『学び合い』がテクニックや授業方法であるという誤解は払拭されるでしょうね。とはどういうことかという質問を受けました。

 詳細はhttp://goo.gl/1WL9X と http://goo.gl/7KDBV をご覧下さい。

[]7年間 05:50 7年間 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 7年間 - 西川純のメモ 7年間 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 7年前に、残された課題は「『学び合い』を教師に理解してもらうにはどうしたらいいか?」と考えました。http://goo.gl/DhOkP

 しかし、これも今年の3月に出す、『学び合い』ジャンプアップという本で答えを出したと思っています。7年かかりました。『学び合い』に関する私の興味は、地域コミュニティの再生のみになりました。しかし、これとても戦略は出来上がっています。残されているのは戦術的なもの。従って、あと3年で終わらせたい。そのための予算は獲得しました。

 とすると、私の最後の課題である、教育内容の精選に退職まで9年費やせる。実際の学習指導要領に反映できるかどうかは分かりませんが、学術的には終わらせられそうです。5年前は無理だと思っていましたが、できそう、と思い始めました。http://goo.gl/t972F

追伸 地域コミュニティの再生のレベルになれば、『学び合い』がテクニックや授業方法であるという誤解は払拭されるでしょうね。

[]出会い 05:13 出会い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 出会い - 西川純のメモ 出会い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 近年、西川ゼミ内でのカップル成立頻度が異常に高いという状況です。ま、当然です。私からの「日本を変えろ」という無茶苦茶な要求を受け、仲間とそれを乗り越えるのですから。

 しかし、その状況は以前からです。最近何故だろうと思いました。分かったような気がします。以前の西川ゼミは、だいたい10人ぐらいでした。しかし、現在は二十人強で推移しています。きっとカップルが成立するには、一定数が必要になるのだと思います。

 今、全国で『学び合い』が広がっています。あるレベルを超えると、『学び合い』がきっかけのカップルが高頻度に生まれるのではないか、と想像しています。

 今の状況の中で、「一人も見捨てず」に拘っている人なのですからいい人に決まっています。だから、はやくコクれよ、と心の中で思っている人もちらほら。ふふふ

 あ、これに関してはコメントは禁止です。

13/02/12(火)

[]私の頭の中 19:53 私の頭の中 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 私の頭の中 - 西川純のメモ 私の頭の中 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 囲碁・将棋に凝ると、常に盤面を頭に思い浮かべ、一手一手を考えています。この数十年、ずっと私に関わる人のための一手一手を考えています。疲れるな~、と思います。でも、そうやっているから、今の状態がある。「みんな」は自分のため。でも、やはり疲れます。はやく、気の良いおじさんにシフトしたい。

13/02/11(月)

[]アイドル 21:12 アイドル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アイドル - 西川純のメモ アイドル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が青春時代に活躍した歌手が今も活躍しています。考えてみれが異常ですね。今の若い人のパワーが少ない証拠かも知れません。

13/02/10(日)

[]冊子 07:20 冊子 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 冊子 - 西川純のメモ 冊子 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越に戻ってホッとしてから、先だっての保原小学校の発表冊子を読み始めました。私は基本的に発表冊子を読みません。何故ならつまらないからです。そして、それを読んでも実際の授業の姿が見えないのです。建前としての授業の姿は見えます。しかし、そこに現れているものと、実際の授業があまりにも乖離しているのです。研究テーマがあっても、多様な先生方が全てそれに乗れることはまずありません。結果として、縛りを緩くします。それが原因です。

 そのため、各学校の冊子を渡されても、ちらりとは見ますが、それだけです。

 上越に戻ってから保原小学校の冊子をちらりと見始めました。が、ビックリしました。今まで見た冊子と別次元なのです。先生方が「書きたいから、書いた」というオーラがあふれています。そして、現在の学校の姿がどのような過程で生まれてきたのか、それがありありと分かるのです。読んで楽しい冊子です。ちょっと手を入れれば、「新保原小学校の一年」という本になりそうです。

 結果として、見栄えの良い、型どおりの冊子とは違います。ゴチャゴチャしているのです。見栄えを気にする管理職だったら、ストップがかかるかも知れませんが、保原の校長はそういう人ではありません。

 全国の同志の皆さん、一歩先んじられましたよ。でも、その先もあります。それは学校発表の冊子の大部分、子ども達がつくった冊子です。『学び合い』だけが出来る、本当の学校研究冊子です。その中には保護者の書いた部分もあるのです。私は早くそれが実現しないか待っているのです。

