西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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だめで元々で、とりあえずドロップボックス(http://db.tt/bMZAZwx)とjimdo(http://jp.jimdo.com/)の無料アカウントを登録してみてはいかがでしょうか?実に簡単ですから。

本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

11/04/29(金)

[]準備は十分、結果はご覧じろ 14:14 準備は十分、結果はご覧じろ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 準備は十分、結果はご覧じろ - 西川純のメモ 準備は十分、結果はご覧じろ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は修士1年のゼミ所属が決まりました。西川ゼミには8人が所属しました。修士2年が6人、学部4年が2名、学部3年が2名と合わせて全18人の研究室が形成されました。正直、こんなに多く入ってくれるとは思っていませんでした。初対面の人をビビらせ、引かせてしまう私にも関わらずこれだけ選んでくれたのは、ひとえにゼミ生の力だと思います。

 昨年度末、ゼミ生に来年度のゼミの方針を伝えました。我がゼミはクラスの子どもがみんな分かることを目指すことから始まりました。やがて、クラスの子ども・教師がみんな全人的に救われることを目指しました。そして、学校が救われることを目指しました。このレベルは、それを学校が本当に望むならば安定して実現できる自信があります。そこで来年度の方針としては中学校区レベルの学校間連携をすることを宣言しました。この宣言をする前提として、それを実現できるフィールドの確保が担保されたからです。しかし、それを実現するには、教育事務所レベルのマンパワーが必要です。このことを語りました。でも、誰でも良いわけではありません。一人も見捨てず、このことに強く共鳴していただけなければなりません。

 良くも悪くも西川ゼミは大学でもかなり異質なゼミです。噴飯ものの都市伝説が生まれます。過去のゼミ生は、その都市伝説を笑い話にします。新入生に笑い話として脅かすのですが、新入生にはビビるに十分です。私はそれはやらないでくれと頼みました。さらに我がゼミを私(西川)は正しく伝えられない、だから正しく伝えて欲しいと願いました。おそらく、それをやったのだと思います。そして、私の予想を超えることをしたのでしょう。日本を変えるに十分な仲間と、フィールドを確保しました。あとは結果をご覧じろ。ふぉふぉふぉ

追伸 学部3年は昨年度からゼミに参加していて、現在は学年ゼミを毎週受けています。内容は、西川ゼミの過去の成果を読み込み、ありとあらゆることを私と議論します。彼らが質問するたびに、『学び合い』で説明します。その結果、彼らの普通に経験している事実と単純な論理によって、彼らの常識は崩壊していきます。今、彼らは頭をかきむしりながら常識を再構成しています。新修士1年もビックリするでしょうね。

11/04/28(木)

[]学校を変える 22:35 学校を変える - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学校を変える - 西川純のメモ 学校を変える - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、近くの学校に行って『学び合い』の手ほどきをする機会が多くなりました。「学校を変えるって、簡単だな~」っと不遜ながら思います。校長が腰を据えてくれて、本気でやろうという職員が数人いたら変わります。

 『学び合い』はとても簡単です。少なくとも導入段階ぐらいは馬鹿みたいに簡単です。ようは学ぶ気を持っていただければ、そして、やってみると決断できればです。それだけで悩みの多くは解決します。

 『学び合い』の凄さを分かっている管理職から電話がありました。新しい学校に異動し、その学校の抱えている問題を、その管理職は速やかに理解しました。電話から聞こえる声から、それが重大であると危機感を感じていることが、ひしと感じます。でも、それらの問題は『学び合い』でやれば1ヶ月半以内には解決できることをその管理職は理解しています。だから電話してきました。

 私には学びたい人に教える能力はあります。でも、「『学び合い』を学びたいと思わせる能力」と「『学び合い』を学校で実践することを認める能力」はありません。しかし、その管理職は両方ともあります。特に、前者を可能にする能力のある優れた管理職です。だから、その学校を変えられる、と確信しました。

 私の地元でそのような管理職の皆さんに守られていることを感じ、感謝しています。私は長らく上越地域は『学び合い』の後進地域だと思っていました。自分の近くがそうであることに、身の不徳を感じていました。しかし、そう遠くない未来に、『学び合い』の先進地域に脱皮できそうと感じています。

11/04/27(水)

[]沖縄 07:48 沖縄 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 沖縄 - 西川純のメモ 沖縄 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 沖縄に来て分かりました。

 数年前にまかれた種は、既に若木になっていました。森と言うにははばかられますが、部分部分で茂みになりつつあります。それも、様々な木々が混じる雑木林の一歩手前です。それらの若木は既に種を作りまき始めています。いや、その一部は既に若木になっていました。

 沖縄に最初の種がまかれて3、4年しかたっていません。でも、120%安心です。

追伸 ゼミ総動員で作ったDVDは反響がありました。一歩進んだ学校があります。

yu-rikiya-ta-35yu-rikiya-ta-352011/04/27 17:01昨夜は、お疲れなのにお付き合いして頂いて誠にありがとうございました。新しい職場で最も困難な学年を受けも事になって不安でいっぱいでしたがそれに対する西川先生の話を聞いて前向きな気持ちになりました。機会がありましたら是非新潟に行きたいと思います。今後もよろしくお願い致します。

jun24kawajun24kawa2011/04/27 19:42あなたの出来ることで、沖縄を早く変えましょう。期待しています。

ghjalghjal2011/04/27 20:18結果報告を聞いて。とても嬉しく思いました。南国は、若木の育ちも早いのでしょうか?刺激になります。

jun24kawajun24kawa2011/04/28 06:29御県での進歩、期待しています。

11/04/26(火)

[]沖縄の会 06:12 沖縄の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 沖縄の会 - 西川純のメモ 沖縄の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 沖縄に着いてから怒濤の時間が過ぎ、ホテルについてバタンキューでした。昨日の報告です。

 新たな同志を多く見いだすことが出来ました。ある方は、2年前の私の講演を聴いたとき、「ありえない」と思ったそうです。でも、とにかくやってみたそうです。そして、とたんに効果がわかり、私が講演で語っていた言葉の意味を了解したそうです。

 『学び合い』はごく当たり前のことを主張しているに過ぎません。一人も見捨てない。指導要領を大事にしよう。という、どこからも文句を言われないことです。でも、我々はそれを徹底的に追求したと言うことで革命的です。旧来の枠組みでそれを理解しようとしても「そんなの無理」と思われるのは当然です。しかし、実際にやってみれば、導入段階の子どもですら素晴らしい姿を見せてくれます。子どもを見捨てたくない、見捨てられた子どもの辛さを共感できる教師であれば、直ぐに分かります。『学び合い』において最大の難しさは、一歩、踏み出すことだと確信しました。

 今は家庭訪問の時期です。そのド忙しい月曜日に、金と時間をかけて参集してくれる方が、沖縄の中部地区に四十人以上いることに驚きます。おそらく、主催者の方は、その意味の凄さが分かってないのではないかと思います。これは、悉皆の二千人以上の会に匹敵する、いや、それ以上の意味を持つ会だと思います。

 当初は、十人弱の人たちと車座になってこじんまりやる会を想定していたのでビックリです。

 本日は沖縄全県の校長先生の前で語ります。

okinawa-gookinawa-go2011/04/26 18:06昨日は本当にありがとうございました。今日、同僚がさっそく「学び合いやりました。」と話していました。で、びっくりしていました。時間内にみんなが課題を終わることができたそうです。もう一人の方は「少しだけど腑に落ちた」と語っていました。したたかに、やさしく続けていきます。

jun24kawajun24kawa2011/04/27 07:49期待しています。臨界点まであともう少しです。

11/04/25(月)

[]沖縄 05:46 沖縄 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 沖縄 - 西川純のメモ 沖縄 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は今日から3日間、沖縄に行きます。沖縄にとって最適解と思われる異学年『学び合い』を携えて。

ghjalghjal2011/04/25 20:11もう海水浴がはじまっているのでしょうか?南国の異年齢。興味があります。結果報告をお待ちしております。

jun24kawajun24kawa2011/04/26 06:12とりあえずの報告をあげました。

11/04/24(日)

[]一斉指導 15:52 一斉指導 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一斉指導 - 西川純のメモ 一斉指導 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある方より、「学んでほしい内容や課題によっては、西川先生であっても『学び合い』より一斉授業の方を選択されるのですか?」という質問を受けました。このことは私も何度も考えたことがあります。色々考えましたが、結局、その気が起こらないということに尽きます。

 『学び合い』は「この子達を幸せにしたい」、もっと正確に言えば「この子達を不幸にさせたくない」という思いが無いと出来ない授業です。その思いが子ども達に伝わり成立する授業です。それさえあれば、どんな内容でも課題でも出来ます。

 本学の大学院に来る人たちは、相対的に幸せだと思います。少なくとも私が高校で教えた子ども達よりは幸せだと思います。そして、どんなクラスの中にも5、6人はいる悲惨な子ども達よりは幸せだと思います。そうでないかも知れません。一人一人の抱えている業は他人には分かりません。

 さらに、私のゼミを選択する人は、私の指導を求めた人です。であれば、その人達には多くを求め、成長させてあげたい。でも、そうでない人に、『学び合い』のプレッシャーはありがた迷惑と思うだろうと思うのです。

 だから、大学の授業はバリバリの一斉指導か、従来指導型『学び合い』でやっています。

追伸 もちろん、求められれば、やります。だからゼミ生以外でも同志や洗脳旅行者にはそうしています。

munehiromunehiro2011/04/25 20:47ひどく納得です。

jun24kawajun24kawa2011/04/26 06:13どれだけやっていいのか、間合いを模索中です。

11/04/23(土)

[]一人も見捨てない 22:41 一人も見捨てない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一人も見捨てない - 西川純のメモ 一人も見捨てない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は3つの考え方に集約できます。それは皆短いことばで表現できますが、もし、一言で表現しろと言えば、「一人も見捨てない」という言葉に尽きます。この言葉に対して、色々な教師の反応があります。最初に言いますが、圧倒的大多数の教師は善意の人です。

 「一人も見捨てない」と言われて、その通りだと思う反応の方もいますが、「見捨てたって良いじゃないか」という反応の方います。タイプ1としましょう。このタイプの方の圧倒的大多数は「見捨ててもたいしたことないじゃないか」という方です。

残念ながら、見捨てられた子どもがどれほど悲惨かと言うことに鈍感なんです。昔の田舎の学校だったら、勉強が出来なくても教師も同級生も、そんなもんだと思っていました。そして当人もです。でも、そんな牧歌的な教室がどれほどあるでしょうか?

