西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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12/02/25(土)

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 日本数学会が大学生の4分の1が平均値すら分かっていないという結果を発表しました。bit.ly/AuLVfW

 この手のことは様々な学会で定期的に行われていることです。そのことからそれぞれの教科を重視すべきだ、具体的には時間数を上げて欲しいということが繋がります。ただ今回の特徴は実証的なデータでそれを示した点が高く評価できる点だと思います。

 が、無理があると思います。

 第一に、「大学生の4分の1が分からない」としたら、そんな学生を大学に入学させているのか?という疑問がわきます。そして、大学生の殆どは卒業しますから、平均値すら分かっていない学生を卒業させているのか?という疑問がわきます。そういうことをしている大学人が「大学生の4分の1が分からない」のは小中高の教育の問題だと指摘しても説得力に欠けます。

 第二に、どの教科も同じ要求をしているので、劇的に時間数を上げる可能性は低いのです。

 でも、数学を背負う人は絶対に必要です。では、どうするか。私は数学を専門にする人の教育はそれ以外の人の教育とは違うと思います。理系といえども、工学を専門とする人の教育と数学を専門とする人の教育は違います。例えば、微分方程式だって、工学の人はそれの解を求める能力が求められます。一方、数学の人の場合は、それに解が存在するか否かを証明する能力が求められます。そして、いずれにせよ、それらは現状の算数の延長上にあるわけではありません。

 現状の教育は、数学(拡大して理系)の人を養成する人の教育とそれ以外の人の教育を足して2で割っているような教育のように思えるのです。そして、どちらにとっても益がない。結果として、大学に進学した段階で、その教育を受ける準備を受けていない学生を大量生産しています。一方、小中高で数学を蛇蝎のように嫌う子どもを大量発生しています。

 私は少なくとも高校段階で理系、文系、外国語系、実技系、教養系のように分かれて、それに特化した教育を受けさせるべきだと思います。理系の高校では小中までの算数・数学をいったんチャラにして、イプシロンデルタ論法から解析学を学ぶべきだと思うのです。

 様々な学会では、現状の足して2で割る教育を前提とするアピールではなく、現状の教育の仕組みを大胆に改革することを求めるようなアピールをしてはいかがかと考えます。9月入学より、実質的な意味があると思うのです。

追伸 センセーショナルな報道ではなく、数学会の発表した提言を読むと、提言は入試制度において大学自身に記述式を求めており、中等教育への一方的な提言ではありませんでした。