追伸 もし研究発表に行って、担任の先生に「御校の研究テーマは何ですか?」と聞いたら、「分かりません。校長先生に聞いて下さい」と応じられたら、呆れますよね。校長だけの研究テーマだっていうことが分かります。そんな学校はないですよね。でも、子どもに「研究テーマは何ですか?」と聞いて応えられる学校がどれほどありでしょうか?おそらく殆ど無いでしょう。子どもが分からなくてどうして学校の研究が深まるのでしょうか?だから、子どもは冊子を書けるし、書くべきなのです。

13/02/09(土)

[]年長者の知恵 13:45 年長者の知恵 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 年長者の知恵 - 西川純のメモ 年長者の知恵 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 良い組織は、中堅が考え、若手が走り、ベテランが守る、という形だと思います。では、何故、相対的に力や経験があるベテランが考えないのでしょうか?

 いろいろ理由があると思いますが、第一は、「楽」だからだと思います。なにしろ中堅はエネルギーがあります。守ってあげれば、考えたり、走ってもらえるのですから、ありがたい。

 第二は、集団の健全性を保てるからです。中堅や若手のアイディアにはベテランにはないものが多く含まれています。そして、仮にそれが「?」だったらベテランは首をかしげれば良いだけのことです。

 もし、ベテランが考えれば、今までの枠にとらわれます。そして、仮にそれが「?」であったとしても、若手や中堅は首をかしげることは出来ません。

 昨日(私は福島に出張中)、来年度に向けての新ゼミ長が決まりました。日本を動かす誇り高い集団のゼミ長は、今年も「学卒院生」です。教職大学院になってから5代全て学卒院生がゼミ長です。現職院生と学卒院生を含む他のゼミは全部、三十代、四十代の現職院生がゼミ長なのに・・・・。

 現職院生が賢いのだと思います。(もしかしたらずる賢いのかも?ふぉふぉふぉ)

jun24kawajun24kawa2013/02/09 16:56ありがとうございます。

13/02/08(金)

[]大満足 16:47 大満足 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大満足 - 西川純のメモ 大満足 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゴチャゴチャ感を満喫しました。予想外でしたが、道徳教育の研究者と繋がれました。保原の子どものすばらしさを見いだし、発信していただければと願います。

13/02/07(木)

[]保原小学校 18:27 保原小学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 保原小学校 - 西川純のメモ 保原小学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日は伊達市の保原小学校の研究発表です。その前日に、先生方の授業を見て、先生方の懇談をしました。

 明日、参観する方はお得だと思います。

 断言します。学校レベルとして、今、最高レベルに達しています。もちろん、学校なのですから、先生方の腑の落ち方は違います。悩みも多いです。しかし、教師間の協働力が凄い。だから始めて1年でこのレベルに達しているのだと思います。そして、学年『学び合い』、異学年『学び合い』をうまく併用しています。http://goo.gl/KEjNQ

 このまま来年度進めば、どれほどになるか怖いぐらいです。あはははは

 あ、今から福島の同志と飲みます。

[]校長 07:37 校長 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 校長 - 西川純のメモ 校長 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 熱い思いがある校長には二通りあります。その校長が全部を語る校長と、職員が多くを語る校長がいます。昨日お会いした校長先生は後者のように思いました。校長がニコニコしている中で、いろいろな職員が私にしゃべります。

 あ、もう一つあるように思います。校長にしゃべるだけしゃべらせて、あとでしっかりフォローする職員というタイプです。校長はしゃべりたいのだから、しゃべらせてあげよう、しゃべらせないとイジケルからと職員が思っているのです。これ、西川ゼミです。遠方からお客様が、私をいないことを承知して上越においでになります。わたしがやるよりうまくやるでしょう。

[]管理者の仕事 07:37 管理者の仕事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 管理者の仕事 - 西川純のメモ 管理者の仕事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師の仕事は、そのクラスの一番頭の良い子でも思いつかないことをすることだと書きました。それは、人事、予算、そして政治です。

 それは校長の仕事だと思っている人は、校長になってもそれができません。それが出来る校長になる人は、教諭の時代からそれが出来る人です。

 もうすぐ出版する本に、そんなことも書きました。

なぜか仕事がうまくいく教師の7つのルール

なぜか仕事がうまくいく教師の7つのルール

akifune3akifune32013/02/08 07:44新しい本予約します。今から読むのが楽しみです。

jun24kawajun24kawa2013/02/08 16:49期待を上回ると思います。ふふふ

13/02/06(水)