さて、「一人も見捨てない」という方にも、自分が一人も見捨てていないと思っている方と、そうでない方がいます。前者をタイプ2としましょう。この方は子どもの見取りが弱いし、相手の状況を想像する力が弱いのでしょう。

次に、「一人も見捨てない」と思っているが「見捨てていると自覚している人」これが日本の教師の圧倒的大多数です。その人たちは、自分の出来る範囲で何とかしたいともがいています。例えば、家族の時間を犠牲にしてでも、放課後に子どもを残して教えている先生がいます。

さて、ここで『学び合い』というものがあることを知ります。大多数の健全の教師は「そんな馬鹿な」と思います。タイプ3としましょう。この場合は、まったくトライしないか、中途半端にしかトライしません。私が「これを飲めば痩せます」という宣伝を読み捨てるようにです。

今の段階で、そのタイプ3の人の原因はアンテナが弱いからです。逆に言えば、我々の情報発信が弱いからです。

さて、『学び合い』にトライする方がいます。概ね2タイプです。タイプ4は余裕のある方です。つまり、「ま、間違っても、いくらでも修正できるから試しに」という方です。

次に、とことん追い詰められて藁をもすがるつもりでトライする人です。これも二通りあります。基本的に追い詰められて自分が苦しいのが耐えられないのは同じですが、「自分が耐えられないからトライするの人」(タイプ5)、「子どもが辛いのを見るのが耐えられないからトライする人」(タイプ6)です。

両者の違いは、なにか不都合があった時の退勢が違います。タイプ5の人は自分の辛さが原因で始めたのですから、自分が辛くなると子どものことは目をつむります。その代わり、タイプ6の人は、とことん自分を追い詰められます。

では、どうするか。とりあえずタイプ1および2の人はどうしようもありません。周りがやりだせば、あわせるでしょう。タイプ3の人に対しては、我々が情報発信を強めるしかありません。

タイプ5と6は程度の差です。私も、昔はタイプ3ですし、今は、タイプ5と6を揺れ動いています。これに対しては、二通りの道があります。

第一は、『学び合い』を徹底的に理論的に学ぶべきです。私が揺らいでも、最終的にはぶれないのは数々のデータによって構築した理論の正しさを確信しているからです。パーフェクトではなくとも、ベターであることを疑ったことはありません。少なくとも、愚かな自分よりは優れていると思っています。

これは、望ましいのですが、これをちゃんとやる余裕の覚悟のある方はそれほど多くない。二百ページを超える手引き書の完全版を読んだり、ましてや3種の手引き書を読まれた人がどれほどいるでしょうか?でも、それはしょうがないと思っています。だから、手引き書に書いたことを質問されても丁寧に応えています。

結局、根本的で安定した解決策は、仲間を増やし、『学び合い』を実勢することに対する軋轢を少なくし、自然に実践するようにするしかありません。そして、その方法は、現状でも仲間になってくれる人を見つけ、サポートすることです。

迂遠なようで、それほどかからないと私は思っています。

[]私 22:41 私 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 私 - 西川純のメモ 私 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今現在、院生さんはアドバイザー(指導教員)を選ぶ時期です。この間の学生さんの行動、そして結果をは非常に興味深いです。

 かって、私は理科コースに所属していました。その際、「卒業研究」の「指導教官の第一志望と第二志望を学生さんに書かせていました。そのころの理科コースには物理学、化学、生物学、地学の教員がいて、理科教育はT先生と私です。

 内容で教員を選ぶとしたら、T先生と私で第一志望と第二志望を書く学生さんが多いはずですが、そのような学生さんは殆どいません。その代わり多いのは、地学のW先生と私を第一志望と第二志望に書く学生さんが多いのです。

 でも、私には分かるような気がします。学生に対する対応が良しにつけ悪しきにつけ、実に似ているのです。大学の授業なんてそれほど大事とは思っておらず、大学教育の本体はゼミの個人指導だと思っています。学生に対するからかい方とプレッシャーの与え方とかわいがり方が似ているのです。

 卒業研究の場合は、比較的長期間の繋がり、かつ、先輩からの情報の割合が強い。一方、大学院の指導教員の場合は限られた情報の中で選ばなければならない。一人一人は、最大限のアンテナを広げて選んでいます。大変だな~っと思います。

 悩んだ人にアドバイスします。直感は論理の過程が見えない、総合的で高度な論理分析だと。

scorpion1104scorpion11042011/04/25 01:04いつも、タイムリーな内容に感謝いたします。
自分の小学校の教職員は、タイプ2~6までに全ての方がどれかにあてはまると先生方の顔を思い浮かべながら読みました。N先生がタイプ5だとは、驚きました。「私が揺らいでも、最終的にはぶれない」といううお言葉から、「数々のデータによって構築した理論の正しさ」をしっかり知ることが非常に大切なことだと思いました。学校の先生方を『学び合い』に導けるように手引書の完全版を読みたいと思いますが、どのようにしたら手に入りますか?

jun24kawajun24kawa2011/04/25 05:47あははは。HPでダウンロードできますよ。ただで。

scorpion1104scorpion11042011/04/25 06:37見つけました!
ありがとうございました。

11/04/21(木)

[]花見 21:54 花見 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 花見 - 西川純のメモ 花見 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 歩いて10分程度の高田公園へ弁当を持って花見に行きました。毎日毎日の家族の生活をこの上もない幸せと感じています。感謝です。

11/04/20(水)

[]シンプル 22:39 シンプル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - シンプル - 西川純のメモ シンプル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、あらためて確信しました。

 シンプルな『学び合い』は、従来指導型『学び合い』より圧倒的凄い。従来指導型『学び合い』が1年かかるところを、数回で乗り越えることが出来る。

 いつも私は言っていること。でも、事実で見ると私もびっくりする。

[]教育長 22:17 教育長 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教育長 - 西川純のメモ 教育長 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 かって、私は校長になりたいと思っていました。でも、今は51歳にして教育長になっている気持ちです。それも、とてつもなく有能な部下に恵まれた教育長です。

 基本条件と方向性をゼミ生に言えば、それをかなえてくれます。それも、市や県や日本を変えるであろうレベル。

追伸 本日、ある学校を見ました。ゼミ生と、そのような学校群があれば日本を幸せに出来ると、と、地方大学の一教員は本気で信じています。

11/04/19(火)

[]人(その2) 22:18 人(その2) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人(その2) - 西川純のメモ 人(その2) - 西川純のメモ のブックマークコメント

 天才ならざる普通の研究者にとって最も大事なこと、それは誰を指導教員に選ぶか、だと思います。

 私は高いものを買うとき、悩みません、値切りません。大事なのはどの業者を信じるべきかだと思います。

 凡人にとって最も大事なこと。だれを信じるべきかを判断することだと思います。

[]人 22:08 人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 人 - 西川純のメモ 人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ゼミ生に語ったことを短く言えば、「子どもは、教材・指導法ではなく、人を見て、それにあった行動をする」ということ。当たり前のことです。自分を振り返れば。

[]教職大学院 06:42 教職大学院 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教職大学院 - 西川純のメモ 教職大学院 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 現職教員の方へ。もうしばらくすると大学院派遣の案内が回覧されると思います。ものすごく、さりげなく流されるので注意が必要です。

 なんどかメモりましたが、上越教育大学の教職大学院は日本で最高の現職再教育を行っていると自負しています。お誘いします。

 現在、本学教職大学院に派遣しているのは、宮城、秋田、群馬、新潟、静岡、愛知、三重です。しかし、東京、兵庫、徳島以外であれば基本的はOKだと思います。もし、県教委に問い合わせてだめだと言われたら、教えて下さい。私どもが県教委に何度でもお願いに参ります。昨年度は、そのような申し出があった関東・中部・九州の5県にお願いに参りました。

tm43919tm439192011/04/19 19:28東京以外なのですね。残念です。
いつか東京もOKになってくれることを願っています。

jun24kawajun24kawa2011/04/19 22:06はい、私も都教員出身ですので・・・

ogymogym2011/04/21 01:43院卒は、他の院に入院?や聴講することは可能なのでしょうか?

jun24kawajun24kawa2011/04/21 04:54あははは
もちろんですよ。私の教え子で、同僚のK教授はT学芸大学の修士で教育制度を学び、I県に採用され、その後、私のところで修士・博士として学びました。そういう人は少なくないですよ。だめなのは県費で2年間の派遣をダブルではだめと言うことです。

ogymogym2011/04/23 07:58なるほど、分かりました。ありがとうございます。
人生目標に入れておきます^^;

11/04/18(月)

[]沖縄 19:42 沖縄 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 沖縄 - 西川純のメモ 沖縄 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 沖縄の予定が決まりました。4月25日の夜の部は(http://j.mp/gMhVpy)、26日は昼の部は(http://j.mp/fE9WLm)、夜の部は(http://j.mp/f8VpsW)です。夜の部の連絡は、それぞれのブログを参照下さい。

11/04/17(日)

[]普通 12:27 普通 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 普通 - 西川純のメモ 普通 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、尊敬している先生から「共通点は、「ふつうの教師」という視点から考えようということだ」というお言葉をいただきました。嬉しく思いました。

