西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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11/09/15(木)

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 『学び合い』を分かった人が陥りやすい罠は、従来指導で有効なテクニックを併用するテクニックの罠です。従来指導も『学び合い』も一定の考え方によって構築されています。従来指導をしている人は意識していませんが、「子どもは有能ではない」、「学校教育の目標は教科内容を教えること」、そして「全員に分からせるのは無理」というように考えています。だから、従来指導で有効なテクニックを併用すればするほど『学び合い』は崩れてしまうのです。具体的には子どもに任せる時間が短くなる。

 『学び合い』の様子を子細に見れば、『学び合い』における効果は指数関数的に上昇します。だから、それを5分短くすることは、大幅に効果を減じてしまう。ところが、従来指導方で有効なテクニックの場合、その大事な5分を短くしてしまいます。一方、『学び合い』の初期で必要なテクニック、例えば可視化は子どもの手を止めません。そして聞き流す権利を子どもが留保している。だから、効果を減じないのです。結局、子どもを有能と見られるか否かの問題です。

 が、もっと大事なのは一人も見捨てずということが弱くなり、自分が楽になりたいからという気持ちが起こっているからです。

 だって、どんな従来指導で有効なテクニックでも結構です。それをやることによってメリットのある子は誰かを、自分のクラスの子どもの顔を思い起こして考えて下さい。どう考えても、他の子どもとの膨大な会話以上にメリットのある子はほとんど無く、ともすると皆無ということがあります。

 『学び合い』を成立させたクラスならば一人も見捨てない教育が実現する可能性はあります。が、従来指導型で有効なテクニックを積み上げても、一人も見捨てない教育が実現する可能性は無いと思います。であれば、後者を選択するということは何人かはみすててもしょうがない、ということです。では、そうしてまでやるのは誰のためでしょうか?

 迷っている自分が気が楽になるためで、自分のためだと思います。

 『学び合い』を伝えようとしてもなかなか分かってもらえません。となるとイライラしますよね。では、誰のために伝えようとしているのでしょうか?もし、相手のためだとしたならば、イライラしないはずです。が、実際は自分の利害からだからイライラして感情的になる。そして感情的になればその気持ちは相手に伝わる。得ることはありません。これは、子どもであっても同僚であっても保護者であっても同じです。

 この場合は、距離を置くことです。知ってしょうがないこと(だって何も出来ないのですから)で、悪しき結果を生み出すしかないならば知らない方が良い。いや、むしろ知れないように部地理的に距離を置き、分からなくすることの方が良い。その人と繋がる必要はありません。しかし、その人と繋がれる人と繋がればいい。分かってもらえる人に分かってもらえばいい。人を説得する最大の方法は、理屈ではありません。「周りもそう思っている」ということなのですから。

karakusa01karakusa012011/09/15 23:25つい…つい…子どもを信じ切ることを忘れる瞬間があります(悲)
今回の研究授業などの時は特に…
情けない…

jun24kawajun24kawa2011/09/16 05:50と、思えるならば大丈夫。『学び合い』と従来指導をブレンドできるのが教師の職能だ、と思い始めたら崩れていきます。

takami_swctakami_swc2011/09/17 09:51この日記,肝に銘じました。完全保存版にします。
一人も見捨てないことが弱くなっています。自分のための学び合いになっています。自分のためだからイライラします。
繰り返し振り返って,自分自身に問いかけます。

jun24kawajun24kawa2011/09/17 09:56一斉指導だったら、「これ、ポイント。赤線を引いて。あ、テストに出るかもよ」というところですね。ふぉふぉふぉ。