[]教師の仕事 22:21 教師の仕事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師の仕事 - 西川純のメモ 教師の仕事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日も、教師の仕事をしています。教師の仕事とは、子ども中で一番優秀な子どもでも思いつかないことをやることです。でも、それが従前に出来るのは、教師以外でも出来る仕事が子ども達が出来ることです。それが出来るか出来ないか、それは教師の能力です。出来なければ、教師が能力が無いのです。私もです。

 全ての責任は教師にあります。でも、それの是非の損益は子どもが一番影響があります。

13/02/05(火)

[]激変 19:37 激変 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 激変 - 西川純のメモ 激変 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 戦後、価値観が激変して教科書を黒塗りにしたのは歴史で教えてもらったですよね。でも、今、それが起こっているのかも知れません。だって、昔のスポ根ドラマ、青春ドラマでは体罰が満載されていました。ところが、今は変わっています。昔のスポ根ドラマや青春ドラマの再放送は出来ないかも知れませんね。

 私は、そのような体罰を無くしたいと思います。静かに出来ないADHDの子に一日静かに座ることを強いるのは体罰です。分からない授業を黙って聞いて1時間過ごす、それが一日6校時あり、それが週5日あり、それが12年間強いられる現状は拷問です。

 どう考えても、今の教師の立ち位置は、民主的な国家の形成者を育成するものの立ち位置ではありません。専制君主、十歩下がっても啓蒙的専制君主国家の臣民を育てる教育のように思うのです。

 一度分かれば、何故そんなことをずっとしていたのか、分からなくなるでしょう。その時、それを当然とした人、特に、それを文章で残した人は、どのように説明するのでしょうか?戦争直後、見苦しい説明が山ほど生まれました。

13/02/04(月)

[]説明法 06:18 説明法 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 説明法 - 西川純のメモ 説明法 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を批判されている方の圧倒的大多数は、定常的に『学び合い』を経験したことがあるし、その多くは『学び合い』を実践した方です。

 一見、奇想天外に見える『学び合い』ですが、部活は『学び合い』で運営されていると思います。例えば、テニスの素振りの仕方を教師が殆どの時間を使って説明し、部員はそれを見ている。時に、指名された子どもがテニスの素振りをして教師のチェックを受ける。最後に、テニスの素振りのポイントを教師がまとめる。その間中、部員は立ち歩いたり、人と相談することは許されない。そんな部活ありますか?また、学年ごとに別々な部屋で上記を学ぶ部活ありますか?

 成績を上げている部活の場合、教師は大会で優勝する意味を語り、全員でやることの意味を語ります。様々な学年が一緒になってそれぞれの役割を果たします。それぞれの学年、それぞれの部員は、それぞれの練習や役割を果たします。それらは部員が自らプログラムします。顧問はそれらを全体的にじっと俯瞰しています。そして、最後に、その日の練習を総括し、評価し、次回の練習への課題を語ります。でしょ?

 さて、じゃあ、何故、教科学習でそれをしないかを医者論で批判する人に聞いて下さい。おそらく苦し紛れに色々な言い訳を言うと思います。そうしたら、職員室のような職場の学びなど、学校以外の学びでは常に『学び合い』であることを例示して下さい。

 私がそれをやると黙るか、感情的になる方ばかりなのです。みなさんのなかでやんわりと出来る方がいたらやってみてください。そして、言い訳を聞いて下さい。実は、その中にその人の教育観が表れているのです。

 手引き書に書いたとおり、『学び合い』が変なのではなく、現状の一斉指導が人類数百万年の間の二百年間咲いているあだ花に過ぎません。それも学校教育にのみなりたっているあだ花です。だから一斉指導が衰退するのは必然です。

FlipperKFlipperK2013/02/06 00:26質問です。

>『学び合い』を批判されている方の圧倒的大多数は、定常的に『学び合い』を経験したことがあるし、その多くは『学び合い』を実践した方です。

 なぜ、このようなことがおこるのでしょう?

jun24kawajun24kawa2013/02/06 05:54結局、私も含めてホモサピエンスは、周りの人がやっていることを無批判にやる生物なのだからです。明治初年の革命当時に成立した一斉指導を、状況が変わったのに、引きずっている。

13/02/03(日)