 私は繰り返し、以下のことを述べています。

 「勤務時間が終わったら自宅に帰るべきだ。」

 「教え子のために時間を費やし、我が子や家族をないがしろにするのは筋違いだ」

 「他人である教え子を一人の教師が救おうとしてはいけない。我が子や家族を犠牲にしてしまう」

 「続けられない教材研究や研修はするべきではない。そんなのを本気でやれば、数百年かかっても出来るわけ無い。」

 「手を抜けるところは積極的に抜くべきだ。余裕のない教師が良い教育は出来るわけ無い」

 「テレビドラマの熱血教師」や「研修会で数百人の教師を集められるカリスマ教師」とは真逆なことを言っています。

 その代わりに以下のことを述べています。

 「絶対に一人も見捨ててはいけない。見捨てた瞬間から自分の心が腐る。」

 これって建前論、精神論みたいですよね。でも、具体に述べているのは以下の通りです。

 「ノウハウ本は積極的に利用しても良いが、まず指導要領をちゃんと読みましょう」

 「教師一人が三十人を背負うのは無理。それは熱意や努力や才能で乗り越えられるわけではない。だから、みんなで一緒にやった方がまし。」

 「自分が出来ないならば、出来ないと正直に言いましょう。どんなにごまかしても、子どもは分かる。解決策を示すのではなく、解決がいかに重要かを語りましょう」等

 つまり、当たり前のことです。そして普通の教師が出来ることです。

 私はスーパーマン教師になればどれほどのことが出来るかわかりません。でも、自分がスーパーマン教師になれないことは知っています。そして、自分でも出来ることは何かは分かります。

furutatsuuufurutatsuuu2011/04/17 13:36「手を抜けるところは積極的に抜くべきだ。余裕のない教師が良い教育は出来るわけ無い」

余裕のない自分に、輝いて見えました。
時間に追われ自分から余裕が消え、子どもに蔑ろな対応をしている自分がいます。今の努力の物量作戦からいち早く抜け出したいと思いました。ありがとうございます。

gkgkgkgkgkgkgkgkgkgk2011/04/17 14:09自分ができることは限られています。
が、それでも理解のある職場の仲間に広めて広めてしたたかに政治活動をします。
同時に、指導要領をもう一度読み直し、勤務時間内で終了させていきます。

初任と仲間になりながら一緒に仕事を進めていることを言い訳に勤務時間内でできない自分を認めていました。
甘い自分に喝を入れます。

gkgkgkgkgkgkgkgkgkgk2011/04/17 14:09ありがとうございました。

明日からの勤務に実践していきます。

jun24kawajun24kawa2011/04/17 16:24furutasuuuさんへ
5月の連休明けまでが一つの区切りです。そこまでいけは、なんとか余裕が生まれます。あと、ちょっと
gkgkgkgkgkさんへ
出来ることを、やりましょう!

11/04/16(土)

[]授業案 21:13 授業案 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業案 - 西川純のメモ 授業案 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学院の私の授業の授業案を作ってみました。ことしは『学び合い』でやっています。一度作り始めると至極簡単です。だって、数行ですむのですから。でも、悩みは、いまから十年弱前の形式です。そして、結果として発展段階まで進めません。ま、週に1度で半期で、あまり私の色をつけてはいけない学生さんばかりだと、それが限界かもしれないと思っています。

[]日本を変える 19:26 日本を変える - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 日本を変える - 西川純のメモ 日本を変える - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我がゼミの目標は「一人も見捨てられない教育・社会の実現」です(詳しくはHPをご覧下さい)。そして、私のゼミ生にはそれを繰り返し繰り返し語ります。当然、新ゼミ生は「何言っているの、このオッサン」と思うでしょうね。そして、ま、建前論を言っているだろうと思うでしょう。しかし、私は100%それは出来る信じ切っているのです。私が何度も、それを信じ切って語れば、それが分かります。となれば、「そんな~・・・・」となります。でしょうね。

私は、「出来ない理由を述べよ」とゼミ生に議論をふっかけます。そして「理由はありません(つまり出来ます)」という段階まで議論します。私が「日本を変える」ということを、ゼミ生は日本国首相だけが出来ることをイメージします。しかし、私が「日本を変える」と言っているときにイメージしていることは、ごくごく普通の人間が出来ること以上のことをイメージしていません。私はゼミ生が「出来る」と思えることが、どのようなことに繋がるかを詳細に説明します。

学び合い』はある問題が解けるかどうかではなく、人としての生き方を学ばせます。そして、多くの教師にとっては地獄のような毎日を10年以上過ごさなければならない2割の子どもに安心できる時間を与えます。これはとてつもなく尊いことです。ゼミ生の出すデータによって日本中の先生方の何人ぐらいの人が影響を受けるかを問います。そうすれば十数人から数十人の人と答えます。私はその先生が生涯に教える子どもの数を考えさせます。そうすれば、ものすごいことが自分に出来ることが分かります。そして、その先生が他の先生に伝えることの意味を語ります。以上、証明終わりです。

でも、これは全国の同志も同じです。我々はみんな多くの子どもの人生に影響を与える存在になれるのです。そして、だれもが数人から十数人の教師に影響を与えることが出来ます。皆さんが毎日実践している『学び合い』においてどのような課題を出しているか、子どもたちがどんな感想を持っているか、それをHPやブログで発信したら、どれほどの影響を与えるでしょうか?

それに、我々は素晴らしい武器があるのです。それは異学年学習です。多くの同志にはまだ理解されていませんが、ものすごい可能性があります。『学び合い』だけが定常的に異学年学習を成立させることが出来ます。このすごさの根本は、教師の『学び合い』をごく自然に実現できるのです。このすごさを理解するならば、学校を変えることの素晴らしい武器になることが分かると思います。

さらに、現在、小規模校を中心として、小小連携、小中連携、幼小連携を実践しています。これが本格的に動けば、少なくとも中学校区レベルの教育を変えることが出来ます。そして、それがごく普通の教師が出来る以上のことは何もいらないのです。日本全国の同志は、上記以外の様々な場において、色々な試みをしています。そして、それは普通の人が出来ること以上のことは必要ありません。

我々の存命中に、一人も見捨てられない教育・社会は実現できると本気で私は信じています。

scorpion1104scorpion11042011/04/16 19:54N先生が繰り返し繰り返し語ってくださるお姿に励まされ勇気をいただいてます。自らの場所に道を切り開いて行くと迷いが生まれてきますが、お話を聞くたび読むたびに吹っ切れていきます。

jun24kawajun24kawa2011/04/16 20:59一歩進みましたよね。
では二歩進みましょう。

11/04/14(木)

[]魔法の言葉2 05:51 魔法の言葉2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 魔法の言葉2 - 西川純のメモ 魔法の言葉2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 質問を受けたので補足します。「一人も見捨てない」は魔法の言葉だと思います。

 例えばです。『学び合い』では子どもたちに自由に話し合わせます。そうすると多くの先生は馬鹿な話ばかりして勉強の話はしないのではないか?と思います。でも、『学び合い』では殆どそのようなことは起こりません。これは山のような音声・ビデオデータからの事実です。では、何故起こらないかと言えば「一人も見捨てない」からです。

 想像して下さい。職場(部活)での飲み会で、幹事が「今日は職場(部活)の話はやめよう。では、楽しく飲みましょう」と言ったとします。さて、どれだけ長く職場(部活)の仲間と話せるでしょうか?おそらく5分と持たないと思います。

 我々には、たわいもない話題で長々と話せる仲間はいます。でも、それはごく数人です。それ以外の人に対しては、どんな話をすればいいのか迷います。だから初対面の人との会話は天気の話のような当たり障りが無く、そしてつまらない話をします。職場(部活)の人と話し続けるとしたら、職場(部活)の話なのです。職場(部活)の飲み会で、幹事が「今日は職場(部活)の話をするように」と言わなくても、職場(部活)の話をします。

 これは教室も同じです。同じクラスの人の中で、たわいもない話題で長々はなせる人は数人はいます。だから、『学び合い』以外の授業で子どもたちに自由に話し続けさせれば、自ずとそのような人同士が集まり、勉強以外の話で盛り上がります。ところが『学び合い』では「一人も見捨てない」ことをものすごく大事にします。上記のような好きな者同士の話が生じれば、全員が課題達成をするわけありません。それを達成するためには、上記の数人以外の人に教えに行かなければなりません。また、聞きに行かねばなりません。そのような場合、話す話題は勉強の話になります。職場(部活)の人が職場(部活)の話で盛り上がるように、勉強の話で盛り上がるのです。その話題でしたら、みんなが楽しく時間を過ごせます。「勉強の話に集中しなさい」と注意する必要はないのです。

 『学び合い』では「一人も見捨てない」ことを大事にします。それは、子どもにとっても、教師にとっても得だからです。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/14 22:29「一人も見捨てない」

が自分にとっても得であることを、心の底から理解して、子どもも含めて伝えられる人に伝えていくことが大切なのでしょうね

新宿で

「社会に出るために学びたいと思っている人を一人も見捨てない会をやっていこうと思います」

ありがとうございました

jun24kawajun24kawa2011/04/15 05:58期待しています。

moripimoripi2011/04/15 16:00子供は自分の意見に容赦しないところがありますよね。「言わんとわからんだろ~」とか「何にもいわんのなら一人1個はなんか言うてえや」とか。相手の意見がどうであれ、引き込む力をもってるんだと思います。大人は計算が働きます。人間関係が縦横とも複雑で能力差もあれば、今度は性格が邪魔するときがあると思います。「こんなこと言ったら…」とか自分を過小評価をしたり・・・。あれはもったいない!上司の都合や組織の都合で評価対象になる方、ならない方等がウヨウヨしていると思います。自分の押しつけではなく部下の持ってる能力のにおいを、嗅ぎ分けられる方が「見捨てない上司」。社会人さんのほうがよほど見捨てられてる状況を感じながらも家族のために生きてくために働いてます。主任や副師長は病棟師長には意見しても逆らうことはできません。だから下っ端のスタッフのいいとこを把握しとくべきです。みんなが意見を言わないんじゃなくて言えない環境を作ってることにきずいてないかなあ。だったら職場で下っ端で「お~それいいじゃん!」と少しずつ上司に目の前で認めさせましょうか!
と明日から行動です。

jun24kawajun24kawa2011/04/15 17:07私は学校を通して、一人見捨てられない社会を実現したいと願っています。私の何とか出来る場ですから。それぞれの人が、色々とやれば実現が早まると思います。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/15 23:09こんばんは

西川先生は、学校を変えることで、社会を変えて行きたいと考えているのですよね?

