西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

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11/05/03(火)

[]電子黒板 07:20 電子黒板 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 電子黒板 - 西川純のメモ 電子黒板 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「学校では、電子黒板をどのくらいの規模で整備して欲しいですか?」という質問を受けましたので、それに応えます。

 『学び合い』では学習者の多様性を前提としています。従って、パーフェクトなツールはあり得ないと思っています。そして、個々のツールが一人一人にあっているか否かを判断できるのは当人だと思っています。当たり前です。我々はエスパーではないのですから、他人様の頭の中は分かるわけ無いですから。

 教師が「これは良いツールだ」と思い、是非、子どもに使わせたいと思った場合、それを教室に置き、その良さを子どもに知らせるのはOKです。しかし、それを使うか使わないかの判断は一人一人の子どもに任せます。『学び合い』において教師が強いるのは、全員が課題達成するという結果であって、そこにいたる方法ではないからです。

 今までの経験上、教師が「良い」と思ったツールを子どもたちは殆ど使いません。理由は簡単です。教師は非常にまれな「種族」なのです。小学生の頃から新聞のテレビ欄以外の部分を読み、テレビでニュースを見る種族です。1日6時間、週5日間、教師が黒板に書くことをノートに写すことを厭わない種族です。そして、そのような現状の学校教育にフィットしているから大学まで行き、職業として教師を選んだ人です。どう考えても日本の大多数の人たちとは違った種族ではありません。その種族が考える「良い」が日本の大多数の人にとって「良い」とは思うとは思えません。私は高木貞治の解析学概論が一番分かりやすい微積分の本だと思っています。しかし、デデキントの切断公理やイプシロンデルタ論法から書き始めている解析学概論が万人受けしないこと「も」知っています。

 従って、最初の質問に対する私の応えは、「電子黒板を教室に置きたいと願う教師および子どものいるクラスの数」です。もしかしたら一クラスで何台も欲しいとなるかもしれません。しかし、おそらく電子黒板を置きたいと思う教師や子どもは殆どいないでしょう。なぜなら、人間に勝るツールはないですから。

 特殊化したツールは汎用性を犠牲にします。例えば、電子黒板で書いたことを印刷・表示するのだったら数千円のデジカメでホワイトボードを写せば良いだけのことです。そして、そのデジカメは他の場面で使えます。

 しかし、どうしても電子黒板を使わなければならない場合があります。政治的・経済的理由から特定の企業に合法的に税金を投入する場合があります。その場合は、教育的意味とは別に置かねばなりません。この場合だったら、子どもの利用法を見ながら製品改良をしたらいいのではないかと思います。たいていの製品はそれに長けた技術者が主導してスペックを決めます。結果として圧倒的大多数の人が全く使わない機能にエネルギーを費やします。それを削除すれば操作も簡単になりますし、安価になります。

 逆に、技術者は予想しない利用法を子どもが発見するかもしれません。それを充実したらいいと思います。例えば、現状の電子黒板のネットワーク機能は弱いように思います。いずれにせよ、当たり前のことですが、良い製品は利用者との対話によって生まれるものです。残念ながら、現状では弱いですね。たいていの地域では、教育工学に対する知識・意欲の高い先生が、こりにこった利用法を研究し、発表するという流れです。今のままですと、十中八九は、5年後には時代遅れの電子黒板の山が学校倉庫にあふれるということになると思っています。

moripimoripi2011/05/03 19:56先日、子供の通う小学校の参観日に行きました。各学年1クラスしかありません。しかし導入は3年前で今は全クラスで1台あり、授業に使われています。電子黒板が見えない配置にいる子が数名います。先生の授業はこればっかりの話でおもしろい話が無いから授業が分からなくなってきたと言ってます。長男の頃に1台導入され、子供の興味をそそった電子黒板クン、なんだかんだと言っても普通の黒板が白く変化し、教材作りがラクになっただけのことです。
参観日では、黒板が何となく泣いてる感じもし、教科書をみて電子黒板もみなければならないうちの小学生。学校の方針なんでしょうが哀れな感じを受けた参観日でございました(溜息)。新聞を持参して、あーだこーだ言ってるほうがまだマシとおもいましたね。

takami_swctakami_swc2011/05/04 00:57本校にもあります。電子黒板。昨年度の中ごろに一台導入されました。初めに講師の先生が来て使い方をレクチャーしみんなが「ほー面白そう」となりました。が,その後それを使った授業をやったという話を聞きません。導入されてから一度も使われていません。「一度も」です。どうなのでしょうそれって。

jun24kawajun24kawa2011/05/04 06:04ま、しょうがありませんね。教育的意味ではなく、政治的・経済的意味で導入されたのですから。

moripimoripi2011/05/04 22:26コメントありがとうございます。ゆとり教育とやらで、結局教科書そのままをスキャンすれば済むことですから。ゆとりがでたのは次女の通う学校の先生たちでした。先生方が大変なのは十分に理解しています。ただ何か原点に返ることを一度はしないと、何の方法を使っても低いレベルでの自己満足でしかないと思うんです。それも先生だけか、できる生徒だけの満足です。私のような一労働者からみたら、「ただのプレゼン」のための方法の1つで「パワーポイント」で悪いですけど笑えます。教科書を見てほしいのか、先生自身が自分をみてほしいのかな?以上電子黒板の話は終了させていただきます。失礼しました。

t-oshimat-oshima2011/05/04 22:32そうだと思います。電子黒板はなかなか使われない道具の一つだと思います。でも、一般の方に誤解があると思いますが、電子黒板を使った授業をする先生は楽していませんよ。電子黒板の授業の準備はごまかしがききませんから。電子黒板の効果は分かりませんが、使われている方々の熱意はあると思います。それを楽していると思われると・・・なんだか悲しい感じがします。ゆとりなんか出ていませんよ。きっと。

jun24kawajun24kawa2011/05/05 07:17moripiさんへ
t-oshimaさんのおっしゃるとおりです。現場教師の中で「電子黒板を使いたい!」と思っている人を見たことありません。お上のお達しで「使いなさい」と強いられるからやっています。それも相当苦労して使用方法を覚え、相当の時間をかけて教材を作らねばなりません。そして、その効果がほとんど無いとよく知っているのですが、お上のお達しだからやっています。繰り返しますが、政治的・経済的な理由で導入されたので、教師からの要望で導入されたのではありません。

moripimoripi2011/05/06 04:49お上のお達し・・・了承しました。私自身、誤解をかなりしているようです。しかし、効果がないのは子供も保護者も口に出さないだけでわかっています。いずれお蔵入りになるかもしれないモノなら、このお話は勝手ながら(当然の如く)終了させていただきます。
ありがとうございました。