[]医者 10:12 医者 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 医者 - 西川純のメモ 医者 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』に対して批判される方は、良く、医療を例に挙げています。その多くは、「医者が患者に「なおしなさい、さあどうぞ」では直るわけない」というような論です。一見、正しい論のように思えます。しかし、違います。

 現状認識が違うのでしょう。まず、どの教科でも、どの学校段階のどの学年でも、大抵は、授業はクラスの成績中位(正確に言えば中の下)に合わせています。でしょ?そりゃ、指導主事訪問や研修会の時のようなときは「華」が必要なので上位層に合わせるかも知れませんが圧倒的な授業は成績中位層に合わせているはずです。

 日本は塾・予備校・通信教材が発達しています。保護者も高学歴化して、教員免許状を持っている人もいます。と、いうことで、授業でやっている程度のことは分かっている子どもは既に2割はいます。そしてかなりの子どもは教科書を読めば理解できるようになっているのです。

 つまり私から見ると今の学校を医療に置き換えると以下の通りです。

 世の中には、開業医も薬局も今の日本並みにあります。しかし、現状では風邪の診察も大学病院で受けなければならず、それ以外で診察してはいけないのです。そして大学病院でOKしたとき、開業医や薬局を利用できるのです。大学病院は全員を診察することは出来ません。そのため、比較的多くの人に有効だと思われる薬を一律に処方します。

 『学び合い』では軽症の切り傷は売薬で対応します。風邪レベルは開業医で対応します。そして、開業医では対応できないものは大学病院で対応します。開業医では問診を十分に行い、その人にあった薬を処方します。そして、診察を受けた人が風邪レベルか、大学病院レベルかを対応します。大学病院では開業医とネットワークで繋がっています。そして、問題があったときは開業医にアドバイスします。

 つまり、医者が患者に「なおしなさい、さあどうぞ」では直るわけない」の人との違いは、実は子ども達の中に開業医レベルの医者がいること、売薬は豊富にあることを認識しているか否かなのです。また、全ての患者が大学病院だけに集中すれば、一人一人への対応は出来ず、結局、問診無しで比較的多くの人に有効だと思われる薬を一律に処方しているという現状を認識しているか否かなのです。

 そして、大学病院が開業医に医療を任せず結果として上記のような医療をしていることと、大学病院が開業医に医療の一部を任せることと、どちらが「犯罪的」と認識しているかなのです。

[]分かる人 09:12 分かる人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 分かる人 - 西川純のメモ 分かる人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』の分からない人の特徴として、教師がどうやったか、どうしなかった、で判断します。子どもを見ているようでも、それは「学習規律」がどうのこうのと言います。

 ところが『学び合い』の分かる人は、子どもに近づいて学習が成立しているか否かで判断します。http://goo.gl/CE7lM

 意識するか否かに関わらず、その人の教育観の違いです。

[]福島 09:01 福島 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 福島 - 西川純のメモ 福島 - 西川純のメモ のブックマークコメント

保原小学校は震災の影響で校舎が使えなくなり、学年別に他の学校に間借りして授業を再開しました。しかし、震災が様々な面に影響しました。それを乗り越えるために『学び合い』を学校として取り組みました。2月8日に研究会があります。http://goo.gl/KEjNQ

 お読み頂ければ分かると思いますが、単学級の『学び合い』、同学年同士の合同『学び合い』、異学年『学び合い』の三種類が見られます。

 私は学校全体で『学び合い』をすることの凄い可能性を知っています。その鍵は、合同『学び合い』であり、異学年『学び合い』です。

 前日に『学び合い』の同志の飲み会があります。『学び合い』の仲間の会は、初対面でも直ぐに長年の仲間のように話せます。だって、多様な人と折り合いを付ける意味を子ども達に語っている人たちなのだから。初対面、大歓迎です。http://goo.gl/hHR9t

[]すみません 08:12 すみません - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - すみません - 西川純のメモ すみません - 西川純のメモ のブックマークコメント

 3年前に『学び合い』の会での、『学び合い』で学んだ子どもの声です。多くの人に聞いて欲しい。最初は笑って聞いていた私は、後半は「すみません、すみません。力がなくてすみません」と号泣していました。あれからどれだけ進歩しただろう。あれから3年。一人の子は私の後輩(筑波大学)になりました。http://bit.ly/bkmnPE