私は、教師志望者や若手の社会人と語り合うことで、お互いが変わり、それぞれが所属する組織が変わるきっかけにつながるのではと考えています

この考えに共感してくれる、教員の方や、社会人の方に集まって頂き、新宿の会を開催して行きたいと考えてます

若手とベテランが、お互いの経験や価値観を学びあうことで、共に成長していく会が出来ないかなと願っています!

jun24kawajun24kawa2011/04/16 21:00本日の自慢話のアップ、期待しています。
同志の自慢話は、我が自慢。

11/04/13(水)

[]魔法の言葉 06:37 魔法の言葉 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 魔法の言葉 - 西川純のメモ 魔法の言葉 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 F=mαという式を3次元に拡張し、それを微分したり、積分したりすれば、古典力学の殆ど全ての公式は導かれます。高校で学んだ様々な式が、結局、たった一つの式に帰結するということを大学で学んで感激しました。

 「一人も見捨てない」これが徳目ではなく、「得」であり、魔法のような効果を期待できることに驚きます。これにこだわり続ける原体験を、教員生活の最初に出来た運命を感じます。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/13 23:04自分の行動が、

「一人も見捨てない」

の方針に沿っているのか迷うことは多いのですが、徐々にバランス感覚が身についてきたように思います

「一人も見捨てない」

より多くの人に伝えるためには、自分自身が、どんな覚悟をすれば良いのかな?と日々、思います

jun24kawajun24kawa2011/04/14 05:32そしてそれが自分の得であることを理解することです。

11/04/12(火)

[]放送委員 22:40 放送委員 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 放送委員 - 西川純のメモ 放送委員 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子の現在の夢は、日本テレビのディレクターです。ということで、夢への第一歩として放送委員を希望しました。本日、それになることが決定しました。金曜日の担当です。彼はお笑いを学校放送に入れたいと願っています。

scorpion1104scorpion11042011/04/14 03:47私の息子は飼育委員。多分、2回目。夢は?。で、私にも学校の飼育委員会担当になってほしいと願っていた。彼の願いは叶い、2つの学校の飼育小屋をうれしいそうにお世話に行っている今日この頃。夢を聞いてみようと思いました。

jun24kawajun24kawa2011/04/14 05:33可愛いですね。

11/04/11(月)

[]高校生 22:45 高校生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 高校生 - 西川純のメモ 高校生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は、地元高校の先生(国語)の『学び合い』の手ほどきに行きました。本年度から、完全無欠の『学び合い』をいきなりフルスロットルでやろう、とする奇特な方です。色々話しますが、ビックリするほどすんなりと『学び合い』を受け入れています。とにかく、今までよりは、どう転んでも「まし」ということをよくご存じです。

 ということで、本日は2時間連続で高校の授業を参観しました。参観していて、息が苦しくなりました。というのは、私が高校教師だった時の思い出が走馬燈のように流れ、喜びも苦しみも一気に私の胸に広がったのです。

 この子たちを幸せにしたい、と思いました。

11/04/10(日)

[]もし『学び合い』の学校ドラマを作ったら。 06:44 もし『学び合い』の学校ドラマを作ったら。 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - もし『学び合い』の学校ドラマを作ったら。 - 西川純のメモ もし『学び合い』の学校ドラマを作ったら。 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 もし『学び合い』の学校ドラマを作ったら、と想像しました。今までの教師ドラマとは以下が根本的に違います。順不同です。

第一に、スターの教師も、スターの子どももいません。だから教師ドラマではないのです。

第二に、特別支援の必要な子の存在がもっとはっきりと出します。多くの人は、特別支援の必要な子をかわいそうな子どもと見ます。解決しきれない目立った子がいるとドラマ的にまずいのでしょうね。

第三に、成績が向上することを出します。今までの熱血教師ドラマでは、生徒指導上の問題解決が中心で、成績を上げようとする教師は敵役になりがちです。でも、『学び合い』では生徒指導と学習指導は表裏一体ですから。成績を上げることを求めない限り、人間関係は向上しないと思います。

第四に、毎回のテーマはごく普通のことです。例えば、今まで話したことがない子がひょんなきっかけで話し合える、とかです。

第五に、子どもたちの抱える家庭上の問題は解決できないままです。でも、その問題に立ち向かい続けるエネルギーは与えることが出来ます。

第六に、子どもたちの関わり合う集団は、クラスや部活のみではありません。他のクラス、他の学年、他の学校、地域コミュニティと広がります。

第七に、出来る子・リーダーの子が問題を解決するという図式ではなく、めまぐるしく関係が流動する姿を出します。

第八に、七でのことは教師にも同様です。

第九に、校長の役割が教師集団の先頭に立ってやる、という図ではないのです。『学び合い』の教師のように、一見何もしていないようで、常にやっている姿です。

第十に、ドラマの山場は、毎日の教科指導の時間です。放課後でもなく、部活の時間でもなくです。

他にもあると思いますが、今思いつくことはこんなところです。

koushinsenjinkoushinsenjin2011/04/10 07:35 ドラマの山場が毎回教科指導の時間というのは、かなり画期的だと思います。主人公のいない感じだと、毎回、今日はこの人の視点で作るという感じでしょうか?多くの人が見て分かりやすい工夫がどのようなものか、とても興味あります。

ghjalghjal2011/04/10 09:33ううん。面白そうだけれども、視聴率が取れなさそう。相当なプロデュース能力と、脚本力が試されそうな感じがします。もし実現したら、画期的な学園モノになりますね。シリーズで、主人公が毎回違うとか。ほのぼの日常系になりそう。

jun24kawajun24kawa2011/04/11 05:42やってみれば、視聴率とれると思いますよ。だって、『学び合い』で感激を得られること、同志の方ならご存じでしょ。視聴者も同じだと思うのです。

11/04/09(土)

[]熱血 22:21 熱血 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 熱血 - 西川純のメモ 熱血 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 また、熱血教師のドラマが始まる。私が小さい頃からあった、定番の繰り返し。全身全霊をかける教師によって、問題が解決されるというもの。でも、それを見て、道を間違う教師の卵は多いし、間違った教師イメージを保護者に持たせてしまう。だから、ムカムカしてしまいます。

 熱血教師で問題が解決できない典型的な例としては、目立たない子が救われません。だってドラマを1年間流しても「その他大勢」の子どもがいます。そして、その子が多い。目立つ子には手を入れます。そして、それなりのことは出来るかもしれません。でも、目立たない子には手を入れません。でも、その子にも人生があり、悩みがあります。私が大学教師になってから、最後まで手紙を送り続けてくれた教え子は、そのような目立たない子でした。

 そして、教師は子どもを何とかすることが出来ます。でも、保護者は何とか出来ません。ところが鬼畜のような保護者はいます。そして、自分が担任の間はなんとかできますが、自分の担任を外れた後は何も出来ません。自分が見える範囲で問題を解決できたとしても、子どもはそれ以外の世界があるのです。

 本気で見捨てたくないなら、自分が中途半端に手をさしのべるのではなく、救われる関係を作らねば。

[]大事なところは? 22:21 大事なところは? - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大事なところは? - 西川純のメモ 大事なところは? - 西川純のメモ のブックマークコメント

 テレビでスーパー体育教師が紹介されていました。見ていてビックリです。だって倒立前転もおぼつかない子どもが数時間でバク転が出来るのですから。凄いというしかありません。そして、その教師から筋肉をほぐす運動が紹介されました。家族でやりました。

 が、違うと思います。第一に、その教師のすごさの本体は、倒立前転を成功させるいくつかのポイントを知っているかいないかではありません。この教師の言うことを聞いていれば凄いことが出来る、というオーラなのです。

 水泳がうまくなるポイント、それは顔を水につけられることです。跳び箱を跳べるポイント、跳び箱にぶち当たる恐怖を乗り越えて、途中で止まらずに、踏み切って、前に手をつけるとことに尽きます。それらは泳げる人、跳び箱を跳べる人にとってはどうでもいいことです。でも、そこにポイントがあります。その大きな障害を越えさせることが出来るか、否かが最大ポイントだと思います。

 だから、本日の名人教師が言ったことを普通の教師が言っても、子どもは信じ切れずにへっぴり腰になるはずです。でも、名人教師にあこがれる人には誤解を与えるな~っと思いました。

[]説明すべきこと 19:12 説明すべきこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 説明すべきこと - 西川純のメモ 説明すべきこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 色々なところで、「私は西川先生の考えに興味がありますが、心酔しているわけではありません。」というようなことを言われることがあります。そのたびに、消え入りたいほどの気持ちになります。

 第一に、私はいびつでちっぽけな人間です。そんなやつを心酔なんか出来るわけないし、されたとしたら、いつ、その反動がくるか怖くてしょうがありません。だから、「私は『学び合い』の考えに興味がありますが、心酔しているわけではありません。」と言ってもらったら、ちょいと楽です。

 でも、『学び合い』は「一人も見捨てない」という願いと決意なんです。このことに反対する人はいないでしょう。実現できると信じられるかどうかは分かりません。でも、願うべきだし、願い続ける決意を教師は持つべきだと思います。だから、上記を言われる方は「考え方」ではなく「やり方」に興味があり、心酔していないのです。そりゃ、しょうがありません。今の「やり方」は十数年間の積み上げです。その過程を経ていない人がビックリするのは当然です。そして、今の「やり方」はどんどん現在も進化しているのです。「やり方」は、「一人も見捨てない」という願いと決意という本体の影に過ぎません。

 だから時間をかけても、『学び合い』が私という個人とは無関係な、『学び合い』は「一人も見捨てない」という願いと決意であることを説明せねば、と思います。

追伸 しかし、良い面もあります。「心酔」とかいう言葉があるということは、単なるテクニックではないことはしっかり理解されていると思います。ゲーム性の高い教材を授業に使うときに、「心酔」という言葉は使いませんから。

[]こんなサービス 08:42 こんなサービス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - こんなサービス - 西川純のメモ こんなサービス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は色々の人から、「これこれの人を紹介下さい」とお願いされます。が、『学び合い』の広がりは私の能力を超えています。だから、こんな無料サービス(例えば無料でメーリングを運営できるサービス)がないか教えて下さい。

 イメージとしては、勤務地の都道府県、学校種、教科等を入力するのです。それにあった人と連絡を取れるようなサービスです。ま、『学び合い』出会い系サイトみたいなものです。なんか、そんなサービス無いですか?

