西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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11/08/17(水)

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 私は『学び合い』を保守派の人に認めさせる戦略を考えているのです。日本全体の保守派を説得するのは無理です。ですので、その中の一部にターゲットを絞った作戦をとろうと思います。経営学ではセグメント化と言います。そのセグメントは、隙間産業でなければなりません。そして、問題が重篤で、その解決のためには努力を惜しまない部分でなければなりません。

 私は、「児童数50人以下の小学校の全校異学年の算数、また、上記の中学校区の中学校(全校が150人以下の中学校)」が良いのではないかと考えています。

 このターゲットだったら、成績のこととかはあまり問題にならないと思います(逆に言えば、そうでない学校にターゲットを絞るのです)。『学び合い』の人間関係向上には速やかに効果がみられます。しかし、成績は時間もかかりますし、教師のセンスが問われます。その意味で適切な隙間産業だと思います。

 さて、へき地校の校長・教頭・研究主任レベルに『学び合い』を売り込む場合、以下のような書式のメッセージを作ることが有効です。(ムーアによると)

 その書式とは、

AはBで問題を抱えているC向けの、Dの学習であり、Eすることが出来ます。そして、Fとは違って、これはGが備わっています。

ここでポイントは、Fがポピュラーで、多くのへき地校の校長・教頭・研究主任レベルの人がそれを導入することに対して、ある程度の努力は惜しまないものです。自分の製品を相手に分かりやすく説明するのに、相手がよく知っている製品と対比させると分かりやすいのです。

今のところの、私の案としては、以下をざっと考えました。でも、本当に素人考えですので、知恵を下さい。

全校『学び合い』は、「固定化された人間関係」で問題を抱えている「小規模校」向けの「ソーシャルスキルトレーニング」であり、「学年を超えた多様な対人関係を体験」することができます。「従来のソーシャルスキルトレーニングや縦割り班活動」と違って「教科学習の時間をそのまま使い、定常的に実施することが出来る異学年交流授業」です。なお、マンパワー不足で手の回らない「特別支援の必要な子に対する支援」、「校内研修の充実」の問題も同時に解決することが可能です。(最後の部分はムーアは削るべきだと述べていますが、削りがたいのです)

 そして、それに対応したホールプロダクト、つまり、何も考えなくてもその通りやれば必ず出来るような資料をつくるのです。例えば、それようの『学び合い』の導入書をつくるのです。へき地校にはあまり必要のない部分は大幅にカットします。おおよそ10ページぐらいを目指します。そして、付録には上越地域で用いられている教科書に完全準拠した年間課題一覧を付けるのです。

 完全なテクニックです。でも、中には『学び合い』の可能性に気づく人がいるはずです。そこを足がかりにしようかな、と思うのです。そして、上越でプロトタイプをつくったら、へき地校の割合が多い都道府県・地域に売り込むのです。

 もちろん、「最善の方法は、多様な方法を柔軟にやりつづける」ことです。だけど、多様な方法の一つに考えています。少なくとも、今年度は意図的にへき地校にエネルギーを注ぎたいと思います。私の直感です。これはビンゴだと思います。

http://bit.ly/n9a6EU

maya-1maya-12011/08/17 08:24「ソーシャルスキルトレーニング」という言葉は現場では極めて受け入れやすい概念となっている気がします。これをしっかりと生かすというのは有効であると思えます。そこで「学級・学年を超えた、教科学習で行うソーシャルトレーニング」などちょっと浮かんできました。

jun24kawajun24kawa2011/08/17 18:25ありがとうございました。

h-kanzh-kanz2011/08/18 00:11西川先生がよくおっしゃっていた「超一流の研究」という言葉は、いつも頭の中をぐるぐるとめぐり、常に私にプレッシャーを与え続けています。部活動で実績を残し続け、いまだにそこから抜けられない名将としては、西川先生相手に勝てる気はしないまでも、ちゃんと試合になるようにしたいところです。
追伸:「実証的教育研究の技法」は研究者にとって名著です。そして、「なぜ理科は難しいと言われるのか?」は、教育者にとって名著です。この本は、教師にいい意味で「わきまえる」ことを示していると私は解釈しています。

jun24kawajun24kawa2011/08/18 06:36期待していますよ。厳しくね

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/08/18 12:22いつも、ありがとうございます

僻地校で『学び合い』の実践が広まり、それが、その地域の都市部の学校にも広まっていくと良いですね

大都市や保守的な地域ほど、困っている先生や子どもは多いと思うのですが、そのような地域は、まずは従来型のように周りから批判を受けない実践ができる先生が増えていく必要があるのでしょうね

東北での普及について考えたいと思います

jun24kawajun24kawa2011/08/18 13:22是非。あたなた今そこにいるのも天のおぼしめしかも。