[]群馬の会 05:56 群馬の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 群馬の会 - 西川純のメモ 群馬の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は群馬の会がありました。この会には、保護者と子どもが参加し、その人達と話せる。これは是非、他の『学び合い』の会でも広がったら良いと思っています。『学び合い』は子どもを有能と考えています。だから出来ることです。

 さて、昨日はスタートブックやステップアップでお世話になっている方が参加頂きました。そして、そこに参加した『学び合い』の同志の方と繋がりました。子育てで忙しいので、遠方にはなかなかいけませんが、順次、全国の仲間と繋がって欲しいと思っています。

 私が大好きなのは、私が何もしないのに、何故かうまくいくというのが大好きです。今のところ、大車輪で本を作っているのは、宅地開発をしているようなものです。私としては、その宅地に様々な家が建ち、様々な人が住んで欲しい。その中には、私から見て「?」というような人もです(ただし、「一人も見捨てない」ということは居住条件ですが)。多様性はどんな組織にも必要です。それを失えば、緩慢な死しかありませんから。

 今、『学び合い』という市場をつくろうとしています。さまざまなモデルハウスが本としてペイする市場をです。私が本を書かなくて良い状態が早く来ないかと願っています。いつそれが成り立つか、分かりません。しかし、2010年の9月にスタートブックを出した時より、格段に短い期間で達成できることは確信できるようになりました。

karakusa01karakusa012013/02/03 23:08医者の話もとても納得ですが
>3年前に『学び合い』の会での、『学び合い』で学んだ子どもの声
に勇気をもらいました。今、教室でしていること、給湯室でしていること、間違いないと自信もって言えます。ありがとうございます。

jun24kawajun24kawa2013/02/04 05:47期待しています。

13/02/02(土)

[]第二段階 07:31 第二段階 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 第二段階 - 西川純のメモ 第二段階 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2月1日、この日に悲嘆の第二段階に突入したことを確信しました。http://goo.gl/9EqFN

 ありがたいことです。この段階の攻撃は、感情的であることが特徴です。何も学ばず、伝聞等で攻撃するので稚拙です。さて、どうするか?

 この手の攻撃を聞く側の人には3種類あります。「うん、その通りだ!」という人と、「何言っているんだ」と言う人です。この2種類の人の場合、この手の攻撃を知っても、その人の態度は変わりません。大事なのは第三番目の「え?『学び合い』って何?」という人です。その中にも、いくつか分かれます。

 「ふ~ん」と読み流す人と、原典を学び、実際の実践を見ようとする人です。後者が現在始まり始めた攻撃によって影響を受ける人です。幸い、『学び合い』の原典を読めば、一見、奇想天外な考え方のようですが、理論的に整理され、学術・実践データに裏付けられていることが分かると思います。そして、生の実践を参観し、子どもと話せば本物であることが分かってもらえます。

 同志のみなさん、攻撃に対して、また、攻撃を「うん、その通りだ!」を直接相手にする必要はありません。攻撃によって、今まで『学び合い』を知らなかった人が知るきっかけを与えていただいていることを感謝しましょう。攻撃の仕方が稚拙なので、読み物としても楽しいですよ。

 私が心配していたのは次の「取引」の段階です。つまり、前段階は『学び合い』の本を読みもせず、単に感情的に反発していたが、それではどうしようもないことに理解し始めます。そうすると、『学び合い』の本を読み、セミナーにも参加し、妥協点を探ります。また、こちらこそ『学び合い』だというような偽物が出始めるかも知れません。もし、『学び合い』がまがい物であったり、偽物や足して二で割るようなものとの違いがハッキリしないレベルのものだったら、観光地の「元祖」、「本家」、「総本家」等の看板が並ぶ店と同じ末路になるでしょうね。でも、『学び合い』はまがい物ではありません。足して二で割るようなことが出来るようなものでもありません。偽物との違いが分からないようなものでもありません。

 しかし、これに対しても用意は万全です。理論書の手引き書は既にネットブックで公開しています。『学び合い』のテクニック、ノウハウを整理したステップアップ、『学び合い』のすばらしさを示したスタートブックは刊行済みです。今年の春には、合同『学び合い』の本が出ます。また、新任教員が『学び合い』に移行する本も刊行されます。秋には、特別支援の『学び合い』の本が出て、理科を『学び合い』で実践するための本が出ます。これだけあれば、偽物と本物の違いは、第三者も判断できるようになります。今年の秋までは攻撃の段階ですので、取引の段階までには間に合うでしょう。