 思いつきです。

[]クラスより学年 07:35 クラスより学年 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - クラスより学年 - 西川純のメモ クラスより学年 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日のメモに質問がありました。大事な質問ですのでメモります。私は「自分のクラスを良くするより、学年を良くすることのほうが簡単です。そして、学校を良くする方がもっと簡単で、地区・県を良くする方がもっともっと簡単で、日本を良くすることの方がもっともっと簡単です。だって、より多くの人と一緒にやれるのですから。」と書きました。おそらく一般常識に反するでしょう。狭い範囲に集中する方が効率的なように思えます。しかし、違います。

 わかりやすい例をしましょう。「自分の学校で『学び合い』をやった場合、それに強く反発を受ける」と言う方は多い。でも、学校が反発する訳ではありません。職員が反発するのです。では、全職員が反発するのでしょうか?そんなことはありません。だいたいの場合、自分がやれと強いられない限り大多数の6割はどうでもいいのです。反発するのは2割に過ぎません。でも、その2割の反発で頭がいっぱいになってしまいます。でも、忘れているのは、興味関心を持ってくれる2割がいることです。

 反発する2割を説得しようとしても無理です。話せば話すほど話はこじれるでしょう。6割の人に無理強いすれば、警戒します。ま、町で宗教の勧誘を受けたようなものです。しつこく勧誘すれば、「どうでもいい」が「嫌」になってしまいます。アンテナの高い人はいます。しっかりと結果を出せば、2割の人がついてきてくれます。そして2割の人が仲間になってくれれば、学校で潰せなくなります。最悪でも「ご勝手に」となります。そして、2割の人がしっかりと結果を出せば、残りの6割の人がついてきてくれます。そうなれば8割の人がついてきてくれます。そうなれば2割の人も変わってくれます。

 これってクラスを変える構造を全く同じです。たいていの先生はクラスの気になる子で頭がいっぱいになります。でも、その子をいじくってもしょうがない。だって、いままでもいじくってもどうしょうもなかったら「気になる子」なのですから。でも、ちゃんと話せば分かってくれる子は必ずいます。その子たちと一緒にクラスを変えればいいのです。

 つまり、広く説得するのではなく、分かってもらえる人に説明するのです。20人いたら、100のエネルギーを全員に5かけるのではなく、3人(2割の4人から自分を引いた数)に33をかけるのです。その後に、分かってくれた3人と一緒にやればいいのです。

 では、何故、広い方が楽なのでしょうか?それは、分かってくれる人がいる可能性が高くなるからです。現象の揺らぎは個数の平方根に比例します。おおよその目安としては25だとゆらぎは25の平方根の5です。つまりプラスマイナス20%の揺らぎがあります。つまり、25人の中で分かってくれる人が2割の5人いるはずなのですが、その人が4人かもしれないし、6人かもしれないということです。さらに10だとすれば揺らぎは33%になります。つまり10人の中で分かってくれる人が2割の2人いるはずなのですが、それが1人かもしれない(つまりあなただけ)かもしれないし、3人かもしれないのです。一方、100人の揺らぎは100の平方根の10程度です。つまり、プラスマイナス10%です。つまり分かってくれる2割の20人が18人かもしれないし22人かもしれないということです。つまり、当たり外れが少なくなるのです。

これもクラスに置き換えれば分かりやすいでしょう。みなさんクラスの人数が少ない場合と多い場合とどちらが早く『学び合い』を成立させられますか?

 以上が、私のメモの意図です。視野を広げれば、より多くの仲間に出会うことが出来ます。そして、その中には得難い得意技を持つ人がいて、それまでは出来なかったことが実現できるようになるのです。

 ただし、じゃあ広い視野の活動「だけ」をすればいいかというと、それは×です。それをすれば、基盤である自分の職場で浮いた存在になり、拒否感を持たれるでしょう(http://j.mp/haeBsO)。最善の方法は、「多様」な方法を「柔軟」に行い「続ける」ことだと思います。

追伸 その反発する2割が管理職だった場合は難儀です。その場合は、上記をやりつつ、政治をするのです。たいていは結果を出せばOKですから。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/09 07:45ありがとうございます

良く内容を読んで、整理をした上で、改めて感想を書かせて頂きたいなと思います

『学び合い』を実践していると、何が『学び合い』の考え方に沿っているのかが良く解らなくなる時もあるので、こうやって西川先生や他の方と率直に意見交換できると考えが整理されます

ありがとうございました!

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/09 08:58出会い系サイトの場合、悪用が心配ですよね

真剣に『学び合い』を実践したいと考える方同士なら、ぜひつながりたいと思いますが、逆に悪意を持って誹謗中傷をされる方なら、交流したくないというのが正直なところです

なので、上記のトラブルを予防する方法としては、まず、『学び合い』実践者同士のデータベースを作成して、その上で、身分証明等のデータを添付した登録証を送付した方のみを登録するというシステムにする必要があると思います

要は、お互いにきちんと、名乗りあった同士が交流をするという方式です

でも、それが面倒なら、FACE BOOK が、かなりそれに近いのでは?と思います

実名と所属や出身校などをきちんと登録した上で、同様の仲間ときちんとつながっている方なら、かなり信頼がおける方だと思います

FACEBOOK を、きちんと利用している方同士がつながっていくのが次善の策かなと思いました

私は、直接お会いして対話したいと思うタイプなので

新宿の会にいらしていただければ、他の『学び合い』の会の情報もお伝えできるし、他の教師志望者向けの団体や、教員サークル、ビジネスパーソンの勉強会などについても、紹介できます

新宿の会は、様々な立場の方が集まるラフな会なので、そこから、お互いの専門が近い方、同士の交流が生まれればと思っています

以上、長くなりましたが、『学び合い』出会い系サイトに関する感想です!

kokohagwkokohagw2011/04/09 09:39たにもです

きょうさんのおっしゃるように、facebookはそういった使い方が適しているように思います。
といっても僕もあまり使いこなせていないのでよくわからないですが・・・

jun24kawajun24kawa2011/04/09 10:08なるほど。一点問題なのは、フェイスブックは敷居が高いと言うことです。wwwや電子メールさえ敷居が高い人が多いのです。

ghjalghjal2011/04/09 19:08ゆらぎの話はとても面白くて、ためになりました。なるほど。私はもしかすると、少人数の「ゆらぎ」の上限に期待していた節がありました。
Facebookはいいなと思うのですが、敷居は確かに高く、しかもよくシステムが飲み込めません。

jun24kawajun24kawa2011/04/09 19:13なんか良い方法ありませんかね?

takami_swctakami_swc2011/04/09 21:25ここに「心酔」している人間が一人います(私)。
まずいですか(笑)。

jun24kawajun24kawa2011/04/09 22:01あはははは
そりゃ、買いかぶりですよ。
でも、嬉しいですけど。

mana-mama5mana-mama52011/04/09 23:38『学び合い』がテクニックなら保護者の私にはここでブログは書けません。学生の時私は(自分で言うのもなんですが)問題児と優等生はいいなあと思っていた可もなく不可もない子どもでした。そういう子に心をかけてくれる西川先生だから心酔してしまうのかもしれませんね(笑)

sakana10sakana102011/04/10 00:12簡単に調べてみましたが、やはり最も用途に合っているのはSNSで次いでグループウェアみたいです。
どちらも運用には月々1000円~程度のコスト&それぞれに必要な知識が必要みたいです。

a-peanuta-peanut2011/04/10 00:27「まなコミ」や『学び合い』wikiをうまく活用する方法は無いのでしょうかね…。wikiの各都道府県別リンクみたいな形で、紹介ページとか。

jun24kawajun24kawa2011/04/10 06:52mamaさん、いつもありがとうございます。
sakanoさん、a-peauntさん、詳しい情報、メールで教えて下さい。検討したいと思います。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/10 08:40おはようございます

『学び合い』に関心のある方同士の交流についてですが、教育系の出版社や新聞社の中で、教員同士の情報交換が出来るサイトを運営しているところがあったかと思います。

そちらの方にお願いして、『学び合い』だけでは無く、様々な教育観を持った方同士がつながれるような仕組みを作って頂くのは面白いのではと思いました

また、学生さんの団体との交流もお互いに得るものは大きいのではと思っています

先日、自由が丘で教育系学生サークルの皆さんに対して、サンチャゴさんにお願いをして『学び合い』の紹介をして頂きましたが、彼らは東急線沿線で活動をしているので、神奈川の会やサンチャゴさんの会が、交流をしていけばお互いに大きなつながりが生まれると思いました

(彼らは、フリーペーパーを作って、関東の各大学で配りまくっているので、そちらに『学び合い』の会の紹介記事を投稿すれば、多くの教師志望者の目にとまると思います)

私は、新宿の会で様々な分野の方や団体の方が集まって対話が出来る場所を創っていくつもりです

最後に、クラス・学校・全国の『学び合い』のバランスのとり方ですが

以前に西川先生がブログで書かれていたかと思いますが、一箇所での実践(『学び合い』だけに集中すると、トラブった時のダメージが大きいし、モチベーション維持の意味でも煮詰まってしまうのではと思いました。)

かといって、どこか1箇所での『学び合い』の実践が、他の活動へ悪影響を及ぼすほどの手を広げすぎるのも、息切れがしてしまうのではと思いました

自分のクラス、周りの同僚との『学び合い』、自分が属する組織以外の方との『学び合い』

この3つのバランスをとりながら、無理なく実践していくのが得策ではと思いました

ありがとうございました!

jun24kawajun24kawa2011/04/11 05:40その全てをやるべきだと思います。しかし、バランスをとるのは「だれか」です。私ではないですよね。色々な人が独立にやってみて、結果としてニーズによってバランスがとられると思います。今回の問いかけは、「私」のニーズなんです。

w8bridgew8bridge2011/04/11 21:05 N先生。1日の内容が多すぎます。(とても参考になりますが・・・)私も、[大事なこと]熱血、大事な事は?の所は、大いに納得して読ませてもらいました。私も、昔、TVドラマの熱血先生に憧れ、そして夢破れ、大学院で体育の勉強をしましたが、やはり限界を感じました。そして、今は「目からうろこ」の『学び合い』です。

jun24kawajun24kawa2011/04/11 22:40色々なことがあると、つい、筆の勢いがついてしまいます。

11/04/08(金)

[]歪 22:53 歪 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 歪 - 西川純のメモ 歪 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は私が歪であり、限界の多い人間であることを知っています。

 でも、『学び合い』の考え方は、非常にシンプルで強力で当たり前であることを知っています。

 私が『学び合い』の限定になることを恐れます。

 シュレジンガーは自分が量子力学の限定になることを恐れなかっただろうな~・・・

[]ゼミ生 22:45 ゼミ生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ゼミ生 - 西川純のメモ ゼミ生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ふと思いました。私はゼミ生に「君らは日本を変える誇り高い集団である」と言います。

 学部生・学卒院生でありながら、どうなったら学校が良くなるかを考えます。普通だったら、自分の力量形成でアップアップしているのに。現職院生は、どうなったら地区や県レベルが良くなるかを考えます。普通だったら、自分の学年や自分の学校レベルでアップアップなのに。

 私は日本がどうやったら良くなるかを考えます。でも、それを馬鹿にせず、一緒にやってくれます。私が限界のある人間であることを理解し、それでいながら私の馬鹿な夢を実現可能だと思って一緒にやってくれます。ありがたいことです。

 自分のクラスを良くするより、学年を良くすることのほうが簡単です。そして、学校を良くする方がもっと簡単で、地区・県を良くする方がもっともっと簡単で、日本を良くすることの方がもっともっと簡単です。だって、より多くの人と一緒にやれるのですから。

 このことを本当に理解するメリットを学ばせたいと思います。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/08 23:15いつも、ありがとうございます

クラスを良くするより、学年を良くする方が簡単という部分について、もう少し説明を頂きたいのですが、学年の他の先生が、『学び合い』の考え方を、あまり信じていない状況でも簡単だと思われますか?

