西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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11/08/20(土)

[]評価 07:35 評価 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 評価 - 西川純のメモ 評価 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今は同僚であるMさんが院生だったとき、「先生、評価とは何ですか?」と聞かれました。私は「見続けること」と即答しました。それは私の指導教員だった小林先生の教えがあったからです(http://bit.ly/qKtzPI)。

 色々な方から『学び合い』における評価はどうしたらいいかを聞かれます。私なりに、その教科の特性にあった評価方法をアドバイスすることがあります。結局は、指導要領をちゃんと読むことを勧めます。そして、忙しい場合は業者テストの点数におけるクラスの最低点で評価すれば、集団の評価が簡単にできます。では、その途中過程をどのように評価したらいいのでしょうか?

 ポイントは、一人一人の成長に興味を持ち続けることです。持ち続ければ、「見る」という行動をします。これは『学び合い』をやり始めた教師がやり過ぎて、集団を見ないという行動が起こります。これはアウトです。しかし、『学び合い』がそれなりに動き始めたら、集団を見ることと並行して「個」を見ることは有効です。(ただし、並行でして見られるまでは「個」を見ることを封印するべきです)

 ではどうしたらいいか、私のお薦めは「からかう」ことです。ま、キャラ的に出来ない人だったら気軽な世間話をすればいいのです。例えば「お、調子良さそうだね」とか、「新しい筆箱買ったの?」の類でも結構です。長々した話は不必要です(というより勉強のじゃまになります)、一言声をかけ、その反応を見るのです。万巻の書物を読まなくても、なんかおかしければそれを感じることが出来ます。そして、それが本当におかしければ、集団を集めて「最近みんなが変だ。何とかしなさい。私がすべきこと、正すべきことがあれば教えて欲しい。」と集団に返せばいいのです。実は、「変」であることは、子どもは知っているはずです。だから教師がそれを指摘すればどきりとするはずです。

追伸 私はゼミ生と昼食を食べます。そこで馬鹿話をします。ゼミ生がいない部屋を覗き、その机の上にあるものを見ます。それだけでかなりのことが分かります。毎日出来る評価です。各年度のゼミの仕上がりの具合は、昼飯の参加率で分かります。おそらく歴代のゼミ生が昼食を食べるか食べないかは、私との相性の問題だと思っていると思います。しかし、違います。自分と10~30歳も離れている人、それも私のようにつまらん人と話すのがつまらないのは当然です。ゼミ生が昼食にゼミでいっしょに食べるか否かを決めているのは、ゼミ生集団の仕上がり(金魚を見ているか否か)を示しているのです。

katunori-skatunori-s2011/08/20 18:29小林先生の教え。「毎日、水槽をのぞく」でしたね。
これを読み,得心できました。
私が「評価とは何ですか」と言われたら,「関心を持ってみること」と即答したと思います。そんなこと,当たり前ですね。
農家の方は「毎日,畑の作物を見る」のが基本だそうです。「作物に足音を聞かせる」と。
「見続ける」に,心から納得できました。
ありがとうございました。

jun24kawajun24kawa2011/08/20 21:55普通のことを毎日やることが、大事ですね。