西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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12/02/06(月)

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 『学び合い』を教育としてではなく、人材管理と考えると旧来の「しっぽ」を捨てやすいのではないかな~っと思います。もちろん、「日本でいちばん大切にしたい会社」で紹介されているような、部下の幸せを第一と考える会社の人材管理です。

 私は25で高校教師になりましが、その教室には36歳のNさん、42歳のHさんがいました(定時制高校なので)。その人から「先生」と呼ばれることに非常に抵抗感があったのですが、仕事です。そして、上越教育大学に25年勤めています。その大学には四十代、三十代の現職教員が派遣されます。結果として、私の大学教師人生の過半数は、過半数のゼミ生が私より年上という状態でした。ゼミ生の全員が私より年下という状態は十年になりません。四十代、三十代で家庭も子どももいる人を指導する場合、当然、指導できる範囲と出来ない範囲(逆に私が指導された方が良い範囲)の線引きに敏感になります。また、指導する場合、学則に則り、強く求める範囲と提案すべき範囲の線引きに敏感になります。 また、大人に教えるのですから、手取り足取り、おむつ替え、ということはしません。そして、何かを求める場合は、ちゃんとその理由を言わなければなりません。

 私が「学習者は有能である」と言う場合は、大人と同じレベルで有能で、また、限界もあると考えます。基本的に、大人として考えます(小学校1年生でも)。そして、それを越えたことをする場合は吟味します。具体的には、そのようなことを全員できないか?と問います。たいていの場合は、誰かが出来ます。一人も見捨てないという原則さえ守れば、大人が介入する必要はありません。

 『学び合い』を理解するにはドラッカーやリッカート等の経営学の巨星の本を読むと良いと思います。上級管理職(社長、取締役)に求められているのは細かなことではありません。もっと大きな視点で動かねばなりません。具体的には、その集団の進むべき基本戦略の方向性を決めることです。その場その場で臨機応変に対応するところは下級管理職(主任、係長)の仕事です。

 日本の教育において上記の意味で教育を行った優れた教育者としてまず頭に上るのは吉田松陰でした。彼の松下村塾で彼は殆ど教えませんでした。学習の殆どは学習者の中で完結していました。その代わりに吉田松陰がやったこと、それは学習者が想像も出来ない夢想をすることです。彼の夢想が時代の方向にあっていたため、彼のもとからは優れた人材が生まれました。『学び合い』もはじめは「これこれを実現せよ」と具体的な課題を与えます。そして、それを教師が評価します。それは下級管理職のやっていることと同じです。しかし、子ども集団が育てば、抽象的でとらえどころのないもの凄いことを求めます。そのレベルになると細かな評価は他者が出来ません。管理職が言えることは「それでいいのか?それで十分か?私にはつまらない」とだめ出しをするだけのことです。

 私はそのレベルのことを小学校1年生でも出来ると確信しています。

追伸 立志伝の経営者の経営学は松下幸之助以外は読むべき本は少ないように思います。急激に会社が大きくなると町工場での経営学を大会社でも適用できると思い込む人が少なくない。それを旨くシフトしたのが松下幸之助だと思います。そして、自分には出来ないと思い身を引いたのが本田宗一郎です。ドラッカーはこのシフトが出来るか出来ないかがベンチャー企業の最大のポイントだと言っています。教師も同じです。従来指導型でも良きことが『学び合い』にも良きことである場合もあります。しかし、一定以上になれば質的に別種になるのです。教室レベルでの『学び合い』と、学校・学校群・地域コミュニティレベルの『学び合い』は別種です。後者の『学び合い』は、上級管理職と下級管理職を分けて運用すれば前者でも適用できますが、前者の『学び合い』は後者に適用できません。なぜなら、前者には下級管理職のノウハウはありますが、上級管理職の立ち位置の視点が弱いからです

twoyoshitwoyoshi2012/02/07 00:15ふむふむ、なるほどなるほど。

scorpion1104scorpion11042012/02/07 05:31学修成果発表、拝見いたしました。内容もさることながら無駄のない
シンプルな流れの中に綿密に計算された組み立てにゼミ生さんの渾身の思いが溢れていました。滅多に見ることができない貴重な映像をありがとうございました。研究というのは、このレベルのことを求められておられるのだということも理解できました。

jun24kawajun24kawa2012/02/07 06:39ありがとうございます。