まあ、確かに30人が一歩進むよりは、100人が半歩進んだほうが、全体としての進んだ距離は多くなるので

自分のクラスで完全版の『学び合い』を実践するだけよりは、従来型も含めて、学年レベルでの『学び合い』を試みたほうが、自分も学年も成長するのでしょうね

後、もう一点なのですが

『学び合い』の技量を高めていく上で、

自分のクラスでの『学び合い』だけに集中して、その成果を新宿の会などで、共感者に語るよりは、

不完全燃焼でも、学年レベル、学校レベルの『学び合い』に挑戦した上で、新宿の会などを開催したほうが、自分と参加者の学びは深まるものなのでしょうか?

勤務先のように、『学び合い』の考え方を、私自身の説明不足とはいえ、中々、解ってもらえない組織で実践するのは、大変なので、どの組織、(自分のクラス、学年、学校)に、どのくらいのバランスで、力を集中させて、『学び合い』を実践していけば良いのかをいつも悩みます

細々と、すみませんが、アドバイスを頂けると幸いです

karakusa01karakusa012011/04/08 23:52なるほど。たくさんの人になればそれだけの知恵や考え方が集まるわけで、自分のクラスというのは意外と孤独を感じることがあります。なので、僕はこのブログで皆さんにパワーと勇気をもらっています。
Kyo_Tokyoさんの質問、アドバイス僕も興味あります。

jun24kawajun24kawa2011/04/09 07:34本日のメモにアップしました。

11/04/07(木)

[]明るい 21:55 明るい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 明るい - 西川純のメモ 明るい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、企業教育で『学び合い』を実践している人がおいでになった。2年前に「65歳の若者です」とメールした方です。年上の方なのですが、気を遣うことは何もありませんでした。印象では、学生を相手に話している気持ちになります。つまり若者だと、感じます。

 67歳の時に、こんな人になりたいと思いました。

 これから、色々な同志と繋がると思いますが、きっと私と同じ印象を与えると思います。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/07 21:59紹介してください!!

学校以外で『学び合い』を実践している方を探し、つながっていきたいと思っています!

jun24kawajun24kawa2011/04/07 22:12新宿の会に参加できるよう、調整中だそうです。いずれにせよ、近いうちに会われますよ。

ghjalghjal2011/04/07 22:19人生死ぬまで青春。進歩。成長がある。ちょっと大げさかな?新宿の会がますますパワーアップ!

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/07 22:25ありがとうございます

『学び合い』を伝えることが、私のすべきことなのかな?と最近、思っています

自分ができることを続けていきます

新宿の会

『学び合い』を実践している異質な方同士が集まる会にしていければと願っています

マザーテレサや、ゲバラ、ガンジーあたりが来てくれればと思っています

ちなみに、私は、声と体格だけは、キング牧師似だと思っています

でも、暗殺はされたくありません!

でも

「私には夢があります!」

「どんな変わり者でも、認められる社会を創りたい!!」

11/04/06(水)

[]色々 22:31 色々 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 色々 - 西川純のメモ 色々 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 常に、色々なことを考え、色々なことをします。

 本日は、学生のために、準備。

 学校のために、準備。

 その以前のために、準備。

 今度、沖縄に講演に行きます。その案内を沖縄の学校の校長先生ご案内を研究室ぐるみでやっています。そのため、封筒に「後納」のスタンプを押します。その封筒のスタンプを押しながら、「これで何人の子どもの人生が変わるだろうか」と夢想します。こんなたわいものないことに、このレベルのことを本気で信じながらスタンプを押せる教育学研究者になれたことを不思議に思います。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/06 22:35こんばんは

マザーテレサの言葉でしょうか

「小さな事を、大きな愛を持って行う」

それ位に、普段のありふれたことに、全身全霊を込めて
行っていけば、自分自身の力は、更に伸びていくのでしょうね

私も最大限の自分で生きたいと思います

ありがとうございました

jun24kawajun24kawa2011/04/06 22:47あははは
こっぱづかしい。
凡人が、毎日に意味を見いだそうとしているだけのことです。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/06 23:17企業でも、学校でも毎日やっている事に、意味を見出せていない人が多いように感じています

毎日やることに意味を見出そうとしているだけでも、既に凡夫ではない領域に到達しているように思います

でも、普段の小さな事でも、心をこめていけば、段々、気力もわいてくるし、大きなことにチャレンジしようという気持ちにもなるのかな?と最近、思っています

また、学ばせて頂けたら幸いです

moripimoripi2011/04/07 05:48Kyo Tokyoさんのコメントに賛成です。意味のないことなんてないと思うし、意味があるから脳が指令して行動してます。「毎日なにやってんだろう~」と思うことも生きてる証拠で考える能力が存在してるわけですから、疲労でそういうネガティブになることもありますが今のご時世上「生きてるコト」がまず大事で、心を込めると次のステップに知らん間に誘導されてたりするんです。うちの子たちみたいな「これから」の人間が将来を背負うには今の私達がしっかり学ぶことなんかも!に誘導されつつあります。「かも!」じゃまだまだですね。

jun24kawajun24kawa2011/04/07 06:00おはようございます。
今日も、意味ある一日にしましょう!

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/07 21:05moripiさんへ

コメントありがとうございます

私の母は、もう亡くなりましたが、病院で管理栄養士をしていました

医療と教育(本質的には、他の業種も全て)は似た部分があると思います

先日、郡山の支援に参加して思ったのですが

大切なのは、

「相手の自立のために、必要なことをする」

が、医療や教育には必要なのだなと実感しました

もちろん、自分の上司が、同様の価値観を持っていないと、組織は相手の自立のために不必要なことばかりをしようとしますが、それでも、自分の権限内で本当に必要なことだけに集中していくことで、自分の力は磨かれていくのではと思いました

moripimoripi2011/04/07 23:33kyo tokyoさんへ
今の勤務先は私の妨害をする方はいなくて、ある意味ラッキーですよ。みんな何かの勉強会とか云々には年次や職免を当然希望しますが、上からの指令でなければ少なくとも職免は無理です。年次や夏季休で現地に行こうと思っています。自分が決めたことで、スタッフに迷惑はかかるかもしれないけど、ある事情で個人名で支援に行きたいと言うと理解してくれました。しかし学び合い:社会人バージョンの展開はこれからです。小児科スタッフが興味をもち「スタートブック」が回覧されてます。私は子供は先生方を信用してお任せし、社会人バージョンに集中する予定です。病院は社会の縮図です。勿論他の企業もです。地域の自治会等もです(範囲が大ですが)、1つ1つ積み重ねる準備を今はしています。来年の今頃はビジョンがゴールに近くなることだけを願ってです。それと・・・
西川先生、舞台を拝借してごめんなさい。

jun24kawajun24kawa2011/04/08 05:42どうぞ、どうぞ

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/08 21:36moripiさんへ

私も、西川先生のブログ上でお返事を書かせて頂きます

医療は人を治すことが目的だし

教育は人を成長させることが目的だとすれば

両者の土台になる考え方は共通して当然なのかな?と思っています

事実、医療関係の方で『学び合い』の考えに近い仕事観で仕事をされている方を見かけることがあります

西日本の病院で小児心臓外科医をされている佐野先生という方は

「死ぬために生まれてきた命はない(一人も見捨てない)」という価値観で仕事をされているそうですし、佐野先生も、西川先生と同様に、教授の仕事は、後進を育てることが一番、重要な仕事だと話されています

また、日大の救急医療センターで働かれていた林先生という方は、医学的な見地から、生物の本質に関する論文を書いていますが、そのベースは、『学び合い』の理論を裏付けする内容になっていました

(人間は、他者の成長に貢献したときに幸せを感じるという理論です)

また、林先生も、救急センターで働かれていたときは、多忙のためにモチベーションが下がりがちなスタッフに対して、仕事のミッションを語り、スタッフの仕事に対する意欲を高めていたそうです

林先生の組織に関する考え方も、『学び合い』に共通する部分が大きいと思いました

西川先生も含めて、どの先生も一見穏やかな印象を受けるのですが、内なる闘志を秘めているように感じました

『学び合い』を実践し続けることは、覚悟がいるのでしょうし、その分、自分自身の成長につながるのだなと実感しました

様々な分野で『学び合い』を実践されている方々と、『学び合い』たいと考えています

moripimoripi2011/04/09 16:01kyo Tokyoさんへ
コメントありがとうございます。すっごい勇気を頂きました。患者さんは年齢に関係なく、治療の過程で大きな成長を遂げられます。死という違う世界にいくことでさえも覚悟で逝かれる方もおられます。特に小児・外科系の医師は「絶対に助けると思って仕事をしないと患者はどんどん死んでいくよ、患者を見すててはいけない」の信念の方が多いです。息子の担当小児科医師は将来を担う子供の人生の半分近くを診るのだからウソはつけない、親にもウソは言わない」で告知されます。「小児科医は二十歳まで成長を見届る義務をがあります」という科別理念をかかげているところがあります。さて・・・
西川先生の舞台ばかり拝借してては悪いかなと思いますんで・・・
「moripiの日記」をご覧下さい。たいしたことは何にも書いてませんが、私は小児についてはかなりのこだわりをもっています。

11/04/04(月)

[]におい 07:27 におい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - におい - 西川純のメモ におい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 色々な学校に行って、色々な先生と会って、「あ、この人、『学び合い』を直ぐにやるな」と言う人は直ぐに分かります。絞めるところと緩めるところのメリハリが出来る先生です。具体的な授業の様子で言うと、とにかくわいわいと賑やかなんです。その先生がなんか話すと、子どもたちがそれに笑いながら「突っ込み」を入れます。その対話の中で授業が進みます。しかし、その先生が真顔になって話し始めると子どもたちも直ぐに頭を切り換え真顔で対応します。でも、その時間は極わずか。話題は前向きで面白い人が多い。

