西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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12/11/07(水)

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 若い先生が上越に学びに来ています。教師経験が1年ちょっとの中学校の先生です。先輩教師から『学び合い』ステップアップを紹介され、全ての授業を『学び合い』にチェンジしました。しかし、うまくいかない、ということでメールを私に送りました。忙しかったので、その先生の学校に電話してアドバイスしました。その時、機会があったら上越に遊びに来たら、と申しました。それが1010日です。

 なんと、直ぐに校長先生の相談し、2泊3日の研修を許されたのです。私はその方にフルの『学び合い』を全部の授業でやっていることを校長先生は知っているのですか、と伺いましたが、ご存じなそうです。なんと理解のある管理職なんだろう、と思いました。きっと優れた部活指導を出来る教師だったんだろうな、と想像します。

 その若い先生は、どういう課題を出せばいいのだろうか、という入門者が持つ典型的な疑問を抱えて上越に来ました。『学び合い』ステップアップに書いたとおりに課題の出し方を手ほどきしました。そして、学習指導要領を読むことは大事であることを語りました。

 しかし、本当の手ほどきは、そこからです。その先生と対話することによって、その先生が子どもを信じ切れていないことが原因であることを自己分析されました。そこで、『学び合い』が単なる分かる授業を目指しているのではなく、子どもの幸せを保証する教育であることを理解してもらいました。そして、まずは反発する子どもではなく、動いてくれる子どもに着目すべきことを語りました。

 結局、従来型指導であっても『学び合い』であっても、教師がどのように子どもに対峙するか、という覚悟が教育の成否を決めているのです。『学び合い』はその覚悟をシンプルに表現しているのでわかりやすいのです。

 その覚悟が出来ていて、子どもを信じられる教師がどのような授業を出来るかを、公開していない教材をいろいろ見せました(一般公開の許諾を得ていないものです)。若い先生はそのレベルの高さに唖然とされていました。よく『学び合い』に関して、教科の本質がどうのこうのと言われる方がいます。しかし、それは『学び合い』の初期段階です。その段階は教科の本質よりも集団づくりに集中しています。しかし集団が形成され、子どもを信じられるようになれば、教科の本質が分からなければ達成できない課題を与えれば、教師がいろいろと手立てをしなくても、子ども達がものすごいレベルにまで達することを実例を通してお見せしました。それも、一部の子ではなく、全員がです。若い先生は目を見開いて、口を半開きにしながらそれを見ていました。

 私のところには大学院進学希望者からのメールがよく来ます。その時によく書くことです。大学院で最初に学ぶべきものは、何を学ぶべきかを学ぶことだと思うのです。大学レベル、また、現場レベルで疑問に思うようなことは、そりゃ大学や現場で学べます。大学院まで来る必要は無いと思います。しかし、大学や現場では疑問にすら思わないことを疑問に思うようになれるから、大学や現場では学べないことを学ぶことが出来ると思います。

 その方は、課題の出し方に関して10のことを学ぼうとして上越に来ました。もちろんそれも学びました。しかし、その方が今まで思いもしなかったことを100や200学んで上越を出発されました。その方の頭の中は、今、嵐のような状態だと思います。

明日は関東の同志の授業参観です。その同志は人柄温厚な方です。きっと嵐を鎮め理解に至らせると思います。