 では、長々かいたのは何故か。

 結果を出して下さい。もちろん、同志の方なら結果を出していると思います。問題は、『学び合い』を知らない人でも分かる、わかりやすく、文句の言われようのない結果です。では、どうしたら出せるでしょう。『学び合い』のセオリー通りのことです。子ども達に、その結果を出す必要性を語り、求めて下さい。子ども達は結果を出してくれます。

 私の怖いのは、『学び合い』を攻撃する人ではなく、『学び合い』を学ばず、なんとなく学び合わせているのに、なんとなく自分が『学び合い』を実践していると思い込んでいる人です。『学び合い』の知名度が上がれば、その数が増えるでしょう。その方は、『学び合い』に親和性が高い方です。その方に正しい情報を与えて下さい。

 今日は高崎で『学び合い』群馬の会があります。

karakusa01karakusa012013/02/02 21:49出版される本を心待ちにしながらしたたかに『学び合い』を広めていきます。

jun24kawajun24kawa2013/02/03 05:42期待しています。同志の皆さんが使う武器として書いています。

13/02/01(金)

[大事なこと」『学び合い21:18 [大事なこと」『学び合い』 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - [大事なこと」『学び合い』 - 西川純のメモ [大事なこと」『学び合い』 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師は教えないといけないと言う方がいます。しかし、教師の仕事は教えることではなく、分からせることなのです。そして何を分からせれば良いのでしょうか?それは教育基本第1条をお読み下さい。http://goo.gl/xFXjwこのあたりが分からないのでしょうね。ま、そのうち分かります。あははは

 最近見た二重括弧の『学び合い』の授業風景です。ある少人数学校の全校『学び合い』です。見て頂きたいのは、第一に最初に語ること、最後に語ることです。第二に、最初の子ども関わりと、徐々に形成される子ども関わり方の違い。第三に教師の立ち位置、教師同士の関わり。第四に、時間が終わってからの雑踏から静寂への変化。これが民主国家における規律です。どなったり、殴ったりしなくても、規律が集団の中に入るとどうなるか。

http://goo.gl/4HWLk

 映像ですので、時間がかかります。

追伸 マスクをしているのはインフルエンザが流行期間だからです。では、何故、その期間の映像を使うか、個人情報保護法の関係です。その学校からは、顔を出した方が保護者も子どもも喜ぶと言われているのですが、用心です。このあたりは、マスクをしてれいれば学校関係者だったら分かりますよね。ちなみに、マスクをしても学力向上には無関係です。あはははは

[]組み合わせ 21:18 組み合わせ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 組み合わせ - 西川純のメモ 組み合わせ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は考え方です。だから、考え方さえ分かっていれば、今までのテクニックを使うことは可能です。しかし、考えが分かってテクニックを使うのと、『学び合い』をテクニックとして理解して、今までのテクニックと組み合わせるのでは、全くの別物です。前者は『学び合い』ですが、後者は『学び合い』とは別物です。

 例えば、古くからの同志であるある方は、昔から「酒井式」を実践しています。そして今でも実践しています。その方は『学び合い』の考え方を理解した上で、「酒井式」を使っているのです。どう使っているか?

 その方は『学び合い』の子ども観を持っている方なので、子どもは有能だと考えています。だから「酒井式」を子ども達に提示した後、その方法を使うか使わないかの最終判断は子どもがします。そして、子ども達に現状の「酒井式」を乗り越えた新「酒井式」を生み出すことを奨励します。

 『学び合い』をテクニックとして理解している方は、酒井式を立ち歩き、相談OKにする、というようなことをするでしょう。そして、それを最後までやることを求めるでしょう。立ち歩き、相談OKは『学び合い』のテクニックの一つに過ぎません。

 『学び合い』では立ち歩き、相談はOKですが、そうすることを強いません。その代わりに強いるのは、一人も見捨てずにという一点です。

 授業を見ていると、どちらなのかは直ぐに分かります。本当に頭を使っている子どもがいるかいないかでハッキリ分かります。見方が分かれば、笑っちゃうほど、簡単に。

[]二人 06:57 二人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 二人 - 西川純のメモ 二人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は、息子がスキー合宿。と、いうことで久しぶりに夫婦二人で夕食を食べました。色々なことを話せました。今日、息子が帰ってきます。三人で夕食です。

ogymogym2013/02/01 23:39〉教師の仕事は教えることではなく、分からせることなのです。
とてもしっくりきます。ありがとうございます。

jun24kawajun24kawa2013/02/02 21:25期待しています。