 逆に、「とりあえずは、やらないだろうな~」という人もいます。典型的なのは、絞めっぱなしの授業をする人です。休み時間はフランクになる人もいますが、とにかく授業は絞めっぱなしなんです。

 両者の違いは、子どもに任せられると子どもを信じられるか否か。そして、子どもに任せてもちゃんとコントロールできると自分を信じられるか否かです。

http://j.mp/eZXe0R

追伸 後者の方も、周りが『学び合い』を実践することによって変わります。ようは、どこを押さえれば、子どもは任せられるかが分からないから、怖いから絞めっぱなしになっているのですから。

ghjalghjal2011/04/04 19:55私はかなり後者の人間です。でも、なんとか、かんとか、『学び合い』の中で、子どもたちを信じる。信じてみようかな。信じるしかないかも。その程度に過ぎないと自戒します。

karakusa01karakusa012011/04/04 23:10そう思います。自分がブレると子どもがブレる。自分がブレるのは子どもを信じていない証拠。不安な予想を想像・想定しすぎること。迷いはあれど、子どもを信じるのみであります。

mana-mama5mana-mama52011/04/04 23:14子ども達もこのにおいを敏感に嗅ぎ分けていましたねえ。なんで?と聞いても説明はできませんでしたが、結果としては当たりでした。

bunbun-hbunbun-h2011/04/05 00:00子どもって嗅覚がすごいんです。
服の忘れ物なんて、服に鼻をつけて臭いでどの子のものか当ててしまいますからね。
あれ、なんか違ったかも・・・。
でも、感覚の鋭敏さとしては関連があるようにも思います。
(mana-mama5 さんのコメントに続いて)

sumi-chansumi-chan2011/04/05 00:07!!それ必ずやる子、うちのクラスにいました。笑>bunbunさん

bunbun-hbunbun-h2011/04/05 00:17女房が学童保育で何度も見て「子どもってねえ・・・」と私に話していたんですが、その後私のクラブでもやってる子を目撃しました。(恐るべし、子ども)
>sumi-chan さん

suikanomeisantisuikanomeisanti2011/04/05 01:13先生、まさにその通りです。自分に余裕が無いとき締めてしまいます。自分の懐の浅さを隠そうとして…。コントロールする自信、どこを押さえれば任せられるか、その答えが「考え方」にあるのでしょうか。そんな気がします。

scorpion1104scorpion11042011/04/05 04:45におい!
そうそう。昨年の2年生なんて学級を飛び越えて75名のにおいを知っていましたよ。で、服以外にもくんくんやってました。そして、持ち主を見つけ出していました。脱帽ものでした。
で、私も今、職員室で「くんくん」やってます。『学び合い』しそうな人のにおいをきゃっちしようと。昨日、K校長にそのにおいがすることを感じました。もっと、嗅ぎまわってから近づきます。

bunbun-hbunbun-h2011/04/05 07:12「75名のにおいを知っていた」
子どもの能力が、そこまでとは・・・。すごいことです。

koushinsenjinkoushinsenjin2011/04/05 20:44「どこを押さえれば、子どもは任せられるかが分からないから」…で、分かっていないのに『学び合い』をしようとしてもがき中です。よくは分かりませんが、とにかく本気で訴え続けます。

jun24kawajun24kawa2011/04/06 22:31みんなで、良い先生にになりましょうね。

11/04/03(日)

[]正義 19:12 正義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 正義 - 西川純のメモ 正義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本屋でサンデル教授の講義録の本を見つけた。立ち読みして面白かったので、買って読んだ。非常に分かりやすく、今までの思想史をコンパクトにまとめていたのでするりと読めた。が、途中から飽きてしまいました。理由は、サンデル教授の基本的前提が私と違うので、心の中で「そりゃ違うな」という心の声が繰り返し私にささやくのです。

 サンデル教授が様々な過去の正義の考え方を紹介し、その是非を論じている様子が、現状の教育論争の同じに見えるのです。両方とも「正しい」正義があり、「正しい」指導法があると暗黙に仮定し、それは何かを求めているようです。でも、私は、そんなの無いと思います。ある場面では正しく、ある場面では正しくないし、ある人には正しく、ある人には正しくないと思います。第一に、正義に関して我々は原理原則に立ち戻って考えることは殆どしません。なんとなく正しいと直観的に判断し、なんとなく正しくないと直感的に判断します。サンデル教授が巧みな話術と論理で導いても、「理屈は分かるけど、でも違うと思う」という人はいます。

 では、私は正義をどう考えるか?それは生物群集のようなもののように思います。一人一人は「これこれは正しい」、「これこれは正しくない」という文脈に依存した判断群を持っています。それらは必ずしも原理原則にまとめられていません。あくまでも判断群なのです。それはDNAの様々な遺伝子コードのようです。そして、その判断群は、準拠集団と言われる深く関わる人の影響を受けます。あたかも生物群の中でここの生物が生殖を通じてDNAを交換しているようなものです。そして、生存競争の中で淘汰を受けます。つまり現在の正義とは、人類の歴史の中で生き残った渾然とした判断群の集まり(個人)の集まりだと考えています。

 個人の中での判断群は必ずしも相互に論理的に整合するものではありません。ましてや個々人ごとの判断群は論理的に整合するものではありません。おそらく重なっているところはあるでしょう。でも、どの判断においてもそれを含まない個人はいます。例えば、ホモサピエンスのどんな特徴をあげても、そうでないホモサピエンスがいるのと同じようなものです。

 ですので私がサンデル教授のような授業を組み立てるとしたら、自由主義も功利主義もリバタリアンも全員を正しいと納得させることも、全員が間違っていると納得させることも出来ないことを議論の中で深めて、結局、その次元で議論しても実りがないことを議論するでしょうね。そして、ようはさまざまな正義を持っている人・状況の中で、どのように「おりあい」をつけることが集団として、そして個人として有利かを説くでしょう。

 では、それは何か、私は「多様な人間と折り合いをつける」と考え、そして多様な人間とは一人の例外もなく全員だと私は考えています。それが仮説です。その仮説を共有する集団が次世代を担うと考えているのです。それが私の考える「正義」です。

追伸 本を読みながら、今年の学部の授業はサンデル教授のような授業をしたくなりました。私が理科コースにいたとき、やっていた形式の授業です。学びの共同体の教師と同じように、最高の話術と最高の教材能力と頭の回転がある教師のみが実現できる授業です。非常に大変ですが、それが出来る教師とっては一番教師が楽しめる授業です。しばらくやっていないので、それが出来る力量が維持されるか不安ですが、本を読みながらやりたくなりました。禁断の果実です。

 何故『学び合い』でやらないかって?そりゃ事情があるんですよ。あははは。もちろんゼミでは完全無欠の『学び合い』で運営しています。


[]整理 08:42 整理 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 整理 - 西川純のメモ 整理 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』は「一人も見捨てない」という願いから発しています。そして、「学校は、多様な人とおりあいをつけて自らの課題を達成する経験を通して、その有効性を実感し、より多くの人が自分の同僚であることを学ぶ場」という学校観、「子どもたちは有能である」という子ども観、「教師の仕事は、目標の設定、評価、環境の整備で、教授(子どもから見れば学習)は子どもに任せるべきだ」という授業観に基づいています。『学び合い』の全ての実践はこの4つに集約できます。しかし、理系の私はこれでも複雑すぎると考えていました。

 『学び合い』の研究史からいえば、もともとは子どもに任せる授業をすることによって、子どもたちの有能性を知り、どこまで子どもが有能か、どこまで任せられるかということを突き詰めていきました。つまり子ども観と授業観の往還によって『学び合い』は形成されていきました。その中で、どのように子どもに「語るか」を磨いていたのです。

 クラスの中には多様な子がいます。能力的に障害のある子、人間関係の障害のある子もいます。でも、どのような子がいてもそれを排除しない、つまり「一人も見捨てない」ということが最終的には集団の維持に重要だと分かってきました。つまり「多様な人間と」が大事であると言うことが分かりました。そして、多くの場合、仲良くなりますが、「仲良く」を求めると無理が生じることが分かり、「おりあいをつけて」の重要性が分かってきました。そして、利他的なものでは1ヶ月半以上は続かないことがわかり「自らの課題」の重要性、つまりエゴイズムに矛盾しないことが分かりました。このような家庭の中で学校観が生まれたのです。そして、私が上記を求め続けた根源的なものが「一人も見捨てない」ということが強く意識化したのです。ここに至るまで、十数年かかりました。

 さて、これを理系的にシンプルにまとめると、以下のようになると思います。

 最も重要なのは「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決すること」が最強の戦略であるという仮説だと思います。これは教育に限らず、組織運営の最も基本とすべきものと私は考えます。それを教育において適用したものが学校観です。そして、これを企業経営に適用すれば、ドラッカーやリッカートの示したものの根幹が見えると考えます。

 「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決することが最強の戦略」という行動原理と、「一人も見捨てない」という行動原理は実は同じだと思います。安易に見捨てるならば、多様な人と折り合いをつけることができません。ダンバーの仮説によれば、我々は150人程度の人と折り合いをつけることが出来る生物です。これはホモサピエンスの歴史の99%以上はこの数以下のコミュニティーの中にいました。そして、そのコミュニティーのメンバーを安易に切り捨てた群れは淘汰されます。私を突き動かすもの、そして多くの教師を突き動かす「一人も見捨てない」という願いは、「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決すること」を人の本性の中に組み込んだプログラムなのです。先に述べたように、もともとの学校観は、「一人も見捨てない」という願いの集積の中で形成されたものです。

 さて、「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を解決する」ことが最強の戦略であると考え、「一人も見捨てたくない」と思った教師が「おりあい」をつけるべき「多様な人」とは誰でしょう?それが子どもたちなのです。「一人も見捨てたくない」という教師の課題を達成するために必要な「多様な人」であるという考えることが「子どもたちは有能である」という子ども観です。これが企業であれば、「部下」ということになるでしょう。

 この子どもたち(部下たち)を有能と考え、授業(仕事)を任せたときに現れる授業(仕事)が授業観(仕事観)なのです。

 「教師の仕事は、目標の設定、評価、環境の整備で、教授(子どもから見れば学習)は子どもに任せるべきだ」という表現は一貫していますが、実は、これが実際に示す内容は毎年変わっています。初期の段階では、クラスをイメージしています(おそらく多くの同志はそうかもしれません)。しかし、この授業観はクラスを超え、異学年や特別支援学級を包摂した学校をイメージしています。そして、今(平成23年度段階)では学校群をイメージしています。やがて日本全体を有機的にネットワークで結ぶことに繋がります。

 また、目標も初期段階では日々の課題をイメージしています(おそらく多くの同志はそうかもしれません)しかし、現在は、それは単元レベルの課題をイメージし、学期レベルをイメージしています。おそらく、多くの同志には共感してもらえないかもしれませんが、私はありありとイメージできます。小学校の入学式に校長が新入生に「この6年間で、君ら全員はどのような大人になりたいかを考え、その大人になるために最善を尽くしてください。」と訓示します。そして「さあどうぞ」と6年間任せるのです。中学校も高校も同じです。「そんな馬鹿な」と思うでしょうね。でも、思い出してください。少なくとも教師は「志望校に入る」、「教員として採用される」という抽象的で短い目標の下に、1年間以上の複雑で継続的な学習を続けたはずです。そのような人は2割以上は必ずいます。その人たちが「一人も見捨てない」と願い行動したら上記は実現できます。

 では、今の段階での「目標」とは何でしょうか?それは「一人も見捨てない」ということです。我々は大部分の人と折り合いをつけることは可能で、そして、それは喜びに繋がります。だから、教師は何もしなくても成立します(それが導入段階です)。しかし、一人も見捨てないことを徹底することは教師の力が必要です。

 つまりまとめると以下のようになります。

 「一人も見捨てない」という願い←→学校観

                 ↓

                子ども観

                 ↓↑

                授業観

ghjalghjal2011/04/03 09:22自分の言葉として捉えられたら。咀嚼できないと。シンプルに。実践に移します。

takami_swctakami_swc2011/04/03 09:43『学び合い』を人に説明するときに,どのように説明したらシンプルに説明できるか考えていました。とても参考になります。
子ども自身が自分の学校生活を考えるときに「自らの課題」というのはどのように考えているのでしょうか?人に説明するときに,ちょっと説明しづらいです。

gkgkgkgkgkgkgkgkgkgk2011/04/03 09:51『学び合い』の説明をできるように自分の言葉でしたたかな政治をやります。
私も「自らの課題」というのはどういうことか自分の頭でも考えてみることにします。
う~ん。。。

jun24kawajun24kawa2011/04/03 10:44おそらく、多くの子どもにとっては、最初は今日の問題が解ける、逆上がりが出来る、レベルでしょう。しかし、それを単元レベルの課題達成、学年レベルの課題達成をイメージし、それに基づいて日々の行動を考えられる子どもに育てたいですね。そして、最終的には自分の人生設計を考え、それを素晴らしいものにすると言うのが課題にしたいですね。

bunbun-hbunbun-h2011/04/03 20:22>「多様な人間と折り合いをつける」と考え、そして多様な人間とは一人の例外もなく全員だ・・・

なるほど、例外をつくった瞬間に、多様さは失われるわけです。
だから、1人として見捨てられない。
自分自身にとって必要な、多様さのために。

Kyo_TokyoKyo_Tokyo2011/04/03 21:13N教授の授業、モグリは認められないのでしょうか?

大学の頃、好きな教授の授業を他大学まで行って受けていた頃が懐かしいです!

jun24kawajun24kawa2011/04/03 22:18OKですよ。

11/04/02(土)

[]習熟度別少人数指導 06:27 習熟度別少人数指導 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 習熟度別少人数指導 - 西川純のメモ 習熟度別少人数指導 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私自身は習熟度別少人数指導は、非常に効率の悪い指導だと思っています。が、それが良いものだと思いこんでいる方もいます。文部科学省の中央教育審議会の答申(初等中等教育における当面の教育課程及び指導の充実・改善方策について(答申))では一つの方法として例示しているにもかかわらず、それが地方自治体へ伝わる伝言ゲームの中で「やらねばならない」ものになっているところもあります。是非、原典の答申を読んでいただきたいと思います。

 が、宮仕えの身なれば、「お上」の申しつけには逆らえません。が、その「お上」の申しつけの中でやれることがあるのです。例えば、習熟度別少人数指導を『学び合い』でやりゃいいんです。え?と思われるかもしれませんが、ようは同学年で異学年合同学習をやればいいのです。

 具体体には、習熟度別の課題を『学び合い』の課題としてつくります。そして、それぞれの先生が、全体の前でそれの課題を与え全員が達成すべきであることを述べ、「さあどうぞ」と言うのです。そして、あとはいつも通りです。そして、まとめはそれぞれの先生が全体の前で語ればいい。ね、簡単でしょ。ま、お上が別々の部屋でやれと言うならば、最初は別々の部屋でやればいいのです。ま、効率は低まりますが。

 むしろ、一緒にやる先生との『学び合い』の場を「お上」が与えてくれたと積極的に考えましょう。

 でも、繰り返しますが、私は習熟度別少人数は効率の悪い指導法だと思います。だって、教師がわざわざ別課題を設けなくても、『学び合い』では習熟度別の課題になります。不得意の子にとっては、教師が与えた課題が課題となり、得意な子にとってはその課題を分かってもらうことが課題(つまり教材研究)が課題になるのですから。

 最後に繰り返します。どんなときにも出来ないことがありますが、出来ることがあります。それをまずやりましょう。「お上」には逆らえません。でも、「お上」のルールをしっかり調べましょう。具体的には、県や市からの文書はちゃんと熟読してください。そうすれば、『学び合い』に反しないことが分かるはずです。そうすれば、「お上」の与えたルールの中で『学び合い』を実践すれば良いだけです。

 高学年を担当することになった同志の相談メールに応えてメモります。

sakusaku0428sakusaku04282011/04/02 08:15《同学年で異学年合同学習をやればいい》おそらく「異学年」→『異課題』?だとは思われますが… おもしろいですね。すごく面白い考え方だと思います。どんなことでも「○○だからできない」とできない理由は見つかるものですが、「やめる理由を探しているだけ」なのかもしれませんね。
今度の学校は田舎の学校ですが、隣に小学校が近接していますので、小中合同の『学び合い』なんかができるといいなーと思ってワクワクしています。小中連携は「お上」のルールでもありますよね。

jun24kawajun24kawa2011/04/02 10:51お上のルールに従うのではなく、使えばいいのです。あはははは

maru3110maru31102011/04/02 13:40特別支援級でもこれでいけると昨年度理解しました。
今年度はさらに進めていければと思います。

munehiromunehiro2011/04/02 13:57私も同感、
やれることをやります。
ガンガン学び合いも楽しいですが。
ひそかに学び合いも楽しんでいきます。

jun24kawajun24kawa2011/04/02 17:33maru310さんへ
 したたかに!
munehiroさんへ
 言うまでもなく、自分のクラス・自分の学校のレベルにとどまっている限りは、自分のクラス・自分の学校は変わりません。雌伏の時期は必要ですが、平行してしたたかに動き続けてくださいね。

11/04/01(金)

[]1日の変化 06:14 1日の変化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 1日の変化 - 西川純のメモ 1日の変化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は25年間大学教師をやっています。そして西川研究室を主催しています。これは部活の顧問みたいなものです。毎年、年度の変わり目の1日の変化の大きさに驚きます3年生が4年生になり、M1M2になります。たった1日なのに立ち居振る舞いが変わります。人間というのは本当に関係の生物だと思います。

[]送り出す 06:14 送り出す - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 送り出す - 西川純のメモ 送り出す - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、卒業・修了するゼミ生の最後の一人を送り出しました。いつものことですが、別れは素っ気なくします。だって、長々すれば、みっともなくボロボロ泣いてしまうのが分かるから。みんな可愛い。周りから色々なことを言われたかもしれないのに、未熟な私を選んでくれた。そして、素晴らしい成果を上げた。彼らは学校レベルを超えて、学校群レベルに『学び合い』をレベルアップしてくれたのです。

 筑波大学を巣立って、八王子の勤務校に出発する際、筑波山と大学を見たときのことを思い出します。7年間の思いが走馬燈のようによぎり、そして、さあやるぞと決意し車を走らせたこと。きっと彼らはそうやって旅だったのでしょう。そして、その瞬間から頭の中は大学を忘れ、次のことに満たされるのです。新生活は、他のことを考える余裕はないでしょうから。

 51歳ですが、私の中も本日から始まる年度に達成したいことが山積みで、どきどきします。さあやるぞ、と思います。

karakusa01karakusa012011/04/01 06:29同じ気持ちです。新たな出会いに期待大です。日々精進です。

jun24kawajun24kawa2011/04/01 07:29きっと今年度は、今、想像できない素晴らしいことが実現する年度になりますよ。そうしましょう。

bunbun-hbunbun-h2011/04/01 23:57今日から役場での勤務になりました。
ようやく実質的に、部署の長の女房役的(学校で言えば教頭みたいなもの?)な立場になりました。
『学び合い』の考えは、学校内だけで具現化されるものではないということを、具現化します。
期待してください。

ghjalghjal2011/04/02 00:01bunbunさんは流石だ。期待しています。と言われることは多いのに、先に期待してください。と言ってしまう。こうでなくちゃ。

bunbun-hbunbun-h2011/04/02 00:16なはは。いえいえ、単なる強がりです。(でも、今はちょっと本気。やるぞー!)

jun24kawajun24kawa2011/04/02 06:33ゼミ生によく言うことです。「出来るかどうか分かりません」と言って私からのプレッシャーからの逃れられると思う?無理だよ。だって、それを達成することによってメリットがあるのは君で、それが達成しなくても私の人生は何も変わらないことを、ちゃんと説明したのだから。君は君からは逃げられない。だった、「出来ます!」と言えば良いんだ。宣言して損することはないからね。出来なかったときのデメリットは逃げを打っても減じない。むしろ宣言して、自分を鼓舞しなよ。
と。
お二人は私からではなく、自ら自分にプレッシャーを与えましょうね。

o4dao4da2011/04/02 08:25君は君からは逃げられない。 この言葉新鮮です。

jun24kawajun24kawa2011/04/02 10:52そして、私も私から逃げられない。だから、やり続けています。